JPH11330262A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH11330262A
JPH11330262A JP10133389A JP13338998A JPH11330262A JP H11330262 A JPH11330262 A JP H11330262A JP 10133389 A JP10133389 A JP 10133389A JP 13338998 A JP13338998 A JP 13338998A JP H11330262 A JPH11330262 A JP H11330262A
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layer
manufacturing
semiconductor device
protective layer
gate insulating
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JP10133389A
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Hajime Kimura
肇 木村
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
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    • HELECTRICITY
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    • H01L21/8232Field-effect technology
    • H01L21/8234MIS technology, i.e. integration processes of field effect transistors of the conductor-insulator-semiconductor type
    • H01L21/823462MIS technology, i.e. integration processes of field effect transistors of the conductor-insulator-semiconductor type with a particular manufacturing method of the gate insulating layers, e.g. different gate insulating layer thicknesses, particular gate insulator materials or particular gate insulator implants

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランジスタの信頼性を向上させるととも
に、異物の発生を防止して歩留まりを向上させることの
できる半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 シリコン基板3の表面上に第1のゲート
酸化膜1aが形成される。第1のゲート酸化膜1a上に
第1の多結晶シリコン膜4aが形成され、その側面がテ
ーパ形状となるようにパターニングされる。そして第1
の多結晶シリコン膜4aから露出したシリコン酸化膜1
aが除去された後、熱酸化により第1のシリコン酸化膜
1aと異なる膜厚を有する第2のシリコン酸化膜1bが
形成される。これによりデュアルゲートオキサイドが製
造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、より特定的には、1つのデバイス中に膜厚
の異なる複数のゲート絶縁層を有する半導体装置の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最新の半導体装置の中には、1つのデバ
イスに2種類以上の膜厚のゲート酸化膜を持つもの(デ
ュアルゲートオキサイド)が増加している。以下に、従
来のデュアルゲートオキサイドを有する半導体装置の製
造方法について説明する。
【0003】図14〜図17は、従来のデュアルゲート
オキサイドを有する半導体装置の製造方法を工程順に示
す概略断面図である。まず図14を参照して、シリコン
基板3の表面にフィールド酸化膜2が形成された後、熱
酸化によりシリコン基板3の表面に第1のゲート酸化膜
1aが形成される。
【0004】図15を参照して、この第1のゲート酸化
膜1aおよびフィールド酸化膜2上に直接接するように
フォトレジスト105aが塗布された後、通常の写真製
版技術によりパターニングされる。このレジストパター
ン105aから露出したゲート酸化膜1aが、たとえば
ウェットエッチングにより除去される。この後、レジス
トパターン105aが除去される。
【0005】図16を参照して、上記のウェットエッチ
ングにより、シリコン酸化膜が除去された部分ではシリ
コン基板3の表面が露出する。この後、再度、熱酸化が
施される。
【0006】図17を参照して、この熱酸化により、シ
リコン基板3の露出した表面に第2のゲート酸化膜1b
が形成されるとともに、第1のゲート酸化膜1aの膜厚
が厚くなる。これにより、第1のゲート酸化膜1aの膜
厚Taが第2のゲート酸化膜1bの膜厚Tbよりも厚く
形成され、デュアルゲートオキサイドが形成される。
【0007】しかし、この図14〜図17に示すプロセ
スでは、図15に示すようにフォトレジスト105aが
第1のゲート酸化膜1aに直接接するように形成され
る。通常、フォトレジストには不純物としてNa(ナト
リウム)などが含まれている。このため、ゲート酸化膜
1aに直接接するようにフォトレジスト105aが形成
されると、フォトレジスト105a中のNaがゲート酸
化膜1a中に入ってしまう。このNaがゲート酸化膜1
aに導電性を与えたり、またMOS(Metal Oxide Semi
conductor )トランジスタのしきい値電圧を所望値から
変動させてしまい、トランジスタの信頼性が著しく損な
われていた。
【0008】また第2のゲート酸化膜1bを形成すべく
ゲート酸化炉にウエハを投入するために希フッ酸処理な
どの前処理工程が行なわれる。しかし、この前処理工程
により、第1のゲート酸化膜1aの一部がエッチングさ
れてしまい、第1のゲート酸化膜1aの膜厚が変わるこ
とでMOSトランジスタのしきい値電圧が所望値から変
動してしまい、トランジスタの信頼性が著しく損なわれ
ていた。
【0009】その対策として従来、以下の方法が提案さ
れている。図18〜図23は、上記課題を克服し得る従
来のデュアルゲートオキサイドを有する半導体装置の製
造方法を工程順に示す概略断面図である。まず図18を
参照して、シリコン基板3上に、フィールド酸化膜2が
形成された後、熱酸化により第1のゲート酸化膜1aが
形成される。その後、不純物がドープされた第1の多結
晶シリコン膜204aが第1のゲート酸化膜1aの保護
膜として表面全面に形成される。
【0010】図19を参照して、この第1の多結晶シリ
コン膜204a上にフォトレジスト205aが塗布され
た後、通常の写真製版技術によりパターニングされる。
このレジストパターン205aから露出した第1の多結
晶シリコン膜204aが異方性エッチングにより除去さ
れる。この後、レジストパターン205aが除去され
る。
【0011】図20を参照して、第1の多結晶シリコン
膜204aが除去された部分では第1のシリコン酸化膜
1aが露出する。この状態から露出した第1のシリコン
酸化膜1aがウェットエッチングにより除去され、その
部分においてシリコン基板3の表面が露出する。この
後、再度、熱酸化処理が施される。
【0012】図21を参照して、この熱酸化処理によ
り、第1のシリコン酸化膜1aとは異なる膜厚の第2の
シリコン酸化膜1bがシリコン基板3上に形成される。
また、この熱酸化処理により、第1の多結晶シリコン膜
204aの表面も酸化されてシリコン酸化膜よりなる酸
化被膜6が形成される。このようにして互いに異なる膜
厚を有する第1のシリコン酸化膜1aと第2のシリコン
酸化膜1bとを有するデュアルゲートオキサイドが形成
される。
【0013】図22を参照して、この後、不純物がドー
プされた第2の多結晶シリコン膜204bが表面全面に
形成される。この第2の多結晶シリコン膜204b上に
フォトレジスト205bが塗布された後、通常の写真製
版技術によりパターニングされる。このレジストパター
ン205bをマスクとして第2の多結晶シリコン膜20
4bに異方性エッチングが施される。この後、レジスト
パターン205bが除去される。
【0014】図23を参照して、この異方性エッチング
により、第1の多結晶シリコン膜204aと間隔をおく
ように第2の多結晶シリコン膜204bがパターニング
される。この後、酸化被膜6が除去された後、第1およ
び第2の多結晶シリコン膜204a、204bの各々が
パターニングされてゲート電極層が形成される。ゲート
電極層、フィールド酸化膜2などをマスクとして不純物
を注入することで、ゲート電極層の下側領域を挟むよう
にシリコン基板3表面に1対のソース/ドレイン領域
(図示せず)が形成される。これによりMOSトランジ
スタが完成する。
【0015】図18〜図23に示すプロセスでは、図1
9に示すようにフォトレジスト205aは、第1の多結
晶シリコン膜204a上に形成され、第1のゲート酸化
膜1a上に直接形成されることはない。このため、フォ
トレジスト205a中のNaなどが第1のゲート酸化膜
1aに入ることは防止される。よって、第1のゲート酸
化膜1aが導電性を有するようになったり、またMOS
トランジスタのしきい値電圧が変動することは防止され
る。
【0016】また第2のゲート酸化膜1b形成のために
ゲート酸化炉にウエハを投入するために行なわれる希フ
ッ酸処理時にも、第1のゲート酸化膜1a上に多結晶シ
リコン膜204aがある。このため、第1のゲート酸化
膜1aがこの希フッ酸処理によりエッチングされること
もない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図18〜図2
3に示すプロセスでは、図22および図23に示すよう
に第2の多結晶シリコン膜204bに異方性エッチング
が施される。この異方性エッチングでは、第1の多結晶
シリコン膜204aの側壁に第2の多結晶シリコン膜2
04bの残渣204b1 がサイドウォールスペーサ状に
残存する。このサイドウォールスペーサ状の残渣204
1 は細いため、酸化被膜6の除去のためのウェットエ
ッチング処理などで容易に剥がれ、他の導電層間をショ
ートさせる原因となり、歩留まりを低減させる原因にな
るという問題点があった。
【0018】それゆえ本発明の目的は、トランジスタの
信頼性を向上させるとともに、異物の発生を防止して歩
留まりを向上できる半導体装置の製造方法を提供するこ
とである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の1の局面に従う
半導体装置の製造方法は、異なる膜厚のゲート絶縁層を
有する半導体装置の製造方法であって、以下の工程を備
えている。
【0020】まず半導体基板の主表面上に第1のゲート
絶縁層が形成される。そして第1のゲート絶縁層上に保
護層が形成される。そして第1のゲート絶縁層の一部表
面が露出するように保護層をパターニングし、パターニ
ングされた保護層の側面が、下方に向かうにつれて側方
に張り出す傾斜面とされる。そして保護層から露出した
部分の第1のゲート絶縁層が、第1のゲート絶縁層と異
なる膜厚の第2のゲート絶縁層とされる。
【0021】本発明の1の局面に従う半導体装置の製造
方法では、保護層の側面は、下方に向かうにつれて側方
に張り出す傾斜面にされるため、従来例のように保護層
の側面を垂直にした場合よりも、側面に残渣が残りにく
くなる。このため、異物の発生は抑制され、歩留まりの
向上を図ることができる。
【0022】また、第1のゲート絶縁層上には保護層が
形成されるため、第1のゲート絶縁層上に直接フォトレ
ジストは形成されない。このため、第1のゲート絶縁層
にフォトレジスト中の不純物が入ることはなく、それに
よるトランジスタの信頼性低下は生じない。
【0023】上記の局面において好ましくは、保護層の
側面は半導体基板の主表面に対して70°以上80°以
下傾斜している。
【0024】保護層の側面をこのような傾斜角度とする
ことで、保護層の側面に残渣の生じることを効果的に防
止することができる。
【0025】上記の局面において好ましくは、第2のゲ
ート絶縁層を形成した後、第2のゲート絶縁層上および
保護層上に第2の保護層が形成される。そして少なくと
も保護層上の第2の保護層が除去されるように第2の保
護層がパターニングされ、パターニングされた第2の保
護層の側面が、保護層の側面と隙間をもって対向する。
【0026】第2のゲート絶縁層上にも第2の保護層が
形成されるため、第2のゲート絶縁層上に、直接フォト
レジストは形成されない。このため、第2のゲート絶縁
層にフォトレジスト中の不純物が入ることはなく、それ
によるトランジスタの信頼性低下は生じない。
【0027】上記の局面において好ましくは、第2の保
護層の側面は、上方に向かうにつれて側方に張り出す傾
斜面である。
【0028】第2の保護層の側面をこのような傾斜面と
なるようにエッチングすることで、仮に保護層の側面に
残渣があっても、この残渣を上記エッチングで効果的に
除去することができる。
【0029】上記の局面において好ましくは、第2の保
護層の側面は、半導体基板の主表面に対して100°以
上110°以下傾斜している。
【0030】第2の保護層の側面をこのような傾斜角度
となるよう第2の保護層をエッチングすることで、保護
層の側面の残渣を効果的に除去することができる。
【0031】上記の局面において好ましくは、保護層は
多結晶シリコンを含む層より形成され、第2の保護層は
アモルファスシリコンを含む層より形成される。
【0032】これにより、保護層の側面が下方に向かう
につれて側方に張り出す傾斜面となるようにパターニン
グすることが容易となり、また第2の保護層の側面が上
方に向かうにつれて側方に張り出す傾斜面となるように
パターニングすることが容易となる。
【0033】上記の局面において好ましくは、保護層と
第2の保護層とはゲート電極用導電層である。
【0034】これにより、保護層と第2の保護層とから
ゲート電極層を形成することができる。
【0035】本発明の他の局面に従う半導体装置の製造
方法は、異なる膜厚のゲート絶縁層を有する半導体装置
の製造方法であって、以下の工程を備えている。
【0036】まず素子分離絶縁層を挟んで隣り合う第1
および第2の領域を有する半導体基板の第1の領域の主
表面上に第1のゲート絶縁層が形成される。そして第1
のゲート絶縁層上を覆い、かつ端部が素子分離絶縁層上
に位置する第1のゲート電極用導電層が形成される。そ
して半導体基板の第2の領域の主表面上に第1のゲート
絶縁層とは異なる膜厚の第2のゲート絶縁層が形成され
る。そして第2のゲート絶縁層上を覆い、かつ第1のゲ
ート電極用導電層の端部上に乗り上げた端部を有する第
2のゲート電極用導電層が形成される。そして第1およ
び第2のゲート電極用導電層の各上面に接するようにシ
リサイド層が形成される。
【0037】本発明の他の局面に従う半導体装置の製造
方法では、素子分離絶縁層上で、第1および第2のゲー
ト電極用導電層の端部同士が重なり合っているため、こ
の第1および第2のゲート電極用導電層上に形成される
シリサイド層が直接、素子分離絶縁層と接することはな
い。このため、シリサイド層が素子分離絶縁層と直接接
する部分において剥がれが生じ、異物となることが防止
されるため、歩留まりを向上することができる。
【0038】上記他の局面において好ましくは、素子分
離絶縁層はシリコン酸化膜を含む層よりなっており、第
1および第2のゲート電極用導電層は多結晶シリコンを
含む層よりなっている。
【0039】これにより、シリサイド層が剥がれて異物
となることが防止される。上記の他の局面において好ま
しくは、第1および第2のゲート電極用導電層とシリサ
イド層とをパターニングすることにより、第1のゲート
電極用導電層およびシリサイド層の積層構造を有する第
1のゲート電極層と、第2のゲート電極用導電層および
シリサイド層の積層構造を有する第2のゲート電極層と
が形成される。
【0040】これにより、ポリサイド構造のゲート電極
層を形成することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図に基づいて説明する。
【0042】実施の形態1 図1〜図9は、本発明の実施の形態1におけるデュアル
ゲートオキサイドを有する半導体装置の製造方法を工程
順に示す概略断面図である。まず図1を参照して、シリ
コン基板3の表面に、たとえばLOCOS法によりフィ
ールド酸化膜(素子分離絶縁層)2が形成される。この
後、熱酸化によりシリコン基板3の表面に第1のゲート
酸化膜1aが形成される。
【0043】図2を参照して、表面全面に、不純物がド
ープされた第1の多結晶シリコン膜4aが第1の保護膜
として形成される。この第1の多結晶シリコン膜4a
は、不純物がドープされたアモルファスシリコン膜であ
ってもよい。
【0044】図3を参照して、第1の多結晶シリコン膜
4aの表面にフォトレジスト5aが塗布され、通常の写
真製版技術によりパターニングされる。このレジストパ
ターン5aをマスクとして第1の多結晶シリコン膜4a
にエッチングが施される。この後、レジストパターン5
aが除去される。
【0045】図4を参照して、上記のエッチングによ
り、第1の多結晶シリコン膜4aがパターニングされ
る。このパターニングされた第1の多結晶シリコン膜4
aの側面は、シリコン基板3側(図中下側)へ向かうに
つれて側方に張り出す傾斜面、いわゆるテーパ形状とな
る。その傾斜面はシリコン基板3の表面に対して70°
以上80°以下の傾斜角度θ1 に制御される。
【0046】なお、このテーパ形状を達成するために
は、下層のシリコン酸化膜1a、2に対して、高選択性
を確保し、かつシリコン残渣が発生しないようなプロセ
スに設定する必要がある。たとえば、電子サイクロトロ
ン方式のエッチング装置で使用している、Cl2 /O2
によるエッチングプロセスでは、O2 濃度を15〜25
%程度と高く設定し、RFパワーを30w前後に低く設
定することにより、上記のテーパ形状と高選択性とを達
成することができる。
【0047】この後、第1の多結晶シリコン膜4aから
露出した第1のシリコン酸化膜1aがウェットエッチン
グにより除去され、その部分のシリコン基板3の表面が
露出する。
【0048】図5を参照して、熱酸化により、露出した
シリコン基板3の表面に第2のゲート酸化膜1bが形成
される。これとともに、第1の多結晶シリコン膜4aの
表面が酸化されてシリコン酸化膜よりなる酸化被膜6が
形成される。この熱酸化は、第2のゲート酸化膜1bの
膜厚が第1のゲート酸化膜1aの膜厚と異なる膜厚とな
るようにその条件が設定される。これにより、デュアル
ゲートオキサイドが形成される。
【0049】図6を参照して、不純物がドープされた第
2の多結晶シリコン膜4bが第2の保護膜として表面全
面に形成される。この第2の多結晶シリコン膜4b上に
フォトレジスト5bが塗布され、通常の写真製版技術に
よりパターニングされる。ここで、レジストパターン5
bの端部5b1 は、第1の多結晶シリコン膜4aのテー
パをなす側面上にかからないように、少し離れた位置に
くるようにしなければならない。その間隔L1 は、フィ
ールド酸化膜2の大きさにもよるが、後工程に影響を及
ぼす段差を緩和するためには、0.5μm〜1.0μm
程度であることが望ましい。
【0050】このレジストパターン5bをマスクとして
第2の多結晶シリコン膜4bにエッチングが施され、そ
の後、レジストパターン5bが除去される。
【0051】図7を参照して、このエッチングにより、
第2の多結晶シリコン膜4bがパターニングされる。こ
のパターニングされた第2の多結晶シリコン膜4bの側
面は、シリコン基板3の上方へ向かうにつれて側方に張
り出す傾斜面、いわゆる逆テーパ形状となる。その傾斜
面はシリコン基板3の表面に対して100°以上110
°以下の傾斜角度θ2 に制御される。
【0052】この逆テーパ形状を達成するためには、酸
化被膜6に対し、十分な選択比をもつプロセスに設定す
る必要がある。たとえば、電子サイクロトロン方式のエ
ッチング装置で使用している、Cl2 /O2 によるエッ
チングプロセスでは、O2 濃度を5%以下と低く設定
し、RFパワーを20〜25w程度に低く設定すること
により、上記の逆テーパ形状と十分な選択比との双方を
達成することができる。
【0053】このように第2の多結晶シリコン膜4bの
側面が逆テーパ形状となるようにエッチングすることに
より、従来例の図23に示すサイドウォールスペーサ状
の残渣204b1 を除去する効果を有する。
【0054】この後、第1の多結晶シリコン膜4aの表
面を覆っている酸化被膜6が除去される。
【0055】図8を参照して、第1および第2の多結晶
シリコン膜4a、4bの上に、フォトレジストが塗布さ
れ、通常の写真製版技術によりパターニングされる。こ
のレジストパターン5cをマスクとして第1および第2
の多結晶シリコン膜4a、4bの双方に異方性エッチン
グを施すことにより、ゲート電極層が形成される。この
後、ゲート電極層、フィールド酸化膜3などをマスクと
して不純物を注入することにより、ゲート電極層の下側
領域を挟むようにシリコン基板3の表面には1対のソー
ス/ドレイン領域8が形成され、MOSトランジスタが
完成する。
【0056】本実施の形態の製造方法では、図4に示す
ように第1の多結晶シリコン膜4aの側面はテーパ形状
とされる。このため、図6および図7のプロセスで第2
の多結晶シリコン膜4bをパターニングしても、その第
2の多結晶シリコン膜4bの残渣が第1の多結晶シリコ
ン膜4aの側面に残ることは防止される。よって、この
多結晶シリコン膜4bの残渣によって他の導電層間がシ
ョートされるなどの不都合を防止することができ、歩留
まりを向上することが可能となる。
【0057】また図7に示すように第2の多結晶シリコ
ン膜4bの側面は逆テーパ形状にするエッチング条件
は、第1の多結晶シリコン膜4aの側壁の残渣を除去す
る効果を有する。よって、第1の多結晶シリコン膜4a
の側壁に残渣が残ることはより一層防止され、歩留まり
をさらに向上することができる。
【0058】また本実施の形態では、図3や図6に示す
プロセスにおいて、フォトレジスト5a、5bは第1お
よび第2のゲート酸化膜1a、1b上に直接接して形成
されることはない。よって、フォトレジスト5a、5b
中のNaなどの不純物が第1および第2のゲート酸化膜
1a、1b中に入り込むことは防止され、トランジスタ
の信頼性を向上することができる。
【0059】また、図4に示すように第1の多結晶シリ
コン膜4aの側面はシリコン基板3の表面に対して70
°以上80°以下の角度θ1 だけ傾斜している。これ
は、傾斜角度が70°未満ではこのテーパ形状をエッチ
ング工程だけで形成するのが困難であり、また80°を
超えると、第1の多結晶シリコン膜4aの側壁に残渣を
生じさせない効果が十分に得られないからである。
【0060】また図7に示すように第2の多結晶シリコ
ン膜4bの側面はシリコン基板3の表面に対して100
°以上110°以下の角度θ2 だけ傾斜している。これ
は、傾斜角度θ2 が100°未満では、多結晶シリコン
膜4aの側壁の残渣を除去する効果が十分でなく、また
110°を超えると、この逆テーパ形状をエッチング工
程だけで形成するのが困難になるからである。
【0061】実施の形態2 実施の形態1のプロセスにおいて第1の保護膜4aは不
純物がドープされた多結晶シリコン膜であり、第2の保
護膜4bは不純物がドープされたアモルファスシリコン
層であることが好ましい。これは、多結晶シリコン膜は
エッチングによってテーパ形状にすることが容易であ
り、かつアモルファスシリコン層はエッチングにより逆
テーパ形状にすることが容易だからである。
【0062】なお、これ以外については、実施の形態1
とほぼ同じであるため、その説明は省略する。
【0063】実施の形態3 上述した実施の形態1では、ゲート電極に多結晶シリコ
ン膜単層を用いた場合のプロセスについて説明した。し
かし、ゲート電極層は、多結晶シリコン膜とたとえばW
Six をはじめとするシリサイド層との積層膜(ポリサ
イド構造)であってもよい。
【0064】ゲート電極層がポリサイド構造の場合、図
7の状態から酸化被膜6が除去された後に全面にシリサ
イド層7が形成され、図10に示す状態とされる。とこ
ろが、図10を参照して、シリサイド層7はフィールド
酸化膜2上では非常に剥がれやすく、剥がれた部分7a
は異物となるためにデバイスの歩留まりに悪影響を及ぼ
していた。
【0065】そこで、ゲート電極をポリサイド構造とし
た場合でも、異物の発生を抑え、歩留まりの向上を図る
ことができる半導体装置の製造方法を実施の形態3とし
て以下に説明する。
【0066】図11〜図13は、本発明の実施の形態3
におけるデュアルゲートオキサイドを有する半導体装置
の製造方法を工程順に示す概略断面図である。まず本実
施の形態の製造方法は、図1〜図5に示す実施の形態1
と同様の工程を経る。この後、図11を参照して、不純
物がドープされた第2の多結晶シリコン膜4cが表面全
面に形成された後、この第2の多結晶シリコン膜4cが
通常の写真製版技術およびエッチング技術によりパター
ニングされる。このパターニングの際、第2の多結晶シ
リコン膜4cの端部は、第1の多結晶シリコン膜4aの
端部上に乗り上げるようにパターニングされる。
【0067】第1および第2の多結晶シリコン膜4a、
4cが重なる長さL2 は、0.5μm〜1.0μm程度
であるのが望ましい。このように重なり部分の長さL2
を設定することにより、第1および第2の多結晶シリコ
ン膜4a、4cからのフィールド酸化膜2の露出を防止
することができる。
【0068】図12を参照して、第1および第2の多結
晶シリコン膜4a、4cに接し、かつその上を覆うよう
に、たとえばWSix やTiSix などのシリサイド層
7が形成される。このシリサイド層7上にフォトレジス
ト5cが塗布された後、通常の写真製版技術によりパタ
ーニングされる。このレジストパターン5cをマスクと
してシリサイド層7と第1および第2の多結晶シリコン
膜4a、4cとに異方性エッチングが施される。この
後、レジストパターン5cが除去される。
【0069】図13を参照して、上記のエッチングによ
り、第1の多結晶シリコン膜4aおよびシリサイド層7
のポリサイド構造よりなるゲート電極層と、第2の多結
晶シリコン膜4cおよびシリサイド層7のポリサイド構
造よりなるゲート電極層とが形成される。このゲート電
極層、フィールド酸化膜2などをマスクとして不純物を
注入することにより、ゲート電極層の下側領域を挟むよ
うにシリコン基板3の表面には1対のソース/ドレイン
領域8が形成され、MOSトランジスタが完成する。
【0070】本実施の形態では、図11に示すように第
1の多結晶シリコン膜4aの端部上に第2の多結晶シリ
コン膜4cの端部が乗り上げている。このため、フィー
ルド酸化膜2の表面は第1および第2の多結晶シリコン
膜4a、4cにより完全に覆われた状態となる。それゆ
え、この後に図12に示すようにシリサイド層7が表面
全面に形成されても、このシリサイド層7がフィールド
酸化膜2と直接接することは防止される。よって、シリ
サイド層7がフィールド酸化膜2と直接接する部分にお
いて異物の発生を防止できるため、歩留まりの向上を図
ることができる。
【0071】また、本実施の形態においても、フォトレ
ジストがゲート酸化膜1a,1b上に直接形成されるこ
とはないため、トランジスタの信頼性の向上を図ること
ができる。
【0072】なお、実施の形態1〜3では、第1のゲー
ト酸化膜1aが第2のゲート酸化膜1bより厚い場合に
ついて説明したが、第2のゲート酸化膜1bが第1のゲ
ート酸化膜1aよりも厚くてもよい。ただし、第1のゲ
ート酸化膜1aは、図3、4に示すように第1の多結晶
シリコン膜4aをエッチングする際の下地選択性を考慮
すると第2のゲート酸化膜1bよりも膜厚の厚いもので
あることが望ましい。
【0073】また、実施の形態1〜3では、ゲート絶縁
層としてシリコン酸化膜を用いた場合について説明した
が、ゲート絶縁層の材質はこれに限定されるものではな
く、絶縁性を有するものであればいかなるものも用いる
ことができる。
【0074】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の
範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味およ
び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0075】
【発明の効果】本発明の1の局面に従う半導体装置の製
造方法では、保護層の側面は、下方に向かうにつれて側
方に張り出す傾斜面にされるため、従来例のように保護
層の側面を垂直にした場合よりも、側面に残渣が残りに
くくなる。このため、異物の発生は抑制され、歩留まり
の向上を図ることができる。
【0076】また、第1のゲート絶縁層上には保護層が
形成されるため、第1のゲート絶縁層上に直接フォトレ
ジストは形成されない。このため、第1のゲート絶縁層
にフォトレジスト中の不純物が入ることはなく、それに
よるトランジスタの信頼性低下は生じない。
【0077】上記の局面において好ましくは、保護層の
側面は半導体基板の主表面に対して70°以上80°以
下傾斜している。
【0078】保護層の側面をこのような傾斜角度とする
ことで、保護層の側面に残渣の生じることを効果的に防
止することができる。
【0079】上記の局面において好ましくは、第2のゲ
ート絶縁層を形成した後、第2のゲート絶縁層上および
保護層上に第2の保護層が形成される。そして少なくと
も保護層上の第2の保護層が除去されるように第2の保
護層がパターニングされ、パターニングされた第2の保
護層の側面が、保護層の側面と隙間をもって対向する。
【0080】第2のゲート絶縁層上にも第2の保護層が
形成されるため、第2のゲート絶縁層上に直接フォトレ
ジストは形成されない。このため、第2のゲート絶縁層
にフォトレジスト中の不純物が入ることはなく、それに
よるトランジスタの信頼性低下は生じない。
【0081】上記の局面において好ましくは、第2の保
護層の側面は、上方に向かうにつれて側方に張り出す傾
斜面である。
【0082】第2の保護層の側面をこのような傾斜面と
なるようにエッチングすることで、仮に保護層の側面に
残渣があっても、この残渣を上記エッチングで効果的に
除去することができる。
【0083】上記の局面において好ましくは、第2の保
護層の側面は、半導体基板の主表面に対して100°以
上110°以下傾斜している。
【0084】第2の保護層の側面をこのような傾斜角度
となるように第2の保護層をエッチングすることで、保
護層の側面の残渣を効果的に除去することができる。
【0085】上記の局面において好ましくは、保護層は
多結晶シリコンを含む層より形成され、第2の保護層は
アモルファスシリコンを含む層より形成される。
【0086】これにより、保護層の側面が下方に向かう
につれて側方に張り出す傾斜面となるようにパターニン
グすることが容易となり、また第2の保護層の側面が上
方に向かうにつれて側方に張り出す傾斜面となるように
パターニングすることが容易となる。
【0087】上記の局面において好ましくは、保護層と
第2の保護層とはゲート電極用導電層である。
【0088】これにより、保護層と第2の保護層とから
ゲート電極層を形成することができる。
【0089】本発明の他の局面に従う半導体装置の製造
方法では、素子分離絶縁層上で、第1および第2のゲー
ト電極用導電層の端部同士が重なり合っているため、こ
の第1および第2のゲート電極用導電層上に形成される
シリサイド層が直接、素子分離絶縁層と接することはな
い。このため、シリサイド層が素子分離絶縁層と直接接
する部分において剥がれが生じ、異物となることが防止
されるため、歩留まりを向上することができる。
【0090】上記他の局面において好ましくは、素子分
離絶縁層はシリコン酸化膜を含む層よりなっており、第
1および第2のゲート電極用導電層は多結晶シリコンを
含む層よりなっている。
【0091】これにより、シリサイド層が剥がれて異物
となることが防止される。上記の他の局面において好ま
しくは、第1および第2のゲート電極用導電層とシリサ
イド層とをパターニングすることにより、第1のゲート
電極用導電層およびシリサイド層の積層構造を有する第
1のゲート電極層と、第2のゲート電極用導電層および
シリサイド層の積層構造を有する第2のゲート電極層と
が形成される。
【0092】これにより、ポリサイド構造のゲート電極
層を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における半導体装置の
製造方法の第1工程を示す概略断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における半導体装置の
製造方法の第2工程を示す概略断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1における半導体装置の
製造方法の第3工程を示す概略断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態1における半導体装置の
製造方法の第4工程を示す概略断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態1における半導体装置の
製造方法の第5工程を示す概略断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態1における半導体装置の
製造方法の第6工程を示す概略断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態1における半導体装置の
製造方法の第7工程を示す概略断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態1における半導体装置の
製造方法の第8工程を示す概略断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態1における半導体装置の
製造方法の第9工程を示す概略断面図である。
【図10】 ゲート電極層をポリサイド構造とするプロ
セスで生ずる問題を説明するための図である。
【図11】 本発明の実施の形態3における半導体装置
の製造方法の第1工程を示す概略断面図である。
【図12】 本発明の実施の形態3における半導体装置
の製造方法の第2工程を示す概略断面図である。
【図13】 本発明の実施の形態3における半導体装置
の製造方法の第3工程を示す概略断面図である。
【図14】 従来の半導体装置の製造方法の第1工程を
示す概略断面図である。
【図15】 従来の半導体装置の製造方法の第2工程を
示す概略断面図である。
【図16】 従来の半導体装置の製造方法の第3工程を
示す概略断面図である。
【図17】 従来の半導体装置の製造方法の第4工程を
示す概略断面図である。
【図18】 従来の半導体装置の製造方法の第5工程を
示す概略断面図である。
【図19】 従来の半導体装置の製造方法の第6工程を
示す概略断面図である。
【図20】 従来の半導体装置の製造方法の第7工程を
示す概略断面図である。
【図21】 従来の半導体装置の製造方法の第8工程を
示す概略断面図である。
【図22】 従来の半導体装置の製造方法の第9工程を
示す概略断面図である。
【図23】 従来の半導体装置の製造方法の第10工程
を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1a 第1のシリコン酸化膜、1b 第2のシリコン酸
化膜、2 フィールド酸化膜、3 シリコン基板、4a
第1の多結晶シリコン膜、4b,4c 第2の多結晶
シリコン膜、7 シリサイド層。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる膜厚のゲート絶縁層を有する半導
    体装置の製造方法であって、 半導体基板の主表面上に第1のゲート絶縁層を形成する
    工程と、 前記第1のゲート絶縁層上に保護層を形成する工程と、 前記第1のゲート絶縁層の一部表面が露出するように前
    記保護層をパターニングし、パターニングされた前記保
    護層の側面を、下方に向かうにつれて側方に張り出す傾
    斜面とする工程と、 前記保護層から露出した部分の前記第1のゲート絶縁層
    を、前記第1のゲート絶縁層と異なる膜厚の第2のゲー
    ト絶縁層とする工程とを備えた、半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記保護層の側面は前記半導体基板の主
    表面に対して70°以上80°以下傾斜している、請求
    項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第2のゲート絶縁層を形成した後、
    前記第2のゲート絶縁層上および前記保護層上に第2の
    保護層を形成する工程と、 少なくとも前記保護層上の前記第2の保護層を除去する
    ように前記第2の保護層をパターニングして、パターニ
    ングされた前記第2の保護層の側面を、前記保護層の側
    面と隙間をもって対向させる工程とをさらに備えた、請
    求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の保護層の側面は、上方に向か
    うにつれて側方に張り出す傾斜面である、請求項3に記
    載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の保護層の側面は前記半導体基
    板の主表面に対して100°以上110°以下傾斜して
    いる、請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記保護層は多結晶シリコンを含む層よ
    り形成され、前記第2の保護層はアモルファスシリコン
    を含む層より形成される、請求項4に記載の半導体装置
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記保護層と前記第2の保護層とはゲー
    ト電極用導電層である、請求項3に記載の半導体装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 異なる膜厚のゲート絶縁層を有する半導
    体装置の製造方法であって、 素子分離絶縁層を挟んで隣り合う第1および第2の領域
    を有する半導体基板の前記第1の領域の主表面上に第1
    のゲート絶縁層を形成する工程と、 前記第1のゲート絶縁層上を覆い、かつ端部が前記素子
    分離絶縁層上に位置する第1のゲート電極用導電層を形
    成する工程と、 前記半導体基板の前記第2の領域の主表面上に前記第1
    のゲート絶縁層とは異なる膜厚の第2のゲート絶縁層を
    形成する工程と、 前記第2のゲート絶縁層上を覆い、かつ前記第1のゲー
    ト電極用導電層の前記端部上に乗り上げた端部を有する
    第2のゲート電極用導電層を形成する工程と、 前記第1および第2のゲート電極用導電層の各上面に接
    するようにシリサイド層を形成する工程とを備えた、半
    導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記素子分離絶縁層はシリコン酸化膜を
    含む層よりなっており、前記第1および第2のゲート電
    極用導電層は多結晶シリコンを含む層よりなっている、
    請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第1および第2のゲート電極用導
    電層と前記シリサイド層とをパターニングすることによ
    り、前記第1のゲート電極用導電層と前記シリサイド層
    との積層構造を有する第1のゲート電極層と、前記第2
    のゲート電極用導電層と前記シリサイド層との積層構造
    を有する第2のゲート電極層とを形成する工程をさらに
    備える、請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
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