JP3586950B2 - 再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カートリッジに収納されたディスク等の記録媒体を再生する再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の再生装置としてディスク装置は、ディスクを再生するには、ディスクカートリッジを装填、即ちディスクカートリッジのローディング動作においてシャッタを開放し、開口部に表出されるディスクをその中心部においてターンテーブルに対してチャッキングするように構成されている。
【0003】
このようなディスク装置において、ディスクカートリッジのシャッタを開放しながらローディングを行う従来のディスクカートリッジのローディング機構を図11及び図12に示す。
【0004】
このローディング機構1は、スピンドルモータ2とターンテーブル3から成るディスク回転機構4が取付けられたメインシャーシ5と、ディスクカートリッジ6を挿抜可能に保持するカートリッジホルダ7と、メインシャーシ5上を前後方向に摺動し、カートリッジホルダ7をメインシャーシ5、即ち、ターンテーブル3に対して昇降操作するスライダ8と、ディスククランパ9をカートリッジホルダ7の上面側のクランパ挿入窓7aに対して内外に進退させるようにスライダ8により昇降操作されるクランパ支持プレート10とを備えている。
【0005】
そして、このローディング機構1のカートリッジホルダ7には、ディスクカートリッジ6の収納ディスクDの中心部から外周方向の一部分を表出する開口部6aを開閉するシャッタ11を開閉操作するシャッタ開閉機構12が取付けられている。このシャッタ開閉機構12は、カートリッジホルダ7の後半部、即ち、ターンテーブル3とディスククランパ9が対向するチャッキング部の後方側に位置して先端に係合突子13aを取付けたシャッタ開閉アーム13を、その基端において前後方向に回転可能に軸支持すると共にばね部材14により常時前方へ回転付勢して構成されている。
【0006】
このように構成されるローディング機構1は匣体15に収納保持される。この匣体15には図13及び図14に示すようにディスクカートリッジ6をカートリッジホルダ7に対して挿抜する口部15aを形成してあり、この口部15aに軸16a,16bにより軸支された蓋板17を一方の軸16aに巻装したねじりコイルばね18により閉塞方向の付勢力を付与して、ディスクカートリッジ6が挿入されていないときは閉じられて外部の塵埃等の侵入を防止するようになされている。
【0007】
この匣体15に収納保持されるローディング機構1のカートリッジホルダ7は、ディスクカートリッジ6の挿入前の状態では下面側がターンテーブル3のセンタリング部3aとほぼ同一面上に位置するようにメインシャーシ5に対して上昇位置に、また、クランパ支持プレート10は、ディスククランパ9がカートリッジホルダ7のクランパ挿入窓7aから内側へ挿入されない上昇位置にそれぞれスライダ8により保持されている。
【0008】
そこで、カートリッジホルダ7にディスクカートリッジ6を匣体15の口部15aから蓋板17を押開き挿入すると、ディスクカートリッジ6はシャッタ11が閉じたままの状態でターンテーブル3とディスククランパ9が対向するチャッキング部に至り、さらにディスクカートリッジ6を挿入させてチャッキング部を通過させるとシャッタ開閉機構12のシャッタ開閉アーム13の係合突子13aがシャッタ11の係合部に係合し、この状態でディスクカートリッジ6を押圧してさらに挿入するとシャッタ開閉アーム13がばね部材14の付勢力に抗して後方へ回転される。このシャッタ開閉アーム13の後方回転に伴いシャッタ11が開かれ、ディスクカートリッジ6がカートリッジホルダ7に最終端まで挿入された状態でシャッタ開閉アーム13も最後部まで回転されてこれによりシャッタ11は全開され、収納ディスクDの中心部から外周方向の一部分が開口部6aから表出される。
【0009】
このようにして、ディスクカートリッジ6がカートリッジホルダ7に最終端まで挿入され、シャッタ11が全開し、収納ディスクDの中心部から外周方向の一部分が表出された状態で、カートリッジホルダ7全体がスライダ8の摺動動作により垂直に下方に移動してディスクDが中心部においてターンテーブル3上に載置され、その中心孔がセンタリング部3aに嵌合されると共に、クランパ支持プレート10も下降されてクランパ9がカートリッジホルダ7のクランパ挿入窓7aから内部に挿入されてディスクDの中心部にターンテーブル3と対向して圧接され、ターンテーブル3のセンタリング部3aに取付けられたマグネットに吸着されてターンテーブル3と一体に回転し得るようになってローディングが終了する。この状態でディスクDは、ディスクカートリッジ6の内面から離れた状態でスピンドルモータ2の回転駆動により回転されて、メインシャーシ5にディスクDの半径方向に移動可能に取付けられた図示しないピックアップ装置により記録情報信号の読み取りが行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このように構成されるディスク装置における匣体15はディスクカートリッジを挿抜する口部15aに軸16a,16bにより軸支される蓋板17は一方の軸16aに巻装したねじりコイルばね18により口部15aを閉塞する方向に付勢するように構成されているが、ねじりコイルばね18等を用いるため部品点数が多く、また、このねじりコイルばね18は蓋板17が完全に閉塞した状態でも付勢力が加わるようにするため、組立時にねじれを加えた状態で取付ける必要があり、このため組立作業に手数を要することになって、作業性が悪く、コスト高になるという問題があった。
【0011】
また、ねじりコイルばね18は蓋板17の一側部の軸16aのみに巻装してあるため蓋板17には一側端部に片寄って閉塞方向の付勢力が作用することになるので蓋板17の開閉が不安定になり易くなる不具合もあった。
【0012】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、カートリッジのローディング機構を薄型化することができ、さらに機構の簡素化により信頼性の向上、コストの低減化を可能にした再生装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明による再生装置は、記録媒体を収納したカートリッジを挿抜可能に保持するカートリッジホルダと、弾性板により形成されキースイッチを操作する操作キー板と、カートリッジホルダに対してカートリッジを挿抜する本体のカートリッジ挿入口を開閉する蓋板とを具備し、操作キー板に蓋板に対向して突片部を一体に突出形成し、この突片部を蓋板に当接させて蓋板の閉塞方向に付勢するように構成したものである。
【0014】
このように構成することにより蓋板は、ねじりコイルばね等の別体の付勢部材を備えることなく弾性板により形成される操作キー板と一体の突片部が保有する弾性力によりカートリッジ挿入口の閉塞方向に付勢されて常時閉塞、即ち、ディスクカートリッジが挿入されていない状態で閉塞される。また、この蓋板の付勢のためにねじりコイルばね等の別部材を備えないことにより部品点数が少なく組立も簡単化される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、日本語辞書情報や英和辞書情報等の情報を記録形成してなる光ディスクおよび音楽信号等を記録形成してなる光ディスク単体を選択的に記録媒体とし、光ディスクから読み出し再生された情報を可視情報として表示部に表示する光ディスクの再生機能および表示機能を備えたディスク装置としてのディスクプレーヤに適用した実施の形態例を説明する。
【0016】
先ず、図1及び図2を参照して本発明をディスク再生装置としてのディスクプレーヤに適用した例について説明する。
【0017】
ディスクプレーヤ20は、本体部21と蓋部22より構成されており、本体部21は後述する本発明による再生装置が内蔵される方形箱状のキャビネット23と、方形箱状の操作パネル24とを合体して構成され、この操作パネル24には、ディスク装置に装填される光ディスクの情報信号の読み出しを制御し、かつ光ディスクからの所望する情報を読み出し再生する多数の操作キー25を配列してなる操作部が設けられている。
【0018】
この操作部は、図3に示すように押圧操作によって弾性変位する多数の操作キー25を一枚のゴム板等の弾性板に一体に形成してなる操作キー板26と、操作キー25の押圧操作によってON/OFFするスイッチ部が形成されたプリント配線板からなるキースイッチ取付板27とによって構成されている。このうち、操作キー板26は、操作パネル24の内側に配設されて、各操作キー25が挿入パネル24の表面部24aに穿設してなる透孔24aに挿通されて表面側に所要高さ突出されている。また、キースイッチ取付板27は、操作キー板26の下に重ね合うようにして操作パネル24の表面部24aの内側に配設されている。この操作キー板26とキースイッチ取付板27は操作パネル24の内側に配設されている。
【0019】
この操作パネル24の一側面部24bには、キャビネット23に内蔵されるディスク装置に後述するディスクカートリッジ200を装填するためのカートリッジ挿入口28が逆凹状に形成され、このカートリッジ挿入口28には両端に軸29a,29bを突設した蓋板29が内側へ回動するように軸着されてディスクカートリッジが挿入されていない状態ではカートリッジ挿入口28を内側から閉塞するようにしてなっている。
【0020】
そして、本例においては、この蓋板29をカートリッジ挿入口28の閉塞を閉塞方向に付勢する付勢手段として、前述した操作部のゴム板等の弾性板により形成される操作キー板26の一側縁部に突片部26aを一体に突出形成し、この突片部26aを図3に示すように蓋板29の閉塞状態においてその裏面に略90°屈曲した状態で当接させて、この突片部26aにより蓋板29が常時閉塞する方向の付勢力を得るようにしてある。
【0021】
このように、弾性板により形成される操作キー板26に一体に突片部26aを突出形成して、この突片部26aを蓋板29を閉塞方向に付勢する付勢部材としたことにより、操作キー板26を組付けると同時に蓋板29の付勢部材が組付けられることになって部品点数の削減と組立て作業性の簡単化が可能になる。
【0022】
また、本例の操作キー板26に突出形成される突片部26aは蓋板29に対して一方の軸支部側に限ることなく任意の位置に対応して形成できるので、蓋板29の中央部に対応して形成することにより両方の軸支部に対して均等の付勢力を付与することができ、蓋板29の開閉動作が一層円滑に行えることになる。
【0023】
また、蓋部22は光ディスクから読み出し再生された情報を画像情報として表示する表示パネルの機能をもつものであり、内面には表示部30が設けられている。この表示部30は、例えば液晶表示素子(LCD)からなる表示パネル30によって構成されている。
【0024】
次に、以上のように構成されるディスクプレーヤに内蔵されるディスク駆動装置の一例を図4〜図10を参照して説明する。
【0025】
図4において31はディスク駆動装置の全体を示し、前述したディスクプレーヤ20の本体部21のキャビネット23と操作パネル24との間に防振部材23を介してフレート状に取付けられるメインシャーシ33と、このメインシャーシ33に、基板面331に対して接離可能に支持されるカートリッジホルダ34と、メインシャーシ33の基板面331上に前後方向に摺動可能に支持され、この摺動動作に伴いカートリッジホルダ34をメインシャーシ33の基板面331に対して接離動作されるスライダ35と、ディスク回転駆動機構36と光学ピックアップ装置37とディスクランパ38とディスクカートリッジ200のシャッタ207を開放するシャッタ開放機構39とから構成されている。
【0026】
メインシャーシ33は、図4及び図6に示すように、基板面部331の後縁部から両側縁部にかけて立上げ面部332,333,334が形成されている。この基板面部331のほぼ中央部にはディスク回転駆動機構36と光学ピックアップ装置37が取付けられており、両側部の前後部には前後方向にスライダ35の案内溝331aガ穿設され、この両側部の後半部側にディスクカートリッジ200の位置決め係止突子331bが突設されている。
【0027】
このメインシャーシ33の基板面部331に取付けられるディスク回転駆動機構36は、スピンドルモータ361とターンテーブル362とから構成されて、スピンドルモータ361はスピンドル361aを基板面331の上面側に突出させて下面側に取付けられ、基部板面部331の上面側に突出されるスピンドルモータ351aの先端にターンテーブル362が固定されており、このターンテーブル362の中心部には、ディスクの中心孔に嵌合しテーブル回転中心とディスク中心を一致させる磁性材からなるセンタリング部362aが設けられている。
【0028】
また、基板面部331に取付けられる光学ピックアップ装置37は、光学ピックアップ371が、基板面部331の中央後半部に形成された開口部331cに下面側から臨み、この光学ピックアップ371を基板面部331の下面側に取付けられるピックアップ送りモータ372によって回転駆動する送りねじ373と開口部331cの一側縁部に形成された摺動案内レール374により支持して構成されている。この光学ピックアップ装置37の光学ピックアップ371は、ピックアップ送りモータ372の駆動による送りねじ373の回転によって開口部331c内をターンテーブル362上のディスクに対し径方向に直線移動する。
【0029】
また、このメインシャーシ33の基板面部331の一側後部の下面側には、スライダ35をロックするロック部材40が備えられている。このロック部材40は略L字状に形成されて屈曲部に係合ピン401が立設されており、一端において基板面331の下面側に軸支し、係合ピン401を基板面331に軸支部を中心に形成された円弧状の案内孔331dから上面側に突出され、トーションばね41により常時前方へ回転付勢させている。
【0030】
一方、このメインシャーシ33の両側立上げ面部333,334には前後部に上下方向、即ち、基板面部331に対して垂直方向に、カートリッジホルダ34の案内溝333a,334aを形成してあり、また後側立上げ面部332の後面両側部と基板面部331の前面両側部には防振部材32の取付け用アーム部332aと331eを突出形成して防振部材32を嵌着している。
【0031】
カートリッジホルダ34は、メインシャーシ33の基板面部331よりやや幅狭の天板面部341の両側に側面部342と343が対向して立上げ形成され、この両側面部342及び343の前半部の下縁には内方へ水平、即ち、天板面部341と平行に保持面部344及び345が突出形成されて、この天板面部341、両側面部342,343及び保持面部344,345により、ディスクカートリッジを挿抜自在に保持する保持部340が形成されている。なお、両側面部342,343及び保持面部344,345の前縁はそれぞれ前方へ延長して外方へ屈曲し案内部342a,343a及び344a,345aが形成されている。
【0032】
また、このカートリッジホルダ34の両側面部342,343の前後部には前述したメインシャーシ33の両側面部333,334の案内溝333a,334aに係合される係合片342b,343bが切起し状に形成され、この係合片342b,343bの前縁は上方に、後縁は下方に折曲して係合接触面積を拡大するようにしてある。
【0033】
そして、このカートリッジホルダ34の天板面部341には前述したターンテーブル362と対応してチャッキング部を構成するディスククランパ38が搖動及び上下動可能に支持されており、このディスククランパ38のディスク当接面381側にはターンテーブル362の磁性材からなるセンタリング部362aに磁性吸着するマグネットが取付けられている。
【0034】
また、このカートリッジホルダ34の天板面部341にはシャッタ開放機構39が備えられている。このシャッタ開放機構39は、天板面部341上を一側部において前端部か後端部にかけて回動するシャッタ開放アーム391とシャッタ開放保持片392とから構成されている。この開放アーム391は平面視略L字状に形成して、先端部を下側に略U字状に折曲して係合ローラ393を取付けて構成し、この開放アーム391を天板面部341に、基端部においてディスククランパ38の支持部近傍に位置して軸環394により軸支すると共に係合ローラ393を含む先端折曲部を、この軸支部を中心に天板面部341の一側部に前端部から後端部にかけて形成した円弧状開溝341aに挿入して天板面部341の下面側、即ち、ディスクカートリッジの保持部340内に望ませて取付けており、トーションばね395により常時前方へ回動付勢されている。またシャッタ開放保持片392は天板面部341に、ディスククランパ42の支持部近傍の円弧状開溝341aに対向する側において下側へ切起し状に形成されている。
【0035】
スライダ35は、メインシャーシ34の両側面部342,343の間隔とほぼ同幅で前面部351と、この前面部351に連続する両側面部352,353とから形成され、前面部351には前縁から下方へ折曲して押圧面部351aが形成されている。また、両側面部352,353の外側縁部の前後に、カートリッジホルダ34の係合片342a,343aが係合される案内カム溝を前方へ高く傾斜して形成した案内面部352a,353aが立上げ形成されており、両側面部352,353にはメインシャーシ34の基板面部331に対して前後方向に摺動自在に係合される係合片352b,353bが下方へ折曲形成され、一側面部352の後端には前述したロック部材40に係合される係止片352cが下方へ折曲して形成されている。
【0036】
そして、このスライダ35は常時メインシャーシ34に対して引張りコイルスプリング(図示せず)により前方へ弾性付勢され、この付勢力に抗して後方へ摺動させた状態でロック部材40により係止片352cを介してロックされる。
【0037】
また、このスライダ35の押圧面部351aにはディスクプレーヤ20の本体部21のキャビネット23に備えた排出釦42に対応させる。この排出釦42は一体に形成された弾性片421により弾性復帰され、この弾性片421のキャビネット23に対する支点位置は変位するようになっており、これにより排出釦42は直線方向に摺動されることになる。
【0038】
以上のように構成されるディスク駆動装置31において、カートリッジホルダ34の保持部340に対しディスクカートリッジ200の挿入前の状態では、カートリッジホルダ34は、スライダ35がメインシャーシ33に対して後退位置でロック部材40によりロックされていることにより、係合片342a,343aに対してスライダ35の案内面部352a,353aの案内カム溝の高位部が摺接し、これによりメインシャーシ33の案内溝333a,334aに沿って押上げられた位置にあり、この状態でターンテーブル362のセンタリング部362aとディスククランパ38のディスク当接面381との間隔をディスクカートリッジ200の中央前側部200aの厚みよりやや大なるように設定してある。そしてロック部材40の係合ピン401は保持部340内に位置している。この状態でカートリッジホルダ34に備えたシャッタ開放機構39のシャッタ開放アーム391は、トーションばね395により前方へ回動付勢されて係合ローラ393を含む先端折曲部が保持部340の前口部に位置されている。
【0039】
そこで、カートリッジホルダ34に対するディスクカートリッジ200の挿入において、その保持部340の前口部にディスクカートリッジ200の前面側を対応させるとシャッタ207の前面の係合凹部208がシャッタ開放アーム391の係合ローラ393に係合される。この状態でディスクカートリッジ200を押込むとシャッタ開放アーム391がトーションばね395の付勢力に抗して回動され、この回動に伴いシャッタ207の開放が始まる。ディスクカートリッジ200がさらに押込まれシャッタ開放アーム391が図8に示す中間位置まで回動されるとシャッタ207は開放を終了し、この位置からシャッタ207はシャッタ開放保持片392により完全開放状態が維持され、これにより、シャッタ207はターンテーブル362とディスククランパ38から逃げた状態になる。
【0040】
このようにディスクカートリッジ200はシャッタ207が開放した状態でターンテーブル362とディスククランパ38との間に挿入されるので、ターンテーブル362のセンタリング部362aとディスククランパ38のディスク当接面381との間隔dは前述したようにディスクカートリッジ200の薄肉部となっている開口窓205の前側部200aの厚みeよりやや大であればよい。
【0041】
さらに、ディスクカートリッジ200の挿入が続けられることにより、シャッタ開放アーム391は円弧開溝341aに沿って移動するため係合ローラ393がシャッタ207の係合凹部208から外れるが、シャッタ207はシャッタ開放保持片392によって保持されているため閉じることはない。
【0042】
このようにして、ディスクカートリッジ200が完全に挿入された時点でスライダ35はロック部材40によるロックが解除されて前方へ摺動付勢され、これによりカートリッジホルダ34全体が垂直に下方に移動してローディングが終了し、ディスクDがターンテーブル362とディスククランパ38によりチャッキングされる。
【0043】
そこで、ディスク回転駆動機構36と光学ピックアップ装置37の作動によりディスクDの再生が行われる。
【0044】
以上のように、本発明の実施例によれば、ディスクカートリッジ200が、チャッキング部、即ち、ターンテーブル362とディスククランパ38との間を通過する前にシャッタ207が開放されるのでディスク装置31のローディング部を薄型に形成できる。
【0045】
なお、ディスクカートリッジ200の開口窓205の前側部200aの厚さは全体の厚さの3分の1以下である。
【0046】
また、ディスククランパ38はカートリッジホルダ34に直接取付けることができるので、従来のクランパ支持プレートのような複雑な機構を省略できてコストダウンや信頼性の向上が大きく寄与できる。
【0047】
以上、本発明の一例を説明したが本発明はこの実施の形態例に退定されるものではなく本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更できるものである。
【0048】
例えば、本発明は光ディスクのディスク装置に限ることなく、フロッピーディスク等のディスク装置にも適用できるもので、この場合は各部材の寸法、形状を使用ディスクに応じて変更することになる。
【0049】
【発明の効果】
以上のように本発明による再生装置は、本体のカートリッジが挿抜されるカートリッジ挿入口を開閉する蓋板を弾性板により形成される操作キー板に一体に形成され弾性を保有する突片部によりカートリッジ挿入口の閉塞方向に付勢するように構成したので、ねじりコイルばね等の別体の付勢部材を備える必要がないため、構成部品点数を削減できると共に組立作業が簡単化されてコストの低減化を図ることができる。
【0050】
また、蓋板には操作キー板の突片部が面接触状に当接して押圧することにより、安定した付勢力が得られると共に擦過音等が発生することなく常に円滑に、かつ確実に閉塞動作され信頼性も向上される等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスク装置としての一例のディスクプレーヤの斜視図である。
【図2】図1に示すディスクプレーヤの一部分の分解斜視図である。
【図3】図1に示すディスクプレーヤの一部分の内部側斜視図である。
【図4】本発明に適用するディスク駆動装置の一例の一部截断した斜視図である。
【図5】図4に示すディスク駆動装置の拡大中央横断面図である。
【図6】図4に示すディスク駆動装置のカートリッジホルダを取外した状態の平面図である。
【図7】図4に示すディスク駆動装置においてディスクカートリッジの挿入動作を説明する一部截断した平面図である。
【図8】図4に示すディスク駆動装置においてディスクカートリッジの挿入動作を説明する平面図である。
【図9】ディスクカートリッジのシャッタを開放した状態の表面側斜視図である。
【図10】ディスクカートリッジのシャッタを開放した状態の裏面側斜視図である。
【図11】従来のディスク装置の一部截断した平面図である。
【図12】図11に示すディスク装置の拡大中央横断面図である。
【図13】従来のディスクプレーヤにおけるディスクカートリッジの挿入部の断面図である。
【図14】図13に示すディスクカートリッジの挿入部の内部側斜視図である。
【符号の説明】
21 本体部
24 操作パネル
26 操作キー板
26a 突片部
28 カートリッジ挿入口
29 蓋板
29a,29b 軸
200 ディスクカートリッジ

Claims (5)

  1. 記録媒体を収納したカートリッジを挿抜可能に保持するカートリッジホルダと、
    弾性板により形成され、キースイッチを操作する操作キー板と、
    上記カートリッジホルダに対して上記カートリッジを挿抜する本体のカートリッジ挿入口を開閉する蓋板とを具備し、
    上記操作キー板に上記蓋板に対向して突片部を一体に突出形成し、
    該突片部を上記蓋板に当接させて上記蓋板を閉塞方向に付勢するようにしたことを特徴とする再生装置。
  2. 上記操作キー板に上記蓋板のほぼ中央部に対向して突片部を一体に突出形成し、
    上記蓋板の中央部寄りに当接させて上記蓋板を閉塞方向に付勢するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 上記操作キー板に上記蓋板の両側部に対向して突片部を一体に突出形成し、上記蓋板の両側面部に当接させて上記蓋板を閉塞方向に付勢するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  4. 上記操作キー板に上記蓋板に対向して一体に突出形成される突片部を上記蓋板の裏面に略90°屈曲させて当接し、上記蓋板を閉塞方向に付勢するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  5. 上記操作キー板はゴム板により形成したことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
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