JP3208806B2 - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JP3208806B2
JP3208806B2 JP29375391A JP29375391A JP3208806B2 JP 3208806 B2 JP3208806 B2 JP 3208806B2 JP 29375391 A JP29375391 A JP 29375391A JP 29375391 A JP29375391 A JP 29375391A JP 3208806 B2 JP3208806 B2 JP 3208806B2
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JP
Japan
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disk
center hole
turntable
center
centering
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JP29375391A
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JPH0574026A (ja
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洋 武川
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Sony Corp
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Sony Corp
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報の記録に用いら
れる光ディスクに関し、特にそのクランプ構造に係るも
のである。
【0002】
【従来の技術】現在、一般に実用化されている情報記録
用ディスク(光ディスク)は、その回転中心部にセンタ
ーホールが形成され、これをディスク駆動装置に装着し
た際には装置側のターンテーブルに載置されるととも
に、このターンテーブルの中心部に突出して設けられた
テーパー形状のセンタリングキャップがセンターホール
に嵌合して回転中心部の位置決め(センタリング)が行
なわれる。尚、このディスクの装着時にディスクがター
ンテーブルに対し中心が多少ずれた状態で載置されて
も、ディスクはセンターホールがセンタリングキャップ
のテーパー面で強制的に引き込まれることにより円滑に
センタリングが行なわれるようになっている。
【0003】そしていわゆる片側マグネットチャッキン
グ方式のディスクでは、上記センターホールを塞ぐよう
にしてディスクの片面側にパーマロイ等の磁性吸着板が
固着されてなり、ディスク駆動装置に装着した際にはこ
の磁性吸着板がターンテーブルの中心部に設けられたマ
グネットに磁気吸着されることによりディスクのチャッ
キングが行なわれてクランプされる構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
片側マグネットチャッキング方式のディスクでは、セン
ターホールを塞ぐように磁性吸着板が固着されているこ
とにより、一般のディスククランプ方式のようにチャッ
キング時にセンタリングキャップがセンターホールを貫
通してディスクの上面側に出ることができない。従っ
て、当然の如くディスクのセンターホールにセンタリン
グキャップを大きく(深く)嵌合させることができず、
これではチャッキング時にセンタリングキャップがディ
スクのセンターホールを充分に引き込むことができない
ので、確実なセンタリングを行なえない問題がある。
【0005】本発明は斯る点に鑑みてなされたもので、
センターホールに磁性吸着板が固着されてなる片側マグ
ネットチャッキング方式のディスクにおいて、確実なセ
ンタリングが行なえるディスクを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するも
のとして本発明の光ディスクは、中心部に設けられたセ
ンターホールと、一方の面に信号記録面が設けられてい
るとともにセンターホールの周囲に形成された凹部と、
他方の面にセンターホールに沿って円環状に突出形成さ
れた凸状部とが樹脂を成形することによって形成された
基板と、凹部に設けられる磁性吸着板とを備え、凹部の
底部と凸状部の端面との間の厚みを、基板の凸状部以外
の厚みとほぼ均一となるように形成したものである。
【0007】この光ディスクは、ターンテーブルのマグ
ネットに磁性吸着板が磁気的に吸着されることによって
ターンテーブルに載置されるとともに、センターホール
にターンテーブルのセンタリングキャップが嵌合してセ
ンタリングが行なわれた状態でチャッキングされる。こ
のとき光ディスクは、センターホールに沿って円環状に
凸状部が突出形成されていることにより、センターホー
ルとセンタリングキャップとの嵌合深さを大きくできる
ので、センタリングキャップによってディスクのセンタ
ーホールを充分に引き込むことができ、その結果確実な
センタリングが行なわれる。そしてさらにこの光ディス
クでは、基板の凹部の底部と凸状部の端面との間の厚み
を、基板の凸状部以外の厚みとほぼ均一となるように形
成したことにより、基板の成形後の樹脂収縮による変形
が生じにくく、凸状部の形成部分を精度よく成形するこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例について説明する。図において1はディスクカ
ートリッジを示し、このディスクカートリッジ1の内部
にはディスク(光ディスク)Dが回転可能に収納されて
いる。2はこのディスクDの基板(以下ディスク基板と
いう)で、このディスク基板2はその回転中心部から外
周方向に所定距離をおいて信号記録面3を有しており、
この信号記録面3に対しディスクカートリッジ1に形成
された開口部(図示せず)を介して光学ヘッドからレー
ザー光が照射されることによって信号の記録または再生
が行なわれる。
【0009】このディスク基板2の回転中心部には円形
のセンターホール4が穿設されており、さらにディスク
基板2の上面側にはセンターホール4の周囲部に形成さ
れた凹部5に上記センターホール4を塞ぐようにしてパ
ーマロイ等の磁性体によりなる磁性吸着板6が固着され
ている。
【0010】そしてさらにこのディスクDにおいては、
ディスク基板2の磁性吸着板6が固着されている側と反
対側の面、即ち下面側に、センターホール4に沿った円
環リブ状の凸状部(以下凸条部という)7を突出形成
し、これによってセンターホール4の周囲部の厚みを増
加させた構造としてある。この凸条部7の形成部におい
ては、図4より明らかな如く凹部5の底部と凸条部7の
下端面との間の肉厚を、凸条部7の形成部以外のディス
ク基板2の肉厚と略均一に成形し、これによっていわゆ
るヒケ(成形後の樹脂の収縮による凹変形)が発生しに
くい形状としてある。
【0011】またこのディスクDにおいては、ディスク
基板2の凸条部7の部分に後述するターンテーブルによ
って信号記録面3と垂直方向の位置決めを行なう位置決
め部(クランピングエリア)を定めてあり、即ち本例構
造ではディスク基板2の下面側における凸条部7による
厚み増加部において後述するターンテーブルに載置され
る構成となっている。
【0012】尚、このディスクDが収納されるディスク
カートリッジ1の下面側中央には開口8が形成されてお
り、上記センターホール4及び凸条部7はこの開口8を
介して外部に臨んでいる。
【0013】一方、10はディスク駆動装置内に構成さ
れる駆動機構を示し、この駆動機構にディスクDがチャ
ッキングされて回転駆動される。このディスクDをチャ
ッキングするチャッキング装置は、下記のように構成さ
れている。11はディスク駆動用のモーターで、このモ
ーター11のスピンドル軸11aにはディスクDを載置
するターンテーブル12が固定されている。このターン
テーブル12は皿状をなし、その周側壁上端面がディス
クを受けるディスク受け面12aとなされている。また
このターンテーブル12の中心部にはディスクDのセン
タリングを行なうためのセンタリングキャップ13が配
設されている。このセンタリングキャップ13は、上方
に向って小径となるようなテーパー状に形成され、ター
ンテーブル12に対しその回転軸方向に所定範囲で移動
可能となされており、ターンテーブル12との間に介挿
された付勢部材としてのスプリング14によって常に上
方向即ちターンテーブル12より突出する方向に付勢さ
れている。さらにこのセンタリングキャップ13の中心
部に位置してモーター11のスピンドル軸11aにはタ
ーンテーブル12と一体に磁気吸着用のマグネット15
が固定されている。
【0014】そしてディスクカートリッジ1がディスク
駆動装置内に挿入され図1に示す如く全体的に下降され
ると、開口8を介してディスクカートリッジ1内にター
ンテーブル12が入り込む状態となってマグネット15
に磁性吸着板6が磁気的に吸着され、これによってター
ンテーブル12のディスク受け面12aにディスクDが
凸条部7による厚み増加部において載置されて信号記録
面3と垂直方向の位置決めが行なわれるとともに、セン
タリングキャップ13がセンターホール4に嵌合してデ
ィスクDの回転中心部の位置決め即ちセンタリングが行
なわれて、チャッキング動作が完了しクランプ状態とな
る(図2)。尚、このチャッキング完了状態ではセンタ
リングキャップ13はセンターホール4の縁部で押し下
げられることにより、ディスクDのセンタリングをしな
がら多少下降した状態にある。
【0015】上記のディスクチャッキング動作では、チ
ャッキング前の状態で図1に示すようにディスクDの中
心とターンテーブル12の中心とが多少ずれていても、
ディスクDはセンターホール4がセンタリングキャップ
13のテーパー面で案内されることにより強制的に引き
込まれる。
【0016】そしてこの動作においては、上記の如くデ
ィスクDの下面側にセンターホール4に沿った凸条部7
を設けてセンターホール4の周囲部の厚みを増加させた
ことにより、確実なセンタリングが行なわれる。即ち、
凸条部7によってセンターホール4の周囲部分の厚みを
増加させたことにより、センターホール4とセンタリン
グキャップ13との嵌合深さが大となる(センタリング
キャップ13がセンターホール4に深く嵌合される)の
で、その分チャッキング時にセンタリングキャップ13
によってセンターホール4を大きく引き込むことがで
き、従ってより確実なセンタリングが行なわれることに
なる。
【0017】さらに前述したように凸条部7の形成部に
おいてこの部分の肉厚を凸条部の形成部位外のディスク
基板2の肉厚と略均一に形成し、ヒケが生じにくい構造
としたことにより、この凸条部7による厚み増加部にク
ランピングエリアを設定しても信号記録面3との平行度
を正確にとり易く、即ちディスクDはターンテーブル1
2に対し傾くことなく正確にクランプされるので、確実
な信号の記録/再生が行なわれる。
【0018】さらに本例の如くディスクDのクランプ用
の開口8が常時むき出しになっているタイプのディスク
カートリッジ1においては、ディスクDの凸条部7によ
って塵埃等のディスクカートリッジ内への浸入を減少さ
せることができる効果をも有する。
【0019】
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
光ディスクは、基板のセンターホールに沿って円環状の
凸状部を突出形成してセンターホールの周囲部分の厚み
を増加させた構造により、チャッキング時にセンタホー
ルをターンテーブルのセンタリングキャップによって充
分に引き込むことができるので、確実なディスクのセン
タリングが行なわれる。そして特に本発明の光ディスク
では、基板の凹部の底部と凸状部の端面との間の厚み
を、基板の凸状部以外の厚みとほぼ均一となるように形
成した構造により、基板の成形後の樹脂収縮による変形
が生じにくく、凸状部の形成部分を精度よく成形するこ
とができる。従って、光ディスクを凸状部の形成部分に
おいてターンテーブルで受ける構成とした場合、光ディ
スクがターンテーブルに対し傾くことなく正確に支持さ
れるので、確実な信号の記録/再生が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断側面図で、チャッキング前の状態
である。
【図2】実施例の縦断側面図で、チャッキング完了後の
状態である。
【図3】光ディスクの下方から見た斜視図である。
【図4】光ディスクの要部の拡大図である。
【符号の説明】
D‥‥ディスク(光ディスク) 2‥‥ディスク基板 4‥‥センターホール 5‥‥凹部 6‥‥磁性吸着板 7‥‥凸条部(凸状部) 12‥‥ターンテーブル 13‥‥センタリングキャップ 15‥‥マグネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/022 - 17/035 G11B 7/24 G11B 11/105 G11B 23/00 - 23/033

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部に設けられたセンターホールと、
    一方の面に信号記録面が設けられているとともに上記セ
    ンターホールの周囲に形成された凹部と、他方の面に上
    記センターホールに沿って円環状に突出形成された凸状
    部とが樹脂を成形することによって形成された基板と、 上記凹部に設けられる磁性吸着板とを備え、 上記凹部の底部と上記凸状部の端面との間の厚みを、上
    記基板の上記凸状部以外の厚みとほぼ均一となるように
    形成した光ディスク。
JP29375391A 1991-07-12 1991-10-14 光ディスク Expired - Lifetime JP3208806B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29375391A JP3208806B2 (ja) 1991-07-12 1991-10-14 光ディスク

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19885791 1991-07-12
JP3-198857 1991-07-12
JP29375391A JP3208806B2 (ja) 1991-07-12 1991-10-14 光ディスク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0574026A JPH0574026A (ja) 1993-03-26
JP3208806B2 true JP3208806B2 (ja) 2001-09-17

Family

ID=26511214

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3782969A1 (en) 2019-08-22 2021-02-24 Fujian Yongjing Technology Co., Ltd. Process of fluorinating inorganic or organic compounds by direct fluorination

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3782969A1 (en) 2019-08-22 2021-02-24 Fujian Yongjing Technology Co., Ltd. Process of fluorinating inorganic or organic compounds by direct fluorination

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JPH0574026A (ja) 1993-03-26

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