JPH11343362A - 熱可塑性エラストマー発泡体 - Google Patents

熱可塑性エラストマー発泡体

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JPH11343362A
JPH11343362A JP10152764A JP15276498A JPH11343362A JP H11343362 A JPH11343362 A JP H11343362A JP 10152764 A JP10152764 A JP 10152764A JP 15276498 A JP15276498 A JP 15276498A JP H11343362 A JPH11343362 A JP H11343362A
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elastomer
olefin
copolymer
foam
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健輔 内田
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伸一 柴山
Hiroshi Saito
廣 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の架橋型熱可塑性エラストマー発泡体で
は得ることのできなかった、均一で微細な粒径のセルを
有し、機械的特性、ゴム的特性に優れた熱可塑性エラス
トマー発泡体を提供する。 【解決手段】 オレフィン系エラストマーあるいはスチ
レン系エラストマー等のラジカル架橋性エラストマーと
熱可塑性樹脂からなる架橋された熱可塑性エラストマー
組成物を、熱膨張性マイクロバルーンで発泡させてなる
ことを特徴とする熱可塑性エラストマー発泡体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架橋型熱可塑性エ
ラストマー組成物と特定の発泡剤とを用いた熱可塑性エ
ラストマー発泡体に関するものであり、さらに詳しくは
物性の均一性と機械的強度に優れ、特に弾性や圧縮永久
歪等に優れた熱可塑性エラストマー発泡体に関する。
【0002】
【従来の技術】ラジカル架橋性エラストマーとポリプロ
ピレン(以下、PPと略記する)等のラジカル架橋性の
ない熱可塑性樹脂とをラジカル開始剤の存在下、押出機
等の混練機中で溶融混練させながらエラストマー成分を
架橋する、いわゆる動的架橋による熱可塑性エラストマ
ー組成物や、架橋エラストマーを微粉砕して熱可塑性樹
脂中に分散させた熱可塑性エラストマー組成物は、既に
公知の技術であり、エラストマー成分を架橋させること
により耐熱性、耐油性、圧縮永久歪等が格段に向上する
ため、自動車部品等の用途に広く使用されている。
【0003】上記に述べたような架橋エラストマー成分
を有する熱可塑性組成物を、架橋型熱可塑性エラストマ
ー組成物ということにする。架橋型熱可塑性エラストマ
ー組成物のミクロなモルフォロジーを観察すると、マト
リクスである熱可塑性樹脂と島である架橋エラストマー
の二つの層とが相互に入り組んだ形態となっているた
め、薄い膜状になると機械的強度等が低下することが起
こりうるものである。
【0004】一方、熱可塑性エラストマー組成物を発泡
成形する試みは従来から種々行われてきている。例え
ば、特開平6−73222号公報には、水を発泡剤とし
て用いる方法が試みられている。従来の熱可塑性エラス
トマー組成物の発泡成形には、発泡剤として、アゾジカ
ルボンアミド、炭酸水素ナトリウム等の化学発泡剤や、
フロン、低級炭化水素等の物理発泡剤が用いられてきて
いる。これらの発泡剤を用いた発泡成形では、熱可塑性
エラストマー組成物がセルの薄い壁を形成することにな
り、セル壁の厚みにばらつきが存在すると薄いセル壁は
破れてしまうため、均一で微細な粒径のセルを形成する
ことは一般に難しいものである。
【0005】とりわけ、架橋型熱可塑性エラストマー組
成物の発泡成形の場合には、不均一なモルフォロジーに
起因するためか、強度のある薄いセル壁を形成すること
がかなり困難であるため、均一で微細な粒径を有する弾
性のある発泡体の成形品を得ることは難しいと考えられ
てきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の架橋型熱可塑性エラストマー発泡体では得ることので
きなかった均一で微細な粒径のセルを有し、物性の均一
性や機械的特性に優れた熱可塑性エラストマー発泡体を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、架橋型熱
可塑性エラストマー組成物と特定の発泡剤を用いること
により、均一で微細なセルを有し、かつ弾性のある架橋
型熱可塑性エラストマー組成物の発泡体が得られること
を見出し、本発明をなすに至った。すなわち、本発明は
下記の通りである。
【0008】1)ラジカル架橋性エラストマーと熱可塑
性樹脂からなる架橋された熱可塑性エラストマー組成物
を、熱膨張性マイクロバルーンで発泡させてなることを
特徴とする熱可塑性エラストマー発泡体。 2)ラジカル架橋性エラストマーが、オレフィン系エラ
ストマーもしくはスチレン系エラストマーであることを
特徴とする上記1記載の熱可塑性エラストマー発泡体。
【0009】3)オレフィン系エラストマーが、エチレ
ンおよび少なくとも1種のα−オレフィンからなる共重
合体もしくはエチレンとα−オレフィンと非共役ジエン
との共重合体であることを特徴とする上記2記載の熱可
塑性エラストマー発泡体。 4)オレフィン系エラストマーが、エチレンおよび少な
くとも1種以上の炭素数が6〜12のα−オレフィンか
らなり、密度が0.85〜0.92g/cm3の範囲で
あり、かつゲルパーミエーションクロマトグラフィー
(GPC)により算出される重量平均分子量(Mw)と
数平均分子量(Mn)との比である分子量分布(Mw/
Mn)が3.0未満である共重合体であることを特徴と
する上記2または3記載の熱可塑性エラストマー発泡
体。
【0010】5)オレフィン系エラストマーが、メタロ
セン系触媒で製造されたものであることを特徴とする上
記2、3または4記載の熱可塑性エラストマー発泡体。 6)スチレン系エラストマーが、スチレン系ブロック共
重合体であることを特徴とする上記2記載の熱可塑性エ
ラストマー発泡体。 以下、本発明に関して詳しく述べる。
【0011】本発明において、熱膨張性マイクロバルー
ンとは、内部に熱膨張性の液体や気体を封じ込めた微少
な粒子であり、その壁は内部の気体や液体を透過させに
くい熱可塑性の樹脂からなるものである。このマイクロ
バルーンを加熱すると内部の熱膨張性の液体や気体の体
積が増大し、大きな粒径のバルーンとなる。マイクロバ
ルーンの壁を構成する樹脂としては、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、アクリル酸エステル、メタク
リル酸エステル、塩化ビニリデン、塩化ビニル、等のモ
ノマーを主として重合して得られたものが用いられる。
【0012】また、マイクロバルーン内部に封じ込めら
れる液体、気体としては、ペンタン、イソペンタン、ブ
タン、ヘキサン等の低級炭化水素やフロン等が用いられ
る。代表的な商品として、エクスパンセル社(スウェー
デン)のエクスパンセル等が知られている。熱膨張後
で、マイクロバルーンの種類にもよるが、直径5ミクロ
ンから200ミクロン程度の微細なセルを形成すること
が可能である。
【0013】この熱膨張性マイクロバルーンを発泡剤と
して用いると、セル壁は均一となりセルサイズは一様に
コントロールすることが可能となり、従来架橋型熱可塑
性エラストマー組成物では不可能であった微細で均一な
セルを有した発泡成型品を得ることが可能となった。発
泡体を成形する際には、架橋型熱可塑性エラストマー組
成物と熱膨張性マイクロバルーンとを予めブレンドして
成形機に供する。このとき、発泡剤の添加方法はマイク
ロバルーンをそのまま原体として添加してもよいし、マ
イクロバルーンを含有するマスターバッチとして添加し
ても良い。
【0014】マスターバッチとして添加する方が、一般
に、発泡剤が均一に分散されて望ましい。マスターバッ
チのベースポリマーとしては、マスターバッチ製造時の
マイクロバルーンの発泡を抑えるため、できるだけ低融
点のポリマーが望ましい。とりわけ、エチレンおよび少
なくとも1種以上の炭素数が6〜12のα−オレフィン
からなり、密度が0.85〜0.92g/cm3 の範囲
であり、かつゲルパーミエーションクロマトグラフィー
(GPC)により算出される重量平均分子量(Mw)と
数平均分子量(Mn)との比である分子量分布(Mw/
Mn)が3.0未満であり、DSCの融点の主ピークの
値が40〜100℃の共重合体をベースポリマーとして
用いた発泡剤マスターバッチが望ましい。なぜならこの
ベースポリマーは低融点であり、適度の柔らかさと溶融
粘度を有し、大量の発泡剤を保持してもペレットの製造
が可能であり、かつ架橋型熱可塑性エラストマー組成物
との親和性に比較的優れ、加熱溶融成形時の発泡剤の熱
可塑性エラストマー組成物中への均一分散性が良好で、
均一微細なセルの形成に有効であるためである。
【0015】本発明において、架橋型熱可塑性エラスト
マー組成物には大きく分けて二つの種類がある。一つ
は、ラジカル架橋性エラストマーとPP等のラジカル架
橋性のない熱可塑性樹脂とをラジカル開始剤の存在下、
押出機等の混練機中で溶融混練させながら架橋して得ら
れる組成物であり、他の一つは、架橋したエラストマー
を微粉砕して熱可塑性樹脂中に分散させて得られる組成
物である。
【0016】架橋型熱可塑性エラストマー組成物として
は、エラストマー成分がオレフィン系エラストマーのも
のとスチレン系エラストマーのものがある。また、オレ
フィン系エラストマーとスチレン系エラストマーとを併
用してもよい。オレフィン系のエラストマーとしては、
エチレンおよび少なくとも1種以上の炭素数が3〜12
のα−オレフィンからなる共重合体もしくはエチレンと
炭素数が3〜12のα−オレフィンと非共役ジエンとの
共重合体等がある。
【0017】エチレンとα−オレフィンと非共役ジエン
との共重合体としては、エチレン−プロピレン−非共役
ジエン共重合体(EPDM)やエチレン−ブテン−非共
役ジエン共重合体等がある。このジエン成分は架橋性を
向上するために必要であるが、このジエン成分のために
耐環境劣化性が不十分となる場合がある。オレフィン系
のエラストマー成分として、エチレンおよび少なくとも
1種以上の炭素数が6〜12のα−オレフィンからなる
共重合体を用いたものは、機械的強度に優れ、ジエン成
分を含まないため、上記耐環境劣化性の問題がない。
【0018】特に、オレフィン系エラストマー成分とし
て、エチレンおよび少なくとも1種以上の炭素数が6〜
12のα−オレフィンからなり、密度が0.85〜0.
92g/cm3 の範囲であり、かつゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィー(GPC)により算出される重量
平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比であ
る分子量分布(Mw/Mn)が3.0未満である共重合
体を用いたものは、架橋型熱可塑性エラストマー組成物
製造時の架橋部位が比較的均一であり、組成物の機械的
物性及びゴム的特性に一般に優れ、かつ均一性にも優れ
ているため好ましい。
【0019】上記のような分子量分布の狭い共重合体
は、メタロセン系触媒で製造することが容易である。ま
た、メタロセン系触媒に修飾を加えることで、長鎖分岐
を有した共重合体を得ることができる。長鎖分岐を有し
た共重合体は、柔軟性に富み、また架橋が効率的に進む
ため、架橋後の組成物の特性として、反撥弾性、圧縮永
久歪み等に優れており、より好ましい。メタロセン系触
媒により製造されたエチレンおよび少なくとも1種以上
の炭素数6〜12のα−オレフィンからなるオレフィン
系エラストマーとしては、デュポンダウエラストマーズ
社の“エンゲージ”などの商品が知られている。
【0020】スチレン系のエラストマーとしては、スチ
レン系ブロック共重合体等がある。スチレン系ブロック
共重合体の一つは、スチレンブロックとブタジエンブロ
ックからなり、スチレン−ブタジエン−スチレンの3型
ブロック共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレン−
ブタジエンの4型ブロック共重合体、2型ブロック共重
合体をカップリング剤を用いて星型にしたものなどがあ
る。
【0021】スチレン系ブロック共重合体の別の一つ
は、スチレンブロックとイソプレンブロックからなり、
スチレン−イソプレン−スチレンの3型ブロック共重合
体、スチレン−イソプレン−スチレン−イソプレンの4
型ブロック共重合体、2型ブロック共重合体をカップリ
ング剤を用いて星型にしたものなどがある。ここで、ス
チレンブロック、ブタジエンブロック、イソプレンブロ
ックは、主モノマーがそれぞれスチレン、ブタジエン、
イソプレンということであり、他の種類のモノマーが共
重合されていても良い。
【0022】スチレン系ブロック共重合体の他の一つ
は、上記スチレンブロックとブタジエンブロックからな
る共重合体ないしは、スチレンブロックとイソプレンブ
ロックからなる共重合体を水素添加してなるブロック共
重合体である。水素添加することにより、熱安定性、耐
候性、等が改善される。本発明の熱可塑性エラストマー
発泡体の製造には、通常の熱可塑性樹脂組成物、熱可塑
性エラストマー組成物の発泡体の製造に用いられる種々
の成型法を採用することが可能である。すなわち、射出
成形、押出成形、ブロー成形、中空成形、圧縮成型、カ
レンダー成形、粉体成形等、これらに限らずいかなる発
泡成型法にも適応することができる。
【0023】本発明の熱可塑性エラストマー発泡体は、
具体例として、射出成形の場合、例えば次のような加工
工程を経由して製造することができる。すなわち、熱可
塑性エラストマー組成物のペレットと所定量の発泡剤と
をよくブレンドした後、射出成形機のホッパーに投入す
る。発泡剤は、粉末状の発泡剤原体として熱可塑性エラ
ストマーペレットとよくブレンドして添加しても、発泡
剤のマスターバッチとして添加しても良い。
【0024】成形条件としては、通常の射出発泡成形と
同様に、発泡したセルがつぶれない程度の高速の射出速
度で行う。成形機はニードルバルブを有したものが望ま
しい。また、本発明の架橋型熱可塑性エラストマー組成
物には、その特徴を損ねない程度に、無機フィラーおよ
び可塑剤を含有することが可能である。ここで用いる無
機フィラーとしては、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、シリカ、カーボンブラック、ガラス繊維、
酸化チタン、クレー、マイカ、タルク、水酸化マグネシ
ウム、水酸化アルミニウム等が挙げられる。また、可塑
剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、ジオク
チルフタレート(DOP)等のフタル酸エステル等が挙
げられる。また、その他の添加剤、例えば、滑剤、有機
・無機顔料、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光
安定剤、難燃剤、シリコンオイル等も好適に使用され
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例により更に
詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。なお、これら実施例および比較例におい
て、各種物性の評価に用いた試験法は以下の通りであ
る。
【0026】(1)表面硬度 2mm厚シートを4枚重ねて、JIS K6301に準
じ、Aタイプにて23℃雰囲気下にて測定した。 (2)引張破断強度[MPa] JIS K6251に準じ、23℃にて測定した。
【0027】(3)引張破断伸び[%] JIS K6251に準じ、23℃にて測定した。 (4)反撥弾性 BS903に準じて測定した。 (5)圧縮永久歪み(C−Set)[%] JIS K6301に準じ、70℃×22時間にて測定
した。
【0028】(6)セルの均一性 平板試料(面積50mm×50mm)を0.5mm厚に
スライスし、スライス面を顕微鏡で拡大し、大きいもの
から順に50個のセルの最大径Dを測定する。50個の
セル最大径の値のうち最大の値をDmax 、最小の値をD
min とする。50個の値の平均値をDaとする。下記式
を用いてセルの均一性のランク付けを行った。ランク
A;E≦1、B;1<E≦2、C;2<E、とした。
【0029】E=(Dmax −Dmin )/Da また、本発明においては、熱可塑性エラストマー発泡体
を作成するにあたり、具体例として下記のものを用い
た。なお、部は重量部を表す。 熱膨張性マイクロバルーン(b) エクスパンセル092DU120(エクスパンセル社
製)。
【0030】熱膨張性マイクロバルーンマスターバッ
チ(c−1) マスターバッチベースポリマーとして、エチレン−オク
テン共重合体(エンゲージ8400:デュポンダウエラ
ストマー社製、密度:0.868g/cm3 、Mw/M
n=2.3、メルトインデックス(190℃、2.16
kgf)30、DSCの融点の主ピーク60℃)を用い
て、単軸押出機によりエクスパンセル092DU120
(エクスパンセル社製)を30重量%含有するマスター
バッチを作成した。
【0031】熱膨張性マイクロバルーンマスターバッ
チ(c−2) マスターバッチベースポリマーとして、低密度ポリエチ
レン(密度:0.90g/cm3 、Mw/Mn=7、メ
ルトインデックス(190℃、2.16kgf)15、
DSCの融点の主ピーク120℃)を用いて、単軸押出
機によりエクスパンセル092DU120(エクスパン
セル社製)を30重量%含有するマスターバッチを作成
した。
【0032】従来タイプの発泡剤 アゾジカルボンアミド(c−3) 架橋型オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物(a
−1) 下記(イ)〜(ホ)を原材料として用いたものである。 (イ)架橋性エラストマー エチレン−オクテン共重合体(エンゲージ8150:デ
ュポンダウエラストマー社製、密度:0.868g/c
3 、Mw/Mn=2.3、メルトインデックス(19
0℃、2.16kg)0.5、長鎖分岐を有する) (ロ)熱可塑性樹脂 ポリプロピレン(ジェイアロマーM1500:日本ポリ
オレフィン社製) (ハ)プロセスオイル ダイアナプロセスオイルPW−380(出光興産社製) (ニ)ラジカル発生剤 2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン (ホ)架橋助剤 ジビニルベンゼン 上記の各原材料を用い、下記のようにして作製した。
【0033】まず、エンゲージ8150を100部、ジ
ェイアロマーM1500を60部、ダイアナプロセスオ
イルPW−380を60部とを二軸押出機で230℃で
溶融混練してペレットを作成した。次に、このペレット
に、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパー
オキシ)ヘキサン0.5部とジビニルベンゼン1部とを
添加して、再度二軸押出機で230℃で溶融架橋混練さ
せて架橋型熱可塑性エラストマー組成物を作成した。
【0034】架橋型スチレン系熱可塑性エラストマー
組成物(a−2) 下記(イ)〜(ホ)を原材料として用いたものである。 (イ)架橋性エラストマー スチレンブロックとイソプレンブロックからなる共重合
体を水素添加してなるブロック共重合体(セプトン40
55:クラレ社製、密度:0.92g/cm3) (ロ)熱可塑性樹脂 ポリプロピレン(ジェイアロマーM1500:日本ポリ
オレフィン社製) (ハ)プロセスオイル ダイアナプロセスオイルPW−380(出光興産社製) (ニ)ラジカル発生剤 2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン (ホ)架橋助剤 エチレングリコールジメタクリレート 上記の各原材料を用い、下記のようにして作製した。
【0035】まず、セプトン4055を100部、ジェ
イアロマーM1500を60部、ダイアナプロセスオイ
ルPW−380を100部とを、二軸押出機で230℃
で溶融混練してペレットを作成した。次に、このペレッ
トに、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキサンを2部とエチレングリコールジメタ
クリレート4部とを添加して、再度二軸押出機で230
℃で溶融架橋混練させて架橋型熱可塑性エラストマー組
成物を作成した。
【0036】
【実施例1〜5、比較例1〜3】射出成形機のホッパー
から、架橋型オレフィン系熱可塑性エラストマーのペレ
ットと所定量の熱膨張性マイクロバルーンマスターバッ
チとをブレンドしたものを投入した。シリンダー温度1
80℃、射出速度を高めにして、100×200×10
mmの平板の射出成形を行った。結果を表1に示す。
【0037】表1の結果からも明らかな様に、本発明に
より提供される熱可塑性エラストマー発泡体は、優れた
機械的特性、ゴム的特性およびセルの均一性を有してい
ることは明らかである。
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】本発明の熱可塑性エラストマー発泡体
は、従来の熱可塑性エラストマー組成物を用いた発泡体
と比較して、セルが微細で均一であり、物性の均一性に
優れ、圧縮永久歪および反撥弾性などの物性に優れてお
り、その利用価値は極めて大きい。
【0040】本発明の熱可塑性組成物は、従来から使用
されている架橋発泡ゴムや発泡ポリウレタン等の代替品
として使用可能であり、用途としては、自動車用各種部
品、自動車用内装材、機械部品、電気部品、ケーブル、
ホース、玩具、雑貨、日用品、建材、スポーツ用品、シ
ート、フィルム等を始めとする用途に幅広く使用可能で
ある。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジカル架橋性エラストマーと熱可塑性
    樹脂からなる架橋された熱可塑性エラストマー組成物
    を、熱膨張性マイクロバルーンで発泡させてなることを
    特徴とする熱可塑性エラストマー発泡体。
  2. 【請求項2】 ラジカル架橋性エラストマーが、オレフ
    ィン系エラストマーもしくはスチレン系エラストマーで
    あることを特徴とする請求項1記載の熱可塑性エラスト
    マー発泡体。
  3. 【請求項3】 オレフィン系エラストマーが、エチレン
    および少なくとも1種のα−オレフィンからなる共重合
    体もしくはエチレンとα−オレフィンと非共役ジエンと
    の共重合体であることを特徴とする請求項2記載の熱可
    塑性エラストマー発泡体。
  4. 【請求項4】 オレフィン系エラストマーが、エチレン
    および少なくとも1種以上の炭素数が6〜12のα−オ
    レフィンからなり、密度が0.85〜0.92g/cm
    3 の範囲であり、かつゲルパーミエーションクロマトグ
    ラフィー(GPC)により算出される重量平均分子量
    (Mw)と数平均分子量(Mn)との比である分子量分
    布(Mw/Mn)が3.0未満である共重合体であるこ
    とを特徴とする請求項2または3記載の熱可塑性エラス
    トマー発泡体。
  5. 【請求項5】 オレフィン系エラストマーが、メタロセ
    ン系触媒で製造されたものであることを特徴とする請求
    項2、3または4記載の熱可塑性エラストマー発泡体。
  6. 【請求項6】 スチレン系エラストマーが、スチレン系
    ブロック共重合体であることを特徴とする請求項2記載
    の熱可塑性エラストマー発泡体。
JP15276498A 1998-06-02 1998-06-02 熱可塑性エラストマー発泡体 Expired - Lifetime JP4025423B2 (ja)

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Cited By (16)

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