JP2002293393A - ディスクカートリッジ用カバー - Google Patents
ディスクカートリッジ用カバーInfo
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- JP2002293393A JP2002293393A JP2001097528A JP2001097528A JP2002293393A JP 2002293393 A JP2002293393 A JP 2002293393A JP 2001097528 A JP2001097528 A JP 2001097528A JP 2001097528 A JP2001097528 A JP 2001097528A JP 2002293393 A JP2002293393 A JP 2002293393A
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- cover
- opening
- disk
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディスクメディアの非使用時におけるディス
クカートリッジへの塵埃の侵入を確実に防止でき、材料
の使用量を抑制できるディスクカートリッジ用カバーを
得る。 【解決手段】 ディスクカートリッジ用カバー70は、
左ホルダ部76、右ホルダ部78によってディスクカー
トリッジ10に保持された状態で、底面カバー部72と
前面カバー部74とがディスクメディアへのアクセス用
の開口14を被覆し、左ホルダ部76が第1シャッター
部材40を操作するためのシャッター係合部48が配置
された第1ガイド溝12Aを被覆する。このため、小型
で材料の使用量を抑制しつつ、ディスクカートリッジ1
0の輸送時等に第1シャッター部材40等が誤作動して
もディスクメディアへの塵埃の付着が防止される。
クカートリッジへの塵埃の侵入を確実に防止でき、材料
の使用量を抑制できるディスクカートリッジ用カバーを
得る。 【解決手段】 ディスクカートリッジ用カバー70は、
左ホルダ部76、右ホルダ部78によってディスクカー
トリッジ10に保持された状態で、底面カバー部72と
前面カバー部74とがディスクメディアへのアクセス用
の開口14を被覆し、左ホルダ部76が第1シャッター
部材40を操作するためのシャッター係合部48が配置
された第1ガイド溝12Aを被覆する。このため、小型
で材料の使用量を抑制しつつ、ディスクカートリッジ1
0の輸送時等に第1シャッター部材40等が誤作動して
もディスクメディアへの塵埃の付着が防止される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置等の
記録再生媒体として用いられる円盤状のディスクメディ
アを回転可能に収容して塵埃等の侵入を防止するディス
クカートリッジを、外側から個別に被覆するためのディ
スクカートリッジ用カバーに関する。
記録再生媒体として用いられる円盤状のディスクメディ
アを回転可能に収容して塵埃等の侵入を防止するディス
クカートリッジを、外側から個別に被覆するためのディ
スクカートリッジ用カバーに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、可搬性を有するコンピュータ用の記録再生媒体とし
て光ディスクや光磁気ディスク等の円盤状のディスクメ
ディアが用いられている。このようなディスクメディア
は、記録または再生を行う際には、ドライブ装置に装填
された状態で回転されつつ記録面へレーザ光が照射され
ることで、記録面の色素層分解によるピット形成や相変
化、磁化等によって情報の記録が為され、またはレーザ
光の反射率や偏光角の相違に基づいて記録された情報の
再生が行われるようになっている。
ば、可搬性を有するコンピュータ用の記録再生媒体とし
て光ディスクや光磁気ディスク等の円盤状のディスクメ
ディアが用いられている。このようなディスクメディア
は、記録または再生を行う際には、ドライブ装置に装填
された状態で回転されつつ記録面へレーザ光が照射され
ることで、記録面の色素層分解によるピット形成や相変
化、磁化等によって情報の記録が為され、またはレーザ
光の反射率や偏光角の相違に基づいて記録された情報の
再生が行われるようになっている。
【0003】また、このようなディスクメディアでは、
記録容量を高めるために記録面へ照射するレーザ光の波
長を短くすることが提案されている。この短波長のレー
ザ光(例えば、青紫色レーザ)を用いて情報の記録また
は再生を行う場合、ディスクメディアの記録面を保護す
るカバー層によるレーザ光の減衰を抑制するために、こ
のカバー層の厚みを薄くする必要がある。このようにカ
バー層の厚みを薄くすると、カバー層の表面(外部への
露出面)におけるレーザ光の口径が小さくなり、カバー
層表面に付着する塵埃等の影響を無視できなくなる。
記録容量を高めるために記録面へ照射するレーザ光の波
長を短くすることが提案されている。この短波長のレー
ザ光(例えば、青紫色レーザ)を用いて情報の記録また
は再生を行う場合、ディスクメディアの記録面を保護す
るカバー層によるレーザ光の減衰を抑制するために、こ
のカバー層の厚みを薄くする必要がある。このようにカ
バー層の厚みを薄くすると、カバー層の表面(外部への
露出面)におけるレーザ光の口径が小さくなり、カバー
層表面に付着する塵埃等の影響を無視できなくなる。
【0004】このため、ディスクメディアをケース内に
収容してディスクメディアへの塵埃等の付着を防止する
ディスクカートリッジが採用されている。このようなデ
ィスクカートリッジは、ディスクメディアの中心部に設
けられたセンタホール部及び記録面(カバー層)の一部
を外部に露出させるための開口と、この開口を開閉する
シャッター部材とを備えて構成されている。これによ
り、ディスクカートリッジでは、ディスクメディアの非
使用時にはシャッター部材により開口を閉塞することで
ディスクカートリッジ内への塵埃等の侵入(すなわち、
ディスクメディアへの塵埃等の付着)を防止し、ディス
クメディアを使用する際にドライブ装置への装填に伴っ
て開口を開放することでセンタホール部の回転スピンド
ル軸による保持及び記録面へのレーザヘッドの近接(レ
ーザ光の照射)が可能とされている。
収容してディスクメディアへの塵埃等の付着を防止する
ディスクカートリッジが採用されている。このようなデ
ィスクカートリッジは、ディスクメディアの中心部に設
けられたセンタホール部及び記録面(カバー層)の一部
を外部に露出させるための開口と、この開口を開閉する
シャッター部材とを備えて構成されている。これによ
り、ディスクカートリッジでは、ディスクメディアの非
使用時にはシャッター部材により開口を閉塞することで
ディスクカートリッジ内への塵埃等の侵入(すなわち、
ディスクメディアへの塵埃等の付着)を防止し、ディス
クメディアを使用する際にドライブ装置への装填に伴っ
て開口を開放することでセンタホール部の回転スピンド
ル軸による保持及び記録面へのレーザヘッドの近接(レ
ーザ光の照射)が可能とされている。
【0005】しかしながら、上記のようなディスクカー
トリッジでは、上記した開口の開放状態においてシャッ
ター部材を収容するスペースを確保する必要があり、デ
ィスクカートリッジの小型化が困難であるという問題が
あった。
トリッジでは、上記した開口の開放状態においてシャッ
ター部材を収容するスペースを確保する必要があり、デ
ィスクカートリッジの小型化が困難であるという問題が
あった。
【0006】そこで、小型化を図るためにシャッター部
材を2分割したディスクカートリッジが提案されている
(一例として、特開2000−30394号公報)。こ
の公報記載のディスクカートリッジでは、レーザヘッド
挿入(近接)用の開口部分を主に閉塞する第1のシャッ
ター部材と、回転スピンドル軸挿入用の開口部分を主に
閉塞する第2のシャッター部材とが互いに端面を突き当
てられた状態で開口全体を閉塞する構成である。
材を2分割したディスクカートリッジが提案されている
(一例として、特開2000−30394号公報)。こ
の公報記載のディスクカートリッジでは、レーザヘッド
挿入(近接)用の開口部分を主に閉塞する第1のシャッ
ター部材と、回転スピンドル軸挿入用の開口部分を主に
閉塞する第2のシャッター部材とが互いに端面を突き当
てられた状態で開口全体を閉塞する構成である。
【0007】このディスクカートリッジ(ディスクメデ
ィア)は、使用する際には、ドライブ装置へ装填(挿
入)される。この装填に伴ってドライブ装置の開閉アー
ムがガイド溝を摺動し、ガイド溝内に配置されたロック
解除レバーが操作されると共に、第1のシャッター部材
に連結された移動操作部がガイド溝に沿って移動され、
第1のシャッター部材が開口の開放方向へ回動される。
また、この回動に伴って、第2のシャッター部材がその
係合部に当接する第1のシャッター部材の凸部に押圧さ
れ、第1のシャッター部材とは異なる開口開放方向へ回
動する。
ィア)は、使用する際には、ドライブ装置へ装填(挿
入)される。この装填に伴ってドライブ装置の開閉アー
ムがガイド溝を摺動し、ガイド溝内に配置されたロック
解除レバーが操作されると共に、第1のシャッター部材
に連結された移動操作部がガイド溝に沿って移動され、
第1のシャッター部材が開口の開放方向へ回動される。
また、この回動に伴って、第2のシャッター部材がその
係合部に当接する第1のシャッター部材の凸部に押圧さ
れ、第1のシャッター部材とは異なる開口開放方向へ回
動する。
【0008】これにより、第1のシャッター部材及び第
2のシャッター部材は、円盤状のディスクメディアの投
影面積に略対応する収容スペース内に収容されるように
なっている。このため、このディスクカートリッジで
は、ディスクメディアへの塵埃等の付着を防止しつつ、
小型化及び薄型化が図られている。
2のシャッター部材は、円盤状のディスクメディアの投
影面積に略対応する収容スペース内に収容されるように
なっている。このため、このディスクカートリッジで
は、ディスクメディアへの塵埃等の付着を防止しつつ、
小型化及び薄型化が図られている。
【0009】しかしながら、このような従来のディスク
カートリッジでは、第2のシャッター部材にはロック手
段が設けられていないため、輸送時や運搬時等に作用す
る加速度等により第2のシャッター部材が回動して開口
の一部が開放される場合があった。また、ドライブ装置
を簡素化するために開閉アームがガイド溝に沿って摺動
するのみで開口を開放する構成となっているため、換言
すれば、シャッター部材を開口開放方向へ移動させる操
作が簡単であるため、輸送時や運搬時等に過誤により開
口が開放される恐れがあった。また、人為的な(故意に
よる)開口の開放行為も容易であった。
カートリッジでは、第2のシャッター部材にはロック手
段が設けられていないため、輸送時や運搬時等に作用す
る加速度等により第2のシャッター部材が回動して開口
の一部が開放される場合があった。また、ドライブ装置
を簡素化するために開閉アームがガイド溝に沿って摺動
するのみで開口を開放する構成となっているため、換言
すれば、シャッター部材を開口開放方向へ移動させる操
作が簡単であるため、輸送時や運搬時等に過誤により開
口が開放される恐れがあった。また、人為的な(故意に
よる)開口の開放行為も容易であった。
【0010】これらにより、開口が開放されると、内部
に収容したディスクメディアに塵埃が付着し、記録また
は再生信号の欠落(所謂ドロップアウト)の原因とな
る。
に収容したディスクメディアに塵埃が付着し、記録また
は再生信号の欠落(所謂ドロップアウト)の原因とな
る。
【0011】また、ディスクメディアへの塵埃の付着を
防止するために、輸送時や運搬時にディスクカートリッ
ジをハードケース内に収容することも考えられるが、こ
のようなハードケースの製造には大量の材料を必要と
し、高コストとなると共に環境保護上も問題がある。ま
た、ハードケースの使用により、ディスクメディアの取
り扱い性や可搬性が損なわれる。
防止するために、輸送時や運搬時にディスクカートリッ
ジをハードケース内に収容することも考えられるが、こ
のようなハードケースの製造には大量の材料を必要と
し、高コストとなると共に環境保護上も問題がある。ま
た、ハードケースの使用により、ディスクメディアの取
り扱い性や可搬性が損なわれる。
【0012】本発明は、上記事実を考慮して、ディスク
メディアの非使用時におけるディスクカートリッジへの
塵埃の侵入を確実に防止でき、材料の使用量を抑制でき
るディスクカートリッジ用カバーを得ることが目的であ
る。
メディアの非使用時におけるディスクカートリッジへの
塵埃の侵入を確実に防止でき、材料の使用量を抑制でき
るディスクカートリッジ用カバーを得ることが目的であ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係るディスクカートリッジ用カ
バーは、内部に回転可能に収容した円盤状のディスクメ
ディアへのアクセス用の開口を内側から開閉するシャッ
ター部材を備えたディスクカートリッジを、ディスクメ
ディアの非使用時に外側から個別に被覆するためのディ
スクカートリッジ用カバーであって、前記開口を被覆す
る開口カバー部と、当該開口カバー部と一体に設けられ
前記ディスクカートリッジに係止されるホルダ部とを有
する、ことを特徴としている。
に請求項1記載の発明に係るディスクカートリッジ用カ
バーは、内部に回転可能に収容した円盤状のディスクメ
ディアへのアクセス用の開口を内側から開閉するシャッ
ター部材を備えたディスクカートリッジを、ディスクメ
ディアの非使用時に外側から個別に被覆するためのディ
スクカートリッジ用カバーであって、前記開口を被覆す
る開口カバー部と、当該開口カバー部と一体に設けられ
前記ディスクカートリッジに係止されるホルダ部とを有
する、ことを特徴としている。
【0014】請求項1記載のディスクカートリッジ用カ
バーは、円盤状のディスクメディアを収容しこのディス
クメディアへのアクセス用の開口がシャッター部材によ
って内側から開閉されるディスクカートリッジを、外側
から個別に被覆する。
バーは、円盤状のディスクメディアを収容しこのディス
クメディアへのアクセス用の開口がシャッター部材によ
って内側から開閉されるディスクカートリッジを、外側
から個別に被覆する。
【0015】すなわち、ディスクカートリッジ用カバー
は、ホルダ部によってディスクカートリッジに係止され
た状態で開口カバー部がディスクカートリッジの開口を
被覆する。これにより、例えば、ディスクカートリッジ
の輸送時や運搬時に過誤や加速度等によりシャッター部
材が開口の開放方向へ移動しても、開口を通じてディス
クメディアが外部に露出されることが防止され、ディス
クメディアに塵埃等が付着することがなく、塵埃等の付
着に伴う記録または再生信号の欠落(所謂ドロップアウ
ト)も防止される。
は、ホルダ部によってディスクカートリッジに係止され
た状態で開口カバー部がディスクカートリッジの開口を
被覆する。これにより、例えば、ディスクカートリッジ
の輸送時や運搬時に過誤や加速度等によりシャッター部
材が開口の開放方向へ移動しても、開口を通じてディス
クメディアが外部に露出されることが防止され、ディス
クメディアに塵埃等が付着することがなく、塵埃等の付
着に伴う記録または再生信号の欠落(所謂ドロップアウ
ト)も防止される。
【0016】ここで、ディスクカートリッジ用カバーは
開口カバー部とホルダ部とを有していれば足りるため、
従来の如きハードケースと比較して小型化が図られ、材
料の使用量が少なくなる。また、開口カバー部及びホル
ダ部以外の部分の有無や形状には制約がないため、デザ
イン性が向上する。
開口カバー部とホルダ部とを有していれば足りるため、
従来の如きハードケースと比較して小型化が図られ、材
料の使用量が少なくなる。また、開口カバー部及びホル
ダ部以外の部分の有無や形状には制約がないため、デザ
イン性が向上する。
【0017】このように、請求項1記載のディスクカー
トリッジ用カバーでは、ディスクメディアの非使用時に
おけるディスクカートリッジへの塵埃の侵入を確実に防
止でき、材料の使用量を抑制できる。
トリッジ用カバーでは、ディスクメディアの非使用時に
おけるディスクカートリッジへの塵埃の侵入を確実に防
止でき、材料の使用量を抑制できる。
【0018】また、ディスクカートリッジ用カバーは、
ディスクカートリッジの外部に露出して設けられ外部よ
り操作されて上記シャッター部材を上記開口の開放方向
へ移動させる操作部を、ホルダ部で操作不能に被覆する
構成とすることができる。この構成では、ディスクカー
トリッジ用カバーは、開口カバー部が上記開口を被覆す
ると共に、ホルダ部がシャッター部材の操作部を外部か
らの操作不能に被覆するため、例えば、ディスクカート
リッジの輸送時や運搬時における過誤によるシャッター
部材の開口開放方向への移動や人為的な(故意による)
シャッター部材の開閉操作を防止できる。
ディスクカートリッジの外部に露出して設けられ外部よ
り操作されて上記シャッター部材を上記開口の開放方向
へ移動させる操作部を、ホルダ部で操作不能に被覆する
構成とすることができる。この構成では、ディスクカー
トリッジ用カバーは、開口カバー部が上記開口を被覆す
ると共に、ホルダ部がシャッター部材の操作部を外部か
らの操作不能に被覆するため、例えば、ディスクカート
リッジの輸送時や運搬時における過誤によるシャッター
部材の開口開放方向への移動や人為的な(故意による)
シャッター部材の開閉操作を防止できる。
【0019】特に、上記の操作部がディスクカートリッ
ジの側部にドライブ装置への挿入方向に沿って設けられ
たガイド溝内に配置された構成において、ホルダ部がこ
のガイド溝の開放端面に当接して上記操作部を被覆する
構成とすれば、ガイド溝内に配置された操作部の外部か
らの操作を簡単な構造で確実に阻止できる。また、ホル
ダ部がガイド溝の開放端面に沿って摺動可能となるた
め、ディスクカートリッジに対するディスクカートリッ
ジ用カバーの着脱も容易となる。
ジの側部にドライブ装置への挿入方向に沿って設けられ
たガイド溝内に配置された構成において、ホルダ部がこ
のガイド溝の開放端面に当接して上記操作部を被覆する
構成とすれば、ガイド溝内に配置された操作部の外部か
らの操作を簡単な構造で確実に阻止できる。また、ホル
ダ部がガイド溝の開放端面に沿って摺動可能となるた
め、ディスクカートリッジに対するディスクカートリッ
ジ用カバーの着脱も容易となる。
【0020】さらに、上記各構成において、ディスクカ
ートリッジ用カバーは、開口カバー部及びホルダ部の少
なくとも一方が弾性変形可能とされ、この弾性変形によ
る弾性力によってホルダ部がディスクカートリッジを狭
持する構成とすることもできる。この構成では、例え
ば、ディスクカートリッジの輸送時や運搬時におけるデ
ィスクカートリッジ用カバーの脱落が、簡単な構造で確
実に防止される。
ートリッジ用カバーは、開口カバー部及びホルダ部の少
なくとも一方が弾性変形可能とされ、この弾性変形によ
る弾性力によってホルダ部がディスクカートリッジを狭
持する構成とすることもできる。この構成では、例え
ば、ディスクカートリッジの輸送時や運搬時におけるデ
ィスクカートリッジ用カバーの脱落が、簡単な構造で確
実に防止される。
【0021】なお、例えば、ホルダ部を構成する対向面
間がディスクカートリッジへの取り付けに伴って広げら
れる構成や、両端部に互いに対向するホルダ部が設けら
れた開口カバー部がディスクカートリッジへの取り付け
に伴って湾曲状態から平坦にされる構成、またはこれら
の組合せの構成とすれば、構造が簡単で好適である。
間がディスクカートリッジへの取り付けに伴って広げら
れる構成や、両端部に互いに対向するホルダ部が設けら
れた開口カバー部がディスクカートリッジへの取り付け
に伴って湾曲状態から平坦にされる構成、またはこれら
の組合せの構成とすれば、構造が簡単で好適である。
【0022】さらにまた、上記各構成において、ディス
クカートリッジからディスクカートリッジ用カバーを取
り外すと再使用不能となる新品表示手段を設けた構成と
することもできる。この構成では、ディスクカートリッ
ジから取り外すと再使用不能となる新品表示手段を設け
たため、新品表示手段の使用有無によって、ディスクカ
ートリッジ用カバーを取り外さないと使用できないディ
スクカートリッジが新品(未使用)であるか否かを容易
に判別できる。
クカートリッジからディスクカートリッジ用カバーを取
り外すと再使用不能となる新品表示手段を設けた構成と
することもできる。この構成では、ディスクカートリッ
ジから取り外すと再使用不能となる新品表示手段を設け
たため、新品表示手段の使用有無によって、ディスクカ
ートリッジ用カバーを取り外さないと使用できないディ
スクカートリッジが新品(未使用)であるか否かを容易
に判別できる。
【0023】なお、新品表示手段として、例えば、ディ
スクカートリッジ及びディスクカートリッジ用カバーの
それぞれの外面に貼り付けられる再使用不能な封印シー
ルや接着テープ等、または、ディスクカートリッジの外
面とディスクカートリッジ用カバーの内面とを接着する
糊や接着剤等の貼り付け手段を用いることができる。
スクカートリッジ及びディスクカートリッジ用カバーの
それぞれの外面に貼り付けられる再使用不能な封印シー
ルや接着テープ等、または、ディスクカートリッジの外
面とディスクカートリッジ用カバーの内面とを接着する
糊や接着剤等の貼り付け手段を用いることができる。
【0024】また、新品表示手段として、例えば、ディ
スクカートリッジ用カバーに設けられた透孔と、当該透
孔に挿通されるディスクカートリッジの突起や爪とで構
成され、ディスクカートリッジからのディスクカートリ
ッジ用カバーの取り外しに伴って何れか一方または双方
が破断される係合手段を用いることもできる。
スクカートリッジ用カバーに設けられた透孔と、当該透
孔に挿通されるディスクカートリッジの突起や爪とで構
成され、ディスクカートリッジからのディスクカートリ
ッジ用カバーの取り外しに伴って何れか一方または双方
が破断される係合手段を用いることもできる。
【0025】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の第1の実施の形態
に係るディスクカートリッジ用カバー70が取り付けら
れるディスクカートリッジ10について説明し、次いで
ディスクカートリッジ用カバー70について説明する。
に係るディスクカートリッジ用カバー70が取り付けら
れるディスクカートリッジ10について説明し、次いで
ディスクカートリッジ用カバー70について説明する。
【0026】なお、図面に矢印FR、矢印RE、矢印U
P、矢印LO、矢印RI、及び矢印LEが示されている
場合は、それぞれディスクカートリッジ10のドライブ
装置への装填(挿入)方向を向いて見た場合のディスク
カートリッジ10の前方向(装填方向)、後方向、上方
向、下方向、右方向、及び左方向を示すものとし、以下
単に上下前後右左を示す場合は上記各矢印方向に対応し
ている。(第1の実施の形態に係るディスクカートリッ
ジの構成)図3(A)には、ディスクカートリッジ10
を斜め上方より見た外観が斜視図にて示されており、図
3(B)には、ディスクカートリッジ10を斜め下方よ
り見た外観が斜視図にて示されている。
P、矢印LO、矢印RI、及び矢印LEが示されている
場合は、それぞれディスクカートリッジ10のドライブ
装置への装填(挿入)方向を向いて見た場合のディスク
カートリッジ10の前方向(装填方向)、後方向、上方
向、下方向、右方向、及び左方向を示すものとし、以下
単に上下前後右左を示す場合は上記各矢印方向に対応し
ている。(第1の実施の形態に係るディスクカートリッ
ジの構成)図3(A)には、ディスクカートリッジ10
を斜め上方より見た外観が斜視図にて示されており、図
3(B)には、ディスクカートリッジ10を斜め下方よ
り見た外観が斜視図にて示されている。
【0027】これらの図に示される如く、ディスクカー
トリッジ10は、平面視においてその前端部10Aが円
弧状に湾曲されると共に後端部10Bが要求機能により
左右の角部を切り欠かれた略多角形状とされ、その前後
寸法が左右寸法に対して若干大きい扁平ケース状に形成
されている。
トリッジ10は、平面視においてその前端部10Aが円
弧状に湾曲されると共に後端部10Bが要求機能により
左右の角部を切り欠かれた略多角形状とされ、その前後
寸法が左右寸法に対して若干大きい扁平ケース状に形成
されている。
【0028】これらにより、ディスクカートリッジ10
は、ドライブ装置(図示省略)への装填方向が外観から
容易に認識可能であると共に、誤った方向からのドライ
ブ装置への装填が許容されない構成となっている。
は、ドライブ装置(図示省略)への装填方向が外観から
容易に認識可能であると共に、誤った方向からのドライ
ブ装置への装填が許容されない構成となっている。
【0029】また、ディスクカートリッジ10の左右の
側面には、ドライブ装置への装填時における案内用の第
1ガイド溝12A、第2ガイド溝12Bが設けられてい
る。
側面には、ドライブ装置への装填時における案内用の第
1ガイド溝12A、第2ガイド溝12Bが設けられてい
る。
【0030】このディスクカートリッジ10の内部に
は、記録再生媒体としての円盤状のディスクメディア2
0が回転可能に収容されている。ディスクメディア20
は、その中央部にドライブ装置の回転スピンドル軸に保
持されるセンタ孔22有すると共に、その下面に形成さ
れた記録面がカバー層(何れも図示省略)にて被覆保護
されている。
は、記録再生媒体としての円盤状のディスクメディア2
0が回転可能に収容されている。ディスクメディア20
は、その中央部にドライブ装置の回転スピンドル軸に保
持されるセンタ孔22有すると共に、その下面に形成さ
れた記録面がカバー層(何れも図示省略)にて被覆保護
されている。
【0031】また、ディスクカートリッジ10には、そ
の下面中央部から前端部10Aの前壁部の左右方向中央
部に亘って開口14が設けられており、ディスクメディ
ア20へのアクセス用とされている。開口14は、ドラ
イブ装置の回転スピンドル軸が挿入されディスクメディ
ア20のセンタ孔22へ近接するための略円形状のハブ
孔16と、ドライブ装置の記録再生ヘッド(例えば、レ
ーザヘッド)が挿入されディスクメディア20の記録面
に近接するための略矩形状の記録再生ヘッド用窓部18
とが連設して構成されている。
の下面中央部から前端部10Aの前壁部の左右方向中央
部に亘って開口14が設けられており、ディスクメディ
ア20へのアクセス用とされている。開口14は、ドラ
イブ装置の回転スピンドル軸が挿入されディスクメディ
ア20のセンタ孔22へ近接するための略円形状のハブ
孔16と、ドライブ装置の記録再生ヘッド(例えば、レ
ーザヘッド)が挿入されディスクメディア20の記録面
に近接するための略矩形状の記録再生ヘッド用窓部18
とが連設して構成されている。
【0032】この開口14は、後述する第1シャッター
部材40と第2シャッター部材50とによって開閉され
るようになっている。
部材40と第2シャッター部材50とによって開閉され
るようになっている。
【0033】このディスクカートリッジ10は、上記の
第1ガイド溝12A及び第2ガイド溝12Bが設けられ
たケース30を備えている。このケース30は、下シェ
ルとしてのベース板部32と上シェルとしての上面板部
34との接合により構成されている。このケース30の
下方は、ケース30の下部周壁30Aに嵌合保持される
被覆部材としての下面板部36によって被覆されてい
る。
第1ガイド溝12A及び第2ガイド溝12Bが設けられ
たケース30を備えている。このケース30は、下シェ
ルとしてのベース板部32と上シェルとしての上面板部
34との接合により構成されている。このケース30の
下方は、ケース30の下部周壁30Aに嵌合保持される
被覆部材としての下面板部36によって被覆されてい
る。
【0034】図4及び図5に下面板部36を取り除いて
示す如く、ベース板部32は、その底部32Aを囲む略
円筒状の円筒壁32Bを有しており、この円筒壁32B
と上面板部34との間にディスクカートリッジ20を回
転可能に収容している。
示す如く、ベース板部32は、その底部32Aを囲む略
円筒状の円筒壁32Bを有しており、この円筒壁32B
と上面板部34との間にディスクカートリッジ20を回
転可能に収容している。
【0035】このベース板部32には、底部32Aから
円筒壁32Bに亘って、開口14に対応した開口32C
が形成されている。一方、上面板部34の上記前端部1
0Aを構成する前壁34Aには、開口14の前向き部分
に対応した開口34Bが形成されている。さらに、下面
板部36には、開口14の下向き部分に対応した開口3
6Aが設けられている(図3(B)参照)。すなわち、
開口14は、開口32C、34B、36Aが互いに連通
して形成されている。
円筒壁32Bに亘って、開口14に対応した開口32C
が形成されている。一方、上面板部34の上記前端部1
0Aを構成する前壁34Aには、開口14の前向き部分
に対応した開口34Bが形成されている。さらに、下面
板部36には、開口14の下向き部分に対応した開口3
6Aが設けられている(図3(B)参照)。すなわち、
開口14は、開口32C、34B、36Aが互いに連通
して形成されている。
【0036】これらのケース30と下面板部36との間
には、第1シャッター部材40及び第2シャッター部材
50が配置されている。
には、第1シャッター部材40及び第2シャッター部材
50が配置されている。
【0037】第1シャッター部材40は、薄板状のシャ
ッター本体42を備えている。シャッター本体42は、
略台形状に形成され、記録再生ヘッド用窓部18を主に
開閉するようになっている。シャッター本体42は、後
部の斜辺部が第2シャッター部材50との突き当て部4
2Aとされると共に、その左後角部には第2シャッター
部材50押圧用の押圧部42Bが設けられている。
ッター本体42を備えている。シャッター本体42は、
略台形状に形成され、記録再生ヘッド用窓部18を主に
開閉するようになっている。シャッター本体42は、後
部の斜辺部が第2シャッター部材50との突き当て部4
2Aとされると共に、その左後角部には第2シャッター
部材50押圧用の押圧部42Bが設けられている。
【0038】シャッター本体42の前縁部には、ベース
板部32の円筒壁32Bに対応して湾曲された円弧状ガ
イド壁部44が立設されている。円弧状ガイド壁部44
は、円筒壁32Bの外周部と摺動可能とされており、右
方へ延出された張り出し部44Aには上面板部34の開
口34Bに対応した窓部44Bが設けられている。一
方、円弧状ガイド壁部44の左方へ短く延出された張り
出し部44Cは、その端部が後述するロック爪62Aが
係合されるロック係合部44Dとされると共に、端部内
側寄りにシャッター引出し部46が接続されている。
板部32の円筒壁32Bに対応して湾曲された円弧状ガ
イド壁部44が立設されている。円弧状ガイド壁部44
は、円筒壁32Bの外周部と摺動可能とされており、右
方へ延出された張り出し部44Aには上面板部34の開
口34Bに対応した窓部44Bが設けられている。一
方、円弧状ガイド壁部44の左方へ短く延出された張り
出し部44Cは、その端部が後述するロック爪62Aが
係合されるロック係合部44Dとされると共に、端部内
側寄りにシャッター引出し部46が接続されている。
【0039】シャッター引出し部46は、円弧状ガイド
壁部44より十分薄肉の弾性板材より成り、その先端部
が図示しないスリット部を通って第1ガイド溝12A内
に突出している。このシャッター引出し部46は、第1
ガイド溝12Aの底部近傍の上下に互いに対向して配置
された一対の細溝で構成される案内溝30Bよって前後
方向に案内されるようになっている。
壁部44より十分薄肉の弾性板材より成り、その先端部
が図示しないスリット部を通って第1ガイド溝12A内
に突出している。このシャッター引出し部46は、第1
ガイド溝12Aの底部近傍の上下に互いに対向して配置
された一対の細溝で構成される案内溝30Bよって前後
方向に案内されるようになっている。
【0040】シャッター引出し部46の先端部には、操
作部としての小ブロック状のシャッター係合部48が設
けられており、第1ガイド溝12A内に摺動可能に配置
されている。シャッター係合部48は、シャッター引出
し部46が案内溝30Bに案内されることにより第1ガ
イド溝12Aから左方へ脱落しない構成である。
作部としての小ブロック状のシャッター係合部48が設
けられており、第1ガイド溝12A内に摺動可能に配置
されている。シャッター係合部48は、シャッター引出
し部46が案内溝30Bに案内されることにより第1ガ
イド溝12Aから左方へ脱落しない構成である。
【0041】これらにより、シャッター係合部48を第
1ガイド溝12Aに沿って後方へ移動することで円弧状
ガイド壁部44が円筒壁32Bに沿って摺動し、シャッ
ター本体42が回動する構成である。
1ガイド溝12Aに沿って後方へ移動することで円弧状
ガイド壁部44が円筒壁32Bに沿って摺動し、シャッ
ター本体42が回動する構成である。
【0042】一方、第2シャッター部材50は、左右に
長い略台形状に形成され、ハブ孔16を主に開閉するよ
うになっている。第2シャッター部材50は、前部の斜
辺部が第1シャッター部材40の突き当て部42Aとの
突き当て部50Aとされると共に、第1シャッター部材
40の押圧部44Bに対応する位置に被押圧部50Bが
設けられている。なお、押圧部44Bと被押圧部50B
とは、ベース板部32に設けられたシャッター案内孔3
2D内に配置され、それぞれ移動範囲を規制されてい
る。
長い略台形状に形成され、ハブ孔16を主に開閉するよ
うになっている。第2シャッター部材50は、前部の斜
辺部が第1シャッター部材40の突き当て部42Aとの
突き当て部50Aとされると共に、第1シャッター部材
40の押圧部44Bに対応する位置に被押圧部50Bが
設けられている。なお、押圧部44Bと被押圧部50B
とは、ベース板部32に設けられたシャッター案内孔3
2D内に配置され、それぞれ移動範囲を規制されてい
る。
【0043】この第2シャッター部材50は、左端部近
傍にベース板部32に回転可能に支持された回動軸52
を有すると共に、図示しないトーションばねによって開
口14の閉塞方向に付勢されている。
傍にベース板部32に回転可能に支持された回動軸52
を有すると共に、図示しないトーションばねによって開
口14の閉塞方向に付勢されている。
【0044】これらの第1シャッター部材40と第2シ
ャッター部材50とは、互いの突き当て部42A、50
Aを突き当てた状態で隙間なく開口14を閉塞するよう
になっている。また、第1シャッター部材40(シャッ
ター本体42)が回動されると、押圧部42Bが第2シ
ャッター部材50の被押圧部50Bを押圧して、トーシ
ョンばねの付勢力に抗して第2シャッター部材50を回
動軸52に廻りに回動させるようになっている。すなわ
ち、第1シャッター部材40と第2シャッター部材50
とは、連動して開口14を開放する構成である。
ャッター部材50とは、互いの突き当て部42A、50
Aを突き当てた状態で隙間なく開口14を閉塞するよう
になっている。また、第1シャッター部材40(シャッ
ター本体42)が回動されると、押圧部42Bが第2シ
ャッター部材50の被押圧部50Bを押圧して、トーシ
ョンばねの付勢力に抗して第2シャッター部材50を回
動軸52に廻りに回動させるようになっている。すなわ
ち、第1シャッター部材40と第2シャッター部材50
とは、連動して開口14を開放する構成である。
【0045】また、ディスクカートリッジ10は、その
左前角部に配置されたロック手段60を備えている。ロ
ック手段60は、上面板部34に揺動可能に軸支された
ロックレバー62を備えている。ロックレバー62は、
平面視で略「く」字状に形成され、一端部が第1シャッ
ター部材のロック係合部44Dに係合可能なロック爪6
2Aとされると共に、他端部がケース30のレバー孔3
0Cを通って第1ガイド溝12Aに突出したロック解除
部62Bとされている。このロック解除部62Bは、第
1ガイド溝12A内で第1シャッター部材40のシャッ
ター係合部48より前方に位置している。
左前角部に配置されたロック手段60を備えている。ロ
ック手段60は、上面板部34に揺動可能に軸支された
ロックレバー62を備えている。ロックレバー62は、
平面視で略「く」字状に形成され、一端部が第1シャッ
ター部材のロック係合部44Dに係合可能なロック爪6
2Aとされると共に、他端部がケース30のレバー孔3
0Cを通って第1ガイド溝12Aに突出したロック解除
部62Bとされている。このロック解除部62Bは、第
1ガイド溝12A内で第1シャッター部材40のシャッ
ター係合部48より前方に位置している。
【0046】ロックレバー62は、図示しないトーショ
ンばねによりロック爪62Aがロック係合部44Dと係
合する方向に付勢されており、ロック解除部62Bを後
方へ押圧すると上記付勢力に抗して回動しロック状態が
解除される構成である。
ンばねによりロック爪62Aがロック係合部44Dと係
合する方向に付勢されており、ロック解除部62Bを後
方へ押圧すると上記付勢力に抗して回動しロック状態が
解除される構成である。
【0047】以上説明したディスクカートリッジ10
は、ディスクメディア20の非使用時には、開口14が
第1シャッター部材40及び第2シャッター部材50に
よって被覆される(図4の状態とされる)。
は、ディスクメディア20の非使用時には、開口14が
第1シャッター部材40及び第2シャッター部材50に
よって被覆される(図4の状態とされる)。
【0048】一方、ディスクメディア20を使用する際
には、ディスクカートリッジ10をドライブ装置へ装填
する。この際、ディスクカートリッジ10は、前端部1
0Aを先頭にしてドライブ装置の挿入口に挿入される。
この挿入に伴って、第1ガイド溝12A内をドライブ装
置の凸部が摺動する。この凸部はロック解除部62Bを
後方へ押圧すると共に、ロック解除状態を維持しつつシ
ャッター係合部48を後方へ押圧移動させる。
には、ディスクカートリッジ10をドライブ装置へ装填
する。この際、ディスクカートリッジ10は、前端部1
0Aを先頭にしてドライブ装置の挿入口に挿入される。
この挿入に伴って、第1ガイド溝12A内をドライブ装
置の凸部が摺動する。この凸部はロック解除部62Bを
後方へ押圧すると共に、ロック解除状態を維持しつつシ
ャッター係合部48を後方へ押圧移動させる。
【0049】これにより、シャッター引き出し部46を
介して移動力が付与された円弧状ガイド壁部44が円筒
壁32Bに沿って摺動しつつシャッター本体42を回動
させる。また、シャッター本体42の押圧部42Bに押
圧される第2シャッター部材50が回動軸52廻りに回
動する。これにより、開口14が開放される(図5の状
態となる)。
介して移動力が付与された円弧状ガイド壁部44が円筒
壁32Bに沿って摺動しつつシャッター本体42を回動
させる。また、シャッター本体42の押圧部42Bに押
圧される第2シャッター部材50が回動軸52廻りに回
動する。これにより、開口14が開放される(図5の状
態となる)。
【0050】このように、単にドライブ装置の凸部がド
ライブ装置への挿入方向に沿って設けられた第1ガイド
溝12A内を摺動するのみで、ディスクカートリッジ1
0の開口14を開放できるため、ドライブ装置の構造を
簡単にできる。 (第1の実施の形態に係るディスクカートリッジ用カバ
ーの構成)次に、上記構成のディスクカートリッジ10
を外部より個別に被覆するディスクカートリッジ用カバ
ー70について説明する。
ライブ装置への挿入方向に沿って設けられた第1ガイド
溝12A内を摺動するのみで、ディスクカートリッジ1
0の開口14を開放できるため、ドライブ装置の構造を
簡単にできる。 (第1の実施の形態に係るディスクカートリッジ用カバ
ーの構成)次に、上記構成のディスクカートリッジ10
を外部より個別に被覆するディスクカートリッジ用カバ
ー70について説明する。
【0051】図1(A)にはディスクカートリッジ用カ
バー70を上方より見た斜視図が示されており、図1
(B)にはディスクカートリッジ用カバー70を下方よ
り見た斜視図が示されている。
バー70を上方より見た斜視図が示されており、図1
(B)にはディスクカートリッジ用カバー70を下方よ
り見た斜視図が示されている。
【0052】これらの図に示される如く、ディスクカー
トリッジ用カバー70は、開口カバー部としての底面カ
バー部72及び前面カバー部74とを備えている。底面
カバー部72は、平面視でディスクカートリッジ10の
前半部分に対応した平板状とされ、その後部にハブ孔1
6の後半部分を被覆可能な半円部72Aが形成されてお
り、下面板部36の開口36Aを被覆する構成である。
トリッジ用カバー70は、開口カバー部としての底面カ
バー部72及び前面カバー部74とを備えている。底面
カバー部72は、平面視でディスクカートリッジ10の
前半部分に対応した平板状とされ、その後部にハブ孔1
6の後半部分を被覆可能な半円部72Aが形成されてお
り、下面板部36の開口36Aを被覆する構成である。
【0053】一方、前面カバー部74は、底面カバー部
72の前端部から上方へ立設されると共にディスクカー
トリッジ10の前端部10Aに対応して円弧状に湾曲さ
れており、上面板部34の開口34Bを被覆する構成で
ある。
72の前端部から上方へ立設されると共にディスクカー
トリッジ10の前端部10Aに対応して円弧状に湾曲さ
れており、上面板部34の開口34Bを被覆する構成で
ある。
【0054】また、底面カバー部72の左右両端部から
は、それぞれホルダ部としての左ホルダ部76、右ホル
ダ部78が上方へ立設されている。左ホルダ部76は、
ディスクカートリッジ10の左側面の全高に対応する高
さとされ、その上端部が底面カバー部72の左端部近傍
と対向するように屈曲された抜け止め部76Aとされて
いる。なお、左ホルダ部76は、その後端部が開口14
の閉塞状態における第1ガイド溝12A内のシャッター
係合部48の位置より後方に位置するように前後方向の
長さが決められている。
は、それぞれホルダ部としての左ホルダ部76、右ホル
ダ部78が上方へ立設されている。左ホルダ部76は、
ディスクカートリッジ10の左側面の全高に対応する高
さとされ、その上端部が底面カバー部72の左端部近傍
と対向するように屈曲された抜け止め部76Aとされて
いる。なお、左ホルダ部76は、その後端部が開口14
の閉塞状態における第1ガイド溝12A内のシャッター
係合部48の位置より後方に位置するように前後方向の
長さが決められている。
【0055】一方、右ホルダ部78は、ディスクカート
リッジ10上面から第2ガイド溝12Bの下部側壁まで
の高さに対応した高さとされ、その上端部が底面カバー
部72の右端部近傍と対向するように屈曲された抜け止
め部78Aとされている。
リッジ10上面から第2ガイド溝12Bの下部側壁まで
の高さに対応した高さとされ、その上端部が底面カバー
部72の右端部近傍と対向するように屈曲された抜け止
め部78Aとされている。
【0056】このディスクカートリッジ用カバー70
は、樹脂材料にて一体成形され、各部が適宜弾性変形可
能とされている。また、ディスクカートリッジ10に取
り付けない状態では、底面カバー部72に対向する抜け
止め部76A、78Aの後端部が底面カバー部72側へ
若干傾斜されている。
は、樹脂材料にて一体成形され、各部が適宜弾性変形可
能とされている。また、ディスクカートリッジ10に取
り付けない状態では、底面カバー部72に対向する抜け
止め部76A、78Aの後端部が底面カバー部72側へ
若干傾斜されている。
【0057】次に、本第1の実施の形態の作用について
説明する。
説明する。
【0058】上記構成のディスクカートリッジ用カバー
70では、ディスクメディア20の非使用時には、ディ
スクカートリッジ10がドライブ装置への装填方向(前
端部10Aと前面カバー部74とが対向しつつ近接する
方向)から取り付けられる。
70では、ディスクメディア20の非使用時には、ディ
スクカートリッジ10がドライブ装置への装填方向(前
端部10Aと前面カバー部74とが対向しつつ近接する
方向)から取り付けられる。
【0059】この状態では、図2(A)、図2(B)に
示される如く、底面カバー部72が下面板部36の外面
に当接して開口36A(開口14の下向き部分)を被覆
し、前面カバー部74が上面板部34の前壁34Aに当
接して開口34B(開口14の前向き部分)を被覆し、
左ホルダ部76がディスクカートリッジ10の左側面に
当接して第1ガイド溝12Aの略前半部分を被覆する。
これにより、ディスクカートリッジ10の開口14が外
部より被覆(閉塞)されると共に、第1ガイド溝12A
が外部より被覆され内部に配置されたシャッター係合部
48及びロック解除部62Bが外部より操作不能とな
る。
示される如く、底面カバー部72が下面板部36の外面
に当接して開口36A(開口14の下向き部分)を被覆
し、前面カバー部74が上面板部34の前壁34Aに当
接して開口34B(開口14の前向き部分)を被覆し、
左ホルダ部76がディスクカートリッジ10の左側面に
当接して第1ガイド溝12Aの略前半部分を被覆する。
これにより、ディスクカートリッジ10の開口14が外
部より被覆(閉塞)されると共に、第1ガイド溝12A
が外部より被覆され内部に配置されたシャッター係合部
48及びロック解除部62Bが外部より操作不能とな
る。
【0060】また、この状態では、抜け止め部76Aが
弾性変形しつつ上面板部34の上面に当接して底面カバ
ー部72との間でディスクカートリッジ10の左側部を
狭持すると共に、抜け止め部78Aが弾性変形しつつ第
2ガイド溝12Bの下部側壁に当接して底面カバー部7
2との間でディスクカートリッジ10の右側部を狭持す
る。これにより、ディスクカートリッジ用カバー70が
ディスクカートリッジ10に保持される。
弾性変形しつつ上面板部34の上面に当接して底面カバ
ー部72との間でディスクカートリッジ10の左側部を
狭持すると共に、抜け止め部78Aが弾性変形しつつ第
2ガイド溝12Bの下部側壁に当接して底面カバー部7
2との間でディスクカートリッジ10の右側部を狭持す
る。これにより、ディスクカートリッジ用カバー70が
ディスクカートリッジ10に保持される。
【0061】さらに、ディスクカートリッジ10の出荷
時においては、ディスクカートリッジ用カバー70の底
面カバー部72後端部とディスクカートリッジ10の下
面板部36とに跨って、新品表示手段としての封印シー
ル86が添付されている。この封印シール86は、せん
断方向(ディスクカートリッジ用カバー70の取り外し
方向)の強度が高くされディスクカートリッジ用カバー
70の保持性を確保しつつ、剥離方向の強度が低くされ
人手によって容易に剥離可能とするのが望ましい。ま
た、封印シール86は、剥離後の再使用(再添付)が不
能とされている。
時においては、ディスクカートリッジ用カバー70の底
面カバー部72後端部とディスクカートリッジ10の下
面板部36とに跨って、新品表示手段としての封印シー
ル86が添付されている。この封印シール86は、せん
断方向(ディスクカートリッジ用カバー70の取り外し
方向)の強度が高くされディスクカートリッジ用カバー
70の保持性を確保しつつ、剥離方向の強度が低くされ
人手によって容易に剥離可能とするのが望ましい。ま
た、封印シール86は、剥離後の再使用(再添付)が不
能とされている。
【0062】一方、ディスクメディア20の使用時に
は、ディスクカートリッジ用カバー70は、取り付け時
とは逆方向(ドライブ装置からの抜き出し方向)に沿っ
てディスクカートリッジ10から取り外される。これに
より、ディスクカートリッジ10は、第1シャッター部
材40及び第2シャッター部材50により開口14の開
閉が可能な状態とされると共に、第1シャッター部材4
0のシャッター係合部48及びロック手段60のロック
解除部62Bの操作が可能とされ、ドライブ装置への装
填に伴って第1シャッター部材40と第2シャッター部
材50とが連動しつつ開口14を開口して情報の記録、
再生が行われる。
は、ディスクカートリッジ用カバー70は、取り付け時
とは逆方向(ドライブ装置からの抜き出し方向)に沿っ
てディスクカートリッジ10から取り外される。これに
より、ディスクカートリッジ10は、第1シャッター部
材40及び第2シャッター部材50により開口14の開
閉が可能な状態とされると共に、第1シャッター部材4
0のシャッター係合部48及びロック手段60のロック
解除部62Bの操作が可能とされ、ドライブ装置への装
填に伴って第1シャッター部材40と第2シャッター部
材50とが連動しつつ開口14を開口して情報の記録、
再生が行われる。
【0063】ここで、ディスクメディア20の非使用時
には、ディスクカートリッジ用カバー70がディスクカ
ートリッジ10の開口14を外側から被覆しているた
め、例えば、ディスクカートリッジ10の輸送時や運搬
時に、閉塞位置でロックされない第2シャッター部材5
0が過誤や加速度等により開口14(ハブ孔16)の開
放方向へ移動しても、この開口14を通じてディスクメ
ディア20が外部に露出されることが防止される。この
ため、ディスクメディア20に塵埃等が付着することが
なく、塵埃等の付着に伴う記録または再生信号の欠落
(所謂ドロップアウト)が防止される。
には、ディスクカートリッジ用カバー70がディスクカ
ートリッジ10の開口14を外側から被覆しているた
め、例えば、ディスクカートリッジ10の輸送時や運搬
時に、閉塞位置でロックされない第2シャッター部材5
0が過誤や加速度等により開口14(ハブ孔16)の開
放方向へ移動しても、この開口14を通じてディスクメ
ディア20が外部に露出されることが防止される。この
ため、ディスクメディア20に塵埃等が付着することが
なく、塵埃等の付着に伴う記録または再生信号の欠落
(所謂ドロップアウト)が防止される。
【0064】また、ディスクカートリッジ用カバー70
は、開口カバー部としての底面カバー部72及び前面カ
バー部74と、ホルダ部としての左ホルダ部76及び右
ホルダ部78とで構成されているため、従来の如きハー
ドケースと比較して小型化が図られ、材料の使用量が少
なくなる。
は、開口カバー部としての底面カバー部72及び前面カ
バー部74と、ホルダ部としての左ホルダ部76及び右
ホルダ部78とで構成されているため、従来の如きハー
ドケースと比較して小型化が図られ、材料の使用量が少
なくなる。
【0065】このように、本実施の形態に係るディスク
カートリッジ用カバー70では、ディスクメディア20
の非使用時におけるディスクカートリッジ10への塵埃
の侵入を確実に防止でき、材料の使用量を抑制できる。
カートリッジ用カバー70では、ディスクメディア20
の非使用時におけるディスクカートリッジ10への塵埃
の侵入を確実に防止でき、材料の使用量を抑制できる。
【0066】また、開口カバー部としての底面カバー部
72及び前面カバー部74は、開口14を閉塞可能であ
れば形状等に制約はなく、ホルダ部としての左ホルダ部
76及び右ホルダ部78はディスクカートリッジ10に
係止可能であれば形状等に制約がないため、デザインの
自由度が高く、単に容器状に形成する場合に比較してデ
ザイン性が向上する。
72及び前面カバー部74は、開口14を閉塞可能であ
れば形状等に制約はなく、ホルダ部としての左ホルダ部
76及び右ホルダ部78はディスクカートリッジ10に
係止可能であれば形状等に制約がないため、デザインの
自由度が高く、単に容器状に形成する場合に比較してデ
ザイン性が向上する。
【0067】すなわち、底面カバー部72に半円部72
Aを設けて独創的な形状とすると共に、小型化を図るこ
とができる。なお、図示を省略するが、ディスクカート
リッジ用カバー70は、独創的な形状に形成するに限ら
れず、例えば、底面カバー部72の開口14の左右外側
に対応する部分や抜け止め部76Aを延設した部分にロ
ゴマークや商標、商品名、仕様等を表示する文字、図
形、記号等を切欠きにより表示しても良い。したがっ
て、ディスクカートリッジ用カバー70の形状は、図1
に示される形状に限定されることはない。
Aを設けて独創的な形状とすると共に、小型化を図るこ
とができる。なお、図示を省略するが、ディスクカート
リッジ用カバー70は、独創的な形状に形成するに限ら
れず、例えば、底面カバー部72の開口14の左右外側
に対応する部分や抜け止め部76Aを延設した部分にロ
ゴマークや商標、商品名、仕様等を表示する文字、図
形、記号等を切欠きにより表示しても良い。したがっ
て、ディスクカートリッジ用カバー70の形状は、図1
に示される形状に限定されることはない。
【0068】さらに、ディスクカートリッジ用カバー7
0では、ディスクカートリッジ10の上面に当接する部
分が抜け止め部76Aのみであるため、ディスクカート
リッジ10の上面やディスクメディア20(ディスクカ
ートリッジ10の上面の少なくとも一部が透明である場
合)の印刷面を目視可能することもできる。したがっ
て、ディスクカートリッジ用カバー70は、印刷面を設
ける必要がなく、また、適宜有色(不透明、半透明)等
の材料で構成することもでき、デザイン性が一層向上す
るとともに低コストとなる。
0では、ディスクカートリッジ10の上面に当接する部
分が抜け止め部76Aのみであるため、ディスクカート
リッジ10の上面やディスクメディア20(ディスクカ
ートリッジ10の上面の少なくとも一部が透明である場
合)の印刷面を目視可能することもできる。したがっ
て、ディスクカートリッジ用カバー70は、印刷面を設
ける必要がなく、また、適宜有色(不透明、半透明)等
の材料で構成することもでき、デザイン性が一層向上す
るとともに低コストとなる。
【0069】またここで、ディスクカートリッジ用カバ
ー70では、左ホルダ部76が、第1ガイド溝12A内
に配置された第1シャッター部材40のシャッター係合
部48、及び第1シャッター部材40のロック状態を解
除するロック解除部62Bをそれぞれ外部より操作不能
に被覆するため、例えば、ディスクカートリッジの輸送
時や運搬時の過誤による第1シャッター部材40及びこ
れに連動する第2シャッター部材50の開口14開放方
向への移動(回動)を確実に防止できる。また、人為的
な(故意による)開口14の開閉操作も防止できる。
ー70では、左ホルダ部76が、第1ガイド溝12A内
に配置された第1シャッター部材40のシャッター係合
部48、及び第1シャッター部材40のロック状態を解
除するロック解除部62Bをそれぞれ外部より操作不能
に被覆するため、例えば、ディスクカートリッジの輸送
時や運搬時の過誤による第1シャッター部材40及びこ
れに連動する第2シャッター部材50の開口14開放方
向への移動(回動)を確実に防止できる。また、人為的
な(故意による)開口14の開閉操作も防止できる。
【0070】特に、ディスクカートリッジ用カバー70
の左ホルダ部76(抜け止め部76Aを除く部分)は、
平板状に形成され、単に第1ガイド溝12Aの開放端面
に当接する簡単な構造で、第1シャッター部材40のシ
ャッター係合部48及びロック手段60のロック解除部
62Bの操作を確実に阻止できる。
の左ホルダ部76(抜け止め部76Aを除く部分)は、
平板状に形成され、単に第1ガイド溝12Aの開放端面
に当接する簡単な構造で、第1シャッター部材40のシ
ャッター係合部48及びロック手段60のロック解除部
62Bの操作を確実に阻止できる。
【0071】さらにここで、ディスクカートリッジ用カ
バー70は、抜け止め部76A、78Aが上下方向に弾
性変形して底面カバー部72との間でディスクカートリ
ッジ10を狭持するため、例えば、ディスクカートリッ
ジ10の輸送時や運搬時における脱落が確実に防止され
る。なお、抜け止め部76A、78Aと当接するディス
クカートリッジ10の上面及び第1ガイド溝12Aの下
部側壁の各前端部に面取りを施した構成とすれば、抜け
止め部76A、78Aの若干傾斜された端部を持ち上げ
ることなくディスクカートリッジ用カバー70をディス
クカートリッジ10へ取り付けることができ、一層好適
である。
バー70は、抜け止め部76A、78Aが上下方向に弾
性変形して底面カバー部72との間でディスクカートリ
ッジ10を狭持するため、例えば、ディスクカートリッ
ジ10の輸送時や運搬時における脱落が確実に防止され
る。なお、抜け止め部76A、78Aと当接するディス
クカートリッジ10の上面及び第1ガイド溝12Aの下
部側壁の各前端部に面取りを施した構成とすれば、抜け
止め部76A、78Aの若干傾斜された端部を持ち上げ
ることなくディスクカートリッジ用カバー70をディス
クカートリッジ10へ取り付けることができ、一層好適
である。
【0072】また、ディスクカートリッジ10の出荷時
において、ディスクカートリッジ用カバー70とディス
クカートリッジ10とに跨って再使用不可能な封印シー
ル86が添付され、ディスクカートリッジ10はディス
クカートリッジ用カバー70を取り外さないと(すなわ
ち、封印シール86を剥離しないと)使用できないた
め、この封印シール86の有無によってディスクカート
リッジ10が未使用(新品)であるか否かが容易に判別
できる。
において、ディスクカートリッジ用カバー70とディス
クカートリッジ10とに跨って再使用不可能な封印シー
ル86が添付され、ディスクカートリッジ10はディス
クカートリッジ用カバー70を取り外さないと(すなわ
ち、封印シール86を剥離しないと)使用できないた
め、この封印シール86の有無によってディスクカート
リッジ10が未使用(新品)であるか否かが容易に判別
できる。
【0073】なお、上記第1の実施の形態では、抜け止
め部76A、78Aが弾性変形してディスクカートリッ
ジ10を狭持する構成としたが、本発明はこれに限定さ
れず、例えば、互いに対向する左ホルダ部76及び右ホ
ルダ部78の一方若しくは双方が弾性変形状態でディス
クカートリッジ10の左右側面に当接してディスクカー
トリッジ10を狭持する構成としても良い。また、取り
外し状態では湾曲された底面カバー部72が下面板部3
6への当接に伴って平坦とされる際の弾性力によって左
ホルダ部76と右ホルダ部78とがディスクカートリッ
ジ10を狭持しても良い。これらの場合、前面カバー部
74と左ホルダ部76、右ホルダ部78との境界部分に
はスリット等を設けることが望ましい。
め部76A、78Aが弾性変形してディスクカートリッ
ジ10を狭持する構成としたが、本発明はこれに限定さ
れず、例えば、互いに対向する左ホルダ部76及び右ホ
ルダ部78の一方若しくは双方が弾性変形状態でディス
クカートリッジ10の左右側面に当接してディスクカー
トリッジ10を狭持する構成としても良い。また、取り
外し状態では湾曲された底面カバー部72が下面板部3
6への当接に伴って平坦とされる際の弾性力によって左
ホルダ部76と右ホルダ部78とがディスクカートリッ
ジ10を狭持しても良い。これらの場合、前面カバー部
74と左ホルダ部76、右ホルダ部78との境界部分に
はスリット等を設けることが望ましい。
【0074】次に、本発明の第2の実施の形態に係るデ
ィスクカートリッジ用カバー120が取り付けられるデ
ィスクカートリッジ100について説明し、次いでディ
スクカートリッジ用カバー120について説明する。な
お、上記第1の実施の形態と基本的に同一の部品、部分
には上記第1の実施の形態と同一の符号を付してその説
明を省略する。 (第2の実施の形態に係るディスクカートリッジの構
成)図8及び図9には、ディスクカートリッジ100の
下面板部36を取り除いた斜視図が示されている。
ィスクカートリッジ用カバー120が取り付けられるデ
ィスクカートリッジ100について説明し、次いでディ
スクカートリッジ用カバー120について説明する。な
お、上記第1の実施の形態と基本的に同一の部品、部分
には上記第1の実施の形態と同一の符号を付してその説
明を省略する。 (第2の実施の形態に係るディスクカートリッジの構
成)図8及び図9には、ディスクカートリッジ100の
下面板部36を取り除いた斜視図が示されている。
【0075】このディスクカートリッジ100は、第2
シャッター部材50の開口14の開放方向への回動を阻
止する第2ロック手段110を備える点で、ディスクカ
ートリッジ10とは異なる。
シャッター部材50の開口14の開放方向への回動を阻
止する第2ロック手段110を備える点で、ディスクカ
ートリッジ10とは異なる。
【0076】第2シャッター部材50は、上記第1の実
施の形態と同様の構成であるが、その右端面がロック係
合部50Cとされている。
施の形態と同様の構成であるが、その右端面がロック係
合部50Cとされている。
【0077】第2ロック手段110は、ディスクカート
リッジ100の右前角部に設けられており、上面板部3
4に揺動可能に軸支されたロックレバー112を備えて
いる。ロックレバー112は、平面視で略「く」字状に
形成され、一端部が第2シャッター部材のロック係合部
50Cに係合可能なロック片112Aとされると共に、
他端部がケース30のレバー孔30Dを通って第2ガイ
ド溝12Bに突出したロック解除部112Bとされてい
る。
リッジ100の右前角部に設けられており、上面板部3
4に揺動可能に軸支されたロックレバー112を備えて
いる。ロックレバー112は、平面視で略「く」字状に
形成され、一端部が第2シャッター部材のロック係合部
50Cに係合可能なロック片112Aとされると共に、
他端部がケース30のレバー孔30Dを通って第2ガイ
ド溝12Bに突出したロック解除部112Bとされてい
る。
【0078】ロック片112Aは、平面視でその揺動軌
跡に対応した円弧状に形成され、同様に形成されたベー
ス板部32の案内溝32Eに沿って摺動する構成であ
る。
跡に対応した円弧状に形成され、同様に形成されたベー
ス板部32の案内溝32Eに沿って摺動する構成であ
る。
【0079】このロックレバー112は、図示しないト
ーションばねにより後方へ付勢されつつ案内溝32Eの
端部に係合した状態で、ロック片112Aがロック係合
部50Cに係合して第2シャッター部材50を開口14
の閉塞位置にロックしており、ロック解除部112Bを
後方へ押圧すると上記付勢力に抗して回動しロック状態
が解除される構成である。
ーションばねにより後方へ付勢されつつ案内溝32Eの
端部に係合した状態で、ロック片112Aがロック係合
部50Cに係合して第2シャッター部材50を開口14
の閉塞位置にロックしており、ロック解除部112Bを
後方へ押圧すると上記付勢力に抗して回動しロック状態
が解除される構成である。
【0080】このディスクカートリッジ100は、図示
しないドライブ装置へ装填される際には、前端部10A
を先頭にしてドライブ装置の挿入口に挿入される。この
挿入に伴って、第1ガイド溝12A、第2ガイド溝12
B内をドライブ装置の第1凸部、第2凸部がそれぞれ摺
動し、第1凸部がロック解除部62Bを後方へ押圧する
と共に第2凸部がロック解除部112Bを後方へ押圧し
て、ロック手段60、第2ロック手段110のロック状
態が解除される。
しないドライブ装置へ装填される際には、前端部10A
を先頭にしてドライブ装置の挿入口に挿入される。この
挿入に伴って、第1ガイド溝12A、第2ガイド溝12
B内をドライブ装置の第1凸部、第2凸部がそれぞれ摺
動し、第1凸部がロック解除部62Bを後方へ押圧する
と共に第2凸部がロック解除部112Bを後方へ押圧し
て、ロック手段60、第2ロック手段110のロック状
態が解除される。
【0081】ディスクカートリッジ100のさらなる挿
入に伴って、第1凸部はシャッター係合部48を後方へ
押圧移動させる。これにより、シャッター引き出し部4
6を介して移動力が付与された円弧状ガイド壁部44が
円筒壁32Bに沿って摺動しつつシャッター本体42を
回動させる。また、シャッター本体42の押圧部42B
に押圧される第2シャッター部材50が回動軸52廻り
に回動する。これにより、開口14が開放される(図9
の状態となる)。
入に伴って、第1凸部はシャッター係合部48を後方へ
押圧移動させる。これにより、シャッター引き出し部4
6を介して移動力が付与された円弧状ガイド壁部44が
円筒壁32Bに沿って摺動しつつシャッター本体42を
回動させる。また、シャッター本体42の押圧部42B
に押圧される第2シャッター部材50が回動軸52廻り
に回動する。これにより、開口14が開放される(図9
の状態となる)。
【0082】このように、単にドライブ装置の第1凸
部、第2凸部がドライブ装置への挿入方向に沿って設け
られた第1ガイド溝12A、第2ガイド溝12B内を摺
動するのみで、ディスクカートリッジ10の開口14を
開放できるため、ドライブ装置の構造を簡単にできる。
また、第2ロック手段110のロック解除部112Bを
第2ガイド溝12B内に配置したため、単に第1ガイド
溝に沿って凸部を摺動させるのみでは開口14を開放で
きず、故意による開口14の開閉行為が防止される。さ
らに、ディスクメディア20の非使用時には、第2シャ
ッター部材50が第2ロック手段110によりロックさ
れるため、輸送や運搬に伴って作用する加速度によって
第2シャッター部材50が回動することがない。 (第2の実施の形態に係るディスクカートリッジ用カバ
ーの構成)次に、上記構成のディスクカートリッジ10
0を外部より個別に被覆するディスクカートリッジ用カ
バー120について説明する。
部、第2凸部がドライブ装置への挿入方向に沿って設け
られた第1ガイド溝12A、第2ガイド溝12B内を摺
動するのみで、ディスクカートリッジ10の開口14を
開放できるため、ドライブ装置の構造を簡単にできる。
また、第2ロック手段110のロック解除部112Bを
第2ガイド溝12B内に配置したため、単に第1ガイド
溝に沿って凸部を摺動させるのみでは開口14を開放で
きず、故意による開口14の開閉行為が防止される。さ
らに、ディスクメディア20の非使用時には、第2シャ
ッター部材50が第2ロック手段110によりロックさ
れるため、輸送や運搬に伴って作用する加速度によって
第2シャッター部材50が回動することがない。 (第2の実施の形態に係るディスクカートリッジ用カバ
ーの構成)次に、上記構成のディスクカートリッジ10
0を外部より個別に被覆するディスクカートリッジ用カ
バー120について説明する。
【0083】図6(A)にはディスクカートリッジ用カ
バー120を上方より見た斜視図が示されており、図6
(B)にはディスクカートリッジ用カバー120を下方
より見た斜視図が示されている。
バー120を上方より見た斜視図が示されており、図6
(B)にはディスクカートリッジ用カバー120を下方
より見た斜視図が示されている。
【0084】これらの図に示される如く、ディスクカー
トリッジ用カバー120は、開口カバー部としての底面
カバー部122及び前面カバー部124とを備えてい
る。底面カバー部122は、左端部が第1ガイド溝12
Aの略全長に対応した長さとされると共に右端部が第2
ガイド溝12Bの略前半部分に対応した長さとされた略
台形状に形成されており、下面板部36の開口36Aを
被覆する構成である。また、底面カバー部122は、前
端部がディスクカートリッジ100の前端部10Aに対
応した円弧状とされている。
トリッジ用カバー120は、開口カバー部としての底面
カバー部122及び前面カバー部124とを備えてい
る。底面カバー部122は、左端部が第1ガイド溝12
Aの略全長に対応した長さとされると共に右端部が第2
ガイド溝12Bの略前半部分に対応した長さとされた略
台形状に形成されており、下面板部36の開口36Aを
被覆する構成である。また、底面カバー部122は、前
端部がディスクカートリッジ100の前端部10Aに対
応した円弧状とされている。
【0085】一方、前面カバー部124は、底面カバー
部122前端部の左右方向の中央部から上方へ立設され
ると共にディスクカートリッジ10の前端部10Aに対
応して円弧状に湾曲されており、上面板部34の開口3
4Bを被覆する構成である。この前面カバー部124の
上端部は、底面カバー部122の前端近傍と対向するよ
うに屈曲された抜け止め部124Aとされている。
部122前端部の左右方向の中央部から上方へ立設され
ると共にディスクカートリッジ10の前端部10Aに対
応して円弧状に湾曲されており、上面板部34の開口3
4Bを被覆する構成である。この前面カバー部124の
上端部は、底面カバー部122の前端近傍と対向するよ
うに屈曲された抜け止め部124Aとされている。
【0086】また、底面カバー部122の左右両端部か
らは、それぞれホルダ部としての左ホルダ部126、右
ホルダ部128が上方へ立設されている。左ホルダ部1
26及び右ホルダ部128は、それぞれディスクカート
リッジ10の全高に対応する高さとされ、それぞれ上端
部が底面カバー部122の左右端部近傍と対向するよう
に屈曲された抜け止め部126A、128Aとされてい
る。
らは、それぞれホルダ部としての左ホルダ部126、右
ホルダ部128が上方へ立設されている。左ホルダ部1
26及び右ホルダ部128は、それぞれディスクカート
リッジ10の全高に対応する高さとされ、それぞれ上端
部が底面カバー部122の左右端部近傍と対向するよう
に屈曲された抜け止め部126A、128Aとされてい
る。
【0087】このディスクカートリッジ用カバー120
は、樹脂材料にて一体成形され、各部が適宜弾性変形可
能とされている。また、ディスクカートリッジ10に取
り付けない状態では、互いに対向する左ホルダ部126
と右ホルダ部128とが若干内側への倒れ方向に傾斜さ
れている(互いの下端部の間隔より上端部の間隔が狭く
なっている)。
は、樹脂材料にて一体成形され、各部が適宜弾性変形可
能とされている。また、ディスクカートリッジ10に取
り付けない状態では、互いに対向する左ホルダ部126
と右ホルダ部128とが若干内側への倒れ方向に傾斜さ
れている(互いの下端部の間隔より上端部の間隔が狭く
なっている)。
【0088】次に、本第2の実施の形態の作用について
説明する。
説明する。
【0089】上記構成のディスクカートリッジ用カバー
120は、ディスクメディア20の非使用時には、ディ
スクカートリッジ100がドライブ装置への装填方向
(前端部10Aと前面カバー部124とが対向しつつ近
接する方向)から取り付けられる。
120は、ディスクメディア20の非使用時には、ディ
スクカートリッジ100がドライブ装置への装填方向
(前端部10Aと前面カバー部124とが対向しつつ近
接する方向)から取り付けられる。
【0090】この状態では、図7(A)、図7(B)に
示される如く、底面カバー部122が下面板部36の外
面に当接して開口36A(開口14の下向き部分)を被
覆し、前面カバー部124が上面板部34の前壁34A
に当接して開口34B(開口14の前向き部分)を被覆
し、左ホルダ部126がディスクカートリッジ100の
左側面に当接して第1ガイド溝12Aを被覆し、右ホル
ダ部128がディスクカートリッジ100の右側面に当
接して第2ガイド溝12Bの略前半部分を被覆する。
示される如く、底面カバー部122が下面板部36の外
面に当接して開口36A(開口14の下向き部分)を被
覆し、前面カバー部124が上面板部34の前壁34A
に当接して開口34B(開口14の前向き部分)を被覆
し、左ホルダ部126がディスクカートリッジ100の
左側面に当接して第1ガイド溝12Aを被覆し、右ホル
ダ部128がディスクカートリッジ100の右側面に当
接して第2ガイド溝12Bの略前半部分を被覆する。
【0091】これにより、ディスクカートリッジ100
の開口14が外部より被覆(閉塞)されると共に、第1
ガイド溝12A及び第2ガイド溝12Bが外部より被覆
されシャッター係合部48及びロック解除部62B、1
12Bが外部より操作不能となる。
の開口14が外部より被覆(閉塞)されると共に、第1
ガイド溝12A及び第2ガイド溝12Bが外部より被覆
されシャッター係合部48及びロック解除部62B、1
12Bが外部より操作不能となる。
【0092】また、この状態では、互いに対向する左ホ
ルダ部126と右ホルダ部128とが弾性変形しつつデ
ィスクカートリッジ100を左右側部から狭持し、ディ
スクカートリッジ用カバー120がディスクカートリッ
ジ100に保持される。
ルダ部126と右ホルダ部128とが弾性変形しつつデ
ィスクカートリッジ100を左右側部から狭持し、ディ
スクカートリッジ用カバー120がディスクカートリッ
ジ100に保持される。
【0093】本第2の実施の形態によっても、上記第1
の実施の形態と同様の効果が得られる。すなわち、ディ
スクカートリッジ100の輸送時や運搬時に何らかの原
因で第1シャッター部材40等が開口14の開放方向へ
回動してもディスクメディア20への塵埃の付着が防止
される。また、小型化が図られ材料使用量が少ない。
の実施の形態と同様の効果が得られる。すなわち、ディ
スクカートリッジ100の輸送時や運搬時に何らかの原
因で第1シャッター部材40等が開口14の開放方向へ
回動してもディスクメディア20への塵埃の付着が防止
される。また、小型化が図られ材料使用量が少ない。
【0094】さらに、簡単な構造でシャッター係合部4
8及びロック解除部62B、112Bを外部より操作不
能とできる。また、左ホルダ部126と右ホルダ部12
8とが弾性変形状態でディスクカートリッジ10を確実
に狭持するため、ディスクカートリッジ10に確実に保
持される。
8及びロック解除部62B、112Bを外部より操作不
能とできる。また、左ホルダ部126と右ホルダ部12
8とが弾性変形状態でディスクカートリッジ10を確実
に狭持するため、ディスクカートリッジ10に確実に保
持される。
【0095】さらにまた、底面カバー部122を斜線で
切欠くとともに前面カバー部124の左右部分を切り欠
いた独創的な形状としつつ小型化が図られ、デザイン性
が向上する。
切欠くとともに前面カバー部124の左右部分を切り欠
いた独創的な形状としつつ小型化が図られ、デザイン性
が向上する。
【0096】なお、上記第2の実施の形態では、左ホル
ダ部126、右ホルダ部128が弾性変形してディスク
カートリッジ10を狭持する構成としたが、本発明はこ
れに限定されず、例えば、互いに対向する底面カバー部
122及び各抜け止め部124A、126A、128A
の一方または双方が弾性変形状態でディスクカートリッ
ジ10の上下面に当接してディスクカートリッジ10を
狭持する構成としても良い。
ダ部126、右ホルダ部128が弾性変形してディスク
カートリッジ10を狭持する構成としたが、本発明はこ
れに限定されず、例えば、互いに対向する底面カバー部
122及び各抜け止め部124A、126A、128A
の一方または双方が弾性変形状態でディスクカートリッ
ジ10の上下面に当接してディスクカートリッジ10を
狭持する構成としても良い。
【0097】また、ディスクカートリッジ用カバー12
0の形状が上記第2の実施の形態に示した形状(図6に
示される形状)に限定されることはないことは、上記第
1の実施の形態に係るディスクカートリッジ用カバー7
0と同様である。
0の形状が上記第2の実施の形態に示した形状(図6に
示される形状)に限定されることはないことは、上記第
1の実施の形態に係るディスクカートリッジ用カバー7
0と同様である。
【0098】なお、上記の各実施の形態では、ディスク
カートリッジ用カバー70、120が開口14と共にシ
ャッター係合部48、ロック解除部62B、112Bを
操作不能に被覆する好ましい構成としたが、本発明はこ
れに限定されず、ディスクカートリッジ用カバー70等
が、開口14のみを被覆する構成としても良い。
カートリッジ用カバー70、120が開口14と共にシ
ャッター係合部48、ロック解除部62B、112Bを
操作不能に被覆する好ましい構成としたが、本発明はこ
れに限定されず、ディスクカートリッジ用カバー70等
が、開口14のみを被覆する構成としても良い。
【0099】また、上記の各実施の形態では、ディスク
カートリッジ用カバー70、120が自らの弾性変形力
でディスクカートリッジ10、100に保持される構成
としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、取り付
けに伴う相対移動によって係止されるディスクカートリ
ッジ10の爪部とディスクカートリッジ用カバー70の
係合孔とによって、ディスクカートリッジ用カバー70
の取り外し方向の脱落を阻止する構成としても良く、単
にディスクカートリッジ10等と底面カバー部72等と
の間の摩擦力により上記脱落を阻止する構成としても良
い。
カートリッジ用カバー70、120が自らの弾性変形力
でディスクカートリッジ10、100に保持される構成
としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、取り付
けに伴う相対移動によって係止されるディスクカートリ
ッジ10の爪部とディスクカートリッジ用カバー70の
係合孔とによって、ディスクカートリッジ用カバー70
の取り外し方向の脱落を阻止する構成としても良く、単
にディスクカートリッジ10等と底面カバー部72等と
の間の摩擦力により上記脱落を阻止する構成としても良
い。
【0100】さらに、上記の各実施の形態では、新品表
示手段としての封印シール86を備えた構成としたが、
本発明はこれに限定されず、例えば、封印シール86に
代えて、剥離すると再使用不能な接着テープや糊、接着
剤等を用いても良い。また、出荷時には互いに係合さ
れ、ディスクカートリッジ用カバー70等のディスクカ
ートリッジ10等からの取り外しに伴って少なくとも一
方が破断される係合手段(例えば、第2ガイド溝内に立
設され根元部が脆弱とされた係合突起と、この係合突起
を挿通可能な抜け止め部78Aの係合孔)を備えても良
い。また、新品表示手段を備えない構成としても良いこ
とは言うまでもない。
示手段としての封印シール86を備えた構成としたが、
本発明はこれに限定されず、例えば、封印シール86に
代えて、剥離すると再使用不能な接着テープや糊、接着
剤等を用いても良い。また、出荷時には互いに係合さ
れ、ディスクカートリッジ用カバー70等のディスクカ
ートリッジ10等からの取り外しに伴って少なくとも一
方が破断される係合手段(例えば、第2ガイド溝内に立
設され根元部が脆弱とされた係合突起と、この係合突起
を挿通可能な抜け止め部78Aの係合孔)を備えても良
い。また、新品表示手段を備えない構成としても良いこ
とは言うまでもない。
【0101】さらにまた、上記の各実施の形態では、デ
ィスクカートリッジ用カバー70、120が、片面記録
タイプのディスクメディア20を収容し開口14が下方
(前方を含む)に設けられたディスクカートリッジ1
0、100を被覆する構成としたが、本発明はこれに限
定されず、例えば、ディスクカートリッジ用カバー70
等が、両面記録タイプのディスクメディア20を収容し
開口14を上方にも設けた構成のディスクカートリッジ
10等を被覆する構成としても良い。この場合、ディス
クカートリッジ用カバー70等は、底面カバー部72、
122に対応した上面カバー部を有することが望まし
い。また、開口14は、ハブ孔16と記録再生ヘッド用
窓部18とが連設された構成に限定されることはなく、
これらが別個に形成されていても良いことは言うまでも
ない。
ィスクカートリッジ用カバー70、120が、片面記録
タイプのディスクメディア20を収容し開口14が下方
(前方を含む)に設けられたディスクカートリッジ1
0、100を被覆する構成としたが、本発明はこれに限
定されず、例えば、ディスクカートリッジ用カバー70
等が、両面記録タイプのディスクメディア20を収容し
開口14を上方にも設けた構成のディスクカートリッジ
10等を被覆する構成としても良い。この場合、ディス
クカートリッジ用カバー70等は、底面カバー部72、
122に対応した上面カバー部を有することが望まし
い。また、開口14は、ハブ孔16と記録再生ヘッド用
窓部18とが連設された構成に限定されることはなく、
これらが別個に形成されていても良いことは言うまでも
ない。
【0102】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るディス
クカートリッジ用カバーは、ディスクメディアの非使用
時におけるディスクカートリッジへの塵埃の侵入を確実
に防止でき、材料の使用量を抑制できるという優れた効
果を有する。
クカートリッジ用カバーは、ディスクメディアの非使用
時におけるディスクカートリッジへの塵埃の侵入を確実
に防止でき、材料の使用量を抑制できるという優れた効
果を有する。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るディスクカー
トリッジ用カバーの全体構成を示す図であって、(A)
は上方より見た斜視図、(B)は下方より見た斜視図で
ある。
トリッジ用カバーの全体構成を示す図であって、(A)
は上方より見た斜視図、(B)は下方より見た斜視図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るディスクカー
トリッジ用カバーのディスクカートリッジへの取り付け
状態を示す図であって、(A)は上方より見た斜視図、
(B)は下方より見た斜視図である。
トリッジ用カバーのディスクカートリッジへの取り付け
状態を示す図であって、(A)は上方より見た斜視図、
(B)は下方より見た斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るディスクカー
トリッジ用カバーが取り付けられるディスクカートリッ
ジの外観を示す図であって、(A)は上方より見た斜視
図、(B)は下方より見た斜視図である。
トリッジ用カバーが取り付けられるディスクカートリッ
ジの外観を示す図であって、(A)は上方より見た斜視
図、(B)は下方より見た斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るディスクカー
トリッジ用カバーが取り付けられるディスクカートリッ
ジの開口閉塞状態における内部構成を示す下方より見た
斜視図である。
トリッジ用カバーが取り付けられるディスクカートリッ
ジの開口閉塞状態における内部構成を示す下方より見た
斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るディスクカー
トリッジ用カバーが取り付けられるディスクカートリッ
ジの開口開放状態における内部構成を示す下方より見た
斜視図である。
トリッジ用カバーが取り付けられるディスクカートリッ
ジの開口開放状態における内部構成を示す下方より見た
斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るディスクカー
トリッジ用カバーの全体構成を示す図であって、(A)
は上方より見た斜視図、(B)は下方より見た斜視図で
ある。
トリッジ用カバーの全体構成を示す図であって、(A)
は上方より見た斜視図、(B)は下方より見た斜視図で
ある。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るディスクカー
トリッジ用カバーのディスクカートリッジへの取り付け
状態を示す図であって、(A)は上方より見た斜視図、
(B)は下方より見た斜視図である。
トリッジ用カバーのディスクカートリッジへの取り付け
状態を示す図であって、(A)は上方より見た斜視図、
(B)は下方より見た斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るディスクカー
トリッジ用カバーが取り付けられるディスクカートリッ
ジを示す図4に対応した図である。
トリッジ用カバーが取り付けられるディスクカートリッ
ジを示す図4に対応した図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るディスクカー
トリッジ用カバーが取り付けられるディスクカートリッ
ジを示す図5に対応した図である。
トリッジ用カバーが取り付けられるディスクカートリッ
ジを示す図5に対応した図である。
10 ディスクカートリッジ 12A 第1ガイド溝(ガイド溝) 12B 第2ガイド溝(ガイド溝) 14 開口 20 ディスクメディア 40 第1シャッター部材(シャッター部材) 48 シャッター係合部(操作部) 50 第2シャッター部材(シャッター部材) 70 ディスクカートリッジ用カバー 72 底面カバー部(開口カバー部) 74 前面カバー部(開口カバー部) 76 左ホルダ部(ホルダ部) 78 右ホルダ部(ホルダ部) 86 封印シール(新品表示手段) 100 ディスクカートリッジ 120 ディスクカートリッジ用カバー 122 底面カバー部(開口カバー部) 124 前面カバー部(開口カバー部) 126 左ホルダ部(ホルダ部) 128 右ホルダ部(ホルダ部)
Claims (1)
- 【請求項1】 内部に回転可能に収容した円盤状のディ
スクメディアへのアクセス用の開口を内側から開閉する
シャッター部材を備えたディスクカートリッジを、ディ
スクメディアの非使用時に外側から個別に被覆するため
のディスクカートリッジ用カバーであって、 前記開口を被覆する開口カバー部と、当該開口カバー部
と一体に設けられ前記ディスクカートリッジに係止され
るホルダ部とを有する、 ことを特徴とするディスクカートリッジ用カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001097528A JP2002293393A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | ディスクカートリッジ用カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001097528A JP2002293393A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | ディスクカートリッジ用カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002293393A true JP2002293393A (ja) | 2002-10-09 |
Family
ID=18951303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001097528A Pending JP2002293393A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | ディスクカートリッジ用カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002293393A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006164453A (ja) * | 2004-12-09 | 2006-06-22 | Sony Corp | ディスクカートリッジ用の保護部材及びディスクカートリッジ |
-
2001
- 2001-03-29 JP JP2001097528A patent/JP2002293393A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006164453A (ja) * | 2004-12-09 | 2006-06-22 | Sony Corp | ディスクカートリッジ用の保護部材及びディスクカートリッジ |
JP4631421B2 (ja) * | 2004-12-09 | 2011-02-16 | ソニー株式会社 | ディスクカートリッジ用の保護部材及びディスクカートリッジ |
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