JP2003109350A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP2003109350A
JP2003109350A JP2001303798A JP2001303798A JP2003109350A JP 2003109350 A JP2003109350 A JP 2003109350A JP 2001303798 A JP2001303798 A JP 2001303798A JP 2001303798 A JP2001303798 A JP 2001303798A JP 2003109350 A JP2003109350 A JP 2003109350A
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shutter
opening
case
disk
disk cartridge
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JP2001303798A
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Kengo Oishi
健吾 大石
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 製造コストの低減が図れ、不使用時における
保存信頼性に優れたディスクカートリッジの提供を課題
とする。 【解決手段】 円盤状のディスクメディア20を回転可
能に収容するケース30と、ケースの少なくとも片面に
形成されたディスクメディアへのアクセス用の開口と、
開口を開閉できるシャッター面板を有し、ドライブ装置
へ装填するときに装着されるシャッターと、開口を閉塞
するシャッター面板を有し、ドライブ装置へ装填しない
ときに装着されるダミーシャッター110と、を備えた
ディスクカートリッジ10であって、シャッターと前記
ダミーシャッター110とをケース30に対して着脱自
在に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置等の
記録再生媒体として用いられる円盤状のディスクメディ
アを回転可能に収容し、塵埃等の侵入を防止するディス
クカートリッジに関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、可搬性を有するコンピューター
用の記録再生媒体として光ディスクや光磁気ディスク等
の円盤状のディスクメディアが用いられている。このよ
うなディスクメディアは、記録又は再生を行う際には、
ドライブ装置に装填された状態で回転されつつ記録面へ
レーザー光が照射されることで、記録面の色素層分解に
よるピット形成や相変化、磁化等によって情報の記録が
なされ、又はレーザー光の反射率や偏光角の相違に基づ
いて記録された情報の再生が行われるようになってい
る。 【0003】また、このようなディスクメディアでは、
記録容量を高めるために記録面へ照射するレーザー光の
波長を短くすることが提案されている。この短波長のレ
ーザー光(例えば、青紫色レーザー)を用いて情報の記
録又は再生を行う場合、記録面表面に付着する塵埃等の
影響を無視できなくなる。 【0004】このため、ディスクメディアをケース内に
収容してディスクメディアへの塵埃等の付着を防止する
ディスクカートリッジが採用されている。このようなデ
ィスクカートリッジ200は、図12で示すように、デ
ィスクメディア210の中心部に設けられたセンターコ
ア部202及び記録面204の一部を外部に露出させる
ための開口208と、この開口208を開閉するシャッ
ター206とを備えて構成されている。 【0005】これにより、ディスクカートリッジ200
では、通常はシャッター206により開口208を閉塞
することでケース207内への塵埃等の侵入、即ちディ
スクメディア210への塵埃等の付着を防止し、ドライ
ブ装置への装填に伴って開口208を開放することで、
センターコア部202の回転スピンドル軸による保持及
び記録面204への光学式ピックアップの近接(レーザ
ー光の照射)が可能とされている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなディスクカートリッジ200において、シャッター
206がケース207に対して常時スライド移動可能に
構成されていると、そのディスクカートリッジ200の
取り扱いによっては、不用意にシャッター206が移動
して開口208が僅かに開放された状態のまま放置され
てしまう場合があり、この場合には、その僅かに開放さ
れた開口208から塵埃等が侵入して、ディスクメディ
ア210の品質を劣化させてしまうおそれがあった。ま
た、不使用時にシャッター206が開放しないようにす
るロック機構等を設けるようにすると、部品点数が増加
し、その分、ディスクカートリッジ200の製造コスト
が増加してしまうという不具合があった。 【0007】そこで、本発明は、製造コストの低減が図
れ、不使用時における保存信頼性に優れたディスクカー
トリッジを得ることを目的とするものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る請求項1に記載のディスクカートリ
ッジは、円盤状のディスクメディアを回転可能に収容す
るケースと、前記ケースの少なくとも片面に形成された
前記ディスクメディアへのアクセス用の開口と、前記開
口を開閉できるシャッター面板を有し、ドライブ装置へ
装填するときに装着されるシャッターと、前記開口を閉
塞するシャッター面板を有し、ドライブ装置へ装填しな
いときに装着されるダミーシャッターと、を備え、前記
シャッターと前記ダミーシャッターとが、前記ケースに
対して着脱自在に構成されていることを特徴としてい
る。 【0009】これによれば、ディスクカートリッジの不
使用時(ドライブ装置へ装填しないとき)には、ダミー
シャッターにより開口を閉塞できるので、従来のように
シャッターが不用意に移動して開口が開放したり、そこ
から塵埃等が侵入してしまうような不具合は発生せず、
ディスクカートリッジの密閉性を高めることができる。
したがって、ディスクカートリッジの保存信頼性を向上
させることができ、ディスクメディアの品質の劣化を防
止することができる。また、ダミーシャッターには開口
を開閉させるための機構等が一切不要であるため、安価
に製造することが可能であり、製造コストの低減を図る
ことができる。 【0010】なお、前記開口を開閉できるシャッター面
板は、互いに反対方向にスライド移動するように構成さ
れることが望ましい。このような構成にすれば、開口を
大きく開放させることができ、ディスクメディアの小径
化(ディスクカートリッジの小型化)に対応することが
できる。 【0011】すなわち、従来のディスクカートリッジ
は、1枚のシャッターが左右どちらか一方向にスライド
移動して、ケースの前側中央に形成された開口を開閉さ
せるようにしていたので、その開口の横幅は最大でもケ
ースの横幅の約1/3程度にしか開放されないが、互い
に反対方向へスライド移動するようになっていると、シ
ャッター面板を退避させるスペースを左右両側に分割す
ることができるので、その分、ディスクカートリッジの
中央部分に大きい開口を確保することができる。したが
って、ディスクメディアを小径化(ディスクカートリッ
ジを小型化)した場合に、ディスクメディアの径に対し
て光学式ピックアップが相対的に大きくなってしまう、
換言すれば、開口が小さすぎて光学式ピックアップの近
接が不可能になるという不具合が解消される。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
ディスクカートリッジを図面に示す実施例を基に詳細に
説明する。なお、説明の便宜上、ディスクカートリッジ
のドライブ装置への装填(挿入)方向を前方向(FR)
とし、それを基準に後方向(RE)、上方向(UP)、
下方向(LO)、左方向(LE)、右方向(RI)とし
て説明をする。 【0013】図1乃至図7で示すように、ディスクカー
トリッジ10は、全体として略扁平矩形状に形成され、
内部に情報記録再生媒体としてのディスクメディア20
を備えている。ディスクメディア20は、中心部にセン
ターコア部22を有する円盤状に形成され、その上面及
び下面に記録面が形成されている。そして、そのセンタ
ーコア部22が、ディスクメディア20の使用時に、ド
ライブ装置の回転スピンドル軸の先端部に係合保持又は
吸着保持されるようになっている。 【0014】このようなディスクメディア20はケース
30に収容される。ケース30は、ディスクメディア2
0の直径より僅かに大きく形成されるとともに、前後長
が左右長より若干長く形成された略長方形状の下シェル
32と上シェル34とで構成されている。なお、この下
シェル32と上シェル34は、ほぼ上下対称に形成され
るため、以下、共通部分については同じ符号を付す。下
シェル32及び上シェル34の前側を除く周縁部には外
壁36が立設され、その外壁36の内側には、ディスク
メディア20の直径より若干大きめの内径を有する略短
円筒状の内壁40が、外壁36と同じ高さに立設されて
いる。 【0015】内壁40の前端には、左右の外壁36と平
行な内壁38が一体に連設されており、その内壁40及
び内壁38の内側には、後述する第1シャッター部材6
2及び第2シャッター部材64の作動用空間となる収納
凹部42が形成されている。また、左右の内壁38の前
端部を結ぶ直線より前方側には、収納凹部42よりも更
に凹んだ嵌合凹部44が形成されており、後述するカバ
ーブロック66の嵌合用とされている。そして、下シェ
ル32及び上シェル34の略中央から前端部にかけて、
光学式ピックアップ近接用及び回転スピンドル軸挿入用
の開口12、14が設けられている。 【0016】この開口12、14は、下シェル32及び
上シェル34の前縁部中央から後方に向かって穿設され
た略矩形状窓部12A、14Aと、下シェル32及び上
シェル34の略中央に穿設された略円形状ハブ孔12
B、14Bとが連設されて構成されており、そのハブ孔
12B、14Bの径はディスクメディア20のセンター
コア部22よりも大径になっている。 【0017】また、嵌合凹部44内、即ち内壁38の前
端部よりも前方側における外壁36近傍には、後述する
シャッター60の板ばね56を係止するストッパー壁4
6が立設されており、そのストッパー壁46の前方に
は、平面視円形状の貫通孔50が穿設されている。この
貫通孔50は、後述するシャッター60の係止突起96
を嵌合させるために設けられ、下シェル32及び上シェ
ル34の前端部からその貫通孔50にかけて、係止突起
96導入用のテーパー面48が形成されている。 【0018】また、その貫通孔50よりも左右内方側の
嵌合凹部44の前端部には、平面視略凹字状をなす切欠
部52が形成されており、後述するシャッター60の操
作部86、88の作動用空間を形成するようになってい
る。なお、ストッパー壁46は少なくとも下シェル32
に設けられていればよく、上シェル34には設けられて
いても、設けられていなくてもよい。 【0019】以上のような構成の下シェル32及び上シ
ェル34は、外壁36同士が超音波溶着等の接着手段で
接合されたり、図示しないビス等で接合されて、ケース
30を構成するようになっており、その前側は外壁36
が省略されて開口している。そして、この開口16を閉
塞するように、ユニット化されたシャッター60がケー
ス30に着脱自在に装着されるようになっている。 【0020】図示するように、このシャッター60は、
ケース30の中央部よりも左側に配設される第1シャッ
ター部材62と、右側に配設される第2シャッター部材
64と、それらの前端部に被装されるカバーブロック6
6と、第1シャッター部材62及び第2シャッター64
部材の内側に挿設されるベースブロック68と、第1シ
ャッター部材62及び第2シャッター部材64を互いに
接近させる方向へ付勢する弾性部材、例えばコイルばね
58と、不織布又は起毛ライナー54等が貼設された細
長い板ばね56とで構成されている。 【0021】第1シャッター部材62は、開口12、1
4の左半分を開閉する下面板72と上面板74が連結板
70によって互いに対向された状態で連結されて断面視
略コ字状に形成され、同様に第2シャッター部材64
も、開口12、14の右半分を開閉する下面板76と上
面板78が連結板80によって互いに対向された状態で
連結されて断面視略コ字状に形成されている。 【0022】連結板70の右端部及び連結板80の左端
部は、それぞれ下面板72、76(又は上面板74、7
8)の横幅(左右方向の幅)と略同じ長さ分突出するよ
うに延設され、その連結板70及び連結板80には、そ
れぞれ細長い略矩形状のスリット70A、80Aが穿設
されている。そして、そのスリット70Aの上縁部とス
リット80Aの下縁部(又は、スリット70Aの下縁部
とスリット80Aの上縁部でもよい)にはラック82、
84がそれぞれ刻設されている。 【0023】また、連結板70の左端部及び連結板80
の右端部には、第1シャッター部材62及び第2シャッ
ター部材64を開閉動作させるための操作部86、88
が一体に連設されている。この操作部86、88は平面
視略T字状に形成され、その後端部にコイルばね58の
端部がそれぞれ係止され、前端部にドライブ装置の係合
部材(図示省略)が係合するようになっている。また、
ベースブロック68の中央には、支軸92に回転自在に
支持されたピニオン90が設けられ、このピニオン90
が連結板70、80に刻設されたラック82、84と噛
合するようになっている。 【0024】すなわち、ベースブロック68は、連結板
70の内側に連結板80が重ねられた状態で、それら連
結板70、80の内側に挿設されるようになっており、
これによって、ピニオン90がスリット70A、80A
に挿通されて、ラック82、84と噛合するようになっ
ている。なお、コイルばね58は、ベースブロック68
の内側に挿設された状態で、その両端部が操作部86、
88の後端部にそれぞれ係止される。 【0025】ベースブロック68の後側の左右両端部に
は、コイルばね58の抜け落ちを防止する係止壁69が
立設され、その係止壁69の後面には、カバーブロック
66と略同じ長さで、かつ、ベースブロック68と略同
じ幅の細長い板ばね56が貼設されるようになってお
り、その板ばね56の後面には、板ばね56の上縁及び
下縁より所定長さ突出する大きさの不織布又は起毛ライ
ナー54が貼設されている。この起毛ライナー54は、
シャッター60をケース30に装着したときに、下シェ
ル32及び上シェル34の内面に若干撓んだ状態で当接
して、後述する操作開口26、28からの塵埃等の侵入
を防止するようになっている。 【0026】また、スリット70A、80Aを貫通した
ピニオン90の支軸92前端は、カバーブロック66の
中央に穿設された小孔66Aに挿通されて僅かに突出
し、ピニオン90の左右両側に設けられた保持突起94
が小孔66Aの左右両側に設けられた小孔66Bに挿通
されて突出するとともに、その突出した部分が抜止部材
95に挿通されて、かしめられることにより固定され、
連結板70、80の前部にカバーブロック66が取り付
けられるようになっている。 【0027】このカバーブロック66は、切欠部52と
対応するように、その両端部近傍に平面視略凹字状をな
す操作開口26、28が穿設され、第1シャッター部材
62及び第2シャッター部材64の操作部86、88
が、それぞれその操作開口26、28から前方へ突出す
るようになっている。なお、上記したように、この操作
開口26、28の後方には板ばね56と起毛ライナー5
4が配置されるので、開口12、14閉塞時において、
ディスクカートリッジ10内への塵埃等の侵入は防止さ
れる。そして、その操作部86、88のどちらか一方を
操作することにより、第1シャッター部材62及び第2
シャッター部材64が開閉動作するようになっている。 【0028】例えば、操作部86の前端部内側にドライ
ブ装置の係合部材(図示省略)が係合して、その操作部
86を外方(左方)側に向けて移動させると、第1シャ
ッター部材62が左方へ移動し、その移動に伴ってラッ
ク82がピニオン90を回転させる。すると、それに噛
合するラック84によって第2シャッター部材64が右
方へ移動させられ、開口12、14が開放される。つま
り、第1シャッター部材62及び第2シャッター部材6
4は、ラック82、84とピニオン90により、互いに
連動して反対方向に移動するので、操作部86、88は
どちらか一方だけ移動させればよく、ドライブ装置の係
合部材も、どちらか一方だけを作動させるように構成さ
れていればよい。 【0029】何れにしても、シャッター60の第1シャ
ッター部材62及び第2シャッター部材64は、左右反
対方向にスライド移動して開口12、14を開放するよ
うになっているので、そのシャッター収納スペースを左
右両側に分割することができ、ケース30の中央部分に
設ける開口12、14を大きく開放することができる。
つまり、窓部12A、14Aの横幅(左右方向の幅)W
を、収納凹部42の横幅(左右方向の幅)Dの略1/2
に形成できるので、外壁36及び内壁38、40の厚さ
分を考慮してもケース30の横幅(左右方向の幅)Lの
略1/3よりも大きく形成できる。したがって、従来の
開口よりも大きい開口が得られ、ディスクメディアの小
径化(ディスクカートリッジの小型化)に対応すること
ができる。 【0030】このような構成のシャッター60は、図2
で示すように、ユニット化されてケース30に着脱可能
になっており、次に、そのケース30の開口16への着
脱方法について説明をする。カバーブロック66はプラ
スチック材料で成形され、その両端部には上下方向に突
出する略円柱状の係止突起96が突設されるとともに、
その係止突起96の前方側には左右方向に切り込み98
が所定長さ入れられている。したがって、この係止突起
96が設けられているカバーブロック66の両端部は上
下方向に弾性変形可能となっており、上記した下シェル
32及び上シェル34の貫通孔50に嵌合可能になって
いる。 【0031】つまり、シャッター60をケース30の開
口16に装着する際には、係止突起96が、テーパー面
48によってカバーブロック66の上下内方側へ押圧さ
れながら(切り込み98による弾性によって上下外方側
へ付勢されながら)ケース30内に挿入され、貫通孔5
0の位置に来たときに、その上下外方側への付勢力によ
って貫通孔50に嵌合するようになっている。したがっ
て、シャッター60はケース30に簡単に装着される。
なお、このとき、板ばね56の両端は、図7で示すよう
に、ストッパー壁46とばね受部67によって後方へ向
けて撓まされ、シャッター60を前方に向かって付勢し
た状態になっている。 【0032】このため、シャッター60がガタつくこと
はなく、かつシャッター60をケース30から取り外す
ときには、係止突起96をカバーブロック66の上下内
方側へ手指により押圧するだけで簡単に取り外すことが
できる。すなわち、シャッター60は、板ばね56によ
る前方への付勢力が、貫通孔50に嵌合している係止突
起96によって抑えられた状態になっているので、その
係止突起96と貫通孔50との嵌合を解除することによ
り、ケース30内から突出させることができる。こうし
て、シャッター60を板ばね56の付勢力によって前方
へ飛び出させることができるので、ケース30内からシ
ャッター60を簡単に取り外すことができ、シャッター
60を着脱する作業が容易にできる。 【0033】なお、このような着脱方法を用いずに、図
8で示す簡素な装着手段を用いてもよい。すなわち、下
シェル32及び上シェル34の切欠部52の後方側内面
に溝部106(又は係合突起108)を設け、カバーブ
ロック66の操作開口26、28の後方側外面に係合突
起108(又は溝部106)を突設して、シャッター6
0を開口16に装着する際、その溝部106に係合突起
108を嵌合させるようにして、シャッター60をケー
ス30に固定してもよい。 【0034】また、このようにシャッター60を着脱自
在に構成したことにより、保存時(不使用時)には、シ
ャッター60と外形寸法が同一のダミーシャッター11
0を装着することが可能となる。すなわち、このダミー
シャッター110は、図9乃至図11で示すように、カ
バーブロック66と略同形状のカバーブロック116
に、下面板72、76を突き合わせたような形状の下面
板112と、上面板74、78を突き合わせたような形
状の上面板114が、一体的に接合されて構成され、上
記と同一の着脱方法により、ケース30の開口16に着
脱されるようになっている。 【0035】したがって、このダミーシャッター110
をディスクカートリッジ10に装着すると、開口12、
14、16を隙間なく閉塞することが可能となる。つま
り、ドライブ装置に装填しないとき(不使用時)には、
シャッター60の代わりにダミーシャッター110を装
着することにより、ディスクカートリッジ10の密閉性
を高めることができ、ディスクメディア20への塵埃等
の付着を防止することができる。なお、ドライブ装置に
装填するときには、ダミーシャッター110を取り外し
てシャッター60を装着し、開口12、14を開閉可能
な状態にすることは言うまでもない。 【0036】また、このようなダミーシャッター110
が設けられるようになっていると、ディスクカートリッ
ジ10の製造コストを低減することができる。すなわ
ち、シャッター60及びダミーシャッター110は、図
示したように同一の着脱方法によってケース30に着脱
されるため、開閉機構を備えた(部品点数の多い)高価
なシャッター60を別途製造販売するようにすれば、開
閉機構が備えられていない(部品点数の極めて少ない)
安価なダミーシャッター110付きディスクカートリッ
ジ10を製造販売するだけで済むので、その製造コスト
を低減させることができる。 【0037】以上のようなディスクカートリッジ10に
おいて、次に、その一連の作用について簡単に説明をす
る。まず、ディスクカートリッジ10に装着されている
ダミーシャッター110を取り外し、代わりにシャッタ
ー60を装着する。このときの脱着方法は上記の通りで
ある。シャッター60が装着されたディスクカートリッ
ジ10は、ドライブ装置のバケットに装填される。する
と、そのバケットに設けられた係合部材(図示省略)
が、例えば操作開口26に挿通され、第1シャッター部
材62の操作部86の内方側に進入して、それを外方
(左方)側に向かって押圧する。 【0038】すると、第1シャッター部材62が左方へ
スライド移動し、それと同時に第2シャッター部材64
が右方へスライド移動する。つまり、第1シャッター部
材62のラック82によってピニオン90が回転させら
れ、そのピニオン90に噛合するラック84によって第
2シャッター部材64が右方に向かってスライド移動さ
せられる。これにより、下面板72、76及び上面板7
4、78がそれぞれ開口12、14を開放し、回転スピ
ンドル軸の挿入及び光学式ピックアップの近接が可能と
なる。 【0039】その後、ディスクカートリッジ10をバケ
ット内から取り出すときには、係合部材が操作部86か
ら離脱又は右方へ移動する。すると、コイルばね58の
付勢力により、第1シャッター部材62及び第2シャッ
ター部材64が互いに接近するように左右内方側に向か
ってスライド移動し、互いの端部を当接させることによ
って開口12、14を閉塞する。こうして、開口12、
14が閉塞されたディスクカートリッジ10は、そのコ
イルばね58の閉塞方向への付勢力、あるいはドライブ
装置によって付与される押圧力等によってドライブ装置
のバケットから排出される。そして、今度はそのディス
クカートリッジ10からシャッター60が取り外され、
代わりにダミーシャッター110が装着されて、不使用
時(保存時)における密閉性が確保される。 【0040】このように、ダミーシャッター110及び
シャッター60をケース30に対して着脱自在に構成す
ると、ディスクカートリッジ10を(長期に)保存する
ときなど、ドライブ装置に装填しないときには、そのダ
ミーシャッター110を装着することにより、ディスク
カートリッジ10の密閉性を高めることができる。した
がって、ディスクカートリッジ10の保存信頼性を向上
させることができ、ディスクメディア20の品質の劣化
を防止することができる。更に、シャッター60を別途
製造販売するようにすれば、ディスクカートリッジ10
はダミーシャッター110付きを製造販売すれば済むの
で、その分、製造コストを低減させることができる。 【0041】また、シャッター60は、互いに反対方向
に移動する第1シャッター部材62及び第2シャッター
部材64で構成されているので、ケース30の中央部分
に形成される開口12、14を、ケース30の横幅Lの
略1/3よりも大きく開放させることが可能となり、デ
ィスクカートリッジ10の小型化に対応することができ
る。なお、第1シャッター部材62及び第2シャッター
部材64を開閉させる機構は、ラック82、84とピニ
オン90に限定されるものではなく、互いに反対方向に
移動可能になっていれば、どのような開閉機構を採用し
ても構わない。 【0042】また、上記実施例では、ディスクメディア
20が両面記録タイプとされ、ディスクカートリッジ1
0の下側及び上側にそれぞれ開口12、14が設けられ
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、デ
ィスクメディア20が片面記録タイプとされた場合に
は、ディスクカートリッジ10の上下一方の面のみに開
口及びシャッターが設けられることは言うまでもない。
そして、この場合には、シャッターが断面視略コ字状で
ある必要もない。更に、開口12と開口14とが同形状
である構成としたが、異形状としても構わない。 【0043】 【発明の効果】以上、本発明によれば、ディスクカート
リッジの不使用時には、ダミーシャッターで開口を閉塞
することが可能となるので、ディスクカートリッジの密
閉性を高めることができる。したがって、ディスクカー
トリッジの保存信頼性を向上させることができ、ディス
クメディアの品質の劣化を防止することができる。ま
た、ダミーシャッターには開閉機構等が一切不要である
ため、安価に製造することが可能となり、ディスクカー
トリッジの製造コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るディスクカートリッジの概略分解
斜視図 【図2】シャッターとケースの概略斜視図 【図3】シャッターが装着されたケースの開口閉塞状態
を示す概略斜視図 【図4】シャッターが装着されたケースの開口開放状態
を示す概略斜視図 【図5】シャッターの開口閉塞状態を示す概略説明図 【図6】シャッターの開口開放状態を示す概略説明図 【図7】シャッターが装着されたケースの前端部を示す
一部断面概略平面図 【図8】シャッターとケースの他の装着手段を示す概略
斜視図 【図9】ダミーシャッターとケースの概略斜視図 【図10】ダミーシャッターが装着されたケースを示す
概略斜視図 【図11】ダミーシャッターとケースの他の装着手段を
示す概略斜視図 【図12】従来のディスクカートリッジの概略斜視図 【符号の説明】 10 ディスクカートリッジ 20 ディスクメディア 30 ケース 60 シャッター 72、76 下面板(シャッター面板) 74、78 上面板(シャッター面板) 110 ダミーシャッター

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 円盤状のディスクメディアを回転可能に
    収容するケースと、 前記ケースの少なくとも片面に形成された前記ディスク
    メディアへのアクセス用の開口と、 前記開口を開閉できるシャッター面板を有し、ドライブ
    装置へ装填するときに装着されるシャッターと、 前記開口を閉塞するシャッター面板を有し、ドライブ装
    置へ装填しないときに装着されるダミーシャッターと、
    を備え、 前記シャッターと前記ダミーシャッターとが、前記ケー
    スに対して着脱自在に構成されていることを特徴とする
    ディスクカートリッジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2421113B (en) * 2004-12-09 2007-04-04 Sony Corp Disc cartridge protecting menber, and disc cartridge

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