JPH11348917A - テーピング装置 - Google Patents

テーピング装置

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JPH11348917A
JPH11348917A JP10162001A JP16200198A JPH11348917A JP H11348917 A JPH11348917 A JP H11348917A JP 10162001 A JP10162001 A JP 10162001A JP 16200198 A JP16200198 A JP 16200198A JP H11348917 A JPH11348917 A JP H11348917A
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JP
Japan
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carrier tape
component
tape
electronic component
electronic
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Application number
JP10162001A
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English (en)
Inventor
Kikuji Fukai
喜久司 深井
Kazunari Koyama
和成 小山
Taro Yasuda
太郎 安田
Koji Saito
浩二 斉藤
Masanori Ogawara
雅則 大河原
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B15/00Attaching articles to cards, sheets, strings, webs, or other carriers
    • B65B15/04Attaching a series of articles, e.g. small electrical components, to a continuous web
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B35/00Supplying, feeding, arranging or orientating articles to be packaged
    • B65B35/10Feeding, e.g. conveying, single articles
    • B65B35/20Feeding, e.g. conveying, single articles by reciprocating or oscillatory pushers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H37/00Article or web delivery apparatus incorporating devices for performing specified auxiliary operations
    • B65H37/04Article or web delivery apparatus incorporating devices for performing specified auxiliary operations for securing together articles or webs, e.g. by adhesive, stitching or stapling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープによる電子部品の包装、即ちテーピン
グを良好且つ安定して行えるテーピング装置を提供す
る。 【解決手段】 電子部品挿入機400によって電子部品
供給機100の部品取出口105cから取り出したチッ
プ部品Pを、キャリアテープ移動機300によって間欠
移動するキャリアテープ700の凹部701が部品挿入
口308gで停止したタイミングで、キャリアテープ7
00の凹部701内に順次挿入するようにしているの
で、従来装置のようなターンテーブルを用いることによ
る不具合を解消して、テーピングを良好且つ安定して行
うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリアテープの
凹部内に電子部品を順次挿入してカバーテープを付着す
るテーピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種従来のテーピング装置は、電子部
品を整列状態で供給するパーツフィーダと、外周縁に等
角度間隔で設けられた切り欠き部を利用してパーツフィ
ーダからの電子部品を1個ずつ分離して送るターンテー
ブルと、ターンテーブルを切り欠き部間角度毎に所定方
向に間欠的に回転させるテーブル駆動機構と、第1のテ
ープホルダに巻かれているキャリアテープを間欠的に送
り出して第2のテープホルダに巻き取るキャリアテープ
送り機構と、ターンテーブルによって所定位置に送られ
てきた電子部品をターンテーブル及びキャリアテープが
停止している時間を利用してキャリアテープの凹部内に
挿入する部品挿入機構と、第3のテープホルダに巻かれ
ているカバーテープを部品挿入後のキャリアテープに熱
溶着によって付着するカバーテープ付着機構とを備えて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のテーピング
装置では、整列状態で供給されてくる電子部品を1個ず
つ分離し、且つ分離後の電子部品を所定位置に送るため
にターンテーブルを用いているが、このターンテーブル
は外周縁に複数の切り欠き部を有することからそれ自体
の形状が複雑で部品価格も高価となる。また、切り欠き
部の寸法に誤差があると、切り欠き部内への部品取り込
みや、ターンテーブルによる部品送りや、切り欠き部か
らキャリアテープの凹部内への部品挿入等が満足に行え
なくなる不具合がある。
【0004】本発明は前記事情に鑑みて創作されたもの
で、その目的とするところは、テープによる電子部品の
包装、即ちテーピングを良好且つ安定して行えるテーピ
ング装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のテーピング装置は、電子部品を収納するた
めの凹部をテープ長さ方向で所定間隔毎に有するキャリ
アテープと、バルク状に貯蔵された電子部品を整列して
所定の取出位置に1個ずつ供給する電子部品供給機と、
キャリアテープを凹部間隔毎に所定方向に間欠的に移動
させるキャリアテープ移動機と、電子部品供給機の取出
位置にある電子部品を所定の挿入位置で停止したキャリ
アテープの凹部内に順次挿入する電子部品挿入機と、部
品挿入後の凹部を覆うようにキャリアテープにカバーテ
ープを順次付着するカバーテープ付着機とを備える、こ
とをその主たる特徴とする。
【0006】このテーピング装置によれば、電子部品挿
入機によって電子部品供給機の取出位置から取り出した
電子部品を、キャリアテープ移動機によって間欠移動す
るキャリアテープの凹部が所定の挿入位置で停止したタ
イミングで、キャリアテープの凹部内に順次挿入するこ
とができる。つまり、電子部品供給機の取出位置に供給
された電子部品を電子部品挿入機を用いてキャリアテー
プの凹部内に挿入するようにしているので、従来装置の
ようなターンテーブルを用いることによる不具合を解消
して、テーピングを良好且つ安定して行うことができ
る。
【0007】また、本発明のテーピング装置は、電子部
品を収納するための凹部をテープ長さ方向で所定間隔毎
に有するキャリアテープを間欠的に移動させ、所定の挿
入位置で停止したキャリアテープの凹部内に電子部品を
順次挿入するテーピング装置であって、キャリアテープ
が巻き付けられたキャリアテープ繰出リールと、キャリ
アテープ繰出リールからキャリアテープを所定長さずつ
引き出すキャリアテープ引出機構とを備え、キャリアテ
ープ繰出リールはその内孔を該内孔よりも小径の少なく
とも1つのローラによって支持されている、ことをその
主たる特徴とする。
【0008】このテーピング装置によれば、キャリアテ
ープ引出機構によってキャリアテープ繰出リールからキ
ャリアテープを所定長さずつ引き出して、引き出された
キャリアテープを部品挿入に合わせて間欠的に移動する
ことができる。つまり、キャリアテープ繰出リールから
キャリアテープを所定長さ引き出してからこれを間欠移
動させるようにしているので、間欠移動用のアクチュエ
ータとして高能力で大型のものが必要なくなる。また、
キャリアテープ繰出リールの内孔を該内孔よりも小径の
少なくとも1つのローラによって支持してあるので、キ
ャリアテープ引出機構によってキャリアテープ繰出リー
ルからキャリアテープを引き出すときに、キャリアテー
プ繰出リールが慣性によって必要以上に回転してしまう
ことがない。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施形態に係
るテーピング装置の正面図を示してある。このテーピン
グ装置は、装置ベース1と、電子部品供給機100と、
テープ繰出機200と、テープ移動機300と、電子部
品挿入機400と、カバーテープ付着機500と、テー
プ巻取機600とから構成されている。以下に各機器の
構成とその動作を順に説明する。
【0010】電子部品供給機100は、図2乃至図8に
示すように、フレーム101と、貯蔵容器102と、固
定パイプ103と、可動パイプ104と、部品ガイド1
05と、ベルトガイド106と、搬送ベルト107と、
前後一対のプーリー108と、部品ストッパ109と、
操作レバー110と、パイプ駆動レバー111と、ラチ
ェット駆動レバー112と、中継リンク113と、ラチ
ェット支持板114と、ラチェット115と、ラチェッ
トホイール116と、カムホイール117と、ストッパ
駆動板118と、レバー昇降機構119とを備えてい
る。
【0011】フレーム101は、各構成機器を支持する
ためのもので、図示省略のロック機構を介して装置ベー
ス1の上面右側の所定位置に着脱自在に取り付けられ
る。
【0012】貯蔵容器102は、上端を開口した偏平な
貯蔵室102aと、貯蔵室102aの上端開口を開閉自
在に覆う蓋102bとを有している。貯蔵室102aの
底面は、図2において左右対称となる2つの傾斜面から
構成され、該底面の中央には、横断面円形のパイプ挿通
孔102cが縦向きに貫通形成されている。また、貯蔵
室102a内には、図3(A)に示すような角柱形状の
チップ部品P、例えばチップ抵抗器やチップコンデンサ
やチップインダクタ等の1種類がバルク状に多数個貯蔵
されている。このチップ部品Pは何れも外部電極や内部
導体等を備えており、後述する永久磁石109cによる
吸着が可能である。勿論、図2(B)に示すような円柱
形状のチップ部品や、チップ部品以外の電子部品、例え
ばLCフィルターやネットワーク等の複合部品や半導体
素子等の集積回路部品等を供給対象として取り扱うこと
も可能である。
【0013】固定パイプ103は、図4に示すように、
少なくとも内形が矩形のパイプ材から成り、部品ガイド
105にその下端部を固着され、その上端がパイプ挿通
孔102cの上端よりも僅かに低くなるような位置関係
にて、該パイプ挿通孔102cの中心位置に垂直に挿通
配置されている。この固定パイプ103の厚みは、チッ
プ部品Pの端面最大長よりも小さく、また、該固定パイ
プ103の内形は、チップ部品Pの端面形状と相似形で
僅かに大きい。
【0014】可動パイプ104は、図4に示すように、
少なくとも外形が円形のパイプ材から成り、待機状態で
その上端がパイプ挿通孔102c及び固定パイプ103
の上端よりも僅かに低くなるような位置関係にて、パイ
プ挿通孔102cと固定パイプ103との間に形成され
る環状隙間に上下移動可能に配置されている。この可動
パイプ104の厚みは、チップ部品Pの端面最大長より
も僅かに大きく、また、該可動パイプ104の内孔上端
には、すり鉢状のテーパー部104aが形成されてい
る。さらに、可動パイプ104の外面中間部と外面下端
部には係合鍔104b,104cがそれぞれ形成されて
おり、中間鍔104bの上下には104d<104eの
力関係を有するコイルバネ104dと104eが装着さ
れている。勿論、コイルバネ104dと104eの力関
係は104d>104eであってもよい。
【0015】部品ガイド105は、図4及び図5に示す
ように、固定パイプ103の下端開口と連通する湾曲通
路105aを内部に有し、且つ湾曲通路105aの下端
と連通する直線溝105bをその下面に有している。湾
曲通路105aは通路中心に所定の曲率半径を有し、そ
の角度範囲は約90度である。また、湾曲通路105a
の横断面形は固定パイプ103の内孔の横断面形とほぼ
一致している。直線溝105bの横断面形は固定パイプ
103の内孔の横断面形とほぼ一致しており、その前端
上面は部品取出口105cとして開口している。
【0016】ベルトガイド106は、図4及び図5に示
すように、搬送ベルト107の幅及び厚みよりも僅かに
大きな幅及び深さを有する直線溝106aをその上面に
有しており、直線溝106aの幅方向中心が部品ガイド
105の直線溝105bの幅方向中心と一致するよう
に、部品ガイド105の下側に配置されている。また、
ベルトガイド106の前端は部品ガイド105よりも前
方に突出している。
【0017】搬送ベルト107は、図4及び図5に示す
ように、合成ゴム,軟質樹脂等から成る非磁性の無端状
平ベルトまたは無端状タイミングベルトから成り、ベル
トガイド106の前後位置に配置された一対のプーリー
108に所定のテンションをもって巻き付けられてお
り、プーリー間の上側部分をベルトガイド6の直線溝6
a内に配置されている。
【0018】部品ストッパ109は、図5に示すよう
に、非磁性の矩形プレートから成り、その一端をピン1
09aを介してベルトガイド106の前端に回転自在に
支持されている。部品ストッパ109とピン109aま
たはベルトガイド106の先端との間には、部品ストッ
パ109を図5において反時計回り方向に付勢するコイ
ルバネ109bが装着されている。また、部品ストッパ
109の直線溝105b前端と向き合う部分には、希土
類永久磁石等から成る永久磁石109cが、N極面とS
極面の一方が先頭のチップ部品Pと当接するように埋設
されている。この部品ストッパ109の他端は部品ガイ
ド105よりも側方に突出しており、ストッパ駆動板1
08による押圧作動を可能としている。
【0019】操作レバー110は、一端に設けたピン1
10aを中心として回転できるように、貯蔵容器102
の下側位置に配置されている。また、操作レバー110
の上側には、該操作レバー11の復帰位置を規定するた
めのストッパ120が設けられている。このストッパ1
20は、円盤とこれを偏心位置で固定するためのネジと
から構成され、円盤の向きを変更することで操作レバー
110の復帰位置を微調整できる。
【0020】パイプ駆動レバー111は、中央部分に設
けたピン111aを中心として回転できるように、操作
レバー110の下側位置に配置されている。また、パイ
プ駆動レバー111の一端には操作レバー11の下面に
当接するローラー111bが回転自在に設けられてい
る。さらに、パイプ駆動レバー111の他端にはU字形
溝或いは円形孔から成る係合部111c(図4参照)が
設けられており、該係合部111cは可動パイプ104
の下端鍔104cと下側コイルバネ104eとの間に介
装されている。
【0021】ラチェット駆動レバー112は、操作レバ
ー11と共通のピン110aを中心として回転できるよ
うに、操作レバー110の下側位置に配置されている。
このラチェット駆動レバー112と操作レバー110と
の間にはコイルバネ112aが介装されており、該ラチ
ェット駆動レバー112は、操作レバー110の他端
(操作端)が下方に押圧されるときにコイルバネ112
aを介して同方向に押圧される。また、ラチェット駆動
レバー112の左側位置には、該ラチェット駆動レバー
112の復帰位置を規定するためのストッパ121が設
けられている。さらに、ラチェット駆動レバー112と
フレーム101との間には、該ラチェット駆動レバー1
12を図2において時計回り方向に付勢するコイルバネ
112bが張設されており、待機状態においてラチェッ
ト駆動レバー112はその左側縁をストッパ121に当
接している。さらにまた、ラチェット駆動レバー112
の右側位置には、該ラチェット駆動レバー112の回転
限界位置を規定するためのストッパ122が設けられて
いる。このストッパ122は、円盤とこれを偏心位置で
固定するためのネジとから構成され、円盤の向きを変更
することでラチェット駆動レバー112の回転限界位置
を微調整できる。
【0022】中継リンク113は、一端をラチェット駆
動レバー112に回転自在に連結され、他端をラチェッ
ト支持板114に回転自在に連結されており、ラチェッ
ト駆動レバー112の回転変位をラチェット支持板11
4に伝える役目を果たす。
【0023】ラチェット支持板114は、略三角形状の
板材から成り、前側プーリー108の軸108aに回転
自在に支持されている。
【0024】ラチェット115は、先鋭部分bを有する
板材から成り、その基部をピン115aを介してラチェ
ット支持板114に回転自在に支持されている。このラ
チェット115は、ピン部分に装着されたコイルバネ
(図示省略)によって図2において反時計回り方向に付
勢され、その先端をラチェットホイール116の1つの
溝に係合している。
【0025】ラチェットホイール116は、前側プーリ
ー108の軸108aまたはその側面に互いの中心が一
致するように固着されている。このラチェットホイール
116の外周縁には、ラチェット115の先端が係合す
るV字形溝(図示省略)が等角度間隔で複数個形成され
ている。
【0026】カムホイール117は、ラチェットホイー
ル116と同様に、前側プーリー108の軸108aま
たはその側面に互いの中心が一致するように固着されて
いる。このカムホイール117の外周縁には、ストッパ
駆動板118の突起部118cの先端が係合するV字形
溝(図示省略)がラチェットホイール116のV字形溝
と等しい角度間隔で複数個形成されている。
【0027】ストッパ駆動板118は、一端に設けたピ
ン118aを中心として回転できるように、前側プーリ
ー108の右側位置に配置されている。このストッパ駆
動板118は、フレーム101との間に張設されたコイ
ルバネ118bによって反時計回り方向に付勢され、そ
の突起部118cの先端をカムホイール117の1つの
溝に係合している。
【0028】レバー昇降機構119は、装置ベース1の
上面に横向きに配置されたモータ119aと、モータ軸
119bに固着された偏心カム119cとから成る。偏
心カム119cの周面は、操作レバー110の操作端の
上面と接している。勿論、偏心カム119cと操作レバ
ー110の操作端との間に揺動リンクを介装し、該揺動
リンクを介して操作レバー110の操作端を押圧できる
ようにしてもよい。
【0029】ここで、前述の電子部品供給機100の動
作について説明する。この電子部品供給機100におけ
る部品供給動作は、レバー昇降機構119の偏心カム1
19cをモータ119aによって連続的または断続的に
回転させることにより実施される。
【0030】図2に示す状態では、操作レバー110は
ストッパ120に当接していて、可動パイプ4は下降位
置にあり、搬送ベルト107は停止している。また、貯
蔵室102a内の少なくとも一部のチップ部品Pは、図
4に示すようにパイプ摺動孔102cの内面と固定パイ
プ103の外面と可動パイプ104の上面とで形成され
る環状凹部(符号なし)に入り込んでいる。
【0031】図2の状態から、レバー昇降機構119の
偏心カム119cが反時計回り方向に180度回転する
と、図6に示すように、操作レバー110の操作端が下
方に押圧されて該操作レバー110がピン110aを中
心として反時計回り方向に回転し、この回転によってパ
イプ駆動レバー111がピン111aを中心として反時
計回り方向に回転する。これによって、図7に示すよう
に、パイプ駆動レバー111の係合部111cが下降位
置から上昇し、この上昇によって可動パイプ104がコ
イルバネ104dの付勢力に抗して上昇してその上端が
貯蔵室102a内に入り込む。
【0032】可動パイプ104が下降位置から上昇する
過程では、図7に示すように、可動パイプ104及び固
定パイプ103の上側にあるチップ部品Pが可動パイプ
104の突き上げによって解され、このチップ部品Pが
テーパ部104aによって案内されながら、或いは直接
に固定パイプ103の上端開口に長さ向きで1個ずつ取
り込まれる。固定パイプ103内に入り込んだチップ部
品Pは、図7に示すように、該固定パイプ103内を下
方に自重移動してその下端開口と連通する湾曲通路10
5aに入り込み、さらに湾曲通路105a内を下方に自
重移動する。湾曲通路105a内を自重移動するチップ
部品Pはその移動過程で縦向きから横向きに約90度姿
勢変更され、姿勢変更後のチップ部品Pが搬送ベルト1
07上に排出される。
【0033】一方、操作レバー110の操作端が下方に
押圧されるときには、コイルバネ112aを介してラチ
ェット駆動レバー112の端部も下方に押圧される。つ
まり、図6に示すように、ラチェット駆動レバー112
がピン110aを中心としコイルバネ112bの付勢力
に抗して反時計回り方向に回転し、この回転によって中
継リンク113が右方向に引き込まれてラチェット支持
板114が反時計回り方向に所定角度回転する。これに
よって、ラチェット支持板114のラチェット115が
係合しているラチェットホイール116が前側プーリー
108と一緒に反時計回り方向に所定角度回転して、搬
送ベルト107の上側部分が所定距離、好ましくはチッ
プ部品Pの長さ寸法よりも大きな距離前方に移動する。
【0034】また、これと同時に、カムホイール117
がラチェットホイール116と同一方向に同一角度回転
し、この回転によってストッパ駆動板118の突起部1
18cが右方向に押圧されて該ストッパ駆動板118が
コイルバネ118bの付勢力に抗して時計回り方向に所
定角度回転する。これによって、図8に示すように、ス
トッパ駆動板118による部品ストッパ109の押圧が
解かれて該部品ストッパ109がコイルバネ109bの
付勢力によって反時計回り方向に回転して、磁石側の面
を部品ガイド105の前端に当接する。また、カムホイ
ール117が所定角度回転しきったところでは、ストッ
パ駆動板118の突起部118cが反時計回り方向で隣
接する別の溝に係合するため、図5に示すように、該ス
トッパ駆動板118はコイルバネ118bの付勢力によ
って復帰し、部品ストッパ109が再びストッパ駆動板
118によって押圧され、該部品ストッパ109がコイ
ルバネ109bの付勢力に抗して時計回り方向に回転し
て部品ガイド105の前端から離れる。
【0035】搬送ベルト107の上側部分が所定距離前
方移動すると、湾曲通路105aの終端から搬送ベルト
107上に排出されたチップ部品Pが搬送ベルト107
と一緒に前方に移動する。この搬送ベルト107の間欠
移動は操作レバー14の操作端が押圧される度に繰り返
されるため、湾曲通路105a内のチップ部品Pは順次
搬送ベルト107上に排出されて同様に前方移動し、図
8に示すように、複数のチップ部品Pが部品ガイド10
5の直線溝105bよって案内されながら一列に並んだ
状態で前方に搬送される。このときには、図8に示すよ
うに、部品ストッパ109は磁石側の面を部品ガイド1
05の前端に当接しているため、整列状態で前方に搬送
されるチップ部品Pはその先頭のチップ部品Pが部品ス
トッパ109に当接したところで停止し、先頭のチップ
部品Pは永久磁石109cに吸着保持され、後続のチッ
プ部品Pはこの後ろに隙間無く連なる。また、カムホイ
ール117が所定角度回転しきったところでは、ストッ
パ駆動板118及び部品ストッパ109が図5の位置に
復帰するため、図5に示すように、永久磁石109aに
吸着保持されている先頭のチップ部品Pは2番目のチッ
プ部品Pから強制的に引き離され、両部品Pの間に隙間
が形成される。
【0036】つまり、整列状態で前方に搬送されるチッ
プ部品Pが相互に密着しているような場合でも、取出対
象となる先頭のチップ部品Pを2番目のチップ部品Pか
ら完全に分離した状態で取り出すことができるので、先
頭のチップ部品Pを取り出すときに2番目のチップ部品
Pに不要な力が作用して姿勢不良等を生じることがな
く、所期の部品取り出しを良好且つ安定して行うことが
できる。
【0037】図6の状態から、レバー昇降機構119の
偏心カム119cがさらに反時計回り方向に180度回
転すると、図4に示すように、上側コイルバネ104d
の付勢力によって可動パイプ4が104上昇位置から下
降復帰し、これに伴ってパイプ駆動レバー111と操作
レバー110が復帰する。これと同時にラチェット駆動
レバー112,中継リンク113及びラチェット支持板
114も復帰し、前側プーリー108,ラチェットホイ
ール116及びカムホイール117を回転後位置に残し
たまま、ラチェット115がラチェットホイール116
の外周溝に沿って滑動して元の位置に戻り後続の溝に係
合する。ちなみに、固定パイプ103の上端開口への部
品取り込みは、可動パイプ4が上昇位置から下降する過
程でも前記同様に実施される。
【0038】この電子部品供給機100からは、部品取
出口105cに供給され、且つ後続部品から分離されて
いる先頭のチップ部品Pが、後に詳述する電子部品挿入
機400の吸着ノズル404によって取り出されること
になる。先頭のチップ部品Pが取り出された後も、レバ
ー昇降機構119の偏心カム119cの回転に伴って上
記の動作が繰り返されるので、後続のチップ部品Pが部
品取出口105cに順次供給され、同様の分離操作を受
ける。
【0039】テープ繰出機200は、装置ベース1の下
部中央に設けられた支持板201と、該支持板201に
平行に突設された2本のローラ202と、キャリアテー
プ繰出リール203と、キャリアテープ引出機構204
と、緩衝プーリー205とを備えている。
【0040】キャリアテープ繰出リール203には、図
9に示すようなキャリアテープ700が巻き付けられて
おり、該キャリアテープ繰出リール203は、支持板2
01に設けられた2本のローラ202にその内孔を支持
されている。各ローラ202の直径がキャリアテープ繰
出リール203の内孔径よりもかなり細く、しかも2本
のローラ202の間隔がキャリアテープ繰出リール20
3の内孔径よりも小さく設定されているので、キャリア
テープ繰出リール203は2本のローラ202にぶら下
がったような状態でテープ引き出しに合わせて回転す
る。図示を省略したが、キャリアテープ繰出リール20
3がローラ202から外れてしまうことを防止するた
め、両ローラ202の先端にはカバー部材が着脱自在に
取り付けられる。勿論、各ローラ202の先端に抜け出
し防止用の鍔を設けるようにしてもよい。
【0041】キャリアテープ繰出リール203に巻き付
けられているキャリアテープ700は、軟質樹脂,紙等
をその材料として長尺に形成され、湾曲に耐え得る適度
な可撓性を有している。このキャリアテープ700は、
チップ部品Pを横向きで収納するための複数の凹部70
1をテープ長さ方向に等間隔で有している。各凹部70
1の幅,長さ及び深さ寸法のそれぞれはチップ部品Pの
幅,長さ及び高さ寸法よりも僅かに大きく、深さ方向の
一面をテープ上面で開口している。また、テープ700
の幅方向一側には、後述するスプロケット302のガイ
ドピン302aが挿入係合するガイド孔702がテープ
長さ方向に等間隔で設けられている。収納対象となるチ
ップ部品Pのサイズにもよるが、例えば幅,長さ及び高
さ寸法がそれぞれ0.5mm,1mm,0.5mmのチ
ップ部品Pの場合のテープ寸法は幅が約8mmで厚みが
約1mmであり、巻き付け長さは500m〜2000m
程度である。また、図9の符号800はカバーテープで
あり、部品収納状態が外部から確認できるように透明ま
たは半透明のものが好ましく使用される。樹脂製のキャ
リアテープ700を用いる場合にはこれに熱溶着可能な
樹脂材料から形成されたものが使用され、また、紙製の
キャリアテープを用いる場合には紙テープの一面に熱溶
着用の接着層、例えば熱硬化性接着剤の層を予め形成し
たものが好ましく使用される。このカバーテープ800
の幅寸法は、凹部701の長さ寸法よりも付着しろ分だ
け大きい。
【0042】キャリアテープ引出機構204は、装置ベ
ース1に下部右側に配置されたブラケット204aと、
ブラケット204aに横向きに配置されたモータ204
bと、モータ軸204bに固着された引き出しローラ2
04dと、引き出しローラ204dと密着する従動ロー
ラ204eと、ガイドプレート204fとを備えてい
る。キャリアテープ繰出リール203に巻き付けられて
いるキャリアテープ700は、このキャリアテープ引出
機構204を経由してキャリアテープ移動機300に送
り込まれる。
【0043】緩衝プーリー205は、キャリアテープ繰
出リール203とキャリアテープ引出機構204との間
に配置され、同位置にあるキャリアテープ700に作用
する過度の張力を緩衝する役目を果たす。この緩衝プー
リー205は、図10(A)に示すように、固定軸20
5aと、固定軸205aの外側に配置された渦巻状のコ
イルバネ205bと、コイルバネ205bの外側に配置
された可動プーリー205cとから成る。キャリアテー
プ700を引き出すときに、キャリアテープ繰出リール
203とキャリアテープ引出機構204との間にあるキ
ャリアテープ700に過度の張力が作用すると、図10
(B)に示すように、コイルバネ205bを変形させな
がら可動プーリー205cが固定軸205aと平行に変
位して、該張力が緩衝される。
【0044】ここで、前述のテープ繰出機200の動作
について説明する。このテープ繰出機200におけるテ
ープ繰出動作は、キャリアテープ引出機構204の引き
出しローラ204dをモータ204bによって断続的に
回転させることにより実施される。
【0045】図1に示す状態では、キャリアテープ繰出
リール203から引き出されたキャリアテープ700が
緩衝プーリー205を介してキャリアテープ引出機構2
04の引き出しローラ204dと従動ローラ204eの
間に挿入され、ここからキャリアテープ移動機300に
向けて送り込まれている。
【0046】図1の状態から、キャリアテープ引出機構
204の引き出しローラ204dをモータ204bによ
って図中反時計回り方向に所定角度回転させると、引き
出しローラ204dと従動ローラ204eの間に挟まれ
ているキャリアテープ700が引き出しローラ204d
の回転に伴って右上方向に引き出される。1回当たりの
テープ引き出し長さは50mm〜200mm程度である
ため、これに合わせてモータ204bの回転角度が予め
定められている。引き出されたキャリアテープ700が
キャリアテープ移動機300によって送られると、再び
キャリアテープ引出機構204が作動して同様のテープ
引き出しが実施される。
【0047】キャリアテープ700を所定長さ引き出す
とき、キャリアテープ繰出リール203は自らの重量に
伴う慣性によって引き出し長さ以上に回転しようとす
る。しかし、キャリアテープ繰出リール203は、支持
板201に設けられた2本のローラ202にその内孔を
支持されているため、前記慣性による回転力がキャリア
テープ繰出リール203に作用することを抑制して、必
要以上にキャリアテープ繰出リール203が回転してし
まうことを防止できる。図示例ではローラ202を2本
用いたが、ローラ202が1本或いは3本以上であって
も同様の効果を得ることができる。
【0048】また、キャリアテープ繰出リール203と
キャリアテープ引出機構204との間に緩衝プーリー2
05を配置してあるので、キャリアテープ700を所定
長さ引き出すときに、キャリアテープ繰出リール203
とキャリアテープ引出機構204との間にあるキャリア
テープ700に過度の張力が作用するような場合でも、
該張力を緩衝してテープ伸びやテープ切断等の不具合を
未然に防止できる。さらに、緩衝プーリー205が、固
定軸205aと、固定軸205aの外側にコイルバネ2
05bを介して配置された可動プーリー205cとから
構成されているので、簡単な構成で所期の緩衝効果を的
確に得ることができる。
【0049】テープ移動機300は、図11及び図12
に示すように、装置ベース1の上面に立設された支持板
301と、支持板301に回動自在に支持された左右一
対のスプロケット302と、2つのスプロケット302
に巻き付けられた伝達ベルト303と、右側のスプロケ
ット302をテープ移動方向に回転するモータ304
と、伝達ベルト303にテンションを付与する2つのテ
ンションプーリー305と、スプロケット302間に設
けられたテープ支持台306と、テープ支持台306の
上面一部に配置されたテープガイド307と、駆動側の
スプロケット302の上側に設けられた部品挿入ガイド
308と、駆動側のスプロケット302にキャリアテー
プ700を誘導するガイドプレート309(図1参照)
とを備えている。
【0050】各スプロケット302には、キャリアテー
プ700のガイド孔702に挿入係合するガイドピン3
02aがその周面に沿って等角度間隔で設けられてい
る。凹部寸法が異なるキャリアテープを用いる場合で
も、このスプロケット302のガイドピン間隔に一致し
たガイド孔をキャリアテープに設けるようにすれば、ス
プロケットを交換せずに各種のキャリアテープを利用で
きる。また、各スプロケット302の一側面には、伝達
ベルト303を巻き付けるためのプーリ部分302bが
一体または別体で設けられている。伝達ベルト303に
は無端状のタイミングベルトが用いられる関係から、各
プーリ部分302bの周面にはタイミングベルトの歯に
対応した溝が形成されている。
【0051】モータ304は、装置ベース1の上部中央
に設けられたブラケット304aに横向きに配置され、
モータ軸304bを右側のスプロケット302の軸に連
結されている。このモータ304はスプロケット302
を所定角度ずつ間欠的に回転することにより、部品挿入
ガイド306の挿入口308gにキャリアテープ700
の凹部701が順次停止するように、キャリアテープ7
00を凹部間隔毎に左方向に間欠移動する。
【0052】各テンションプーリー305は、前記ブラ
ケット304aの左側に設けられたブラケット305a
(図1参照)に上下移動可能に支持され、コイルバネ3
05bによって下方に付勢されている。2つのテンショ
ンプーリー305の一方は伝達ベルト303の上側部分
に係合し、他方は伝達ベルト303の上側部分に係合し
ているため、2つのスプロケット302は伝達ベルト3
03との間に遊びを生じること無く同期して回転できる
と共に、キャリアテープ700の両スプロケット302
に挟まれる部分に緩みを生じたりテープ支持台306か
ら浮き上がることを防止できる。
【0053】テープ支持台306は、スプロケット30
2によって移動されるキャリアテープ700の下面を支
持するためのもので、各スプロケット302の周面で最
も高い位置と一致する平坦な上面を有している。また、
テープ支持台306には、部品挿入ガイド308を取り
付けるための延長部分306aがその右端に設けられて
おり、該延長部分306a上にはレール306bとネジ
支持部306cが設けられている。
【0054】テープガイド307は、テープ支持台30
6上を移動するキャリアテープ700の方向を規制する
ためのもので、テープ移動状態を外部から確認できるよ
うに好ましくは透明材料から形成されている。このテー
プガイド307の下面にはキャリアテープ700の幅及
び厚み寸法にほぼ一致した幅及び深さ寸法を有する直線
溝307aが設けられており、ネジ等を利用してテープ
支持台306に着脱自在に取り付けられている。このテ
ープガイド307の幅寸法はテープ支持台306の幅寸
法とほぼ一致し、長さ寸法はテープ支持台306の半分
程度でテープ支持台306の右側部分を覆っている。
【0055】部品挿入ガイド308は、キャリアテープ
700の凹部701への部品挿入位置を調整するための
もので、テープ支持台306のレール306bに沿って
左右移動を可能とした第1調節部材308aと、ネジ支
持部306cに回転自在に支持され、第1調節部材30
8aをテープ移動方向に変位させる第1調節ネジ308
bと、第1調節部材308aを固定するための第1固定
ネジ308cと、第1調節部材308aの内側に配置さ
れた板状の第2調節部材308dと、第2調節部材30
8dをテープ移動方向と直交する方向に変位させる第2
調節ネジ308eと、第2調節部材308dを固定する
ための第2固定ネジ308fと、第2調節部材308d
に設けられた部品挿入口308gと、第2調節部材30
8dと向き合うように第1調節部材308aに固着され
た板状の基準部材308hとを備えている。第2調節ネ
ジ308eはその偏心部分を第2調節部材308dに設
けた孔に挿入されその端部を第1調節部材308aにね
じ込まれており、自らの回転によって偏心部分と孔との
位置関係を変化させることで第2調節部材308dをテ
ープ移動方向と直交する方向に変位させる。また、部品
挿入口308gの上端開口縁には、チップ部品Pを部品
挿入口308g内に誘導するためのテーパー部が設けら
れている。この部品挿入ガイド308は、第1調節ネジ
308bと第2調節ネジ308eを適宜回転させること
により、部品挿入口308gを2次元方向に変位させて
その位置を微調整することができる。
【0056】ここで、前述のテープ移動機300の動作
について説明する。このテープ移動300におけるテー
プ移動動作は、駆動側のスプロケット302をモータ3
04によって間欠的に回転させることにより実施され
る。
【0057】テープ繰出機200から引き出されたキャ
リアテープ700はガイドプレート309を介して駆動
側のスプロケット302の上側に導かれ、そのガイド孔
702を両スプロケット302のガイドピン302に係
合した状態で、両スプロケット302に挟まれる部分を
テープ支持台306の表面に接している。
【0058】1つの凹部701が部品挿入ガイド308
の部品挿入口308gに一致している状態で、モータ3
04によって駆動側のスプロケット302を凹部701
の間隔に相当する角度反時計回り方向に回転させると、
駆動側のスプロケット302と同期して他方のスプロケ
ット302も同一角度回動する。これによって、キャリ
アテープ700がテープ支持台306の表面を滑りなが
ら凹部間隔に相当する距離左方向に移動する。このキャ
リアテープ700の間欠的な移動は、電子部品挿入機4
00から部品挿入口308gを通じて凹部701内にチ
ップ部品Pが挿入される度に繰り返される。テープ支持
台306上にテープガイド307が設けられているの
で、テープ支持台306上を移動するキャリアテープ7
00に曲がりや歪みを生じることもない。
【0059】電子部品挿入機400は、図13乃至図1
7に示すように、フレーム401と、回転ヘッド402
と、回転ヘッド402を間欠回転させるモータ403
と、回転ヘッド402に設けられた4個の吸着ノズル4
04と、ノズル昇降アーム405と、アーム昇降機構4
06と、部品有無検査器407と、部品性能検査器40
8を備えている。
【0060】フレーム401は、各構成機器を支持する
ためのもので、装置ベース1の上面中央に立設されてい
る。
【0061】回転ヘッド402は、十字形部分402a
とこの中央に設けられたヘッド軸402bを有してい
る。この回転ヘッド402は、ヘッド軸402bを、フ
レーム401の上面に縦向きに配置されたモータ403
の軸に連結されており、上から見て反時計回り方向に9
0度毎に間欠的に回転する。また、十字形部分402a
の各先端には、吸着ノズル403のノズル軸403cを
上下移動可能に支持するブッシュ402cが設けられて
いる。図示を省略したが、ヘッド軸402bとモータ軸
403aの内部には4系統のエア通路が形成されてお
り、各エア通路の一端は吸着ノズル403にそれぞれ接
続され、他端は4系統のロータリーバルブを介して真空
ポンプ等を備えたエア吸引回路に接続されている。
【0062】各吸着ノズル404は、十字形部分402
aの先端位置にそれぞれ縦向きに配置されている。この
吸着ノズル404は、過負荷時の没入を可能としたバネ
付勢のノズル部404aと、ノズル部404aを支持す
るノズル支持部404bと、ノズル支持部404bに連
設され、且つ前記ブッシュ402cに挿通されたノズル
軸404cと、ノズル軸404cを上方に付勢するコイ
ルバネ404dとを備えている。つまり、各吸着ノズル
404はコイルバネ404dによって上昇に付勢された
ノズル支持部404bの上端をブッシュ402cの下端
に当接しており、この待機状態からノズル軸404cの
上端がコイルバネ404dの付勢力に抗して下方に押圧
されると下降し、押圧が解かれるとコイルバネ404d
の付勢力によって下降位置から復帰する。
【0063】図15に示すように、停止状態の回転ヘッ
ド402を上から見たとき、各吸着ノズル404は、部
品取出位置TPと、第1検査位置DP1と、第2検査位
置DP2と、部品挿入位置IPにそれぞれ停止する。前
記の電子部品供給機100はその部品取出口105cが
部品取出位置TPの吸着ノズル404の真下に位置する
ように配置されており、また、前記のテープ移動機30
0はその部品挿入口308gが部品挿入位置IPの吸着
ノズル404の真下に位置するように配置されている。
【0064】ノズル昇降アーム405は、ヘッド軸40
2b用の挿通孔405aを有する矩形板から成り、その
一端を、フレーム401の上部右側に設けられたブラケ
ット405eに回転自在に支持され、その下面を各吸着
ノズル404と対峙している。また、ノズル昇降アーム
405の上面には、ローラ405cを有する操作突起4
05dが立設されており、該操作突起405dは、フレ
ーム401に形成した孔401aを通じてフレーム上面
側に突出している。
【0065】アーム昇降機構406は、フレーム401
の上面右側に横向きに配置されたモータ406aと、モ
ータ軸406bに固着された偏心カム406cと、ノズ
ル昇降アーム405の操作突起405dを図13におい
て右方向に付勢するコイルバネ406dとから成り、操
作突起405dのローラ405cは偏心カム406cの
周面にバネ付勢下で接している。勿論、偏心カム406
cとノズル昇降アーム405との間に揺動リンクを介装
し、該揺動リンクを介してノズル昇降アーム405の操
作突起405dを押圧できるようにしてもよい。
【0066】部品有無検査器407は、部品取り出し後
の吸着ノズル404にチップ部品Pが吸着されているか
否かを検査するためのもので、図17(A)に示すよう
な発光器407aと受光器407bとこれらに接続され
た検査回路(図示省略)を備えている。この部品有無検
査器407はその検出領域が第1検査位置DP1で停止
した吸着ノズル404の真下に位置するように配置され
ている。この部品有無検査器407は、部品取り出し後
の吸着ノズル404が第1検査位置DP1で下降したと
きに、吸着ノズル404に吸着されているチップ部品P
によって光路が遮られた場合に部品有りの判定を、遮ら
れない場合に部品無しの判定を行う。
【0067】部品性能検査器408は、部品有無検出後
の吸着ノズル404に吸着されているチップ部品Pの性
能を検査するためのもので、図17(B)に示すような
少なくとも一対の検出プローブ408aとこれらに接続
された検査回路(図示省略)を備えている。この性能検
査器408はその検出領域が第2検査位置DP2で停止
した吸着ノズル404の真下に位置するように配置され
ている。この性能検査器407は、部品有無検出後の吸
着ノズル404が第1検査位置DP2で下降したとき
に、吸着ノズル404に吸着されているチップ部品Pの
外部電極を検出プローブ408aに接触させることで、
該チップ部品Pの種類に応じた電気的性能、例えば抵抗
値や容量やインダクタンス等を検出してその良否判定を
行う。
【0068】ここで、前述の電子部品挿入機400の動
作について説明する。この電子部品挿入機400におけ
る部品挿入動作は、回転ヘッド402をモータ403に
よって間欠的に回転し、回転ヘッド402が停止したタ
イミングでアーム昇降機構406の偏心カム406cを
所定角度回転して復帰させる手順を繰り返すことにより
実施される。
【0069】図13に示す停止状態では、ノズル昇降ア
ーム405は上昇位置にあり、該ノズル昇降アーム40
5の下面と各吸着ノズル403の上端との間には僅かな
隙間が形成されている。また、図15に示すように停止
状態の回転ヘッド402を上から見たとき、各吸着ノズ
ル404は、部品取出位置TPと、第1検査位置DP1
と、第2検査位置DP2と、部品挿入位置IPにそれぞ
れ停止している。
【0070】図13の状態から、アーム昇降機構406
の偏心カム406cを反時計回り方向に約90度回転さ
せると、図16に示すように、偏心カム406cによっ
てノズル昇降アーム405のローラ405cが左方向に
押圧されて、ノズル昇降アーム405がコイルバネ40
6dの付勢力に抗して反時計回り方向に回転する。これ
によって、回転ヘッド402に設けられている4つの吸
着ノズル404のノズル軸404c上端がノズル昇降ア
ーム405によって同時に下方に押圧されて、各吸着ノ
ズル404がコイルバネ404dの付勢力に抗して下降
する。
【0071】部品取出位置TPで停止していた吸着ノズ
ル404は、その真下位置にある電子部品供給機100
の部品取出口105cに向かって下降する。吸着ノズル
404には負圧が作用しているため、この下降によって
ノズル部404aの下端が部品出口105cにある先頭
のチップ部品Pに接すると、該先頭のチップ部品Pが吸
着ノズル404に吸着保持される。
【0072】第1検査位置DP1で停止していた吸着ノ
ズル404は、その真下位置にある部品有無検査器40
7に向かって下降する。この下降によって吸着ノズル4
04に吸着されているチップ部品Pによって発光器40
7a及び受光器407bの光路が遮られるので、これに
より部品有りの判定が下される。万が一、部品取出位置
TPにおいて取出ミスを生じたために吸着ノズル404
にチップ部品Pが吸着されていない場合には、発光器4
07a及び受光器407bの光路がチップ部品Pによっ
て遮られることがないため、これにより部品無しの判定
が下される。
【0073】第2検査位置DP2で停止していた吸着ノ
ズル404は、その真下位置にある部品性能検査器40
8に向かって下降する。この下降によって吸着ノズル4
04に吸着されているチップ部品Pの外部電極が検出プ
ローブ408a及び408bに接触し、これによりチッ
プ部品Pの種類に応じた電気的性能、例えば抵抗値や容
量やインダクタンス等を検出される。検出された電気的
性能が良品範囲から外れるような場合には、回転ヘッド
402が次に90度回転する途中、即ち部品挿入位置I
Pに達する前に、吸着ノズル404に吸着されているチ
ップ部品Pを吸着ノズル404から排除する。排除の方
法としては、吸着ノズル404に正圧を作用させて、チ
ップ部品Pを下方に吹き飛ばして容器等に回収する方法
が採用できる。
【0074】部品挿入位置IPで停止していた吸着ノズ
ル404は、その真下位置にあるテープ移動機300の
部品挿入口308gに向かって下降する。この下降によ
って吸着ノズル404に吸着されているチップ部品P
が、部品挿入口308gで停止しているキャリアテープ
700の凹部701内に、該部品挿入口308gを通じ
て挿入される。
【0075】また、図16の状態から、アーム昇降機構
406の偏心カム406cを時計回り方向に約90度回
転させて復帰させると、図13に示すように、ノズル昇
降アーム405がコイルバネ406dの付勢力によって
時計回り方向に回転して復帰する。これによって、回転
ヘッド402に設けられている4つの吸着ノズル404
がコイルバネ404dの付勢力によって下降位置から同
時に上昇する。
【0076】部品取出位置TPで下降していた吸着ノズ
ル404が上昇すると、電子部品供給機100の部品取
出口105cに供給され、且つ後続部品から分離されて
いる先頭のチップ部品Pが、該吸着ノズル404によっ
て取り出される。
【0077】部品挿入位置IPで下降していた吸着ノズ
ル404は上昇開始と同時に負圧作用を解除されるか、
または正圧作用に切り換えられるため、該吸着ノズル4
040はキャリアテープ700の凹部701内に挿入さ
れたチップ部品Pを凹部701内に残したまま上昇す
る。
【0078】先に述べた吸着ノズル404の下降と上昇
は、回転ヘッド402がモータ403によって90度回
転する度に実施されるため、電子部品供給機100の部
品取出口105cからのチップ部品Pの取り出しと、該
チップ部品Pに対する部品有無検査及び部品性能検査
と、部品挿入口308gで停止しているキャリアテープ
700の凹部701内へのチップ部品Pの挿入の各動作
は、回転ヘッド402の間欠回転に伴って順次繰り返さ
れることになる。
【0079】カバーテープ付着機500は、テープ移動
機300と共通の支持板301上に設けられたリール支
持台501と、カバーテープ繰出リール502と、テン
ションロッド503と、カバーテープガイド504と、
熱溶着機構505と、テンションローラ506とを備え
ている。
【0080】カバーテープ繰出リール502は、リール
支持台501上に回転自在に且つ着脱自在に取り付けら
れている。このカバーテープ繰出リール502に巻き付
けられているカバーテープ800(図9参照)は先に説
明した通りである。カバーテープ繰出リール502をリ
ール支持台501上に横向きに配置する関係から、リー
ル支持台501にはカバーテープ800の向きを調整す
るための2つのガイドプーリー501aと501bが設
けられている。つまり、カバーテープ繰出リール502
から繰り出されたカバーテープ800は、2つのガイド
プーリー501aと501bによって90度向きを変更
され、向きを変更された後のカバーテープ800がテン
ションロッド503を介してカバーテープガイド504
に送り込まれる。
【0081】テンションロッド503は、リール支持台
501から下向きに配置されており、その下端にコ字形
のテープ支持部503aを有している。このテンション
ロッド503は、カバーテープガイド502に送り込ま
れるカバーテープ800に適度なテンションを付与する
役目を果たす。
【0082】カバーテープガイド504は、図18及び
図19に示すように、3つのブロック504a〜504
cと、2つのネジ504d,504eとから構成されて
いる。第1ブロック504aは、ブロック正面に形成さ
れた傾斜面を有する縦溝504a1と、ブロック上面に
形成されたネジ穴504a2と、縦溝504a1の傾斜
面に形成されたネジ穴504a3を有している。第2ブ
ロック504bは、第1ブロック504aの縦溝504
a1の傾斜面と同一角度の傾斜面504b1と、第1ネ
ジ504dの頭部を回転自在に支える切り欠き504b
2と、第2ネジ504eが横向きに挿通される縦長の貫
通孔504b3を有している。第3ブロック504c
は、カバーテープ800の走行を案内するガイド溝50
4c1と、第2ネジ504eが横向きに挿通される縦長
の段付き貫通孔504c2と、第1ブロック504aの
縦溝504a1に入り込む突起504c3を有してい
る。
【0083】図18に示すように、第1ブロック504
aはテープ移動機300と共通の支持板301の前面に
固着されており、第3ブロック504cは第2ブロック
504cを間に挟むようにして第2ネジ504eを介し
て第1ブロック504aに取り付けられている。このカ
バーテープガイド504は、キャリアテープ700に対
するカバーテープ800の位置決めを行うためのもの
で、第2ネジ504eを緩めた状態で第1ネジ504d
を正逆回転させると、この回転に伴って第2ブロック5
04bが上下変位するので、この上下変位によって第3
ブロック504cをキャリアテープ700の幅方向に変
位させることができる。また、第2ネジ504eを緩め
た状態で第3ブロック504cを指先や他のネジによっ
て第1ブロック504aの縦溝504a1に沿って上下
変位させれば、第3ブロック504cを上下方向に変位
させることができる。つまり、キャリアテープ700上
に送り込まれるカバーテープ800のキャリアテープ7
00に対する位置及び平行度をこのカバーテープガイド
504によって調整することができる。
【0084】熱溶着機構505は、図20及び図21に
示すように、曲面505a1と縦長の貫通孔505a2
とガイド溝505a3を有する第1ブロック505a
と、第1ブロック505の曲面505a1と同じ曲率半
径の曲面505b1と縦長の貫通孔505b2とガイド
溝505a3に移動可能に係合するガイド突起505b
3を有する第2ブロック505bと、ネジ挿通孔505
c1を有するガイドプレート505cと、係合溝505
d1を上面に有する昇降プレート505dと、昇降プレ
ート505dの昇降を案内するガイドロッド505e
と、昇降プレート505dを上方に付勢するコイルバネ
505fと、調整プレート505gと、断熱材505h
と、電熱ヒータ(図示省略)を内蔵したヒータヘッド5
05iと、ソレノイド505jと、ソレノイド505j
のロッドに設けられたコ字形溝505k1を有する連結
片505kと、ソレノイド505jを支えるブラケット
505lと、ネジ505mと、ソレノイド505jのロ
ッド上昇位置を規定するストッパ片505nとを備えて
いる。
【0085】第1ブロック505aはテープ移動機30
0と共通の支持板301の前面に固着されており、ガイ
ドプレート505cは第2ブロック505bを間に挟む
ようにしてネジ505mを介して第1ブロック505a
に取り付けられている。図21(B)に示すように、ネ
ジ505mは、支持板301,第1ブロック505aの
貫通孔505a2,第2ブロック505bの貫通孔50
5b2及びガイドプレート505cのネジ挿通孔505
c1に挿通されており、その突出端にはコイルバネ50
5m1を介してナット505m2が取り付けられてい
る。
【0086】昇降プレート505dは、ガイドロッド5
05eを介してガイドプレート505cに沿って上下移
動できるように配置されており、待機状態ではコイルバ
ネ505fによって付勢されて上昇位置にある。調整プ
レート505gは一側下部に設けた軸ピン505g1を
中心として回転変位できるように昇降プレート505d
に支持され、ヒータヘッド505iは断熱材505hを
介してネジ505i2によって調整プレート505gに
固着されている。
【0087】ソレノイド505jのロッドに設けた連結
片505kの下端にはL字形の係合部505k1が形成
されており、該係合部505k1が昇降プレート505
dの係合溝505d1に多少の遊びをもって係合してい
る。つまり、ソレノイド505jの作動を作動させてそ
のロッドを上昇させると、連結片505Kと係合する昇
降プレート505dが調整プレート505g,断熱材5
05h及びヒータヘッド505iと一緒に上昇する。こ
のソレノイド505jのロッドの上昇限界位置は、スト
ッパ片505nに設けたネジ505n1によって微調整
できる。
【0088】ヒータヘッド505iの下面には、カバー
テープ800の幅方向両側に接触可能な2つの加熱突起
505i1が平行に設けられている。この加熱突起50
5i1の下面(カバーテープ接触面)には、多数の細溝
が所定のパターン、例えば多数の細溝がカバーテープ8
00の長さ方向や幅方向に並ぶパターンや、多数の細溝
が交差するように並ぶパターン(クロスストライプパタ
ーン)で形成されている。このような溝パターンを加熱
突起505i1のカバーテープ接触面に形成しておく
と、カバーテープ800への熱伝導とカバーテープ80
0からの離反を良好に行うことができる。
【0089】また、図21(A)に示すように、ヒータ
ヘッド505iを支える調整プレート505gの他側に
は、該調整プレート505gを軸ピン505g1を中心
として回転変位させる調節ネジ505g2が設けられて
いる。この調節ネジ505g2は偏心部分を調整プレー
ト505gに設けた孔に挿入されその端部を昇降プレー
ト505dにねじ込まれおり、自らの回転によって偏心
部分と孔との位置関係を変化させることで調整プレート
505gを軸ピン505g1を中心として回転変位させ
る。つまり、図21(A)に示すように、調節ネジ50
5g2を正逆回転させれば、キャリアテープ700に対
するヒータヘッド505iの加熱突起505i1の正面
から見た平行度を調整することができ、固定ネジ505
g3によって調整プレート505gを調整後位置で固定
することができる。また、ネジ505mを緩めた状態で
第2ブロック505b1を指先や他のネジによって第1
ブロック505aとの境界にある曲面505a1及び5
05b1に沿って変位させれば、キャリアテープ700
に対するヒータヘッド505iの加熱突起505i1の
側面から見た平行度を調整することができ、ネジ505
mの締め付けによって調整後位置で固定することができ
る。
【0090】テンションローラ506は、図22に示す
ように、テープ移動機300と共通の支持板301の前
面に軸ピン506a1を介して回転可能に支持された揺
動アーム506aと、揺動アーム506aの可動端に設
けられたローラ506bと、揺動アーム506aの可動
端と支持板301との間に調節されたコイルバネ506
cとを備えている。このローラ506bは、カバーテー
プ800が付着されたカバーテープ700が図1におけ
る左側のスプロケット302上を通過するときに、該カ
バーテープ800及びキャリアテープ700をコイルバ
ネ506cの付勢力によって押圧する。
【0091】ここで、前述のカバーテープ付着機500
の動作について説明する。このカバーテープ付着機50
0によるカバーテープ付着動作は、ソレノイド505j
によってヒータヘッド505iを上下変位させることに
より実施される。
【0092】図1に示す状態では、カバーテープ繰出リ
ール502から繰り出されたカバーテープ800が、2
つのガイドプーリー501a及び501bとテンション
ロッド503を介してカバーテープガイド504のガイ
ド溝504c1に送り込まれ、該ガイド溝504c1を
通じて部品挿入後のキャリアテープ700の表面に送り
込まれている。このカバーテープ800は後の熱圧着に
よってキャリアテープ700に付着されるため、キャリ
アテープ700の間欠的な移動に合わせてガイド溝50
4c1からキャリアテープ700上に順次送り込まれる
ことになる。また、ヒータヘッド505iの特に加熱突
起505i1の温度は、サーモスタット等の温度制御素
子によって熱圧着に好適な温度に保たれている。
【0093】カバーテープ800で覆われたキャリアテ
ープ700がヒータヘッド505iの下側に入り込んで
キャリアテープ700の移動が停止すると、ソレノイド
505iのロッドが上昇位置から下降して、ヒータヘッ
ド505iの加熱突起505i1がカバーテープ800
をキャリアテープ700に押し付ける。これによって、
カバーテープ800が熱せられてキャリアテープ700
の表面に熱圧着される。ヒータヘッド505iはキャリ
アテープ700の移動が再開する直前に上昇し、この後
はキャリアテープ700が停止したタイミングで下降及
び上昇を繰り返す。ヒータヘッド505iの加熱突起5
05i1のキャリアテープ長さ方向の寸法は、1回当た
りのキャリアテープ700の移動距離よりも大きく、前
記の熱圧着がカバーテープ800の同一箇所に重複して
実施されるため、カバーテープ800をキャリアテープ
700に確実に付着することができる。
【0094】カバーテープ800が付着されたキャリア
テープ700が、図1における左側のスプロケット30
2上を通過するときには、コイルバネ506cによって
付勢されているローラ506bによって、該カバーテー
プ800及びキャリアテープ700が押圧されるため、
熱圧着後のカバーテープ800がキャリアテープ700
から剥離するようなことはない。
【0095】テープ巻取機600は、装置ベース1の上
部中央に設けられた支持板601と、該支持板601に
回動自在に配置された巻き取り軸602と、巻き取り軸
602に着脱自在に取り付けられたテープ巻き取りリー
ル603と、巻き取り軸602を間欠的に回転するモー
タ(図示省略)とを備えている。
【0096】このテープ巻取機600は、チップ部品P
が挿入され且つカバーテープ800が付着された後のキ
ャリアテープ(図23参照)をテープ巻き取りリール6
03に巻き取るためのもので、テープ巻き取りリール6
03はテープ移動機300におけるキャリアテープ70
0の移動に合わせてモータによって図1において反時計
回り方向に間欠回転する。
【0097】このように、前述のテーピング装置によれ
ば、電子部品挿入機400によって電子部品供給機10
0の部品取出口105cから取り出し、取り出したチッ
プ部品Pを、キャリアテープ移動機300によって間欠
移動するキャリアテープ700の凹部701が部品挿入
口308gで停止したタイミングで、キャリアテープ7
00の凹部701内に順次挿入することができる。つま
り、電子部品供給機100の取出部品取出口105cに
供給されたチップ部品Pを電子部品挿入機400を用い
てキャリアテープ700の凹部701内に挿入するよう
にしているので、従来装置のようなターンテーブルを用
いることによる不具合を解消して、テーピングを良好且
つ安定して行うことができる。
【0098】また、吸着ノズル404を用いて電子部品
供給機100から取り出されたチップ部品Pがキャリア
テープ700の凹部701内に挿入するまでの過程で、
吸着ノズル404にチップ部品Pが吸着されているか否
かを検査すると共に、吸着ノズル404に吸着されてい
るチップ部品Pの性能を検査するようにしているので、
取出ミスによって吸着ノズル404にチップ部品Pが吸
着されていないような場合でもこれを事前に判別して、
キャリアテープ700の凹部701がチップ部品Pが挿
入されないまま通過してしまうことを防止できる。ま
た、吸着ノズル404に吸着されているチップ部品Pの
電気的性能が良品範囲から外れるような場合でもこれを
事前に判別して、不良部品がキャリアテープ700の凹
部701内に挿入されてしまうことを防止できる。
【0099】さらに、キャリアテープ700上に送り込
まれるカバーテープ800のキャリアテープ700に対
する位置及び平行度をこのカバーテープガイド504に
よって調整することができるので、熱圧着前のカバーテ
ープ800をキャリアテープ700の表面に正確に位置
決めすることができる。
【0100】さらにまた、キャリアテープ700に対す
るヒータヘッド505iの加熱突起505i1の平行度
を調整することができるので、キャリアテープ700へ
のカバーテープ800の熱圧着をムラ無く的確に実施す
ることができる。しかも、加熱突起505i1の下面
(カバーテープ接触面)に、多数の細溝が所定のパター
ンで形成してあるので、カバーテープ800への熱伝導
とカバーテープ800からの離反を良好に行うことがで
きる。
【0101】さらにまた、キャリアテープ引出機構20
4によってキャリアテープ繰出リール203からキャリ
アテープ700を所定長さずつ引き出して、引き出され
たキャリアテープを部品挿入に合わせてテープ移動機3
00によって間欠的に移動できるので、キャリアテープ
700を間欠移動させるためのモータ304として高能
力で大型のものが必要なくなる。
【0102】さらにまた、キャリアテープ繰出リール2
03の内孔を2本のローラ202で支持しているので、
キャリアテープ繰出リール203からキャリアテープ7
00を引き出すときに該キャリアテープ繰出リール20
3が自らの重量に伴う慣性によって引き出し長さ以上に
回転しようとすることを抑制し、キャリアテープ繰出リ
ール203からのキャリアテープ700の引き出しを良
好に行うことができる。
【0103】さらにまた、キャリアテープ700を引き
出すときに、キャリアテープ繰出リール203とキャリ
アテープ引出機構204との間にあるキャリアテープ7
00に過度の張力が作用するような場合でも、緩衝プー
リー205によって該張力を緩衝してテープ伸びやテー
プ切断等の不具合を未然に防止できる。しかも、簡単な
プーリー構成で所期の緩衝効果を的確に得ることができ
る。
【0104】尚、前述の実施形態では、電子部品供給機
100をそのベルト移動方向がテープ移動機300によ
るキャリアテープ700の移動方向と平行となるように
装置ベース1に配置したものを例示したが、電子部品供
給機100をそのベルト移動方向がテープ移動機300
によるキャリアテープ700の移動方向と直交するよう
に配置してもよい。具体的には、電子部品供給機100
の部品取出口105cが図15における位置DP1の真
下に位置するように配置してもよい。
【0105】また、前述の実施形態では、1台の電子部
品供給機100を装置ベース1上に配置したものを例示
した、複数台の電子部品供給機100を並設した可動テ
ーブルを装置ベース1上に配置すれば、可動テーブルを
移動させることで取出対象となる電子部品供給機100
を任意に選択することもできるさらに、前述の実施形態
では、回転ヘッド402を有する電子部品挿入機400
とこれに対応した電子部品供給機100を用いたものを
例示したが、図24乃至図26に示すような電子部品供
給機900を用いれば電子部品挿入機の構成を簡略化す
ることができる。
【0106】この電子部品供給機900は、ベース90
1と、ベース901上に設けられた貯蔵容器902と、
固定パイプ903と、可動パイプ904と、可動パイプ
904を下方に付勢するコイルバネ905と、上下移動
させる偏心カム906と、偏心カム906を連続的また
は断続的に回転させるモータ907と、固定パイプ90
3の下端開口と連通するようにベース901内に設けら
れた湾曲通路908と、湾曲通路1gの下端下面に設け
られた部品取出口909と、部品取出口909のの前壁
に埋設された永久磁石910と、部品取出口909の上
壁に設けられた挿入口911とを備えている。
【0107】ベース901には、横断面円形のパイプ挿
通孔901aが縦向きに形成され、その側方にはコイル
バネ905及び偏心カム906等を受容する空洞901
bが設けられている。
【0108】貯蔵容器902は、上端を開口した偏平な
貯蔵室902aと、貯蔵室902aの上端開口を開閉自
在に覆う蓋902bとを有している。貯蔵室902aの
底面は2つの傾斜面から構成され、該底面の中央には、
横断面円形のパイプ挿通孔902cが縦向きに貫通形成
されている。また、貯蔵室902a内には、図3(A)
に示した角柱形状のチップ部品P、例えばチップ抵抗器
やチップコンデンサやチップインダクタ等の1種類がバ
ルク状に多数個貯蔵されている。このチップ部品Pは何
れも外部電極や内部導体等を備えており、永久磁石91
0による吸着が可能である。勿論、図2(B)に示した
ような円柱形状のチップ部品や、チップ部品以外の電子
部品、例えばLCフィルターやネットワーク等の複合部
品や半導体素子等の集積回路部品等を供給対象として取
り扱うことも可能である。
【0109】固定パイプ903は、図25に示すよう
に、少なくとも内形が矩形のパイプ材から成り、ベース
901にその下端部を固着され、その上端が貯蔵容器9
02のパイプ挿通孔902cの上端よりも僅かに高くな
るような位置関係にて、該パイプ挿通孔902cの中心
位置に垂直に挿通配置されている。この固定パイプ90
3の厚みは、チップ部品Pの端面最大長よりも小さく、
また、該固定パイプ903の内形は、チップ部品Pの端
面形状と相似形で僅かに大きい。
【0110】可動パイプ904は、図25に示すよう
に、少なくとも外形が円形のパイプ材から成り、待機状
態でその上端が貯蔵容器902のパイプ挿通孔902c
の上端とほぼ一致するような位置関係にて、該パイプ挿
通孔902c及びベース901のパイプ挿通孔901a
と固定パイプ903との間に形成される環状隙間に上下
移動可能に配置されている。この可動パイプ904の厚
みは、チップ部品Pの端面最大長よりも僅かに大きく、
また、該可動パイプ904の内孔上端には、すり鉢状の
テーパー部904aが形成されている。さらに、可動パ
イプ904の外面下端部には、偏心カム906の周面と
接触する鍔904bが設けられている。
【0111】図25(A)(B)に示すように、モータ
907によって偏心カム906を所定方向に回転させる
と、可動パイプ904が上昇してその上端が貯蔵室90
2a内に入り込み、そして上昇位置から下降復帰する。
可動パイプ904が上下移動する過程では、可動パイプ
904及び固定パイプ903の上側にあるチップ部品P
が可動パイプ904の突き上げによって解され、このチ
ップ部品Pがテーパ部904aによって案内されなが
ら、或いは直接に固定パイプ903の上端開口に長さ向
きで1個ずつ取り込まれる。
【0112】可動パイプ904の上下動作によって固定
パイプ903内に入り込んだチップ部品Pは、該固定パ
イプ903内を下方に自重移動してその下端開口と連通
する湾曲通路908に入り込み、さらに湾曲通路908
内を下方に自重移動する。湾曲通路908内を自重移動
するチップ部品Pはその移動過程で縦向きから横向きに
約90度姿勢変更され、図26(A)に示すように、姿
勢変更後のチップ部品Pが永久磁石910に引き寄せら
れて吸着し、後続のチップ部品Pはその後ろに隙間なく
無く連なる。
【0113】ちなみに、前記の永久磁石910の代わり
に吸引孔を部品取出口909の前壁に設け、該吸引孔に
負圧を作用させても同様の部品保持を行うことができ
る。また、部品取出口909の下面開口を後述する部品
押し出しに合わせて開放する可動シャッターで開閉自在
に覆うようにしても、同様の部品保持を行うことができ
る。
【0114】一方、電子部品挿入機1000は、前述の
電子部品供給機900のベース901の前面に下向きに
取り付けられたシリンダ1001と、該シリンダ100
1のロッド1002に連結された吸着ノズル1003と
を備えている。吸着ノズル1003の外形は電子部品供
給機900の挿入口911よりも小さく、永久磁石91
0に吸着保持されている先頭のチップ部品Pの真上に位
置している。
【0115】電子部品供給機900はその部品取出口9
09が前述のテープ移動機300の部品挿入口308g
の真上に位置するように配置される。チップ部品Pを前
述のキャリアテープ700の凹部701内に挿入すると
きには、図26(B)に示すように、電子部品挿入機1
000の吸着ノズル1003に負圧を作用させながらシ
リンダ1001によって該吸着ノズル1003を下降さ
せればよい。これによって、吸着ノズル1003が電子
部品供給機900の挿入口911に挿入され、取出口位
置にある先頭のチップ部品Pが吸着ノズル1003に吸
着されたまま、部品取出口909から下方に押し出さ
れ、押し出されたチップ部品Pが部品挿入口308gを
通じてキャリアテープ700の凹部701内に挿入され
る。部品挿入後に吸着ノズル1003の負圧作用を解除
するか、または正圧作用に切り換えれば、キャリアテー
プ700の凹部701内にチップ部品Pを残したまま、
吸着ノズル1003のみを上昇復帰させることができ
る。また、吸着ノズル1003が上昇復帰して電子部品
供給機900の挿入口911から抜け出すと、湾曲通路
908内の2番目のチップ部品Pが自重移動して永久磁
石910に引き寄せられて吸着保持される。ちなみに、
電子部品供給機900の部品取出口909とテープ移動
機300の部品挿入口308gとの距離が小さい場合に
は、前記電子部品挿入機1000の吸着ノズル1003
の代わりに押出ロッドを使用しても前記同様の部品挿入
を行うことができる。
【0116】さらにまた、前述の実施形態では、第1調
節部材308aと第2調節部材308dと基準部材30
8hとを備えたものを部品挿入ガイド308として例示
したが、図27(A),(B)に示す部品挿入ガイド3
08’を用いれば、部品挿入口308gを通じてキャリ
アテープ700の凹部701内に挿入されたチップ部品
Pに挿入エラーを生じたとき、例えば、チップ部品Pの
一部が凹部701から上方に突出した状態で挿入された
ときにこれを簡単に検出できる。
【0117】この部品挿入ガイド308’が前述の部品
挿入ガイド308と異なるところは、基準部材308h
の代わりに検出部材308iを用いた点にある。この検
出部材308iは透明な板材から成り、一端部をピン3
08jを介して第1調節部材308aに回転自在に取り
付けられ、他端部によってキャリアテープ700の凹部
701を部分的に覆っている。また、検出部材308i
はピン部分に設けられた捻りコイルバネ308kによっ
て時計回り方向に付勢され、その一側縁を第1調節部材
308aに接している。さらに、第1調節部材308a
には、検出部材308iによって作動されるエラー検出
器310が設けられている。このエラー検出器310
は、例えば、光スイッチ等の被接触型センサやマイクロ
スイッチ等の被接触型センサから成る。
【0118】チップ部品Pがキャリアテープ700の凹
部701内に正常に挿入されたときには、図27(A)
に示すように、挿入後のチップ部品Pは検出部材308
iの下側を通過する。しかし、チップ部品Pの一部が凹
部701から上方に突出した状態で挿入されたときに
は、図27(B)に示すように、チップ部品Pの突出部
分が検出部材308iの前記一側縁に引っかかるため、
キャリアテープ700の移動に伴って検出部材308i
がコイルバネ308kの付勢力に抗して反時計回り方向
に回転する。この検出部材308iの回転によってエラ
ー検出器310が作動して挿入エラーが検出される。挿
入エラーが検出されたときには装置の動作を停止して、
挿入エラーを生じているチップ部品Pを正しく凹部70
1内に挿入し、装置の動作を再開する。
【0119】挿入エラーを生じているチップ部品Pによ
って検出部材308iを動作させてエラー検出を行える
ので、挿入エラーを生じているチップ部品Pを非接触型
センサで接触型センサによって直接検出する場合に比べ
て、エラー検出を正確に実施できると共に、エラー検出
に要するコストも低く抑えられる。
【0120】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、電子部品挿入機によって電子部品供給機の取出
位置から取り出したチップ部品を、キャリアテープ移動
機によって間欠移動するキャリアテープの凹部が挿入位
置で停止したタイミングで、キャリアテープの凹部内に
順次挿入することができるので、従来装置のようなター
ンテーブルを用いることによる不具合を解消して、テー
ピングを良好且つ安定して行うことができる。
【0121】また、請求項9の発明によれば、キャリア
テープ引出機構によってキャリアテープ繰出リールから
キャリアテープを所定長さずつ引き出して、引き出され
たキャリアテープを部品挿入に合わせて間欠的に移動で
きるので、テープ間欠移動用のアクチュエータとして高
能力で大型のものが必要なくなる。しかも、キャリアテ
ープ繰出リールからキャリアテープを引き出すときに該
キャリアテープ繰出リールが自らの重量に伴う慣性によ
って引き出し長さ以上に回転しようとすることを抑制し
て、キャリアテープ繰出リールからのキャリアテープの
引き出しを良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るテーピング装置の正
面図
【図2】図1に示した電子部品供給機の側面図
【図3】図2に示した電子部品供給機で供給可能な電子
部品の例を示す斜視図
【図4】図2に示した電子部品供給機の要部縦断面図
【図5】図2に示した電子部品供給機の要部上面図
【図6】図2に示した電子部品供給機の動作説明図
【図7】図2に示した電子部品供給機の動作説明図
【図8】図2に示した電子部品供給機の動作説明図
【図9】図1に示したキャリアテープとカバーテープの
部分斜視図
【図10】図1に示した緩衝プーリーの断面図とその動
作説明図
【図11】図1に示したテープ移動機の上面図
【図12】図11の要部拡大図
【図13】図1に示した電子部品挿入機の正面図
【図14】図13に示した回転ヘッドとノズル昇降アー
ムの斜視図
【図15】図13に示した回転ヘッドの上面図
【図16】図13に示した電子部品挿入機の動作説明図
【図17】図13に示した電子部品挿入機の動作説明図
【図18】図1に示したカバーテープ付着機のカバーテ
ープガイドの斜視図
【図19】図18に示したカバーテープガイドの分解斜
視図
【図20】図1に示したカバーテープ付着機の熱溶着機
構の斜視図
【図21】図20に示した熱溶着機構の角度調整方法の
説明図
【図22】図1に示したテンションローラの斜視図
【図23】図1に示したカバーテープ付着後のキャリア
テープの部分斜視図
【図24】電子部品供給機と電子部品挿入機の変更形態
を示す側面図
【図25】図24に示した電子部品供給機の要部縦断面
図とその動作説明図
【図26】図24に示した電子部品供給機の要部縦断面
図とその動作説明図
【図27】部品挿入ガイドの変更形態を示す上面図とそ
の動作説明図
【符号の説明】
100…電子部品供給機、102a…貯蔵室、P…チッ
プ部品、103…固定パイプ、105a…湾曲通路、1
05c…部品取出口、107…搬送ベルト、200…テ
ープ繰出機、202…ローラ、203…キャリアテープ
繰出リール、204…キャリアテープ引出機構、205
…緩衝プーリー、205a…固定軸、205b…コイル
バネ、205c…可動プーリー、300…テープ移動
機、302…スプロケット、306…テープ支持台、3
07…テープガイド、308,308’…部品挿入ガイ
ド、400…電子部品挿入機、402…回転ヘッド、4
03…モータ、404…吸着ノズル、405…ノズル昇
降アーム、406…アーム昇降機構、407…部品有無
検査器、408…部品性能検査器、500…カバーテー
プ付着機、502…カバーテープ繰出リール、505…
…熱溶着機構、505a…第1ブロック、505b…第
2ブロック、505c…ガイドプレート、505d…昇
降プレート、505g…調整プレート、505i…ヒー
タヘッド、505i1…加熱突起、600…テープ巻取
機、700…キャリアテープ、701…凹部、800…
カバーテープ、900…電子部品供給機、902a…貯
蔵室、P…チップ部品、903…固定パイプ、908…
湾曲通路、909…部品取出口、1000…電子部品挿
入機、1001…シリンダ、1003…吸着ノズル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 浩二 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 大河原 雅則 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を収納するための凹部をテープ
    長さ方向で所定間隔毎に有するキャリアテープと、 バルク状に貯蔵された電子部品を整列して所定の取出位
    置に1個ずつ供給する電子部品供給機と、 キャリアテープを凹部間隔毎に所定方向に間欠的に移動
    させるキャリアテープ移動機と、 電子部品供給機の取出位置にある電子部品を所定の挿入
    位置で停止したキャリアテープの凹部内に順次挿入する
    電子部品挿入機と、 部品挿入後の凹部を覆うようにキャリアテープにカバー
    テープを順次付着するカバーテープ付着機とを備える、 ことを特徴とするテーピング装置。
  2. 【請求項2】 前記電子部品供給機は、多数の電子部品
    をバルク状に貯蔵する部品貯蔵室と、部品貯蔵室内の電
    子部品を所定向きで1個ずつ取り込んで下方に導く部品
    整列通路と、部品整列通路から排出された電子部品を部
    品取出口に搬送する部品搬送路とを備え、 前記電子部品挿入機は、複数の吸着ノズルを有する回転
    ヘッドと、回転ヘッドを回転させる回転アクチュエータ
    ーと、吸着ノズルまたは回転ヘッドを昇降させる昇降ア
    クチュエーターとを備え、 電子部品供給機の部品取出口位置に搬送されてくる電子
    部品を回転ヘッドの1つの吸着ノズルで吸着して取り出
    し、回転ヘッドを回転させてから、吸着ノズルに吸着さ
    れている電子部品を挿入位置で停止しているキャリアテ
    ープの凹部内に挿入するようにした、 ことを特徴とする請求項1記載のテーピング装置。
  3. 【請求項3】 吸着ノズルに吸着されている電子部品の
    検査を回転ヘッドの回転途中で行う部品検査機を備え
    る、 ことを特徴とする請求項2記載のテーピング装置。
  4. 【請求項4】 前記電子部品供給機は、多数の電子部品
    をバルク状に貯蔵する部品貯蔵室と、部品貯蔵室内の電
    子部品を所定向きで1個ずつ取り込んで下方に導く部品
    整列通路と、挿入位置で停止したキャリアテープの凹部
    と向き合うように部品搬送通路の先端に設けられた部品
    取出口とを備え、 前記電子部品挿入機は、部品押出器具と、部品押出器具
    を昇降させる昇降アクチュエーターとを備え、 電子部品供給機の部品取出口位置に導かれてくる電子部
    品を部品押出器具で押し出して、押し出された電子部品
    をキャリアテープの凹部内に挿入するようにした、 ことを特徴とする請求項1記載のテーピング装置。
  5. 【請求項5】 前記部品押出器具が、吸着ノズルであ
    る、 ことを特徴とする請求項4記載のテーピング装置。
  6. 【請求項6】 前記カバーテープ付着機は、キャリアテ
    ープに対して熱溶着可能なカバーテープが巻き付けられ
    たカバーテープ繰出リールと、カバーテープの幅方向両
    側に接触可能な2つの加熱突起を有するヒータヘッド
    と、ヒータヘッドを断熱材を介して支持するヒータ支持
    部材と、ヒータ支持部材を微小範囲で昇降させる昇降ア
    クチュエーターと、ヒータヘッドの加熱突起とキャリア
    テープとの平行度を調整するための角度調整機構とを備
    える、 ことを特徴とする請求項1記載のテーピング装置。
  7. 【請求項7】 前記角度調整機構は、向きの異なる少な
    くとも2方向の回転に基づいてヒータヘッドの平行度を
    調整する、 ことを特徴とする請求項6記載のテーピング装置。
  8. 【請求項8】 ヒータヘッドの加熱突起のカバーテープ
    接触面に、多数の細溝が所定のパターンで設けられてい
    る、 ことを特徴とする請求項6または7記載のテーピング装
    置。
  9. 【請求項9】 電子部品を収納するための凹部をテープ
    長さ方向で所定間隔毎に有するキャリアテープを間欠的
    に移動させ、所定の挿入位置で停止したキャリアテープ
    の凹部内に電子部品を順次挿入するテーピング装置にお
    いて、 キャリアテープが巻き付けられたキャリアテープ繰出リ
    ールと、 キャリアテープ繰出リールからキャリアテープを所定長
    さずつ引き出すキャリアテープ引出機構とを備え、 キャリアテープ繰出リールはその内孔を該内孔よりも小
    径の少なくとも1つのローラによって支持されている、 ことを特徴とするテーピング装置。
  10. 【請求項10】 キャリアテープ繰出リールからキャリ
    アテープを引き出すときに、キャリアテープ繰出リール
    とキャリアテープ引出機構との間にあるキャリアテープ
    に作用する過度の張力を緩衝するための緩衝プーリーを
    備える、 ことを特徴とする請求項9記載テーピング装置。
  11. 【請求項11】 前記緩衝プーリーは、固定軸と、固定
    軸の外側にバネ材を介して配置された可動プーリーとか
    ら成る、 ことを特徴とする請求項10記載テーピング装置。
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