JPH10139233A - 帯状材料の接続方法と接続装置 - Google Patents

帯状材料の接続方法と接続装置

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JPH10139233A
JPH10139233A JP30724996A JP30724996A JPH10139233A JP H10139233 A JPH10139233 A JP H10139233A JP 30724996 A JP30724996 A JP 30724996A JP 30724996 A JP30724996 A JP 30724996A JP H10139233 A JPH10139233 A JP H10139233A
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三夫 橋本
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浩明 北出
Yutaka Shimizu
豊 清水
Toshiaki Naka
俊明 中
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 先ず、吸着ユニット111は、回転板1
3に支持した新しいラベルRの先端部を吸着保持して右
方側にむけて所定量だけ引き出し、かつ圧着ユニット1
03と一体に連結される。この後、両ユニット103、
111は、左方に向けて所定量だけ戻されるので、既に
引き出された分のラベルRがアキュームゾーン124に
一時収納される。この状態から両ユニット103、11
1が再度右方に移動されて、新しいラベルRの先端部
と、現在回転板12側から引き出している古いラベルR
が、接続領域Cにおいて接続され、かつ古いラベルRの
後続部は切断される。 【効果】 両ユニット103、111を右方に移動させ
て新旧のラベルRを接続する際に、両ユニット103、
111を高速で移動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は帯状材料の接続方法およ
び接続装置に関し、より詳しくは、円筒部材から引き出
されている古い帯状材料に、新しい円筒部材に巻回した
帯状材料の先端部を接続する接続方法および接続装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、古い帯状材料と新しい帯状材料の
先端とを接続する接続装置は知られている(例えば、特
開平8−85654号公報)。この公報の接続装置で
は、接続ユニットによって新しい帯状材料の先端を保持
して所定方向に移動させ、その移動速度が現在引き出さ
れて消費されている帯状材料の引き出し速度と同じにな
ったら、新旧の帯状材料を接続するとともに古い帯状材
料を切断するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の装置では、接続ユニットは、新しい帯状材料の先端
を保持し、該帯状材料を円筒部材から引き出しながら走
行するようになっている。そのため、接続ユニットは、
保持手段によって新しい帯状材料の先端を強固に保持し
ておく必要があり、しかも帯状材料を円筒部材から引き
出す際に急激に加速しにくいという欠点があった。しか
も、新しい帯状材料を円筒部材から引き出しながら走行
しているので、接続ユニットが新しい帯状材料を吸着保
持する保持力を大きくする必要があり、そのための保持
手段が大型化するという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、円筒部材に巻回された新しい帯状材料の先端
部を保持して、円筒部材から引き出されている古い帯状
材料の引き出し方向に沿って往復移動可能な吸着ユニッ
トと、この吸着ユニットを古い帯状材料の引き出し方向
に沿って移動させる駆動手段と、上記吸着ユニットとと
もに移動されて、該吸着ユニットとの間で新旧の帯状部
材を挟持して接続させる圧着ユニットと、この圧着ユニ
ットに設けられて、新旧の帯状部材の接続位置よりも引
き出し方向の後方側で古い帯状部材を切断する切断機構
とを備え、上記吸着ユニットは円筒部材に巻回された新
しい帯状材料の先端部を保持して、該帯状材料を古い帯
状材料の引き出し方向に沿って所定量だけ引き出した
後、引き出し方向と逆方向に移動されて、既に引き出し
た新しい帯状材料の先端部およびその後続部分を引き出
し方向と逆方向に所要量だけ戻し、次に、両ユニットを
古いロール体から引き出されている帯状材料に追従して
移動させて、吸着ユニットに保持した新しい帯状部材の
先端部と古いロール体から引き出されている帯状材料を
両ユニットによって挟持して接続し、かつこの接続部よ
りも後方側の古い帯状部材を上記切断機構によって切断
する帯状材料の接続方法を提供するものである。また、
第2の発明は、円筒部材に巻回された新しい帯状材料の
先端部を保持して、円筒部材から引き出されている古い
帯状材料の引き出し方向に沿って往復移動可能な吸着ユ
ニットと、この吸着ユニットを古い帯状材料の引き出し
方向に沿って移動させる駆動手段と、上記吸着ユニット
とともに移動されて、該吸着ユニットとの間で新旧の帯
状部材を挟持して接続させる圧着ユニットと、この圧着
ユニットに設けられて、新旧の帯状部材の接続位置より
も引き出し方向の後方側で古い帯状部材を切断する切断
機構と、上記吸着ユニットが引き出した新しい帯状材料
のたるんだ部分を一時的に貯溜するアキュームゾーン
と、上記両ユニットと駆動手段および切断機構の作動を
制御する制御装置とを備え、上記制御装置は、円筒部材
に巻回された新しい帯状材料の先端部を上記吸着ユニッ
トによって保持させて古い帯状材料の引き出し方向に沿
って所定量だけ引き出させてから、引き出し方向と逆方
向に吸着ユニットを移動させて既に引き出された新しい
帯状材料のたるんだ部分を上記アキュームゾーンに一時
貯溜させ、さらに、上記制御装置は両ユニットを古い帯
状材料の引き出し方向に沿ってそれに追従して移動さ
せ、吸着ユニットに保持した新しい帯状部材の先端部と
古い帯状材料を両ユニットによって挟持して接続させ、
かつこの接続部よりも後方側の古い帯状部材を上記切断
機構によって切断させる帯状材料の接続装置を提供する
ものである。
【0005】
【作用】上述した方法によれば、新旧の帯状材料を接続
する際には、既に引き出した新しい帯状材料の先端部と
その後続部分を待機させた状態から両ユニットを移動さ
せるので、その際両ユニットを高速で移動させることが
できる。また、第2発明である接続装置は、上記制御装
置およびアキュームゾーンを備えているので、アキュー
ムゾーンに帯状材料を一時貯溜した状態から両ユニット
を移動させることにより、両ユニットを高速で移動させ
ることができる。そのため、上記方法および装置におい
ては、吸着ユニットは、新しい帯状材料の先端部を保持
するに際して従来よりも弱い保持力で保持すればよい。
したがって、吸着ユニットが新しい帯状材料の先端部を
保持するための保持手段を従来よりも小型化できる。
【0006】
【実施例】以下、図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、1はロール体処理装置であり、図面
上の上方側に配設した図示しないラベラの隣接位置に配
設されている。このロール体処理装置1は、上記ラベラ
に近い側となる消費位置Aにロール体2を回転自在に支
持してあり、このロール体2に巻回した帯状のラベルR
が上記ラベラによって連続的に引き出されて消費される
ようになっている。図示しないラベラは、消費位置Aの
ロール体2から帯状のラベルRを連続的に引き出した
後、該帯状のラベルRを所定長さに切断し、切断した後
の個々のラベルを順次容器の胴部に貼着するように構成
されている。一方、供給位置Bには、後述するロール体
供給装置3によって既に新しいロール体2が供給されて
待機状態となっている。供給位置Bの近接箇所には先端
引き出し装置4を設けてあり、この先端引き出し装置4
は、供給位置Bに支持された新しいロール体2から帯状
のラベルRの先端部をゆがみ無く水平に引き出すことが
できるようになっている。さらに、先端引き出し装置4
の右方側の位置には、新旧のラベルRを接続する接続装
置5を設けている。この接続装置5は、先端引き出し装
置4によって引き出した新しいラベルRの先端部を吸着
ユニット111で吸着保持して右方に向けて引き出すよ
うになっている。そして、その際に接続領域Cにおいて
新しいロール体2のラベルRの先端部と消費位置Aから
現在引き出されている古いラベルRの末端に近い箇所と
を接続し、かつ、その接続箇所に隣接する古いラベルR
の後続部を切断するようになっている。このようにし
て、ロール体処理装置1は、消費位置Aのロール体2か
らラベルRが消費された際に、供給位置Bに待機させて
いる新しいロール体2のラベルRを消費位置Aのロール
体2のラベルRに接続するように構成されている。この
ようにして新旧のラベルRの接続が終わったら、消費位
置Aのロール体2は排出されるとともに、新しいロール
体2が供給位置Bから消費位置Aまで移動され、また、
その際に、ロール体供給装置3によって次のロール体2
が供給位置Bに供給されるようになっている。以下消費
位置Aに位置した新しいロール体2のラベルRが上記ラ
ベラによって引き出されるように構成されている。
【0007】図2に示すように、本実施例のロール体2
は、巻芯となる紙製の円筒部材6と、これに巻回した帯
状に連続するラベルRとから構成している。ラベルRの
先端部R1のすぐ後方側の内面とその内方位置のラベル
Rの表面とは糊7で仮止めしてあり、それによって円筒
部材6に巻回したラベルRが先端部R1から自然にほど
けないようにしている。また、この図2において右側と
なるラベルRの一側には、長手方向の所定間隔ごとにレ
ジスタマークR2を付している。また、円筒部材6の軸
方向長さはラベルRの幅と同一に設定しているので、ロ
ール体2全体の形状は、軸方向に短い円柱状となってい
る。そして、本実施例は、上記消費位置Aおよび供給位
置Bにおいて、レジスタマークR2を付した側のラベル
Rの一側が上方になるようにロール体2全体を水平に倒
した状態でラベルRを引き出すようにしている。
【0008】次に、ロール体処理装置1の各構成部分に
ついて説明する。ロール体処理装置1は、Dを回転中心
として反時計方向に180度づつ回転される回転体11
を備えており、この回転体11の上面における相互に1
80度ずれた箇所に回転板12、13を回転自在に設け
ている。これらの回転板12、13上にロール体2を支
持するようにしている。各回転板12、13は、回転体
11が反時計方向に180度回転されるごとに、それぞ
れ上述した消費位置Aと供給位置Bとに停止するように
なっている。
【0009】図3に示すように、回転体11はフレーム
14に取り付けた軸受15によって、Dを回転中心とし
て反時計方向に回転自在に軸支されている。この回転体
11における内方部には、回転中心Dを囲繞する大径の
歯車16を取り付けてあり、この歯車16は図示しない
減速用歯車を介してモータ17と連動している。このモ
ータ17が回転駆動されると、回転体11は図1におけ
る反時計方向に180度づつ回転されるようになってお
り、それによって、上記各回転板12、13が消費位置
Aと供給位置Bとに交互に位置するようになっている。
【0010】図4に示すように、回転板13の中心部に
は貫通孔13aを穿設してあり、この貫通孔13aを覆
って回転板13の裏面中央にはブロック状の支持部材2
1を連結してあり、さらにこの支持部材21の裏面に
は、回転板13の軸心と一致させて支持軸22を一体に
取り付けている。上記支持軸22は、揺動部材23側の
円筒部23aに貫通させてあり、かつ一対の軸受24に
よって回転自在に軸支されている。支持部材21には、
大径の歯車25を取り付けてあり、この歯車25には、
モータ26に連動した小径の歯車27を噛合させてい
る。これにより、モータ26を駆動させると、回転板1
3およびそれに支持したロール体2を時計方向に回転さ
せることができる。そして、この回転板13が消費位置
Aに位置してロール体2のラベルRが上述のようにラベ
ラによって引き出されるときには、回転板13の回転に
わずかに抵抗を掛けるようにしてあり、それによってラ
ベルRが実質的に一定の張力で引き出されるようにして
いる。次に、回転板13を軸支した揺動部材23は、そ
の長手方向が回転体11の放射方向と直交するように回
転体11の上面に配置されており、かつ、揺動部材23
の長手方向両端部は、回転体11の上面に設けた一対の
軸受28によって揺動自在に支持されている。揺動部材
23は、回転体11の上面に設けた図示しないシリンダ
に連動しており、このシリンダに連動して90度づつ正
逆に回転される様になっている。揺動部材23に連動す
るシリンダが作動されていない状態では、揺動部材23
の円筒部23aが鉛直方向に支持される様になっている
ので、そのときには回転板13は水平に支持される。こ
れに対して、揺動部材23に連動するシリンダが正転さ
れると揺動部材23が90度回転されるので、回転板1
3は水平状態から90度回転されて鉛直方向に支持され
るようになっている。この状態からシリンダが逆転され
ると揺動部材23が90度逆転されるので、それに伴っ
て回転板13は元の水平状態に復帰するようになってい
る。
【0011】また、図4に示すように、回転板13に連
結した支持部材21の軸部には、円周方向等間隔位置に
配置した3本一組の係合ピン29からなる保持手段を設
けてあり、これら保持手段を構成する係合ピン29の先
端部を回転板13の貫通孔13aを貫通させて外方側ま
で突出させている。各係合ピン29の基部は、支持部材
21側の放射方向のガイド溝21aに沿って回転板13
の放射方向に移動できるようになっている。各ガイド溝
21aには圧縮ばねを設けてあり、それによって各ガイ
ド溝21a内の係合ピン29を常に半径方向内方に向け
て付勢している。上記各ガイド溝21a内の係合ピン2
9は、支持部材21および支持軸22にわたって設けた
エア通路30を介して図示しない圧縮空気の供給源に連
通している。圧縮空気の供給源から係合ピン29に圧縮
空気を作用させていない状態では、上記各ばねによって
各係合ピン29は各ガイド溝21a内における内方端に
位置している。これに対して、エア通路30を介して図
示しない圧縮空気の供給源から各係合ピン29に圧縮空
気が作用させると、各ガイド溝21a内の係合ピン29
は同期して半径方向外方にむけて移動されるようになっ
ている。図4に示すように、3本の係合ピン29がロー
ル体2の円筒部材6内に挿入された状態から各係合ピン
29に圧縮空気が作用させれば、各3本の係合ピン29
が円筒部材6の内周部に圧接するので、これら各3本の
係合ピン29によって回転体13にロール体2を保持す
ることができる。また、この状態から各係合ピン29に
対する圧縮空気の供給を停止すれば、3本の係合ピン2
9がばねによって元の内方側の位置に戻されるので、3
本の係合ピン2は円筒部材6の内周部から離隔し、それ
によって、3本の係合ピン2によるロール体2の保持状
態が解放されるようになっている。以上の説明は図4に
おける下方側となる供給位置Bにある回転板13につい
ての説明であるが、他方の消費位置Aに位置する回転板
12も上記回転板13と同様に構成しているので、他方
の回転板12側の構成の説明は省略する。つまり、本実
施例では、同一構成とした一対の回転板12、13を、
相互に180度ずれた位置に設けてあり、それらの一方
で支持したロール体2を消費位置Aに位置させるととも
に、供給位置Bに位置した他方のものに新しいロール体
2を保持させるようにしている。なお、接続装置5によ
って新旧のラベルRの接続が終了した後には、消費位置
Aに位置する回転板12には、ラベルRがほとんど消費
されたロール体2が支持されているが、回転板12の各
係合ピン29に対する圧縮空気の供給を停止すること
で、各係合ピン29によるロール体2の円筒部材6の保
持状態が解放される。そして、この後、消費位置Aに位
置する回転板12が水平状態から鉛直方向に向けて移動
されるので、実質的に円筒部材6だけとなったロール体
2が回転板12から脱落して、回転体11の外方に設け
た図示しない回収箱内に排出されるようになっている。
【0012】次に、図1、図5および図6によりロール
体供給装置3について説明すると、このロール体供給装
置3は、複数のロール体2を一時的に貯溜するストッカ
31を備えるとともに、このストッカ31の長手方向に
移動可能に設けられて、供給位置Bに近い最前方に位置
するロール体2を供給位置Bの回転板13に受け渡す受
渡機構32を備えている。ストッカ31は水平に支持さ
れた昇降フレーム33の上面に固定されており、受渡機
構32もこの昇降フレーム33上に設けている。昇降フ
レーム33は、その底部の複数箇所に鉛直下方にむけて
ガイド軸34を固定してあり、これらのガイド軸34を
固定フレーム35側の筒状ガイド36に摺動自在に貫通
させている。また、昇降フレーム33の底部中央には、
鉛直下方に向けてねじ軸37を回転自在に取り付けてあ
り、このねじ軸37の下方側の部分は固定フレーム35
側のナット部材38に螺合貫通させている。固定フレー
ム35にはモータ41を配設してあり、このモータ41
の駆動軸と上記ねじ軸37は、一対のベベルギヤ42、
42を介して連動している。これにより、モータ41を
所要量だけ正逆に回転させることにより、昇降フレーム
33およびそれに設けたストッカ31および受渡機構3
2を所要量だけ昇降させることができる。
【0013】ストッカ31は、その長手方向が図1に示
したX方向と平行となるように昇降フレーム33に固定
してあり、一対の支持部31a,31bを備えている。
支持部31a,31bは、所定の間隔を維持して谷状に
傾斜させている。この支持部31a,31b上に、軸心
が水平となる向きで複数のロール体2を支持するように
している。図6における右方側となる、支持部31a,
31bの後方側の箇所には、それらにわたって半円形の
プレート43を鉛直方向に支持して連結している。そし
て、支持部31a,31b上に載置した複数のロール体
2は、隣接位置のものが相互に密着し、かつ最も後方側
のロール体2はプレート43に当接している。このよう
に、最も後方側のロール体2をプレート43に当接させ
ることにより、ストッカ31に支持した複数のロール体
2が転倒することを防止している。
【0014】次に、昇降フレーム33には、ストッカ3
1の長手方向と平行に一対のガイドレール44を取り付
けてあり、これらのガイドレール44に、受渡機構32
を構成する可動フレーム45を移動可能に取り付けてい
る。可動フレーム45は全体としてコ字形としてあり、
下方側の水平部45aは、上記ストッカ31の両支持部
31a,31bと直交する下方側に位置しており、他
方、可動フレーム45における上方側の水平部45b
は、ストッカ31の両支持部31a,31bと直交する
ロール体2の上方に位置している。また、昇降フレーム
33の上面におけるガイドレール44の間には、それら
と平行にねじ軸39を回転自在に軸支してあり、このね
じ軸39を可動フレーム45の水平部45aに取り付け
たナット部材46に螺合貫通させている。ねじ軸39
は、昇降フレーム33に設けた図示しないモータに連動
して正逆に回転されるようになっている。そして、ねじ
軸39に連動したモータが正逆に回転されることに伴っ
て、可動フレーム45は、図6における左方に実線で示
した前進端位置と想像線で示した右方側の後退端の位置
との間でストッカ31の長手方向に沿って移動される。
【0015】可動フレーム45における下方側の水平部
45aには、エアシリンダ47を鉛直上方に向けて取り
付けてあり、このエアシリンダ47に、上面が円弧状と
なった挟持部材48を連結している。他方、上方側の水
平部45bには、エアシリンダ51を鉛直下方にむけて
取り付けてあり、さらにこのエアシリンダ51の下端部
に、下面が円弧状となった挟持部材52を連結してい
る。挟持部材48,52は相互に対向しており、図5お
よび図6から理解できるように、下方側の挟持部材48
は、ストッカ31に支持されたロール体2の下端部の近
接下方側に位置するようになっている。また、上方側の
挟持部材52は、ストッカ31に支持されたロール体2
の上端部の近接上方側に位置するようになっている。な
お、図6から理解できるように、挟持部材48,52の
厚さ(X方向寸法)は、ロール体2のラベルRの幅と同
じかわずかに小さく設定している。
【0016】また、図6に示すように上方側の水平部4
5bにはセンサ53を設けてあり、可動フレーム45を
実線で示す前進端位置から右方側へ移動させて挟持部材
48、52によってストッカ31の最前方位置のロール
体2を挟持しようとする際に、該ロール体2の円筒部材
6に反応して最前方位置のロール体2を検出できるよう
にしている。そして、センサ53がロール体2の円筒部
材6を検出してから可動フレーム45の移動を停止させ
ると、挟持部材48、52が最前方位置のロール体2の
上下位置に停止するようになっている。
【0017】さらに、本実施例では、可動フレーム45
に設けた下方側のエアシリンダ47には、その前進量す
なわち挟持部材48の上昇量を検出するセンサ54を設
けている。本実施例では、可動フレーム45と、それに
設けた挟持部材48、52、センサ53、54等によっ
て受渡機構32を構成している。そして、ロール体供給
装置3は、受渡機構32とストッカ31と、さらに供給
位置Bの回転板13によって構成されている。
【0018】(受渡作動)以上のように構成したロール
体供給装置3によるロール2の供給作動を説明する。す
なわち、先ず、後述する接続装置5によって消費位置A
のロール体2の古いラベルRの末端と、既に供給位置B
で待機していた新しいロール体2のラベルRの先端とが
接続された後、回転体11が反時計方向に回転されるこ
とにより、接続が完了したロール体2は消費位置Aに位
置する一方、空となった状態の回転板13が供給位置B
に停止する。この後、図4に示した揺動部材23に連動
したモータが正転されので、水平となっていた回転板1
3が、図6に示すように鉛直方向となるまで移動され
る。これにより、回転板13は、上記ストッカ31に支
持された最前方位置のロール体2と対向した状態とな
る。また、この時には、回転板13側の3本の係合ピン
29が水平に支持されている。この時には、係合ピン2
9には圧縮空気は作用させていないので、3本の係合ピ
ン29は回転板13の中心に近い内方側に位置してい
る。他方、受渡機構32の可動フレーム45は、図6に
実線で示した前進端位置に待機しており、また、この可
動フレーム45に設けたエアシリンダ47,51は作動
されていない。上述したように供給位置のBの回転板1
3が鉛直方向に支持されると、受渡機構32のねじ軸3
9に連動したモータが逆転されるので、可動フレーム4
5は前進端位置から想像線で示した後退端位置に向けて
レール44に沿って後退する。そして、このように可動
フレーム45が後退していく過程において、可動フレー
ム45に設けたセンサ53がストッカ31の最前方のロ
ール体2の円筒部材6を検出すると、上記ねじ軸39の
逆転が停止される。これによって、最前方位置のロール
体2の上下位置に挟持部材48,52が位置する。
【0019】この後、先ず、上方側のエアシリンダ51
が作動されるので挟持部材52が下降されて、最前方位
置のロール体2のラベルRの上端部に圧接する。次に、
下方側のエアシリンダ47が作動されるので、下方側の
挟持部材48が最前方位置のロール体2のラベルRの下
端部に圧接する(図5参照)。これによって、ロール体
2のラベルRは、上下位置の挟持部材52,47によっ
て挟持されたことになる。ここで、本実施例では下方側
のエアシリンダ47は、上方側のエアシリンダ51より
も大型のものを採用しているので、エアシリンダ47が
上昇されることによって、エアシリンダ51が後退端ま
で押し戻されるようになり、そのため、上下位置の挟持
部材52,47によってロール体2が挟持された状態で
ストッカ31から持ち上げられ、所定の高さに支持され
る。つまり、両挟持部材48,52によって、最前方位
置のロール体2がストッカ31から取り出されたことに
なる。
【0020】この状態では、両挟持部材48,52に挟
持されたロール体2における円筒部材6の高さと、鉛直
方向に支持した回転板13側の係合ピン29の高さが一
致していないので、この状態で可動フレーム45を前進
端位置まで再度移動させたとしても、3本の係合ピン2
9がロール体2における円筒部材6の内部に挿入されな
いことになる。そこで、本実施例では、下方側のエアシ
リンダ47の前進量をセンサ54で検出するようにして
あり、それによって、両挟持部材48,52に挟持され
たロール体2における円筒部材6の昇降フレーム33上
における高さおよび、その円筒部材6の高さと回転板1
3側の係合ピン29とのずれ量を演算するようにしてい
る。そして、モータ41を所要量だけ正逆に回転させる
ことにより、演算した上記ずれ量だけ昇降フレーム33
全体を昇降させる。これにより、両挟持部材48,52
に挟持されたロール体2における円筒部材6の高さが、
鉛直方向に支持した回転板13側の係合ピン29の高さ
と一致する。この後、ねじ軸39に連動したモータが正
転されるので、可動フレーム45が実線で示した前進端
位置まで移動されてから停止する。これにより、両挟持
部材48,52に挟持されたロール体2は、それに対向
した状態の回転板13に当接し、かつ回転板13側の3
つの係合ピン29がロール体2の円筒部材6の内方に挿
入される。
【0021】すると、回転板13の各係合ピン29に圧
縮空気を作用させるので、各係合ピン29が同期して外
方側にむけて移動されて円筒部材6の内周部に圧接す
る。これにより、保持手段としての3本の係合ピン29
によって、ロール体2が保持されたことになる。
【0022】この後、可動フレーム45側の両エアシリ
ダ47,51の作動が停止されるので、両挟持部材5
2,47が後退位置に復帰して、ロール体2は両挟持部
材52,47から解放される。この後、ロール体2を保
持した状態の回転板13が図6に示した鉛直状態から9
0度回転されて水平状態に戻される。本実施例では、こ
の後、一旦、各係合ピン29への圧縮空気の作用を一時
中止して、各係合ピン29によるロール体2の円筒部材
6の保持状態を解除する。これにより、ロール体2にお
ける下面(ラベルRの一側)が回転板13上に確実に支
持されることになり、この後、再度、各係合ピン29へ
圧縮空気を作用させるので、各係合ピン29によってロ
ール体2の円筒部材6が確実に保持される。これによっ
て、ロール体供給装置3から供給位置Bの回転板13へ
新しいロール体2が供給されたことになる。上述のよう
にしてロール体供給装置3は、供給位置Bに鉛直方向に
支持された回転板13(12)に新しいロール体2を供
給するように構成されている。
【0023】(先端引き出し装置)次に、図3、図4、
図7および図8に基づいて、供給位置Bの回転板13が
支持するロール体2からラベルRの先端部R1を引き出
す先端引き出し装置4について説明する。
【0024】先端引き出し装置4は、図7に示すよう
に、供給位置Bの回転板13の外周部の近接位置に設け
た概略円弧状の固定ガイド71と、この固定ガイド71
の所定位置に回転自在に設けた駆動ローラ72と、駆動
ローラ72と接触する小径の案内ローラ60を有する可
動ガイド73とを備えている。供給位置Bの回転板13
には、レジスタマークR2を付したラベルRの一側が上
方となるようにロール体2が支持されており、このロー
ル体2を支持した回転板13は、図4に示したモータ2
6が作動されると時計方向に回転されるようになってい
る。これに伴ってラベルRの先端部R1が固定ガイド7
1に摺動してガイドされてから、駆動ローラ72と可動
ガイド73の先端部73bとの隙間78に挿入されるよ
うになっている。図8に示すように、固定ガイド71
は、回転体11に立設した支持軸74の上端に水平に取
り付けられている。固定ガイド71のガイド面71a
は、回転板13の外周部のほぼ4分の1程の領域にわた
って回転板13の外周部に沿って近接させてあり、さら
に右方側の接続装置5側へ向けて直線状に伸長させてい
る。なお、本実施例では、複数の薄板部材を上下方向に
等間隔を維持して配置し、それら複数の薄板部材を複数
の連結ボルトで連結することにより、固定ガイド71を
形成している。上記固定ガイド71のガイド面71aが
実質的に円弧状から直線状に変わる箇所に駆動ローラ7
2を回転自在に設けている。駆動ローラ72の外周面
は、固定ガイド71のガイド面71aよりもわずかに回
転板13側に突出させている。駆動ローラ72における
下端部にはプーリ75を取り付けてあり(図3)、この
プーリ75は無端状ベルトを介して回転体11に設けた
モータ77(図4参照)と連動している。そして、この
モータ77が作動されると、駆動ローラ72が反時計方
向に回転されるようになっている。
【0025】次に、可動ガイド73は、上記固定ガイド
71のガイド面71aが直線状となる領域に沿って、か
つガイド面71aに近接するように配置している。図8
に示すように、この可動ガイド73も固定ガイド71と
同様に、複数の板状部材をボルトで連結して構成してい
る。固定ガイド71のガイド面71aの直線状の領域と
対向する箇所を可動ガイド73のガイド面73aとして
いる。可動ガイド73は、固定ガイド71と同じ高さと
なる上方位置と、それよりも下方側となる図8に示した
下方位置とに昇降できるようになっており、しかも、図
7および図8に実線で示した前進位置と、この前進位置
から所定量だけ右方側に後退した後退位置とに固定ガイ
ド71に沿って平行移動出来るようになっている。
【0026】図7に示すように、可動ガイド73におけ
る左方側の先端部73bは、V字形に尖らせてあり、こ
の先端部73bの隣接位置に案内ローラ60を回転自在
に設けている。そして、可動ガイド73が固定ガイド7
1と同じ高さとなる上方位置に支持され、かつ前進位置
にある時には、可動ガイド73の先端部73bにおける
ガイド面73aと固定ガイド71のガイド面71aとに
よって左方側が拡開したV字形の隙間78が形成されて
いる。またこの時には、隙間78の隣接位置の案内ロー
ラ60が駆動ローラ72に圧接しており、これらの接触
部分よりも右方側の位置では、固定ガイド71のガイド
面71aと可動ガイド73のガイド面73aとがラベル
Rの厚さよりも僅かに大きい程度に離隔した状態が維持
されている。この状態から回転板13を時計方向に回転
させるとともに駆動ローラ72を反時計方向に回転させ
ると、回転板13に支持されているラベルRの先端部R
1は、固定ガイド71のガイド面71aに摺動して時計
方向に案内されるようになり、やがて上記隙間78に挿
入される。その後、ラベルRの先端部R1は、駆動ロー
ラ72の回転によって該駆動ローラ72と案内ローラ6
0との間に挟み込まれた後に右方側にむけて引き出され
て、固定ガイド71のガイド面71aと可動ガイド73
のガイド面73aとの間を挿通されて、固定ガイド71
のガイド面71aの右方側の端部よりさらに右方側まで
引き出されるようになっている。
【0027】なお、図7に示すように、可動ガイド73
の隣接位置にはエアを噴出させるエアノズル81を設け
てあり、駆動ローラ72を回転させる際には、このエア
ノズル81から左方側の隙間78にむけてエアを噴出さ
せる様にしている。これにより、固定ローラ71のガイ
ド面に沿ってラベルRの先端部R1が隙間78にむけて
移動してきた際に、ラベルRの先端部R1が外方にむけ
て開くようにしてあり、これによって確実にラベルRの
先端部R1が上記隙間78内に挿入されるようにしてい
る。
【0028】また、図7および図8に示すように、可動
ガイド73の所定位置には、そのガイド面73aと直交
させてセンサ82を設けてあり、上述したように駆動ロ
ーラ72と案内ローラ60が接触して、駆動ローラ72
の回転によってラベルRの先端部R1が両ガイド面71
a,73aの間を右方側にむけて引き出される際に、セ
ンサ82がラベルRに付したレジスタマークR2(図2
参照)を検出するようになっている。また、固定ガイド
71の右方側の端部の延長線上には従来公知のカッタ7
9を設けてあり、固定ガイド71の右方側の端部よりも
右方側まで引き出されたラベルRの先端部R1をカッタ
79で支持して切断出来るようにしている。また、カッ
タ79には、先端部R1の一面に両面テープを貼着する
テープ貼着部122を設けている。
【0029】次に、可動ガイド73を図面上で左右方向
に移動させる機構および昇降機構について説明する。図
3に示すように、回転体11の上方には昇降板83を配
置してあり、この昇降板83は、回転体11に立設した
ガイド軸84に案内されて昇降できるようになってい
る。また、回転体11には、鉛直方向にねじ軸85を回
転自在に軸支してあり、このねじ軸85を昇降板83に
設けた図示しないナット部材に螺合貫通させている。上
記ねじ軸85は、その下端部に設けたプーリと無端状ベ
ルトを介してモータ86に連動している。このモータ8
6を正逆に所要量だけ回転させることにより、昇降板8
3に設けた可動ガイド73を上記固定ガイド71および
駆動ローラ72と同じ高さとなる上方位置と、図8に示
した固定ガイド71等よりも低い下方位置とに昇降させ
ることができる。
【0030】さらに、昇降板83の上面には、固定ガイ
ド71のガイド面71aの直線状の部分と平行となるよ
うに一対のガイドレール87を設けてあり、可動ガイド
73の底部をこれらのガイドレール87に移動可能に載
置している。これにより、可動ガイド73は、固定ガイ
ド71のガイド面71aの直線状の部分に沿って左右方
向に移動可能となっており、しかも、図7から理解でき
るように、平面図で見た場合に、可動ガイド73のガイ
ド面73aと固定ガイド71のガイド面71aの直線状
の部分とが近接しており、可動ガイド73が上方位置に
ある時には、可動ガイド73のガイド面73aと固定ガ
イド71のガイド面71aの直線状の部分との間には、
実質的にラベルRが挿通できるだけの間隙が維持される
ようになっている。上述のようにガイドレール87上に
載置された可動ガイド73は、昇降板83に設けたエア
シリンダ88に連結されている(図7)。このエアシリ
ンダ88は、非作動状態では後退位置にあり、作動され
ると前進端まで前進されるようになっている。つまり、
エアシリンダ88が非作動状態では、可動ガイド73は
後退位置に位置し、エアシリンダ88が作動されると、
可動ガイド73は後退位置から図7に示した前進位置ま
で前進されるようになっている。可動ガイド73が固定
ガイド71と同じ高さとなる上方位置にあって、しか
も、エアシリンダ88が作動されて可動ガイド73が前
進位置にある時に、可動ガイド73の案内ローラ60が
駆動ローラ72の外周部に圧接し、その圧接部分よりも
図7における右方側となる可動ガイド73のガイド面7
3aと固定ガイド71のガイド面71aの直線状の部分
との間には、実質的にラベルR一枚分の程度の間隙が維
持されるようになっている。
【0031】(作動説明)以上のように構成した先端引
き出し装置4の作動を説明する。先ず、可動ガイド73
を固定ガイド71と同じ高さとなる上方位置に支持し、
かつ、エアシリンダ88は非作動状態としておく。つま
り、この時には、可動ガイド73が後退位置に待機して
おり、その案内ローラ60は駆動ローラ72に圧接して
いない。他方、供給位置Bの回転板13は、新しいロー
ル体2を支持している。この状態から回転板13を時計
方向に回転させるとともに駆動ローラ72を反時計方向
に回転させる。またそれと同時にエアシリンダ88を作
動させて可動ガイド73を前進位置に位置させる。これ
により、可動ガイド73の案内ローラ60が駆動ローラ
72に圧接し、かつ固定ガイド71のガイド面71aと
可動ガイド73の先端部73bとの間にV字形の隙間7
8が維持される。この後、回転板13が時計方向に回転
されることに伴って、ラベルRの先端部R1は、固定ガ
イド71のガイド面71aに案内されてから隙間78に
挿入される。その際、エアノズル81からラベルRの先
端部R1にエアが吹き付けられているので、ラベルRの
先端部R1は外方側にめくれた状態となって確実にV字
形の隙間78に挿入される。
【0032】駆動ローラ72が回転されているので、ラ
ベルRの先端部R1は駆動ローラ72と案内ローラ60
との間に挟み込まれた後、固定ガイド71のガイド面7
1aと可動ガイド73のガイド面73aとに案内され
て、それらの間を右方側にむけて引き出される。この様
にしてラベルRの先端部R1が引き出される過程におい
て、ラベルRに付した最初のレジスタマークがセンサ8
2によって検出されると、駆動ローラ72および回転板
13の回転が一旦、停止されてラベルRの引き出しを一
時停止させるとともにエアシリンダ88の作動も停止さ
せる。これにより、可動ガイド73は実線で示した前方
位置から右方側に所定量だけずれた後方位置に移動す
る。そのため、駆動ローラ72と可動ガイド73の案内
ローラ60とが離隔するので、それらの間に位置するラ
ベルRは挟持状態を解放されることになる。そのため、
ラベルRの先端部R1およびその後続部分は、自重によ
ってその長手方向の側部が実質的に水平となるように矯
正される。
【0033】この後、エアシリンダ88が再度作動され
て可動ガイド73が前進位置まで移動されるので、可動
ガイド73の案内ローラ60と駆動ローラ72とによっ
てラベルRが再度挟持される。つまり、ラベルRは長手
方向の側部が上下に蛇行することなく実質的に水平とな
った状態で可動ガイド73と駆動ローラ72とによって
挟持されることになり、この状態から再度回転板13お
よび駆動ローラ72が回転される。これによって、ラベ
ルRはさらに引き出されるようになるが、この過程にお
いてセンサ82がさらに2つ目のレジスタマークR2を
検出すると、回転板13および駆動ローラ72の回転が
停止されるようになっている。この時には、引き出され
たラベルRの先端部R1はカッタ79の位置まで到達し
てそれに支持されており、このカッタ79は支持した先
端部R1を切断する。これにより、この切断部分が新た
なラベルRの先端部R1となり、そのラベルRの先端部
R1から最初のレジスタマークまでの長さが所定の長さ
に揃えられる。これによって、ラベルRの先端部R1お
よびその後続部分は、先端引き出し装置4によって上下
に蛇行することなく側部が水平な状態で引き出されたこ
とになる。
【0034】(接続装置)次に、先端引き出し装置4に
よって供給位置Bから引き出したラベルRの先端部R1
と、現在、消費位置Aから引き出して消費しているラベ
ルRとを接続する接続装置5について説明する。すなわ
ち、図3に示すように、固定フレーム14上には昇降フ
レーム91を配置してあり、この昇降フレーム91の底
面の複数箇所に鉛直下方に向けたガイド軸92を連結し
ている。そして、これらのガイド軸92は、固定フレー
ム14に立設した筒状ガイド93に摺動自在に嵌合して
いる。昇降フレーム91の底面中央にはナット部材94
を取り付けてあり、その下方側となる固定フレーム14
に回転自在に設けたねじ軸95の上方部をナット部材9
4に螺合させている。ねじ軸95は、一対のベベルギヤ
96を介してハンドル97側の回転軸98と連動してい
る。つまり、このハンドル97を正逆に所要量だけ回転
させることによって、昇降フレーム91およびそれに設
けた接続装置5全体を所要量だけ昇降させることができ
る。
【0035】図1、図3、図9および図10に示すよう
に、接続装置5は、先端引き出し装置4の上方から右方
側にむけて伸びる一対のガイドレール101,102を
備えており、このガイドレール101,102を上記昇
降フレーム91に水平に取り付けている。一方のガイド
レール101に圧着ユニット103を移動可能に取り付
けるとともに、この圧着ユニット103よりも回転体1
1よりの位置に摺動ブロック104を移動可能に取り付
けている。摺動ブロック104には回転自在な係合ロー
ラ105を取り付けている。消費位置Aから引き出され
て消費されているラベルRは、回転体11側のアイドル
ローラ106に引っ掛けた後、摺動ブロック104の係
合ローラ105に引っ掛けてから両ガイドレール10
1,102の間をそれらと平行に引き出されるようにな
っており、さらに、接続装置5の隣接位置に設けた複数
のアイドルローラ107に引っ掛けてから図示しないラ
ベラ側に向けて引き出されるようになっている。ガイド
レール101の左方側の端部の隣接位置には、エアシリ
ンダ108を設けてあり(図9)、このエアシリンダ1
08を摺動ブロック104に連結している。エアシリン
ダ108の非作動状態では、摺動ブロック104は図9
に想像線で示した側に位置しているが、所要時にエアシ
リンダ108が作動されると、図9に実線で示した左方
側の位置まで移動されるようになっている。エアシリン
ダ108は図示しない制御装置によって作動を制御され
るようになっている。圧着ユニット103は、後述する
吸着ユニット111と連結されると、図9の右方側の想
像線で示す位置から左方側の想像線の位置まで移動され
るので、その移動前に上記エアシリンダ108を作動さ
せて摺動ブロック104を図9の実線の位置まで移動さ
せ、それによって、圧着ユニット103が摺動ブロック
104に衝突しないようにしている。
【0036】他方、ガイドレール102には吸着ユニッ
ト111を移動可能に取り付けてあり、また、ガイドレ
ール102の隣接位置には、それと平行にボールねじ1
12を回転自在に軸支している。このボールねじ112
は、吸着ユニット111のねじ部に螺合貫通させてい
る。ボールねじ112は、タイミングベルト113を介
してモータ114に連動させている。このモータ114
は、図示しない制御装置によって作動を制御されてお
り、制御装置によってモータ114を正逆に回転させる
ことにより、吸着ユニット111をガイドレール102
に沿って往復移動させることができる。
【0037】(吸着ユニット111の構成)吸着ユニッ
ト111は、ラベルRの先端部R1を吸着保持する吸着
面111aを備えており、この吸着面111aは、現在
消費されているラベルRの近接位置に位置するようにし
ている。他方、圧着ユニット103側には、ラベルRを
挟んで吸着ユニット111と対向する位置に平坦な圧着
面103aを備えている。吸着ユニット111の吸着面
111aには、大気を吸入する複数の孔を開口させてあ
り、これらの孔は吸着ユニット111内に設けた負圧通
路を介して図示しない負圧源に連通している。この負圧
源の作動も図示しない制御装置によって制御される。吸
着面111aをラベルRに近接させて、負圧源から負圧
通路に負圧を作用させると、上記吸着面111aによっ
てラベルRを吸着保持することができ、他方、この保持
状態から負圧通路への負圧の供給を停止すると吸着面1
11aによるラベルRの吸着状態が解放される様になっ
ている。吸着面111aはエアシリンダ115の先端に
支持されており、エアシリンダ115は図示しない制御
装置によって作動を制御される。そして、エアシリンダ
115の非作動状態では、図9に示すように、吸着面1
11aは対向位置となる圧着ユニット103の圧着面1
03aから所定距離だけ離隔し、かつ圧着面103aの
近接前面位置の現在消費されているラベルRとも離隔し
ている。これに対して、制御装置によってエアシリンダ
115の作動されて前進されると、吸着面111aはラ
ベルRに当接してそれを圧着ユニット103の圧着面1
03aに押し付ける位置まで前進されるようになってい
る。
【0038】ところで、上記圧着ユニット103と吸着
ユニット111とは、所要時に連結手段116によって
一体に連結されるようになっている。すなわち、図10
に示すように、圧着ユニット103における上部には、
支持軸118によって係合部材117を揺動自在に取り
付けている。この係合部材117は、ガイドレール10
1と直交するように設けてあり、上記支持軸118より
も吸着ユニット111よりとなる裏面にエアシリンダ1
21を連結している。このエアシリンダ121も図示し
ない制御装置によって作動を制御されるようになってい
る。そして、エアシリンダ121が作動されていない時
には、係合部材117は水平状態に維持されているが、
エアシリンダ121が作動されると係合部材117にお
ける吸着ユニット111側の先端が上昇されて想像線で
示すように傾斜されるようになっている。係合部材11
7における吸着ユニット111側の先端中央には、方形
の切欠き117aを設けてあり、他方、吸着ユニット1
11の上部には、直線状の係合突起111bを形成して
いる。したがって、両ユニット103,111を一体に
連結する際には、制御装置がエアシリンダ121を作動
させ、係合部材117を斜めに支持した状態において、
圧着ユニット103と対向する位置まで吸着ユニット1
11を移動させ、その状態から制御装置がエアシリンダ
121の作動を停止させる。すると、係合部材117の
自重によって該係合部材17が水平状態となり、その先
端部の切欠き117aが吸着ユニット111の係合突起
111に係合する。これにより、両ユニット103,1
11が一体に連結される。両ユニット103,111を
分離させるときには、エアシリンダ121を作動させれ
ば、係合部材117の切欠き117aは吸着ユニット1
11の係合突起111から離脱し、それによって両ユニ
ット103,111の連結状態が解除される。上述した
ように連結手段116は、係合部材117とエアシリン
ダ121および係合突起111bによって構成してい
る。
【0039】さらに、本実施例の接続装置5は、上記先
端引き出し装置4のカッタ79の隣接位置に、ラベルR
の先端部R1の一面に両面テープを張り付けるテープ貼
着部122を備えている(図9)。このテープ貼着部1
22は、90度づつ回転されるようになっており、それ
によって所定長さに切断された両面テープをラベルRに
向けて支持できるようになっている。制御装置によって
作動を制御される吸着ユニット111は、先ず、先端引
き出し装置4のカッタ79の位置まで移動されてラベル
Rの先端部R1を吸着面111aで吸着保持し、その状
態で隣のテープ貼着部122まで移動して一旦停止し、
その状態で制御装置がエアシリンダ115を作動させて
吸着面111aを前進させる。これにより、ラベルRの
先端部R1の一面がテープ貼着部122の両面テープと
接着され、次に、エアシリンダ115の作動が停止され
るので、両面テープが付着したラベルRの先端部R1
は、テープ貼着部122から離隔するようになってい
る。このようにラベルRの先端部R1を吸着保持した状
態で制御装置は吸着ユニット111を右方にむけて移動
させる様に構成している。本実施例では、このようにし
て吸着ユニット111がラベルRの先端部R1を接着領
域Cまで引き出して、直ちにラベルRの先端部R1を現
在消費しているラベルと接続するのではなく、一旦、ラ
ベルRの先端部R1を所定量だけ引き出して、その引き
出した部分に余裕を持たせた状態において新しいラベル
Rの先端部R1を現在消費しているラベルRに接続する
ようにしている。
【0040】(接続作動)すなわち、供給位置Bに新し
いロール体2が供給され、先端引き出し装置4によって
そのロール体2からラベルRの先端部R1がカッタ79
の位置まで引き出されると、圧着ユニット103と分離
されている状態の吸着ユニット111が制御装置によっ
て図9に想像線で示した左方端の位置まで移動される。
これにより、吸着ユニット111の吸着面111aがカ
ッタ79の位置にあるラベルRの先端部R1の位置で停
止する。すると、制御装置は負圧源を制御して吸着面1
11aに負圧を作用させるので、ラベルRの先端部R1
が吸着面111aに吸着保持される。この後、上述した
ように吸着ユニット111が右方に移動してからテープ
貼着部122の位置で停止するので、制御装置によって
エアシリンダ115が作動されて吸着面111aに保持
したラベルRの先端部R1がテープ貼着部122に当接
し、これにより、ラベルRの先端部R1の一面に両面テ
ープが貼着される。この後、制御装置によってエアシリ
ンダ115の作動が停止されて、ラベルRの先端部R1
を保持した吸着面111aが後退する。次に、このよう
にしてラベルRの先端部R1を保持した吸着ユニット1
11は、図9に想像線で示したガイドレール102の右
端部の位置まで移動される。これによって、ラベルRの
先端部R1とそれの後続部分がガイドレール102の長
さと実質的に同じ程度だけ引き出される。次に、吸着ユ
ニット111がこのように右端部の位置まで移動される
ときには、その停止した吸着ユニット111の対向位置
に圧着ユニット103が待機しており、かつ事前に連結
手段116のエアシリンダ115を作動させている。し
たがって、吸着ユニット111は、右端部の位置まで移
動されて圧着ユニット103と対向する。この後、連結
手段116のエアシリンダ115の作動が停止されるの
で、係合部材117が水平状態まで下降して吸着ユニッ
ト111側の係合突起111bと係合する。これによ
り、両ユニット103,111が一体に連結される。な
お、この間、消費位置Aのロール体2のラベルRは連続
的に引き出されて消費されており、この現在消費されて
いるラベルRと吸着ユニット111が引き出した新しい
ラベルRとが接着領域Cに位置していることになる。次
に、本実施例では、エアシリンダ108を作動させて、
摺動ブロック104を想像線で示す位置から左方の実線
で示す位置まで移動させ、この後、上述したように一体
となった状態の両ユニット103,111を図9にEで
示した待機位置まで左行させる。この待機位置の左方側
には、吸着ユニット111が保持したラベルRにむけて
図9の上方側から下方側にむけてエアを吹き付けるエア
ノズル123を設けている。そのため、ラベルRの先端
部R1およびそれの後続部分は、ノズル123から吹き
出すエアによって図9および図1の下方側にむけてU字
形にたるんだ状態に維持される。ラベルRのU字形にた
るんだ部分は、図1に示したU字形のアキュームゾーン
124に一時的に収納される。この待機状態から図1の
消費位置Aに設けたセンサによって消費位置Aのロール
体2のラベルRがほとんど消費されたことが検知される
と、両ユニット103,111が右行されて、両ユニッ
ト103,111の移動速度が消費位置Aから消費され
ているラベルRの移動速度と同じになると、エアシリン
ダ115が前進される。これにより、吸着ユニット11
1に保持した新しいラベルRの先端部R1が、それと圧
着ユニット103の圧着面103aとの間に位置する現
在消費中のラベルRに圧接されるので、その圧接箇所が
両面テープによって接着される。この直後に、上記新旧
のラベルRの接着箇所の隣接後方側となる古いラベルR
(消費位置A側のラベルR)が、圧着ユニット103に
設けた切断機構125によって切断される。このように
して、接着領域Cにおいて新旧のラベルRの接続が完了
するが、右行している両ユニット103,111は、図
9に示した右端部の位置まで移動して停止する。
【0041】次に、圧着ユニット103に設けた切断機
構125について説明する。図11ないし図1に示すよ
うに、本実施例の切断機構125は、ラベルRを切断す
る昇降可能なカッタ126と、このカッタ126でラベ
ルRを切断する際に、上方側から新旧のラベルRの間に
挿入されるバックガイド127とを備えている。図13
に示すように、カッタ126およびバックガイド127
は、上述した切断時に後退位置から前進位置まで前進さ
れて、現在消費されているラベルRの上方に支持される
ようになっている。この後、バックガイド127に連動
したシリンダ128によってバックガイド127が下降
されて、新旧のラベルRの間に挿入され、次にカッタ1
26に連動したシリンダ129によってカッタ126が
下降されるので、現在消費しているラベルRにおける接
続部よりも後方側の箇所が切断されるようになってい
る。上記両シリンダ128,129および切断機構12
5全体を進退動させる図示しない駆動源も制御装置によ
って作動を制御される。この後、切断機構125全体が
後退位置まで後退し、かつカッタ126およびバックガ
イド127は、上昇位置に復帰するようになっている。
このように切断機構125は、バックガイド127を備
えているので、カッタ126による切断時に、新旧のラ
ベルRが接触することなく、古いラベルRを確実に切断
することができる。
【0042】上述のようにして接続装置5によって接続
領域Cにおいて新旧のラベルRの接続が完了することに
より、供給位置Bにある新しいロール体2のラベルRが
ラベラによって引き出されることになるので、供給位置
Bのロール体2を消費位置Aまで移動させる必要があ
る。そこで、接続装置5によるラベルRの接続が完了す
ると、制御装置は、先ず図9に示したエアシリンダ10
8により摺動ブロック104を実線で示した位置から中
央部の想像線で示す位置まで復帰させる。さらに、上述
した先端引き出し装置4の可動ガイド73を固定ガイド
71よりも下方となる下方位置まで下降させる。この
後、消費位置Aにある回転板12の各係合ピン29に対
する圧縮エアの供給を停止するので、消費位置Aのロー
ル体2の円筒部材6は各係合ピン29による保持状態を
解放される。この後、消費位置Aの回転板12が水平状
態から鉛直状態まで揺動されるので、回転板12に載置
されていたラベルRがほとんどないロール体2は回転板
12から脱落して、回収用の箱内に収納される。この
後、回転板12は元の水平状態に戻される。すると、回
転体11が反時計方向に180度回転されるので、ロー
ル体2を保持していない回転板12が消費位置Aから供
給位置Bに移動するとともに、新しいロール体2を保持
した回転板13は、供給位置Bから消費位置Aまで移動
する。なお、このとき、可動ガイド73は下降し、摺動
ブロック104は上述した通常の位置に位置しているの
で回転板13は、可動ガイド73および摺動ブロック1
04に干渉することなく、消費位置Aまで移動する。
【0043】上述したように本実施例のロール体供給装
置3は、受け渡し機構32によってストッカ31のロー
ル体2の上下を挟持して、供給位置Bに鉛直方向に支持
した回転板13(12)に向けて平行移動することで、
ロール体2を供給するようにしている。したがって、ロ
ール体2を回転板13(12)に供給する際に、ロール
体2に巻回したラベルRが損傷するようなことがない。
また、ストッカに一時貯溜したロール体2の外径が異な
っていたとしても、ロール体供給装置3によって支障な
く回転板13(12)に供給することができる。しか
も、ロール体2の上下を挟持して回転板13(12)に
供給しているので、供給する際にロール体2がばらけて
しまうことを防止できる。
【0044】次に、本実施例の先端引き出し装置4によ
れば、ラベルRの先端部R1を引き出す際に、駆動ロー
ラ72と可動ガイド73の案内ローラ60とによるラベ
ルRの先端部R1の挟持状態を一旦解除して、ラベルR
の先端部R1を自由状態にしてから再度駆動ローラ72
と案内ローラ60とで先端部R1を挟持するようにして
いる。このようにしているので、ラベルRの先端部R1
およびその後続部分が鉛直方向において蛇行した状態と
ならず、確実に水平な状態で引き出される。このように
本実施例の先端引き出し装置4によれば、ラベルRの先
端部R1を側部が確実に水平な状態で引き出すことがで
きる。なお、上記実施例では、固定ガイド71を固定
し、可動ガイド73を前方位置と後方位置に移動させて
いるが、可動ガイド73側を固定するとともに上記固定
ガイド71を左右に移動させるようにしても良い。ま
た、駆動ローラ72と案内ローラ60を上記実施例とは
逆の側のガイドに設けても良い。
【0045】さらに、本実施例の接続装置5によれば、
吸着ユニット111によってラベルRの先端部R1をひ
きだした後に待機位置まで両ユニット103,111を
戻して待機させることにより、引き出したラベルRをア
キュームゾーン124に溜めることができる。その状態
から両ユニット103,111を右方に走行させて新旧
のラベルを接続するので、待機位置から右方に走行させ
る際の両ユニット103,111の移動速度を高速にす
ることができる。また、吸着ユニット111でラベルR
の先端部R1を保持する際に、上述した従来の装置のも
のよりも弱い保持力によって保持することができる。そ
れによって、ラベルRの先端部R1を保持する保持手段
として吸着面111a近傍の構成を簡略化して小型化す
ることができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、新旧の
帯状材料を接続する際に両ユニットを高速で移動させる
ことができるという効果が得られる。また、吸着ユニッ
トが新しい帯状材料の先端部を保持するための保持手段
を従来よりも小型化できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体の平面図
【図2】図1の装置で処理するロール体の斜視図
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図
【図4】図1のにおけるの要部の一部を省略した断面図
【図5】図6の右側面図
【図6】図1の要部の左側面図
【図7】図4の要部の拡大図
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う断面図
【図9】図1の要部の拡大図
【図10】図9の右側面図
【図11】図9に示した要部の正面図
【図12】図11の右側面図
【図13】図12に示した構成部材の配置状況を簡略化
して示す図
【符号の説明】
2 ロール体 5 接続装置 6 円筒部材 R ラベル(帯状材
料) 103 圧着ユニット 111 吸着ユニッ
ト 112 ボールねじ(駆動手段) 114 モータ 116 連結手段 125 切断機構 C 接続領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中 俊明 石川県金沢市大豆田本町甲58番地 澁谷工 業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒部材に巻回された新しい帯状材料の
    先端部を保持して、円筒部材から引き出されている古い
    帯状材料の引き出し方向に沿って往復移動可能な吸着ユ
    ニットと、この吸着ユニットを古い帯状材料の引き出し
    方向に沿って移動させる駆動手段と、上記吸着ユニット
    とともに移動されて、該吸着ユニットとの間で新旧の帯
    状部材を挟持して接続させる圧着ユニットと、この圧着
    ユニットに設けられて、新旧の帯状部材の接続位置より
    も引き出し方向の後方側で古い帯状部材を切断する切断
    機構とを備え、 上記吸着ユニットは円筒部材に巻回された新しい帯状材
    料の先端部を保持して、該帯状材料を古い帯状材料の引
    き出し方向に沿って所定量だけ引き出した後、 引き出し方向と逆方向に移動されて、既に引き出した新
    しい帯状材料の先端部およびその後続部分を引き出し方
    向と逆方向に所要量だけ戻し、 次に、両ユニットを古いロール体から引き出されている
    帯状材料に追従して移動させて、吸着ユニットに保持し
    た新しい帯状部材の先端部と古いロール体から引き出さ
    れている帯状材料を両ユニットによって挟持して接続
    し、かつこの接続部よりも後方側の古い帯状部材を上記
    切断機構によって切断することを特徴とする帯状材料の
    接続方法。
  2. 【請求項2】 上記圧着ユニットは所要時に連結手段に
    よって吸着ユニットに連結されるように構成されてお
    り、上記駆動手段は吸着ユニットに設けたねじ部と、こ
    のねじ部に螺合貫通させたボールねじと、ボールねじに
    連動するモータとからなり、上記吸着ユニットは、帯状
    材料の引き出し方向と直交する方向に移動可能なエアシ
    リンダと、このエアシリンダの先端部に設けられて負圧
    によって帯状材料の先端部を吸着保持する吸着面とを備
    えており、上記吸着ユニットの吸着面が新しい帯状材料
    の先端部を吸着保持する前に、吸着ユニットの吸着面が
    吸着保持する側とは反対側の帯状材料の先端部に接着材
    料が付着させてあることを特徴とする請求項1に記載の
    帯状材料の接続方法。
  3. 【請求項3】 円筒部材に巻回された新しい帯状材料の
    先端部を保持して、円筒部材から引き出されている古い
    帯状材料の引き出し方向に沿って往復移動可能な吸着ユ
    ニットと、この吸着ユニットを古い帯状材料の引き出し
    方向に沿って移動させる駆動手段と、上記吸着ユニット
    とともに移動されて、該吸着ユニットとの間で新旧の帯
    状部材を挟持して接続させる圧着ユニットと、この圧着
    ユニットに設けられて、新旧の帯状部材の接続位置より
    も引き出し方向の後方側で古い帯状部材を切断する切断
    機構と、上記吸着ユニットが引き出した新しい帯状材料
    のたるんだ部分を一時的に貯溜するアキュームゾーン
    と、上記両ユニットと駆動手段および切断機構の作動を
    制御する制御装置とを備え、 上記制御装置は、円筒部材に巻回された新しい帯状材料
    の先端部を上記吸着ユニットによって保持させて古い帯
    状材料の引き出し方向に沿って所定量だけ引き出させて
    から、引き出し方向と逆方向に吸着ユニットを移動させ
    て既に引き出された新しい帯状材料のたるんだ部分を上
    記アキュームゾーンに一時貯溜させ、さらに、上記制御
    装置は両ユニットを古い帯状材料の引き出し方向に沿っ
    てそれに追従して移動させ、吸着ユニットに保持した新
    しい帯状部材の先端部と古い帯状材料を両ユニットによ
    って挟持して接続させ、かつこの接続部よりも後方側の
    古い帯状部材を上記切断機構によって切断させることを
    特徴とする帯状材料の接続装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012101866A (ja) * 2010-11-08 2012-05-31 Jtekt Corp スプライス装置
CN104355156A (zh) * 2014-10-28 2015-02-18 东莞市安德标签材料有限公司 连续供纸的不干胶涂布分切机
CN105173834A (zh) * 2015-07-27 2015-12-23 苏州宏瑞达新能源装备有限公司 快速续料装置
CN110980366A (zh) * 2019-12-17 2020-04-10 广州市易鸿智能装备有限公司 换卷接带装置
CN111232717A (zh) * 2020-04-02 2020-06-05 河南省新之林机电设备有限公司 带状薄片材料加工成型用换卷及牵引装置

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