JP2000219206A - テーピング装置 - Google Patents

テーピング装置

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JP2000219206A
JP2000219206A JP11018949A JP1894999A JP2000219206A JP 2000219206 A JP2000219206 A JP 2000219206A JP 11018949 A JP11018949 A JP 11018949A JP 1894999 A JP1894999 A JP 1894999A JP 2000219206 A JP2000219206 A JP 2000219206A
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JP
Japan
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tape
cover
heating
component
traverse
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Withdrawn
Application number
JP11018949A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Koyama
和成 小山
Kikuji Fukai
喜久司 深井
Masanori Ogawara
雅則 大河原
Koji Saito
浩二 斉藤
Jinichi Ogawara
仁一 大河原
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープによる電子部品の包装を良好、且つ、
安定に行える新規なテーピング装置を提供する。 【解決手段】 凹部間隔毎に間欠的に移動するキャリア
テープが停止したタイミングで、部品挿入機100の部
品排出口108dからチップ部品Pを押し出すことによ
り、このチップ部品Pをキャリアテープの凹部内に順次
挿入することができる。キャリアテープの凹部内に部品
挿入機100から直接チップ部品を挿入するようにして
いるので、従来装置のようなターンテーブルを用いるこ
とによる不具合を解消して、テーピングを良好、且つ、
安定に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリアテープに
間隔をおいて設けられた凹部内に電子部品を順次挿入
し、このキャリアテープにカバーテープを付着するテー
ピング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種従来のテーピング装置は、電子部
品を整列状態で供給するパーツフィーダと、外周縁に等
角度間隔で設けられた切り欠き部を利用してパーツフィ
ーダからの電子部品を1個ずつ分離して送るターンテー
ブルと、ターンテーブルを切り欠き部間の角度毎に所定
方向に間欠的に回転させるテーブル駆動機構と、第1の
テープホルダに巻かれているキャリアテープを間欠的に
送り出して第2のテープホルダに巻き取るキャリアテー
プ送り機構と、ターンテーブルによって所定位置に送ら
れてきた電子部品をターンテーブル及びキャリアテープ
が停止している時間を利用してキャリアテープの凹部内
に挿入する部品挿入機構と、第3のテープホルダに巻か
れているカバーテープを部品挿入後のキャリアテープに
熱溶着によって付着するカバーテープ付着機構とを備え
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のテーピング
装置では、整列状態で供給されてくる電子部品を1個ず
つ分離し、且つ、分離後の電子部品を所定位置に送るた
めにターンテーブルを用いているが、このターンテーブ
ルは外周縁に複数の切り欠き部を有することからそれ自
体の形状が複雑で部品価格も高価となる。また、切り欠
き部の寸法に誤差があると、切り欠き部内への部品取り
込みや、ターンテーブルによる部品送りや、切り欠き部
からキャリアテープの凹部内への部品挿入等が満足に行
えなくなる不具合がある。
【0004】本発明は前記事情に鑑みて創作されたもの
で、その目的とするところは、テープによる電子部品の
包装を良好、且つ、安定に行える新規なテーピング装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、電子部品を収納するための凹部をテープ
長さ方向で所定間隔毎に有するキャリアテープを凹部間
隔毎に所定方向に間欠的に移動させるテープ移動機と、
バルク状に貯蔵された電子部品を所定向きに整列して下
方に自重移動させ、先頭の電子部品をプッシャーによっ
て部品排出口から所定姿勢で下方に押し出してキャリア
テープの凹部内に挿入する電子部品挿入機と、電子部品
が挿入された凹部を覆うようにキャリアテープにカバー
テープを付着するカバーテープ付着機とを備えることを
その主たる特徴としている。
【0006】このテーピング装置では、凹部間隔毎に間
欠的に移動するキャリアテープが停止したタイミング
で、電子部品挿入機の部品排出口から電子部品を押し出
すことにより、この電子部品をキャリアテープの凹部内
に順次挿入することができる。キャリアテープの凹部内
に電子部品挿入機から直接電子部品を挿入するようにし
ているので、従来装置のようなターンテーブルを用いる
ことによる不具合を解消して、テーピングを良好、且
つ、安定に行うことができる。
【0007】本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構
成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって
明らかとなる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施形態に係
るテーピング装置の正面図を示してある。このテーピン
グ装置は、装置ベース1と、部品挿入機100と、トラ
バーステープ繰出機200と、ボトムテープ付着機30
0と、テープ移動機400と、カバーテープ付着機50
0と、テープ巻取機600とから構成されている。以下
に各機器の構成とその動作を順に説明する。尚、以下の
説明では、図1の手前側を前、奥側を後、左側を左、右
側を右としてそれぞれ表記する。
【0009】部品挿入機100は、図2(A)と図2
(B)にその右側面図と左側面図をそれぞれ示すよう
に、フレーム101と、ホッパー102と、固定パイプ
103と、可動パイプ104と、パイプ駆動レバー10
5と、レバー駆動カム106と、カム回転用のモータ1
07と、シュート板108と、透明板109と、プッシ
ャー110と、プッシャー昇降用のソレノイド111と
を備えている。
【0010】フレーム101は各構成機器を支持するた
めのもので、左側面側に設けられた水平部101aを後
に詳述する可動テーブル120に取り付けられている。
【0011】ホッパー102は、左右2枚の透明板の間
に底面及び側面を構成する部材を挟み込んで、左右2枚
の透明板をこれら部材にネジ止めすることにより構成さ
れている。このホッパー102の内部には、側面から見
てV字状の底面を有する偏平な貯蔵室102aが形成さ
れており、この貯蔵室102aの上端開口は、前後方向
にスライド可能な蓋102bによって覆われている。ま
た、貯蔵室102aの底面の最も低い部分には、横断面
円形の貫通孔102cが縦向きに形成されている。この
ホッパー102は、シュート板108の上端に設けられ
た突出部分108aに、L字形のブラケット112を介
して取り付けられている。
【0012】貯蔵室102a内には、図3(A)に示す
ような角柱形状のチップ部品P、例えば、チップ抵抗器
やチップコンデンサやチップインダクタ等の1種類がバ
ルク状に多数個貯蔵されている。各種のチップ部品は何
れも外部電極や内部導体等を備えているため、後述する
永久磁石PMによる吸着保持が可能である。勿論、図3
(B)に示すような円柱形状のチップ部品や、チップ部
品以外の電子部品、例えば、LCフィルターやネットワ
ーク等の複合部品や、半導体素子等の集積回路部品等を
取り扱うことも可能である。
【0013】図5(A)の要部拡大図にも示すように、
固定パイプ103は所定長さの金属パイプまたは硬質樹
脂パイプから成る。この固定パイプ103は、シュート
板108の上端に設けられた肉厚部分108bにその下
端部を貫通するように挿入されて固着されている。この
取り付け状態において固定パイプ103は、その下端が
肉厚部分108bの下面から僅かに突出し、且つ、その
上端がパイプ挿通孔102cの上端とほぼ一致するよう
に、パイプ挿通孔102cの中心位置に垂直に挿通配置
されている。この固定パイプ103の肉厚は、供給対象
となるチップ部品Pの端面最大長よりも小さい。また、
固定パイプ103の上端内縁には、チップ部品Pの引っ
かかりを防止するために、必要に応じて丸み付けや面取
りが施される。さらに、固定パイプ3の内孔の横断面形
状は、チップ部品Pの端面形状よりも僅かに大きな矩形
または円形である。つまり、貯蔵室102a内のチップ
部品Pは、固定パイプ3の上端開口に長さ向きで1個ず
つ取り込まれ、同向きのまま固定パイプ3内を下方に自
重移動する。
【0014】図5(A)の要部拡大図にも示すように、
可動パイプ104は、貫通孔102cよりも僅かに小さ
な外形と固定パイプ103よりも僅かに大きな内形を備
えた所定長さの金属パイプまたは硬質樹脂パイプから成
る。この可動パイプ104は、下降状態において、その
下端が前記肉厚部分108bの上面に当接し、且つ、そ
の上端がパイプ挿通孔102cの上端よりも僅かに低く
なるように、挿通孔102cと固定パイプ103との間
に形成された環状隙間に上下移動可能に配置されてい
る。この可動パイプ104の肉厚は、供給対象となるチ
ップ部品Pの端面最大長よりも大きい。また、可動パイ
プ104の上端には、すり鉢状の案内面104aが設け
られている。さらに、可動パイプ104の外面には2つ
の鍔104b,104cがそれぞれ形成されており、上
側鍔104bの上下にはCS1<CS2の力関係を有す
るコイルバネCS1とCS2が装着されている。ちなみ
に、コイルバネCS1とCS2の力関係はCS1=CS
2であってもよい。
【0015】パイプ駆動レバー105は、右側面から見
てV字状を成している。このパイプ駆動レバー105
は、その一端部105aを、フレーム101の上端に設
けられた突出部分101bの右側面に軸部材105bを
介して回転自在に支持されている。また、図5(A)の
要部拡大図にも示すように、パイプ駆動レバー105の
V字の頂点部分105cには、U字形溝または丸穴から
成る係合部105dが設けられており、この係合部10
5dは可動パイプ104の下側鍔104cと下側コイル
バネCS2との間に装着されている。さらに、パイプ駆
動レバー105の他端部105eには、レバー駆動カム
106の周面と接するローラ105fが回動自在に取り
付けられている。
【0016】レバー駆動カム106は、円形板の偏心位
置をモータ107のシャフト107aに連結され、その
周面をパイプ駆動レバー105のローラ105fの周面
に接している。このレバー駆動カム106はフレーム1
01の右側面側に配置されているが、モータ107はフ
レーム101の左側面側の水平部101aに取り付けら
れている。
【0017】シュート板108はその左側面を覆う透明
板109と一緒に、フレーム101の左側面にネジ止め
されている。図6(A)の要部拡大図にも示すように、
シュート板108の左側面には、縦溝と湾曲溝と横溝の
連続から成る通路用溝108cが形成されており、この
通路用溝108cはその開口側を透明板109によって
覆われることで部品搬送通路の一部を構成する。ちなみ
に、部品搬送通路の残りの部分は、前記固定パイプ10
3の内孔によって構成されている。通路用溝108cの
開口側を覆うことによって形成された部品搬送通路の横
断面形状はチップ部品Pの端面形状よりも僅かに大きな
矩形である。また、通路用溝108cの上端(縦溝の上
端)は、前記固定パイプ103の肉厚部分108aの下
面から突出する部分を受け入れるために、固定パイプ1
03の外形に一致した形状となっている。つまり、固定
パイプ103の内孔を下方に自重移動するチップ部品P
は、この固定パイプ103から、通路用溝108cによ
って形成された部品搬送通路内に入り込み、長さ向きの
まま通路内を下方に自重移動し、湾曲溝部分を通過する
過程で縦向きから横向きに姿勢を変更される。
【0018】図6(A)に示すように、通路用溝108
cの先端部下面(横溝の先端部下面)には、部品搬送通
路内の先頭のチップ部品Pのみを横向き姿勢のまま排出
するための排出口108dが形成されている。また、通
路用溝108cの先端面(横溝の先端面)には、希土類
永久磁石等から成る永久磁石PMがN極面とS極面の一
方が先頭のチップ部品Pの端面と向き合うように埋設さ
れている。つまり、部品搬送通路内を自重移動するチッ
プ部品Pは先頭のチップ部品Pが永久磁石PMに当接し
たところでその移動を停止する。また、永久磁石PMに
当接した先頭のチップ部品Pは永久磁石PMに吸着保持
されるため、排出口108dから落下することはない。
【0019】また、シュート板108には、平板状のプ
ッシャー110を上下移動可能に収容するガイド溝10
8eが形成されている。また、このガイド溝108eの
下面には通路用溝108cの先端部(横溝の先端部)に
通じる貫通孔108fが形成され、この貫通孔108f
には、プッシャー110の下端に設けられた幅狭の押出
部110aが上下移動可能に挿入されている。
【0020】プッシャー110の一部は透明板109に
設けた窓穴109aから露出しており、この露出部分
は、ブラケット113を介して、透明板109の表面に
取り付けられたソレノイド111の動作部111aに連
結されている。図6(A)に示すように、プッシャー1
10は押出部110aの下端が通路用溝108cの先端
部上面(横溝の先端部上面)と一致した位置を待機位置
としており、同位置から所定距離下降して上昇復帰する
動作を繰り返す。
【0021】ここで前述の部品挿入機100の動作につ
いて説明する。図2(A)に示す待機状態からモータ1
07によってレバー駆動カム106を図中反時計回り方
向に180度回転させると、図4(A)に示すように、
レバー駆動カム106の周面にローラ105fを接して
いるパイプ駆動レバー105が、軸部材105bを中心
として図中時計回り方向に所定角度回転する。これによ
り、図5(B)に示すように、パイプ駆動レバー105
の係合部105dが上昇し、この上昇によって可動パイ
プ104がコイルバネCS1の付勢力に抗して上昇し
て、可動パイプ104の上端が貯蔵室102a内に入り
込む。続いて、モータ107によってレバー駆動カム1
06を図中反時計回り方向にさらに180度回転させる
と、パイプ駆動レバー105が図2(A)の位置に回転
復帰して、可動パイプ104がコイルバネCS1の付勢
力によって図5(A)の位置に下降復帰する。この可動
パイプ104の上下移動は、後述するテープ移動機40
0による間欠的なテープ移動に合わせて繰り返される。
【0022】可動パイプ104が下降位置から上昇する
過程では、図5(B)に示すように、可動パイプ104
及び固定パイプ103の上側にあるチップ部品Pが可動
パイプ104によって突き上げられ、動きが与えられた
チップ部品Pがテーパ部104aによって案内されなが
ら、或いは直接に固定パイプ103の上端開口に長さ向
きで1個ずつ取り込まれる。勿論、固定パイプ103の
上端開口への部品取り込みは、可動パイプ104が上昇
位置から下降する過程でも同様に行われる。
【0023】可動パイプ104の上下動作によって固定
パイプ103内に入り込んだチップ部品Pは、図5
(B)に示すように、固定パイプ103内を長さ向きで
整列した状態で下方に自重移動して通路用溝108cに
よって形成された部品搬送通路内に入り込み、長さ向き
のままこの通路内を下方に自重移動する。通路内を下方
に自重移動するチップ部品Pは湾曲溝部分を通過すると
きに縦向きから横向きに約90度姿勢変更される。通路
内の先頭のチップ部品Pは永久磁石PMに当接してこの
永久磁石PMに吸着保持される。
【0024】一方、図2(B)に示す待機状態からソレ
ノイド111によってブラケット112を介してプッシ
ャー110を所定距離下方に移動させると、図4(B)
に示すように、プッシャー110の押圧部110aが貫
通孔108f内を同じ距離下方に移動する。これによ
り、図6(B)に示すように、永久磁石PMに吸着保持
されている先頭のチップ部品Pが、押圧部110aによ
る押し下げによって横向き姿勢のまま排出口108dか
ら下方に押し出される。押し出されたチップ部品Pは、
排出口108dの下側で停止しているキャリアテープの
凹部内に挿入される。このキャリアテープについては後
に詳述する。
【0025】先頭のチップ部品Pを押し出した後のプッ
シャー110をソレノイドによって上昇復帰させると、
押出部110aが元の位置に戻る。これにより、通路内
のチップ部品全体が部品1個分下方に移動して、その先
頭のチップ部品Pが永久磁石PMに再び吸着保持されて
図6(A)の状態に戻る。
【0026】図7(A)にも示すように、前述の部品挿
入機100は、フレーム101の水平部101aを可動
テーブル120に取り付けられている。この可動テーブ
ル120は、昇降テーブル121上にガイドレール12
2を介して前後移動可能に取り付けられ、シリンダ12
3のロッド123aの伸縮による前後移動を可能として
いる。また、昇降テーブル121は、装置ベース1上に
立設した複数のシリンダ124のロッド124aに連結
されており、シリンダ124のロッド124aの伸縮に
より上下移動を可能としている。
【0027】部品挿入機100は、図1及び図7(A)
に示すように、排出口108dが左側のスプロケット4
01の周面の最も高い位置(図17中の符号IP)と所
定の隙間を介して向き合う位置を定常位置としており、
同位置において前記の部品挿入を行う。図7(B)に示
すように、この部品挿入機100を図7(A)に示す定
常位置から昇降テーブル121を上昇させ、そして、可
動テーブル120を前方移動させれば、部品挿入機10
0をスプロケット401から引き離して、部品挿入機1
00に対する点検や修理や清掃等を容易に行うことがで
きる。
【0028】トラバーステープ繰出機200は、図1に
示すように、装置ベース1の下部中央に設けられた支持
板201と、支持板201に前方に向かって平行に突設
された2本の支持ローラ202と、トラバーステープ繰
出リール203と、テープ引出機構204と、ガイドプ
ーリ205とを備えている。
【0029】トラバーステープ繰出リール203には、
図8に示すようなトラバーステープ710が巻き付けら
れている。このトラバーステープ繰出リール203は、
2本の支持ローラ202にその内孔を支持されている。
各支持ローラ202の直径がトラバーステープ繰出リー
ル203の内孔径よりもかなり細く、しかも2本の支持
ローラ202の間隔がトラバーステープ繰出リール20
3の内孔径よりも小さく設定されているので、トラバー
ステープ繰出リール203は2本の支持ローラ202に
ぶら下がったような状態でテープ引き出しに合わせて回
転する。つまり、トラバーステープ7100を引き出す
ときにトラバーステープ繰出リール203が自らの重量
に伴う慣性によって引き出し長さ以上に回転しようとし
てもこれを的確に抑制することができる。図示例では支
持ローラ202を2本用いたが、ローラ202が1本或
いは3本以上であっても同様の効果を得ることができ
る。図示を省略したが、キャリアテープ繰出リール20
3が支持ローラ202から外れてしまうことを防止する
ため、両支持ローラ202の先端にはカバー部材が着脱
自在に取り付けられる。勿論、各支持ローラ202の先
端にリール抜け出しを防止するための鍔を設けるように
してもよい。
【0030】トラバーステープ繰出リール203に巻き
付けられているトラバーステープ710は、軟質樹脂,
紙等をその材料として長尺に形成されており、湾曲に耐
え得る適度な可撓性とテープ引き出しに耐え得る程度な
強度を有している。図8及び図9(A)に示すように、
このトラバーステープ710は、チップ部品Pを横向き
姿勢で収納するための凹部となる矩形状の貫通孔711
をテープ長さ方向に等間隔で有している。各貫通孔71
1の幅,長さ及び深さ寸法のそれぞれはチップ部品Pの
幅,長さ及び高さ寸法よりも僅かに大きい。また、トラ
バーステープ710の幅方向一側には、後述するスプロ
ケット401のガイドピン401bが挿入係合するガイ
ド孔712がテープ長さ方向に等間隔で設けられてい
る。収納対象となるチップ部品Pのサイズにもよるが、
例えば、幅,長さ及び高さ寸法がそれぞれ0.5mm,
1mm,0.5mmのチップ部品Pの場合のトラバース
テープの寸法は幅が約8mmで厚みが約1mmであり、
トラバーステープ繰出リール203における巻き付け長
さは500m〜2000m程度である。このトラバース
テープ710は、図9(B)に示すように、下面にボト
ムテープ720を付着して各貫通孔711の一方の開口
を塞いだ状態で、チップ部品Pを横向きで収納するため
の凹部をテープ長さ方向に等間隔で有するキャリアテー
プとなる。このキャリアテープの各凹部には、間欠移動
するキャリアテープが停止したタイミングで、前述の部
品挿入機100からチップ部品Pが順次挿入される。ま
た、部品挿入後のキャリアテープは、図9(C)に示す
ように、上面にカバーテープ730を付着して各凹部の
開口(各貫通孔711の他方の開口)を塞いだ状態で部
品テープ700となる。
【0031】前記のボトムテープ720とカバーテープ
730は、軟質樹脂,紙等をその材料として長尺に形成
されている。これらボトムテープ720とカバーテープ
730には、テーピング後に部品収納状態が外部から確
認できるように透明または半透明のものが好ましく使用
される。後に詳述するように、ボトムテープ720はト
ラバーステープ710の下面に熱溶着され、カバーテー
プ730はトラバーステープ710の上面に熱溶着され
る。熱溶着後のボトムテープ720とカバーテープ73
0はトラバーステープ710から剥離することが可能で
あり、これよりトラバーステープ710の再利用ができ
る。樹脂製のトラバーステープ710に対して樹脂製の
ボトムテープ720とカバーテープ730を用いる場合
には、熱溶着によってトラバーステープ710に付着可
能な樹脂テープがボトムテープ720とカバーテープ7
30として使用される。また、紙製のトラバーステープ
710に対して樹脂製または紙製のボトムテープ720
とカバーテープ730を用いる場合には、テープ一面に
熱溶着用の接着層、例えば、熱硬化性接着剤の層を予め
形成したテープがボトムテープ720とカバーテープ7
30として使用される。ボトムテープ720とカバーテ
ープ730はトラバーステープ710の貫通孔711の
開口を塞ぐためのものであるため、その幅寸法はトラバ
ーステープ710の幅寸法よりも小さく、具体的には、
貫通孔711の長さ寸法よりも付着しろだけ大きな幅寸
法を有している。
【0032】テープ引出機構204は、支持板201の
左側に配置されたブラケット204aと、ブラケット2
04aに横向きに配置されたモータ204bと、モータ
シャフト204cに固着された引き出しローラ204d
と、引き出しローラ204dと密着する従動ローラ20
4eと、ガイドプレート204fとを備えている。引き
出しローラ204dの周面には、トラバーステープ71
0の厚みよりも僅かに小さな溝が形成されており、溝内
に入り込んでいるトラバーステープ710は従動ローラ
204eによって溝底面に押し付けられるようにして両
ローラ間に挟まれている。つまり、モータ204bによ
って引き出しローラ204dを図1中で時計回り方向に
間欠回転させると、この引き出しローラ204dの回転
に従って、トラバーステープ繰出リール203に巻き付
けられているトラバーステープ700が所定長さずつ引
き出される。
【0033】ガイドプーリ205は、ブラケット204
aのキャリアテープ繰出リール203に近い位置に配置
されている。このガイドプーリ205は、トラバーステ
ープ繰出リール203からのトラバーステープ710の
引き出しをガイドすると共に、引き出し時にトラバース
テープ710に過度の張力が作用することを防止する役
目を果たす。このプーリ205は、図10(A)に示す
ように、固定軸205aと、固定軸205aの外側に配
置された渦巻状のコイルバネ205bと、コイルバネ2
05bの外側に配置された可動プーリ205cとから成
る。トラバーステープ710を引き出すときに、このト
ラバーステープ710に過度の張力が作用すると、図1
0(B)に示すように、コイルバネ205bを変形させ
ながら可動プーリ205cが固定軸205aと平行に変
位し、これにより、トラバーステープ710に作用する
張力が緩衝され、テープ伸びやテープ切断等が未然に防
止される。
【0034】ボトムテープ付着機300は、図1に示す
ように、支持板201上に設けられたリール支持台30
1と、ボトムーテープ繰出リール302と、テープガイ
ド303と、熱溶着機構304と、テープ支持台305
とを備えている。
【0035】テープ支持台305は、図1に示すように
一端305aをブラケット204aに回転自在に支持さ
れ、他端をブラケット204aにネジ止め(符号305
b)されている。このテープ支持台305は、テープガ
イド303と熱溶着機構304の下側に配置され、トラ
バーステープ繰出リール203から引き出されたトラバ
ーステープ710の走行をその上面に形成されたガイド
溝305c(図14参照)によって案内する。ちなみ
に、このガイド溝305cの深さはトラバーステープ7
10の厚みよりも僅かに小さい。また、ガイド溝305
cの後述する加熱歯304hと向き合う部分305d
(図14参照)は、加熱歯304hの熱がテープ支持台
305に逃げることを防止するため、熱伝導性の低い材
料、例えば、ポリアセタール等の樹脂から形成されてい
る。
【0036】ボトムテープ繰出リール302は、リール
支持台301上に回転自在に、且つ、着脱自在に取り付
けられている。このボトムテープ繰出リール302に巻
き付けられているボトムテープ720(図7参照)は先
に説明した通りである。ボトムテープ繰出リール302
をリール支持台301上にほぼ水平に配置する関係か
ら、リール支持台301にはボトムテープ720の向き
を調整するための2つのガイドプーリ301aと301
bが設けられている。つまり、ボトムテープ繰出リール
302から繰り出されたボトムテープ720は、2つの
ガイドプーリ301aと301bによって約90度向き
を変更され、向きを変更された後のボトムテープ720
がテープガイド303に送り込まれる。
【0037】テープガイド303は、図11及び図12
に示すように、第1ブロック303aと第2ブロック3
03bと第3ブロック303cと第1ネジ303dと第
2ネジ303eと、第3ブロック303cを上方に付勢
するように第2ネジ303e上に配置されたコイルバネ
303fとから構成されている。第1ブロック303a
は、ブロック正面に形成された傾斜溝303a1と、ブ
ロック上面に形成されたネジ穴303a2と、傾斜溝3
03a1の傾斜内面に形成されたネジ穴303a3を有
している。第2ブロック303bは、第1ブロック50
4aの傾斜溝303a1と同一角度の傾斜面303b1
と、第1ネジ303dの頭部を回転自在に支える切り欠
き303b2と、第2ネジ303eが横向きに挿通され
る縦長の貫通孔303b3を有している。第3ブロック
303cは下端部一側に縦断面三角形の延長部303c
1と、ボトムテープ720の走行を案内するガイド溝3
03c2と、第2ネジ303eが横向きに挿通される縦
長の貫通孔3030c3と、第1ブロック303aの傾
斜溝303a1に入り込む膨出部303c4を有してい
る。図13に示すように、ガイド溝303c2は、第3
ブロック303cの右側面から底面に及んで形成されて
おり、これにより、ボトムテープ720を熱溶着機構3
04の間近位置まで誘導することができる。また、第2
ネジ303eの端部には操作レバー303e1が設けら
れている。さらに、図1に示すように、第3ブロック3
03cには、取付部材303gを介してガイドプーリ3
03hが設けられており、ボトムテープ繰出リール30
2からのボトムテープ720は、このガイドプーリ30
3hを介してガイド溝303c2に送り込まれる。
【0038】図11に示すように、第1ブロック303
aはブラケット204aの前面に取り付けられており、
第3ブロック303cは第2ブロック303cを間に挟
むようにして第2ネジ303eを介して第1ブロック3
03aに取り付けられている。このテープガイド303
は、トラバーステープ710に対するボトムテープ72
0の位置決めを行うためのものである。第2ネジ303
eを緩めた状態で第1ネジ303dを正逆回転させれ
ば、第1ブロック303aに対する第2ブロック303
bの上下位置を変化させることができ、この上下変化に
よって第3ブロック303cをトラバーステープ710
の幅方向に変位させることができる。また、第2ネジ5
04eを緩めた状態では、第3ブロック303cを第2
ブロック303bの正面に沿って上下方向に変位させる
ことができる。つまり、テープ支持台305のガイド溝
305cを走行するトラバーステープ710にボトムテ
ープ720が正しく重なるようにように、ボトムテープ
720の送り込み位置をこのテープガイド303によっ
て調整することができる。
【0039】熱溶着機構304は、図14及び図15に
示すように、ブラケット204aの前面に取り付けられ
た支持台304aと、支持台304aに設けられたガイ
ドロッド304bと、ガイドロッド304bに嵌合する
ガイドブッシュ304cと、ガイドブッシュ304cが
取り付けられた断熱板304dと、断熱板304dに取
り付けられたヘッドカバー304eと、ヘッドカバー3
04eの内側に設けられた横断面T状の加熱ヘッド30
4fと、加熱ヘッド304fの内部に設けられた電熱ヒ
ータ304gと、加熱ヘッド304fの前後の窪みに互
いが平行になるように配置された2つの加熱歯304h
と、各加熱歯304hを下方に付勢するコイルバネ30
4iと、各加熱歯304hの下降位置を規定するストッ
パプレート304jと、断熱板304dを上方に付勢す
るコイルバネ304kと、加熱ヘッド下降用のソレノイ
ド304lとから構成されている。ちなみに、各加熱歯
304hの温度は、サーモスタット等の温度制御素子
(図示省略)によって熱圧着に好適な温度に保たれてい
る。
【0040】図14に示す待機状態では、コイルバネ3
04kの付勢力によってヘッドカバー304eの上面が
ロッド304mの下端に当接していて、各加熱歯304
hはトラバーステープ710上のボトムテープ720か
ら離れている。図14に示す状態でソレノイド304l
を作動させてそのロッド304mを所定距離下降させる
と、図15に示すように、加熱ヘッド304fがコイル
バネ304kの付勢力に抗して下降し、2つの加熱歯3
04hの下端がボトムテープ720の幅方向両側に接す
る。これにより、ボトムテープ720の加熱歯304h
が接する部分が加熱され、熱溶着によってボトムテープ
720がトラバーステープ710の下面側に付着する。
2つの加熱歯304hのテープ長さ方向の幅は、1回当
たりのトラバーステープ移動量よりも大きいため、熱溶
着域がテープ長さ方向で部分的に重なるように前記の熱
溶着が繰り返される。尚、以下の説明では、トラバース
テープ710の下面側にボトムテープが付着したものを
キャリアテープ(符号なし)と称する。また、各加熱歯
304hがコイルバネ304iによってそれぞれ支えら
れているので、各加熱歯304hの下端とトラバーステ
ープ710の下面とが仮に平行でない場合でも、各加熱
歯304hをボトムテープ720を介してトラバーステ
ープ710の下面に対して適正な向きで接触させること
ができる。さらにた、テープ支持台305のガイド溝3
05cの加熱歯304hと向き合う部分305dを熱伝
導性の低い材料から形成してあるので、前記の熱溶着時
に加熱歯304hの熱がテープ支持台305に逃げるこ
とを防止することができる。
【0041】図16に示すように、テープ支持台305
は、ネジ305bを緩めて外すことにより、図中で反時
計回り方向に回転させてテープガイド303及び熱溶着
機構304から引き離すことができるので、この状態に
おいてテープガイド303と熱溶着機構304に対する
点検や修理や清掃等を容易に行うことができる。
【0042】テープ移動機400は、図1及び図17に
示すように、装置ベース1の上面の左右に立設された支
持板2,3のそれぞれに軸401aを回転自在に支持さ
れた左右一対のスプロケット401と、2つのスプロケ
ット401に巻き付けられた伝達ベルト402と、右側
のスプロケット401をテープ移動方向に回転させるモ
ータ403と、伝達ベルト402にテンションを付与す
る2つのテンションローラ404,405と、スプロケ
ット401間に設けられたテープ支持台406と、テー
プ支持台406の上面一部に配置されたガイドカバー4
07とを備えている。
【0043】各スプロケット401の周面には、トラバ
ーステープ710のガイド孔712に挿入係合するガイ
ドピン401bが周方向に等角度間隔で設けられてい
る。凹部間隔が異なるキャリアテープを用いる場合で
も、このスプロケット401のガイドピン間隔に一致し
たガイド孔をトラバーステープ710に設けるようにす
れば、スプロケットを交換せずに各種のトラバーステー
プを利用できる。また、各スプロケット401の一側面
には、伝達ベルト402を巻き付けるためのプーリ部分
401cが一体または別体で設けられている。伝達ベル
ト402には無端状のタイミングベルトが用いられる関
係から、各プーリ部分401cの周面にはタイミングベ
ルトの歯に対応した溝が形成されている。
【0044】モータ403は、支持板3の裏面側に横向
きに配置され、そのシャフトを右側のスプロケット40
1の軸401aに連結されている。このモータ403は
スプロケット401を所定角度ずつ間欠的に回転するこ
とにより、キャリアテープを凹部間隔毎に右方向に間欠
移動する。
【0045】テンションローラ404と405は、図1
に示すように、一端を回転自在に支持されたアーム40
4aと405aの他端に回転自在に取り付けられてい
る。アーム404aと405aはねじりコイルバネ(図
示省略)によって図中反時計回り方向に付勢されてお
り、このバネ付勢力下で、テンションローラ404は伝
達ベルト402の上側部分を下方に押圧し、テンション
ローラ405は伝達ベルト402の下側部分を下方に押
圧する。伝達ベルト402にはテンションローラ404
と405によって所定のテンションが付与されているの
で、2つのスプロケット401は伝達ベルト402との
間に遊びを生じること無く同期して回転することができ
る。また、キャリアテープの両スプロケット401に挟
まれる部分に緩みを生じたり、キャリアテープがテープ
支持台406から浮き上がることも防止できる。
【0046】テープ支持台406は、スプロケット40
1によって移動されるキャリアテープの下面を支持する
ためのもので、両スプロケット401の周面で最も高い
位置と一致する平坦な上面を有している。また、テープ
支持台406の上面には、キャリアテープの走行を案内
するためのガイド溝406aがをそ形成されている。ち
なみに、このガイド溝406aの深さはキャリアテープ
の厚みよりも僅かに小さい。さらに、ガイド溝406a
の後述する加熱歯505hと向き合う部分406bは、
加熱歯505hの熱がテープ支持台406に逃げること
を防止するため、熱伝導性の低い材料、例えば、ポリア
セタール等の樹脂から形成されている。さらにまた、テ
ープ支持台406の左側部分は、透明材料から形成され
たガイドカバー407によって覆われている。
【0047】図示例のものでは、キャリアテープを左側
のスプロケット401に押し付けるためのテープ押さえ
408が設けられ、また、カバーテープ730が付着さ
れたキャリアテープを左側のスプロケット401に押し
付けるためのテープ押さえ409が設けられている。テ
ープ押さえ408は、中央を回転自在に支持されたレバ
ーの一端をコイルバネ408aによって上方に付勢され
ており、レバー他端によって、キャリアテープを左側の
スプロケット401の周面に押し付けている。また、テ
ープ押さえ409は、一端を回転自在に支持されたアー
ムの他端に設けられたローラ409aを有し、アーム中
央をコイルバネ409bによって右方に付勢されてお
り、ローラ409aによって、カバーテープ付着後のキ
ャリアテープを右側のスプロケット401の周面に押し
付けている。
【0048】ここで、前述のテープ移動機400の動作
について説明する。このテープ移動400におけるテー
プ移動動作は、右側のスプロケット401をモータ40
3によって間欠的に回転させることにより実施される。
【0049】キャリアテープ(ボトムテープ720をそ
の下面に付着されたトラバーステープ710)は、両側
のスプロケット401のガイドピン401bにガイド孔
712を係合しており、両スプロケット401に挟まれ
る部分をテープ支持台406のガイド溝406a内に位
置している。この状態で、モータ403によって右側の
スプロケット401を凹部間隔に相当する角度だけ反時
計回り方向に回転させると、右側のスプロケット401
と同期して左側のスプロケット401も同一角度回動す
る。これによって、キャリアテープがテープ支持台40
6のガイド溝406aに案内されながら凹部間隔に相当
する距離右方向に移動する。図示例のものでは、左側の
スプロケット401の周面の最も高い位置(図17中の
符号IP)が部品挿入位置となるため、同位置IPに凹
部が停止するように前記のテープ移動が間欠的に行われ
る。
【0050】カバーテープ付着機500は、図1に示す
ように、装置ベース1の上面に立設された支持板4上に
設けられたリール支持台501と、カバーテープ繰出リ
ール502と、テンションロッド503と、テープガイ
ド504と、熱溶着機構505とを備えている。
【0051】カバーテープ繰出リール502は、リール
支持台501上に回転自在に、且つ、着脱自在に取り付
けられている。このカバーテープ繰出リール502に巻
き付けられているカバーテープ730(図7参照)は先
に説明した通りである。カバーテープ繰出リール502
をリール支持台501上にほぼ水平に配置する関係か
ら、リール支持台501にはカバーテープ730の向き
を調整するための2つのガイドプーリ501aと501
bが設けられている。つまり、カバーテープ繰出リール
502から繰り出されたカバーテープ730は、2つの
ガイドプーリ501aと501bによって約90度向き
を変更され、向きを変更された後のカバーテープ730
がテープガイド504に送り込まれる。
【0052】テンションロッド503はその上端をリー
ル支持台501に取り付けられており、その下端にコ字
形のテープ係合部503aを有している。カバーテープ
繰出リール502から繰り出されたカバーテープ730
はテープ係合部503aに係合しており、テンションロ
ッド503から適度なテンションを付与される。
【0053】テープガイド504は、図18及び図19
に示すように、第1ブロック504aと第2ブロック5
04bと第3ブロック504cと第1ネジ504dと第
2ネジ504eと、第3ブロック504cを上方に付勢
するように第2ネジ504e上に配置されたコイルバネ
504fとから構成されている。第1ブロック504a
は、ブロック正面に形成された傾斜溝504a1と、ブ
ロック上面に形成されたネジ穴504a2と、傾斜溝5
04a1の傾斜内面に形成されたネジ穴504a3を有
している。第2ブロック504bは、第1ブロック50
4aの傾斜溝504a1と同一角度の傾斜面504b1
と、第1ネジ504dの頭部を回転自在に支える切り欠
き504b2と、第2ネジ504eが横向きに挿通され
る縦長の貫通孔504b3を有している。第3ブロック
504cは下端部一側に縦断面三角形の延長部504c
1と、カバーテープ730の走行を案内するガイド溝5
04c2と、第2ネジ504eが横向きに挿通される縦
長の貫通孔5040c3と、第1ブロック504aの傾
斜溝504a1に入り込む膨出部504c4を有してい
る。図20に示すように、ガイド溝504c2は、第3
ブロック504cの左側面から底面に及んで形成されて
おり、これにより、カバーテープ720を熱溶着機構5
05の間近位置まで誘導することができる。また、第2
ネジ504eの端部には操作レバー504e1が設けら
れている。
【0054】図18に示すように、第1ブロック504
aは支持板4の前面に取り付けられており、第3ブロッ
ク504cは第2ブロック504cを間に挟むようにし
て第2ネジ504eを介して第1ブロック504aに取
り付けられている。このテープガイド504は、キャリ
アテープに対するカバーテープ720の位置決めを行う
ためのものである。第2ネジ504eを緩めた状態で第
1ネジ504dを正逆回転させれば、第1ブロック50
4aに対する第2ブロック504bの上下位置を変化さ
せることができ、この上下変化によって第3ブロック5
04cをトラバーステープ710の幅方向に変位させる
ことができる。また、第2ネジ504eを緩めた状態で
は、第3ブロック504cを第2ブロック504bの正
面に沿って上下方向に変位させることができる。つま
り、テープ支持台406のガイド溝406aを走行する
キャリアテープにカバーテープ730が正しく重なるよ
うにように、カバーテープ730の送り込み位置をこの
テープガイド504によって調整することができる。
【0055】また、図21(A)と図21(B)に示す
ように、操作レバー504e1を回転操作して第2ネジ
305bを緩めたときには、コイルバネ504fの付勢
力によって第3ブロック504cのみを上方移動させて
テープ支持台406から引き離すことができるので、こ
れにより、テープガイド504に対する点検や修理や清
掃等を容易に行うことができる。
【0056】熱溶着機構505は、図22及び図23に
示すように、装置ベース1の上面中央に立設された支持
板4の前面に配置された支持台505aと、支持台50
5aに設けられたガイドロッド505bと、ガイドロッ
ド505bに嵌合するガイドブッシュ505cと、ガイ
ドブッシュ505cが取り付けられた断熱板505d
と、断熱板505dに取り付けられたヘッドカバー50
5eと、ヘッドカバー505eの内側に設けられた横断
面T状の加熱ヘッド505fと、加熱ヘッド505fの
内部に設けられた電熱ヒータ505gと、加熱ヘッド5
05fの前後の窪みに互いが平行になるように配置され
た2つの加熱歯505hと、各加熱歯505hを下方に
付勢するコイルバネ505iと、各加熱歯505hの下
降位置を規定するストッパプレート505jと、断熱板
505dを上方に付勢するコイルバネ505kと、加熱
ヘッド下降用のソレノイド505lとから構成されてい
る。ちなみに、各加熱歯505hの温度は、サーモスタ
ット等の温度制御素子(図示省略)によって熱圧着に好
適な温度に保たれている。
【0057】図22に示す待機状態では、コイルバネ5
05kの付勢力によってヘッドカバー505eの上面が
ロッド505mの下端に当接していて、各加熱歯505
hはキャリアテープ上のカバーテープ730から離れて
いる。図22に示す状態でソレノイド505lを作動さ
せてそのロッド505mを所定距離下降させると、図2
3に示すように、加熱ヘッド505fがコイルバネ50
5kの付勢力に抗して下降し、2つの加熱歯505hの
下端がカバーテープ730の幅方向両側に接する。これ
により、カバーテープ730の加熱歯505hが接する
部分が加熱され、熱溶着によってカバーテープ730が
トラバーステープ710の上面側に付着する。2つの加
熱歯304hのテープ長さ方向の幅は、1回当たりのト
ラバーステープ移動量よりも大きいため、熱溶着域がテ
ープ長さ方向で部分的に重なるように前記の熱溶着が繰
り返される。また、各加熱歯505hがコイルバネ50
5iによってそれぞれ支えられているので、各加熱歯5
05hの下端とトラバーステープ710の上面とが仮に
平行でない場合でも、各加熱歯505hをカバーテープ
730を介してトラバーステープ710の上面に対して
適正な向きで接触させることができる。さらに、テープ
支持台406のガイド溝406aの加熱歯505hと向
き合う部分406bを熱伝導性の低い材料から形成して
あるので、前記の熱溶着時に加熱歯505hの熱がテー
プ支持台406に逃げることを防止することができる。
【0058】カバテープ用の熱溶着機構505は支持板
4に固定されておらず、支持板4に対して上下移動と回
転を可能としている。図22に示すように、支持板4に
は2つのピン4aと4bが上下に間隔をおいて設けられ
ている。一方、熱溶着機構505の支持台505aの裏
面には、上側ピン4aが上下移動可能に挿入された縦長
溝505nが形成され、上側ピン4aと縦長溝505n
の底との間にはコイルバネ505oが張設されている。
また、支持台505aの下部には、下側ピン4bが係合
可能な逆U字形の係合溝505Pが設けられている。
【0059】図22に示す定常状態では、支持台505
aの係合溝505Pが下側ピン4bに係合し、この状態
がコイルバネ505oの付勢力によって保たれている。
図24(A)と図24(B)に示すように、支持台50
5aをコイルバネ505oの付勢力に抗して上方に持ち
上げれば係合溝505Pが下側ピン4bから外れるの
で、この状態では上側ピン4aを中心として支持台50
5aを適宜回転することができる。つまり、熱溶着機構
505をテープ支持台406から引き離すことができる
ので、これにより熱溶着機構505に対する点検や修理
や清掃等を容易に行うことができる。
【0060】テープ巻取機600は、図1に示すよう
に、装置ベース1の中央右側に設けられた支持板601
と、支持板601に回動自在に配置された巻取軸602
と、巻取軸602に着脱自在に取り付けられたテープ巻
き取りリール603と、巻取軸602を間欠的に回転す
るモータ(図示省略)とを備えている。
【0061】このテープ巻取機600は、チップ部品P
が挿入され、且つ、カバーテープ730が付着された後
のキャリアテープ、即ち、部品テープ(図25参照)を
テープ巻き取りリール603に巻き取るためのものであ
る。テープ巻き取りリール603はテープ移動機400
におけるキャリアテープの移動に合わせてモータによっ
て図1において反時計回り方向に間欠回転する。
【0062】このように、前述のテーピング装置によれ
ば、凹部間隔毎に間欠的に移動するキャリアテープが停
止したタイミングで、部品挿入機100の部品排出口1
08dからチップ部品Pを押し出すことにより、このチ
ップ部品Pをキャリアテープの凹部内に順次挿入するこ
とができる。キャリアテープの凹部内に部品挿入機10
0から直接チップ部品を挿入するようにしているので、
従来装置のようなターンテーブルを用いることによる不
具合を解消して、テーピングを良好、且つ、安定に行う
ことができる。
【0063】また、部品挿入機100からの部品押し出
しに不良、例えば部品詰まり等が生じた場合には、部品
挿入機100を支える可動テーブル120を上昇及び前
方移動させて部品挿入機100を部品挿入位置から引き
離して、前記の不良を簡単に解消できると共に、部品挿
入機100に対する点検や修理や清掃等も容易に行うこ
とができる。
【0064】さらに、トラバーステープ710の下面に
ボトムテープ720を送り込むためのテープガイド30
3に、熱溶着機構304の加熱ヘッド304f(加熱歯
304h)の間近位置までボトムテープ710を案内す
るための延長部303c1を設けてあるので、熱溶着前
のボトムテープ720がトラバーステープ710から浮
き上がることを確実に防止して、トラバーステープ71
0に対するボトムテープ720の熱溶着を良好に行うこ
とができる。これと同様に、トラバーステープ710の
上面にカバーテープ730を送り込むためのテープガイ
ド504に、熱溶着機構505の加熱ヘッド505f
(加熱歯505h)の間近位置までカバーテープ730
を案内するための延長部504c1を設けてあるので、
熱溶着前のカバーテープ730がトラバーステープ71
0から浮き上がることを確実に防止して、トラバーステ
ープ710に対するカバーテープ7300の熱溶着を良
好に行うことができる。
【0065】さらにまた、ボトムテープ用の熱溶着機構
304の2つの加熱歯304hをそれぞれコイルバネ3
04iによって支えてあるので、各加熱歯304hの下
端とトラバーステープ710の下面とが仮に平行でない
場合でも、各加熱歯304hをボトムテープ720を介
してトラバーステープ710の下面に対して適正な向き
で接触させることができ、これによりトラバーステープ
710に対するボトムテープ720の熱溶着を良好に行
うことができる。これと同様に、カバーテープ用の熱溶
着機構505の2つの加熱歯505hをそれぞれコイル
バネ505iによって支えてあるので、各加熱歯505
hの下端とトラバーステープ710の上面とが仮に平行
でない場合でも、各加熱歯505hをカバーテープ73
0を介してトラバーステープ710の上面に対して適正
な向きで接触させることができ、これによりトラバース
テープ710に対するカバーテープ730の熱溶着を良
好に行うことができる。
【0066】さらにまた、ボトムテープ用の熱溶着機構
304に対応するテープ支持台305のガイド溝305
cの加熱歯304hと向き合う部分305dを熱伝導性
の低い材料から形成してあるので、前記の熱溶着時に加
熱歯304hの熱がテープ支持台305に逃げることを
防止して、ボトムテープ720の熱溶着を効率良く行う
ことができる。これと同様に、カバーテープ用の熱溶着
機構505に対応するテープ支持台406のガイド溝4
06aの加熱歯505hと向き合う部分406bを熱伝
導性の低い材料から形成してあるので、前記の熱溶着時
に加熱歯505hの熱がテープ支持台406に逃げるこ
とを防止して、カバーテープ730の熱溶着を効率良く
行うことができるさらにまた、ボトムテープ用のテープ
ガイド303と熱溶着機構304に対応するテープ支持
台305を、テープガイド303と熱溶着機構304か
ら引き離せるように構成してあるので、テープガイド3
03と熱溶着機構304に対する点検や修理や清掃等を
容易に行うことができる。
【0067】さらにまた、カバーテープ用のテープガイ
ド504と熱溶着機構505をこれらに対応するテープ
支持台406から引き離せるように構成してあるので、
テープガイド504と熱溶着機構505に対する点検や
修理や清掃等を容易に行うことができる。
【0068】尚、前述のテーピング装置では、トラバー
ステープ710の下面にボトムテープ710を付着して
キャリアテープを形成した後、このキャリアテープの上
面にカバーテープを付着するようにしたものを示した
が、トラバーステープ710の下面に予めボトムテープ
710が付着されたものや、トラバーステープとボトム
テープとが一体形成されているキャリアテープを用いる
場合には、ボトムテープ用のテープガイドと熱溶着機構
は不要である。
【0069】図26及び図27は部品挿入機の他の構造
例を示すもので、図26(A)は部品挿入機の右側面
図、図26(B)は部品挿入機の左側面図、図27は部
品挿入機の要部正面図である。
【0070】図中の符号801はフレーム、802はホ
ッパー、803は固定パイプ、804は可動パイプ、8
05はパイプ駆動レバー、806はレバー駆動カム、8
07はカム回転用のモータ、808はシュート板、80
9は透明板、810はプッシャー、811はプッシャー
昇降用のソレノイド、813はソレノイド111とプッ
シャー810を連結するブラケットである。
【0071】この部品挿入機800が前述の部品挿入機
100と構成上で異なるところは、ブラケット112を
排除してホッパー802をフレーム801に直接取り付
けた点と、シュート板108aの上端に設けられた肉厚
部分108bを排除してこれに相当する肉厚部分801
dをフレーム801側に設けて、シュート板808と透
明板809の幅及び長さ寸法を同じにした点と、固定パ
イプ106の下端を肉厚部分801dの下面から突出さ
せないようにした点と、フレーム801の左側面にレー
ル801eを設けてこれに係合する凹部808gをシュ
ート板808の右側面に設けた点にある。
【0072】この部品挿入機800は前述の部品挿入機
100と機能上で異なるところは、シュート板808と
透明板809をフレーム801に取り付けているネジを
外すことにより、シュート板808をフレーム801の
レール801eに沿って前後方向に移動できるようにし
た点にある。この部品挿入機800の構造によれば、シ
ュート板808と透明板809によって構成される部品
搬送通路内に搬送不良、例えば部品詰まり等が生じた場
合でも、透明板809をシュート板808に対して動か
すか或いはシュート板808から外すことにより、また
は、シュート板808をフレーム801に対して動かす
か或いはフレーム801から外すことにより、前記の搬
送不良を容易に解消することができる。
【0073】図28には前述の部品挿入機100に適用
可能な部品検出機構を示してある。
【0074】図中の符号101はフレーム、108はシ
ュート板、109は透明板、110はプッシャー、11
1はプッシャー昇降用のソレノイド、113はソレノイ
ド111とプッシャー110を連結するブラケットであ
る。符号900は部品検出器であり、図28(B)に示
すように、フレーム101とシュート板108と透明板
109を挟み込む2本の検出アーム901と902、各
検出アーム901,902の先端に対向して設けられた
孔901a,902aと、検出アーム901の孔901
aから検出光を投光するための投光器903と、検出ア
ーム902の孔902aから検出光を受光するための受
光器904とから構成されている。投光器903及び受
光器904は光検出器(図示省略)に接続された光ファ
イバを用いたものであり、投光器903側の光ファイバ
から投光した光を受光器904側の光ファイバで受けと
ることにより部品無しを、受け取れない時に部品有りを
光検出器によって検出できる。
【0075】図28(A)では、1つの部品検出器90
0を通路用溝108cの縦溝位置に配置し、他の1つの
部品検出器900を通路用溝108cの部品排出口位置
に配置してある。部品搬送通路内の先頭のチップ部品P
が部品排出口108dの手前位置で停止したり、或いは
ブッシャー110の押出部110aによって押し出され
るはずのチップ部品Pが部品排出口位置で傾いて押し出
し不良を生じたときにはこれらトラブルを下側の部品検
出器900で検出できるので、トラブル検出時に装置を
一時的に停止させればこの停止時間を利用してトラブル
解消を行うことができる。また、上側の部品検出器90
0において部品無しが検出されたときには部品搬送通路
内にチップ部品が充分に送り込まれていないため、装置
を一時的に停止して可動パイプ104を所定時間連続的
に上下移動させて部品送り込みを行う。それでも尚、部
品無しが検出されたときにはホッパー102における部
品残量が零とみなして部品補充を行うか、或いは部品搬
送通路内の残存部品の排除を行う。残存部品の排除は、
基本的にはプッシャー110を所定時間連続的に上下移
動させて部品押し出しを行うことによって行うが、通路
用溝108cに通じるエア吹き出し口108gから部品
搬送通路内にエアーを吹き出すようにすれば、このエア
ー圧を利用して排出口への部品移動を速やかに行うこと
ができる。勿論、前記の部品検出器900は図26に示
した部品挿入機800にも適用できる。
【0076】図29は熱溶着機構の他の構造例を示すも
ので、図中の符号1001は断熱板、1002は断熱板
1001に取り付けられたヘッドカバー、1003はヘ
ッドカバー1002の内側に設けられた加熱ヘッドであ
り、加熱ヘッド1003の下面には3つの加熱歯100
3aが平行に設けられている。また、符号406はテー
プ支持台、406aがガイド溝、406bは低熱伝導性
部、710はトラバーステープ、720はボトムテー
プ、730はカバーテープ、Pはチップ部品である。
【0077】この熱溶着機構は前述の熱溶着機構505
と異なるところは、可動式の加熱歯505hを排除して
加熱歯1003aを加熱ヘッド1003に一体形成、或
いは固定配置した点と、加熱ヘッド1003の下面に3
つの加熱歯1003aが平行に設けて2つの加熱歯10
03aをカバーテープ730の幅方向両側に接触させ、
且つ残りの1つの加熱歯1003aをカバーテープ73
0が存しないトラバーステープ710の上面に接触させ
るようにした点にある。
【0078】2つの加熱歯のみをカバーテープ730の
幅方向両側に接触させるときには接触部分にのみ圧力と
熱が加わるためトラバーステープ710等に歪みや捻れ
が生じる恐れがあるが、2つの加熱歯1003aをカバ
ーテープ730の幅方向両側に接触させると同時に、も
う1つの加熱歯1003aをカバーテープ730が存し
ないトラバーステープ710の上面に接触させるように
すると、トラバーステープ710等に加わる圧力と熱が
均一化されて前記のような歪みや捻れが全く生じなくな
る。勿論、前記の加熱ヘッドの構造はボトムテープ用の
熱圧着機構にも適用できる。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
キャリアテープの凹部内に電子部品挿入機から直接電子
部品を挿入するようにしているので、従来装置のような
ターンテーブルを用いることによる不具合を解消して、
テーピングを良好、且つ、安定に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るテーピング装置の正
面図
【図2】部品挿入機の右側面図と左側面図
【図3】テーピング装置で取り扱わうことが可能な電子
部品の形状例を示す斜視図
【図4】可動パイプの上昇動作を示す図2(A)に対応
する図と、プッシャーの下降動作を示す図2(B)に対
応する図
【図5】可動パイプの上下移動に伴う固定パイプへの部
品取込動作を示す図
【図6】プッシャーの上下移動に伴う部品押出動作を示
す図
【図7】部品挿入機を支える可動テーブルの構成とその
動作説明図
【図8】トラバーステープとボトムテープとカバーテー
プの部分斜視図
【図9】トラバーステープの縦断面図と、トラバーステ
ープにボトムテープを付着した状態を示す縦断面図と、
トラバーステープにボトムテープとカバーテープを付着
した状態を示す縦断面図
【図10】トラバーステープ繰出機におけるプーリの断
面図とその動作説明図
【図11】ボトムテープ用のテープガイドの斜視図
【図12】ボトムテープ用のテープガイドの分解斜視図
【図13】ボトムテープ用のテープガイドの第3ブロッ
クの下面図
【図14】ボトムテープ用の熱圧着機構の縦断面図
【図15】ボトムテープ用の熱圧着機構の動作説明図
【図16】ボトムテープ用のテープガイドと熱圧着機構
に対応するテープ支持台の動作説明図
【図17】テープ移動機構の説明図
【図18】カバーテープ用のテープガイドの斜視図
【図19】カバーテープ用のテープガイドの分解斜視図
【図20】カバーテープ用のテープガイドの第3ブロッ
クの下面図
【図21】カバーテープ用のテープガイドの動作説明図
【図22】カバーテープ用の熱圧着機構の縦断面図
【図23】カバーテープ用の熱圧着機構の動作説明図
【図24】カバーテープ用の熱圧着機構の動作説明図
【図25】部品テープの部分斜視図
【図26】部品挿入機の他の構造例を示す右側面図と左
側面図
【図27】図26に示した部品挿入機の要部正面図
【図28】部品挿入機に適用可能な部品検出機構を示す
【図29】熱溶着機構の他の構造例を示す縦断面図
【符号の説明】
1…装置ベース、100…部品挿入機、101…フレー
ム、102…ホッパー、103…固定パイプ、104…
可動パイプ、105…パイプ駆動レバー、106…レバ
ー駆動カム、107…モータ、108…シュート板、1
09…透明板、110…ブッシャー、111…ソレノイ
ド、200…トラバーステープ繰出機、201…支持
板、202…支持ローラ、203…トラバーステープ繰
出リール、204…テープ引出機構、205…ガイドプ
ーリ205、300…ボトムテープ付着機、301…リ
ール支持台、302…ボトムーテープ繰出リール、30
3…テープガイド、303c1…延長部、304…熱溶
着機構、304f…加熱ヘッド、304h…加熱歯、3
05…テープ支持台、305d…低伝熱性部、400…
テープ移動機、401…スプロケット、402…伝達ベ
ルト、403…モータ、404,405…テンションロ
ーラ、406…テープ支持台、406b…低伝熱性部、
500…カバーテープ付着機、501…リール支持台、
502…カバーテープ繰出リール、503…テンション
ロッド、504…テープガイド、504c1…延長部、
505…熱溶着機構、505f…加熱ヘッド、505h
…加熱歯、600…テープ巻取機、601…支持板、6
02…巻取軸、603…テープ巻き取りリール、710
…トラバーステープ、720…ボトムテープ、730…
カバーテープ、P…チップ部品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大河原 雅則 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 斉藤 浩二 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 大河原 仁一 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を収納するための凹部をテープ
    長さ方向で所定間隔毎に有するキャリアテープを凹部間
    隔毎に所定方向に間欠的に移動させるテープ移動機と、 バルク状に貯蔵された電子部品を所定向きに整列して下
    方に自重移動させ、先頭の電子部品をプッシャーによっ
    て部品排出口から所定姿勢で下方に押し出してキャリア
    テープの凹部内に挿入する電子部品挿入機と、 電子部品が挿入された凹部を覆うようにキャリアテープ
    にカバーテープを付着するカバーテープ付着機とを備え
    る、ことを特徴とするテーピング装置。
  2. 【請求項2】 電子部品挿入機は、 多数の電子部品をバルク状に貯蔵する貯蔵室と、 貯蔵室内の電子部品を所定向きで1個ずつ取り込んで整
    列状態で下方に自重移動させる搬送通路と、 キャリアテープの凹部と向き合うように搬送通路の先端
    に設けられた排出口と、 搬送通路内の先頭の電子部品を下方に押し出してキャリ
    アテープの凹部内に収納するためのプッシャーと、 プッシャーを上下移動させるアクチュエータとを備え
    る、 ことを特徴とする請求項1に記載のテーピング装置。
  3. 【請求項3】 搬送通路の一部が、縦溝と湾曲溝と横溝
    を連続して有する第1の部材とこの部材の溝開口側を覆
    う第2の部材とから構成され、 搬送通路内の先頭の電子部品を押し出すための排出口が
    横溝の先端下面に形成されている、 ことを特徴とする請求項2に記載のテーピング装置。
  4. 【請求項4】 電子部品挿入機は、 貯蔵室内の少なくとも搬送通路近傍の電子部品に動きを
    付与する取込促進機構をさらに備える、 ことを特徴とする請求項1または2に記載のテーピング
    装置。
  5. 【請求項5】 カバーテープ付着機は、 キャリアテープに対して熱溶着可能なカバーテープが巻
    き付けられたカバーテープ繰出リールと、 カバーテープの少なくとも幅方向両側に接触可能な加熱
    歯を有する加熱ヘッドをアクチュエータによって上下移
    動させる熱溶着機構と、 カバーテープ繰出リールから引き出されたカバーテープ
    を熱溶着機構の加熱ヘッドの間近位置まで案内するテー
    プガイドとを備える、 ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の
    テーピング装置。
  6. 【請求項6】 熱溶着機構における加熱歯が加熱ヘッド
    と別体で構成され、加熱歯が加熱ヘッドとの間に設けら
    れたバネによって支えられている、 ことを特徴とする請求項5に記載のテーピング装置。
  7. 【請求項7】 熱溶着機構における加熱歯は、カバーテ
    ープの幅方向両側とカバーテープが存しないキャリアテ
    ープの表面に接触可能である、 ことを特徴とする請求項5または6に記載のテーピング
    装置。
  8. 【請求項8】 キャリアテープの走行を案内するテープ
    支持台が少なくとも熱溶着機構の下側に配置され、 このテープ支持台の加熱歯と向き合う部分が熱伝導性の
    低い材料から形成されている、 ことを特徴とする請求項5乃至7の何れか1項に記載の
    テーピング装置。
JP11018949A 1999-01-27 1999-01-27 テーピング装置 Withdrawn JP2000219206A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009095992A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Sailor Pen Co Ltd:The インサートナット供給装置

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JP2009095992A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Sailor Pen Co Ltd:The インサートナット供給装置

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