JP2000357359A - ディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置

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JP2000357359A
JP2000357359A JP11167389A JP16738999A JP2000357359A JP 2000357359 A JP2000357359 A JP 2000357359A JP 11167389 A JP11167389 A JP 11167389A JP 16738999 A JP16738999 A JP 16738999A JP 2000357359 A JP2000357359 A JP 2000357359A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でカートリッジ1をローディング
およびイジェクトできるディスクドライブ装置を提供す
る。 【解決手段】 カートリッジホルダ12にカートリッジ1
を挿入すると、カートリッジ1に係合手段33が係合す
る。カム34の回転により、係合手段33を設けたローディ
ングベース31をローディング方向Lへ移動させ、カート
リッジ1をカートリッジホルダ12内に引き込む。イジェ
クト時には、カム34の逆回転により、ローディングベー
ス31をイジェクト方向Eに移動させ、カートリッジ1を
カートリッジホルダ31から排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクを収納し
たカートリッジのディスクドライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクを収納したカートリッジでは、
例えば、光磁気ディスクを用いたミニディスク、フレキ
シブル磁気ディスクを用いたフロッピーディスクなど各
種あり、カートリッジ本体にディスク面が露出する窓孔
が形成され、この窓孔をシャッタで開閉する構造が採ら
れている。
【0003】このようなカートリッジのディスクドライ
ブ装置では、カートリッジを前面の挿脱口から挿脱する
スロットイン方式が採用され、カートリッジを挿脱口を
通じてカートリッジホルダに挿入する過程でシャッタを
開放し、カートリッジがカートリッジホルダ内の所定の
ローディング位置まで移動した後、カートリッジをディ
スク面に垂直な方向のドライブ位置に移動させてディス
クのハブをモータで回転駆動されるターンテーブル19に
係合させ、そして、ディスクを回転させながら、窓孔を
通じてディスク面に臨ませた光学ヘッドで光学的に信号
の記録や読取をしたり、磁気ヘッドを接触させて信号の
記録や読取をするようにしている。
【0004】そして、例えば、特開平5−135470
号公報に記載されているディスクドライブ装置のよう
に、ローディング時には、イジェクトスプリングに抗し
て、カートリッジをカートリッジホルダ内の所定のロー
ディング位置まで手動で押し込み操作し、そのローディ
ング位置へのカートリッジの挿入を検知すると、モータ
の駆動でカムが回転し、カートリッジホルダとともにカ
ートリッジをドライブ位置に移動させるようにし、一
方、イジェクト時には、モータの駆動でカムが逆回転
し、カートリッジホルダとともにカートリッジをドライ
ブ位置からカートリッジ挿脱位置に移動させ、イジェク
トスプリングの付勢によって、カートリッジをカートリ
ッジホルダ内から排出するようにしている。
【0005】また、カートリッジのローディング機構を
備えたディスクドライブ装置もあり、カートリッジホル
ダ内へのカートリッジの挿入を検知すると、そのカート
リッジをローディング機構でカートリッジホルダ内のロ
ーディング位置まで自動的に引き込み移動させ、イジェ
クト時にはローディング機構でカートリッジホルダ内か
らカートリッジを自動的に排出移動させるようにしてい
る。ローディング機構は、一般的に、カートリッジホル
ダに挿入されるカートリッジを一対のローディングロー
ラ間に挟み込み、これらローディングローラの回転駆動
によってカートリッジをローディングおよびイジェクト
するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−135470号公報に記載されているディスクドラ
イブ装置のように、イジェクトスプリングに抗してカー
トリッジを手動により押し込み操作するのでは、操作感
が損なわれ、商品性に劣る問題がある。
【0007】また、ローディング機構を備える場合、カ
ートリッジホルダに一対のローディングローラやこれら
ローディングローラを駆動するギヤ機構、さらにはモー
タなども配設しなければならず、構造が複雑になるとと
もに、小形化が難しい問題がある。
【0008】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、簡単な構成でカートリッジをローディングおよび
イジェクトできるディスクドライブ装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のディスク
ドライブ装置は、ディスクを収納したカートリッジが挿
脱されるカートリッジホルダと、このカートリッジホル
ダに挿脱されるカートリッジのローディング方向および
イジェクト方向に対応して移動されるローディングベー
スと、このローディングベースに設けられ、前記カート
リッジホルダに挿入されるカートリッジに係脱可能に係
合される係合手段と、回動により前記ローディングベー
スをローディング方向およびイジェクト方向に移動させ
るカムと、このカムを回動させる駆動手段とを備えてい
るものである。
【0010】そして、カートリッジホルダに挿入される
カートリッジに係合手段が係合し、回転されるカムによ
って係合手段が設けられたローディングベースをローデ
ィング方向およびイジェクト方向に移動させることによ
り、カートリッジをローディングおよびイジェクトす
る。
【0011】請求項2記載のディスクドライブ装置は、
ディスクを収納したカートリッジが挿脱されるカートリ
ッジホルダと、このカートリッジホルダに挿脱されるカ
ートリッジのローディング方向およびイジェクト方向に
対応して移動されるローディングベースと、このローデ
ィングベースに設けられ、前記カートリッジホルダに挿
入されるカートリッジに係脱可能に係合される係合手段
と、回動により前記ローディングベースをローディング
方向およびイジェクト方向に移動させるカムと、このカ
ムを回動させる駆動手段と、前記カートリッジホルダを
カートリッジが挿脱されるカートリッジ挿脱位置とカー
トリッジのディスク面に垂直な方向であってカートリッ
ジのディスクを回転駆動するドライブ位置とに移動させ
るカートリッジホルダ移動機構とを備え、前記カムは、
前記ローディングベースをローディング方向のローディ
ング位置に移動させた状態で、カートリッジホルダ移動
機構を介してカートリッジホルダをドライブ位置に移動
させるものである。
【0012】そして、カートリッジホルダに挿入される
カートリッジに係合手段が係合し、回転されるカムによ
って係合手段が設けられたローディングベースをローデ
ィング方向およびイジェクト方向に移動させることによ
り、カートリッジをローディングおよびイジェクトす
る。さらに、カムにより、ローディングベースをローデ
ィング方向のローディング位置に移動させた状態で、カ
ートリッジホルダ移動機構を介して、カートリッジが挿
脱されるカートリッジ挿脱位置とカートリッジのディス
クを回転駆動するドライブ位置とにカートリッジホルダ
を移動させることにより、カムをローディングベース移
動用とカートリッジホルダ移動機構用とで兼用する。
【0013】請求項3記載のディスクドライブ装置は、
請求項1または2記載のディスクドライブ装置におい
て、カムは、ローディングベースを引っ掛けてローディ
ング方向に移動させる引掛部、およびこの引掛部からカ
ムの外面側に連続されてローディングベースを押動にて
ローディング方向に移動させる押動部を有しているもの
である。
【0014】そして、カムの引掛部でローディングベー
スを引っ掛けてローディング方向に移動させるととも
に、引掛部からカムの外面側に連続する押動部でローデ
ィングベースを押動してローディング方向に移動させる
ことにより、カートリッジのローディング長を確保す
る。
【0015】請求項4記載のディスクドライブ装置は、
請求項1ないし3いずれか記載のディスクドライブ装置
において、ローディングベースがイジェクト方向のイジ
ェクト位置に移動された状態でカートリッジに対して係
合手段を退避させるとともに、ローディングベースがイ
ジェクト位置よりローディング方向に移動された状態で
カートリッジに対して係合手段を係合させる係脱手段を
備えているものである。
【0016】そして、係脱手段により、ローディングベ
ースがイジェクト方向のイジェクト位置に移動された状
態でカートリッジに対して係合手段を退避させるととも
に、ローディングベースがイジェクト位置よりローディ
ング方向に移動された状態でカートリッジに対して係合
手段を係合させることにより、ローディングベースがイ
ジェクト位置にあるとき、カートリッジの挿脱を容易に
する。
【0017】請求項5記載のディスクドライブ装置は、
請求項4記載のディスクドライブ装置において、ローデ
ィングベースに設けられ、カートリッジホルダに挿入さ
れるカートリッジで押動される押動体と、この押動体を
カートリッジのイジェクト方向に付勢する付勢手段とを
備えているものである。
【0018】そして、カートリッジホルダに挿入される
カートリッジで付勢手段に抗して押動体が押動されるこ
とにより、イジェクト時に、ローディングベースがイジ
ェクト位置に移動して係合手段がカートリッジから外れ
ると、付勢手段による付勢により押動体を介してカート
リッジをイジェクト方向に排出させる。
【0019】請求項6記載のディスクドライブ装置は、
請求項5記載のディスクドライブ装置において、付勢手
段による付勢で押動体を介してイジェクト方向に排出さ
れるカートリッジに係脱可能に係合するイジェクトスト
ッパを備えているものである。
【0020】そして、付勢手段による付勢で押動体を介
してイジェクト方向に排出されるカートリッジにイジェ
クトストッパが係合し、カートリッジの必要以上の飛び
出しを防止する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0022】図1および図2において、ディスクドライ
ブ装置のドライブ対象であるカートリッジ1は、例え
ば、光磁気ディスクを内蔵した音楽用のミニディスク
(MD)などで、薄形で四角形状に形成されたカートリ
ッジ本体2と、このカートリッジ本体2内に回転自在に
収納されたディスク3とを有している。
【0023】カートリッジ本体2は、ディスクドライブ
装置への挿入方向(カートリッジ本体2の表面に表示さ
れる矢印方向)や、ディスク3の表面および裏面に対応
して表面および裏面がそれぞれ規定されており、裏面中
央にはディスク3の図示しない金属製のハブが臨む図示
しない孔部が形成され、表裏面の一側(挿入方向から見
て右側)にはディスク3の表裏面が臨む窓孔4が形成さ
れている。
【0024】カートリッジ本体2の両側には、挿入方向
の端部近傍に、溝部5が挿入方向に沿って形成されてい
るとともに、半円弧状のローディング用凹部6が形成さ
れ、また、カートリッジ本体2の他側(挿入方向から見
て左側)にはストッパ用凹部7が形成されている。
【0025】カートリッジ本体2の一側には窓孔4を開
閉するシャッタ8がカートリッジ本体2の一側に沿って
(挿入方向に沿って)スライド開閉するように取り付け
られている。カートリッジ本体2内の一側で窓孔4より
挿入方向寄り位置には、シャッタ8を閉塞位置で係止す
る係止レバー9が配設されており、この係止レバー9の
一部は一側の溝部5内に進入され、溝部5を通じてカー
トリッジ本体2の内方へ押動されることによってシャッ
タ8の係止が解除されるように構成されている。
【0026】次に、ディスクドライブ装置について説明
する。
【0027】なお、図1において、カートリッジ1がデ
ィスクドライブ装置に挿脱される図面上下方向をカート
リッジ挿脱方向と呼び、カートリッジ1がディスクドラ
イブ装置に挿入される図面上方をカートリッジ挿入方向
およびローディング方向Lと呼び、カートリッジ1がデ
ィスクドライブ装置から排出される図面下方をイジェク
ト方向Eと呼ぶ。さらに、カートリッジ1の表面に対応
する側を上面(上側)、裏面に対応する側を下面(下
側)、イジェクト方向Eに対応する側を前面(前側)、
ローディング方向Lに対応する側を後面(後側)、カー
トリッジ挿脱方向と直交する両側を側面(ローディング
方向Lから見て左側を左側面、右側を右側面)として説
明する。
【0028】図1ないし図3において、ディスクドライ
ブ装置は、シャーシ11、カートリッジホルダ12、ローデ
ィング機構13、シャッタ開閉機構14およびカートリッジ
ホルダ移動機構15(後述する図9などに図示する)を有
するドライブ装置本体16を備え、このドライブ装置本体
16が振動吸収作用を有する図示しない複数の緩衝機構を
介して上下に開口する枠状の取付フレーム17の内側に取
り付けられている。
【0029】そして、シャーシ11上には(図3参照)、
ディスクドライブ装置に装填されるカートリッジ1が所
定のドライブ位置(記録再生位置)に位置されたとき
に、ディスク3のハブが係合するディスク回転機構18の
ターンテーブル19が配設されているとともに、カートリ
ッジ本体2の裏面側と係合して位置決めする複数の位置
決め突起20が配設されている。シャーシ11のターンテー
ブル19の側部位置には、図示しないピックアップ機構が
臨んで配設される開口部11a が形成されている。
【0030】ディスク回転機構18は、シャーシ11の上側
に回転自在に配置されるターンテーブル19、およびシャ
ーシ11の下面に取り付けられてターンテーブル19を回転
駆動する図示しないモータを有している。ターンテーブ
ル19は、磁石を有しており、この磁石の磁力によりディ
スク3のハブを吸着保持して一体的に回転可能に構成さ
れている。
【0031】ピックアップ機構は、ディスク3に対して
光(レーザ光)を照射するとともに反射光を受光して信
号の記録および読取をするピックアップ、およびこのピ
ックアップをディスク3の径方向に移動させる送り手段
を有している。
【0032】また、カートリッジホルダ12は、シャーシ
11の上方に位置され、基板部21、この基板部21の両側か
ら下方に折曲して設けられた両側の側板部22、この両側
の側板部22の下側から相対して内方に折曲されたガイド
片部23を有し、前面にカートリッジ1が挿脱される挿脱
口24が形成されているとともに、内部にカートリッジ1
が挿入されるカートリッジ挿入域25が形成されている。
基板部21にはカートリッジ挿脱方向(前後方向)に沿っ
て複数のガイド溝26が形成され、両側の側板部22にはカ
ートリッジホルダ移動機構15に支持される複数のピン27
が突設されている。
【0033】また、ローディング機構13は、カートリッ
ジホルダ12の基板部21の下側に配置されるローディング
ベース31、押動体32および係合手段としてのフック33を
有するとともに、カートリッジホルダ12の後方でシャー
シ11上に配置されるカム34、およびシャーシ11の下面に
取り付けられてカム34を回動させる図示しないカム駆動
手段(カム駆動モータなど)を有している。
【0034】ローディングベース31は、カートリッジホ
ルダ12の基板部21の下側左部域に配置され、カートリッ
ジホルダ12のガイド溝26に摺動可能に係合する複数(左
側の1つのガイド溝26に2つ、右側の1つのガイド溝26
に1つの計3つ)のガイドピン36によってカートリッジ
挿脱方向に平行に移動可能に支持されている。ローディ
ングベース31の下面には、シャーシ11に形成された挿通
開口11b を貫通してシャーシ11の下面側に突出される支
持ピン37が突設され、この支持ピン37にはシャーシ11と
の間にローディングベース付勢手段としてのスプリング
38(図2に図示する)が張設されている。したがって、
ローディングベース31は、スプリング38によってイジェ
クト方向Eに常に付勢されている。ローディングベース
31の後部にはカム34と係合可能とする係合片部39が設け
られ、ローディングベース31の右側にはカム34との干渉
を避ける切欠部40が形成されている。なお、ローディン
グベース31のイジェクト方向Eに移動した位置(図1に
示す位置)をイジェクト位置と呼び、ローディング方向
Lに移動した位置(後述する図7に示す位置)をローデ
ィング位置と呼ぶ。
【0035】押動体32は、ローディングベース31の下側
の前部域に配置され、ローディングベース31の左側前部
に配設される支軸42によって揺動可能に支持されるとと
もに、ローディングベース31に支軸42の位置を中心とし
て円弧状に形成されたガイド溝43にガイド片部44が摺動
可能に係合して揺動可能に支持され、ローディングベー
ス31との間に張設される付勢手段としてのスプリング45
によってイジェクト方向Eに付勢されている。押動体32
の先端には、カートリッジ1と当接される当接部46が形
成されている。押動体32のイジェクト方向Eへの揺動
は、図1に示すように、ガイド片部44がガイド溝43の端
部に当接して規制され、また、押動体32のローディング
方向Lの揺動は、図4に示すように、当接部46がローデ
ィングベース31の前端近傍に押動された位置でローディ
ングベース31側に設けられた図示しないストッパにより
規制される。
【0036】フック33は、ローディングベース31の下側
の左側面域に配置され、押動体32とともに支軸42によっ
て揺動可能に支持され、前端(先端)にカートリッジ1
のローディング用凹部6に係合可能とするフック部48が
形成され、後端とローディングベース31との間にはフッ
ク部48がカートリッジホルダ12の外側方に突出する退避
方向に付勢する付勢手段(フック付勢手段)としてのス
プリング49が張設されている。
【0037】そして、カートリッジホルダ12の左側の側
板部22には、ローディングベース31がイジェクト方向E
のイジェクト位置に移動された図1に示す状態で、スプ
リング49で付勢されているフック33のフック部48がカー
トリッジホルダ12の左外方へ突出する開口部51が形成さ
れている。スプリング49で付勢されているフック33は、
フック33の左側面が開口部51の後縁部と当接した位置で
カートリッジホルダ12の左外方への突出が規制されてい
る。また、ローディングベース31がイジェクト位置より
ローディング方向Lに移動されていくと、フック33の開
口部51の後縁部に対する当接位置がフック33の前端側の
フック部48に近づくように変化していって、スプリング
49の付勢に抗してフック33が支軸42を中心として図1反
時計回り方向に回動され、フック部48が開口部51を通じ
てカートリッジホルダ12内に進入してカートリッジ1の
ローディング用凹部6に係合される。したがって、開口
部51の後縁部は、ローディングベース31がイジェクト方
向Eのイジェクト位置に移動された状態でカートリッジ
1に対してフック33を退避させるとともに、ローディン
グベース31がイジェクト位置よりローディング方向Lに
移動された状態でカートリッジ1に対してフック33を係
合させる係脱手段(フック係脱手段)52として構成され
ている。
【0038】カム34は、略円盤状で、シャーシ11上の後
部略中央にカム軸54によって回転自在に軸支され、図示
しないカム駆動手段のモータからギヤ機構などを介して
駆動力が伝達され、ローディング回転方向(図1時計回
り方向)、およびイジェクト回転方向(図1反時計回り
方向)に回動される。なお、カム34は、図1に示す位置
をイジェクト回転位置とし、後述する図11に示す位置
をローディング回転位置とする。また、図示しないカム
駆動手段のモータの正逆回転作動は、カートリッジ1の
挿入を検知する図示しない挿入検知スイッチによる挿入
検知信号の出力時、図示しないイジェクト操作に伴うイ
ジェクト信号の出力時に行なわれる。
【0039】カム34には、ローディングベース31を移動
させるローディングベース用カム部55、およびカートリ
ッジホルダ移動機構15を作動させるカートリッジホルダ
移動機構用カム部56を有している。
【0040】ローディングベース用カム部55は、カム34
の上面外周部の所定角度領域に突出形成されたカム突部
57を有し、このカム突部57の一方の縁部にローディング
ベース31の係合片部39を引っ掛けてローディングベース
31をローディング方向Lに移動させる引掛部58が形成さ
れているとともに、この引掛部58からカム突部57の外面
側に連続して係合片部39をローディング方向Lに押動す
る押動部59が形成され、さらに、この押動部59に連続し
てカム34の外周面と一致する周面部34a が形成されてい
る。
【0041】カートリッジホルダ移動機構用カム部56
は、カム34の上面に溝状に形成されたカム溝60を有し、
このカム溝60には、引掛部58の近傍位置からカム軸54を
中心とする円弧状で略半周域にわたって形成された第1
の溝部61、この第1の溝部61の端部からカム34の中央側
に向かう第2の溝部62を有している。
【0042】また、シャッタ開閉機構14は、カートリッ
ジホルダ12の右側部に取り付けられたシャッタ開閉体64
を有し、このシャッタ開閉体64には、カートリッジホル
ダ12に挿入されるカートリッジ1のシャッタ8に係脱可
能に係合されるシャッタ係合部65が形成されているとと
もに、カートリッジホルダ12に挿入されるカートリッジ
1の溝部5に進入して係止レバー9をカートリッジ本体
2の内方へ押動してシャッタ8の係止を解除させる係止
解除部66が形成されている。
【0043】なお、後述する図13において、カートリ
ッジホルダ12の左側部には、スプリング45による付勢で
押動体32を介してイジェクト方向Eに排出されるカート
リッジ1のストッパ用凹部7に係脱可能に係合するイジ
ェクトストッパ68が取り付けられている。
【0044】また、図8ないし図10において、カート
リッジホルダ移動機構15は、カートリッジホルダ12をカ
ートリッジ1のディスク3面に垂直な上下方向であって
カートリッジ1が挿脱される高さのカートリッジ挿脱位
置とカートリッジ1のディスク3を回転駆動する高さの
ドライブ位置(記録再生位置)とに移動させるもので、
シャーシ11の両側に固定される両側のサイドプレート7
1、シャーシ11の両側と各サイドプレート71との間でカ
ートリッジ挿脱方向にスライド可能に取り付けられる両
側のスライドプレート72を有している。
【0045】各サイドプレート71は、カートリッジホル
ダ12の両側の各ピン27が上下動可能に挿通される複数の
規制溝73を有し、カートリッジホルダ12の移動を上下方
向に規制するようにしている。各サイドプレート71の下
縁には各規制溝73の近傍位置に対応して複数の引掛部74
が形成され、各引掛部74と各規制溝73を貫通した各ピン
27との間にはカートリッジホルダ12を下方のドライブ位
置へ向けて付勢するカートリッジホルダ付勢手段として
のスプリング75が張設されている。
【0046】各スライドプレート72は、後端に互いに一
体的に連結される連結部76を有し、一方のスライドプレ
ート72の連結部76にカム34のカム溝60に係合されるシャ
フト77が垂設され、カム34の回転に応じて一体的にカー
トリッジ挿脱方向にスライドされる。各スライドプレー
ト72には、カートリッジホルダ12の両側の各ピン27が挿
通される複数のガイド溝78が形成され、このガイド溝78
は、スライドプレート72が前方(イジェクト方向E)に
移動した状態でピン27を介してカートリッジホルダ12を
カートリッジ挿脱位置の高さに支持する第1の支持縁部
79、スライドプレート72が後方(ローディング方向L)
に移動した状態でピン27を介してカートリッジホルダ12
をドライブ位置の高さに支持する第2の支持縁部80、こ
れら第1の支持縁部79と第2の支持縁部80とに傾斜状に
連続する傾斜縁部81を有している。
【0047】また、図3において、取付フレーム17は、
四角形状の枠状に形成されており、この取付フレーム17
の内側にドライブ装置本体16が図示しない複数の緩衝機
構(ダンパー)を介して支持され、シャーシ11に伝わる
振動を緩衝機構で吸収して再生時の音飛びなどを防止す
るように構成されている。そして、ディスクドライブ装
置は、取付フレーム17を介して、各種の音響機器に内蔵
されて使用される。
【0048】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0049】まず、カートリッジ1が装填されていない
ディスクドライブ装置のイジェクト状態について説明す
る。
【0050】図1および図2に示すように、カム34がイ
ジェクト回転位置で待機されており、カム34のローディ
ングベース用カム部55とローディングベース31との係合
が解除され、ローディングベース31がスプリング38の付
勢によってイジェクト方向Eに移動されたイジェクト位
置に位置され、押動体32がスプリング45の付勢によって
イジェクト方向Eに突出揺動され、フック33がスプリン
グ49の付勢によって退避揺動されて、フック部48が開口
部51を通じてカートリッジホルダ12の外側方に突出され
ている。
【0051】カム34がイジェクト回転方向(図1反時計
回り方向)に回転されていることにより、カートリッジ
ホルダ移動機構15では、図8および図9を参照するよう
に(なお、図8および図9はカートリッジ1のローディ
ング過程の状態を示すが、カートリッジホルダ移動機構
15についてはイジェクト状態のまま動作していない)、
スライドプレート72が前方(イジェクト方向E)に移動
されており、ガイド溝78の第1の支持縁部79上にカート
リッジホルダ12のピン27が係合され、カートリッジホル
ダ12がスプリング75の付勢に抗してカートリッジ挿脱位
置の高さに上昇されている。
【0052】次に、ディスクドライブ装置へのカートリ
ッジ1の挿入について説明する。
【0053】図1および図2に示すように、カートリッ
ジ1をカートリッジ本体2に表示される矢印方向を先頭
として、カートリッジホルダ12の挿脱口24に挿入する。
【0054】図4に示すように、カートリッジ1を挿入
していくと、カートリッジ本体2の先端部が押動体32の
当接部46に当接し、スプリング45の付勢に抗して押動体
32が後方のローディング方向Lに向けて押動される。
【0055】図5に示すように、カートリッジ1をさら
に挿入していくと、押動体32がローディングベース31側
の図示しないストッパに当接して後方のローディング方
向Lに向けての移動が規制され、その後は、押動体32と
ローディングベース31とがスプリング38の付勢に抗して
一体的にローディング方向Lへ向けて押動される。
【0056】ローディングベース31がローディング方向
Lへ向けて押動されると、ローディングベース31と一緒
にフック33もローディング方向Lへ向けて移動され、フ
ック33と開口部51の後縁部(フック係脱手段52)との当
接を介して、フック33のフック部48がカートリッジホル
ダ12内に進入するようにスプリング49の付勢に抗して回
動し、フック部48がカートリッジ1のローディング用凹
部6に入り込んで係合される。
【0057】次に、ディスクドライブ装置へのカートリ
ッジ1の挿入に続く、カートリッジ1のローディングに
ついて説明する。まず、カートリッジ1のローディング
位置へのローディングについて説明する。
【0058】図5に示す挿入位置からカートリッジ1を
さらに挿入した時点で、例えばローディングベース31を
介して図示しない挿入検知スイッチが切り換わってカー
トリッジ1の挿入が検知され、図示しないカム駆動手段
が作動されてカム34のローディング回転方向(図5時計
回り方向)への回転が開始される。
【0059】図6に示すように、カム34のローディング
回転方向(図6時計回り方向)への回転が開始される
と、カム34のローディングベース用カム部55がローディ
ングベース31の係合片部39に係合され、ローディングベ
ース31がローディング方向Lに移動される。すなわち、
まず、カム突部57の引掛部58がローディングベース31の
係合片部39に係合されて、ローディングベース31がロー
ディング方向Lに押動され、続いて、図7に示すよう
に、カム突部57の引掛部58に引き続いて押動部59がロー
ディングベース31の係合片部39に係合されて、ローディ
ングベース31がローディング方向Lに押動される。
【0060】そして、このローディングベース31と一緒
にフック33を介してカートリッジ1がローディング方向
Lに移動され、つまりカートリッジ1がカートリッジホ
ルダ12内に引き込まれる。
【0061】また、図4ないし図6に示すように、カー
トリッジ1がカートリッジホルダ12内に挿入されるとと
もに引き込まれていく過程で、カートリッジ1の右側の
溝部5内に係止解除部66が進入され、この係止解除部66
でシャッタ8を閉鎖位置で係止している係止レバー9が
押動されてシャッタ8の係止が解除されるとともに、シ
ャッタ係合部65がシャッタ8に係合される。そのため、
シャッタ係合部65でシャッタ8の移動が阻止されるが、
カートリッジ本体2のローディング方向Lへの移動は継
続されるので、カートリッジ本体2の窓孔4が開放され
ていく。
【0062】そして、図7に示すように、カム突部57の
押動部59に引き続いてカム34の周面部34a がローディン
グベース31の係合片部39に係合された時点で、ローディ
ングベース31のローディング方向Lへの移動が停止さ
れ、ローディングベース31がローディング方向Lに最も
移動したローディング位置に達し、つまり、カートリッ
ジ1がカートリッジホルダ12内の所定のローディング位
置まで引き込まれる。
【0063】カートリッジ1がカートリッジホルダ12内
の所定のローディング位置まで引き込まれた状態では、
シャッタ8が完全に開放移動され、窓孔4が完全に開放
される。
【0064】次に、ローディング位置のカートリッジ1
のドライブ位置へのローディングについて説明する。
【0065】図8は、図7と同様に、カートリッジ1が
ローディング位置に移動された状態を示し、この状態ま
ではカートリッジホルダ移動機構15は作動されていな
い。すなわち、カム34がイジェクト回転位置(図1の位
置)から回転を開始してカートリッジ1がローディング
位置に移動される回転位置(図8の位置)までの間は、
シャフト77に対してカム34のカートリッジホルダ移動機
構用カム部56の第1の溝部61が係合移動され、この第1
の溝部61がカム軸54を中心とする円弧状であるので、シ
ャフト77を介してスライドプレート72が移動されること
なく定位置で保持されている。
【0066】図11および図12に示すように、カム34
がさらに回転することにより、シャフト77に対する係合
が第1の溝部61から第2の溝部62に移り、シャフト77を
介してスライドプレート72が後方へ移動される。
【0067】このスライドプレート72の後方への移動に
より、カートリッジホルダ12の両側の各ピン27に対して
両側のスライドプレート72の各ガイド溝78の傾斜縁部81
が臨み、各ピン27と各傾斜縁部81との係合を介して、複
数のスプリング75で下方のドライブ位置へ向けて付勢さ
れているカートリッジホルダ12が下降される。そして、
各ピン27に対して各ガイド溝78の第2の支持縁部80が臨
むときには、カートリッジホルダ12が所定のドライブ位
置まで下降移動されている。この時点で、カム駆動手段
の駆動が停止され、カム34がローディング回転位置で停
止される。
【0068】そして、カートリッジホルダ12が所定のド
ライブ位置に下降移動されると、カートリッジ1がドラ
イブ位置に位置され、ディスク3のハブがディスク回転
機構18のターンテーブル19と係合(磁力による吸着保
持)される。
【0069】したがって、カートリッジ1のドライブが
可能となり、ディスク回転機構18でディスク3が回転さ
れるとともに、ピックアップ機構によって開放された窓
孔4を通じてディスク3に対して光を照射するとともに
反射光を受光して信号の記録および読取を行なう。
【0070】次に、ディスクドライブ装置からのカート
リッジ1のイジェクトについて説明する。
【0071】カートリッジ1のイジェクトは、基本的に
ローディングと反対の動作によって行なわれるもので、
イジェクト操作などによるイジェクト信号に基づき、カ
ム駆動手段の駆動により、図11に示すローディング回
転位置に位置するカム34のイジェクト回転方向(図11
反時計回り方向)への回転が開始される。
【0072】カム34のイジェクト回転方向(図11反時
計回り方向)への回転により、カートリッジホルダ移動
機構用カム部56の第2の溝部62でシャフト77を介してス
ライドプレート72が前方へ移動され、カートリッジホル
ダ12の両側の各ピン27に対して両側のスライドプレート
72の各ガイド溝78の傾斜縁部81が臨み、各ピン27と各傾
斜縁部81との係合を介して、複数のスプリング75に抗し
て上方のカートリッジ挿脱位置へ向けてカートリッジホ
ルダ12が上昇される。そして、各ピン27に対して各ガイ
ド溝78の第1の支持縁部79が臨むときには、カートリッ
ジホルダ12が所定のカートリッジ挿脱位置まで上昇移動
され、図8および図9に示す状態まで復帰(イジェク
ト)される。
【0073】また、カートリッジホルダ12が所定のカー
トリッジ挿脱位置まで上昇移動されるとき、カートリッ
ジ1のディスク3のハブがディスク回転機構18のターン
テーブル19から離反される。
【0074】なお、カートリッジホルダ12が所定のカー
トリッジ挿脱位置まで上昇移動された後は、シャフト77
とカム34の第1の溝部61とが係合するので、カム34のイ
ジェクト回転方向(図11反時計回り方向)への回転に
よりシャフト77を介してスライドプレート72が移動され
ることなく、カートリッジホルダ移動機構15は待機状態
で保持される。
【0075】続いて、カム34のイジェクト回転方向(図
7反時計回り方向)への回転により、カム34のローディ
ングベース用カム部56によるローディング方向Lへのロ
ーディングベース31の押動が解除されていき、スプリン
グ38の付勢によってローディングベース31がイジェクト
方向Eに移動されるとともに、ローディングベース31と
一緒にカートリッジ1がイジェクト方向Eに移動されて
いき、カートリッジ1がカートリッジホルダ12内から挿
脱口24を通じて前方へ排出されていく。
【0076】カートリッジ1がイジェクト方向Eに移動
されていくことで、図6に示す状態のように、シャッタ
係合部65で保持されているシャッタ8が相対的に閉鎖さ
れ、カートリッジ本体2の窓孔4が閉じられる。
【0077】図6に示す状態では、カム34のローディン
グベース用カム部55にローディングベース31の係合片部
39はまだ係合した状態にあり、この状態から、カム34の
イジェクト回転方向(図6反時計回り方向)へさらに回
転されることにより、カム34のローディングベース用カ
ム部56とローディングベース31の係合片部39との係合が
外れる。
【0078】図13に示すように、カム34のローディン
グベース用カム部55とローディングベース31の係合片部
39との係合が外れると、スプリング38の付勢でローディ
ングベース31が前方のイジェクト位置まで移動され、ス
プリング49の付勢でフック33のフック部48が開口部51を
通じてカートリッジホルダ12の外側方に突出移動されて
カートリッジ1から外れる。
【0079】フック33がカートリッジ1から外れた段階
で、スプリング45の付勢で押圧体32がイジェクト方向E
に移動され、カートリッジ1がイジェクト方向Eに押し
出されるように移動される。このとき、スプリング45に
よる付勢で押動体32を介してイジェクト方向Eに排出さ
れるカートリッジ1のストッパ用凹部7にイジェクトス
トッパ68が係合され、カートリッジ1がカートリッジホ
ルダ12から飛び出してしまうのが防止される。
【0080】カム34が図1に示すイジェクト回転位置に
復帰すると、カム駆動手段が停止される。
【0081】そして、図13に示すように、カートリッ
ジホルダ12からイジェクトされたカートリッジ1を持っ
て引き抜くことで、イジェクト完了となる。
【0082】以上のように、カートリッジホルダ12に挿
入されるカートリッジ1にフック33が係合し、回転され
るカム34によってフック33が設けられたローディングベ
ース31をローディング方向Lおよびイジェクト方向Eに
移動させることで、カートリッジ1をローディングおよ
びイジェクトでき、構成を簡素化および小形化にでき
る。
【0083】カム34の引掛部58でローディングベース31
を引っ掛けてローディング方向Lに移動させるととも
に、引掛部58からカム34の外面側に連続する押動部59で
ローディングベース31を押動してローディング方向Lに
移動させるので、小形のカム34を用いてもカートリッジ
1のローディング長を確保できる。
【0084】フック係脱手段52により、ローディングベ
ース31がイジェクト方向Eのイジェクト位置に移動され
た状態でカートリッジ1に対してフック33を退避させる
とともに、ローディングベース31がイジェクト位置より
ローディング方向Lに移動された状態でカートリッジ1
に対してフック33を係合させるので、ローディングベー
ス31がイジェクト位置にあるとき、カートリッジ1を容
易に挿脱できる。
【0085】カートリッジホルダ12に挿入されるカート
リッジ1でスプリング45に抗して押動体32が押動される
ので、イジェクト時に、ローディングベース31がイジェ
クト位置に移動してフック33がカートリッジ1から外れ
ると、スプリング45による付勢により押動体32を介して
カートリッジ1をイジェクト方向Eに排出させることが
できる。
【0086】スプリング45による付勢で押動体32を介し
てイジェクト方向Eに排出されるカートリッジ1にイジ
ェクトストッパ68が係合し、カートリッジ1の必要以上
の飛び出しを防止できる。
【0087】カム34により、ローディングベース31をロ
ーディング方向Lのローディング位置に移動させた状態
で、カートリッジホルダ移動機構15を介して、カートリ
ッジ1が挿脱されるカートリッジ挿脱位置とカートリッ
ジ1のディスク3を回転駆動するドライブ位置とにカー
トリッジホルダ12を移動させるので、カム34をローディ
ングベース移動用とカートリッジホルダ移動機構用とで
兼用でき、構成を簡素化および小形化できる。
【0088】なお、ローディング機構13などのディスク
ドライブ装置の一部は、MDなどの光磁気ディスクのカ
ートリッジに限らず、フレキシブル磁気ディスクのカー
トリッジの場合にも適用でき、同様の作用効果が得られ
る。
【0089】
【発明の効果】請求項1記載のディスクドライブ装置に
よれば、カートリッジホルダに挿入されるカートリッジ
に係合手段が係合し、回転されるカムによって係合手段
が設けられたローディングベースをローディング方向お
よびイジェクト方向に移動させることで、カートリッジ
をローディングおよびイジェクトでき、構成を簡素化お
よび小形化にできる。
【0090】請求項2記載のディスクドライブ装置によ
れば、カートリッジホルダに挿入されるカートリッジに
係合手段が係合し、回転されるカムによって係合手段が
設けられたローディングベースをローディング方向およ
びイジェクト方向に移動させることで、カートリッジを
ローディングおよびイジェクトでき、構成を簡素化およ
び小形化にできる。さらに、カムにより、ローディング
ベースをローディング方向のローディング位置に移動さ
せた状態で、カートリッジホルダ移動機構を介して、カ
ートリッジが挿脱されるカートリッジ挿脱位置とカート
リッジのディスクを回転駆動するドライブ位置とにカー
トリッジホルダを移動させるので、カムをローディング
ベース移動用とカートリッジホルダ移動機構用とで兼用
でき、構成を簡素化および小形化できる。
【0091】請求項3記載のディスクドライブ装置によ
れば、請求項1または2記載のディスクドライブ装置の
効果に加えて、カムの引掛部でローディングベースを引
っ掛けてローディング方向に移動させるとともに、引掛
部からカムの外面側に連続する押動部でローディングベ
ースを押動してローディング方向に移動させるので、小
形のカムを用いてもカートリッジのローディング長を確
保できる。
【0092】請求項4記載のディスクドライブ装置によ
れば、請求項1ないし3いずれか記載のディスクドライ
ブ装置の効果に加えて、係脱手段により、ローディング
ベースがイジェクト方向のイジェクト位置に移動された
状態でカートリッジに対して係合手段を退避させるとと
もに、ローディングベースがイジェクト位置よりローデ
ィング方向に移動された状態でカートリッジに対して係
合手段を係合させるので、ローディングベースがイジェ
クト位置にあるとき、カートリッジを容易に挿脱でき
る。
【0093】請求項5記載のディスクドライブ装置によ
れば、請求項4記載のディスクドライブ装置の効果に加
えて、カートリッジホルダに挿入されるカートリッジで
付勢手段に抗して押動体が押動されるので、イジェクト
時に、ローディングベースがイジェクト位置に移動して
係合手段がカートリッジから外れると、付勢手段による
付勢により押動体を介してカートリッジをイジェクト方
向に排出させることができる。
【0094】請求項6記載のディスクドライブ装置によ
れば、請求項5記載のディスクドライブ装置の効果に加
えて、付勢手段による付勢で押動体を介してイジェクト
方向に排出されるカートリッジにイジェクトストッパが
係合し、カートリッジの必要以上の飛び出しを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、カートリッジホ
ルダ移動機構を省略したディスクドライブ装置およびカ
ートリッジの平面図である。
【図2】同上カートリッジホルダ移動機構を省略したデ
ィスクドライブ装置およびカートリッジの側面図であ
る。
【図3】同上カートリッジホルダ移動機構を省略したデ
ィスクドライブ装置の分解状態の斜視図である。
【図4】同上カートリッジ挿入時のカートリッジホルダ
移動機構を省略したディスクドライブ装置の平面図であ
る。
【図5】同上図4に続くカートリッジ挿入時のカートリ
ッジホルダ移動機構を省略したディスクドライブ装置の
平面図である。
【図6】同上図5に続くローディング時のカートリッジ
ホルダ移動機構を省略したディスクドライブ装置の平面
図である。
【図7】同上図6に続くローディング時のカートリッジ
ホルダ移動機構を省略したディスクドライブ装置の平面
図である。
【図8】同上図7に続くローディング時のディスクドラ
イブ装置の平面図である。
【図9】同上図7に続くローディング時のディスクドラ
イブ装置の側面図である。
【図10】同上ディスクドライブ装置を示し、(a) はカ
ートリッジホルダ移動機構の分解状態の平面図、(b) は
カートリッジホルダ移動機構の分解状態の側面図であ
る。
【図11】同上図8に続くローディング時のディスクド
ライブ装置の平面図である。
【図12】同上図8に続くローディング時のディスクド
ライブ装置の一部の側面図である。
【図13】同上(a) はイジェクト時のディスクドライブ
装置の平面図、(b) はイジェクトストッパの拡大断面図
である。
【符号の説明】
1 カートリッジ 3 ディスク 12 カートリッジホルダ 15 カートリッジホルダ移動機構 31 ローディングベース 32 押動体 33 係合手段としてのフック 34 カム 45 付勢手段としてのスプリング 52 係脱手段 58 引掛部 59 押動部 68 イジェクトストッパ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを収納したカートリッジが挿脱
    されるカートリッジホルダと、 このカートリッジホルダに挿脱されるカートリッジのロ
    ーディング方向およびイジェクト方向に対応して移動さ
    れるローディングベースと、 このローディングベースに設けられ、前記カートリッジ
    ホルダに挿入されるカートリッジに係脱可能に係合され
    る係合手段と、 回動により前記ローディングベースをローディング方向
    およびイジェクト方向に移動させるカムと、 このカムを回動させる駆動手段とを備えていることを特
    徴とするディスクドライブ装置。
  2. 【請求項2】 ディスクを収納したカートリッジが挿脱
    されるカートリッジホルダと、 このカートリッジホルダに挿脱されるカートリッジのロ
    ーディング方向およびイジェクト方向に対応して移動さ
    れるローディングベースと、 このローディングベースに設けられ、前記カートリッジ
    ホルダに挿入されるカートリッジに係脱可能に係合され
    る係合手段と、 回動により前記ローディングベースをローディング方向
    およびイジェクト方向に移動させるカムと、 このカムを回動させる駆動手段と、 前記カートリッジホルダをカートリッジが挿脱されるカ
    ートリッジ挿脱位置とカートリッジのディスク面に垂直
    な方向であってカートリッジのディスクを回転駆動する
    ドライブ位置とに移動させるカートリッジホルダ移動機
    構とを備え、 前記カムは、前記ローディングベースをローディング方
    向のローディング位置に移動させた状態で、カートリッ
    ジホルダ移動機構を介してカートリッジホルダをドライ
    ブ位置に移動させることを特徴とするディスクドライブ
    装置。
  3. 【請求項3】 カムは、ローディングベースを引っ掛け
    てローディング方向に移動させる引掛部、およびこの引
    掛部からカムの外面側に連続されてローディングベース
    を押動にてローディング方向に移動させる押動部を有し
    ていることを特徴とする請求項1または2記載のディス
    クドライブ装置。
  4. 【請求項4】 ローディングベースがイジェクト方向の
    イジェクト位置に移動された状態でカートリッジに対し
    て係合手段を退避させるとともに、ローディングベース
    がイジェクト位置よりローディング方向に移動された状
    態でカートリッジに対して係合手段を係合させる係脱手
    段を備えていることを特徴とする請求項1ないし3いず
    れか記載のディスクドライブ装置。
  5. 【請求項5】 ローディングベースに設けられ、カート
    リッジホルダに挿入されるカートリッジで押動される押
    動体と、 この押動体をカートリッジのイジェクト方向に付勢する
    付勢手段とを備えていることを特徴とする請求項4記載
    のディスクドライブ装置。
  6. 【請求項6】 付勢手段による付勢で押動体を介してイ
    ジェクト方向に排出されるカートリッジに係脱可能に係
    合するイジェクトストッパを備えていることを特徴とす
    る請求項5記載のディスクドライブ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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