JP3024174B2 - ディスクカートリッジ装着装置 - Google Patents

ディスクカートリッジ装着装置

Info

Publication number
JP3024174B2
JP3024174B2 JP2175117A JP17511790A JP3024174B2 JP 3024174 B2 JP3024174 B2 JP 3024174B2 JP 2175117 A JP2175117 A JP 2175117A JP 17511790 A JP17511790 A JP 17511790A JP 3024174 B2 JP3024174 B2 JP 3024174B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
disk
disk cartridge
holder
disc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2175117A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0467345A (ja
Inventor
清 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2175117A priority Critical patent/JP3024174B2/ja
Publication of JPH0467345A publication Critical patent/JPH0467345A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3024174B2 publication Critical patent/JP3024174B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、情報信号の記録媒体として用いられるディ
スクを収納したディスクカートリッジを記録及び/又は
再生装置に装着するために用いられるディスクカートリ
ッジ装着装置に関する。
B.従来の技術 従来、情報信号の記録媒体として用いられるディスク
101を収納したディスクカートリッジ103を記録及び/又
は再生装置に装着するために用いられるディスクカート
リッジ装着装置として、第8図及び第9図に示すように
構成されたものが用いられている。
この装着装置によって装着操作されるディスクカート
リッジ103は、カートリッジ本体102にディスク101の一
部を内外周に亘って外方に臨ませる記録再生用開口部10
4が設けられている。この記録再生用開口部104は、カー
トリッジ本体102に移動可能に取り付けられたシャッタ
部材105によって開閉される。
また、カートリッジ本体102の前面側の一方の隅部に
は、誤挿入検出用のテーパ部102aが設けられている。こ
のテーパ部102aは、カートリッジ本体102の一方の隅部
を斜めに切り欠くことによって形成されている。
そして、ディスクカートリッジ装着装置は、ディスク
カートリッジ103が挿入保持されるカートリッジホルダ1
07を有している。カートリッジホルダ107は、挿入され
るディスクカートリッジ103を保持し得る大きさを有す
る略筺体状に形成され、上面側にディスクカートリッジ
103に設けたシャッタ部材105を開放操作するためのシャ
ッタ開放レバー108が回動可能に取り付けられている。
また、カートリッジホルダ107には、ディスクカートリ
ッジ103が誤った方向に挿入されることを検出するため
の検出レバー110が回動可能に取り付けられている。
シャッタ開放レバー108は、基端側を支軸108aを介し
てカートリッジホルダ107の上面側の略中央部に回動可
能に支持されている。このシャッタ開放レバー108の先
端側には、シャッタ開放ピン108bが植立されている。シ
ャッタ開放ピン108bは、カートリッジホルダ107の上面
にシャッタ開放ピン108bの支軸108aを中心とする移動軌
跡に沿って設けられたスリット109を介してカートリッ
ジホルダ107内に突出されている。シャッタ開放レバー1
08は、引っ張りコイルバネ108cによって第8図中矢印e
方向のシャッタ開放ピン108bをカートリッジホルダ107
のディスクカートリッジ103の挿入側である前方側に移
動させる方向に付勢された状態で初期位置に位置決めさ
れている。
また、検出レバー110は、基端側を支軸110aを介して
カートリッジホルダ107の一側の上面側に回動可能に支
持されている。この検出レバー110の先端側には、検出
ピン110bが植立されている。検出ピン110bは、カートリ
ッジホルダ107の一側に設けられた切り欠き部111を介し
て、カートリッジホルダ107内に突出されている。検出
レバー110は、引っ張りコイルバネ110cによって第8図
中矢印f方向の検出ピン110bをカートリッジホルダ107
の内方側に移動させる方向に付勢された状態で初期位置
に位置決めされている。
このように構成されたカートリッジホルダ107にディ
スクカートリッジ103が、第9図中矢印a方向を挿入方
向として挿入されると、検出ピ110bがテーパ部102aに当
接し、さらにディスクカートリッジ103がカートリッジ
ホルダ107内に挿入されると、検出レバー110が引っ張り
コイルバネ110cの付勢力に抗して第9図中矢印d方向の
カートリッジホルダ107の外方側に回動操作され、ディ
スクカートリッジ103のカートリッジホルダ107内へのさ
らなる挿入を可能となす。
ディスクカートリッジ103がカートリッジホルダ107に
誤った方向で挿入された場合や、テーパ部102aの設けら
れていないディスクカートリッジが挿入された場合に
は、検出ピン110bがディスクカートリッジの前面部に当
接して検出レバー110が回動されなため、ディスクカー
トリッジのカートリッジホルダ107への挿入が阻止され
る。
テーパ部102aが設けられたディスクカートリッジ103
が正しくカートリッジホルダ107に挿入されたときに
は、シャッタ開放ピン108bがディスクカートリッジ103
の前面側のシャッタ部材105の一側に対応する位置に設
けたシャッタ開放用凹部102bに係合する。この状態で、
ディスクカートリッジ103がさらにカートリッジホルダ1
07に挿入されると、シャッタ開放ピン108bがシャッタ開
放用凹部102bの底部に連続するシャッタ開放ピンガイド
部102cに当し、ディスクカートリッジ103の挿入に伴っ
てシャッタ開放レバー108を第9図中矢印b方向に回動
され、シャッタ部材105がシャッタ開放ピン108bに押圧
されて第9図中矢印c方向の記録再生用開口部104を開
放する方向に移動される。
ディスクカートリッジ103は、カートリッジホルダ107
内にさらに挿入されると、シャッタ開放ピン108bがシャ
ッタ開放ピンガイド部102cに連続して形成されたシャッ
タ開放ピン係合凹部102dに係合することにより、シャッ
タ部材105が記録再生用開口部104を開放した位置に保持
されてカートリッジホルダ107内の装着完了位置に装着
された状態となる。
このように構成されたディスクカートリッジ装着装置
が設けられた記録及び/又は再生装置は、記録再生用開
口部104を介して外方に臨まされたディスク101に図示し
ない記録再生用のピックアップ装置が対向し、ディスク
101の中心部に設けられたチャッキング部101aが記録及
び/又は再生装置側に設けたディスク回転駆動機構にチ
ャッキングされる。
この状態で、ディスク回転駆動機構が駆動してディス
ク101を回転駆動し、ピックアップ装置がディスク101を
走査することによって情報信号の記録再生が行われる。
C.発明が解決しようとする課題 ところで、ディスクカートリッジにあっては、記録密
度や記録容量などを異にする種々のディスクを収納した
ものが用いられている。ディスクを収納したディスクカ
ートリッジが装着される記録及び/又は再生装置にあっ
ては、ディスクカートリッジに収納されたディスクの種
類に応じた記録及び/又は再生方式が採用されている。
そこで、記録及び/又は再生装置にディスクカートリ
ッジを装着するために用いられるディスクカートリッジ
装着装置は、収納されるディスクの種類に応じてディス
クカートリッジに設けられる識別部を識別し、挿入され
るディスクカートリッジが記録及び/又は再生装置に装
着可能なものか否かを識別するようにしている。
収納されるディスクの種類に応じた識別部としては、
例えば、収納されるディスクの種類に応じて、ディスク
カートリッジの厚さを変えることが行われている。ま
た、ディスクの種類に応じて、誤挿入検出用のテーパ部
の位置を変えること等が行われている。
ディスクカートリッジの形状の変更によって、収納さ
れるディスクの種類を識別しようとすると、多種類のデ
ィスクに対応することが困難である。すなわち、ディス
クカートリッジの厚さは、収納されるディスクの厚さに
応じた適正な厚さが必要であり、種々の厚さを採用する
ことができない。ディスクカートリッジの厚さが収納さ
れるディスクの厚さに対応しないと、ディスクに対する
情報信号の記録及び/又は再生が困難となったり、ディ
スクカートリッジ内でディスクを円滑に回転させること
ができなくなるおそれがある。また、誤挿入検出用のテ
ーパ部は、ディスクカートリッジ装着装置への挿入端側
となるディスクカートリッジの前面側の両隅部の2箇所
しかない。
そして、収納されるディスクの種類によってディスク
カートリッジの形状を変更させると、ディスクカートリ
ッジの形状に対応してディスクカートリッジ装着装置及
び記録及び/又は再生装置の構成を変更する必要があり
設計や製造が煩雑となる。
そこで、収納されるディスクの種類に応じてディスク
カートリッジの形状を異ならせる方式として、第6図に
示すように、ディスクカートリッジに設けられる誤挿入
検出用のテーパ部の形状を変えることが考えられる。す
なわち、テーパ部を挟むようにディスクカートリッジの
上下面側に、収納されるディスクの種類に応じて一又は
複数の突片13a,13bを突設し、この突片13a,13bの数や位
置によって収納されるディスクの種類を識別するように
したものがある。
この突片13a,13bは、複数設けられる場合には、テー
パ部を挟んで上下に、ディスクカートリッジのディスク
カートリッジ装着装置への挿入方向に直交する方向に突
設される。テーパ部を挟んで複数の突片13a,13bが設け
られる場合には、テーパ部には、このテーパ部を底面と
したこのディスクカートリッジのディスクカートリッジ
装着装置に対する挿入方向に沿った方向の誤挿入検出用
溝部13が構成される。
このように、テーパ部を挟んでディスクの種類に対応
して突片13a,13bを設け、このテーパ部を底面とした誤
挿入検出用溝部13を形成することにより、ディスクカー
トリッジの厚さ等を変更させることなく、種々の種類の
ディスクを収納したディスクカートリッジを識別するこ
とができる。
このように構成されたディスクカートリッジは、上述
したようなディスクカートリッジ装着装置に挿入するこ
とができない。第8図及び第9図に示すように構成され
たディスクカートリッジ装着装置は、テーパ部を挟んで
上下に突片13a,13bを設けたディスクカートリッジが挿
入されると、第7図に示すように、検出ピン110bがテー
パ部を挟んでテーパ部の上下に設けられた突片13a,13b
に当接し検出レバー110が回動されなくなってしまう。
そこで、本発明の目的は、上述の実情に鑑みて提案さ
れるものであって、設計、製造を煩雑化させることな
く、収納されるディスクの種類に応じて誤挿入検出用の
テーパ部が設けられる位置に溝部が形成されるディスク
カートリッジの識別を容易に行うことができるディスク
カートリッジ装着装置を提供することにある。
E.課題を解決するための手段 上述の課題を解決し上記目的を達成するために提案さ
れる本発明に係るディスクカートリッジ装着装置は、デ
ィスクを回転可能に収納し、前面側の隅部が切り欠かれ
るようにして形成された誤挿入検出用のテーパ部を有す
る第1のディスクカートリッジと、この第1のディスク
カートリッジと略等しい大きさを有し、上記テーパ部に
対応するように誤挿入検出用の溝部が形成された第2の
ディスクカートリッジとが挿入されるホルダと、一端側
に突出部が設けられ、上記ホルダ上に回動可能に支持さ
れた誤挿入検出レバーと、上記突出部が上記ホルダの中
央側に移動する方向に上記誤挿入検出用ホルダーを回動
付勢する付勢手段とを備え、上記第1のディスクカート
リッジが上記ホルダに挿入された際に、上記突出部が上
記テーパ部に当接するとともに、上記第2のディスクカ
ートリッジが上記ホルダに挿入された際には、上記突出
部が上記溝部内に係合することによって、上記第1及び
第2のディスクカートリッジのいずれのディスクカート
リッジも装着可能としたものである。
F.作用 本発明に係るディスクカートリッジ装着装置は、第1
のディスクカートリッジがホルダに挿入された際には、
誤挿入検出レバーに設けた突出部が第1のディスクカー
トリッジに設けたテーパ部に当接し、第2のディスクカ
ートリッジがホルダに挿入された際には、上記突出部が
第2のディスクカートリッジに設けた溝部内に係合する
ことによって、第1及び第2のディスクカートリッジの
いずれのディスクカートリッジも装着可能とする。
G.実施例 以下、本発明に係るディスクカートリッジ装着装置の
具体的な実施例を図面を参照しながら説明する。
本発明に係るディスクカートリッジ装着装置は、第1
図に示すように、情報信号が記録され若しくは予め記録
された光ディスクや光磁気ディスク等のディスク1を収
納したディスクカートリッジ2を記録及び/又は再生装
置に装着させるための装置であって、ディスクカートリ
ッジ2が挿入保持されるカートリッジホルダ21を備え
る。
ディスクカートリッジ2に収納されるディスク1は、
一方又は両面を信号記録層が設けられた信号記録面と
し、中央部に記録及び/又は再生装置側に設けられるデ
ィスク回転駆動機構にチャッキングするためのチャッキ
ングハブ部1aが設けられている。
ディスクカートリッジ2は、上ハーフ2aと下ハーフ2b
を突き合わせ結合して形成した矩形状をなすカートリッ
ジ本体2c内にディスク1を回転可能に収納している。デ
ィスクカートリッジ2の上面側を構成する上ハーフ2a及
びディスクカートリッジ2の下面側を構成する下ハーフ
2bには、ディスク1の一部を内外周に亘って外方に臨ま
せる記録再生用開口部3a,3bが相対向して設けられてい
る。これら記録再生用開口部3a,3bは、ディスクカート
リッジ2の前面側であるディスクカートリッジ装着装置
への挿入端側に設けられている。
また、ディスクカートリッジ2の下面側の中央部に
は、チャッキングハブ部1aを外方に臨ませるためのチャ
ッキング用開口部3cが設けられている。
そして、カートリッジ本体2cには、各記録再生用開口
部3a,3bを開閉するシャッタ部材4が移動可能に取り付
けられている。シャッタ部材4は、例えば金属板や合成
樹脂等を用いてカートリッジ本体2cの前面側を上下より
挟持し得るように略コ字状に形成されている。すなわ
ち、シャッタ部材4は、カートリッジ本体2cの上面側に
延在される上板部4aと、カートリッジ本体2cの下面側に
延在される下板部4bと、これら上板部4aと下板部4bとを
連設させる前面板4cとから構成されている。このシャッ
タ部材4は、カートリッジ本体2cに対し、前面板4cをカ
ートリッジ2の前面部に沿わせ、この前面部に沿って記
録再生用開口部3a,3bを開閉する方向に移動可能に取り
付けられている。
そして、シャッタ部材4の上板部4a及び下板部4bに
は、シャッタ部材4が記録再生用開口部3a,3bを開放す
る方向に移動されたとき、これら記録再生用開口部3a,3
bと対向して開放する上側開口部5a,5bが設けられてい
る。このシャッタ部材4は、カートリッジ本体2c内にデ
ィスク1に当接しないように配設された捩じりコイルバ
ネ6によって、第6図中に矢印B方向の一側方向に付勢
されている。捩じりコイルバネ6は、一方のアーム部6a
の先端側をカートリッジ本体2の前面部側に設けられた
スリット7を介して外方に臨ませるとともに、この一方
のアーム部6aの先端側を前面板部4cに設けられた係合片
8に係合させている。したがって、ディスクカートリッ
ジ2の非使用状態にあっては、各記録再生用開口部3a,3
bがシャッタ部材4により閉塞され、カートリッジ本体2
c内への塵埃や手指等の侵入を防止している。
なお、カートリッジ本体2cの前面部から上下面にわた
るシャッタ部材4の移動軌跡に相当する部分には、上下
ハーフ2a,2bがそれぞれ肉薄となされることにより、シ
ャッタ部材4の厚さに略相当する深さの段差部9が形成
されている。したがって、シャッタ部材4は、ディスク
カートリッジ2の上下面と略面一となされている。
そして、カートリッジ本体2cの前面部には、シャッタ
部材4が各記録再生用開口部3a,3bを閉塞していると
き、前面板部4cの一側に対応して、シャッタ開放操作用
凹部10が設けられている。前面板部4cの一側は、シャッ
タ部材4が各記録再生用開口部3a,3bを閉塞していると
き、シャッタ開放操作用凹部10の内方側に臨んでいる。
シャッタ開放操作用凹部10は、ディスクカートリッジ2
がディスクカートリッジ装着装置に挿入されるとき、デ
ィスクカートリッジ装着装置側に設けられるシャッタ開
放部材が進入するためのものである。
カートリッジ本体2cの前面部の一方側は、シャッタ開
放操作用凹部10の底部に連続したシャッタ開放部材ガイ
ド部11となされている。シャッタ開放部材ガイド部11
は、シャッタ開放操作用凹部10に進入したシャッタ開放
部材の移動をガイドするためのものである。
シャッタ開放部材ガイド部11のシャッタ開放操作用凹
部10の側に対向する側、すなわち、カートリッジ本体2c
の前面部の略中央部には、シャッタ開放部材係合部12が
設けられている。シャッタ開放部材係合部12は、シャッ
タ部材4が記録再生用開口部3a,3bを閉塞した位置ある
ときには、シャッタ部材4に覆われている。このシャッ
タ開放部材係合部12は、シャッタ部材4が記録再生用開
口部3a,3bを開放した位置に移動されたときに外方に臨
まされるとともに、シャッタ開放部材が係合する。ディ
スクカートリッジ2は、シャッタ開放部材係合部12にシ
ャッタ開放部材が係合することにより、記録及び/又は
再生装置内の装着完了位置に装着された状態となる。
また、カートリッジ本体2cの前面部の他方の隅部に
は、テーパ部が設けられている。このテーパ部が設けら
れた隅部には、図6に示すように、テーパ部を上下から
挟むように、上ハーフ2a及び下ハーフ2bから所定の間隔
を隔て第1の突片13a及び第2の突片13bが突設されてい
る。これら突片13a,13bは、前端部及び側端部がそれぞ
れカートリッジ本体2cの前面部及び側面部と略面一とな
るように突設されている。このように一対の突片13a,13
bが設けられることにより、カートリッジ本体2cの前面
部側の隅部にテーパ部を底面とする誤挿入検出用溝部13
が構成される。
誤挿入検出用溝部13は、ディスクカートリッジ2に収
納されるディスク1の記録密度や記録容量、さらには記
録方式等を他のディスクと識別するためのものである。
この誤挿入検出用溝部13が設けられたディスクカートリ
ッジ2は、前述した第8図及び第9図に示すディスクカ
ートリッジ装着装置への挿入が規制され、このディスク
カートリッジ装着装置において、この装着装置に挿入可
能なディスクカートリッジ103との識別が行われる。
本発明に係るディスクカートリッジ装着装置は、上述
のようにカートリッジ本体2cの隅部に誤挿入検出用溝部
13が設けられたディスクカートリッジ2が、シャッタ部
材4が取り付けられた前面側を挿入端として図6中矢印
A方向を挿入方向として挿入されるカートリッジホルダ
21を備えている。
カートリッジホルダ21は、挿入されるディスクカート
リッジ2を保持し得る大きさを有する略筺体状に形成さ
れ、上面側にディスクカートリッジ2に設けたシャッタ
部材4を開放操作するためのシャッタ開放レバー22が回
動可能に取り付けられている。また、カートリッジホル
ダ21には、ディスクカートリッジ2が誤った方向に挿入
されることを検出するための検出レバー23が回動可能に
取り付けられている。
シャッタ開放レバー22は、基端側を支軸22aを介して
カートリッジホルダ21の上面の略中央部に回動可能に支
持されている。このシャッタ開放レバー22の先端側に
は、シャッタ開放部材となるシャッタ開放ピン22bが植
立されている。シャッタ開放ピン22bは、カートリッジ
ホルダ21の上面にシャッタ開放ピン22bの支軸22aを中心
とする移動軌跡に沿って設けられたスリット24を介して
カートリッジホルダ21内に突出されている。シャッタ開
放レバー22は、第1の引っ張りコイルバネ26によって第
1図中矢印H方向のシャッタ開放ピン22bをカートリッ
ジホルダ21のディスクカートリッジ2の挿入側である前
方側に移動させる方向に付勢されている。第1の引っ張
りコイルバネ26は、一端側をシャッタ開放レバー22上に
突設されたバネ係止突片22cに係止され、他端側をカー
トリッジホルダ21上に突設されたバネ係止突片27に係止
されている。そして、シャッタ開放レバー22は、カート
リッジホルダ21上に突設された位置決め突片28に当接し
て初期位置に位置決めされている。
また、検出レバー23は、基端側を支軸23aを介してカ
ートリッジホルダ21の一側の上面側に回動可能に支持さ
れている。この検出レバー23の先端側には、検出ピン23
bが植立されている。検出ピン23bは、カートリッジホル
ダ21の一側に設けられた切り欠き部25を介して、カート
リッジホルダ21内に突出されている。検出ピン23bの先
端側には、突出部23cが設けられている。この突出部23c
は、第2図に示すように、カートリッジホルダ21に挿入
されるディスクカートリッジ2に設けた誤挿入検出用溝
部13に対応する位置となるように設けられ、検出ピン23
bの先端部を略円盤状に拡径するようにして形成されて
いる。
この検出レバー23は、第2の引っ張りコイルバネ29に
よって第1図中矢印I方向の検出ピン23bをカートリッ
ジホルダ21の内方側に移動させる方向に付勢された状態
で初期位置に位置決めされている。第2の引っ張りコイ
ルバネ29は、一端側を誤挿入検出レバー23上に突設され
たバネ係止突片31に係止され、他端側をカートリッジホ
ルダ21上に突設されたバネ係止突片30に係止されてい
る。
このように構成されたカートリッジホルダ21にディス
クカートリッジ2が、第3図中矢印C方向を挿入方向と
して挿入されると、シャッタ開放ピン22bの先端側がデ
ィスクカートリッジ2のシャッタ開放用凹部10内に進入
する。ディスクカートリッジ2がカートリッジホルダ21
にさらに挿入されると、検出ピン23bの突出部23cが誤挿
入検出用溝部13の底部に当接する。この状態で、さらに
カートリッジ2がカートリッジホルダ21の内方側に挿入
されると、検出レバー23が、第4図中矢印F方向のカー
トリッジホルダ21の外方側に回動操作され、ディスクカ
ートリッジ2のカートリッジホルダ21の内方側へのさら
なる挿入を可能となす。
なお、ディスクカートリッジ2がカートリッジホルダ
21に対し誤った方向から挿入されると、検出ピン23bの
突出部23cがディスクカートリッジ2の前面部に当接す
ることにより検出レバー23の回動が規制され、ディスク
カートリッジ2のカートリッジホルダ21内へのさらなる
挿入が規制される。
ディスクカートリッジ2のカートリッジホルダ21への
挿入により、シャッタ開放ピン22bが、第4図に示すよ
うに、カートリッジ本体2cに設けたシャッタ開放部材ガ
イド部11に押圧され、シャッタ開放レバー22が第4図中
矢印D方向に回動操作される。シャッタ部材4は、シャ
ッタ開放ピン22bに押圧されて、第4図中矢印E方向の
各記録再生用開口部3a,3bを開放させる方向に移動され
る。
このディスクカートリッジ2がカートリッジホルダ21
のさらに内方に挿入されると、第5図に示すように、シ
ャッタ開放ピン22bがシャッタ開放部材係合部12に係合
し、ディスクカートリッジ2は、カートリッジホルダ21
内の所定の装着位置に保持された状態となる。このと
き、記録再生用開口部3a,3bが開放され、ディスク1の
一部が内外周に亘ってディスクカートリッジ2の外方に
臨まされる。
このように構成されたディスクカートリッジ装着装置
が設けられた記録及び/又は再生装置は、ディスクカー
トリッジ装着装置を用いてディスクカートリッジ2が装
着されると、記録再生用開口部3a,3bを介して外方に臨
まされたディスク1に図示しない記録再生用のピックア
ップ装着が対向し、ディスク1の中心部に設けられたチ
ャッキング部1aが記録及び/又は再生装置側に設けたデ
ィスク回転駆動機構にチャッキングされる。この状態
で、ディスク回転駆動機構が駆動してディスク1を回転
駆動し、ピックアップ装置がディスク1を走査すること
によって情報信号の記録又は再生が行われる。
なお、本発明に係るディスクカートリッジ装着装置
は、前述した第8図及び第9図に示したような、テーパ
部102aが設けられたカートリッジ本体102の隅部に上述
したような突片13a,13bが設けられていないディスクカ
ートリッジ103も、記録及び/又は再生装置に装着させ
ることができる。この場合には、検出ピン23bは、突出
部23cがテーパ部102a上を移動することにより、誤挿入
検出レバー23を回動させる。
すなわち、本発明に係るディスクカートリッジ装着装
置は、従来の第1のディスクカートリッジ103のみなら
ず、各突片13a,13bが設けられて誤挿入検出用溝部13を
設けた有している第2のディスクカートリッジ2をも記
録及び/又は再生装置に装着させることができる。
また、本発明に係るディスクカートリッジ装着装置
は、誤挿入検出用溝部13が検出ピン23bの突出部23cに対
応しない位置に設けられたディスクカートリッジがカー
トリッジホルダ21に挿入された場合には、突出部23cが
ディスクカートリッジの前面部に当接して誤挿入検出レ
バー23の回動が規制されるため、記録及び/又は再生装
置への装着が規制される。すなわち、このディスクカー
トリッジ装着装置は、収納したディスクの種類に応じて
誤挿入検出用溝部が設けられたディスクカートリッジを
この誤挿入検出用溝部が設けられた位置及び幅によって
識別することができる。
なお、本発明に係るディスクカートリッジ装着装置
は、上述の実施例に限定されることなく、検出ピン23b
に設けられる突出部23cの形状等は、ディスクカートリ
ッジに設けられる誤挿入検出用溝部の形状に対応して適
宜変更可能である。そして、突出部23cは、検出ピン23b
に対し一体的に設けてもよく、また、円環状の部材を検
出ピン23bに嵌合させて構成するようにしてもよい。
さらに、突出部23cは、検出ピン23bに対して、上述し
た実施例の如く同軸状に設けるのみならず、偏心した状
態に設けてもよく、また、検出ピン23bの先端側を屈曲
して形成するようにしてもよい。この突出部23cを、挿
入検出ピン23bに対して偏心した状態に設け、あるい
は、検出ピンの先端側を屈曲して形成する場合には、検
出ピン23bに対しカートリッジホルダ21の内方側に位置
するように設けると、ディスクカートリッジを挿入操作
する際の突出部23cのカートリッジホルダ21の外方側へ
の突出量を少なくすることができる。
H.発明の効果 上述のように、本発明に係るディスクカートリッジ装
着装置は、前面側の隅部が切り欠かれるようにして形成
された誤挿入検出用のテーパ部を有する第1のディスク
カートリッジと、この第1のディスクカートリッジと略
等しい大きさを有し、上記テーパ部に対応するように誤
挿入検出用の溝部が形成された第2のディスクカートリ
ッジを選択的に記録及び/又は再生装置に装着すること
ができるので、収納されるディスクの種類を異にする少
なくとも2種類のディスクカートリッジを記録及び/又
は再生装置に装着することができる。
したがって、本発明に係るディスクカートリッジ装着
装置は、情報信号の記録密度や記録容量等を異にする複
数種類のディスクを用いることを可能とする記録及び/
又は再生装置に用いて有用となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るディスクカートリッジ装着装置及
びこのディスクカートリッジ装着装置に挿入操作される
ディスクカートリッジを示す斜視図である。 第2図はカートリッジホルダに設けられる検出ピンの形
状を示す要部拡大側面図である。 第3図は上記ディスクカートリッジ装着装置に上記ディ
スクカートリッジを挿入する状態を一部を破断して示す
平面図であり、第4図は上記ディスクカートリッジ装着
装置にディスクカートリッジが途中まで挿入された状態
を一部を破断して示す平面図であり、第5図は上記ディ
スクカートリッジ装着装置にディスクカートリッジが装
着された状態を一部を破断して示す平面図である。 第6図は前面側の隅部に誤挿入検出用溝部が設けられた
ディスクカートリッジを示す斜視図である。 第7図は図6に示すディスクカートリッジを従来のディ
スクカートリッジ装着装置に装着する状態を一部を破断
して示す平面図である。 第8図は従来のディスクカートリッジ装着装置及びこの
ディスクカートリッジ装着装置に装着される従来のディ
スクカートリッジを示す斜視図であり、第9図は上記従
来のディスクカートリッジ装着装置への上記従来のディ
スクカートリッジを挿入する途中の状態を一部を破断し
て示す平面図である。 1……ディスク、2……ディスクカートリッジ、13……
誤挿入検出用溝部、13a……第1の突片、13b……第2の
突片、21……カートリッジホルダ、23……誤挿入検出レ
バー、23a……支軸、23b……検出ピン、23c……突出
部、25……切り欠き部、29……第2の引っ張りコイルバ
ネ、102a、……テーパ部、103……ディスクカートリッ
ジ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクを回転可能に収納し、前面側の隅
    部が切り欠かれるようにして形成された誤挿入検出用の
    テーパ部を有する第1のディスクカートリッジと、この
    第1のディスクカートリッジと略等しい大きさを有し、
    上記テーパ部に対応するように誤挿入検出用の溝部が形
    成された第2のディスクカートリッジとが挿入されるホ
    ルダと、 一端側に突出部が設けられ、上記ホルダ上に回動可能に
    支持された誤挿入検出レバーと、 上記突出部が上記ホルダの中央側に移動する方向に上記
    誤挿入検出レバーを回動付勢する付勢手段とを備え、 上記突出部は、上記第1のディスクカートリッジが上記
    ホルダに挿入された際に上記テーパ部に当接するととも
    に、上記第2のディスクカートリッジが上記ホルダに挿
    入された際には上記溝部内に係合することによって、上
    記第1及び第2のディスクカートリッジのいずれのディ
    スクカートリッジも装着可能としたディスクカートリッ
    ジ装着装置。
JP2175117A 1990-07-02 1990-07-02 ディスクカートリッジ装着装置 Expired - Fee Related JP3024174B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2175117A JP3024174B2 (ja) 1990-07-02 1990-07-02 ディスクカートリッジ装着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2175117A JP3024174B2 (ja) 1990-07-02 1990-07-02 ディスクカートリッジ装着装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11230129A Division JP3097695B2 (ja) 1999-08-16 1999-08-16 ディスクカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0467345A JPH0467345A (ja) 1992-03-03
JP3024174B2 true JP3024174B2 (ja) 2000-03-21

Family

ID=15990570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2175117A Expired - Fee Related JP3024174B2 (ja) 1990-07-02 1990-07-02 ディスクカートリッジ装着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3024174B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW473706B (en) 1997-07-14 2002-01-21 Sony Corp Structure for preventing misinsertion of disc cartridges
JP3425337B2 (ja) * 1997-10-03 2003-07-14 松下電器産業株式会社 ディスク装置
JPH11242848A (ja) * 1997-12-25 1999-09-07 Sony Corp 記録媒体カートリッジの誤挿入防止構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0467345A (ja) 1992-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0127312B1 (ko) 디스크카트리지
JP2979592B2 (ja) ディスクカートリッジ
JPH04289572A (ja) ディスクカートリッジ
JP2827332B2 (ja) ディスクカートリッジ
JPH05198137A (ja) ディスクカートリッジ
JP2961816B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP2000090626A (ja) ディスクカ―トリッジ
JP3024174B2 (ja) ディスクカートリッジ装着装置
JPH11328913A (ja) ディスクカートリッジ
JP3097695B2 (ja) ディスクカートリッジ
JPH11353845A (ja) ディスクカートリッジ及びディスクドライブ装置
JPH04245082A (ja) ディスクカートリッジ
JP4706169B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP2767915B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP2666748B2 (ja) 記録媒体収納装置
JP3309456B2 (ja) ディスクカートリッジ
JPH06101177B2 (ja) デイスクカ−トリツジの蓋開閉装置
JP2003228944A (ja) ディスクカートリッジ
JPH0621099Y2 (ja) デイスクカ−トリツジ
JP4706185B2 (ja) ディスクカートリッジ
JPH0755722Y2 (ja) ディスクカートリッジ
JP4547982B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP2515318Y2 (ja) ディスクカートリッジのスライダー
JPH0713099Y2 (ja) ディスクカートリッジケース
JP2626567B2 (ja) ディスクカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees