JP2003109347A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP2003109347A
JP2003109347A JP2001303612A JP2001303612A JP2003109347A JP 2003109347 A JP2003109347 A JP 2003109347A JP 2001303612 A JP2001303612 A JP 2001303612A JP 2001303612 A JP2001303612 A JP 2001303612A JP 2003109347 A JP2003109347 A JP 2003109347A
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Japan
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shutter
case
opening
disk
shutter member
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JP2001303612A
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Kengo Oishi
健吾 大石
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 大きい開口を確保できるシャッターを備えた
ディスクカートリッジの提供する。 【解決手段】 円盤状のディスクメディア20を回転可
能に収容するケース30と、ケース30の少なくとも片
面に形成された前記ディスクメディア20へのアクセス
用の開口12,14と、互いに反対方向へ移動すること
により開口を開閉するシャッター面板62,64を有
し、ケース30に対して着脱自在に構成されたシャッタ
ー60と、を備えたディスクカートリッジとする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置等の
記録再生媒体として用いられる円盤状のディスクメディ
アを回転可能に収容し、塵埃等の侵入を防止するディス
クカートリッジに関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、可搬性を有するコンピューター
用の記録再生媒体として光ディスクや光磁気ディスク等
の円盤状のディスクメディアが用いられている。このよ
うなディスクメディアは、記録又は再生を行う際には、
ドライブ装置に装填された状態で回転されつつ記録面へ
レーザー光が照射されることで、記録面の色素層分解に
よるピット形成や相変化、磁化等によって情報の記録が
なされ、又はレーザー光の反射率や偏光角の相違に基づ
いて記録された情報の再生が行われるようになってい
る。 【0003】また、このようなディスクメディアでは、
記録容量を高めるために記録面へ照射するレーザー光の
波長を短くすることが提案されている。この短波長のレ
ーザー光(例えば、青紫色レーザー)を用いて情報の記
録又は再生を行う場合、記録面表面に付着する塵埃等の
影響を無視できなくなる。 【0004】このため、ディスクメディアをケース内に
収容してディスクメディアへの塵埃等の付着を防止する
ディスクカートリッジが採用されている。このようなデ
ィスクカートリッジ200は、図14で示すように、デ
ィスクメディア210の中心部に設けられたセンターコ
ア部202及び記録面204の一部を外部に露出させる
ための開口208と、この開口208を開閉するシャッ
ター206とを備えて構成されている。 【0005】これにより、ディスクカートリッジ200
では、通常はシャッター206により開口208を閉塞
することでケース207内への塵埃等の侵入、即ちディ
スクメディア210への塵埃等の付着を防止し、ドライ
ブ装置への装填に伴って開口208を開放することで、
センターコア部202の回転スピンドル軸による保持及
び記録面204への光学式ピックアップの近接(レーザ
ー光の照射)が可能とされている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】このようなディスクカ
ートリッジにおいて、近年、ディスクメディアの小径
化、即ちディスクカートリッジの小型化が検討されてき
ている。しかしながら、光学式ピックアップは、レーザ
ー光源、レンズ、ミラー、波長板、光検出器等の多くの
光学系部品で構成されることから、小型化が難しく、デ
ィスクメディアの径に対して光学式ピックアップが相対
的に大きくなってしまうという問題が生じていた。 【0007】すなわち、従来のディスクカートリッジ2
00は、1枚のシャッター206がドライブ装置への装
填方向と直交する方向にスライド移動して、ケース20
7の前側中央に形成された略矩形状の開口208を開閉
させるようにしていたので、開口208の横幅は最大で
もケース207の横幅の約1/3程度にしか開放され
ず、ディスクメディアを小径化(ディスクカートリッジ
を小型化)した場合には、その開口208が小さすぎ
て、光学式ピックアップの近接が不可能になる場合が出
てくる。したがって、ディスクメディアを小径化するに
は、できる限り大きな開口を設けなければならないが、
開口を大きくしても従来のシャッター206では充分に
その開口を開放できないという問題がある。 【0008】そこで、本発明は、ディスクメディアの小
径化(ディスクカートリッジの小型化)に対応できるよ
うに、大きい開口を確保できるシャッターを備えたディ
スクカートリッジを得ることを目的とするものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る請求項1に記載のディスクカートリ
ッジは、円盤状のディスクメディアを回転可能に収容す
るケースと、前記ケースの少なくとも片面に形成された
前記ディスクメディアへのアクセス用の開口と、互いに
反対方向へ移動することにより前記開口を開閉するシャ
ッター面板を有し、前記ケースに対して着脱自在に構成
されたシャッターと、を備えたことを特徴としている。 【0010】このように、開口を開閉するシャッター面
板を互いに反対方向へ移動させるように構成すると、シ
ャッター面板を退避させるスペースを左右両側に分割す
ることができるので、その分、ディスクカートリッジの
中央部分に大きい開口を確保することができる。したが
って、ディスクメディアの小径化、即ちディスクカート
リッジの小型化に対応することができる。また、そのシ
ャッター面板を有するシャッターはケースに対して着脱
自在に構成されているので、ディスクカートリッジの組
立性を向上させることができる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
ディスクカートリッジを図面に示す実施例を基に詳細に
説明する。なお、説明の便宜上、ディスクカートリッジ
のドライブ装置への装填(挿入)方向を前方向(FR)
とし、それを基準に後方向(RE)、上方向(UP)、
下方向(LO)、左方向(LE)、右方向(RI)とし
て説明をする。 【0012】図1乃至図7で示すように、ディスクカー
トリッジ10は、全体として略扁平矩形状に形成され、
内部に情報記録再生媒体としてのディスクメディア20
を備えている。ディスクメディア20は、中心部にセン
ターコア部22を有する円盤状に形成され、その上面及
び下面に記録面が形成されている。そして、そのセンタ
ーコア部22が、ディスクメディア20の使用時に、ド
ライブ装置の回転スピンドル軸の先端部に係合保持又は
吸着保持されるようになっている。 【0013】このようなディスクメディア20はケース
30に収容される。ケース30は、ディスクメディア2
0の直径より僅かに大きく形成されるとともに、前後長
が左右長より若干長く形成された略長方形状の下シェル
32と上シェル34とで構成されている。なお、この下
シェル32と上シェル34は、ほぼ上下対称に形成され
るため、以下、共通部分については同じ符号を付す。下
シェル32及び上シェル34の前側を除く周縁部には外
壁36が立設され、その外壁36の内側には、ディスク
メディア20の直径より若干大きめの内径を有する略短
円筒状の内壁40が、外壁36と同じ高さに立設されて
いる。 【0014】内壁40の前端には、左右の外壁36と平
行な内壁38が一体に連設されており、その内壁40及
び内壁38の内側には、後述する第1シャッター部材6
2及び第2シャッター部材64の作動用空間となる収納
凹部42が形成されている。また、左右の内壁38の前
端部を結ぶ直線より前方側には、収納凹部42よりも更
に凹んだ嵌合凹部44が形成されており、後述するカバ
ーブロック66の嵌合用とされている。そして、下シェ
ル32及び上シェル34の略中央から前端部にかけて、
光学式ピックアップ近接用及び回転スピンドル軸挿入用
の開口12、14が設けられている。 【0015】この開口12、14は、下シェル32及び
上シェル34の前縁部中央から後方に向かって穿設され
た略矩形状窓部12A、14Aと、下シェル32及び上
シェル34の略中央に穿設された略円形状ハブ孔12
B、14Bとが連設されて構成されており、そのハブ孔
12B、14Bの径はディスクメディア20のセンター
コア部22よりも大径になっている。 【0016】また、嵌合凹部44内、即ち内壁38の前
端部よりも前方側における外壁36近傍には、後述する
シャッター60の板ばね56を係止するストッパー壁4
6が立設されており、そのストッパー壁46の前方に
は、平面視円形状の貫通孔50が穿設されている。この
貫通孔50は、後述するシャッター60の係止突起96
を嵌合させるために設けられ、下シェル32及び上シェ
ル34の前端部からその貫通孔50にかけて、係止突起
96導入用のテーパー面48が形成されている。 【0017】また、その貫通孔50よりも左右内方側の
嵌合凹部44の前端部には、平面視略凹字状をなす切欠
部52が形成されており、後述するシャッター60の操
作部86、88の作動用空間を形成するようになってい
る。なお、ストッパー壁46は少なくとも下シェル32
に設けられていればよく、上シェル34には設けられて
いても、設けられていなくてもよい。 【0018】以上のような構成の下シェル32及び上シ
ェル34は、外壁36同士が超音波溶着等の接着手段で
接合されたり、図示しないビス等で接合されて、ケース
30を構成するようになっており、その前側は外壁36
が省略されて開口している。そして、この開口16を閉
塞するように、ユニット化されたシャッター60がケー
ス30に着脱自在に装着されるようになっている。 【0019】図示するように、このシャッター60は、
ケース30の中央部よりも左側に配設される第1シャッ
ター部材62と、右側に配設される第2シャッター部材
64と、それらの前端部に被装されるカバーブロック6
6と、第1シャッター部材62及び第2シャッター64
部材の内側に挿設されるベースブロック68と、第1シ
ャッター部材62及び第2シャッター部材64を互いに
接近させる方向へ付勢する弾性部材、例えばコイルばね
58と、不織布又は起毛ライナー54等が貼設された細
長い板ばね56とで構成されている。 【0020】第1シャッター部材62は、開口12、1
4の左半分を開閉する下面板72と上面板74が連結板
70によって互いに対向された状態で連結されて断面視
略コ字状に形成され、同様に第2シャッター部材64
も、開口12、14の右半分を開閉する下面板76と上
面板78が連結板80によって互いに対向された状態で
連結されて断面視略コ字状に形成されている。 【0021】連結板70の右端部及び連結板80の左端
部は、それぞれ下面板72、76(又は上面板74、7
8)の横幅(左右方向の幅)と略同じ長さ分突出するよ
うに延設され、その連結板70及び連結板80には、そ
れぞれ細長い略矩形状のスリット70A、80Aが穿設
されている。そして、そのスリット70Aの上縁部とス
リット80Aの下縁部(又は、スリット70Aの下縁部
とスリット80Aの上縁部でもよい)にはラック82、
84がそれぞれ刻設されている。 【0022】また、連結板70の左端部及び連結板80
の右端部には、第1シャッター部材62及び第2シャッ
ター部材64を開閉動作させるための操作部86、88
が一体に連設されている。この操作部86、88は平面
視略T字状に形成され、その後端部にコイルばね58の
端部がそれぞれ係止され、前端部にドライブ装置の係合
部材118(図13参照)が係合するようになってい
る。また、ベースブロック68の中央には、支軸92に
回転自在に支持されたピニオン90が設けられ、このピ
ニオン90が連結板70、80に刻設されたラック8
2、84と噛合するようになっている。 【0023】すなわち、ベースブロック68は、連結板
70の内側に連結板80が重ねられた状態で、それら連
結板70、80の内側に挿設されるようになっており、
これによって、ピニオン90がスリット70A、80A
に挿通されて、ラック82、84と噛合するようになっ
ている。なお、コイルばね58は、ベースブロック68
の内側に挿設された状態で、その両端部が操作部86、
88の後端部にそれぞれ係止される。 【0024】ベースブロック68の後側の左右両端部に
は、コイルばね58の抜け落ちを防止する係止壁69が
立設され、その係止壁69の後面には、カバーブロック
66と略同じ長さで、かつ、ベースブロック68と略同
じ幅の細長い板ばね56が貼設されるようになってお
り、その板ばね56の後面には、板ばね56の上縁及び
下縁より所定長さ突出する大きさの不織布又は起毛ライ
ナー54が貼設されている。この起毛ライナー54は、
シャッター60をケース30に装着したときに、下シェ
ル32及び上シェル34の内面に若干撓んだ状態で当接
して、後述する操作開口26、28からの塵埃等の侵入
を防止するようになっている。 【0025】また、スリット70A、80Aを貫通した
ピニオン90の支軸92前端は、カバーブロック66の
中央に穿設された小孔66Aに挿通されて僅かに突出
し、ピニオン90の左右両側に設けられた保持突起94
が小孔66Aの左右両側に設けられた小孔66Bに挿通
されて突出するとともに、その突出した部分が抜止部材
95に挿通されて、かしめられることにより固定され、
連結板70、80の前部にカバーブロック66が取り付
けられるようになっている。 【0026】このカバーブロック66は、切欠部52と
対応するように、その両端部近傍に平面視略凹字状をな
す操作開口26、28が穿設され、第1シャッター部材
62及び第2シャッター部材64の操作部86、88
が、それぞれその操作開口26、28から前方へ突出す
るようになっている。なお、上記したように、この操作
開口26、28の後方には板ばね56と起毛ライナー5
4が配置されるので、開口12、14閉塞時において、
ディスクカートリッジ10内への塵埃等の侵入は防止さ
れる。そして、その操作部86、88のどちらか一方を
操作することにより、第1シャッター部材62及び第2
シャッター部材64が開閉動作するようになっている。 【0027】例えば、操作部86の前端部内側にドライ
ブ装置の係合部材118が係合して、その操作部86を
外方(左方)側に向けて移動させると、第1シャッター
部材62が左方へ移動し、その移動に伴ってラック82
がピニオン90を回転させる。すると、それに噛合する
ラック84によって第2シャッター部材64が右方へ移
動させられ、開口12、14が開放される。つまり、第
1シャッター部材62及び第2シャッター部材64は、
ラック82、84とピニオン90により、互いに連動し
て反対方向に移動するので、操作部86、88はどちら
か一方だけ移動させればよく、ドライブ装置の係合部材
も、どちらか一方だけを作動させるように構成されてい
ればよい。 【0028】何れにしても、シャッター60の第1シャ
ッター部材62及び第2シャッター部材64は、左右反
対方向にスライド移動して開口12、14を開放するよ
うになっているので、そのシャッター収納スペースを左
右両側に分割することができ、ケース30の中央部分に
設ける開口12、14を大きく開放することができる。
つまり、窓部12A、14Aの横幅(左右方向の幅)W
を、収納凹部42の横幅(左右方向の幅)Dの略1/2
に形成できるので、外壁36及び内壁38、40の厚さ
分を考慮してもケース30の横幅(左右方向の幅)Lの
略1/3よりも大きく形成できる。したがって、従来の
開口よりも大きい開口が得られ、ディスクメディアの小
径化(ディスクカートリッジの小型化)に対応すること
ができる。 【0029】このような構成のシャッター60は、図2
で示すように、ユニット化されてケース30に着脱可能
になっており、次に、そのケース30の開口16への着
脱方法について説明をする。カバーブロック66はプラ
スチック材料で成形され、その両端部には上下方向に突
出する略円柱状の係止突起96が突設されるとともに、
その係止突起96の前方側には左右方向に切り込み98
が所定長さ入れられている。したがって、この係止突起
96が設けられているカバーブロック66の両端部は上
下方向に弾性変形可能となっており、上記した下シェル
32及び上シェル34の貫通孔50に嵌合可能になって
いる。 【0030】すなわち、テーパー面48は、図8で示す
ように、その前端部の間隔Hが上下の係止突起96の高
さhよりも若干大きくなっているため、シャッター60
をケース30の開口16に装着する際には、シャッター
60をそのまま挿入するだけで、係止突起96がそのテ
ーパー面48によってカバーブロック66の上下内方側
へ押圧されながら(切り込み98による弾性によって上
下外方側へ付勢されながら)ケース30内に挿入される
ことになる。そして、貫通孔50の直径Rも係止突起9
6の直径rより若干大きく形成されていることから、係
止突起96が貫通孔50の位置に来たときに、その上下
外方側への付勢力によって確実に嵌合されるようになっ
ている。 【0031】したがって、シャッター60はケース30
に簡単に装着される。なお、このとき、板ばね56の両
端は、図7で示すように、ストッパー壁46とばね受部
67によって後方へ向けて撓まされ、シャッター60を
前方に向かって付勢した状態になっている。このため、
係止突起96は、図8で示すように、貫通孔50の前方
に位置してその内面に当接するので、シャッター60が
ガタつくことはない。 【0032】また、シャッター60をケース30から取
り外すときには、係止突起96をカバーブロック66の
上下内方側へ手指により押圧するだけで簡単に取り外す
ことができる。すなわち、シャッター60は、板ばね5
6による前方への付勢力が、貫通孔50に嵌合している
係止突起96によって抑えられた状態になっているの
で、その係止突起96と貫通孔50との嵌合を解除する
ことにより、ケース30内から突出させることができ
る。こうして、シャッター60を板ばね56の付勢力に
よって前方へ飛び出させることができるので、ケース3
0内からシャッター60を簡単に取り外すことができ、
シャッター60を着脱する作業が容易にできる。 【0033】その他、図6、図9(A)で示すように、
第2シャッター部材64の下面板76及び上面板78の
左端部には、第1シャッター部材62の下面板72及び
上面板74の右端部内面側へ嵌入するカバー部102が
一体に延設されており、第1シャッター部材62と第2
シャッター部材64とで開口12、14を閉塞したとき
に、その突き合わせた端部間の微小な隙間から塵埃等が
侵入しないように構成されている。 【0034】なお、第1シャッター部材62の下面板7
2及び上面板74の右端部に、第2シャッター部材64
の下面板76及び上面板78の左端部内面側へ嵌入する
カバー部(図示省略)を延設してもよいことは言うまで
もない。更に、図9(B)で示すように、第1シャッタ
ー部材62の下面板72及び上面板74の右端部に段差
部103Aを設け、第2シャッター部材64の下面板7
6及び上面板78の左端部にそれと噛み合う段差部10
3Bを設けてもよく、塵埃等の侵入を防止できるように
なっていれば、図示のものに限定されるものではない。 【0035】また、図10で示すように、収納凹部42
の後端近傍に、第1シャッター部材62の下面板72及
び上面板74の後端部と、第2シャッター部材64の下
面板76及び上面板78の後端部を支持する支持リブ1
00を設けてもよい。この支持リブ100は、前方に向
かって約90°屈曲された側面視略鉤状に形成され、下
面板72、76と上面板74、78の後端部の少なくと
も一部を内側から係合支持するようになっている。した
がって、ケース30の上下内方側、即ちディスクメディ
ア20側へ、その後端部が撓むのを防止することがで
き、下面板72、76や上面板74、78がディスクメ
ディア20の記録面に接触して傷つけるのを防止するこ
とができる。 【0036】更に、このシャッター60には、ドライブ
装置へ装填したときに、第1シャッター部材62及び第
2シャッター部材64の開閉動作が可能となり、ドライ
ブ装置へ装填しないときには、第1シャッター部材62
及び第2シャッター部材64の開閉動作が不可能となる
ロック機構が設けられている。すなわち、図11、図1
2で示すように、ベースブロック68とピニオン90の
間に、ピニオン90を前方に向けて付勢する板ばね10
4が設けられており、カバーブロック66の小孔66A
の周囲内面にそのピニオン90の前面が当接するように
構成されている。 【0037】したがって、ドライブ装置に装填しないと
きには、ピニオン90の前面がカバーブロック66の内
面に当接することによって生じる摩擦により、ピニオン
90の回転が阻止され、操作部86、88の移動が不可
能になっている。そして、ドライブ装置に装填したとき
には、ドライブ装置側に設けたロック解除部材120に
より、支軸92の前端が板ばね104の付勢力に抗して
後方側へ押圧され、ピニオン90の前面とカバーブロッ
ク66の内面とが離間して、ピニオン90が回転自在と
なり、操作部86、88の移動が可能となる。なお、こ
のとき、ピニオン90の前面に微小な凹凸溝(図示省
略)を設け、カバーブロック66の小孔66Aの周囲内
面にもそれと噛み合う微小な凹凸溝(図示省略)を設け
て、両者のロック状態を堅固にしてもよい。 【0038】また、図13で示すようなロック機構とし
てもよい。このロック機構は、カバーブロック66の小
孔66Bの右外方側に穿設された略矩形状の孔部106
と、その孔部106よりも操作開口28側の端部に取り
付けられたロック部材110とで構成されている。この
ロック部材110の一端は鉤状のロック爪112とさ
れ、孔部106に挿通されるとともに、少なくとも外側
(前側)の連結板、この場合は連結板70のスリット7
0Aに挿通されて、連結板70の左右方向への移動、即
ち第1シャッター部材62及び第2シャッター部材64
の開閉移動を阻止するようになっている。 【0039】ロック部材110の他端はクリップ状の取
付部114とされ、カバーブロック66の端部に回り込
むようにして取り付けられている。そして、その取付部
114の外方側は、操作部88側へ突出する延設部10
8とされている。また、ロック部材110は、カバーブ
ロック66の端部上下に、左右方向に切り込み(図示省
略)が入れられるか、又は図示のように、中途部が折り
曲げ自在に構成されて、前後方向に弾性変形可能になっ
ており、カバーブロック66の端部を中心に、ロック爪
112が前方に向かって(延設部108が後方に向かっ
て)回動可能になっている。 【0040】このような構成のロック機構は、ディスク
カートリッジ10がドライブ装置に装填されないときに
は、ロック部材110の延設部108に押圧力が加わる
ことはないので、ロック爪112は孔部106及びスリ
ット70Aに挿通された状態になっている。つまり、第
1シャッター部材62及び第2シャッター部材64の移
動が不可能になっている。 【0041】ディスクカートリッジ10がドライブ装置
へ装填されると、係合部材118が、カバーブロック6
6の端部と操作部88の間の操作開口28に挿入され
る。すると、そのロック部材110の延設部108は、
操作部88側へ若干突出していることから、その係合部
材118によって後方へ向けて押圧される。すると、ロ
ック爪112が前方に向かって回動され、孔部106及
びスリット70Aから抜き出される。こうして、シャッ
ター60のロックが解除され、そのまま係合部材118
が外方(右方)側へ移動することにより、操作部88が
右方に移動され、第2シャッター部材64が右方向、第
1シャッター部材62が左方向に移動して、開口12、
14が開放される。 【0042】開口12、14を閉塞するときには、係合
部材118が離脱又は左方向へ移動し、操作部88がコ
イルばね58の付勢力によって左方向へ移動させられ
て、第2シャッター部材64が左方向、第1シャッター
部材62(連結板70)が右方向へ移動する。なお、こ
のとき、ロック部材110の延設部108は係合部材1
18によって押圧されていないので、ロック爪112は
孔部106に挿通された状態になっているが、ロック爪
112の先端は、図示するように、テーパー面116に
形成されているので、連結板70の移動に伴ってその連
結板70の右端部を乗り越えることができ、そのままス
リット70Aに挿通されて、シャッター60がロックさ
れるようになっている。 【0043】以上のようなディスクカートリッジ10に
おいて、次に、その一連の作用について簡単に説明をす
る。ディスクカートリッジ10は、ドライブ装置のバケ
ットに装填されると、そのバケットに設けられたロック
解除部材120が、支軸92の前端に当接し、その支軸
92を板ばね104の付勢力に抗して後方に向けて押圧
する。すると、ピニオン90の前面とカバーブロック6
6の内面とが離間され、シャッター60のロックが解除
される。その後、係合部材118が、例えば操作開口2
6に挿通され、第1シャッター部材62の操作部86の
内方側に進入して、それを外方(左方)側に向かって押
圧する。 【0044】すると、第1シャッター部材62が左方へ
スライド移動し、それと同時に第2シャッター部材64
が右方へスライド移動する。つまり、第1シャッター部
材62のラック82によってピニオン90が回転させら
れ、そのピニオン90に噛合するラック84によって第
2シャッター部材64が右方に向かってスライド移動さ
せられる。これにより、下面板72、76及び上面板7
4、78がそれぞれ開口12、14を開放し、回転スピ
ンドル軸の挿入及び光学式ピックアップの近接が可能と
なる。 【0045】その後、ディスクカートリッジ10をバケ
ット内から取り出すときには、係合部材118が操作部
86から離脱又は右方向へ移動する。すると、コイルば
ね58の付勢力により、第1シャッター部材62及び第
2シャッター部材64が互いに接近するように左右内方
側に向かってスライド移動し、互いの端部を当接させる
ことによって開口12、14を閉塞する。このとき、第
2シャッター部材64の下面板76及び上面板78には
カバー部102が設けられているので、互いに当接した
端部間から塵埃等が侵入することはない。また、上シェ
ル32及び下シェル34の内面には、支持リブ100が
設けられていることから、下面板72、76及び上面板
74、78の後端部がディスクメディア20側へ撓むよ
うな不具合もない。 【0046】こうして、開口12、14が閉塞されたデ
ィスクカートリッジ10は、そのコイルばね58の閉塞
方向への付勢力、あるいはドライブ装置によって付与さ
れる押圧力等によってドライブ装置のバケットから排出
され、それによって、ロック解除部材120が支軸92
の前端から離脱する。すると、板ばね104の付勢力に
よってピニオン90が前方に向かって付勢されて、その
前面がカバーブロック66の内面を押圧する。これによ
り、ピニオン90の回転が阻止され、開口12、14が
不用意に開放しないように、シャッター60がロックさ
れる。 【0047】以上、何れにしても、シャッター60は、
互いに反対方向に移動する第1シャッター部材62及び
第2シャッター部材64で構成されているので、ケース
30の中央部分に形成される開口12、14を、ケース
30の横幅の略1/3よりも大きく開放させることが可
能となり、ディスクカートリッジ10の小型化に対応す
ることができる。なお、第1シャッター部材62及び第
2シャッター部材64を開閉させる機構は、ラック8
2、84とピニオン90に限定されるものではなく、互
いに反対方向に移動可能になっていれば、どのような開
閉機構を採用しても構わない。また、このシャッター6
0はケース30に対して簡単に着脱可能に構成されてい
るため、ディスクカートリッジ10の組立性を向上させ
られる利点がある。 【0048】なお、上記実施例では、ディスクメディア
20が両面記録タイプとされ、ディスクカートリッジ1
0の下側及び上側にそれぞれ開口12、14が設けられ
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、デ
ィスクメディア20が片面記録タイプとされた場合に
は、ディスクカートリッジ10の上下一方の面のみに開
口及びシャッター面板が設けられることは言うまでもな
い。そして、この場合には、シャッターが断面視略コ字
状である必要もない。また、開口12と開口14とが同
形状である構成としたが、異形状としても構わない。 【0049】 【発明の効果】以上、本発明によれば、シャッター面板
を退避させるスペースを左右両側に分割することができ
るので、その分、ディスクカートリッジの中央部分に大
きい開口を設けることができる。したがって、ディスク
メディアの小径化(ディスクカートリッジの小型化)に
対応することができる。また、そのシャッター面板を有
するシャッターはケースに対して着脱自在になっている
ので、ディスクカートリッジの組立性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るディスクカートリッジの概略分解
斜視図 【図2】シャッターとケースの概略斜視図 【図3】シャッターが装着されたケースの開口閉塞状態
を示す概略斜視図 【図4】シャッターが装着されたケースの開口開放状態
を示す概略斜視図 【図5】シャッターの開口閉塞状態を示す概略説明図 【図6】シャッターの開口開放状態を示す概略説明図 【図7】シャッターが装着されたケースの前端部を示す
一部断面概略平面図 【図8】シャッターが装着されたケースの前端部を示す
概略断面図 【図9】シャッターのカバー部を示す概略断面図 【図10】ケースの分解斜視図 【図11】ロック機構を示す概略断面図 【図12】ロック機構を示す概略断面図 【図13】他のロック機構を示す概略説明図 【図14】従来のディスクカートリッジの概略斜視図 【符号の説明】 10 ディスクカートリッジ 20 ディスクメディア 30 ケース 60 シャッター 72、76 下面板(シャッター面板) 74、78 上面板(シャッター面板)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 円盤状のディスクメディアを回転可能に
    収容するケースと、 前記ケースの少なくとも片面に形成された前記ディスク
    メディアへのアクセス用の開口と、 互いに反対方向へ移動することにより前記開口を開閉す
    るシャッター面板を有し、前記ケースに対して着脱自在
    に構成されたシャッターと、 を備えたことを特徴とするディスクカートリッジ。
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