JPH04245082A - ディスクカートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、いわゆる光ディスク、
磁気ディスクや光磁気ディスク等の如きディスクをカー
トリッジに収納してなるディスクカートリッジに関する
。

【０００２】

【従来の技術】従来、いわゆる光ディスク、磁気ディス
クや光磁気ディスク等の如く、情報信号の記録及び／又
は再生を行うためのディスクが提案されている。このデ
ィスクは、円盤状のディスク基板を有し、このディスク
基板の主面部に信号記録層が設けられて構成されている
。このディスクは、中央部分が、このディスクに対して
情報信号の記録及び／又は再生を行ういわゆるディスク
プレーヤ装置により保持される被チャッキング部となさ
れている。そして、このディスクにおいては、上記被チ
ャッキング部の周囲側が、情報信号の書込み及び／又は
読出しが行われる信号記録面となされている。

【０００３】そして、従来、上記ディスクに対する塵埃
の付着や手指の接触等による傷損を防止するとともに、
該ディスクの取扱いを容易化するため、図６及び図７に
示すように、該ディスク１０１を筺体状に形成されたカ
ートリッジ１０２に収納して構成されたディスクカート
リッジが提案されている。

【０００４】このディスクカートリッジにおいては、上
記カートリッジ１０２に収納されたディスク１０１は、
このカートリッジ１０２内において、回転可能となされ
ている。そして、このカートリッジ１０２の主面部には
、上記ディスク１０１の被チャッキング部を外方側に臨
ませる図示しないチャッキング用開口部と、上記ディス
ク１０１の信号記録面の少なくとも一部を外方側に臨ま
せるための記録再生用開口部１０３とが設けられている
。すなわち、上記ディスク１０１は、上記ディスクプレ
ーヤ装置によって、上記チャッキング用開口部を介して
上記被チャッキング部を保持されるとともに、上記記録
再生用開口部１０３を介して信号記録面に対する情報信
号の書込み及び／又は読出しを行われる。

【０００５】そして、上記ディスクカートリッジにおい
ては、上記カートリッジ１０２内への塵埃の侵入を防止
して上記ディスクの保護を図るため、非使用時において
、上記記録再生用開口部１０３を閉蓋するシャッタ部材
１０４が用いられている。このシャッタ部材１０４は、
上記記録再生用開口部１０３を閉蓋できる大きさに形成
されたシャッタ板部１０５を有して構成されている。こ
のシャッタ部材１０４は、上記カートリッジ１０２の一
側縁部によって一端側部分１０６を支持されて、該カー
トリッジ１０２の一側縁部に沿ってスライド可能となさ
れている。そして、このシャッタ部材１０４は、上記シ
ャッタ板部１０５により上記記録再生用開口部１０３を
閉蓋する図６に示す位置より、該記録再生用開口部１０
３を開蓋させる図７に示す位置に亘って、スライド可能
となされている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なディスクカートリッジにおいては、非使用時において
、上記記録再生用開口部１０３は上記シャッタ部材１０
４により閉蓋されるが、上記チャッキング用開口部は閉
蓋されない。これは、このチャッキング用開口部と上記
ディスク１０１との間には、該ディスク１０１の上記カ
ートリッジ１０２内における回転を可能となすため、空
隙が形成されているためである。したがって、このディ
スクカートリッジにおいては、非使用時において、上記
チャッキング用開口部を介して、上記カートリッジ１０
２内に塵埃が侵入する虞れがある。上記カートリッジ１
０２内に塵埃が進入すると、上記ディスク１０１が汚損
や傷損を被る虞れが生じ、該ディスク１０１に対する良
好な情報信号の書込み及び／又は読出しが行えなくなる
。

【０００７】ここで、上記チャッキング用開口部をも、
上記記録再生用開口部１０３とともに、上記シャッタ部
材１０４により開閉しようとすると、このシャッタ部材
１０４のシャッタ板部１０５を大型化する必要が生じる
。上記シャッタ板部１０５を大型化すると、上記シャッ
タ部材１０４の製造が困難化し、また、上記カートリッ
ジ１０２を小型化することが困難となる。

【０００８】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、製造の困難性及び小型化に対す
る阻害を招来することなく、カートリッジ内への塵埃の
侵入を確実に防止することができるディスクカートリッ
ジを提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係るディスクカートリッ
ジは、ディスクと、上記ディスクを収納し一方の主面部
に該ディスクの一方の主面部の中央部分を外方側に臨ま
せる開口部が形成されたカートリッジと、上記開口部の
周囲部に上記カートリッジの内方側に向けて突設された
突条部と、上記ディスクの他方の主面部と上記カートリ
ッジの内面部との間に介在配設された弾性付勢手段とを
備え、上記弾性付勢手段は、上記ディスクの他方の主面
部の中央部分を弾性的に押圧し、該ディスクの一方の主
面部の中央部分の周囲部を上記突条部に圧接させてなる
ものである。

【００１０】

【作用】本発明に係るディスクカートリッジにおいては
、ディスクを収納するカートリッジの一方の主面部に形
成され該ディスクの一方の主面部の中央部分を外方側に
臨ませる開口部は、上記ディスクと上記カートリッジの
内面部との間に介在配設された弾性付勢手段により該デ
ィスクの一方の主面部の中央部分の周囲部が上記開口部
の周囲部に上記カートリッジの内方側に向けて突設され
た突条部に押接されることによって、閉蓋される。

【００１１】

【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。この例は、本発明に係るディスクカ
ートリッジを、いわゆる光磁気ディスクをカートリッジ
に収納して構成されるディスクカートリッジとして構成
した例である。

【００１２】このディスクカートリッジは、図１及び図
３に示すように、ディスク１と、このディスク１を収納
するカートリッジ２とを有して構成される。上記ディス
ク１は、いわゆる光磁気ディスクであって、透明な合成
樹脂等の材料により円盤状に形成されたディスク基板と
、このディスク基板の主面部に被着形成された磁性材料
からなる信号記録層とを有して構成されている。このデ
ィスク１の中央部分には、上記信号記録層に対して情報
信号の書込み及び／又は読出しを行ういわゆるディスク
プレーヤ装置がこのディスク１を保持するための、セン
ターホール１ａ及びディスクハブ３が設けられている。 このディスク１において、一方側の主面部の上記センタ
ーホール１ａの周囲の部分は、上記ディスクプレーヤ装
置によって情報信号の書込み及び／又は読出しが行われ
る信号記録面となされている。

【００１３】上記センターホール１ａは、上記ディスク
基板の一方側の主面部より他方側の主面部に亘って貫通
された円形の透孔であって、上記信号記録面上に略同心
円状となされて螺旋状に形成される記録トラックの曲率
中心に中心を一致させるように形成されている。上記デ
ィスクハブ３は、金属板等の材料により、上記センター
ホール１ａよりもやや大径の円盤状に形成されている。 このディスクハブ３は、上記センターホール１ａを閉蓋
するようにして、該センターホール１ａに略同心状とな
されて、上記ディスク１の他方側の主面部に取付けられ
ている。

【００１４】上記カートリッジ２は、互いに対をなす上
ハーフ４及び下ハーフ５が突き合わせ結合されることに
よって、上記ディスク１を収納し得るように、略矩形状
の薄い筺体状に構成されている。すなわち、このカート
リッジ２は、上記ディスク１の各主面部に沿う上側及び
下側主面部４ａ，５ａが、一辺の長さが上記ディスク１
の直径よりもやや長い方形状となされている。このカー
トリッジ２には、上記ディスク１が、上記信号記録面が
形成された一方側の主面部を上記下ハーフ５の側となし
、他方側の主面部を上記上ハーフ４の側となして、収納
されている。

【００１５】そして、上記カートリッジ２の一方側の主
面部である下側主面部５ａには、記録再生用開口部６が
設けられている。この記録再生用開口部６は、略矩形状
の透孔であって、上記下側主面部５ａの中心部近傍より
、この下側主面部５ａの一方の辺部の近傍、すなわち、
上記カートリッジ２の一側縁部の近傍に亘って設けられ
ている。この記録再生用開口部６は、上記ディスク１の
上記下ハーフ５の側となされた一方側の主面部に形成さ
れた信号記録面の一部を、該ディスク１の内外周に亘っ
て、外方側に臨ませている。上記ディスクプレーヤ装置
は、この記録再生用開口部６を介して、光学ピックアッ
プ装置等により、上記ディスク１に対する情報信号の書
込み及び／又は読出しを行う。

【００１６】また、上記下ハーフ５の主面部の中央部に
は、略円形のチャッキング用開口部７が設けられている
。このチャッキング用開口部７は、上記センターホール
１ａ及び上記ディスクハブ３の一部を外方に臨ませてい
る。上記ディスクプレーヤ装置は、このチャッキング用
開口部７を介して、ディスクテーブルを上記カートリッ
ジ２内に進入させて、上記ディスク１を保持する。

【００１７】上記下ハーフ５のチャッキング用開口部７
の周囲部には、上記カートリッジ２の内方側に向けて、
すなわち、上記上ハーフ４に向けて、円環状の突条部８
が設けられている。この突条部８は、上記下ハーフ５に
一体的に形成されている。また、上記ディスク１には、
一方側の主面部に、上記突条部８の周囲側となるように
、該突条部８よりも大径の円環状の位置規制用突条１ｂ
が突設されている。

【００１８】そして、上記上ハーフ４の上記ディスク１
に臨む内面部には、弾性付勢手段となる板バネ９が取付
けられている。この板バネ９は、基端側を上記上ハーフ
４に支持され、先端側を上記ディスク１の略中心部に臨
ませている。この板バネ９の先端側に対応する上記ディ
スクハブ３の中央部には、滑性部材１０が取付けられて
いる。この滑性部材１０は、表面部の摩擦係数の低い、
あるいは、いわゆる自己潤滑性を有する、例えばポリテ
トラフルオロエチレン樹脂の如き材料により、略半球状
に形成されている。この滑性部材１０は、底面部を上記
ディスクハブ３に取付けられ、このディスクハブ３の表
面部より上記上ハーフ４側に膨出する状態となされて設
けられている。上記板バネ９は、先端側により、上記滑
性部材１０の上端部を弾性的に押圧している。上記ディ
スク１は、上記板バネ９の弾性力により、図１中矢印Ａ
で示すように、上記下ハーフ５側に弾性付勢され、上記
センターホール１ａの周囲部を上記突条部８の上端部に
圧接させられている。

【００１９】また、上記カートリッジ２には、図１乃至
図３に示すように、シャッタ部材１１が取付けられてい
る。このシャッタ部材１１は、上記記録再生用開口部６
を開閉するためのものである。このシャッタ部材１１は
、上記カートリッジ２の一側縁部に支持されるスライダ
部１２と、このスライダ部１２に支持されたシャッタ板
部１３とを有して、金属板、または、例えばポリアセタ
ールの如き合成樹脂材料等により一体的に形成されてい
る。上記スライダ部１２は、略上記カートリッジ２の厚
みに相当する幅を有する細長棒矩形板状に形成されてい
る。上記シャッタ板部１３は、上記記録再生用開口部６
を閉蓋し得るように、この記録再生用開口部６よりも大
型の矩形状に形成され、例えば０．３ｍｍ程度の所定の
一様な厚みを有している。このシャッタ板部１３は、上
記スライダ部１２の一側縁部に一端側を支持されている
。そして、このシャッタ板部１３には、上記記録再生用
開口部６に対応する透孔１４が形成されている。

【００２０】上記スライダ部１２の上記シャッタ板部１
３の自由端側に向かう側である内側面部には、上記カー
トリッジ２の一側縁部近傍に設けられた一対の支持溝部
１５，１５に係合する係合爪１６が突設されている。上
記各支持溝部１５，１５は、上記各ハーフ４，５の内側
面部の上記一側縁部近傍に、それぞれ該一側縁部に沿う
方向に互いに平行な一対の突条が設けられることによっ
て、これら突条間の空隙部として形成されている。また
、上記カートリッジ２の一側縁部には、上記各支持溝部
１５，１５に沿う方向に、スリット部１５ａが形成され
ている。

【００２１】上記スライダ部１２は、上記係合爪１６を
上記スリット部１５ａを介して上記カートリッジ２内に
進入させ、この係合爪１６の先端側を上記各支持溝部１
５，１５係合させることにより、上記カートリッジ２の
一側縁部に内側面部を略当接させて支持される。このス
ライダ部１２は、上記係合爪１６が上記各支持溝部１５
，１５に沿って摺動可能となされていることにより、上
記カートリッジ２の一側縁部に沿ってスライド可能とな
されている。

【００２２】上記シャッタ部材１１は、上記スライダ部
１２が上記カートリッジ２の一側縁部に支持されること
により、上記シャッタ板部１３を上記下側主面部５ａに
沿わせて、上記カートリッジ２に支持される。そして、
このシャッタ部材１１は、上記スライダ部１２が上記カ
ートリッジ２に対してスライド可能となされていること
により、上記シャッタ板部１３を上記下側主面部５ａ上
に沿わせるようにして、図３中矢印Ｂ及び矢印Ｃで示す
ように、上記カートリッジ２に対してスライド可能とな
されている。

【００２３】上記シャッタ板部１３は、上記シャッタ部
材１１の上記カートリッジ２に対するスライドによって
、上記記録再生用開口部６と上記透孔１４とを異なる位
置となすことによって該側記録再生用開口部６を閉蓋す
る位置と、上記記録再生用開口部６に上記透孔１４を重
ねることによって該記録再生用開口部６を開蓋する位置
とに亘って、スライド可能となされている。

【００２４】そして、上記カートリッジ２の外側部には
、シャッタ開放操作用溝部１７が設けられている。この
シャッタ開放操作用溝部１７は、上記カートリッジ２の
一側縁部に、図１中矢印Ｄで示すこのディスクカートリ
ッジの上記ディスクプレーヤ装置に対する挿入方向、す
なわち上記シャッタ部材１１のスライド方向に沿って、
形成されている。

【００２５】上述のように構成された本発明に係るディ
スクカートリッジにおいては、非使用時にあっては、上
記シャッタ部材１１が上記シャッタ板部１３によって上
記記録再生用開口部６を閉蓋し、この記録再生用開口部
６よりの上記カートリッジ２への塵埃や手指等の侵入を
防止する。また、上記ディスク１は、一方の主面部を上
記突条部８に圧接させることにより、上記チャッキング
用開口部７を閉蓋し、このチャッキング用開口部７より
の上記カートリッジ２への塵埃や手指等の侵入を防止す
る。

【００２６】そして、このディスクカートリッジは、使
用時にあっては、図２に示すように、上記ディスクプレ
ーヤ装置のシャーシ５０上に装着される。上記カートリ
ッジ２は、上記シャーシ５０上に設けられた複数の位置
決めピン５１，５２の先端部に載置されて、該シャーシ
５０に対する所定位置に位置決めされる。

【００２７】このとき、上記ディスク１は、上記ディス
クプレーヤ装置のスピンドルモータ５３の駆動軸５３ａ
に取付けられたディスクテーブル５４上に載置される。 すなわち、このディスクテーブル５４は、上記チャッキ
ング用開口部７よりも小径で、かつ、上記センターホー
ル１ａよりも大径の円板状に形成され、上記駆動軸５３
ａに支持されて上記シャーシ５０上に位置され該シャー
シ５０に平行となされている。このディスクテーブル５
４は、上記カートリッジ２が上記シャーシ５０に対する
所定位置となされると、上記チャッキング用開口部７を
介して、上記カートリッジ２内に進入させられる。上記
カートリッジ２内に進入したディスクテーブル５４の上
面部には、上記ディスク１の一方側の主面部の上記セン
ターホール１ａの周囲部分が載置される。このとき、上
記ディスク１は、上記ディスクテーブル５４によって、
上記カートリッジ２に対し、図２中矢印Ｅで示すように
、上記板バネ９の付勢力に抗して上記上ハーフ４側に移
動され、上記突条部８より離間させられる。

【００２８】また、上記ディスクテーブル５４上には、
センタリング用突起５４ａが突設されている。このセン
タリング用突起５４ａは、上記ディスクテーブル５４に
支持される基端側よりも先端側が縮径されて円錐台状に
形成されており、上記ディスク１のセンターホール１ａ
に嵌入され得る外径を有している。このセンタリング用
突起５４ａは、中心を上記スピンドルモータ５３の駆動
軸５３ａの軸心に一致させて、上記ディスクテーブル５
４上に設けられている。また、このセンタリング用突起
５４ａ内には、上記ディスクハブ３を吸引するための図
示しないマグネットが内蔵されている。

【００２９】上記ディスク１が上記ディスクテーブル５
４上に載置されると、上記センタリング用突起５４ａに
内蔵されたマグネットが上記ディスクハブ３を吸引する
ので、該センタリング用突起５４ａは、外周面部を上記
センターホール１ａの内周縁に当接させる。このセンタ
リング用突起５４ａは、このように外周面部と上記セン
ターホール１ａの内周縁とを当接させることにより、該
ディスク１の中心をこのセンタリング用突起５４ａの中
心に一致させるいわゆるセンタリング操作を行う。この
ようにして、上記ディスク１は、上記ディスクテーブル
５４の上面部と上記センタリング用突起５４ａにより、
上記ディスクテーブル５４に対する所定位置に位置決め
される。

【００３０】そして、上記シャッタ部材１１は、上記デ
ィスクプレーヤ装置の図示しないシャッタ開放機構によ
り、上記カートリッジ２に対してスライド操作され、上
記記録再生用開口部６を開蓋させる。このとき、上記記
録再生用開口部６を介しての上記ディスク１に対する情
報信号の書込み及び／又は読出しが可能となされる。

【００３１】このように上記ディスクプレーヤ装置に装
着された本発明に係るディスクカートリッジにおいては
、上記ディスク１は、上記ディスクテーブル５４が上記
スピンドルモータ５３によって回転操作されることによ
り、該ディスクテーブル５４とともに回転操作される。 このとき、上記ディスクハブ３も上記ディスク１ととも
に回転される。このディスクハブ３の中央部に取付けら
れた上記滑性部材１０は、このディスクハブ３と上記板
バネ９の先端側との間に介在されている。そのため、こ
のディスクハブ３と上記板バネ９との間に生じる摩擦力
は小さくなされており、このディスクハブ３は、上記デ
ィスク１の回転を阻害することなく、円滑に回転操作さ
れる。

【００３２】そして、上記ディスクプレーヤ装置におい
ては、上記シャーシ５０に対し支持シャフト５７を介し
て移動操作可能に支持された光学ピックアップ装置５５
が、上記ディスク１に対して情報信号の書込み及び／又
は読出しを行う。この光学ピックアップ装置５５は、上
記シャーシ５０に設けられた開口部５０ａを介して上記
ディスク１に対向し、上記支持シャフト５７に沿って、
該ディスク１の内外周に亘って移動操作される。この光
学ピックアップ装置５５は、対物レンズ５６を有して構
成され、この対物レンズ５６を介して上記ディスク１の
信号記録面に対して光束を照射し、該信号記録面に対し
て情報信号の書込み及び／又は読出しを行う。

【００３３】なお、本発明に係るディスクカートリッジ
は、上述した実施例に限定されることなく、図４に示す
ように、上記ディスクハブ３の中央部に開口部３ａを設
けるとともに、上記潤滑部材１０を、該開口部３ａを閉
塞しさらに該ディスクハブ３の上面側に膨出されたもの
となして、構成してもよい。

【００３４】この場合には、上記ディスクハブ３は、上
記ディスク１に取付けられた状態において、図５に示す
ように、ディスク保持治具６２により、上記ディスク１
とともに、保持されることができる。このディスク保持
治具６２は、基台６０と、この基台６０上に垂設された
支持棒６１とを有しなる。この支持棒６１は、上記ディ
スクハブ３の開口部３ａに挿入可能な太さとなされてい
る。このディスク保持治具６２は、上記支持棒６１が上
記開口部３ａに挿入されることにより、上記ディスクハ
ブ３が取付けられた複数のディスク１を、これらディス
ク１同士を重ね合わせた状態で保持することができる。 また、この保持治具６２は、上記支持棒６１が上記開口
部３ａに挿入されることにより、上記ディスク１に取付
けられる前の複数のディスクハブ３を、これらディスク
ハブ３同士を重ね合わせた状態で保持することができる
。このディスクハブ３は、複数のディスク１または複数
のディスクハブ３の上記保持治具６２による保持を可能
となすことにより、該ディスク１の製造工程を容易化す
ることができる。

【００３５】そして、上記潤滑部材１０は、上記ディス
ク１の製造が完了した後、上記カートリッジ２に収納す
る前に、上記ディスクハブ３に取付けられる。

【００３６】なお、本発明に係るディスクカートリッジ
の構成は、上述の実施例中に示した如く、上記カートリ
ッジ２の片側主面部のみに記録再生用開口部６を設けた
構成に限定されない。すなわち、このディスクカートリ
ッジは、上記カートリッジ２の両側主面部に記録再生用
開口部を設けて構成してもよい。この場合には、上記シ
ャッタ部材１１の板体部は、これら記録再生用開口部に
対応して、両側に対をなして設けられる。

【００３７】さらに、本発明に係るディスクカートリッ
ジは、上述の実施例中に示した如く、いわゆる光磁気デ
ィスクを用いて構成されたディスクカートリッジに限定
されず、光ディスクや磁気ディスクを用いて構成された
ディスクカートリッジにも適用することができる。

【００３８】

【発明の効果】上述のように、本発明に係るディスクカ
ートリッジにおいては、ディスクを収納するカートリッ
ジの一方の主面部に形成され該ディスクの一方の主面部
の中央部分を外方側に臨ませる開口部は、上記ディスク
と上記カートリッジの内面部との間に介在配設された弾
性付勢手段により該ディスクの一方の主面部の中央部分
の周囲部が上記開口部の周囲部に上記カートリッジの内
方側に向けて突設された突条部に押接されることによっ
て、閉蓋される。

【００３９】したがって、このディスクカートリッジに
おいては、非使用時において、上記開口部を介しての上
記カートリッジ内への塵埃の侵入が防止される。

【００４０】また、このディスクカートリッジにおいて
は、上記カートリッジの外側側に設けられる、例えばシ
ャッタ部材等の部材の大型化、または、増加の必要がな
い。

【００４１】すなわち、本発明は、製造の困難性及び小
型化に対する阻害を招来することなく、カートリッジ内
への塵埃の侵入を確実に防止することができるディスク
カートリッジを提供することができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るディスクカートリッジの構成を示
す拡大縦断面図である。

【図２】上記ディスクカートリッジがディスクプレーヤ
装置に装着された状態を示す拡大縦断面図である。

【図３】上記ディスクカートリッジの構成を示す分解斜
視図である。

【図４】上記ディスクカートリッジの構成の他の例を示
す要部拡大縦断面図である。

【図５】上記図４に示したディスクカートリッジを構成
するディスクの製造工程上における状態を示す要部縦断
面図である。

【図６】従来のディスクカートリッジの構成を示す平面
図である。

【図７】上記従来のディスクカートリッジにおいてシャ
ッタ部材が開口部を開蓋した状態を示す平面図である。

【符号の説明】

１・・・・・・・・・・・・ディスク １ａ・・・・・・・・・・センターホール２・・・・・
・・・・・・・カートリッジ３・・・・・・・・・・・
・ディスクハブ５ａ・・・・・・・・・・下側主面部 ７・・・・・・・・・・・・チャッキング用開口部８・
・・・・・・・・・・・突条部 ９・・・・・・・・・・・・板バネ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　ディスクと、上記ディスクを収納し、
   一方の主面部に該ディスクの一方の主面部の中央部分を
   外方側に臨ませる開口部が形成されたカートリッジと、
   上記開口部の周囲部に上記カートリッジの内方側に向け
   て突設された突条部と、上記ディスクの他方の主面部と
   上記カートリッジの内面部との間に介在配設された弾性
   付勢手段とを備え、上記弾性付勢手段は、上記ディスク
   の他方の主面部の中央部分を弾性的に押圧し、該ディス
   クの一方の主面部の中央部分の周囲部を上記突条部に圧
   接させてなるディスクカートリッジ。