JP3500840B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP3500840B2
JP3500840B2 JP06499396A JP6499396A JP3500840B2 JP 3500840 B2 JP3500840 B2 JP 3500840B2 JP 06499396 A JP06499396 A JP 06499396A JP 6499396 A JP6499396 A JP 6499396A JP 3500840 B2 JP3500840 B2 JP 3500840B2
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disc
opening
cartridge
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disk
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青木  直
信彦 塚原
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Sony Corp
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジ本体
内に、光ディスク、光磁気ディスク等のディスクが回転
可能に収納されるディスクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク又は光磁気ディスク等
のディスクは、その保管時において、記録及び/又は再
生面の記録領域に、塵或いは埃が付着し又は傷等が付く
ことを防止するため、ディスクカートリッジに回転自在
に収納されている。また、ディスクカートリッジは、デ
ィスクを収納することで、ユーザが記録及び/又は再生
装置へ装着操作をする際に、記録領域に指の指紋等が付
着しないようにディスクを保護している。すなわち、デ
ィスクカートリッジは、このようにディスクを保護する
ことで、ユーザの記録及び/又は再生装置への装着操作
を容易なものとしている。
【0003】このディスクカートリッジは、一対の略浅
皿状に形成された上ハーフと下ハーフ突き合わせて接合
して形成されるカートリッジ本体にディスクを回転自在
に収納して構成されている。このカートリッジ本体の内
部には、ディスクの外径寸法よりやや大径であって、デ
ィスクの厚さ寸法よりやや大とされた円弧状の立上がり
壁によって構成されるディスク収納部が形成されてい
る。このディスク収納部には、ディスクが回転自在に収
納される。
【0004】カートリッジ本体の上下面には、中央部か
ら前面側に亘って左右方向略中央に位置するように記録
及び/又は再生開口部が設けられている。記録及び/又
は再生開口部は、カートリッジ本体に収納されたディス
クの記録領域の一部を外方に臨ませている。
【0005】記録及び/又は再生開口部には、記録及び
/又は再生開口部を閉塞するに足る大きさの一対のシャ
ッタ部と一対のシャッタ部を連結する連結部とから構成
された略コ字状のシャッタ部材がスライド自在に組み付
けられている。このシャッタ部材は、記録及び/又は再
生装置に装着される際に限って、記録及び/又は再生開
口部を開放し、非使用時には、記録及び/又は再生開口
部を閉塞する。シャッタ部材は、非使用時に記録及び/
又は再生開口部を閉塞することで、カートリッジ本体内
に塵或いは埃等が進入することを防止し、また、ディス
クの記録領域に手、指等が触れるのを防止する。
【0006】カートリッジ本体に収納されるディスク
は、合成樹脂材料により成形されるディスク基板と、こ
のディスク基板の中心部に取り付けられる記録及び/又
は再生装置側のセンタスピンドルが係合する中心穴を有
するハブとにより構成されている。ディスク基板は、中
央領域に情報信号が記録されない非記録領域が形成さ
れ、この非記録領域の外周部に情報信号が記録される記
録領域が形成されている。ディスク基板の中心部に取り
付けられるハブは、合成樹脂材料から形成されるリング
部材の一方の側に磁気吸着性を有する金属板を一体に取
り付けて構成されている。このようなハブは、ディスク
基板の中央で、内周側の非記録領域に取り付けられる。
【0007】以上のように構成されるディスクカートリ
ッジは、記録及び/又は再生装置のカートリッジ挿入開
口部から挿入され、カートリッジ本体に形成された位置
決め穴に記録及び/又は再生装置側に配設された位置決
めピンが係合されることによって位置決めがされる。
【0008】記録及び/又は再生装置に設けられるディ
スクテーブルは、中心にディスク基板に取り付けられて
いるハブに設けられた中心穴に係合するセンタスピンド
ルを有すると共に、このセンタスピンドルの外周部側
に、ディスクのハブの周辺を支持するディスク受け面が
設けられている。ディスク受け面の内周部には、ハブに
取り付けられた金属板を磁気吸引するため、センタスピ
ンドルを中心にして均一な磁界を発生させるリング状の
たマグネットが配設されている。ディスクは、ハブの中
心穴にセンタスピンドルが係合した状態でハブがマグネ
ットによって磁気吸引され、ディスクテーブルと一体に
回転可能な状態な状態となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスクカ
ートリッジは、ディスクの情報記録容量を大容量とする
ため、記録領域をディスク基板の両面に設け、表裏それ
ぞれを記録及び/又は再生面としたいわゆる両面使用型
のディスクを収納する場合がある。このようなディスク
を収納するディスクカートリッジには、ディスクを挿脱
自在に収納できるものが提案されている。このようなデ
ィスクカートリッジにあっては、ユーザが複数のディス
クの中から選択した所望のディスクが収納される。ユー
ザは、所望のディスクを収納したディスクカートリッジ
を記録及び/又は再生装置に装填することで、所望のデ
ィスクの記録及び/又は再生を行うことができる。ディ
スクカートリッジは、ディスクの一方の記録及び/又は
再生面の記録及び/又は再生が終了すると、一度、記録
及び/又は再生装置から排出される。そして、ユーザが
ディスクを他方の記録及び/又は再生面に裏返すと、デ
ィスクが裏返されたディスクカートリッジは、再度、記
録及び/又は再生装置のカートリッジ挿入開口部から挿
入され、ディスクの他方の記録及び/又は再生面の記録
及び/又は再生が行われる。
【0010】このようなディスクカートリッジは、記録
及び/又は再生が終了し次のディスクの記録及び/又は
再生を行う場合、記録及び/又は再生が終了したディス
クから新しいディスクに交換する操作が必要となる。こ
の際、ディスクは、その外形がほぼ同じであるから、ユ
ーザの所望するディスクの記録及び/又は再生面を識別
することが困難であり、ユーザが記録及び/又は再生面
を誤ってディスクカートリッジ内に収納してしまうこと
がある。
【0011】例えば、誤ったディスクの記録及び/又は
再生面を記録及び/又は再生側にしてディスクをディス
クカートリッジに収納し、ディスクの向きが誤った状態
でディスクカートリッジが記録及び/又は再生装置に装
填されると、ディスクに記録されている必要な情報信号
が誤って消去されるといった不都合が生じることがあっ
た。
【0012】そこで、本発明は、ディスク状記録媒体の
挿脱が可能なディスクカートリッジにおいて、ディスク
状記録媒体のカートリッジ本体への誤挿入を着実に防止
することのできるディスクカートリッジを提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスクカ
ートリッジは、上述のような課題を解決すべく、一方の
ディスク基板の外径寸法が他方のディスク基板の外径寸
法より大きく、これら2枚のディスク基板が貼り合わさ
れたディスク状記録媒体と、内部にディスク状記録媒体
が収納されるディスク収納部が設けられ、前面側にディ
スク収納部に収納されたディスク状記録媒体の記録領域
の一部を内外に亘って外方に臨ませる記録及び/又は再
生開口部が形成され、背面側にディスク収納部と連続し
たディスク状記録媒体を挿脱するディスク挿脱用開口部
が形成されたカートリッジ本体と、カートリッジ本体の
前面側に取り付けられ、記録及び/又は再生開口部を開
閉するシャッタ部材とを備える。そして、ディスク挿脱
用開口部は、ディスク状記録媒体の誤挿入を防止する係
止部が形成され、開口形状がディスク状記録媒体の断面
形状よりやや大きい相似形であり、ディスク状記録媒体
を向きの合った状態でのみ挿入可能とする。
【0014】また、本発明に係るディスクカートリッジ
は、上述のような課題を解決すべく、一方の主面の記録
領域の内周側に円環状の突条部が形成されディスク状記
録媒体と、内部にディスク状記録媒体が収納されるディ
スク収納部が設けられ、前面側にディスク収納部に収納
されたディスク状記録媒体の記録領域の一部を内外に亘
って外方に臨ませる記録及び/又は再生開口部が形成さ
れ、背面側にディスク収納部と連続したディスク状記録
媒体を挿脱するディスク挿脱用開口部が形成されたカー
トリッジ本体と、カートリッジ本体の前面側に取り付け
られ、記録及び/又は再生開口部を開閉するシャッタ部
材とを備える。そして、ディスク挿脱用開口部は、ディ
スク状記録媒体の誤挿入を防止する係止部が形成され、
開口形状がディスク状記録媒体の断面形状よりやや大き
い相似形であり、ディスク状記録媒体を向きの合った状
態でのみ挿入可能とする。
【0015】また、本発明に係るディスクカートリッジ
は、上述のような課題を解決すべく、周縁部が一方の主
面から他方の主面に向かって傾斜部とされたディスク状
記録媒体と、内部にディスク状記録媒体が収納されるデ
ィスク収納部が設けられ、前面側にディスク収納部に収
納されたディスク状記録媒体の記録領域の一部を内外に
亘って外方に臨ませる記録及び/又は再生開口部が形成
され、背面側にディスク収納部と連続したディスク状記
録媒体を挿脱するディスク挿脱用開口部が形成されたカ
ートリッジ本体と、カートリッジ本体の前面側に取り付
けられ、記録及び/又は再生開口部を開閉するシャッタ
部材とを備える。そして、ディスク挿脱用開口部は、デ
ィスク状記録媒体の誤挿入を防止する係止部が形成さ
れ、開口形状がディスク状記録媒体の断面形状よりやや
大きい相似形であり、ディスク状記録媒体を向きの合っ
た状態でのみ挿入可能とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したディスク
カートリッジについて、図面を参照して説明する。
【0017】図1乃至図3に示すように、本発明を適用
したディスクカートリッジ1は、略浅皿方形に形成され
た上ハーフ2と下ハーフ3とを組み合わされてなるカー
トリッジ本体4内に追記型の光ディスク、光磁気ディス
ク等のディスク5が回転自在に収納されている。カート
リッジ本体4には、前面側にシャッタ部材6がスライド
自在に取り付けられている。また、このカートリッジ本
体4の背面側には、ディスク挿脱用開口部7が形成さ
れ、ディスク5が挿脱自在となされている。
【0018】このカートリッジ本体4に収納されるディ
スク5は、図3に示すように、2枚の径の異なるディス
ク基板11,12が貼り合わせて構成されており、いわ
ゆる両面使用型として使用される。これらディスク基板
11,12には、それぞれ中央領域に情報信号が記録さ
れない内周保持部13と、この外周領域に形成される情
報信号が記録される記録領域14と、この記録領域14
の外周側に形成される情報信号が記録されない外周非信
号記録領域15とが形成されている。なお、この記録領
域14には、複数の記録層を重畳して形成することによ
り、記録される情報信号の記憶容量を更に増やすように
してもよい。
【0019】ディスク基板11,12は、ポリカーボネ
ート樹脂等の合成樹脂材料によって成形されている。デ
ィスク基板11,12は、情報信号の記録領域14が形
成されると共に、記録領域14上にアルミニウム(A
l)等の反射層が形成され、更には、上記反射層を保護
する合成樹脂材料が被覆されている。また、ディスク基
板11は、ディスク基板12に比べ、その径が小さくな
るように形成され、ディスク基板12に紫外線硬化型接
着剤等の接着剤により接合固定される。したがって、デ
ィスク5には、その外周部に段差部18が設けられるこ
とになり、その断面形状は、略凸字状となる。
【0020】上ハーフ2及び下ハーフ3は、図1及び図
2に示すように、成形性が良好で十分な機械的強度を有
する合成樹脂材料、例えばABS樹脂により、略浅皿状
に形成されている。上ハーフ2及び下ハーフ3には、周
周りに立上がり周壁21a,21bが背面を除き立設さ
れている。これら立上がり周壁21a、21bは、上ハ
ーフ2及び下ハーフ3が互いに突き合わされ複数のビス
により接合固定されたとき、カートリッジ本体4の外周
壁を構成する。
【0021】また、上ハーフ2及び下ハーフ3には、相
対向する内面に立上がり周壁21a,21bに内接する
ように、それぞれが同一円周上に位置する複数の円弧壁
から構成されるディスク収納壁19が立設されている。
上ハーフ2側のディスク収納壁19は、ディスク基板1
1の外径よりやや大径であって、且つ、ディスク基板1
1の厚さ寸法よりやや大となるように形成されている。
下ハーフ3側のディスク収納壁19は、ディスク基板1
2の外径寸法よりやや大径であって、且つ、ディスク基
板12の厚さ寸法よりやや大となるように形成されてい
る。これら上下ハーフ2,3に設けられるディスク収納
壁19は、上ハーフ2と下ハーフ3とが組み合わせた状
態において、ディスク収納部20を構成する。このディ
スク収納部20は、ディスク5の外形形状よりやや大き
い断面が略凸字状の空間部として構成され、収納された
ディスク5の収納位置を規制する。
【0022】上ハーフ2及び下ハーフ3には、これらの
中央領域に位置して円形のディスクテーブル進入開口部
22aが設けられている。このディスクテーブル進入開
口部22aには、記録及び/又は再生装置にディスクカ
ートリッジ1を装着したときに、ディスク収納部20に
収納されたディスク5を回転駆動する記録及び/又は再
生装置側のディスクテーブルが進入する。
【0023】上ハーフ2及び下ハーフ3には、テーブル
進入開口部22aに連接してディスク収納部20に回転
自在に収納されたディスク5の少なくとも記録領域14
の一部を内外周に亘って外方に臨ませる記録及び/又は
再生開口部22bが相対向して設けられている。これら
記録及び/又は再生開口部22bは、ディスクテーブル
進入開口部22aから上ハーフ2及び下ハーフ3の前面
側に亘って左右方向の略中央に位置して方形に形成され
ている。
【0024】下ハーフ3側の記録及び/又は再生開口部
22bには、長手方向の一方の側縁部に半円弧状の凸部
24が形成され、他方の側縁部に半円弧状の凹部25が
形成されている。凸部24と凹部25とは、記録及び/
又は再生開口部22bを閉塞するシャッタ部材6がスラ
イドする際に、記録及び/又は再生開口部22bの側縁
部に引っかかるのを防止している。
【0025】カートリッジ本体4には、その前面側にシ
ャッタ取付け凹部26が形成されている。このシャッタ
取付け凹部26は、ディスクテーブル進入開口部22a
及び記録及び/又は再生開口部22bを含むシャッタ部
材6がスライドする範囲に形成されている。このシャッ
タ取付け凹部26には、ディスクテーブル進入開口部2
2a及び記録及び/又は再生開口部22bを閉塞するシ
ャッタ部材6が取り付けられる。
【0026】このシャッタ部材6は、ディスクカートリ
ッジ1が記録及び/又は再生装置に装填されない非使用
時に、ディスクテーブル進入開口部22a及び記録及び
/又は再生開口部22bからディスク収納部20に塵や
埃等が進入して、ディスク収納部20に収納されたディ
スク5に付着することを防止し、また、ディスク5の記
録領域14に手、指等が触れるのを防止する。シャッタ
部材6は、薄い金属板をプレス加工して形成されてい
る。シャッタ部材6は、上ハーフ2及び下ハーフ3側の
ディスクテーブル進入開口部22a及び記録及び/又は
再生開口部22bを閉塞するに足る大きさを有する一対
の主面部28a,28bと、これらを連結する連結部2
9とからなり、全体が略コ字状をなすように形成されて
いる。
【0027】なお、シャッタ部材6は、シャッタガイド
部材に複数のビスにネジ止めされて固定される。また、
シャッタ部材6には、その連結部29の両側に記録及び
/又は再生装置側のシャッタ開放ピンが進入される切欠
部31a,31bが形成されている。さらに、主面部2
8bには、その側縁部に、上記凸部24及び凹部25に
対応して半円弧状の凹部33が形成されている。
【0028】以上のように構成されるシャッタ部材6
は、シャッタ取付け凹部26にカートリッジ本体4を狭
持するように取り付けられ、主面部28a,28bの端
部がシャッタ押さえ部材34により押さえ付けられると
共に、シャッタガイド部材がカートリッジ本体4側のガ
イド溝に嵌合される。このシャッタガイド部材には、他
方の端部がカートリッジ本体4に掛け止められるシャッ
タスプリングが掛け止められており、このシャッタスプ
リングにより図1に示す矢印A方向に付勢される。シャ
ッタ部材6は、ディスクカートリッジ1が記録及び/又
は再生装置に装填されると、シャッタ開放ピンが切欠部
31a又は31bのいずれか一方に係合され、図1に示
す矢印B方向にスライドされる。これにより、シャッタ
部材6は、ディスクテーブル進入開口部22a及び記録
及び/又は再生開口部22bを閉塞した位置からディス
クテーブル進入開口部22a及び記録及び/又は再生開
口部22bを開蓋した位置へと移動する。
【0029】このシャッタ部材6は、記録及び/又は再
生装置から取り出される場合、シャッタスプリングの付
勢力により図1に示す矢印A方向にスライドされる。こ
の際、記録及び/又は再生開口部22bの側縁部には、
凸部24及び凹部25が形成され、また、シャッタ部材
6の主面部28bには、凸部32及び凹部33が形成さ
れていることから、シャッタ部材6が矢印A方向にスラ
イドする際に、ディスクテーブル進入開口部22a及び
記録及び/又は再生開口部22bの側縁部にシャッタ部
材6の主面部28bが引っかかり、ディスクテーブル進
入開口部22a及び記録及び/又は再生開口部22bが
閉塞されるのを阻害することはない。
【0030】なお、以上シャッタ部材6が、一方向にス
ライドされる場合について説明したが、シャッタ部材6
は、左右両方向にスライドするように構成してもよい。
この際、シャッタ取付け凹部26は、上ハーフ2及び下
ハーフ3の前面側の全領域に形成される。
【0031】カートリッジ本体4には、その両側縁の前
面側に挿入操作用切欠部36a,36bが形成されてい
る。挿入操作用切欠部36a,36bは、ディスクカー
トリッジ1が記録及び/又は再生装置に自動装填装置に
より自動的に装填される際に、自動装填装置側の挿入操
作ピンが嵌合される。すなわち、挿入操作用切欠部36
a,36bは、自動装填装置により所定の位置まで移動
される際に、自動装填装置側の挿入操作ピンが嵌合され
る。
【0032】なお、この挿入操作用切欠部36a,36
bは、上ハーフ2から下ハーフ3にかけて貫通して形成
されている。したがって、ディスクカートリッジ1は、
挿入操作用切欠部36a,36bが貫通して形成されて
いることから、ディスクカートリッジ収納装置に積み重
ねられて収納されている際にも、収納されている向きが
正規な状態となされているか否かが識別できる。すなわ
ち、ディスクカートリッジ1が正規な状態で収納装置に
収納されていない場合には、この挿入操作用切欠部36
a,36bが貫通しなくなることから、識別が可能とな
る。
【0033】また、カートリッジ本体4には、その両側
縁の背面側に取出し操作用切欠部37a,37bが形成
されている。この取出し操作用切欠部37a,37b
は、ディスクカートリッジ1が記録及び/又は再生装置
に自動装填装置により自動的に取り出される際に、自動
装填装置側の取出しピンが嵌合される。すなわち、取出
し操作用切欠部37a,37bは、自動装填装置により
所定の位置から移動される際に、自動装填装置側の取出
し操作ピンが嵌合される。
【0034】なお、この取出し操作用切欠部37a,3
7bは、上ハーフ2から下ハーフ3にかけて貫通され
ず、下ハーフ3から上ハーフ2の立上がり周壁21a側
の中程にかけて切りかかれている。したがって、ディス
クカートリッジ1は、自動装填装置を用いず手動で記録
及び/又は再生装置より取り出す際に、この取出し操作
用切欠部37a,37bが記録及び/又は再生装置のデ
ィスクカートリッジ挿入用開口部の周壁に引っかかるこ
とはない。
【0035】カートリッジ本体4には、図4に示すよう
に、シャッタ部材6が取り付けられる前面側とは対向す
る側にディスク挿脱用開口部7が形成されている。この
ディスク挿脱用開口部7は、ディスクカートリッジ1が
記録及び/又は再生装置に装填されない非使用時には、
カートリッジ本体4の背面に開閉自在に取り付けられる
蓋体40により閉塞されている。
【0036】ディスク挿脱用開口部7は、上ハーフ2側
の両端にリブ状の係止部41が設けられている。ディス
ク挿脱用開口部7は、この係止部41が設けられること
により、ディスク5の断面形状よりやや大きい略凸字状
に開口される。ディスク挿脱用開口部7は、係止部41
がディスク5の段差部18に対応して設けられており、
長手方向が小径に構成されたディスク基板11の直径寸
法よりやや大とされ短辺方向がディスク基板11の厚さ
寸法よりやや大とされて開口された第1の開口部42
と、長手方向が上記大径に構成されたディスク基板12
の直径寸法よりやや大とされ短辺方向がディスク基板1
2の厚さ寸法よりやや大とされて開口された第2の開口
部43とからなる。
【0037】このようなディスク挿脱用開口部7は、カ
ートリッジ本体4内に構成されたディスク収納部20に
連接して設けられている。したがって、ディスク5は、
ディスク挿脱用開口部7よりディスク収納部20内に挿
入される際の誤挿入が防止される。すなわち、ディスク
カートリッジ1は、ディスク5の断面形状とディスク挿
脱用開口部7の開口形状とが相似形であり、ディスク挿
脱用開口部7には、ディスク5が向きを合わせた状態で
のみ挿入可能となっている。すなわち、図5に示すよう
に、ディスク5のディスク基板11側が第1の開口部4
2側にされ、ディスク基板12が第2の開口部43側に
されてディスク挿脱用開口部7に挿入される場合にのみ
ディスク5のディスク収納部20内への挿入が可能とな
る。これとは反対に、ディスクカートリッジ1は、ディ
スク基板12側が第1の開口部42側にされ、ディスク
基板11が第2の開口部43側にされてディスク挿脱用
開口部7に挿入される場合には、ディスク5がディスク
収納部20内へ挿入されることを禁止する。
【0038】ディスク挿脱用開口部7を閉塞する蓋体4
0は、ディスク挿脱用開口部7を閉塞する基体部45
と、この基体部45の一方の端部に形成されたヒンジ部
46と、他方の端部に形成された係止片47とを備え
る。
【0039】基体部45は、ディスク挿脱用開口部7と
対向する側が閉塞面48とされる。この閉塞面48は、
長手方向がカートリッジ本体4の幅寸法を有し、短辺方
向がカートリッジ本体4の厚さ寸法を有し、少なくとも
ディスク挿脱用開口部7を閉塞するに十分な大きさを有
している。この基体部45は、ディスク挿脱用開口部7
を閉塞した状態においては、カートリッジ本体4の主面
及び側面と同一面を形成する。
【0040】ヒンジ部46は、詳細は省略するがカート
リッジ本体4のディスク挿脱用開口部7の一方の端部に
形成された支持ピンに基体部45側の嵌合部が嵌合され
ることにより基体部45を開閉自在に支持する。また、
基体部45の他方の端部に形成された係止片47は、基
体部45と一体に形成され、その端部に係止部49が設
けられている。
【0041】このように構成された蓋体40は、ディス
ク挿脱用開口部7を閉塞した状態において、カートリッ
ジ本体4のディスク挿脱用開口部7の他方の端部に形成
された凸部に係止されることにより、ディスクカートリ
ッジ1の搬送時等の振動によっても開蓋しない。また蓋
体40は、ディスク挿脱用開口部7を開蓋する際には、
係止片47の係止状態が解除され、図4に示す矢印C方
向に開蓋操作される。
【0042】以上のように構成されたディスクカートリ
ッジ1は、ディスク5が収納された状態で記録及び/又
は再生装置に装填されると、ディスクカートリッジ1の
位置決めがなされると共に、シャッタ部材6が図1に示
す矢印B方向にスライドされ、ディスクテーブル進入開
口部22a及び記録及び/又は再生開口部22bが外方
に臨まされる。
【0043】すると、ディスクテーブル進入開口部22
aには、記録及び/又は再生装置側のディスクテーブル
が進入する。そして、ディスク5は、記録及び/又は再
生装置側のディスクテーブルとチャッキング部材により
狭持されて位置決めがなされ、回転可能な状態となる。
【0044】このディスクカートリッジ1は、非使用時
に、内部に収納されたディスク5を取り替えることが可
能である。この場合、ディスク5は、蓋体40が開蓋さ
れ、ディスク挿脱用開口部7が外方に臨まされた状態に
おいて、例えばディスク挿脱用開口部7側を下側に傾け
ることによって、スライドされてカートリッジ本体4外
に取り出される。また、ディスク5をカートリッジ本体
4内に収納する場合、ディスク5は、蓋体40が開蓋さ
れた状態において、ディスク基板11側が第1の開口部
42側にされ、ディスク基板12が第2の開口部43側
にされてディスク挿脱用開口部7に挿入される。この
際、ディスク挿脱用開口部7は、ディスク5の段差部1
8に合わせてディスク5の断面形状よりやや大とされた
略凸字状に開口されていることから、ディスク5が表裏
反対に誤挿入されることを防止することができる。した
がって、このようなディスクカートリッジ1によれば、
例えば、ユーザがディスク5の所望する記録及び/又は
再生面を誤って、カートリッジ本体4内にディスク5を
収納することもなく、ディスク5に記録された必要な情
報信号が誤って消去されることを防止することができ
る。
【0045】なお、以上詳述したディスクカートリッジ
1は、カートリッジ本体4内に構成されたディスク収納
部20がディスク挿脱用開口部7の形状と同一の断面凸
字状に構成された場合について説明したが、このディス
ク収納部20は、上ハーフ2及び下ハーフ3のディスク
収納壁をディスク基板12の外径よりやや大として立設
し、突き合わせて、断面矩形形状の空間部としてもよ
い。
【0046】次に、本発明を適用したディスクカートリ
ッジの他の例を図6及び図7を参照して説明する。この
ディスクカートリッジ60は、ディスク61の情報信号
が記録されない内周側に円環状の突条部62が形成さ
れ、カートリッジ本体63のディスク挿脱用開口部64
がこのディスク61の断面形状と略同じく形成されたこ
とを特徴とする。なお、上述のディスクカートリッジ1
と同一部材については、同一の符号を付して詳細は省略
する。
【0047】このディスクカートリッジ60は、上述の
ディスクカートリッジ1と同様に、略浅皿方形の上ハー
フ2と下ハーフ3とを組み合わせてなるカートリッジ本
体63内に、追記型の光ディスク、光磁気ディスク等の
ディスク61が回転自在に収納されている。カートリッ
ジ本体63には、前面側にシャッタ部材6がスライド自
在に取り付けられている。また、このカートリッジ本体
63の背面側には、ディスク挿脱用開口部64が形成さ
れ、ディスク61が挿脱自在となされている。
【0048】このディスクカートリッジ60に収納され
るディスク61は、1枚のディスク基板71を有し、一
方の主面に情報信号領域が形成される。このディスク基
板71には、中央領域に情報信号が記録されない内周保
持部72が形成され、その外周領域に情報信号が記録さ
れる記録領域73が形成され、この記録領域73の外周
側に情報信号が記録されない外周非信号記録領域74が
形成されている。このように構成されるディスク61に
は、情報信号が記録される主面、すなわち記録及び/又
は再生面側であってその内周保持部72に、その外縁に
沿って円環状の突条部62が突出して形成されている。
したがって、このディスク61は、断面形状が略凸字状
に形成される。
【0049】カートリッジ本体63には、その相対向す
る内面に立上がり周壁21a,21bに内接してそれぞ
れが同一円周上に位置する複数の円弧壁から構成される
外周側ディスク収納壁78が立設され、更に、上ハーフ
2の内面であってディスク61がカートリッジ本体63
内に収納された際に突条部62の外周に対応する場所に
内周側ディスク収納壁79が立設されている。外周ディ
スク収納壁78は、ディスク61の外径寸法よりやや大
径であって、且つ上記ディスク61の厚さ寸法よりやや
大とされている。また、内周側ディスク収納壁79は、
突条部62の立ち上がり寸法よりやや大に立設されてい
る。これらディスク収納壁78,79は、上ハーフ2と
下ハーフ3を組み合わせた状態において、互いに突き合
わされた断面略凸字状のディスク収納部80を構成し、
このディスク収納部80は、収納されたディスク61の
収納位置を規制する。
【0050】カートリッジ本体63には、シャッタ部材
6が取り付けられる前面側とは対向する側にディスク挿
脱用開口部64が形成されている。ディスク挿脱用開口
部64は、ディスクカートリッジ60が記録及び/又は
再生装置に装填されない非使用時に、カートリッジ本体
63の背面に開閉自在に取り付けられる蓋体40により
閉塞されている。
【0051】ディスク挿脱用開口部64は、その上ハー
フ2側のディスク61の内周保持部72及び記録領域7
3に対応する場所に係止部82が設けられている。ディ
スク挿脱用開口部64は、この係止部82が設けられる
ことにより、ディスク61の断面形状よりやや大とされ
た略凸字状に開口される。ディスク挿脱用開口部64
は、係止部82がディスク5の内周保持部72に対応し
て設けられ、長手方向が内周保持部72の直径寸法より
やや大とされ短辺方向が突条部62の高さ寸法よりやや
大とされて開口された第1の開口部83と、長手方向が
上記ディスク基板71の直径寸法よりやや大とされ短辺
方向がディスク基板71の厚さ寸法よりやや大とされて
開口された第2の開口部84とからなる。
【0052】このようなディスク挿脱用開口部64は、
上記カートリッジ本体63内に構成されたディスク収納
部80に連接して設けられている。したがって、ディス
ク61は、ディスク挿脱用開口部64よりディスク収納
部80内に挿入される際の誤挿入が防止される。すなわ
ち、ディスクカートリッジ60は、ディスク61の断面
形状とディスク挿脱用開口部64の開口形状とが相似形
であり、ディスク挿脱用開口部64には、ディスク61
が向きを合わせた状態でのみ挿入可能となっている。す
なわち、図6に示すように、ディスク61が挿入される
際、ディスク61の内周保持部72が第1の開口部83
側にされ、ディスク基板71が第2の開口部84側にさ
れてディスク挿脱用開口部64に挿入される場合にのみ
ディスク61のディスク収納部80内への挿入が可能と
なる。これとは反対に、ディスクカートリッジ60は、
ディスク61が正規に挿入される場合とは表裏逆にディ
スク基板71が第1の開口部83側にされ、内周保持部
72が第2の開口部84側にされてディスク挿脱用開口
部64に挿入される場合には、ディスク61がディスク
収納部80内へ挿入されることを禁止する。
【0053】なお、このディスク挿脱用開口部64を閉
塞する蓋体は、上述のディスクカートリッジ1の蓋体4
0と同一のため詳細を省略する。
【0054】このように構成されるディスクカートリッ
ジ60は、記録及び/又は再生装置に装填されない非使
用時に、内部に収納されたディスク61を取り替えるこ
とが可能である。この場合、ディスク61は、、蓋体4
0が開蓋され、ディスク挿脱用開口部64が外方に臨ま
された状態において、例えばディスク挿脱用開口部64
側を下側にして傾けることによって、スライドされてカ
ートリッジ本体63外に取り出される。また、ディスク
61をカートリッジ本体63内に収納する場合、ディス
ク61は、蓋体40が開蓋された状態において、ディス
ク61の内周保持部72が第1の開口部83側にされ、
ディスク基板71が第2の開口部84側にされてディス
ク挿脱用開口部64に挿入される。この際、ディスク挿
脱用開口部64は、ディスク61の内周保持部72に合
わせてディスク61の断面形状よりやや大とされた略凸
字状に開口されていることから、ディスク61が表裏反
対に誤挿入されることを防止することができる。
【0055】このようなディスクカートリッジ60によ
れば、例えば、ユーザがディスク61の所望する記録及
び/又は再生面を誤って、カートリッジ本体63内にデ
ィスク61を収納することもなく、ディスク61に記録
された必要な情報信号が誤って消去されることを防止す
ることができる。
【0056】なお、以上詳述したディスクカートリッジ
60は、カートリッジ本体63内に構成されたディスク
収納部80がディスク挿脱用開口部64の形状と同一の
断面凸字状に構成された場合について説明したが、この
ディスク収納部80は、上ハーフ2及び下ハーフ3のデ
ィスク収納壁78,79をディスク基板71の外径より
やや大とし、高さ寸法をディスク基板71の厚さ寸法と
突条部62の高さ寸法を合わせたものとし、断面矩形形
状の空間部としてもよい。
【0057】さらに、本発明を適用したディスクカート
リッジの他の例を図8及び図9を参照して説明する。こ
のディスクカートリッジ90は、ディスク91の外周側
縁部が傾斜面に形成され、カートリッジ本体92のディ
スク挿脱用開口部93がこのディスク91の断面形状と
略同じく形成されたことを特徴とする。なお、上述のデ
ィスクカートリッジ1と同一部材については、同一の符
号を付して詳細は省略する。
【0058】このディスクカートリッジ90は、上述の
ディスクカートリッジ1と同様に、略浅皿方形の上ハー
フ2と下ハーフ3とを組み合わせてなるカートリッジ本
体92内に、追記型の光ディスク、光磁気ディスク等の
円盤状のディスク91が回転自在に収納されている。カ
ートリッジ本体92には、前面側にシャッタ部材6がス
ライド自在に取り付けられている。また、このカートリ
ッジ本体4の背面側には、ディスク挿脱用開口部93が
形成され、ディスク91が挿脱自在となされている。
【0059】このディスクカートリッジ90に収納され
るディスク91は、1枚のディスク基板101を有し、
一方の主面に情報信号領域が形成される。このディスク
基板101は、それぞれ中央領域に情報信号が記録され
ない内周保持部102が形成され、この外周領域に情報
信号が記録される記録領域103が形成され、この記録
領域103の外周側に情報信号が記録されない外周非信
号記録領域104が形成されている。このように構成さ
れるディスク91は、情報信号が記録される主面、すな
わち記録及び/又は再生面側の外径寸法が情報信号が記
録されない他方の主面の外径寸法より小とされ、ディス
ク91の外周縁が傾斜面107となるように形成され、
断面が略台形に形成されている。
【0060】上ハーフ2又は下ハーフ3のいずれか一方
には、相対向する内面に立上がり周壁21a,21bに
内接してそれぞれが同一円周上に位置する複数の円弧壁
から構成されるディスク収納壁110が形成されてい
る。このディスク収納壁110は、ディスク91の外形
形状に対応して、ディスク91の外径よりやや大とされ
た傾斜壁となるように構成されている。そして、ディス
ク収納壁110は、上ハーフ2と下ハーフ3とが組み合
わされたとき、ディスク収納部111を構成する。ディ
スク収納部111は、収納されたディスク91の収納位
置を規制する。
【0061】カートリッジ本体92には、シャッタ部材
6が取り付けられる前面側とは対向する側にディスク挿
脱用開口部93が形成されている。ディスク挿脱用開口
部93は、ディスクカートリッジ90が記録及び/又は
再生装置に装填されない非使用時に、カートリッジ本体
92背面に開閉自在に取り付けられる蓋体40により閉
塞されている。
【0062】ディスク挿脱用開口部93は、その形状が
上ハーフ2側の両端部に係止部113が設けられ、ディ
スク91の断面形状と略同一とされた略台形に形成され
ている。この係止部113は、上ハーフ2側の両端部に
リブ状に形成されている。ディスク挿脱用開口部93
は、上ハーフ2側の長手方向の側縁部がディスク91の
一方の主面である記録及び/又は再生面側のディスク9
1の内径寸法よりやや大とされ、下ハーフ3側の長手方
向の側縁部がディスク91の他方の主面のディスク91
の外径寸法よりやや大とされ、高さ方向がディスク91
の厚さ寸法よりやや大とされている。
【0063】このように構成されたディスク挿脱用開口
部93は、カートリッジ本体92内に構成されたディス
ク収納部111に連接して形成されている。したがっ
て、ディスク91は、ディスク挿脱用開口部93よりデ
ィスク収納部111内に挿入される際の誤挿入が防止さ
れる。すなわち、ディスクカートリッジ90は、ディス
ク91の断面形状とディスク挿脱用開口部93の開口形
状とが相似形であり、ディスク挿脱用開口部93には、
ディスク91が向きを合わせた状態でのみ挿入可能とな
っている。すなわち、図9に示すように、ディスク91
が挿入される際、ディスク61の一方の記録及び/又は
再生面側がディスク挿脱用開口部93の上ハーフ2側と
され、他方の主面が下ハーフ3側にされて挿入される場
合にのみディスク91のディスク収納部111内への挿
入が可能となる。これとは反対に、ディスクカートリッ
ジ90は、ディスク91が正規に挿入される場合とは表
裏逆に一方の記録及び/又は再生面側が下ハーフ3側と
され、他方の主面が上ハーフ2側にされて挿入される場
合には、ディスク91がディスク収納部80内へ挿入さ
れることを禁止する。
【0064】なお、このディスク挿脱用開口部93を閉
塞する蓋体は、上述のディスクカートリッジ1の蓋体4
0と同一のため詳細を省略する。
【0065】このようなディスクカートリッジ90は、
記録及び/又は再生装置に装填されない非使用時には、
内部に収納されたディスク91を取り替えることが可能
である。この場合、ディスク91は、蓋体40が開蓋さ
れ、ディスク挿脱用開口部93が外方に臨まされた状態
において、ディスク挿脱用開口部93側を下側にし傾け
ることによって、スライドされてカートリッジ本体92
外に取り出される。また、ディスク91をカートリッジ
本体92内に収納する場合、蓋体40が開蓋された状態
において、ディスク61の一方の記録及び/又は再生面
側がディスク挿脱用開口部93の上ハーフ2側とされ、
他方の主面が下ハーフ3側にされて挿入される。この
際、ディスク挿脱用開口部93は、ディスク91の断面
形状よりやや大とされた略台形状に開口されていること
から、ディスク91が表裏反対に誤挿入されることを防
止することができる。このようなディスクカートリッジ
90によれば、例えば、ユーザがディスク91の所望す
る記録及び/又は再生面を誤って、カートリッジ本体9
2内にディスク91を収納することもなく、ディスク9
1に記録された必要な情報信号が誤って消去されること
を防止することができる。
【0066】なお、以上詳述したディスクカートリッジ
90は、カートリッジ本体92内に構成されたディスク
収納部111がディスク挿脱用開口部93の形状と同じ
くする断面略台形状に構成された場合について説明した
が、このディスク収納空間部111は、上ハーフ2及び
下ハーフ3のディスク収納壁110をディスク91の外
径寸法よりやや大とし、高さ寸法をディスク91の厚さ
寸法よりやや大とし、断面が矩形形状の空間部としても
よい。
【0067】
【発明の効果】本発明に係るディスクカートリッジによ
れば、ディスク状記録媒体がディスク挿脱用開口部より
正規な状態でのみ収納される。したがって、ディスクカ
ートリッジは、ディスク状記録媒体が誤ってカートリッ
ジ本体内に収納されることが防止され、ディスク状記録
媒体に記録された必要な情報信号が誤って消去されると
いった不都合もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカートリッジをシャッタ
部材が記録及び/又は再生開口部を閉塞した状態で前面
側から見た斜視図である。
【図2】同ディスクカートリッジをシャッタ部材が記録
及び/又は再生開口部を開蓋した状態で後方から見た斜
視図である。
【図3】同ディスクカートリッジに収納される2枚のデ
ィスク基板が貼り合わされて形成されるディスクの全体
斜視図である。
【図4】同ディスクカートリッジの蓋体が開蓋された状
態でディスク挿脱用開口部よりディスクが挿入される状
態を示す斜視図である。
【図5】ディスク収納部内にディスクが収納された状態
を示すディスクカートリッジの縦断面図である。
【図6】第2の実施の形態に示すディスクカートリッジ
の蓋体が開蓋された状態でディスク挿脱用開口部よりデ
ィスクが挿入される状態を示す斜視図である。
【図7】ディスク収納部内にディスクが収納された状態
を示すディスクカートリッジの縦断面図である。
【図8】第3の実施の形態に示すディスクカートリッジ
の蓋体が開蓋された状態でディスク挿脱用開口部よりデ
ィスクが挿入される状態を示す斜視図である。
【図9】ディスク収納部内にディスクが収納された状態
を示すディスクカートリッジの縦断面図である。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ、2 上ハーフ、3 下ハー
フ、4 カートリッジ本体、5 ディスク、6 シャッ
タ部材、7 ディスク挿脱用開口部、11,12 ディ
スク基板、17 ハブ、18 段差部、20 ディスク
収納部、22a ディスクテーブル進入開口部、22b
記録及び/又は再生開口部、40 蓋体、41 係止
部、42 第1の開口部、43 第2の開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−172079(JP,A) 特開 平4−48446(JP,A) 実開 平4−39885(JP,U) 実開 平1−64166(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/03 604

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のディスク基板の外径寸法が他方の
    ディスク基板の外径寸法より大きく、これら2枚のディ
    スク基板が貼り合わされたディスク状記録媒体と、 内部に上記ディスク状記録媒体が収納されるディスク収
    納部が設けられ、前面側に上記ディスク収納部に収納さ
    れたディスク状記録媒体の記録領域の一部を内外に亘っ
    て外方に臨ませる記録及び/又は再生開口部が形成さ
    れ、背面側に上記ディスク収納部と連続した上記ディス
    ク状記録媒体を挿脱するディスク挿脱用開口部が形成さ
    れたカートリッジ本体と、 上記カートリッジ本体の前面側に取り付けられ、上記記
    録及び/又は再生開口部を開閉するシャッタ部材とを備
    え、 上記ディスク挿脱用開口部は、上記ディスク状記録媒体
    の誤挿入を防止する係止部が形成され、開口形状が上記
    ディスク状記録媒体の断面形状よりやや大きい相似形で
    あり、上記ディスク状記録媒体を向きの合った状態での
    み挿入可能とすることを特徴とするディスクカートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 上記カートリッジ本体の背面側には、上
    記ディスク挿脱用開口部を開閉する蓋体が回動可能に設
    けられていることを特徴とする請求項1記載のディスク
    カートリッジ。
  3. 【請求項3】 一方の主面の記録領域の内周側に円環状
    の突条部が形成されディスク状記録媒体と、 内部に上記ディスク状記録媒体が収納されるディスク収
    納部が設けられ、前面側に上記ディスク収納部に収納さ
    れたディスク状記録媒体の記録領域の一部を内外に亘っ
    て外方に臨ませる記録及び/又は再生開口部が形成さ
    れ、背面側に上記ディスク収納部と連続した上記ディス
    ク状記録媒体を挿脱するディスク挿脱用開口部が形成さ
    れたカートリッジ本体と、 上記カートリッジ本体の前面側に取り付けられ、上記記
    録及び/又は再生開口部を開閉するシャッタ部材とを備
    え、 上記ディスク挿脱用開口部は、上記ディスク状記録媒体
    の誤挿入を防止する係止部が形成され、開口形状が上記
    ディスク状記録媒体の断面形状よりやや大きい相似形で
    あり、上記ディスク状記録媒体を向きの合った状態での
    み挿入可能とすることを特徴とするディスクカートリッ
    ジ。
  4. 【請求項4】 上記カートリッジ本体の背面側には、上
    記ディスク挿脱用開口部を開閉する蓋体が回動可能に設
    けられていることを特徴とする請求項3記載のディスク
    カートリッジ。
  5. 【請求項5】 周縁部が一方の主面から他方の主面に向
    かって傾斜部とされたディスク状記録媒体と、 内部に上記ディスク状記録媒体が収納されるディスク収
    納部が設けられ、前面側に上記ディスク収納部に収納さ
    れたディスク状記録媒体の記録領域の一部を内外に亘っ
    て外方に臨ませる記録及び/又は再生開口部が形成さ
    れ、背面側に上記ディスク収納部と連続した上記ディス
    ク状記録媒体を挿脱するディスク挿脱用開口部が形成さ
    れたカートリッジ本体と、 上記カートリッジ本体の前面側に取り付けられ、上記記
    録及び/又は再生開口部を開閉するシャッタ部材とを備
    え、 上記ディスク挿脱用開口部は、上記ディスク状記録媒体
    の誤挿入を防止する係止部が形成され、開口形状が上記
    ディスク状記録媒体の断面形状よりやや大きい相似形で
    あり、上記ディスク状記録媒体を向きの合った状態での
    み挿入可能とすることを特徴とするディスクカートリッ
    ジ。
  6. 【請求項6】 上記カートリッジ本体の背面側には、上
    記ディスク挿脱用開口部を開閉する蓋体が回動可能に設
    けられていることを特徴とする請求項5記載のディスク
    カートリッジ。
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