JPH0739110Y2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JPH0739110Y2
JPH0739110Y2 JP1988053283U JP5328388U JPH0739110Y2 JP H0739110 Y2 JPH0739110 Y2 JP H0739110Y2 JP 1988053283 U JP1988053283 U JP 1988053283U JP 5328388 U JP5328388 U JP 5328388U JP H0739110 Y2 JPH0739110 Y2 JP H0739110Y2
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disc
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【考案の詳細な説明】 本考案ディスクカートリッジを以下の項目に従って説明
する。
A.産業上の利用分野 B.考案の概要 C.従来技術 D.考案が解決しようとする課題 E.課題を解決するための手段 F.実施例[第1図乃至第7図] a.カートリッジケース[第1図乃至第5図、第7図] a−1.上ハーフ[第1図乃至第5図、第7図] a−2.下ハーフ[第1図乃至第5図、第7図] a−3.上ハーフと下ハーフの結合[第3図乃至第5図、
第7図] a−4.蓋板[第1図乃至第5図] b.シャッター[第1図乃至第5図] c.内部空間内の磁気結合部材[第1図、第2図、第6
図、第7図] d.光ディスク[第5図、第7図] e.作用[第7図] G.考案の効果 (A.産業上の利用分野) 本考案は新規なディスクカートリッジに関するもので、
詳しくは、記録媒体ディスクが後縁部に設けられた開口
部を介して内部空間内に着脱可能に収納されるディスク
カートリッジであって、内部空間の上部に記録媒体ディ
スクに対向して回転可能に設けられると共にディスクド
ライブの回転テーブルに設けられた第1の磁気結合部材
との間で記録媒体ディスクの中心部を挟持する第2の磁
気結合部材と、下面壁の記録媒体ディスク中心部に対応
した箇所から前縁部に亘って形成された第1のアクセス
孔と、上面壁の上記第2の磁気結合部材に対応した箇所
に隣接した箇所から前縁部に亘って形成された第2のア
クセス孔と、上記上面壁又は上記下面壁の前縁部に摺動
自在に設けられ、上記第1及び第2のアクセス孔を開閉
する側方から見て略コ字状のシャッター部材とを備える
ことによって、これを使用するディスクドライブの小型
化及び簡素化に寄与すると共に、ディスクカートリッジ
自体の強度が増大する等の利点を有する新規なディスク
カートリッジを提供しようとするものである。
(B.考案の概要) 本考案ディスクカートリッジは、記録媒体ディスクが後
縁部に設けられた開口部を介して内部空間内に着脱可能
に収納されるディスクカートリッジであって、内部空間
の上部に記録媒体ディスクに対向して回転可能に設けら
れると共にディスクドライブの回転テーブルに設けられ
た第1の磁気結合部材との間で記録媒体ディスクの中心
部を挟持する第2の磁気結合部材と、下面壁の記録媒体
ディスク中心部に対応した箇所から前縁部に亘って形成
された第1のアクセス孔と、上面壁の上記第2の磁気結
合部材に対応した箇所に隣接した箇所から前縁部に亘っ
て形成された第2のアクセス孔と、上記上面壁又は上記
下面壁の前縁部に摺動自在に設けられ、上記第1及び第
2のアクセス孔を開閉する側方から見て略コ字状のシャ
ッター部材とを備えることによって、ディスクドライブ
側に第2の磁気結合部材を必要とせず、これによって、
ディスクドライブの小型化特に高さ方向の小型化と構造
の簡素化を図ることができ、また、ディスクカートリッ
ジ自体にはディスクドライブ側の第2の磁気結合部材を
内部空間に導く孔を設ける必要がなくなることによっ
て、強度を増大させることができるものである。
(C.従来技術) 記録媒体ディスクに書込及び/又は読出ヘッド、背面磁
界等を近接させたりするためのアクセス孔を両面に備え
たディスクカートリッジがある。
このようなディスクカートリッジであって、記録媒体デ
ィスクとしてディスクドライブの回転テーブルに設けら
れた磁気結合部材と協働するハブを有しないものを使用
するものにあっては、これを用いるディスクドライブに
回転テーブルと対向した第2の磁気結合部材を装備し、
回転テーブルに設けられた第1の磁気結合部材と上記第
2の磁気結合部材とによって記録媒体ディスクの中心部
を挾着することによって回転テーブルに記録媒体ディス
クを保持するようにしていた。
(D.考案が解決しようとする課題) 上記したディスクカートリッジにあっては、これを使用
するディスクドライブに回転テーブルの第1の磁気結合
部材と協働する第2の磁気結合部材を設けなければなら
ず、また、この第1及び第2、2つの磁気結合部材によ
って記録媒体ディスクを挾着するには少なくともどちら
か一方が他方に対して離接する方向へ移動可能となって
いなければならず、このために、ディスクドライブの機
構が複雑化するばかりか、ディスクカートリッジの厚み
方向におけるディスクドライブの大きさ、即ち、厚さが
大きくなってしまうという問題がある。
特に、両面アクセス方式の記録媒体ディスクや、光磁気
ディスクのように背面磁界を必要とするものにあって
は、上記第2の磁気結合部材に極めて近接したところで
背面磁界機構や書込及び/又は読出ヘッドを設けなけれ
ばならず、寸法的な様々の制約が生じて来て、場合によ
っては第2の磁気結合部材の近くで記録媒体ディスクの
記録領域を有効に使用することができないということす
ら生じてしまう。
また、ディスクドライブ側に第2の磁気結合部材を設け
た場合には、ディスクカートリッジにこの第2の磁気結
合部材を内部空間に導き入れる孔を設ける必要があり、
このためにディスクカートリッジの強度が低下してしま
うという問題が有り、更には、記録内容等を記しておく
ためのラベル貼付領域が小さくなってしまうという問題
もある。
(E.課題を解決するための手段) 本考案ディスクカートリッジは、上記した問題点を解決
するために、記録媒体ディスクが後縁部に設けられた開
口部を介して内部空間内に着脱可能に収納されるディス
クカートリッジであって、内部空間の上部に記録媒体デ
ィスクに対向して回転可能に設けられると共にディスク
ドライブの回転テーブルに設けられた第1の磁気結合部
材との間で記録媒体ディスクの中心部を挟持する第2の
磁気結合部材と、下面壁の記録媒体ディスク中心部に対
応した箇所から前縁部に亘って形成された第1のアクセ
ス孔と、上面壁の上記第2の磁気結合部材に対応した箇
所に隣接した箇所から前縁部に亘って形成された第2の
アクセス孔と、上記上面壁又は上記下面壁の前縁部に摺
動自在に設けられ、上記第1及び第2のアクセス孔を開
閉する側方から見て略コ字状のシャッター部材とを備え
たものである。
従って、本考案に係るディスクカートリッジにあって
は、内部空間の上部にディスクドライブの第1の磁気結
合部材と協働する第2の磁気結合部材が設けられている
ため、ディスクドライブに第2の磁気結合部材を設ける
必要が無くなり、ディスクドライブの構造を簡素化し、
かつ、ディスクドライフの大きさ、特にそこで使用され
る記録媒体ディスクの厚さ方向の大きさを小さくするこ
とができると共に、書込及び/又は読出ヘッドや背面磁
界等の設置、あるいは、アクセス動作に対する制約等が
無くなり、そのために、記録媒体ディスクの記録領域を
有効に利用することが可能となる。
また、上面壁に従来必要であったディスクドライブの第
2の磁気結合部材がアクセスするための孔を設ける必要
が無くなり、それだけディスクカートリッジの強度が増
大するし、更には、ラベル貼付面積を大きく確保するこ
とができる等数々の利点を有する。
(F.実施例)[第1図乃至第7図] 以下に、本考案ディスクカートリッジの詳細を図示した
実施例1に従って説明する。
尚、図示実施例は本考案を半導体レーザを用いた光学ピ
ックアップ等の情報書込及び/又は読出ヘッドにより情
報信号の書込及び/又は読出しが行なわれる光ディスク
を収納するディスクカートリッジに適用したものを示す
が、本考案はその他にも光磁気ディスク、その他の記録
媒体ディスクを収納するディスクカートリッジとして適
用し得るものである。
(a.カートリッジケース)[第1図乃至第5図、第7
図] 2はカートリッジケースであり、該カートリッジケース
2は合成樹脂製の上ハーフと下ハーフ及び蓋板とから成
る。
(a−1.上ハーフ)[第1図乃至第5図、第7図] 3が上ハーフである。
上ハーフ3は上方から見て正方形に近く左右の長さに比
して前後の長さが僅かに長い板状をしている。
上ハーフ3の中心部に稍大き目の円形をした取付孔4が
形成されている。
上ハーフ3の下面には4つの側縁に略内接する位の置き
さの円形をした浅い凹部5が形成されている。そして、
該凹部5の前側の略半分の部分の縁にはリブ6が立設さ
れている。
7、7′は上ハーフ3の下面の左右両側縁に形成された
側壁であり、該側壁7、7′の高さは前記リブ6の高さ
と略同じになっている。これら側壁のうちの一方7の前
端部は他方の側壁7′の方へ向って延び、該部分の僅か
に後ろから他方の側壁7′の方へ向って延びた小さな突
起が形成され、該突起と前記部分との間に係合凹部8が
形成されている。
また、他方の側壁7′の前端部は一方の側壁7の方へ向
って約45°の角度で傾斜した傾斜部7′aとなってい
る。
上記リブ6と側壁7、7′とが連続する部分に近接して
ボス部9、9が立設されており、これらボス部9、9に
はその下端面に開口した螺孔9a、9aが形成されている。
10、10は側壁7、7′の後端寄りの部分に内側及び下面
に開口するように形成された側方から見て半円状をした
凹部である。
11はアクセス孔であり、前記凹部5の前縁部から前記取
付孔4に近接した部分までの領域に形成され、その左右
方向の幅は上ハーフ3の左右方向の幅の3分の1弱にな
っている。そして、このアクセス孔11を通してディスク
ドライブの書込及び/又は読出ヘッドが光ディスクにア
クセスする。
12はシャッター配置凹部であり、上ハーフ3の上面のう
ち、後端は前記アクセス孔11の僅かに後側に位置し、前
端は上ハーフ3の前縁にまで達し、一方の側端は上ハー
フ3の一側縁に近接し、他方の側端は前記アクセス孔11
の他方の側縁の僅かに外側に位置した左右方向に長い長
方形をした領域に形成されている。
13は摺動溝であり、シャッター配置凹部12の前縁に近接
した部分に左右方向に延びるように形成されている。
尚、3aは上ハーフ3の前縁のうち他方の側壁7′の傾斜
部7′aの前端とシャッター配置凹部12の他側端に近接
した位置までの間に形成された前壁である。
(a−2.下ハーフ)[第1図乃至第5図、第7図] 14が下ハーフである。
下ハーフ14は平面形状で上ハーフ3と略同じ大きさの方
形をした板状をしている。
下ハーフ14の上面には4つの側縁に略内接する大きさの
円形をした浅い凹部15が形成されている。そして、該凹
部15の前側の略半分の部分の縁にはリブ16が立設されて
いる。
17、17′は下ハーフ14の上面の左右両側縁に形成された
側壁であり、これら側壁17、17′の高さは前記リブ16の
高さと同じになっている。そして、一方の側壁17の前端
部は他方の側壁17′の方へ向って延び、また、他方の側
壁17′の前端部は一方の側壁17の方へ向って約45°の角
度で傾斜した傾斜部17′aとなっている。
18はアクセス孔であり、下ハーフ14の中心部から前記凹
部15の前縁にかけての領域に形成されており、その左右
方向の幅は上ハーフ3のアクセス孔11の左右方向の幅と
略同じに形成されている。そして、このアクセス孔18の
中心部を通してディスクドライブの開店テーブルがディ
スクカートリッジ1内の光ディスクにアクセス、即ち、
接触し、アクセス孔18の中心部を除いた部分を通してデ
ィスクドライブの書込及び/又は読出ヘッドが光ディス
クにアクセスすることになる。
19は下ハーフ14の後縁部の側壁17と17′との間の部分を
除去して形成された左右方向に長い帯状をした切欠部で
ある。そして、側壁17、17′のうち上記切欠部19の前端
部に対応した箇所に内側及び上方に開口し側方から見て
半円状をした凹部20、20が形成されている。
21は下ハーフ14の下面に形成されたシャッター配置凹部
である。該シャッター配置凹部21は、後端はアクセス孔
18と切欠部19との間に位置し、前端は下ハーフ14の前縁
に達し、一側端は下ハーフ14の一側縁に近接し、他側端
はアクセス孔18の他側縁より僅かに下ハーフ14の他側縁
に寄ったところに位置した領域に形成されている。22は
シャッター配置凹部21の後端より稍前側に形成された摺
動凹部である。23、23はシャッター配置凹部21の後端部
の左右両端部に形成された嵌合小孔である。
24、25は切欠部19に近接した箇所の左右両端寄りの位置
に形成された位置決め孔である。
上記リブ16と側壁17、17′とが連続する部分に近接して
ボス部26、26を貫通してねじ挿通孔27、27が形成されて
おり、該ねじ挿通孔27、27の下端部27a、27aは拡径され
ている。
28、28は両側縁の前端寄りの位置に形成されたロック用
切欠である。
尚、14aは下ハーフ14の前端のうち他方の側壁17′の傾
斜部17′a前端とシャッター配置凹部21の他側端に近接
した位置までの間に形成された前壁である。
(a−3.上ハーフと下ハーフの結合)[第3図乃至第5
図、第7図] しかして、上ハーフ3と下ハーフ14とは上ハーフ3のリ
ブ6、前壁3a及び側壁7、7′の下端面と下ハーフ14の
リブ16、前壁14a及び側壁17、17′の上端面とが突き合
わされた状態で重ね合わされ、そして、下方から下ハー
フ14のねじ挿通孔27、27を挿通されたねじ29、29が上ハ
ーフ3の螺孔9a、9aに螺着され、これによって上下両ハ
ーフ3、14が一体的に結合され、両方の円形の凹部5と
15とによって光ディスク配置用の内部空間30が形成され
る。尚、この内部空間30は前側はリブ6及び16によって
閉塞されているが後側は開口30aされている。尚、上記
ねじ29、29の頭29a、29aは上記ねじ挿通孔27、27の拡径
部27a、27a内に配置されてカートリッジケース2の下面
から突出しないようにされている。
また、上下両ハーフ3、14が結合されることによって、
側壁7、7′、17、17′に形成された凹部10、10と20、
20とが突き合わせられて円形の支持孔が形成される。
更に、前壁3a、14aの一端と一方の側壁7、17全体の間
に開口31が形成される。
そして、上ハーフ3の他方の側壁7′の前端傾斜部7′
aと下ハーフ14の他方の側壁17′の前端傾斜部17′aと
が突き合わせられて、ここに逆挿入防止部が形成され
る。
(a−4.蓋板)[第1図乃至第5図] 32は蓋板である。
該蓋板32は、上方から見て左右方向に長い帯板状をした
主部33と該主部33の後端から上方へ向って突出した後壁
34と主部33の側端面の前端部に突設されたヒンジピン3
5、35とが一体に形成されて成る。
そして、主部33は下ハーフ14の切欠部19を補完する大き
さを有し、また、後壁34は上ハーフ3の側壁7(7′)
の高さと下ハーフ14の側壁17(17′)の高さを足した高
さに等しい高さを有している。
そして、上ハーフ3と下ハーフ14とが上記したような結
合されるときに、ヒンジピン35、35が上ハーフ3の凹部
10、10と下ハーフ14の凹部20、20とによって形成される
支持孔に回動自在に支持される。しかして、下ハーフ14
側の後部に蓋板32が開閉自在に支持され、蓋板32を第5
図(A)図示のように開くことによって、上記開閉30a
を介して内部空間30を外部と連通させ、ここから、後述
する光ディスクを内部空間30に対して出し入れすること
ができる。
そして、蓋板32を第5図(B)図示のように閉じると、
蓋板32の側端面が下ハーフ14の切欠部19内側面及び上ハ
ーフ3の側壁7、7′後端部内面ときつ目に摺接して、
閉じた状態が保たれる。尚、この閉じた状態を安定させ
るために適当な係合手段を設けても良い。
36は蓋板32に摺動自在に支持された追記録防止駒まであ
り、蓋板32に形成された長孔37の範囲内で移動し、その
所在位置の如何をディスクドライブに設けられたセンサ
ーが検出し追記録を許容し、あるいは追記録を禁止する
ようになっている。
(b.シャッター)[第1図乃至第5図] 38は上記アクセス孔11、18を開閉するためのシャッター
である。
該シャッター38は薄手の金属板を側方から見てコ字状を
為すように折り曲げて形成されている。
39はシャッター38の上片、40は下片、41は上片39と下片
40の前端間を連結している中間片であり、これらはいず
れも左右方向の長さがカートリッジケース2に形成され
たシャッター配置凹部12、21の左右方向の長さの約半分
の長さを有している。そして、上片39はカートリッジケ
ース2の上面に形成されたシャッター配置凹部12内に位
置し、下片40はカートリッジケースの下面に形成された
シャッター配置凹部21内に位置している。
42、42は上片39の前端寄りの部分の両側端部を下方へ切
り起して形成された係合片であり、該係合片42、42は上
側のシャッター配置凹部12の前端寄りに形成された摺動
溝13に摺動自在に係合している。
下片40の後端部40aは稍上方に位置するようにその余の
部分との間が側方から見て略クランク状に折り曲げら
れ、該後端部40aはシャッター配置凹部21の後端寄りの
位置に形成された摺動凹部22内に位置される。
43は押え板であり、その両端部に上方に向って小突起43
a、43aが突設されており、シャッター配置凹部21の後端
部に前記摺動凹部22をその上端部を残して覆う状態で嵌
合され、接着等の手段によりカートリッジケース2に固
着される。このとき、小突起43a、43aがカートリッジケ
ース2に形成された前記嵌合小孔23、23に嵌合される。
これによって、シャッター38の下片40の後端部40aは下
面のほとんどを押え板43によって塞がれた摺動凹部22内
に摺動自在に位置される。
44はシャッター38の中間片41の一方の端部寄りから後方
へ向って切り起されたL字状の係合片である。
また、45は中間片41の他端部から後方へ向けて切り起さ
れたロック片である。
46はトーションスプリングであり、中間のコイル部46か
ら突出した2つの腕片48、49の先端はそれぞれ直角に折
曲されて引掛部48a、49aが形成されている。
該トーションスプリング46はカートリッジケース2の前
方の空間の一方に寄った部分に配置され、一方の腕片48
の引掛部48aはカートリッジケース2の前記係合凹部8
に係合され、他方の腕片49の引掛部49aはシャッター38
の前記係合片44に係合されこれらの間で圧縮された状態
とされている。
従って、シャッター38には他方の側部へ向けての移動力
がトーションスプリング46によって付勢されており、こ
れを一方の側部へ向けて押圧する力が加えられていない
限り、シャッター配置凹部12、21の他側側に位置し、こ
の状態でカートリッジケース2のアクセス孔11、18を閉
塞している(尚、この位置を「閉塞位置」と言う。)。
50は係合爪片であり、撓み弾性を有する合成樹脂で形成
されており、基部がカートリッジケース2の前壁3a、14
aの内側に支持され、先端に設けられた爪部51が前側を
向いた向きで前壁3a、14aの一端から稍突出して位置し
ている。従って、上記閉塞位置にあるシャッター38のロ
ック片45が爪部51と係合して、閉塞位置にロックされ
る。
そして、ディスクカートリッジ1がディスクドライブに
装着されるとディスクドライブに設けられた図示しない
ロック解除部材が係合爪片50の爪部51を後方へ向けて押
圧して、爪部51によるシャッター38の閉塞位置へのロッ
クを解除し、次いで、シャッター38を一方の側へ向けて
押圧して、シャッター38を第4図(B)に示した開放位
置へと移動させ、アクセス孔11、18を開放する。そし
て、ディスクカートリッジ1がディスクドライブから取
り出されるときに、シャッター38を開放位置に向けて押
圧していた力が除去され、シャッター38はトーションス
プリング46の弾発力によって閉塞位置へ戻され、そこに
ロックされる。
(c.内部空間内の磁気結合部材)[第1図、第2図、第
6図、第7図] 52が磁気結合部材である。
53は合成樹脂で形成された円盤体であり、極く薄い皿状
をした主部54の上縁から円環状をしたフランジ55が突出
されている。また、主部54の中央部は稍上方に変位して
おり、そこに円形の孔56が形成されている。57は主部54
の上面に形成された円環状のリブであり、該リブ57の数
箇所58、58、58が切り欠かれ、かつ、該切欠部58、58、
58の一端に連結した部分の下側が更に切り欠かれて係合
爪片59、59、59が形成されている。そして、これら係合
爪片59、59、59の先端部下面には爪部59a、59a、59aが
突設されている。60、60、60は主部54のうち前記係合爪
片59、59、59の下側に相当する位置に形成された孔であ
る。
61は磁性材料から成る被吸着板まである。該被吸着板61
は上記円環状リブ57で囲まれた円形の空間内に略ぴった
りと収まる大きさの円板状をしており、外縁の3箇所か
ら係合片61a、61a、61aが外方へ向けて突設されてい
る。
しかして、被吸着板61はその係合片61a、61a、61aが円
盤体53の円環状リブ57の切欠部58、58、58を通るように
して、リブ57で囲まれた空間内に収納される。それか
ら、被吸着板61をその係合片61a、61a、61aがリブ57の
係合爪片59、59、59の下側へ入り込む方向へ回転させ
る。これによって、係合片61a、61a、61aが係合爪片5
9、59、59の下側へ入り込み、かつ、係合爪片59、59、5
9の爪部59a、59a、59aと係合する。このようにして、円
盤体53に被吸着板61が結合されて磁気結合部材52が形成
され、この磁気結合部材52がディスクドライブ側の第1
の磁気結合部材に対する第2の磁気結合部材となる。
カートリッジケース2の上ハーフ3に形成された取付孔
4の上側の開口縁部には浅い円環状をした段部62が形成
され、かつ、該取付孔4の開口縁からは下方へ向って突
出量の小さい環状壁63が突設され、該環状壁63の下縁か
ら複数の受縁64、64、・・・が内方へ向って突設されて
いる。
しかして、磁気結合部材52は上方からカートリッジ2の
取付孔4内に挿入される。すると、磁気結合部材52のフ
ランジ55が受縁64、64、・・・上に載置され、フランジ
55の外周縁と環状壁63の内周面との間に若干隙間が生じ
た状態となる。そこで、円板状をした閉塞板65をそれに
よって上記取付孔4の上端を閉塞した状態でカートリッ
ジケース2上面の上記環状段部62内に嵌め合わせ、か
つ、接着等により固定する。これによって、磁気結合部
材52はカートリッジケース2からの脱落を防止される。
以上のようにして、内部空間30の上部に磁気結合部材52
が回転可能に支持されたディスクカートリッジ1が形成
される。
(d.光ディスク)[第5図、第7図] 66は中央ハブを有しない光ディスクであり、中央部にチ
ャッキング領域67が形成され、該チャッキング領域67と
周縁部との間の領域68が記録領域とされている。そし
て、中心部に中心孔69が形成されている。
そして、かかる光ディスク66は、ディスクカートリッジ
1の蓋板32を開いた状態(第5図(A)参照)でディス
クカートリッジ1の後端から内部空間30内に挿入され、
それから、蓋板32が閉じられて(第5図(B)及び
(C)で示す状態)、ディスクカートリッジ1内に回転
自在に収納される。上記磁気結合部材52はこのようにデ
ィスクカートリッジ1内に収納された状態で光ディスク
66のチャッキング領域67に上方から対向して位置する。
(e.作用)[第7図] 上記した如きディスクカートリッジ1がディスクドライ
ブに装着されると、シャッター38が開放位置へと移動
し、アクセス孔11、18が開放されて図示しない書込及び
/又は読出ヘッド等が光ディスク66の記録領域68にアク
セス可能となると共に、ディスクドライブの回転テーブ
ル70がアクセス孔18の内端部から内部空間30内に若干入
り込み、該回転テーブル70上に光ディスク66のチャッキ
ング領域67が載置される。
71は回転テーブル70の中心部に突設された背の低い円柱
状をした突部であり、先細りの緩やかなテーパーが付さ
れている。そして、この突部71が光ディスク66の中心孔
69に内嵌されて光ディスク66の回転テーブル70に対する
センター出しが為される。
これと同時に、突部71の上端部に埋め込まれた第1の磁
気結合部材である永久磁石72によって磁気結合部材52の
被吸着板61が吸着され、これによって、光ディスク66は
そのチャッキング領域67が回転テーブル70と磁気結合部
材52とによって上下から挾着される。このようにして、
光ディスク66はディスクドライブの回転テーブル70に確
実に保持され、回転テーブル70が回転すると、光ディス
ク66及び磁気結合部材52が回転テーブル70と共に回転す
ることになる。
(G.考案の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本考案ディ
スクカートリッジは、記録媒体ディスクが後端部に設け
られた開口部を介して内部空間内に着脱可能に収納され
るディスクカートリッジであって、内部空間の上部に記
録媒体ディスクに対向して回転可能に設けられると共に
ディスクドライブの回転テーブルに設けられた第1の磁
気結合部材との間で記録媒体ディスクの中心部を挟持す
る第2の磁気結合部材と、下面壁の記録媒体ディスク中
心部に対応した箇所から前縁部に亘って形成された第1
のアクセス孔と、上面壁の上記第2の磁気結合部材に対
応した箇所に隣接した箇所から前縁部に亘って形成され
た第2のアクセス孔と、上記上面壁又は上記下面壁の前
縁部に摺動自在に設けられ、上記第1及び第2のアクセ
ス孔を開閉する側方から見て略コ字状のシャッター部材
とを備えたことを特徴とする。
従って、本考案ディスクカートリッジにあっては、内部
空間の上部にディスクドライブの第1の磁気結合部材と
協働する第2の磁気結合部材が設けられているため、デ
ィスクドライブに第2の磁気結合部材を設ける必要が無
くなり、ディスクドライブの構造を簡素化し、かつ、デ
ィスクドライブの大きさ、特にそこで使用される記録媒
体ディスクの厚さ方向の大きさを小さくすることができ
ると共に、書込及び/又は読出ヘッドや背面磁界等の設
置、あるいはこれらのアクセス動作に対する制約等が無
くなり、そのために、記録媒体ディスクの記録領域を有
効に理容することが可能となる。
また、上面壁に従来必要であったディスクドライブの第
2の磁気結合部材がアクセスするための孔を設ける必要
が無くなり、それだけディスクカートリッジの強度が増
大するし、更には、ラベル貼付面積を大きく確保するこ
とができる等数々の利点を有する。
尚、上記実施例では記録媒体ディスクとして光ディスク
を使用するものを示したが、本考案は光ディスク以外の
記録媒体ディスクを使用するディスクカートリッジにも
適用することが可能である。
また、第2の磁気結合部材を磁性材料から成る被吸着板
を含むものとし、ディスクドライブ側に設けられる第1
の磁気結合部材を永久磁石としたが、これを逆に、即
ち、第1の磁気結合部材に磁性材料から成る被吸着板を
用い、第2の磁気結合部材に永久磁石を用いて構成する
ことも可能である。
その他、上記実施例は単に本考案の実施態様の一を示し
たものにすぎず、これによって、本考案の技術的範囲が
限定的に解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案ディスクカートリッジの実施の一例を示す
もので、第1図は分解斜視図、第2図は第1図とは反対
側から見た分解斜視図、第3図は一部を切り欠いて示す
平面図、第4図はアクセス孔が閉じられた状態とアクセ
ス孔が開放された状態とをそれぞれ(A)、(B)に分
けて示した一部切欠底面図、第5図は記録媒体ディスク
を収納する状態を示すもので、(A)、(B)は底面側
から見た斜視図、(C)は(B)図のC−C線に沿う拡
大断面図、第6図は第2の磁気結合部材を一部を切断し
て示す拡大分解斜視図、第7図は記録媒体ディスクがデ
ィスクドライブの第1の磁気結合部材とディスクカート
リッジの第2の磁気結合部材とによって保持された状態
を示す要部の拡大断面図である。 符号の説明 1……ディスクカートリッジ、11……(上面壁の)アク
セス孔、18……(下面壁の)アクセス孔、30……内部空
間、38……シャッター部材、52……第2の磁気結合部
材、66……記録媒体ディスク、70……ディスクドライブ
の回転テーブル、72……第1の磁気結合部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体ディスクが後縁部に設けられた開
    口部を介して内部空間内に着脱可能に収納されるディス
    クカートリッジであって、 内部空間の上部に記録媒体ディスクに対向して回転可能
    に設けられると共にディスクドライブの回転テーブルに
    設けられた第1の磁気結合部材との間で記録媒体ディス
    クの中心部を挟持する第2の磁気結合部材と、 下面壁の記録媒体ディスク中心部に対応した箇所から前
    縁部に亘って形成された第1のアクセス孔と、 上面壁の上記第2の磁気結合部材に対応した箇所に隣接
    した箇所から前縁部に亘って形成された第2のアクセス
    孔と、 上記上面壁又は上記下面壁の前縁部に摺動自在に設けら
    れ、上記第1及び第2のアクセス孔を開閉する側方から
    見て略コ字状のシャッター部材とを備えた ことを特徴とするディスクカートリッジ
JP1988053283U 1988-04-20 1988-04-20 ディスクカートリッジ Expired - Lifetime JPH0739110Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61114541U (ja) * 1984-12-28 1986-07-19
JPS6242125U (ja) * 1985-08-31 1987-03-13
JPS62101169U (ja) * 1985-12-13 1987-06-27
JPH0664876B2 (ja) * 1986-03-24 1994-08-22 株式会社東芝 情報記憶媒体
JPH0621099Y2 (ja) * 1986-03-10 1994-06-01 ソニー株式会社 デイスクカ−トリツジ

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JPH01159273U (ja) 1989-11-02

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