JP3018535B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP3018535B2
JP3018535B2 JP3058012A JP5801291A JP3018535B2 JP 3018535 B2 JP3018535 B2 JP 3018535B2 JP 3058012 A JP3058012 A JP 3058012A JP 5801291 A JP5801291 A JP 5801291A JP 3018535 B2 JP3018535 B2 JP 3018535B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報信号の記録媒体と
して用いられる光ディスクや光磁気ディスク等のディス
クを収納してなるディスクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報信号の記録媒体として用いら
れる光ディスクや光磁気ディスク等のディスク101を
カートリッジ102に回転可能に収納した図5に示すよ
うに構成されたディスクカートリッジが用いられてい
る。
【0003】このディスクカートリッジに収納されるデ
ィスク101は、中央部に穿設したセンターホール10
1aを囲むように一方の主面側に円環状の膨出部105
が形成され、このセンターホール101aを閉塞するよ
うに他方の主面側に金属板等の磁性材料からなるディス
クハブ103が取り付けられている。このディスク10
1は、膨出部105が形成された外周側の領域に信号記
録領域を設けている。
【0004】このように形成されたディスク101を回
転可能に収納したカートリッジ102は、一方の主面側
の中央部に、ディスク101の膨出部105が設けられ
た中央部分を外方に臨ませるチャッキング用開口部10
6設けられている。さらに、カートリッジ102には、
図示しないが、ディスク101に設けた記録領域の一部
を内外周に亘って外方に臨ませる記録再生用開口部が設
けられている。
【0005】このディスクカートリッジが装着されるデ
ィスクプレーヤは、装置本体内に配設されるベース10
1に複数の位置決めピン111,112を植立し、これ
ら位置決めピン111,112によりディスクカートリ
ッジを位置決め支持する。また、ベース101には、位
置決めピン111,112により位置決め支持されたデ
ィスクカートリッジに収納されたディスク101が装着
されるディスクテーブル11が支持されている。このデ
ィスクテーブル113は、カートリッジ102に設けた
チャッキング用開口部106よりも小さく、ディスク1
01に設けたセンターホール101aよりも大きな径を
有する円盤状のディスク載置部115を有している。こ
のディスクテーブル113は、ベース110に取り付け
られた図示しないスピンドルモータの駆動軸114の先
端部に一体的に取り付けられ、この駆動軸114と一体
に回転駆動される。ディスクテーブル113は、ディス
クカートリッジが位置決めピン111,112により位
置決め支持されると、ディスク載置部115をチャッキ
ング用開口部106を介してカートリッジ102内に進
させ、この載置部115上にディスク101の膨出部1
05を載置させる。
【0006】ディスク載置部115のディスク載置面側
の中央部には、基端部側をセンターホール101aの直
径に対応する直径とし、先端先細り状とした円錐台状の
センタリング部材116が設けられている。このセンタ
リング部材116は、駆動軸114の軸方向と平行な図
5中矢印c方向及び矢印d方向に移動可能に支持され、
図示しない付勢部材により、ディスク載置部115から
突出する方向の図5中矢印d方向に付勢されている。ま
た、ディスク載置部115には、ディスク101に取り
付けたディスクハブ103を図5中矢印c方向のディス
クテーブル113側に吸引する図示しないマグネットが
内蔵されている。
【0007】そして、ディスクカートリッジに収納され
たディスク101は、ディスクテーブル113のディス
ク載置部115に載置されるとき、センターホール10
1aにセンタリング部材116が係合するとともにマグ
ネットによりディスクハブ103が吸引される。このと
き、センタリング部材116はセンターホール101a
に対し出没することにより、センターホール101aの
中心とセンタリング部材116の中心、すなわち、駆動
軸114の軸心とが一致させられるセンタリング操作が
行われる。このようにディスク101は、センタリング
操作が行われてディスクテーブル113上に載置される
ことにより、回転中心を駆動軸114の軸心位置させて
偏心のない状態でディスクテーブル113と一体に回転
駆動される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスク1
01を回転可能に収納したディスクカートリッジにあっ
ては、ディスク101をカートリッジ102内で円滑に
回転させるためには、ディスク101の外周端とカート
リッジ102の内壁面との間に、図5中矢印aで示すよ
うな間隙を有することが必要がある。すなわち、カート
リッジ102は、位置決めピン111,112により位
置決めされるものの、ディスク101がセンタリング部
材116によってディスクテーブル113に対して位置
決めされて装着されるほどには正確に位置決めされな
い。そのため、ディスクテーブル113に位置決めされ
装着されたディスク101に対しカートリッジ102が
相対的に位置ずれを生じ、ディスク101の外周端がカ
ートリッジ102の内面に接触し、円滑な回転が行えな
くなる。
【0009】一方、ディスク101の外周端とカートリ
ッジ102の内壁面との間に大きな間隔があると、ディ
スク101がカートリッジ102の一方の側に大きく変
位し、センターホール101aにセンタリング部材11
6が係合しない状態が発生し、ディスク101をディス
クテーブル113上に位置決めが図られて装着すること
ができなくおそれがある。
【0010】すなわち、図5中矢印bで示すセンタリン
グ部材116の外周面のディスク101の主面に沿う図
5中矢印b方向の長さが、ディスク101の外周端とカ
ートリッジ102の内壁面との間の空隙よりも小さい
と、図6に示すように、ディスク101の膨出部105
の端面がセンタリング部材116の上端面に当接してし
まうおそれがある。このように、膨出部105の端面が
センタリング部材116の上端面に当接してしまうと、
センタリング部材116がセンターホール101aに係
合しなくなり、ディスク101のディスクテーブル11
3に対するセンタリング操作を行うことができない。こ
のセンタリング部材116は、外周面のディスク101
の主面に沿う方向の長さがディスク101のセンタリン
グを可能となす距離となっている。
【0011】ディスクテーブル113に載置されるディ
スク101のセンタリング操作を確実に行うためには、
センタリング部材116のディスク101に対するセン
タリング操作を行う距離を大きくする必要がある。ディ
スク101のディスクテーブル113に対するセンタリ
ング操作を行う距離を大きくするには、センタリング部
材116の外周面のディスク101の主面に沿う方向の
長さを長くする必要がある。ここで、センタリング部材
116の高さを変えることなくセンタリング部材116
の外周面のディスク101の主面に沿う方向の長さを長
くすると、外周面の傾斜が緩やかとなってしまい、セン
タリング部材116のセンターホール101aに対する
円滑な出没操作を行うことができなくなり、ディスク1
01のディスクテーブル113に対する正確なセンタリ
ングが行えなくなる。したがって、センタリング部材1
16の外周面のディスク101の主面に沿う方向の長さ
を長くすると、センタリング部材116のディスク10
1の主面部に直交する方向の高さが大きくなりディスク
テーブル113の大型化を招いてしまう。
【0012】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、ディスクを収納したディスクカ
ートリッジが装着されるディスクプレーヤに設けられる
ディスクテーブル等の大型化を招くことなく、円滑にデ
ィスクのセンタリング操作を行うことができ、カートリ
ッジ内で円滑にディスクの回転操作を行うことができる
ディスクカートリッジを提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の課題を達成するた
め、本発明に係るディスクカートリッジは、センターホ
ールを囲むように一方の主面側に形成された円環状の膨
出部と他方の主面側にセンターホールを閉塞するように
設けられた金属板状部材と膨出部の端面側の外周面に形
成された第1のテーパ部とを有するディスクと、このデ
ィスクを収納し、ディスクの膨出部の径より大きく形成
されディスクの膨出部を含む部分を外方に臨ませるチャ
ッキング用開口部と、このチャッキング用開口部の周縁
に沿って形成された円環状の突条部と、この突条部の内
周側部分に形成されディスクがチャッキング用開口部側
方向へ移動したときにディスクを第1のテーパ部ととも
に当該カートリッジの中心方向にガイドする第2のテー
パ部とを有するカートリッジとを備える。そして、この
ディスクカートリッジは、ディスクがカートリッジの中
心に位置しているときのディスクの外周端とカートリッ
ジの内壁面との間隔よりも、ディスクがカートリッジの
中心に位置しているときの膨出部の端面の外周縁部より
突条部の内周部に至るディスクの一方の主面と平行な方
向の距離を大きくしている。
【0014】
【作用】本発明は、ディスクの膨出部の端面側の外周面
に形成した第1のテーパ部と、ディスクの膨出部の径よ
り大きく形成されたチャッキング用開口部の周縁に沿っ
て形成された円環状の突条部の内周側部分に形成された
第2のテーパ部によって、ディスクがチャッキング用開
口部側方向に移動したときに、ディスクをカートリッジ
の中心方向にガイドし、さらに、ディスクがカートリッ
ジの中心に位置しているときのディスクの外周端とカー
トリッジの内壁面との間隔よりも、ディスクがカートリ
ッジの中心に位置しているときの膨出部の端面の外周縁
部より突条部の内周部に至るディスクの一方の主面と平
行な方向の距離が大きくされているので、ディスクの外
周端がカートリッジの内壁面に当接した状態にある場合
であっても、ディスクがチャッキング用開口部側に移動
され、ディスクテーブルへの装着が行われる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。この例は、光磁気ディスクをカート
リッジに収納したものである。
【0016】このディスクカートリッジは、図1及び図
2に示すように、ディスク1をカートリッジ2に回転可
能に収納している。このカートリッジ2に収納されるデ
ィスク1は、透明な合成樹脂等の材料により形成された
ディスク基板の主面に磁性材料からなる信号記録層を被
着して形成されている。このディスク1に対する情報信
号の書込み又は読み出しは、一方の主面側から信号記録
層に光ビームを集光して照射し、この信号記録層が設け
られた信号記録領域を光ビームによって走査することに
よって行われる。
【0017】このディスク1は、図2に示すように、中
央部に穿設したセンターホール1aを囲むように一方の
主面側に円環状の膨出部5が形成され、このセンターホ
ール1aを閉塞するように他方の主面側に金属板等の磁
性材料からなるディスクハブ3が取り付けられている。
このディスク1は、膨出部5が形成された外周側の領域
に信号記録領域を設けている。この記録領域には、セン
ターホール1aを中心として同心円状又は螺旋状に情報
信号が記録される記録トラックが形成されている。
【0018】ディスク1の他方の主面側に取り付けられ
るディスクハブ3は、図2に示すように、ディスク1の
他方の主面と略面一となるように、センターホール1a
を囲むように形成されたディスクハブ取付凹部4内に収
納するように取り付けられている。
【0019】そして、センターホール1aを囲むように
ディスク1の一方の主面側に形成される膨出部5は、合
成樹脂により形成されるディスク基板と一体に形成さ
れ、先端面をディスク1の一方の主面に平行な平坦な面
としている。この膨出部5の外周面には、図2及び図3
に示すように、カートリッジ2の外方側に向かう先端面
に向かって徐々に縮径された第1のテーパ部9が形成さ
れている。
【0020】このように形成されたディスク1は、図1
及び図2に示すように、互いに対をなす上ハーフ2aと
下ハーフ2bとを突き合わせ結合したカートリッジ2内
に回転可能に収納される。このカートリッジ2は、一辺
の長さがディスク1の直径よりやや長い矩形状に形成さ
れている。そして、ディスク1は、膨出部5が設けられ
た一方の主面側を下ハーフ2bに対向させてカートリッ
ジ2内に収納されている。
【0021】ディスク1を収納したカートリッジ2は、
図1に示すように、一方の主面を構成する下ハーフ2b
中央部に、ディスク1の膨出部5が設けられた中央部分
を外方に臨ませるチャッキング用開口部6が設けられて
いる。さらに、カートリッジ2には、ディスク1に設け
た記録領域の一部を内外周に亘って外方に臨ませる記録
再生用開口部2cが設けられている。
【0022】そして、下ハーフ2bに形成したチャッキ
ング用開口部6の周縁に沿ってカートリッジ2の内方側
に向けて円環状の第1の突条部7が設けられている。こ
の突条部7は、下ハーフ2bに一体に形成されている。
また、上ハーフ2aにも、カートリッジ2の内方側に向
かって第1の突条部7に相対向するように円環状の第2
の突条部8が設けられている。第1の突条部7の内周側
部分には、図2及び図3に示すように、カートリッジ2
に収納されたディスク1に向かって徐々に拡径されるよ
うに傾斜された第2のテーパ部10に形成されている。
このカートリッジ2側に設けられる第2のテーパ部10
とディスク1側に設けられる第1のテーパ部9は、図3
に示すように相対向している。これら、第1のテーパ部
9と第2のテーパ部10とは、ディスク1がカートリッ
ジ2内においてチャッキング用開口部6側へ移動すると
きに共働してディスク1をカートリッジ2の中心方向に
ガイドする。
【0023】また、カートリッジ2には、記録再生用開
口部2cを開閉するシャッタ部材12が取り付けられて
いる。このシャッタ部材12は、カートリッジ2の一側
面側に支持されるスライダ部と、このスライダ部に支持
されたシャッタ板13とを有し、金属板又はポリアセタ
ール等の合成樹脂により一体に形成されている。シャッ
タ部材12のスライダ部は、カートリッジ2の厚みに相
当する幅を有する細長矩形状に形成され、シャッタ板1
3は、記録再生用開口部2cを閉塞するに足る大きさの
矩形状に形成され、例えば0.3mm程度の一様な厚さ
に形成されている。このシャッタ板13は、スライダ部
の一側縁に基端部を連結してスライダ部と一体に形成さ
れている。
【0024】シャッタ部材12は、スライダ部によりカ
ートリッジ2の一側面側を支持し、シャッタ板13をカ
ートリッジ2に設けた記録再生用開口部2c上に延在さ
せ、記録再生用開口部2cを開閉する図1中矢印G方向
に移動可能に取り付けられている。
【0025】なお、カートリッジ2の一側面には、シャ
ッタ開放操作用溝部14が設けられている。シャッタ開
放操作用溝部14は、カートリッジ2の一側面に、この
ディスクカートリッジのディスクプレーヤへの挿入方向
であるシャッタ部材12のスライド方向に沿って形成さ
れている。
【0026】上述のように構成されたディスクカートリ
ッジが装着されるディスクプレーヤは、図4に示すよう
に、装置本体内に配設されるベース51に複数の位置決
めピン52,53を植立し、これら位置決めピン52,
53を、図1に示すように、カートリッジ2の下ハーフ
2b側に設けた複数の位置決め孔15,16に係合させ
ることによりディスクカートリッジを位置決め支持す
る。
【0027】また、ベース51には、位置決めピン5
2,53により位置決め支持されたディスクカートリッ
ジに収納されたディスク1が装着されるディスクテーブ
ル54が支持されている。このディスクテーブル54
は、カートリッジ2に設けたチャッキング用開口部6よ
りも小さく、ディスク1に設けたセンターホール1aよ
りも大きな径を有する円盤状のディスク載置部58を有
している。このディスクテーブル54は、ベース51に
取り付けられた図示しないスピンドルモータの駆動軸5
5の先端部に一体的に取り付けられ、この駆動軸55と
一体に回転駆動される。ディスクテーブル54は、ディ
スクカートリッジが位置決めピン52,53により位置
決め支持されると、ディスク載置部58をチャッキング
用開口部6を介してカートリッジ2内に進入させ、この
ディスク載置部58上にディスク1の膨出部5を載置さ
せる。
【0028】ディスク載置部58のディスク載置面側の
中央部には、図4に示すように、ディスクテーブル54
に装着されるディスク1の回転中心をディスクテーブル
54の回転中心に一致させるセンタリングを行うセンタ
リング部材56が設けられている。このセンタリング部
材56は、略円筒状に形成され、駆動軸55の軸心に中
心を一致させ、駆動軸55の軸方向に一定の範囲で摺動
可能に支持されている。センタリング部材56の外周面
は、先端側に向かって徐々に縮径された略円錐形に形成
され、中途部までディスク1のセンターホール1aに係
合し得る外径に形成されている。そして、センタリング
部材56は、このセンタリング部材56とディスクテー
ブル54との間に嵌装された圧縮コイルバネ57によ
り、図4中矢印H方向の駆動軸55の先端方向であるデ
ィスクテーブル54よりディスク1側に突出する方向に
付勢されている。また、センタリング部材56の上端側
に位置する駆動軸55の先端側には円環状のマグネット
59が取り付けられている。
【0029】ディスクカートリッジが位置決めピン5
2,53により位置決め支持されてベース51上に装着
されると、図4に示すように、ディスクテーブル54の
ディスク載置部58がチャッキング用開口部6を介して
カートリッジ2内に進入する。ディスクテーブル54が
カートリッジ2内に進入すると、マグネット59により
ディスクハブ3が吸引され、ディスク載置部58のディ
スク1に対向する上面側の載置面58aに、ディスク1
のセンターホール1aを取り囲むように形成された膨出
部5の先端面が接近する。
【0030】ところで、本発明に係るディスクカートリ
ッジは、ディスク1がカートリッジ2内においてチャッ
キング用開口部6側へ移動するとき、共働してディスク
1をカートリッジ2の中心方向にガイドする第1及び第
2のテーパ部9,10が設けられているので、ディスク
テーブル54側のマグネット59によりディスクハブ3
が吸引されてディスク1がディスクテーブル54側に移
動されるとき、ディスク1はカートリッジ1の中心方向
に移動される。したがって、ディスク1がカートリッジ
2の中心からずれた位置に収納された状態にあっても、
カートリッジ2の中心方向に移動される。
【0031】さらに、本発明に係るディスクカートリッ
ジは、図2に矢印Bで示すディスク1がカートリッジ2
の中心に位置しているときのディスク1の外周端とカー
トリッジ2の内壁面との間隔よりも、ディスク1がカー
トリッジ2の中心に位置しているときの膨出部5の端面
の外周縁部より第1の突条部7の内周部に至るディスク
1の一方の主面と平行な方向の図3中矢印Aで示す距離
が大きくされているので、ディスク1の外周端が図4に
示すようにカートリッジ2の内壁面に当接した状態にあ
る場合であっても、ディスク1がカートリッジ2のチャ
ッキング用開口部6側に移動される。このとき、センタ
ーホール1aの膨出部が設けられた側の開口縁部側が、
センタリング部材57の外周面に当接する。センタリン
グ部材57は、ディスク1のディスクハブ3を吸引する
マグネット59の吸引力により、圧縮コイルバネ57の
付勢力に抗してディスクテーブル54内に没入する方向
に移動される。そして、ディスク1がディスクテーブル
54側に移動することに伴いセンタリング部材57が圧
縮コイルバネ57の付勢力を受けて図4中矢印H方向の
ディスクテーブル54より突出する方向に弾性復帰する
ことにより、ディスク1は、センターホール1aの開口
縁をセンタリング部材57の外周面に摺接させながら主
面と平行な図4中矢印F方向に移動される。このよう
に、ディスク1が主面と平行な方向に移動されることに
より、センターホール1aの中心がセンタリング部材5
7の軸心に一致させられるセンタリング操作が行われ
る。
【0032】ディスクテーブル54に対するセンタリン
グが図られたディスク1は、ディスク載置部58とセン
タリング部材57とにより駆動軸55の軸心に回転中心
を一致させた位置決めが図れた状態で膨出部5の先端面
がディスク載置部58に支持されてディスクテーブル5
4に装着される。
【0033】このように、本発明に係るディスクカート
リッジは、センターホール1aの開口縁がセンタリング
部材57の外周面に当接する前に、ディスク1側に設け
た第1のテーパ部9とカートリッジ2側に設けた第2の
テーパ部10とにより、ディスク1がカートリッジ2の
中心方向に移動されるので、ディスクカートリッジを用
いるディスクプレーヤ側に設けられるセンタリング部材
57の外周面のディスク1の主面と平行な図4中矢印C
方向の長さであるディスク1のセンタリング操作が可能
な距離を長くすることなく、良好にセンタリング操作を
行うことができる。
【0034】上述した説明では、カートリッジ2に光磁
気ディスク1を収納した例を挙げて説明したが、本発明
は、上述の実施例に限定されることなくその他の光ディ
スクや磁気ディスクを収納したディスクカートリッジに
適用し、上述したディスクカートリッジと同様の作用効
果を実現できる。
【0035】
【発明の効果】上述のように、本発明は、ディスクの膨
出部の端面側の外周面に形成した第1のテーパ部と、デ
ィスクの膨出部の径より大きく形成されたチャッキング
用開口部の周縁に沿って形成された円環状の突条部の内
周側部分に形成された第2のテーパ部によって、ディス
クがチャッキング用開口部側方向に移動したときに、デ
ィスクをカートリッジの中心方向にガイドし、さらに、
ディスクがカートリッジの中心に位置しているときのデ
ィスクの外周端とカートリッジの内壁面との間隔より
も、ディスクがカートリッジの中心に位置しているとき
の膨出部の端面の外周縁部より突条部の内周部に至るデ
ィスクの一方の主面と平行な方向の距離が大きくされて
いるので、ディスクの外周端がカートリッジの内壁面に
当接した状態にある場合であっても、ディスクがチャッ
キング用開口部側に移動され、センタリングを図ったデ
ィスクテーブルへの装着を行うことができ、カートリッ
ジ内でディスクを円滑に回転駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカートリッジを底面部よ
り見た斜視図である。
【図2】上記ディスクカートリッジの縦断面図である。
【図3】上記ディスクカートリッジの要部構成を示す縦
断面図である。
【図4】上記ディスクカートリッジをディスクプレーヤ
に装着した状態を示す断面図である。
【図5】従来のディスクカートリッジをディスクプレー
ヤに装着した状態を示す縦断面図である。
【図6】上記従来のディスクカートリッジにおいてセン
タリング操作が不能となった状態を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ディスク、 1a センターホール、 2 カート
リッジ、 3 ディスクハブ、 5 膨出部、 6 チ
ャッキング用開口部、 7 第1の突条部、9 第1の
テーパ部、 10 第2のテーパ部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センターホールを囲むように一方の主面
    側に形成された円環状の膨出部と他方の主面側に上記セ
    ンターホールを閉塞するように設けられた金属板状部材
    と上記膨出部の端面側の外周面に形成された第1のテー
    パ部とを有するディスクと、 上記ディスクを収納し、上記ディスクの膨出部の径より
    大きく形成され上記ディスクの上記膨出部を含む部分を
    外方に臨ませるチャッキング用開口部と、このチャッキ
    ング用開口部の周縁に沿って形成された円環状の突条部
    と、この突条部の内周側部分に形成され上記ディスクが
    上記チャッキング用開口部側方向へ移動したときに上記
    ディスクを上記第1のテーパ部とともに当該カートリッ
    ジの中心方向にガイドする第2のテーパ部とを有するカ
    ートリッジとを備え、 上記ディスクが上記カートリッジの中心に位置している
    ときの上記ディスクの外周端と上記カートリッジの内壁
    面との間隔よりも、上記ディスクが上記カートリッジの
    中心に位置しているときの上記膨出部の端面の外周縁部
    より上記突条部の内周部に至る上記ディスクの一方の主
    面と平行な方向の距離が大きくされたディスクカートリ
    ッジ。
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