JPH09282828A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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Publication number
JPH09282828A
JPH09282828A JP8091588A JP9158896A JPH09282828A JP H09282828 A JPH09282828 A JP H09282828A JP 8091588 A JP8091588 A JP 8091588A JP 9158896 A JP9158896 A JP 9158896A JP H09282828 A JPH09282828 A JP H09282828A
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JP
Japan
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cartridge
disc
disk
lid
optical disc
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8091588A
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English (en)
Inventor
Nobuhiko Tsukahara
信彦 塚原
Toshiharu Okanishi
俊治 岡西
Sunao Aoki
青木  直
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円盤状記録媒体を容易に取り出し可能とし、
機械的強度を向上する。 【解決手段】 収納される光ディスク50の前面壁7に
直交する左側壁9に、ディスク収納部に対して光ディス
ク50が挿脱される光ディスク挿脱開口部19が設けら
れたカートリッジ本体2と、挿脱用開口部19に対して
開閉自在に支持された蓋体4とを備える。蓋体4は、左
側壁9でディスク収納部の内方側に位置して設けられた
回動支軸26と、この回動支軸26の近傍を通過する円
弧状に形成されて光ディスク50の外周部57を支持す
る光ディスク支持部27とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク、光磁
気ディスク等の円盤状記録媒体を収納するディスクカー
トリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクや光磁気ディスク等の
ように、2枚のディスク板が貼り合わせられて構成され
た貼り合わせ円盤状記録媒体が提案されている。例え
ば、図7に示すように、直径寸法が120mmの光ディ
スク100は、互いに貼り合わせられた2枚のディスク
板101、102を備えている。これら2枚のディスク
板101、102は、中心孔103を有する円盤状にそ
れぞれ形成されている。また、これらディスク板10
1、102は、合成樹脂材料によって形成された基体
と、この基体の主面上に形成される情報信号層と、この
情報信号層を機械的及び化学的に保護するために情報信
号層上に被覆形成される保護層とを備えている。これら
ディスク板101、102は、基体上の情報信号層が形
成された面を信号記録面としている。これらディスク板
101、102は、この信号記録面の情報信号層が形成
された領域を情報信号領域104とし、中心孔103の
外周で情報信号層が形成されていない領域を載置領域1
05とし、外周縁107側で情報信号層が形成されてい
ない領域を外部領域106としている。
【0003】この光ディスク100を収納する従来のデ
ィスクカートリッジ110は、図7に示すように、例え
ば、略方形の浅皿状のカートリッジ本体111と、この
カートリッジ本体111の後方面側に一方縁が回動自在
に取り付けられた略方形の薄板状の蓋体112とを備え
ている。
【0004】カートリッジ本体111は、一方主面の中
央領域に、光ディスク100が収納される略円形状のデ
ィスク収納部113が設けられている。このディスク収
納部113は、中央部から前面側に亘って略方形状に開
口された再生開口部114が設けられている。これら再
生開口部114は、光ディスク100の情報信号領域1
04の一部、載置領域105及び中心孔103をカート
リッジ本体111の外方に臨ませる大きさに形成されて
いる。また、ディスク収納部113は、中央部の再生開
口部114の外周に、光ディスク100の載置領域10
5を載置する略半円形状の載置凸部115が設けられて
いる。
【0005】蓋体112は、カートリッジ本体111の
表面積よりやや小とされた表面積を有している。この蓋
体112は、カートリッジ本体111のディスク収納部
113を開閉する。蓋体112は、カートリッジ本体1
11の載置凸部115に対応した中央部に、光ディスク
100の載置領域105を支持する光ディスク支持凸部
116が設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
に構成された従来のディスクカートリッジ110は、光
ディスク100を取り出す際に、まず、蓋体112がデ
ィスク収納部113を開放する。ディスクカートリッジ
110は、ディスク収納部113が下方に向けられ、光
ディスク100を自重により下方に移動動作させる。そ
して、この光ディスク100は、中心孔103と外周縁
107とがユーザーの指によって挟まれ、ディスクカー
トリッジ110から取り出される。
【0007】ところが、この従来のディスクカートリッ
ジ110では、ユーザーが光ディスク100を取り出す
際に、光ディスク100を不注意で落下させ、光ディス
ク100の信号記録面を損傷させるおそれがあるといっ
た問題点があった。また、このディスクカートリッジ1
10では、光ディスク100を取り出す際に、光ディス
ク100の信号記録面に不注意でユーザーの指を接触さ
せ、光ディスク100の信号記録面に指紋、塵埃等を付
着させるといった問題点があった。このため、この従来
のディスクカートリッジ110では、光ディスク100
に対して情報信号の再生不能或いは誤再生を生じさせる
ことになる。
【0008】この問題点を解決する手段としては、光デ
ィスク100を自重によりスライド動作させて取り出す
ディスクカートリッジ120が提案されている。このデ
ィスクカートリッジ120は、図8に示すように、光デ
ィスク100が収納されるカートリッジ本体121と、
このカートリッジ本体121の前面側にスライド自在に
取り付けられたシャッタ部材122と、カートリッジ本
体121の後方面側に回動自在に取り付けられた蓋体1
23とを備えている。
【0009】カートリッジ本体121は、略方形の浅皿
状に形成された一対の上ハーフ124と下ハーフ125
とが突き合わせ結合されて構成される。このカートリッ
ジ本体121には、一方主面の中央部から前面側に亘っ
て略方形状に開口された再生開口部126が設けられて
いる。これら再生開口部126は、光ディスク100の
情報信号領域104の一部、載置領域105及び中心孔
103をカートリッジ本体121の外方に臨ませる大き
さに形成されている。
【0010】また、カートリッジ本体121は、一方主
面の再生開口部126を含む前面側に位置して、シャッ
タ部材取付凹部127が段落ち形成されている。このシ
ャッタ部材取付凹部127には、再生開口部126を開
閉する略縦長方形状のシャッタ部材122がスライド自
在に取り付けられている。
【0011】さらに、カートリッジ本体121は、後方
面側を開放した光ディスク挿脱開口部128が設けられ
ている。この光ディスク挿脱開口部128は、光ディス
ク100を挿脱するに足る大きさを有する。この光ディ
スク挿脱開口部128は、後方右側面の内面に位置して
係合凸部が設けられている。
【0012】蓋体123は、一方縁がカートリッジ本体
121の後方縁に回動自在に取り付けられ、光ディスク
挿脱開口部128を開閉する。この蓋体123は、光デ
ィスク挿脱開口部128を閉塞するに足る大きさを有し
ている。この蓋体123は、他方縁側に、光ディスク挿
脱開口部128の内部に設けられた係合凸部に係合する
係合片129が設けられている。
【0013】以上のように構成された従来のディスクカ
ートリッジ120は、光ディスク100を取り出す際
に、まず、蓋体123が光ディスク挿脱開口部128を
開放する。ディスクカートリッジ120は、光ディスク
挿脱開口部128が斜め下方に向けられ、光ディスク1
00を自重により斜め下方にスライド動作させる。そし
て、この光ディスク100は、中心孔103と外周縁1
07とがユーザーの指によって挟まれ、ディスクカート
リッジ120から取り出される。
【0014】しかしながら、この従来のディスクカート
リッジ120では、蓋体123の一方縁がカートリッジ
本体121の後方縁に取り付けられているため、蓋体1
23が光ディスク挿脱開口部128に対して約90°以
上に開放されなければ、光ディスク100を取り出させ
ることが困難であるといった問題点があった。また、こ
の従来のディスクカートリッジ120では、蓋体123
が光ディスク挿脱開口部128を閉塞するに足る長板状
に形成されているため、蓋体123が容易に破損するお
それがあるといった問題点があった。
【0015】そこで、本発明は、円盤状記録媒体を容易
に取り出し可能とし、機械的強度を向上したディスクカ
ートリッジを提供することを目的に提案されたものであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係るディスクカートリッジは、収納される円盤状記
録媒体の主面に直交する一側面部に、ディスク収納部に
対して円盤状記録媒体が挿脱される挿脱用開口部が設け
られたカートリッジ本体と、挿脱用開口部に対して開閉
自在に支持された蓋体とを備える。蓋体は、上記一側面
部に直交する側面部でディスク収納部の内方側に位置し
て設けられた回動支点と、この回動支点の近傍を通過す
る円弧状に形成されて円盤状記録媒体の外周部を支持す
る支持部とを有する。
【0017】また、このディスクカートリッジは、上記
カートリッジ本体の回動支点が設けられた側面部と対向
する側面部に、蓋体に係合する係合部が設けられ、上記
蓋体に、挿脱用開口部を閉塞した際に上記係合部に弾性
変位して係合する被係合片が設けられている。
【0018】以上のように構成された本発明に係るディ
スクカートリッジは、カートリッジ本体の挿脱用開口部
が斜め下方に向けられ、円盤状記録媒体を自重によりス
ライド動作させて蓋体の支持部に当接させる。そして、
ディスクカートリッジは、円盤状記録媒体を蓋体の支持
部に当接させた状態で、蓋体が挿脱用開口部を開放す
る。このとき、蓋体は、回動支点を中心に回転動作す
る。このため、ディスクカートリッジは、円盤状記録媒
体を蓋体の支持部に当接させた状態で、挿脱用開口部の
回動支点の近傍側に円盤状記録媒体をスライド動作させ
る。そして、円盤状記録媒体は、蓋体の支持部に当接さ
れた状態で、外周部等がユーザーの指によって挟まれ、
ディスク収納部から取り出される。
【0019】また、このディスクカートリッジは、蓋体
が挿脱用開口部を開放した状態で、円盤状記録媒体が収
納される。そして、このディスクカートリッジは、蓋体
が光挿脱用開口部を閉塞する。このとき、ディスクカー
トリッジは、蓋体の被係合片がカートリッジ本体の係合
部に弾性変位して係合し、蓋体が挿脱用開口部を閉塞し
た状態に保持される。そして、ディスクカートリッジ
は、蓋体の支持部が円盤状記録媒体の外周部に当接さ
れ、円盤状態記録媒体をディスク収納部に収納支持す
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について、図1乃至図6の図面を参照して詳細に説明
する。本発明の実施の形態として示すディスクカートリ
ッジ1は、光ディスク50を収納自在としている。この
ディスクカートリッジ1に収納される光ディスク50
は、図4にしめすように、厚さ寸法が0.6mmの第1
のディスク板51と厚さ寸法が0.6mmの第2のディ
スク板52とが互いに貼り合わされて構成されている。
したがって、この光ディスク50は、全体の厚さ寸法が
1.2mmとされている。また、この光ディスク50
は、トラックピッチ0.80μmとされている。
【0021】これら一対のディスク板51、52は、中
心孔53を有する円盤状にそれぞれ形成されている。ま
た、これらディスク板51、52は、ポリエステル、ポ
リカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリオレ
フィン等の合成樹脂材料によって形成された基体と、こ
の基体の主面上に形成される情報信号層と、この情報信
号層を機械的及び化学的に保護するために情報信号層上
に被覆形成される保護層とをそれぞれ備えている。これ
らディスク板51、52は、基体上の情報信号層が形成
された面を信号記録面としている。これらディスク板5
1、52は、この信号記録面の情報信号層が形成された
領域を情報信号領域54とし、中心孔53の外周で情報
信号層が形成されていない領域を載置領域55とし、外
周部57で情報信号層が形成されていない領域を外部領
域56としている。これらディスク板51、52は、そ
れぞれの信号記録面を外方に臨ませた状態で、それぞれ
の基体の裏面を互いに貼り合わせて固定されている。
【0022】ディスクカートリッジ1は、図1に示すよ
うに、光ディスク50が収納されるカートリッジ本体2
と、このカートリッジ本体2の前面側にスライド自在に
取り付けられたシャッタ部材3と、カートリッジ本体2
の後方面側に回動自在に取り付けられた蓋体4とを備え
ている。なお、以下の説明において、ディスクカートリ
ッジ1は、図2においてシャッタ部材3が設けられた側
を「前方」とし、これを基準として「右側」、「左側」
及び「後方」とするものとする。
【0023】カートリッジ本体2は、合成樹脂材料等に
より略方形の浅皿状に形成された一対の上ハーフ5と下
ハーフ6とが突き合わせ結合されて構成される。このカ
ートリッジ本体2は、外周部に沿って前方壁7、右側壁
8及び左側壁9が設けられている。また、上下ハーフ
5、6の内面には、図2に示すように、光ディスク50
を収納支持する環状の光ディスク支持壁10がそれぞれ
突設されている。これら光ディスク支持壁10は、ディ
スクカートリッジ1に収納される光ディスク50の収納
位置を規制している。また、これら光ディスク支持壁1
0は、カートリッジ本体2の内部のディスク収納部を構
成している。
【0024】また、カートリッジ本体2には、図2に示
すように、一方主面及び他方主面の中央部から前面側に
亘って略方形状に開口された上下一組の再生開口部11
が設けられている。これら再生開口部11は、光ディス
ク50の情報信号領域54の一部、載置領域55及び中
心孔53をカートリッジ本体2の外方に臨ませる大きさ
に形成されている。したがって、これら再生開口部11
は、光ディスク50に対する情報信号の読み出しを行う
再生装置側の光ピックアップ装置を進入させる。また、
再生開口部11は、光ディスク50の載置領域55を載
置して光ディスク50を回転駆動する再生装置側のディ
スクテーブルを進入させる。
【0025】さらに、カートリッジ本体2は、一方主面
及び他方主面の再生開口部11を含む前面側に位置し
て、シャッタ部材取付凹部12が段落ち形成されてい
る。このシャッタ部材取付凹部12は、再生開口部11
の略3倍の面積を有している。このシャッタ部材取付凹
部12は、シャッタ部材3を右側及び左側の両方向に移
動自在としている。
【0026】さらにまた、カートリッジ本体2は、図1
に示すように、右側壁8の後方側に位置して、装填装置
側の挿脱操作ピンに係合される係合凹部13Aが設けら
れている。この係合凹部13Aは、再生装置に対してデ
ィスクカートリッジ1を差し込み動作或いは取り出し動
作する装填装置側の挿脱操作ピンによって係合される。
【0027】さらにまた、カートリッジ本体2は、左右
側壁9、8の前方側に位置して、再生装置側の着脱操作
ピンに係合される一対の係合凹部14A、14Bがそれ
ぞれ設けられている。これら係合凹部14A、14B
は、再生装置側のディスクテーブルに対して装着動作或
いは脱離動作する再生装置側の着脱操作ピンによって係
合される。
【0028】さらにまた、カートリッジ本体2は、図3
に示すように、他方主面の後方側に位置して仕様識別穴
15が設けられている。仕様識別穴15は、再生装置側
の仕様識別機構によって、カートリッジ本体2に収納さ
れた光ディスク50の信号フォーマット、記録密度等の
仕様を識別させる。
【0029】さらにまた、カートリッジ本体2は、図4
に示すように、後方面側に位置して、ディスク収納部に
対して光ディスク50が挿脱される光ディスク挿脱開口
部19が設けられている。この光ディスク挿脱開口部1
9は、カートリッジ本体2の後方面を開放した後方面開
口部20と、カートリッジ本体2の後方左側面を開放し
た左側面開口部21とから構成されている。後方面開口
部20は、光ディスク50の外径寸法より大とされた幅
寸法を有するとともに、光ディスク50の厚さ寸法より
大とされた高さ寸法を有する。左側面開口部21は、光
ディスク50の厚さ寸法より大とされた高さ寸法を有す
る。この光ディスク挿脱開口部19は、図3に示すよう
に、右側壁の後方側の内面に位置して係合凸部22が設
けられている。
【0030】シャッタ部材3は、図1に示すように、カ
ートリッジ本体2の前面側に設けられたシャッタ部材取
付凹部12にスライド自在に取り付けられている。シャ
ッタ部材3は、略縦長方形状の薄い金属板が屈曲されて
相対向する一対のシャッタ板部16と、これらシャッタ
板部16に一方縁を連結する連結板部17とによって略
コ字状に形成されている。このシャッタ部材3は、シャ
ッタ板部16が再生開口部11を閉塞し得る大きさに形
成されている。
【0031】シャッタ部材3は、連結板部17の両側に
再生装置側のシャッタ開放ピンが係合する切り欠き部1
8が切り欠いて形成されている。また、シャッタ部材3
には、一端部がカートリッジ本体2の内部に掛け止めさ
れたトーションバネの他端部が掛け止めされている。こ
のシャッタ部材3は、トーションバネにより再生開口部
11を閉塞する方向へと付勢されている。そして、シャ
ッタ部材3は、シャッタ部材取付凹部12の右側或いは
左側に移動動作され、再生開口部11を開閉する。
【0032】蓋体4は、図4に示すように、カートリッ
ジ本体2の後方面側に位置して、光ディスク挿脱開口部
19に対して開閉自在に支持されている。蓋体4は、左
側壁9でディスク収納部の内方側に位置して設けられた
回動支軸26と、この回動支軸26に一方縁25が回動
自在に取り付けられた左側面蓋体部24と、この左側面
蓋体部24に垂直に設けられた後方面蓋体部23と、こ
の後方面蓋体部23に突出して設けられた略薄板状の光
ディスク支持部27とを有している。
【0033】蓋体4は、この左側面蓋体部24が光ディ
スク挿脱開口部19の左側面蓋体部21を開閉し、後方
面蓋体部25が光ディスク挿脱開口部19の後方面蓋体
部23を開閉する。蓋体4は、この後方面蓋体部23が
ディスクカートリッジ1の後方面を構成し、左側面蓋体
部24がディスクカートリッジ1の左側面の後方側を構
成する。
【0034】左側面蓋体部24は、光ディスク挿脱開口
部19の左側面開口部21によりやや大とされた高さ寸
法を有するとともに、左側面開口部21の幅寸法よりや
や大とされた幅寸法を有する。また、後方面蓋体部23
は、光ディスク挿脱開口部19の後方面開口部20の高
さ寸法よりやや大とされた高さ寸法を有するとともに、
後方面開口部20の幅寸法よりやや大とされた幅寸法を
有する。したがって、この蓋体4は、光ディスク挿脱開
口部19を閉塞するに足る大きさを有している。
【0035】左側面蓋体部24には、図2に示すよう
に、右側壁8の後方側の係合凹部13Aに対応して、再
生装置に対してディスクカートリッジ1を差し込み動作
或いは取り出し動作する装填装置側の挿脱操作ピンによ
って係合される係合凹部13Bが設けられている。
【0036】光ディスク支持部27は、図4に示すよう
に、回動支軸26の近傍を通過する円弧状に形成された
支持面28を有している。この支持面28は、カートリ
ッジ本体2側が光ディスク50の外周部57の円形状に
対応した形状とされている。この光ディスク支持部27
は、光ディスク50がカートリッジ本体2に収納されて
蓋体4が閉塞した状態で、支持面28が光ディスク50
の外周部57を支持する。
【0037】この光ディスク支持部27の右側面には、
カートリッジ本体2側に向かって突出された係合片29
が設けられている。この係合片29は、蓋体4が光ディ
スク挿脱開口部19を閉塞した状態で、光ディスク挿脱
開口部19の内部に設けられた係合凸部22に弾性変位
して係合する。このとき、この係合片29は、蓋体4を
光ディスク挿脱開口部19に対して閉塞した状態に保持
する。
【0038】この光ディスク支持部27の右側には、カ
ートリッジ本体2の仕様識別穴15に対応して設けられ
た仕様識別穴30が設けられている。また、光ディスク
支持部27の右側には、貫通孔31が設けられている。
この貫通孔31の内部には、図3に示すように、ロック
ピン32が連結されている。このロックピン32は、蓋
体4がカートリッジ本体2の光ディスク挿脱開口部19
を閉塞した状態で、カートリッジ本体2の一方主面の後
方側に設けられたロック穴33に進入している。このロ
ックピン32は、蓋体4を光ディスク挿脱開口部19に
対して閉塞した状態に保持する。また、このロックピン
32は、カートリッジ本体2のロック穴33から取り出
されると、蓋体4を光ディスク挿脱開口部19に対して
開放することが可能な状態にする。
【0039】以上のように構成された実施の形態ディス
クカートリッジ1は、図4に示したように、蓋体4が光
ディスク挿脱開口部19を開放した状態で、光ディスク
50がディスク収納部に収納される。このとき、ディス
クカートリッジ1は、光ディスク支持壁10によって光
ディスク50をディスク収納部に収納支持する。そし
て、このディスクカートリッジ1は、蓋体4が光ディス
ク挿脱開口部19を閉塞する。このとき、ディスクカー
トリッジ1は、蓋体4の係合片29が弾性変位してカー
トリッジ本体2内部の係合凸部22に係合して、蓋体4
が光ディスク挿脱開口部19を閉塞した状態に保持され
る。そして、ディスクカートリッジ1は、蓋体4に設け
られた光ディスク支持部27の支持面28が光ディスク
50の外周部57に当接され、光ディスク50をディス
ク収納部に収納支持する。
【0040】このディスクカートリッジ1は、光ディス
ク50が収納された状態で一方主面を表面にして再生装
置に装填されると、シャッタ部材3の切り欠き部18が
再生装置側のシャッタ開放ピンに係合される。そして、
シャッタ部材3は、再生装置側のシャッタ開放ピンによ
って押圧操作され、シャッタ部材取付凹部12上をスラ
イド動作する。そして、シャッタ部材3は、カートリッ
ジ本体2の再生開口部11を開放する。このとき、トー
ションバネは、シャッタ部材3が再生開口部11を閉塞
する方向に畜勢される。
【0041】そして、この再生開口部11には、再生装
置側のディスクテーブルにディスクテーブルが進入す
る。このとき、光ディスク50は、載置領域55がディ
スクテーブルに載置されるとともに、中心孔53がディ
スクテーブル上の支持凸部に進入されて支持される。そ
して、光ディスク50は、再生装置側のディスクテーブ
ルが回転駆動することにより、高速で回転動作する。ま
た、再生開口部11には、再生装置側の光ピックアップ
装置が進入する。このとき、光ディスク50は、高速で
回転された状態で、光ピックアップ装置により情報信号
の読み出しが行われる。
【0042】また、ディスクカートリッジ1は、再生装
置から取り出されると、再生装置側のシャッタ開放ピン
がシャッタ部材3の切り欠き部18に係合した状態から
解除される。シャッタ部材3は、畜勢されたトーション
バネの弾性力により押圧操作され、シャッタ部材取付凹
部12上をスライド動作する。そして、シャッタ部材3
は、カートリッジ本体2の再生開口部11を閉塞する。
【0043】光ディスク50は、仕様態様の異なる再生
装置によって、ディスクカートリッジ1から取り出され
た状態で使用されることもある。この場合、ディスクカ
ートリッジ1は、カートリッジ本体2の光ディスク挿脱
開口部19が斜め下方に向けられ、光ディスク50を自
重によりスライド動作させて光ディスク支持部27の支
持面28に当接させる。
【0044】そして、ディスクカートリッジ1は、図5
に示すように、光ディスク50を光ディスク支持部27
の支持面28に当接させた状態で、蓋体4が光ディスク
挿脱開口部19を開放する。このとき、蓋体4は、左側
面蓋体部24の回動支軸26を回動支点として回転動作
する。このため、ディスクカートリッジ2は、光ディス
ク50を光ディスク支持部27の支持面28に当接させ
た状態で、図5中に矢印Mで示すように、カートリッジ
本体2の左側面開口部21側に光ディスク50をスライ
ド動作させる。そして、この光ディスク50は、光ディ
スク支持部27の支持面28に当接された状態で、中心
孔53と外周部57とがユーザーの指によって挟まれ、
図6中に矢印Nで示すように、カートリッジ本体2の内
部のディスク収納部から後方右側に取り出される。
【0045】上述した実施の形態ディスクカートリッジ
1によれば、蓋体4がこの回動支軸26の近傍を通過す
る円弧状に形成された光ディスク支持部27を有してい
ることにより、光ディスク50を光ディスク支持部27
の支持面28に当接させた状態で蓋体4に光ディスク挿
脱開口部19を開放させるため、光ディスク50を容易
に取り出すことができる。
【0046】また、このディスクカートリッジ1は、カ
ートリッジ本体2の左側壁9でディスク収納部の内方側
に位置して蓋体4の回動支軸26が設けられたことによ
り、光ディスク50を取り出す際に、光ディスク挿脱開
口部19の左側面開口部21側に光光ディスク50をス
ライド動作させるため、蓋体4が光ディスク挿脱開口部
19に対して少ない回動量で開放しても、光ディスク5
0を容易に取り出すことができる。
【0047】したがって、このディスクカートリッジ1
は、不注意により光ディスク50を損傷させ、指紋、塵
挨等を付着させることを防止し、光ディスク50を確実
に保護する。
【0048】また、ディスクカートリッジ1は、蓋体4
がこの回動支軸26の近傍を通過する円弧状に形成され
た光ディスク支持部27を有していることにより、蓋体
4が光ディスク挿脱開口部19を閉塞した状態で蓋体4
の光ディスク支持部27が光ディスク50をディスク収
納部に確実に収納支持し、収納された光ディスク50が
ガタツキを生じることを防止する。
【0049】さらに、ディスクカートリッジ1は、蓋体
4がこの回動支軸26の近傍を通過する円弧状に形成さ
れた光ディスク支持部27を有していることにより、蓋
体4の機械的強度が向上される。
【0050】さらにまた、ディスクカートリッジ1は、
カートリッジ本体2に係合凸部22が設けられるととも
に蓋体4に係合片29が設けられたことにより、蓋体4
の係合片29がカートリッジ本体2の係合凸部22に弾
性変位して係合するため、蓋体4が光ディスク挿脱開口
部19を閉塞した状態に確実に保持される。
【0051】また、実施の形態ディスクカートリッジ1
は、両面再生用としてカートリッジ本体2の一方主面及
び他方主面に再生開口部11が設けられたが、片面再生
用としてカートリッジ本体の一方主面及び他方主面のい
ずれか一方に再生開口部が設けられても良い。このと
き、シャッタ部材3は、左方向及び右方向のいずれか一
方向にスライド動作して再生開口部を開閉するようにカ
ートリッジ本体2に取り付けられても良い。さらに、こ
のディスクカートリッジ1は、蓋体4が回動支軸26に
よりカートリッジ本体2に回動自在に取り付けられた
が、蓋体がヒンジを介してカートリッジ本体に回動自在
に一体に形成されても良い。
【0052】さらにまた、このディスクカートリッジ1
は、光ディスク50の他に情報信号の書き込みが可能な
光磁気ディスク等の円盤状記録媒体を収納するディスク
カートリッジにも適用される。このとき、ディスクカー
トリッジで1は、カートリッジ本体2の一方主面の後方
側に設けられた上記ロック穴33が誤消去防止穴として
も機能する。
【0053】
【発明の効果】本発明に係るディスクカートリッジで
は、蓋体がこの回動支点の近傍を通過する円弧状に形成
された支持部を有していることにより、円盤状記録媒体
を蓋体の支持部に当接させた状態で蓋体に挿脱用開口部
を開放させるため、円盤状記録媒体を容易に取り出すこ
とができる。
【0054】また、このディスクカートリッジは、カー
トリッジ本体の側面部でディスク収納部の内方側に位置
して蓋体の回動支点が設けられたことにより、円盤状記
録媒体を取り出す際に、挿脱用開口部の回動支点の近傍
側に円盤状記録媒体をスライド動作させるため、蓋体が
挿脱用開口部に対して少ない回動量で開放しても、円盤
状記録媒体を容易に取り出すことができる。
【0055】したがって、このディスクカートリッジ
は、不注意により円盤状記録媒体を損傷させ、指紋、塵
挨等を付着させることを防止し、円盤状記録媒体を確実
に保護する。
【0056】また、ディスクカートリッジは、蓋体がこ
の回動支点の近傍を通過する円弧状に形成された支持部
を有していることにより、蓋体が挿脱用開口部を閉塞し
た状態で蓋体の支持部が円盤状態記録媒体をディスク収
納部に確実に収納支持し、収納された円盤状記録媒体が
ガタツキを生じることを防止する。
【0057】さらに、ディスクカートリッジは、蓋体が
この回動支点の近傍を通過する円弧状に形成された支持
部を有していることにより、蓋体の機械的強度が向上さ
れる。 さらにまた、ディスクカートリッジは、カート
リッジ本体に係合部が設けられるとともに蓋体に被係合
片が設けられたことにより、蓋体の被係合片がカートリ
ッジ本体の係合部に弾性変位して係合するため、蓋体が
挿脱用開口部を閉塞した状態に確実に保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態ディスクカートリッジ
を示す斜視図である。
【図2】同ディスクカートリッジを示す斜視図である。
【図3】同ディスクカートリッジを示す平面図である。
【図4】蓋体が光ディスク挿脱開口部を開放した状態の
上記ディスクカートリッジを示す斜視図である。
【図5】光ディスクを取り出させる状態の上記ディスク
カートリッジを示す平面図である。
【図6】光ディスクを取り出させる状態の上記ディスク
カートリッジを示す平面図である。
【図7】従来のディスクカートリッジを示す斜視図であ
る。
【図8】従来のディスクカートリッジを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ、 2 カートリッジ本体、
4 蓋体、 7 前面壁、 9 左側壁、 19 光
ディスク挿脱開口部、 26 回動支軸、 27 光デ
ィスク支持部、 50 光ディスク、 57 光ディス
クの外周部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状記録媒体が収納されるディスク収
    納部を有する方形状のカートリッジ本体を備えるディス
    クカートリッジにおいて、 収納される円盤状記録媒体の主面に直交する一側面部
    に、ディスク収納部に対して円盤状記録媒体が挿脱され
    る挿脱用開口部が設けられたカートリッジ本体と、 上記一側面部に直交する側面部でディスク収納部の内方
    側に位置して設けられた回動支点と、この回動支点の近
    傍を通過する円弧状に形成されて円盤状記録媒体の外周
    部を支持する支持部とを有し、挿脱用開口部に対して開
    閉自在に支持された蓋体とを備えることを特徴とするデ
    ィスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 上記カートリッジ本体には、回動支点が
    設けられた側面部と対向する側面部に、蓋体に係合する
    係合部が設けられ、 上記蓋体には、挿脱用開口部を閉塞した際に上記係合部
    に弾性変位して係合する被係合片が設けられたことを特
    徴とする請求項1に記載のディスクカートリッジ。
JP8091588A 1996-04-12 1996-04-12 ディスクカートリッジ Withdrawn JPH09282828A (ja)

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Effective date: 20030701