JP3489322B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP3489322B2
JP3489322B2 JP06499496A JP6499496A JP3489322B2 JP 3489322 B2 JP3489322 B2 JP 3489322B2 JP 06499496 A JP06499496 A JP 06499496A JP 6499496 A JP6499496 A JP 6499496A JP 3489322 B2 JP3489322 B2 JP 3489322B2
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disc
opening
cartridge
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disk
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信彦 塚原
青木  直
俊治 岡西
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Sony Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジ本体
内に、光ディスク、光磁気ディスク等のディスクが回転
可能に収納されるディスクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク又は光磁気ディスク等
の円盤状に形成されたディスクは、その保管時におい
て、記録及び/又は再生面の記録領域に塵、或いは埃が
付着し、又は傷等が生ずることを防止するため、ディス
クカートリッジに回転自在に収納されている。また、デ
ィスクカートリッジは、使用時に記録及び/又は再生装
置に装着する際に、記録領域に指の指紋等が付着しない
ようにディスクを保護している。そして、ディスクカー
トリッジは、このようにディスクを保護すると同時に、
記録及び/又は再生装置への装着を容易としている。
【0003】このディスクカートリッジは、例えば一対
の略浅皿状に形成された上ハーフと下ハーフ突き合わせ
て接合して形成されるカートリッジ本体にディスクを回
転自在に収納して構成されている。
【0004】カートリッジ本体には、その内部にディス
クの外径寸法よりやや大径であって、且つディスクの厚
さ寸法よりやや大とされた円弧状の立上がり壁によって
構成されるディスク収納部が形成されている。そして、
このディスク収納部には、ディスクが回転自在に収納さ
れる。
【0005】また、カートリッジ本体には、上下面に中
央部から前面側に亘って左右方向略中央に位置して記録
及び/又は再生開口部が開設されている。この記録及び
/又は再生開口部は、カートリッジ本体に収納されたデ
ィスクの記録領域の一部を外方に臨まさせている。
【0006】記録及び/又は再生開口部には、全体とし
て略コ字状を呈したシャッタ部材がスライド自在に組み
付けられている。このシャッタ部材は、記録及び/又は
再生装置に装着される際に限って、記録及び/又は再生
開口部を開放し、非使用時には、記録及び/又は再生開
口部を閉塞する状態とされている。したがって、シャッ
タ部材は、非使用時には、カートリッジ本体内に塵或い
は埃等が進入することを防止し、また、ディスクの記録
領域に手、指等が触れるのを防止している。
【0007】さらには、カートリッジ本体には、ディス
クに記録された情報信号を誤って消去しないように誤記
録防止部材が設けられている。この誤記録防止部材は、
カートリッジ本体の後方コーナ部近傍に設けられてい
る。そして、この誤記録防止部材は、誤記録検出孔を閉
塞する第1の位置にある場合には、記録及び/又は再生
装置側の誤記録検出機構の進入を阻止し、ディスクに対
する情報信号の書き込みを可能な状態とする。また、誤
記録防止部材は、誤記録検出孔を開蓋する第2の一にあ
る場合においては、記録及び/又は再生装置側の誤記録
検出機構の進入を許可し、情報信号の新たな書き込みを
不能とする。
【0008】カートリッジ本体に収納されるディスク
は、ディスク基板と、このディスク基板の中心部に取り
付けられる記録及び/又は再生装置側のセンタスピンド
ルが係合する中心穴を有するハブとにより構成されてい
る。そして、このディスク基板は、中央領域に情報信号
が記録されない非記録領域が形成され、この非記録領域
の外周部に情報信号が記録される記録領域が形成されて
いる。また、ハブは、合成樹脂材料から形成されるリン
グ部材の一方の側に磁気吸着性を有する金属板を一体に
取り付けて構成されている。そして、ハブは、ディスク
基板の中央で、且つ非記録領域に取り付けられる。
【0009】このように構成されるディスクカートリッ
ジは、記録及び/又は再生装置のカートリッジ挿入開口
部から挿入され、ディスクテーブルに装着されると、デ
ィスクテーブルのカートリッジ本体の外周側に形成され
た位置決め穴に記録及び/又は再生装置側に配設された
位置決めピンが係合されることによって位置決めがされ
る。
【0010】このディスクテーブルは、中心にハブに設
けられた中心穴に係合するセンタスピンドルを有すると
共に、このセンタスピンドルの外周部側には、ディスク
のハブの周辺を支持するディスク受け面が構成されてい
る。そして、このディスク受け面の内周部には、ハブに
取り付けられた金属板を磁気吸引するためにセンタスピ
ンドルを中心にして、均一な磁界を発生させるように、
リング状に形成されたマグネットが配設されている。し
たがって、ディスクカートリッジは、記録及び/又は再
生装置に装着されると、ハブの中心穴にセンタスピンド
ルが係合し、そしてディスクがマグネットにマグネット
チャッキングされ、ディスクテーブルと一体に回転可能
な状態とされる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスクカ
ートリッジには、内部に収納されるディスクの差し替え
が可能となされているものが提案されている。このよう
なディスクカートリッジにあっては、ユーザが様々なデ
ィスクの中から所望のディスクを選択し、ディスクカー
トリッジに収納して、記録及び/又は再生装置に装填す
ることで記録及び/又は再生が行われる。
【0012】しかしながら、特に新たな情報信号の書き
込みを行うことができるディスクを収納するディスクカ
ートリッジにあっては、収納されるディスクの自由な差
し替えが行われると、上記誤記録防止部材の位置と一致
しない場合が生じてくる。すなわち、ディスクカートリ
ッジは、誤記録防止部材が誤記録検出孔を閉塞して新た
な情報信号の書き込みを可能とする第1の位置にある場
合に、新たなディスクが収納されて記録及び/又は再生
装置に装填された場合には、誤って重要な情報信号の上
に書き込みが行われ必要な情報信号が消去されてしまう
といった問題点があった。
【0013】また、このようなディスクカートリッジ
は、ディスクの差し替えが行われる際には、ディスクが
剥き出しの状態にされることから、ディスクの表面に指
紋や塵、埃等が付着してしまうことになる。このように
ディスクの表面が汚れてしまっている場合には、ディス
クに対する情報信号の記録が着実に行われなくなるおそ
れがある。特に、ディスクに対する情報信号の高密度化
が進むと、このディスクの表面に付着した汚れは、ディ
スクの情報信号の書き込みに悪影響をもたらす。
【0014】そこで、本発明は、ディスクの挿脱が可能
なディスクカートリッジにおいて、誤ってユーザがディ
スク状記録媒体に記録された情報信号を消去しないディ
スクカートリッジを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスクカ
ートリッジは、上述のような課題を解決すべく、ディス
ク状記録媒体が収納されると共に収納されたディスク状
記録媒体の挿脱操作を行うためのディスク挿脱用開口部
が一側面に設けられたカートリッジ本体と、上記カート
リッジ本体に配設され、移動するための操作部がカート
リッジ本体に設けられた操作開口部より外方に臨まされ
ると共に収納された上記ディスク状記録媒体を係止する
係止部が設けられた誤記録防止部材と、上記カートリッ
ジ本体に回動可能に取り付けられ、上記ディスク挿脱用
開口部を開閉する蓋体とを備える。
【0016】 そして、上記誤記録防止部材は、第1の
位置にあるとき、上記係止部が収納されたディスク状記
録媒体の側縁部を係止すると共に情報信号の書き込みを
禁止又は可能とする。また、上記第1の位置から移動し
た第2の位置にあるとき、上記ディスク状記録媒体の側
縁部を係止した状態が解除され、上記ディスク挿脱用開
口部から上記ディスク状記録媒体の取り出しを可能とす
ると共に上記第1の位置のときとは逆に情報信号の書き
込みを可能又は禁止する。
【0017】 また、本発明に係るディスクカートリッ
ジは、上述のような課題を解決すべく、ディスク状記録
媒体が収納されると共に収納されたディスク状記録媒体
の挿脱操作を行うためのディスク挿脱用開口部が一側面
に形成されたカートリッジ本体と、上記カートリッジ本
体に回動可能に取り付けられ、上記ディスク挿脱用開口
部を開閉する蓋体と、上記蓋体に連結片を介して設けら
れ上記カートリッジ本体に設けられた開口部より外方に
臨まされた誤記録防止部材とを備える。
【0018】 そして、上記蓋体が上記ディスク挿脱用
開口部を閉塞し、上記誤記録防止部材が上記カートリッ
ジ本体の開口部より外方に臨まされ係合しているとき、
上記ディスク挿脱用開口部からのディスク状記録媒体の
取り出しが禁止される位置で上記蓋体の開方向への操作
が禁止されると共に、情報信号の書き込みが禁止又は可
能とされる。また、上記カートリッジ本体の開口部より
外方に臨まされた誤記録防止部材を上記連結片より切除
することにより、上記蓋体の開方向への操作を可能とす
ると共に、上記蓋体の開方向への操作が禁止されたとき
とは逆に情報信号の書き込みを可能又は禁止する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るディスクカー
トリッジの実施の形態について、図面を参照しながら詳
細に説明する。
【0020】ディスクカートリッジ1は、例えば図1乃
至図3に示すように、全体として略浅皿方形を呈して形
成された上ハーフ2と下ハーフ3とを組み合わせてカー
トリッジ本体4を構成し、このカートリッジ本体4に追
記型の光ディスク、光磁気ディスク等の円盤状のディス
ク5が回転自在に収納されている。カートリッジ本体4
には、前面側にシャッタ部材6がスライド自在に取り付
けられている。また、このカートリッジ本体4の背面側
には、ディスク挿脱用開口部7が形成され、ディスク5
が挿脱自在となされている。そして、このディスク5
は、ディスクカートリッジ1に収納された状態で記録及
び/又は再生装置に装填され記録及び/又は再生が行わ
れるとともに、直接記録及び/又は再生装置に装填され
て記録及び/又は再生を行うこともできる。
【0021】このカートリッジ本体4に収納されるディ
スク5は、上述の図3に示すように、2枚の径の異なる
ディスク基板11、12が貼り合わせて構成されてお
り、いわゆる両面使用型として使用される。これらディ
スク基板11、12は、それぞれ中央領域に情報信号が
記録されない内周保持部13と、この外周領域に形成さ
れる情報信号が記録される記録領域14と、この記録領
域14の外周側に形成される情報信号が記録されない外
周非信号記録領域15とを備えて構成される。なお、こ
の記録領域14には、複数の記録層を重畳して形成する
ことにより、記録される情報信号の記憶容量の高容量化
をしても良いのは勿論である。
【0022】ディスク基板11、12は、全体として円
盤状を呈して、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂材料
によって成形されている。そして、ディスク基板11、
12は、外周領域に情報信号の記録領域14が形成され
ると共に、記録領域14上にアルミニウム(Al)等の
反射層が形成され、更には、上記反射層を保護する合成
樹脂材料が被覆されて構成される。そして、ディスク基
板11は、ディスク基板12に比べ、その径が小とされ
ている。さらに、このディスク基板11は、ディスク基
板12に紫外線硬化型接着剤等の接着剤により接合固定
される。したがって、このディスク5には、その外周部
に段差部18が構成される。したがって、ディスク5
は、その断面形状が略凸字状に形成される。
【0023】上ハーフ2及び下ハーフ3は、上述の図1
及び図2に示すように、成形性が良好で十分な機械的強
度を有する合成樹脂材料、例えばABS樹脂等により、
全体として略浅皿状を呈して形成されている。また、こ
れら上ハーフ2及び下ハーフ3には、それぞれ周周りに
立上がり周壁21(21a、21b)が後方側面を除き
立設されている。そして、これら立上がり周壁21は、
上ハーフ2及び下ハーフ3を組み合わせた状態におい
て、互いに突き合わされて、複数のビスにより接合固定
されて、カートリッジ本体4の外周壁を構成する。
【0024】また、上ハーフ2及び下ハーフ3には、相
対向する内面に立上がり周壁21に内接してそれぞれが
同一円周上に位置する複数の円弧壁から構成されるディ
スク収納壁19が立設されている。上ハーフ2側のディ
スク収納壁19は、ディスク基板11の外径寸法よりや
や大径であって、且つディスク基板11の厚さ寸法より
やや大とされ、下ハーフ3側のディスク収納壁19は、
ディスク基板12の外径寸法よりやや大径であって、且
つディスク基板12の厚さ寸法よりやや大とされてい
る。これらディスク収納壁19は、上ハーフ2と下ハー
フ3を組み合わせた状態において、ディスク収納部20
を構成する。すなわち、このディスク収納部20は、デ
ィスク5の外形形状よりやや大とされた断面が略凸字状
の空間部として構成される。そして、このディスク収納
部20は、収納されたディスク5の収納位置を規制して
いる。
【0025】上ハーフ2及び下ハーフ3には、これらの
中央領域に位置して円形のディスクテーブル進入開口部
22が設けられている。このディスクテーブル進入開口
部22には、記録及び/又は再生装置にディスクカート
リッジ1を装着した時に、ディスク収納部20に収納さ
れたディスク5を回転駆動する記録及び/又は再生装置
側のディスクテーブルが進入する。
【0026】上ハーフ2及び下ハーフ3には、ディスク
テーブル進入開口部22に連接してディスク収納部20
に回転自在に収納されたディスク5の少なくとも記録領
域14の一部を内外周に亘って外方に臨ませる記録及び
/又は再生開口部23が相対向して設けられている。こ
れら記録及び/又は再生開口部23は、ディスクテーブ
ル進入開口部22から上ハーフ2及び下ハーフ3の前面
側に亘って左右方向の略中央に位置して方形に形成され
ている。
【0027】また、下ハーフ3側の記録及び/又は再生
開口部23には、長手方向の一方の側縁部に半円弧状の
凸部24が形成され、他方の側縁部に半円弧状の凹部2
5が形成されている。これら凸部24と凹部25とは、
記録及び/又は再生開口部23を閉塞するシャッタ部材
6がスライド動作される際に、記録及び/又は再生開口
部23の側縁部に引っかかるのを防止している。
【0028】カートリッジ本体4には、その前面側にシ
ャッタ取付け凹部26が形成されている。このシャッタ
取付け凹部26は、ディスクテーブル進入開口部22及
び記録及び/又は再生開口部23を含むシャッタ部材6
がスライド動作を行う範囲に形成されている。そして、
このシャッタ取付け凹部26には、ディスクテーブル進
入開口部22及び記録及び/又は再生開口部23を閉塞
するシャッタ部材6が取り付けられる。
【0029】このシャッタ部材6は、ディスクカートリ
ッジ1が記録及び/又は再生装置に装填されない非使用
時に、ディスクテーブル進入開口部22及び記録及び/
又は再生開口部23からディスク収納部20に塵や埃等
が進入して、ディスク収納部20に収納されたディスク
5に付着することを防止し、また、ディスク5の記録領
域14に手、指等が触れるのを防止する。そして、この
シャッタ部材6は、薄い金属板をプレス加工して形成さ
れており、上ハーフ2及び下ハーフ3側のディスクテー
ブル進入開口部22及び記録及び/又は再生開口部23
を閉塞するに足る大きさを有する一対の主面部28(2
8a、28b)と、これらを連結する連結部29とによ
り構成され、全体として略コ字状を呈して形成されてい
る。
【0030】なお、シャッタ部材6は、シャッタガイド
部材30に複数のビスにネジ止めされて固定される。ま
た、シャッタ部材6には、その連結部29の両側に記録
及び/又は再生装置側のシャッタ開放ピンが進入される
切欠部31(31a、31b)が切り欠き形成されてい
る。さらに、主面部28bには、その側縁部に、上記凸
部24及び凹部25に対応して半円弧状の凹部33が形
成されている。
【0031】以上のように構成されるシャッタ部材13
は、シャッタ取付け凹部26にカートリッジ本体4を狭
持するように取り付けられ、主面部28の端部がシャッ
タ押さえ部材34により押さえ付けられていると共に、
シャッタガイド部材が、カートリッジ本体4側のガイド
溝に嵌合される。また、このシャッタガイド部材には、
他方の端部がカートリッジ本体4に掛け止められるシャ
ッタスプリングが掛け止められており、このシャッタス
プリングにより図1に示すA方向に付勢している。そし
て、シャッタ部材6は、記録及び/又は再生装置に装填
されると、シャッタ開放ピンが切欠部31a又は31b
のいずれか一方に係合され、図1に示すB方向にスライ
ド動作されて、ディスクテーブル進入開口部22及び記
録及び/又は再生開口部23を閉塞した位置からディス
クテーブル進入開口部22及び記録及び/又は再生開口
部23を開蓋した位置へと移動される。
【0032】また、このシャッタ部材6は、記録及び/
又は再生装置から取り出される場合には、シャッタ部材
6が図1に示すA方向にスライド動作される。この際、
記録及び/又は再生開口部23の側縁部には、凸部24
及び凹部25が形成され、また、シャッタ部材6の主面
部28bには、凹部33が形成されていることから、A
方向にスライド動作される際に、ディスクテーブル進入
開口部22及び記録及び/又は再生開口部23の側縁部
にシャッタ部材6の主面部28bが引っかかり、ディス
クテーブル進入開口部22及び記録及び/又は再生開口
部23が閉塞されるのを阻害することはない。
【0033】なお、以上シャッタ部材6が、一方向にス
ライド動作される場合について説明したが、シャッタ部
材6は、左右両方向にスライド動作されるように構成し
ても良いのは勿論である。そして、この際には、シャッ
タ取付け凹部26は、上ハーフ2及び下ハーフ3の前面
側の全領域に形成すればよい。
【0034】カートリッジ本体4には、その両側縁の前
面側に挿入操作用切欠部36(36a、36b)が切り
欠き形成されている。この挿入操作用切欠部36は、デ
ィスクカートリッジ1が記録及び/又は再生装置に自動
装填装置により自動的に装填される際に、自動装填装置
側の挿入操作ピンが嵌合される。すなわち、挿入操作用
切欠部36は、自動装填装置により所定の位置まで移動
される際に、自動装填装置側の挿入操作ピンが嵌合され
る。
【0035】なお、この挿入操作用切欠部36は、上ハ
ーフ2から下ハーフ3にかけて貫通されて形成されてい
る。したがって、ディスクカートリッジ1は、挿入操作
用切欠部36が貫通して形成されていることから、ディ
スクカートリッジ収納装置に積み重ねられて収納されて
いる際に、収納されている向きが正規な状態となされて
いるか否かが識別できる。すなわち、ディスクカートリ
ッジ1が正規な状態で収納装置に収納されていない場合
には、この挿入操作用切欠部36が貫通しなくなること
から、識別が可能となる。
【0036】また、カートリッジ本体4には、その両側
縁の後方側に取出し操作用切欠部37(37a、37
b)が切り欠き形成されている。この取出し操作用切欠
部37は、ディスクカートリッジ1が記録及び/又は再
生装置に自動装填装置により自動的に取り出される際
に、自動装填装置側の取出しピンが嵌合される。すなわ
ち、取出し操作用切欠部37は、自動装填装置により所
定の位置から移動される際に、自動装填装置側の取出し
操作ピンが嵌合される。
【0037】なお、この取出し操作用切欠部37は、上
ハーフ2から下ハーフ3にかけて貫通されず、下ハーフ
3から上ハーフ2の立上がり周壁21a側の中程にかけ
て切りかかれている。したがって、ディスクカートリッ
ジ1は、自動装填装置を用いず手動で記録及び/又は再
生装置より取り出す際に、この取出し操作用切欠部37
が記録及び/又は再生装置のディスクカートリッジ挿入
用開口部の周壁に引っかかることはない。
【0038】また、カートリッジ本体4には、例えば図
4に示すように、シャッタ部材6が取り付けられる前面
側とは対向する側にディスク挿脱用開口部7が形成され
ている。そして、このディスク挿脱用開口部7は、ディ
スクカートリッジ1が記録及び/又は再生装置に装填さ
れない非使用時には、カートリッジ本体4後方の開閉自
在に取り付けられる蓋体40により閉塞されている。
【0039】ディスク挿脱用開口部7は、その上ハーフ
2側の両端にリブ状の係止部41が設けられている。そ
して、ディスク挿脱用開口部7は、この係止部41が設
けられることにより、全体としてディスク5の断面形状
よりやや大とされた略凸字状に開口される。ディスク挿
脱用開口部7は、係止部41がディスク5の上記段差部
18に対応して設けられ、長手方向が上記小径に構成さ
れたディスク基板11の直径寸法よりやや大とされ短辺
方向がディスク基板11の厚さ寸法よりやや大とされて
開口された第1の開口部42と、長手方向が上記大径に
構成されたディスク基板12の直径寸法よりやや大とさ
れ短辺方向がディスク基板12の厚さ寸法よりやや大と
されて開口された第2の開口部43とを備える。
【0040】このように構成されたディスク挿脱用開口
部7は、上記カートリッジ本体4内に構成されたディス
ク収納部20に連接して構成されている。したがって、
ディスク5は、ディスク挿脱用開口部7よりディスク収
納部20内に挿入される際の誤挿入が防止される。すな
わち、ディスクカートリッジ1は、ディスク5が挿入さ
れる際には、ディスク5のディスク基板11側が第1の
開口部42側にされ、ディスク基板12が第2の開口部
43側にされてディスク挿脱用開口部7に挿入される場
合にのみディスク5のディスク収納部20内への挿入が
可能とされる。また、これとは反対に、ディスクカート
リッジ1は、ディスク基板12側が第1の開口部42側
にされ、ディスク基板11が第2の開口部43側にされ
てディスク挿脱用開口部7に挿入される場合には、ディ
スク収納部20内へのディスク5の挿入が拒否される。
【0041】また、このディスク挿脱用開口部7を閉塞
する蓋体40は、上述の図1及び図2に示すように、ヒ
ンジ部46により開閉自在に取り付けられている。この
蓋体40は、ディスク挿脱用開口部7と対向する側に閉
塞面が構成され、少なくともディスク挿脱用開口部7を
閉塞するに十分な大きさを有している。したがって、こ
の蓋体40は、ディスク挿脱用開口部7を閉塞した状態
においては、カートリッジ本体4の主面及び側面と同一
面を形成する。
【0042】また、ヒンジ部46は、詳細は省略するが
カートリッジ本体4のディスク挿脱用開口部7の一方の
端部に形成された支持ピンに蓋体40側の穴部が嵌合さ
れることにより蓋体40を開閉自在に支持する。また、
蓋体40には、ヒンジ部46が構成されない他方の端部
に図示しない係止片が構成されている。したがって、こ
の係止片は、蓋体40がディスク挿脱用開口部7を閉塞
した状態において、カートリッジ本体4のディスク挿脱
用開口部7の他方の端部に形成された凸部に係止される
ことにより、ディスクカートリッジ1の搬送時等の振動
によっても開蓋しないように構成されている。また蓋体
40は、ディスク挿脱用開口部7を開蓋する際には、係
止片の係止状態が解除され、開蓋操作される。
【0043】さらには、カートリッジ本体4には、ディ
スク5に記録された情報信号が誤って消去されることを
防止する誤記録防止機構50が備えられている。この誤
記録防止機構50は、図4に示すように、ディスク挿脱
用開口部7側の一方のコーナ部の近傍に配設される誤記
録防止部材51と、この誤記録防止部材51を外方に臨
ませる操作開口部52とから構成される。
【0044】この誤記録防止部材51は、操作開口部5
2から外方に臨まされる操作部53と、ディスク5を係
止する係止部54とから構成され、全体として略U字状
を呈して構成されている。また、操作開口部52は、上
ハーフ2及び下ハーフ3のディスク挿脱用開口部7側の
一方のコーナ部の近傍に開口されている。
【0045】このように構成された誤記録防止機構50
は、第1の位置、すなわち図4に示すX位置にあると
き、誤記録防止部材51の係止部54がディスク5の側
縁部を係止した状態にあるとともに、記録及び/又は再
生装置側の誤記録検出手段の進入を許可し、新たな情報
信号の書き込みを禁止している。すなわち、ディスクカ
ートリッジ1は、この第1の位置、すなわち図4に示す
X位置にあるとき、ディスク挿脱用開口部7からのディ
スク5の取り出しを禁止するとともに、ディスク5への
情報信号の新たな書き込みを禁止する。
【0046】一方、誤記録防止機構50は、誤記録防止
部材51がスライド操作されて第2の位置、すなわち図
4に示すY位置にされると、係止部54がディスク5の
側縁部を係止している状態が解除されて、ディスク5が
ディスク挿脱用開口部7からの取り出しが可能な状態と
されるともに、記録及び/又は再生装置側の誤記録検出
手段の進入を阻止し、新たな情報信号の書き込みを許可
する。すなわち、ディスクカートリッジ1は、この第2
の位置、すなわち図4に示すY位置にあるとき、ディス
ク挿脱用開口部7からのディスク5の取り出しを可能な
状態にするとともに、ディスク5への情報信号の新たな
書き込みを許可する。
【0047】このように構成されたディスクカートリッ
ジ1は、ディスク5が収納された状態で記録及び/又は
再生装置に装填されると、ディスクカートリッジ1の位
置決めがなされると共に、シャッタ部材6が図1に示す
B方向にスライド操作され、ディスクテーブル進入開口
部22及び記録及び/又は再生開口部23が外方に臨ま
される。そして、ディスクカートリッジ1は、ディスク
5が記録及び/又は再生装置側のディスクテーブルとチ
ャッキング部材により狭持されて位置決めがなされ、回
転可能な状態とされる。
【0048】また、ディスクカートリッジ1から取り出
された状態にある剥き出しのディスク5についても、記
録及び/又は再生装置に装填されると、記録及び/又は
再生装置側のディスクテーブルとチャッキング部材によ
り狭持されて位置決めがなされ、回転可能な状態とされ
る。
【0049】このように構成されたディスクカートリッ
ジ1によれば、ユーザは、ディスクカートリッジ1より
ディスク5が取り出された場合には、これと同時に、誤
記録防止機構50の誤記録防止部材51が第2の位置、
すなわち図4に示すY位置にされることから、剥き出し
のディスク5への書き込みが可能な状態になされている
ことを認識することができる。したがって、ディスク5
は、ディスクカートリッジ1に収納されていない状態で
記録及び/又は再生装置に装填された場合には、新たな
情報信号の書き込みを行うことができる。
【0050】また、ディスクカートリッジ1によれば、
ユーザは、ディスクカートリッジ1にディスク5が収納
されている場合であって、誤記録防止機構50の誤記録
防止部材51が第1の位置、すなわち図4に示すX位置
にある場合は、ディスク5への書き込みができない状態
になされていることを認識することができる。
【0051】なお、以上詳細に説明したディスクカート
リッジ1は、ディスク5のディスク挿脱用開口部7より
の取り出しが誤記録防止部材51により禁止されている
場合には新たな情報信号の書き込みを禁止し、ディスク
5のディスク挿脱用開口部7よりの取り出しが誤記録防
止部材51により可能とされている場合には新たな情報
信号の書き込みを可能とされる。しかしながら、ディス
クカートリッジ1は、これに限定されるものではなく、
ディスク5のディスク挿脱用開口部7よりの取り出しが
誤記録防止部材51により可能とされている場合には新
たな情報信号の書き込みを禁止し、ディスク5のディス
ク挿脱用開口部7よりの取り出しが誤記録防止部材51
により禁止とされている場合には新たな情報信号の書き
込みを可能とされるようにしてもよいのは勿論である。
【0052】第2の実施の形態であるディスクカートリ
ッジ60は、ディスク挿脱用開口部61を閉塞する蓋体
62に誤記録防止機構63が配設されたことを特徴とす
る。なお、第1の実施の形態であるディスクカートリッ
ジ1と同一部材については、同一の符号を付して詳細は
省略する。
【0053】このカートリッジ本体4の後方側面に開口
されるディスク挿脱用開口部61は、例えば図5に示す
ように、上述第1の実施の形態で説明したディスク5が
挿入される。このディスク挿脱用開口部61は、長手方
向が小径に構成されたディスク基板11の直径寸法より
やや大とされ短辺方向がディスク基板11の厚さ寸法よ
りやや大とされて開口された第1の開口部71と、長手
方向が大径に構成されたディスク基板12の直径寸法よ
りやや大とされ短辺方向がディスク基板12の厚さ寸法
よりやや大とされて開口された第2の開口部72と、第
1の開口部71と同様に構成された第3の開口部73と
を備える。そして、ディスク挿脱用開口部61は、断面
略凸字状のディスク5がディスク基板11側を上側にし
ても、またディスク基板12側を上側にしてもディスク
収納部20に収納できるように構成されている。
【0054】また、このディスク挿脱用開口部61を閉
塞する蓋体62は、ディスク挿脱用開口部61を閉塞す
る基体部75と、この基体部75の一方の端部に形成さ
れたヒンジ部と、他方の端部に形成された係止片76と
を備える。
【0055】基体部75は、ディスク挿脱用開口部61
と対向する側に閉塞面77が構成される。この閉塞面7
7は、ディスク5の側縁部と同一の円弧面を呈して構成
されており、蓋体62がディスク挿脱用開口部61を閉
塞した際には、ディスク収納部20の一部を構成する。
また、この基体部75には、主面部78が構成されてお
り、この主面部78には誤記録防止機構63が配設され
る。そして、このように構成された基体部75は、蓋体
62がディスク挿脱用開口部61を閉塞した状態におい
ては、カートリッジ本体4の主面及び側面と同一面を形
成する。また、基体部75の他方の端部に形成された係
止片76は、基体部75と一体に形成され、その端部に
係止部79が設けられている。
【0056】このように構成された蓋体62は、ディス
ク挿脱用開口部61を閉塞した状態においては、カート
リッジ本体4のディスク挿脱用開口部61の他方の端部
に形成された凸部に係止されることにより、ディスクカ
ートリッジ60の搬送時等の振動によっても開蓋しない
ように構成されている。また蓋体62は、ディスク挿脱
用開口部61を開蓋する際には、開蓋操作により係止片
76の係止状態が解除される。
【0057】誤記録防止機構63は、蓋体62に取り付
けられる誤記録防止部材81と、この誤記録防止部材8
1を外方に臨まさせる蓋体62の主面部78に開口され
た開口部82と、上ハーフ2に開口された操作開口部8
3とを備える。
【0058】誤記録防止部材81は、操作部84と、こ
の操作部84の両側に設けられた係止部85とを備え
る。そして、この係止部85は、操作部84との接合部
に切り込み部86が切り込まれている。
【0059】また、開口部82及び操作開口部83は、
ディスク挿脱用開口部7の設けられたカートリッジ本体
4の側面に沿って長孔状に開口されている。そして、こ
れら開口部82、83は、誤記録防止部材81の操作部
84を外方に臨ませるとともに、誤記録防止部材81を
この開口部に沿ってスライドさせる。
【0060】このように構成された誤記録防止機構63
は、蓋体62がディスク挿脱用開口部61を閉塞した状
態において、操作部84が操作開口部83より外方に臨
まされた状態にある。したがって、蓋体62は、誤記録
防止部材81により、開方向に操作できないようにロッ
クされた状態にある。そして、誤記録防止部材81は、
ディスクカートリッジ60が記録及び/又は再生装置に
装填された場合には、記録及び/又は再生装置側の誤記
録検出手段の進入を阻止し、ディスク5への新たな情報
信号の書き込みを禁止する。
【0061】一方、蓋体62を開方向に操作する場合に
は、先ず誤記録防止部材81の係止部85が切除され
る。この際、係止部85は、切り込み部86を介して操
作部84に取り付けられていることから、例えば上方向
から操作部84を押圧することにより、容易に切除され
る。そして、誤記録防止部材81は、係止部85が切除
された状態で開口部82、83から取り除かれることに
より、蓋体62のロック状態を解除し、蓋体62の開蓋
操作を可能とさせる。
【0062】そして、誤記録防止部材81が切除された
ディスクカートリッジ60は、記録及び/又は再生装置
に装填されると、記録及び/又は再生装置側の誤記録検
出手段が開口部82、83に進入し、ディスク5への新
たな情報信号の書き込みが許可される。
【0063】したがって、ユーザは、ディスクカートリ
ッジ60よりディスク5を一度も取り出していない状態
では、新たな情報信号の書き込みが禁止されていること
を認識することができる。そして、ユーザは、一度でも
ディスク5をディスクカートリッジ60から取り出した
場合には、新たな情報信号の書き込みが可能となったこ
とを認識することができる。
【0064】第3の実施の形態であるディスクカートリ
ッジ90は、図6に示すように、誤記録防止機構91の
補助部材がディスク挿脱用開口部7を閉塞する蓋体92
に取り付けられていることを特徴とする。なお、第1の
実施の形態であるディスクカートリッジ1と同一部材に
ついては、同一の符号を付して詳細は省略する。
【0065】このディスク挿脱用開口部7を閉塞する蓋
体92は、ディスク挿脱用開口部7を閉塞する基体部9
3と、この基体部93の一方の端部に形成されたヒンジ
部と、他方の端部に形成された係止片94とを備える。
【0066】基体部93は、ディスク挿脱用開口部7と
対向する側に閉塞面95が構成される。この閉塞面95
は、ディスク5の側縁部と同一の円弧面を呈して構成さ
れており、蓋体92がディスク挿脱用開口部7を閉塞し
た際には、ディスク収納部20の一部を構成する。ま
た、この基体部93には、主面部96が構成されてお
り、この主面部96には誤記録防止機構91が配設され
る。そして、このように構成された基体部93は、蓋体
92がディスク挿脱用開口部7を閉塞した状態において
は、カートリッジ本体4の主面及び側面と同一面を形成
する。また、基体部93の他方の端部に形成された係止
片94は、基体部93と一体に形成され、その端部に係
止部97が設けられている。
【0067】このように構成された蓋体92は、ディス
ク挿脱用開口部7を閉塞した状態においては、カートリ
ッジ本体4のディスク挿脱用開口部7の他方の端部に形
成された凸部に係止部97が係止されることにより、デ
ィスクカートリッジ90の搬送時等の振動によっても開
蓋しないように構成されている。また蓋体92は、ディ
スク挿脱用開口部7を開蓋する際には、係止片94の係
止状態が解除され、開蓋操作される。
【0068】誤記録防止機構91は、蓋体92に取り付
けられる誤記録防止部材101と、この誤記録防止部材
101を外方に臨まさせる蓋体92の主面部96に開口
された開口部102と、この開口部102に誤記録防止
部材101を連結する連結片103と、上ハーフ2に開
口された操作開口部とを備える。そして、この連結片1
03は、誤記録防止部材101が押圧されることにより
打壊できるように、薄板で形成されている。
【0069】このように構成された誤記録防止機構91
は、蓋体92がディスク挿脱用開口部7を閉塞した状態
において、誤記録防止部材101が上ハーフ2側の操作
開口部より外方に臨まされた状態にある。したがって、
蓋体92は、誤記録防止部材101により、開方向に操
作できないようにロックされた状態にある。そして、誤
記録防止部材101は、ディスクカートリッジ90が記
録及び/又は再生装置に装填された場合には、記録及び
/又は再生装置側の誤記録検出手段の進入を阻止し、デ
ィスク5への新たな情報信号の書き込みを禁止する。
【0070】一方、蓋体92を開方向に操作する場合に
は、先ず誤記録防止部材101の連結片103が打壊さ
れる。そして、誤記録防止部材101は、連結片103
が打壊された状態で開口部102から取り除かれること
により、蓋体92のロック状態を解除し、蓋体92の開
蓋操作を可能とさせる。
【0071】そして、誤記録防止部材101が切除され
たディスクカートリッジ90は、記録及び/又は再生装
置に装填されると、記録及び/又は再生装置側の誤記録
検出手段が上ハーフ2側の操作開口部及び開口部102
に進入し、ディスク5への新たな情報信号の書き込みが
許可される。
【0072】したがって、ユーザは、ディスクカートリ
ッジ90よりディスク5を一度も取り出していない状態
では、新たな情報信号の書き込みが禁止されていること
を認識することができる。そして、ユーザは、一度でも
ディスク5をディスクカートリッジ90から取り出した
場合には、新たな情報信号の書き込みが可能となったこ
とを認識することができる。
【0073】そして、このように構成された蓋体92に
は、その主面部96と一体に誤記録防止部材101の補
助部材105が設けられている。この補助部材105
は、一度誤記録防止部材101が切除された場合に、新
たに開口部102に取り付けられる。この補助部材10
5は、操作部106と、この操作部106の一方の側縁
から突出して形成される弾性片107とから構成され、
連結片108により主面部96と一体に接続されてい
る。また、この補助部材105は、上記誤記録防止部材
101と同一の外形寸法を有して形成されている。そし
て、この弾性片107は、開口部102の開口寸法より
やや大となるように誤記録防止部材101の周縁より突
出して形成される。
【0074】このように構成された補助部材105は、
開口部102に取り付けられる場合には、先ず、連結片
108より切除される。この際、補助部材105は、上
又は下方向に折り曲げることにより切除される。そし
て、切除された補助部材105は、誤記録防止部材10
1が切除された開口部102に押圧されることにより取
り付けられる。この際、弾性片107は、開口部102
の開口寸法よりやや大となるように形成されている。し
たがって、この補助部材105は、開口部102に押圧
されることにより、弾性片107が弾性変位し開口部1
02に進入することにより取り付けられる。また、弾性
片107は、開口部102の開口寸法よりやや大となる
ように設けられ、開口部102の周壁に係止されている
ことから、ディスクカートリッジ90の持ち運び時等に
誤って開口部102からはずれることもない。
【0075】第4の実施の形態であるディスクカートリ
ッジ120は、図7に示すように、カートリッジ本体4
のディスク挿脱用開口部121近傍に誤記録防止機構1
22が配設されたことを特徴とする。なお、第1の実施
の形態であるディスクカートリッジ1と同一部材につい
ては、同一の符号を付して詳細は省略する。
【0076】このカートリッジ本体4の後方側面に開口
されるディスク挿脱用開口部121は、例えば図3に示
すように、上述第1の実施の形態で説明したディスク5
が挿入される。このディスク挿脱用開口部121は、全
体として矩形形状を呈して形成されている。そして、デ
ィスク挿脱用開口部121は、長手方向が大径に構成さ
れたディスク基板12の直径寸法よりやや大とされ、短
辺方向がディスク基板11、12を合わせた厚さ寸法よ
りやや大とされて開口されている。そして、ディスク挿
脱用開口部121は、断面略凸字状のディスク5がディ
スク基板11側を上側にしても、またディスク基板12
側を上側にしてもディスク収納部20に収納できるよう
に構成されている。
【0077】なお、このディスク挿脱用開口部121を
閉塞する蓋体は、上述のディスクカートリッジ1の蓋体
40と同一のため詳細を省略する。
【0078】また、誤記録防止機構122は、ディスク
5の位置を規制する係止片125と、この係止片125
に一体に取り付けられる誤記録防止部材126と、上ハ
ーフ2及び下ハーフ3の開口される操作開口部127と
から構成される。
【0079】係止片125は、全体として略楕円状を呈
して形成されている。そして、係止片125は、その一
方の端部において、上ハーフ2及び下ハーフ3に立設さ
れた支軸130により軸支され、図7に示すC、D方向
に回動自在に取り付けられている。
【0080】また、係止片125には、他方の端部に開
口部128が穿設されている。そして、この開口部12
8には、複数の連結片129により係止片125と一体
に誤記録防止部材126が取り付けられている。そし
て、誤記録防止部材126には、その上面に係合部13
1が凹設されている。そして、このように構成された誤
記録防止部材126は、その両端部が上ハーフ2及び下
ハーフ3のディスク挿脱用開口部121近傍のコーナ部
に穿設された操作開口部127により外方に臨まされて
いる。そして、この誤記録防止部材126は、例えばこ
の係合部131にマイナス型ドライバを係合させ、回転
させることにより切除することができる。
【0081】この操作開口部127は、ディスク挿脱用
開口部121が形成されたカートリッジ本体4の側面に
略平行とされて円弧状に形成されている。そして、誤記
録防止部材126は、この操作開口部127に沿って上
記C、D方向に操作されることにより、係止片125を
回動させる。
【0082】このように構成された誤記録防止機構12
2は、第1の位置、すなわち図7に示すX位置にあると
き、係止片125がディスク5の側縁部を係止した状態
にあるとともに、誤記録防止部材126が、新たな情報
信号の書き込みを禁止している。一方、誤記録防止機構
122は、誤記録防止部材126がスライド操作されて
第2の位置、すなわち図7に示すY位置にされると、係
止片125がディスク5の側縁部を係止している状態が
解除されて、ディスク5のディスク挿脱用開口部7より
の取り出しが可能な状態とされるともに、誤記録防止部
材126が新たな情報信号の書き込みを許可している。
【0083】このように構成されたディスクカートリッ
ジ120によれば、ユーザは、ディスクカートリッジ1
20よりディスク5が取り出された場合には、これと同
時に、誤記録防止機構122の誤記録防止部材126が
第2の位置、すなわち図7に示すY位置にされることか
ら、ディスク5への書き込みが可能な状態になされてい
ることを認識することができる。したがって、ディスク
5は、ディスクカートリッジ120に収納されていない
状態で記録及び/又は再生装置に装填された場合には、
新たな情報信号の書き込みを行うことができる。
【0084】また、ディスクカートリッジ120によれ
ば、ユーザは、ディスクカートリッジ120にディスク
5が収納されている場合には、誤記録防止機構122の
誤記録防止部材126が第1の位置、すなわち図7に示
すX位置にされることから、ディスク5への書き込みが
できない状態になされていることを認識することができ
る。
【0085】
【発明の効果】本発明に係るディスクカートリッジによ
れば、誤記録防止部材が、第1の位置にあるとき、上記
係止部が収納されたディスク状記録媒体の側縁部を係止
すると共に情報信号の書き込みを禁止又は可能とし、上
記第1の位置から移動した第2の位置にあるとき、上記
ディスク状記録媒体の側縁部を係止した状態が解除さ
れ、上記ディスク挿脱用開口部から上記ディスク状記録
媒体の取り出しを可能とすると共に上記第1の位置のと
きとは逆に情報信号の書き込みを可能又は禁止すること
で、ユーザに、ディスク状記録媒体の取り出しが可能で
あるかどうかの状態で、情報信号の書き込みが可能であ
るかどうかを認識させることができる。
【0086】 また、本発明に係るディスクカートリッ
ジによれば、記蓋体が上記ディスク挿脱用開口部を閉塞
し、上記誤記録防止部材が上記カートリッジ本体の開口
部より外方に臨まされ係合しているとき、上記ディスク
挿脱用開口部からのディスク状記録媒体の取り出しが禁
止される位置で上記蓋体の開方向への操作が禁止される
と共に、情報信号の書き込みを禁止又は可能とされ、上
記カートリッジ本体の開口部より外方に臨まされた誤記
録防止部材を上記連結片より切除することにより、上記
蓋体の開方向への操作を可能とすると共に、上記蓋体の
開方向への操作が禁止されたときとは逆に情報信号の書
き込みを可能又は禁止することで、ユーザに、ディスク
状記録媒体の取り出しが可能であるかどうかの状態で、
情報信号の書き込みが可能であるかどうかを認識させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカートリッジをシャッタ
部材が記録及び/又は再生開口部を閉塞した状態で前面
側から見た全体斜視図である。
【図2】同ディスクカートリッジをシャッタ部材が記録
及び/又は再生開口部を開蓋下状態で後方から見た全体
斜視図である。
【図3】同ディスクカートリッジに収納されるディスク
の全体斜視図である。
【図4】同ディスクカートリッジの誤記録防止機構の要
部斜視図である。
【図5】他のディスクカートリッジのディスク挿脱用開
口部を閉塞する蓋体に設けられた誤記録防止機構の要部
斜視図である。
【図6】他のディスクカートリッジのディスク挿脱用開
口部を閉塞する蓋体に補助部材が設けられた状態を示す
要部斜視図である。
【図7】他のディスクカートリッジの誤記録防止機構の
要部斜視図である。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ、2 上ハーフ、3 下ハー
フ、4 カートリッジ本体、5 ディスク、6 シャッ
タ部材、7 ディスク挿脱用開口部、50 誤記録防止
機構、51 誤記録防止部材、52 操作開口部、53
操作部、54係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−231722(JP,A) 特開 平9−213044(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/28 G11B 23/03 604

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体が収納されると共に
    収納されたディスク状記録媒体の挿脱操作を行うための
    ディスク挿脱用開口部が一側面に設けられたカートリッ
    ジ本体と、 上記カートリッジ本体に配設され、移動するための操作
    部がカートリッジ本体に設けられた操作開口部より外方
    に臨まされると共に収納された上記ディスク状記録媒体
    を係止する係止部が設けられた誤記録防止部材と、 上記カートリッジ本体に回動可能に取り付けられ、上記
    ディスク挿脱用開口部を開閉する蓋体とを備え、 上記誤記録防止部材は、第1の位置にあるとき、上記係
    止部が収納されたディスク状記録媒体の側縁部を係止す
    ると共に情報信号の書き込みを禁止又は可能とし、 上記第1の位置から移動した第2の位置にあるとき、上
    記ディスク状記録媒体の側縁部を係止した状態が解除さ
    れ、上記ディスク挿脱用開口部から上記ディスク状記録
    媒体の取り出しを可能とすると共に上記第1の位置のと
    きとは逆に情報信号の書き込みを可能又は禁止すること
    を特徴とするディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 ディスク状記録媒体が収納されると共に
    収納されたディスク状記録媒体の挿脱操作を行うための
    ディスク挿脱用開口部が一側面に形成されたカートリッ
    ジ本体と、 上記カートリッジ本体に回動可能に取り付けられ、上記
    ディスク挿脱用開口部を開閉する蓋体と、 上記蓋体に連結片を介して設けられ上記カートリッジ本
    体に設けられた開口部より外方に臨まされた誤記録防止
    部材とを備え、 上記蓋体が上記ディスク挿脱用開口部を閉塞し、上記誤
    記録防止部材が上記カートリッジ本体の開口部より外方
    に臨まされ係合しているとき、上記ディスク挿脱用開口
    部からのディスク状記録媒体の取り出しが禁止される位
    置で上記蓋体の開方向への操作が禁止されると共に、情
    報信号の書き込みが禁止又は可能とされ、 上記カートリッジ本体の開口部より外方に臨まされた誤
    記録防止部材を上記連結片より切除することにより、上
    記蓋体の開方向への操作を可能とすると共に、上記蓋体
    の開方向への操作が禁止されたときとは逆に情報信号の
    書き込みを可能又は禁止することを特徴とするディスク
    カートリッジ。
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