JP3531321B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP3531321B2
JP3531321B2 JP31333695A JP31333695A JP3531321B2 JP 3531321 B2 JP3531321 B2 JP 3531321B2 JP 31333695 A JP31333695 A JP 31333695A JP 31333695 A JP31333695 A JP 31333695A JP 3531321 B2 JP3531321 B2 JP 3531321B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジ本体
内に、光ディスク、光磁気ディスク等のディスクが回転
可能に収納されるディスクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク又は光磁気ディスク等
の円盤状に形成されたディスクは、その保管時におい
て、記録及び/又は再生面の記録領域に塵、或いは埃が
付着し、又は傷等が生ずることを防止するため、ディス
クカートリッジに回転自在に収納されている。また、デ
ィスクカートリッジは、使用時に記録及び/又は再生装
置に装着する際に、記録領域に指の指紋等が付着しない
ようにディスクを保護している。そして、ディスクカー
トリッジは、このようにディスクを保護すると同時に、
記録及び/又は再生装置への装着を容易としている。
【0003】このディスクカートリッジ40は、図7に
示すように、例えば一対の略浅皿状に形成された上ハー
フ41と下ハーフ42突き合わせて接合して形成される
カートリッジ本体43にディスクを回転自在に収納して
構成されている。
【0004】カートリッジ本体43には、内部にディス
クの外径寸法よりやや大径であって、且つ上記ディスク
の厚さ寸法よりやや大とされた円弧状の立上がり壁によ
って構成されるディスク収納部が形成されている。この
ディスク収納部には、上記でディスクが回転自在に収納
されている。
【0005】また、上記カートリッジ本体43には、上
下面に中央部から前面側に亘って左右方向略中央に位置
して記録及び/又は再生開口部が開設されている。この
記録及び/又は再生開口部は、カートリッジ本体43に
収納されたディスクの記録領域の一部を外方に臨まさせ
ている。
【0006】記録及び/又は再生開口部には、記録及び
/又は再生開口部を閉塞するに足る大きさを有する一対
のシャッタ部とこのシャッタ部を連結する連結部とから
構成される全体として略コ字状を呈したシャッタ部材が
スライド自在に組み付けられている。このシャッタ部材
は、記録及び/又は再生装置に装着される際に限って、
記録及び/又は再生開口部を開放し、非使用時には、記
録及び/又は再生開口部を閉塞する状態とされている。
したがって、シャッタ部材は、非使用時には、カートリ
ッジ本体43内に塵或いは埃等が進入することを防止
し、また、ディスクの記録領域に手、指等が触れるのを
防止している。
【0007】カートリッジ本体43に収納されるディス
クは、合成樹脂材料により成形されるディスク基板と、
このディスク基板の中心部に取り付けられる記録及び/
又は再生装置側のセンタスピンドルが係合する中心穴を
有するハブとにより構成されている。そして、このディ
スク基板は、中央領域に情報信号が記録されない非記録
領域が形成され、この非記録領域の外周部に情報信号が
記録される記録領域が形成されている。また、ハブは、
合成樹脂材料から形成されるリング部材の一方の側に磁
気吸着性を有する金属板を一体に取り付けて構成されて
いる。そして、ハブは、ディスク基板の中央で、且つ上
記非記録領域に取り付けられる。
【0008】このように構成されるディスクカートリッ
ジ40は、記録及び/又は再生装置のカートリッジ挿入
開口部から挿入され、ディスクテーブルに装着される
と、ディスクテーブルのカートリッジ本体43の外周側
に形成された位置決め穴に記録及び/又は再生装置側に
配設された位置決めピンが係合されることによって位置
決めがされる。
【0009】このディスクテーブルは、中心に上記ハブ
に設けられた中心穴に係合するセンタスピンドルを有す
ると共に、このセンタスピンドルの外周部側には、上記
ディスクのハブの周辺を支持するディスク受け面が構成
されている。そして、このディスク受け面の内周部に
は、ハブに取り付けられた金属板を磁気吸引するために
上記センタスピンドルを中心にして、均一な磁界を発生
させるように、リング状に形成されたマグネットが配設
されている。したがって、ディスクカートリッジ40
は、記録及び/又は再生装置に装着されると、ハブの中
心穴にセンタスピンドルが係合し、そして上記ディスク
が上記マグネットにマグネットチャッキングされ、ディ
スクテーブルと一体に回転可能な状態とされる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ディス
クカートリッジ40は、ディスクの情報記録容量を大容
量とするため、記録領域をディスク基板の両面に設け、
表裏それぞれを記録及び/又は再生面としたいわゆる両
面使用型のディスクを収納する場合がある。
【0011】このような場合、ディスクカートリッジ4
0は、ディスクの一方の記録及び/又は再生面の情報信
号の記録及び/又は再生が終了すると、一度、記録及び
/又は再生装置から排出されて、他方の記録及び/又は
再生面に裏返して、再度、記録及び/又は再生装置のカ
ートリッジ挿入開口部から挿入される必要がある。
【0012】この際、情報信号が記録されたディスク
は、ディスクカートリッジ40に収納されていることか
ら、所望の記録及び/又は再生面を識別するのに、ディ
スクカートリッジ40の外形形状を目視するだけでは記
録及び/又は再生面の識別が困難である。したがって、
例えば所望する記録及び/又は再生面を誤って、異なる
記録及び/又は再生面について記録及び/又は再生装置
に装填して、記録及び/又は再生を行った場合には、必
要な情報信号が誤って消去されるといった不都合が生じ
ることがあった。
【0013】そのため、ディスクカートリッジ40に
は、記録及び/又は再生面を識別する方法として、ディ
スクの記録及び/又は再生面を表示する表示部44が上
記シャッタ部材のシャッタ部に印刷されていた。
【0014】しかしながら、シャッタ部材に表示部44
を設け記録及び/又は再生面を識別する方法にあって
は、記録及び/又は再生面を裏返す際に、ディスクカー
トリッジ40をカートリッジ挿入開口部から取り出して
識別する必要があり、その手続が煩雑であった。
【0015】そのため、このような問題点を解決するた
め、表示部44を記録及び/又は再生装置のカートリッ
ジ挿入開口部に挿入する方向の側面と対向する側面に印
刷されたディスクカートリッジ40が提案されている。
すなわち、このディスクカートリッジ40には、図7に
示すように、その側面に一方の記録及び/又は再生面を
表示する矢印とその近傍に例えばAといった記録及び/
又は再生面の名称がパッドを用いて印刷するPAD印刷
により設けられている。したがって、ディスクの記録及
び/又は再生を行う場合には、この表示部44に表示さ
れた識別表示を見て、記録及び/又は再生装置のカート
リッジ挿入開口部にディスクカートリッジ40を挿入す
ることができる。
【0016】しかしながら、以上のように識別部を設け
る方法として、例えばPAD印刷のような印刷による場
合には、ディスクカートリッジ40に印刷を行うための
設備が別途必要とされる。そのため、ディスクカートリ
ッジ40の生産コストの増大又は生産効率の低下といっ
た問題点が生じていた。
【0017】また、ディスクカートリッジ40に識別部
の印刷を行う際に、転写不良等を起こし、生産効率の低
下といった問題点が生じさせていた。
【0018】そこで、本発明は、上述のような問題点を
解決すべく、記録及び/又は再生面の識別が容易で、且
つ生産効率の向上を図るディスクカートリッジを提供す
ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスクカ
ートリッジは、上述のような課題を解決すべく、一対の
上ハーフと下ハーフが組み合わされて構成されるカート
リッジ本体内に情報信号が記録されるディスクが収納さ
れるディスクカートリッジにおいて、カートリッジ本体
の記録及び/又は再生装置側のカートリッジ挿入開口部
に挿入される方向の側面と対向する側面に、側面の全面
より小とされた大きさのラベル貼り付け凹部と、ラベル
貼り付け凹部の長手方向にはみ出し部が形成され、はみ
出し部内に凹部又は凸部により形成され、情報信号が記
録される記録及び/又は再生面を表示する表示部が設け
られて構成される。
【0020】以上のように構成されたディスクカートリ
ッジは、カートリッジ本体が記録及び/又は再生装置側
のカートリッジ挿入開口部に挿入される方向の側面と対
向する側面に、凹部又は凸部により表示部が設けられる
ことから、容易に記録及び/又は再生面を識別される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る第1の実施の
形態であるディスクカートリッジ1について図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0022】ディスクカートリッジ1は、例えば図1及
び図2に示すように、全体として略浅皿方形を呈して形
成された上ハーフ2と下ハーフ3とを組み合わせてカー
トリッジ本体4を構成し、このカートリッジ本体4に光
ディスク、光磁気ディスク等の円盤状のディスク5が回
転自在に収納されている。
【0023】このカートリッジ本体4に収納されるディ
スク5は、中央領域に情報信号が記録されない非記録領
域5Bとこの外周領域に情報信号が記録される記録領域
5Cが形成されたディスク基板5Aと、このディスク基
板5Aの中央領域に取り付けられる記録及び/又は再生
装置23側のセンタスピンドル25が係合される中心穴
7Bを有するハブ7とから構成される。
【0024】ディスク基板5Aは、全体として円盤状を
呈して、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂材料によっ
て成形されている。そして、上記ディスク基板5Aは、
外周領域に情報信号の記録領域5Cが形成されると共
に、上記記録領域5C上にアルミニウム(Al)等の反
射層が形成され、更には、上記反射層を保護する合成樹
脂材料が被覆されて構成されるものを2枚接合したいわ
ゆる両面使用型として構成されている。
【0025】そして、ディスク基板5Aには、例えば図
5に示すように、それぞれの記録及び/又は再生面の中
央領域に記録及び/又は再生装置23側のセンタスピン
ドル25が係合される中心穴7Bを有するハブ7が取り
付けられている。このハブ7は、合成樹脂材料から形成
されるリング部材7Aの一方の両側に磁気吸着性を有す
る金属板7Cが取り付けられて構成されている。
【0026】上ハーフ2及び下ハーフ3は、成形性が良
好で十分な機械的強度を有する合成樹脂材料、例えばA
BS樹脂等により形成されている。また、これら上ハー
フ2及び下ハーフ3には、それぞれ周周りに立上がり周
壁6(6A、6B)が立設されている。そして、これら
立上がり周壁6は、上ハーフ2及び下ハーフ3を組み合
わせた状態において、互いに突き合わされて、複数のビ
ス14により接合固定されて、カートリッジ本体4の外
周壁を構成する。
【0027】また、上ハーフ2及び下ハーフ3には、相
対向する内面に立上がり周壁6に内接してそれぞれが同
一円周上に位置する複数の円弧壁から構成されるディス
ク収納壁8が形成されている。このディスク収納壁8
は、ディスク5の外径寸法よりやや大径であって、且つ
上記ディスク5の厚さ寸法よりやや大とされている。こ
れらディスク収納壁8は、上ハーフ2と下ハーフ3を組
み合わせた状態において、互いに突き合わされたディス
ク収納部9を形成している。
【0028】上ハーフ2及び下ハーフ3には、これらの
中央領域に位置して円形のディスクテーブル進入開口部
10(10A、10B)が設けられている。このディス
クテーブル進入開口部10には、記録及び/又は再生装
置23にディスクカートリッジ1を装着した時に、ディ
スク収納部9に収納されたディスク5を回転駆動する記
録及び/又は再生装置23側のディスクテーブル26が
進入する。このディスクテーブル進入開口部10には、
具体的には、ハブ7が臨まされる。
【0029】上ハーフ2及び下ハーフ3には、ディスク
収納部9に回転自在に収納されたディスク5の少なくと
も記録領域5Cの一部を内外周に亘って外方に臨ませる
記録及び/又は再生開口部11(11A、11B)が相
対向して開設されている。これら記録及び/又は再生開
口部11は、ディスクテーブル進入開口部10から上ハ
ーフ2及び下ハーフ3の前面側に亘って左右方向の略中
央に位置して方形に形成されている。
【0030】そして、カートリッジ本体4には、記録及
び/又は再生開口部11からディスク収納部9に塵や埃
等が進入して、ディスク収納部9に収納されたディスク
付着することを防止し、また、ディスク5の記録領域5
Cに手、指等が触れるのを防止するために記録及び/又
は再生開口部11を閉塞するシャッタ部材13がスライ
ド自在に組み付けられている。このシャッタ部材13
は、薄い金属板をプレス加工して形成されており、上ハ
ーフ2及び下ハーフ3側の記録及び/又は再生開口部1
1を閉塞するに足る大きさを有する一対のシャッタ部1
3A、13Bと、これらを連結する連結部13Cとによ
り構成され、全体として略コ字状に形成されている。
【0031】以上のように構成されるシャッタ部材13
は、カートリッジ本体4を挟み込むと共に、図示しない
シャッタ部材13側のシャッタガイド部材が、図示しな
いシャッタスプリングによって、図2に示すA方向に付
勢され、記録及び/又は再生開口部11を閉塞した位置
に保持される。
【0032】また、シャッタ部材13は、ディスクカー
トリッジ1が記録及び/又は再生装置23に装着される
と、記録及び/又は再生装置23側のシャッタ駆動部材
によって、図2に示すB方向にスライド動作されて、記
録及び/又は再生開口部11を閉塞した位置から記録及
び/又は再生開口部11を開蓋した位置へと移動され
る。
【0033】カートリッジ本体4には、例えば図3に示
すように、記録及び/又は再生装置23側のカートリッ
ジ挿入開口部24に挿入される方向の側面と対向する側
面に、この側面の全面よりやや小とされた大きさでディ
スク5の情報信号の内容等を記載するラベルを貼り付け
るラベル貼付け凹部18(18A、18B)が設けられ
ている。
【0034】このラベル貼付け凹部18は、ディスクカ
ートリッジ1の側面を構成する上ハーフ2及び下ハーフ
3の立上がり周壁6にそれぞれ設けられている。ラベル
貼付け凹部18は、上ハーフ2側のラベル貼付け凹部1
8Aの長手方向の寸法が下ハーフ3側のラベル貼付け凹
部18Bの長手方向の寸法よりやや大とされて形成され
ている。したがって、ラベル貼付け凹部18には、図3
に示すように、上ハーフ2側にラベルが貼り付けられな
いはみ出し部19が形成され、このはみ出し部19に後
述するディスク5の記録及び/又は再生面を表示する表
示部20が形成される。このラベルには、例えばディス
ク5に記録された情報信号の内容等が記載される。
【0035】このように構成されたラベル貼付け凹部1
8には、ディスク5の情報信号等の内容が記載できる方
形のラベルが貼り付けられると、ラベルは、はみ出し部
19を除くラベル貼付け凹部18の全面に貼り付けられ
る。すなわち、ラベル貼付け凹部18には、はみ出し部
19が設けられていることから、誤って後述する表示部
20にラベルを貼り付けてしまうこともない。
【0036】そして、上記はみ出し部19には、ディス
ク5の記録及び/又は再生面を表示する表示部20が形
成される。この表示部20は、例えば図3に示すよう
に、上ハーフ2側のディスク5の一方の記録及び/又は
再生面を表示するように記録及び/又は再生面の方向を
表示する矢印21と、その近傍に例えばAといった記録
及び/又は再生面の名称22が凸部を以て形成されてい
る。
【0037】このような表示部20を成形する成形金型
は、上ハーフ2が成形金型により成形される際に、予め
成形金型の内面で、且つラベル貼付け凹部18を形成す
る凸部内であると共に上ハーフ2の表示部20が設けら
れる位置に対応する部位に矢印21及び名称22の形状
が設けられた凹部が設けられている。そして、この表示
部20は、この成形金型のキャビティ内に合成樹脂材料
が射出充填されて、凝固した後、成形金型が型開きされ
て上ハーフ2が成形されると、矢印21及び名称22が
設けられた凸部となって形成される。
【0038】このように、表示部20は、上ハーフ2の
成形金型による成形と同時に形成されることから、表示
部20の形成が極めて容易となる。また、この表示部2
0は、成形金型により成形されることから、ディスクカ
ートリッジ1の使用時に手、指等の接触により消えるこ
とはない。
【0039】上述したラベル貼付け凹部18とラベル貼
付け凹部18に形成された表示部20は、ディスクカー
トリッジ1のカートリッジ挿入開口部24に挿入する方
向の側面と対向する側の側面に形成される。したがっ
て、表示部20は、例えば図4に示すように、ディスク
カートリッジ1を記録及び/又は再生装置23のカート
リッジ挿入開口部24に挿入した際にも、外方に臨まさ
れていることから、ディスクカートリッジ1をカートリ
ッジ挿入開口部24から取り出すことなく、ディスク5
の記録及び/又は再生面を識別することができる。
【0040】なお、上記表示部20は、上ハーフ2側の
ラベル貼付け凹部18のはみ出し部19に形成された例
について説明したが、下ハーフ3側のラベル貼付け凹部
18についてもはみ出し部19を形成し、この下ハーフ
3側のディスク5の記録及び/又は再生面についての表
示部20を形成しても良いのは勿論である。
【0041】また、表示部20は、上述した記録及び/
又は再生面の方向を示す矢印21やA、Bといった記録
及び/又は再生面の名称22等の表示方法に拘束される
ものではない。
【0042】また、この表示部20の凸部にカートリッ
ジ本体4の表面の色彩とは異なる色彩の着色を施すこと
により、更に記録及び/又は再生面の識別を容易にして
も良い。
【0043】以上のように構成されたディスクカートリ
ッジ1は、例えば図4に示すように、記録及び/又は再
生開口部11の側から記録及び/又は再生装置23側の
カートリッジ挿入開口部24に挿入されると、先ずディ
スクカートリッジ1のカートリッジ挿入開口部24に挿
入される方向の側面と対向する側面が外方に臨まされた
状態である第1の位置に保持される。したがって、この
第1の状態において、上記表示部20を目視するだけ
で、ディスクカートリッジ1の記録及び/又は再生面を
識別することが可能となる。また、この表示部20に基
づいて、記録及び/又は再生装置23側のカートリッジ
挿入開口部24にディスクカートリッジ1を挿入するこ
とができる。
【0044】ディスクカートリッジ1は、上記第1の位
置から更に記録及び/又は再生装置23内に押圧される
と、例えば図5に示すように、ディスクテーブル26に
ディスク5が装着される第2の位置に移動される。ディ
スクカートリッジ1は、ディスクテーブル26に装着さ
れると、ディスクテーブル26のカートリッジ本体4の
外周側に形成された位置決め穴15に記録及び/又は再
生装置23側に配設された位置決めピン27が係合され
ることによって位置決めがされる。
【0045】このディスクテーブル26は、中心に上記
ハブ7に設けられた中心穴7Bに係合するセンタスピン
ドル25を有すると共に、このセンタスピンドル25の
外周部側には、上記ディスク5のハブ7の周辺を支持す
るディスク受け面28が構成されている。そして、この
ディスク受け面28の内周部には、ハブ7に取り付けら
れた金属板7Cを磁気吸引するために上記センタスピン
ドル25を中心にして、均一な磁界を発生させるよう
に、リング状に形成されたマグネット29が配設されて
いる。したがって、ディスクカートリッジ1は、記録及
び/又は再生装置23に装填されると、ハブ7の中心穴
7Bにセンタスピンドル25が係合し、そして上記ディ
スク5が上記マグネット29にマグネットチャッキング
され、ディスクテーブル26と一体に回転可能な状態と
される。
【0046】また、ディスクカートリッジ1は、カート
リッジ本体4のシャッタ部材13が、この第2の位置に
おいて、記録及び/又は再生開口部11を閉塞した状態
から、記録及び/又は再生装置側のシャッタ駆動部材に
より、開蓋した状態とされ、記録及び/又は再生が可能
な状態とされる。
【0047】一方、ディスクカートリッジ1は、ディス
ク5の情報信号の記録及び/又は再生が終了すると、図
4に示すように、ディスクテーブル26に装着された状
態が解除され、上記第2の位置からディスクカートリッ
ジ1のカートリッジ挿入開口部24に挿入される方向の
側面と対向する側面が外方に臨まされた状態である上記
第1の位置に移動される。したがって、上記表示部20
を目視するだけで、記録及び/又は再生を行ったディス
クカートリッジ1の記録及び/又は再生面を識別するこ
とが可能となる。
【0048】第2の実施の形態であるディスクカートリ
ッジ31は、例えば図6に示すように、カートリッジ挿
入開口部24に挿入する方向の側面と対向する側面にラ
ベル貼付け凹部と表示部33を別に設けたことを特徴と
する。
【0049】なお、第1の実施の形態であるディスクカ
ートリッジ1と同一部材については、同一の符号を付し
て詳細な説明は省略する。
【0050】ディスクカートリッジ31には、第1の実
施の形態であるディスクカートリッジ1と同様に、記録
及び/又は再生装置側のカートリッジ挿入開口部24に
挿入される方向の側面と対向する側面の立上がり周壁6
にディスク5の情報信号の内容等を記載するラベルを貼
り付けるラベル貼付け凹部32(32A、32B)が設
けられている。
【0051】このラベル貼付け凹部32は、ディスクカ
ートリッジ31のカートリッジ挿入開口部24に挿入さ
れる方向の側面と対向する側面を構成する上ハーフ2及
び下ハーフ3の立上がり周壁6にそれぞれ設けられてお
り、上ハーフ2と下ハーフ3が組み合わされた状態で、
全体として矩形形状を呈して形成されている。そして、
このように構成されるラベル貼付け凹部32には、この
ラベル貼付け凹部32の全体形状よりやや小とされ、デ
ィスク5の情報信号等の内容が記載できるラベルが貼り
付けられる。なお、このラベルには、例えばディスク5
に記録された情報信号の内容等が記載される。
【0052】そして、このラベル貼付け凹部32には、
その近傍でディスクカートリッジ31のカートリッジ挿
入開口部24に挿入される方向の側面と対向する側面に
おける左右のコーナに、ディスク5の記録及び/又は再
生面を表示する表示部33(33A、33B)が形成さ
れる。この表示部33は、例えば図6に示すように、上
ハーフ2側又は下ハーフ3側のディスク5の記録及び/
又は再生面を表示するように記録及び/又は再生面の方
向を表示する上向き又は下向きの矢印34(34A、3
4B)と、その近傍に例えばA、Bといった記録及び/
又は再生面の名称35(35A、35B)が凹部を以て
形成されている。したがって、表示部33は、ラベル貼
付け凹部32とは別に形成されていることから、誤って
ラベルが貼り付けられることもない。
【0053】このような表示部33を成形する成形金型
は、上ハーフ2又は下ハーフ3が成形金型により成形さ
れる際に、予め成形金型の内面で、且つラベル貼付け凹
部32を形成する凸部の近傍であると共に、上ハーフ2
又は下ハーフ3の表示部33が設けられる位置に対応す
る部位に矢印34及び名称35の形状が形成された凸部
が設けられている。そして、この表示部33は、この成
形金型のキャビティ内に合成樹脂材料が射出充填され
て、凝固した後、成形金型が型開きされて上ハーフ2又
は下ハーフ3が成形されると、矢印34及び名称35の
形状の凹部となって形成される。このように、表示部3
3は、上ハーフ2又は下ハーフ3の成形金型による成形
と同時に形成されることから表示部33の成形が極めて
容易となる。また、この表示部33は、成形金型により
成形されることから、ディスクカートリッジ31の使用
時に手、指等の接触により消えることがない。
【0054】上述の通り表示部33は、ディスクカート
リッジ31のカートリッジ挿入開口部24に挿入される
方向の側面と対向する側面側に形成される。したがっ
て、表示部33は、ラベル貼付け凹部32とは別の位置
に形成され、表示部33の凹部を目視し易くなる。ま
た、このディスクカートリッジ31の側面は、記録及び
/又は再生装置23のカートリッジ挿入開口部24に挿
入した際にも、外方に臨まされていることから、ディス
クカートリッジ31をカートリッジ挿入開口部24から
取り出すことなく、ディスク5の記録及び/又は再生面
を識別することができる。また、表示部33は、それぞ
れの記録及び/又は再生面を表示していることから、記
録及び/又は再生面の表示が容易となる。
【0055】なお、表示部33は、上述した記録及び/
又は再生面の方向を示す矢印34やA、Bといった記録
及び/又は再生面の名称35等の表示方法に拘束される
ものではない。
【0056】また、この表示部33の凸部にカートリッ
ジ本体4の表面の色彩とは異なる色彩の着色を施すこと
により、更に記録及び/又は再生面の識別を容易にして
も良い。
【0057】以上のように構成されたディスクカートリ
ッジ31は、記録及び/又は再生開口部11の側から記
録及び/又は再生装置23側のカートリッジ挿入開口部
24に挿入されると、上述した図4に示す状態とされ
る。すなわち、ディスクカートリッジ31は、先ず、デ
ィスクカートリッジ31のカートリッジ挿入開口部24
に挿入される方向の側面と対向する側面が外方に臨まさ
れた状態である第1の位置に保持される。したがって、
この第1の状態において、上記表示部33を目視するだ
けで、ディスクカートリッジ31の記録及び/又は再生
面を識別することが可能となる。また、この表示部33
に基づいて、記録及び/又は再生装置23側のカートリ
ッジ挿入開口部24にディスクカートリッジ31を挿入
することができる。
【0058】ディスクカートリッジ31は、上記第1の
位置から更に記録及び/又は再生装置23内に押圧され
ると、上述した図5に示すような状態とされる。すなわ
ち、ディスクカートリッジ31は、ディスクテーブル2
6にディスク5が装着される第2の位置に移動される。
ディスクカートリッジ31は、ディスクテーブル26に
装着されると、ディスクテーブル26のカートリッジ本
体4の外周側に形成された位置決め穴15に記録及び/
又は再生装置23側に配設された位置決めピン27が係
合されることによって位置決めがされる。そして、ディ
スクカートリッジ31は、ディスクテーブル26側のマ
グネット29によりマグネットチャッキングされること
によって、ディスクテーブル26と一体に回転可能な状
態とされる。
【0059】一方、ディスクカートリッジ31は、ディ
スク5の情報信号の記録及び/又は再生が終了すると、
図4に示すように、ディスクテーブル26に装着された
状態が解除され、上記第2の位置からディスクカートリ
ッジ31の記録及び/又は再生開口部11に挿入される
方向の側面と対向する側面が外方に臨まされた状態であ
る上記第1の位置に移動される。したがって、上記表示
部33を目視するだけで、記録及び/又は再生を行った
ディスクカートリッジ31の記録及び/又は再生面を識
別することが可能となる。
【0060】なお、以上詳細に説明したディスクカート
リッジ1及びディスクカートリッジ31は、両面使用型
のディスク5を用いて説明したが、一方の主面のみに記
録及び/又は再生面が形成されるディスクを用いても良
いのは勿論である。
【0061】また、上述した表示部20及び表示部33
は、凹部又は凸部のいずれを以て形成しても良い。
【0062】
【発明の効果】本発明に係るディスクカートリッジは、
カートリッジ本体が記録及び/又は再生装置側のカート
リッジ挿入開口部に挿入される方向の側面と対向する側
面に、ラベル貼り付け凹部と、凹部又は凸部からなる表
示部が設けられることから、ディスクカートリッジをカ
ートリッジ挿入開口部から取り出すことなく容易にディ
スクの記録及び/又は再生面を識別することができると
ともに、ラベルに記載されたディスクに記録された情報
信号の内容等も確認することができる。また、表示部
は、凹部又は凸部により形成されていることから、使用
時に手、指等の接触により消えるのを防止することがで
きる。さらに、ラベル貼り付け凹部の長手方向にはみ出
して表示部が設けることから、表示部にラベルが貼り付
けられるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカートリッジの分解斜視
図である。
【図2】同ディスクカートリッジの外観斜視図である。
【図3】同ディスクカートリッジの表示部を示す側面図
である。
【図4】同ディスクカートリッジが記録及び/又は再生
挿入開口部に挿入された状態を示す要部斜視図である。
【図5】同ディスクカートリッジがディスクテーブルに
装着された状態を示す断面図である。
【図6】第2の実施の形態であるディスクカートリッジ
の表示部を示す側面図である。
【図7】従来のディスクカートリッジの側面図である。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ 2 上ハーフ 3 下ハーフ 4 カートリッジ本体 5 ディスク 7 ハブ 18 ラベル貼付け凹部 20 表示部 25 センタスピンドル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の上ハーフと下ハーフが組み合わされ
    て構成されるカートリッジ本体内に情報信号が記録され
    るディスクが収納されるディスクカートリッジにおい
    て、 上記カートリッジ本体の記録及び/又は再生装置側のカ
    ートリッジ挿入開口部に挿入される方向の側面と対向す
    る側面に、該側面の全面より小とされた大きさのラベル
    貼り付け凹部と、該ラベル貼り付け凹部の長手方向には
    み出し部が形成され、 上記はみ出し部内に 凹部又は凸部により形成され、情報
    信号が記録される記録及び/又は再生面を表示する表示
    部が設けられたことを特徴とするディスクカートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】上記ラベル貼り付け凹部、はみ出し部およ
    び表示部は、上記カートリッジ本体の側面を構成する上
    記上ハーフ及び/又は下ハーフの立上がり周壁にそれぞ
    形成され、上記貼り付け凹部は、一方のハーフ側のラベル貼り付け
    凹部の長手方向の寸法が、他方のハーフ側の長手方向の
    寸法より大とされ、 上記一方のハーフ側のラベル貼り付け凹部の長手方向に
    はみ出し部および表示部が形成 されていることを特徴と
    する請求項1に記載のディスクカートリッジ。
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