JPH1132530A - 施肥機 - Google Patents

施肥機

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JPH1132530A
JPH1132530A JP19125197A JP19125197A JPH1132530A JP H1132530 A JPH1132530 A JP H1132530A JP 19125197 A JP19125197 A JP 19125197A JP 19125197 A JP19125197 A JP 19125197A JP H1132530 A JPH1132530 A JP H1132530A
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feeding
clutch
seedling
planting
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Takahide Shiozaki
塩崎  孝秀
Shigetoshi Ishioka
成利 石岡
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 肥料繰出部の清掃等のメインテナンス時や肥
料繰出部の着脱の場合、操作具が連結機構により一部の
肥料繰出部と連結されているので取外しが困難である。 【解決手段】 施肥装置の複数の肥料繰出部42からの
肥料の繰出しにより圃場の複数位置に施肥を行う施肥機
において、複数の繰出部のうちの一部の繰出の作動を停
止させる条クラッチレバ−101を繰出部の近傍に設け
ると共に、条クラッチレバ−の端部101bとの当接、
非当接により作動する肥料繰出停止作動棒107の作動
により一部の肥料繰出部の繰出の作動及び作動の停止を
切り換えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圃場の複数の位
置に施肥を行う施肥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、圃場の複数の位置に施肥を行うべ
く設けられた施肥装置の複数の肥料繰出部を走行車体の
後部に設けた施肥機において、圃場の広さにより常に施
肥機が備える条数で作業を行って圃場全体に施肥が行え
ないことがあり、この場合は必要に応じて前記施肥機が
備える条数の内の一部の条の施肥を停止させて作業を行
わなければならない。そこで、前記複数の肥料繰出部の
うちの一部の肥料繰出部の繰出の作動を停止させる操作
具が設けられた施肥機がある。また、この施肥機におい
ては、前記操作具と前記一部の肥料繰出部とをそれぞれ
の操作ワイヤで連結した連結機構を設け、前記操作具の
操作により前記複数の肥料繰出部のうちの一部の肥料繰
出部の繰出の作動を停止させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の構成に
おいては、操作具と一部の肥料繰出部とを連結した連結
機構を設けているので、前記連結機構のコンパクト化を
図るべく前記操作具を前記一部の肥料繰出部の近傍に設
けると、肥料繰出部の清掃等のメンテナンス時や前記肥
料繰出部を着脱するときに前記操作具や前記連結機構が
邪魔になることがあり、メンテナンス性の悪いものとな
ることがある。そこで、肥料繰出部の清掃等のメンテナ
ンス時や前記肥料繰出部を着脱するときに前記操作具や
前記連結機構を取り外すにしても、前記操作具が前記連
結機構により前記一部の肥料繰出部と連結されているの
で、この取り外しが困難なものとなってしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決すべく次の技術的手段を講じた。すなわち、施肥装
置1の複数の肥料繰出部42…からの肥料の繰出により
圃場の複数の位置に施肥を行う施肥機において、前記複
数の肥料繰出部42…のうちの一部の肥料繰出部42…
の繰出の作動を停止させる操作具101,101,10
1を肥料繰出部42…の近傍に設けると共に、該操作具
101,101,101の操作により駆動する駆動体1
01b,101b,101bとの当接、非当接により作
動する受動体107,107,107の作動により前記
一部の肥料繰出部42…の繰出の作動及び作動の停止を
切り替えるようになっている施肥機とした。
【0005】
【作用】本発明の施肥機は、施肥装置1の複数の肥料繰
出部42を繰出作動させて圃場の複数の位置に施肥を行
う。そして、肥料繰出部の近傍に設けた操作具を操作す
ることにより、上記駆動体が上記受動体に当接、非当接
して前記複数の肥料繰出部のうちの一部の肥料繰出部の
繰出の作動及び作動の停止を切り替える。
【0006】
【発明の効果】よって、上記操作具が上記肥料繰出部の
近傍に設けられているので前記操作具の操作連繋機構の
コンパクト化が図れると共に、前記操作具の操作により
駆動する駆動体との当接、非当接により作動する受動体
の作動により上記一部の肥料繰出部の繰出の作動及び作
動の停止を切り替える構成としているので、前記操作具
を前記肥料繰出部から離すべく該操作具を取り外すこと
が容易にでき、前記肥料繰出部の清掃等のメンテナンス
時や該肥料繰出部を着脱するときに前記操作具が邪魔に
ならずに容易に行える。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の実施の一形態を図面に
基づいて説明する。図1は、施肥機の一例として乗用型
の田植機に粒状の肥料を圃場に散布する施肥装置1が装
着された施肥装置付きの乗用型田植機2を示している。
この乗用型田植機2は、主として前記施肥装置1と走行
車体3と6条植えの苗植付部4とで構成される。
【0008】走行車体3の前後左右略中央に駆動源であ
るエンジン5が備えられ、このエンジン5からの動力に
より油圧式無断変速装置6、主ミッションケ−ス7を介
して前輪8,8及び後輪9,9が駆動されて走行車体3
が走行する構成となっている。また、この走行車体3の
後部にリンク機構10を介して前記苗植付部4が装着さ
れ、この苗植付部4は油圧昇降シリンダ11の伸縮によ
り上下に昇降するように設けられている。また、該苗植
付部4は、前記主ミッションケ−ス7からの動力を伝達
する作業伝動軸12、植付クラッチケ−ス13を介して
植付伝動軸14により伝動されて作動する構成となって
いる。尚、苗植付部4の駆動の入切を行う植付クラッチ
15が前記植付クラッチケ−ス13内に設けられてい
る。
【0009】苗植付部4は、主として苗載置台16と植
付伝動部17及び6条分の苗植付装置18…からなり、
前記植付伝動軸14の動力が入力される植付伝動部17
を介して伝動され作動する構成となっている。また、苗
植付部4の下部には中央部にセンタ−フロ−ト19及び
両側部にサイドフロ−ト20,20が設けられており、
圃場面を滑走するようになっている。また、該苗植付装
置18…が作動すると共に、植付伝動部17からの動力
により左右移動する左右移動棒21により苗載置台16
を左右移動させ、マット状の苗を苗植付装置18…によ
り一株づつ掻き取る構成となっている。
【0010】苗載置台16には、各条に苗送りベルト2
2…が設けられている。各条の前記苗送りベルト22…
は、下側の駆動ロ−ラ23…と上側の従動ロ−ラ24…
とに巻回されている。前記駆動ロ−ラ23…の駆動の構
成について説明すると、植付伝動部17の植付伝動ケ−
ス17a内から左右に突出した出力軸25,25と一体
回転する左右の苗送り駆動カム26,26が回転するこ
とにより該カム26,26に当接して左右それぞれの苗
送り伝達ア−ム27,27が所定角度回転する。そし
て、該ア−ム27,27と一体回転する苗送り伝達軸2
8が駆動される。前記苗送り伝達軸28には該軸28と
一体回転する各2条毎の苗送り駆動ア−ム29,29,
29が設けられ、前記苗送り伝達軸28の駆動により該
苗送り駆動ア−ム29,29,29が駆動する。そし
て、この各2条毎の苗送り駆動ア−ム29,29,29
のそれぞれに枢支軸30a,30a,30aにより枢着
された苗送り中継ア−ム30,30,30の先端の切欠
き部30b,30b,30bが、各2条毎の苗送りア−
ム31,31,31の先端の筒状部31a,31a,3
1aにそれぞれはまり込んだ構成となっている。従っ
て、前記苗送り駆動ア−ム29,29,29の駆動が前
記苗送りア−ム31,31,31に伝達される。前記苗
送りア−ム31,31,31にはラチェット爪31b…
が設けられ、苗送りア−ム31,31,31の駆動によ
り前記ラチェット爪31b…に噛み合う各2条毎のラチ
ェットホイル32,32,32が一定方向にのみ駆動さ
れ、該ラチェットホイル32,32,32と各2条毎の
苗送り軸33,33,33を介して一体回転する前記駆
動ロ−ラ23…が苗載置台16上の苗を苗植付装置18
…側に送る方向にのみ回転駆動する。尚、前記左右の苗
送り駆動カム26,26は、苗載置台16の左右移動終
端の左右それぞれにおいて左右それぞれの苗送り伝達ア
−ム27,27に当接するように配置されている。従っ
て、苗載置台16の左右移動終端において苗送りベルト
22…が苗を苗植付装置18…側に所定量づつ順次移送
する。
【0011】前記施肥装置1は、苗植付部4の前方に設
けられている。この施肥装置1は、圃場に散布する粒状
肥料を貯留する肥料タンク41と各条毎の肥料繰出部4
2…と肥料の搬送を案内する各条毎の案内管43…と該
案内管43…に加圧空気を供給するエアチャンバ−44
と該エアチャンバ−44に加圧空気を供給する送風ブロ
ア45とを備えて構成される。尚、前記エアチャンバ−
44は左右方向に長く構成され、該エアチャンバ−44
の左端に前記送風ブロア45が取り付けられた構成とな
っている。前記肥料タンク41及び前記肥料繰出部42
…は、走行車体3の操縦席46の直ぐ後側となる走行車
体3の後部に設けられている。該肥料タンク41の下に
設けた各条毎の肥料繰出部42…の繰出ロ−ラ42a…
が回転することにより所定量毎に肥料を各条の繰出口4
2b…を介して前記案内管43…に供給される。
【0012】前記案内管43…に供給された粒状肥料
は、前記エアチャンバ−44からの加圧空気により該案
内管43…、移送管47…を介して該移送管47…終端
に設けられた施肥部48…へ搬送されて圃場に散布され
る。尚、前記移送管47…は、フレキシブルなチュ−ブ
により構成されている。前記送風ブロア45は走行車体
3の前部に配置したバッテリ−49の電源により駆動さ
れる構成となっており、この送風ブロア45の吐出口4
5aとエアチャンバ−44の左端とが接続されている。
【0013】前記施肥部48…は、作溝器50を備えて
構成され、この作溝器50が前記移送管47…とブ−ツ
51…により接続され、苗植付部4による各条の圃場の
苗植付位置の側部に肥料が供給されるように前記フロ−
ト19,20,20に取り付けられている。該作溝器5
0…の前側には作溝突起50a…が設けられ、この作溝
突起50a…が機体前進に伴って圃場の泥土を横方向及
び下方向に押し分けて作溝し、その作溝された溝内に肥
料が供給されるようになっている。また、作溝器50…
の溝を覆土する覆土体52…が作溝器50…と同様にフ
ロ−ト19,20,20に設けられている。従って、こ
の乗用型田植機2は、圃場に苗を移植するため圃場内を
田植機2が走行するのに伴って圃場内へ肥料の散布を行
う構成となっている。
【0014】施肥装置1は、肥料繰出部42…を構成す
る繰出部ケ−ス42c…と前記案内管43…が前記エア
チャンバ−44に溶接された取付台53…にボルトによ
り取付固定され、肥料タンク41が前記繰出部ケ−ス4
2c…の前後に設けられた固定フックにより取り付けら
れた構成となっている。従って、エアチャンバ−44、
送風ブロア45、肥料タンク41、肥料繰出部42…及
び案内管43…は、一体となっている。
【0015】前記肥料繰出部42…の駆動構成について
説明すると、前記植付クラッチケ−ス13内からの伝動
により駆動する上下方向の施肥伝動軸53の動力により
ベベルギヤ等が内蔵された繰出駆動ケ−ス54を介して
施肥駆動軸55が駆動される。尚、前記施肥伝動軸53
は、該軸53方向に伸縮可能な構成となっている。施肥
駆動軸55から後述する各2条毎の繰出クラッチ56,
56,56を介して該駆動軸55と一体回転する各条毎
の駆動ギヤ57…を設け、各条の該駆動ギヤ57…とそ
れぞれ噛み合う各条の従動ギヤ58…とそれぞれ一体回
転可能な各条の繰出軸59…が駆動され、繰出ロ−ラ4
2a…が駆動回転される構成となっている。尚、前記各
条の従動ギヤ58…は、肥料繰出部42…の繰出部ケ−
ス42c…に設けられた各条施肥クラッチ60…により
前記繰出軸59…に沿って左右移動可能に設けられ、前
記各条の駆動ギヤ57…との噛み合いを解除して当該肥
料繰出部42…の肥料の繰り出しを停止できる構成とな
っている。
【0016】ところで、図7に示すように、前記植付ク
ラッチケ−ス13には、前側に突出する入力軸61と後
側に突出する苗植付部駆動用出力軸62と上側に突出す
る施肥装置駆動用出力軸63とが備えられている。植付
クラッチケ−ス13内の伝動について説明すると、前記
入力軸61と一体的に設けた駆動クラッチ爪61aと噛
み合う受動クラッチ爪64aを備える受動クラッチ体6
4が回転することにより、該受動クラッチ体64とスプ
ライン65を介して一体回転するカウンタ駆動軸66が
駆動する。この駆動クラッチ爪61aと受動クラッチ体
64とにより植付クラッチ15が構成されている。尚、
前記受動クラッチ体64は、前記カウンタ駆動軸66に
対して該軸66方向にしゅう動可能に設けられている。
そして、前記カウンタ駆動軸66の駆動により、該軸6
6と一体回転する駆動スパ−ギヤ67が駆動し、該ギヤ
67と噛み合う従動スパ−ギヤ68と一体回転する苗植
付部駆動用出力軸62が駆動して植付伝動軸14を介し
て苗植付部4へ動力が伝達される。また、前記カウンタ
駆動軸66の駆動により、該軸66と一体回転する駆動
ベベルギヤ69が駆動し、該ギヤ69と噛み合う従動ベ
ベルギヤ70と一体回転する施肥装置駆動用出力軸63
が駆動して施肥伝動軸53を介して施肥装置1へ動力が
伝達される。
【0017】前記受動クラッチ体64は、圧縮スプリン
グ71により駆動クラッチ爪61a側に付勢されてい
る。植付クラッチケ−ス13には前記受動クラッチ体6
4の肩部64bに当接可能に植付クラッチピン72が設
けられ、該植付クラッチピン72が植付クラッチケ−ス
13に対して出入することで前記駆動クラッチ爪61a
と接離するようになっている。尚、前記受動クラッチ体
64は、植付クラッチピン72が前記肩部64bに当接
することにより所定の回転位置で前記駆動クラッチ爪6
1aから離れるように構成されている。従って、植付ク
ラッチ15は定位置停止クラッチである。この植付クラ
ッチ15により苗植付部4を苗植付装置18…が苗を保
持しない所定の位置で停止させることによって、畦際で
の旋回等の非苗植付時に機体の振動等で苗植付装置18
…が保持した苗が脱落するようなことを防止している。
同時に、前記植付クラッチ15により苗植付部4を苗植
付装置18…がフロ−ト19,20,20の底面より下
方に突出しない状態で停止させることによって、植付ク
ラッチ15「切」状態で上昇させた苗植付部4を下降さ
せることで路面等にフロ−ト19,20,20より先に
苗植付装置18…が接地して苗植付装置18…が破損す
るようなことを防止している。また、駆動クラッチ爪6
1a及び受動クラッチ爪64aには互いの接触面がカウ
ンタ駆動軸66方向に対して傾斜しており、苗植付装置
18…が石を噛み込むなどして苗植付部4の駆動にメカ
ロックが生じたとき、前記圧縮スプリング71が圧縮さ
れて植付クラッチ15の伝動が断たれるようになってい
る。
【0018】従って、前記植付クラッチ15は、苗植付
部4の駆動にメカロックが生じたときに苗植付部4への
伝動を断つ安全クラッチの機能も果たしている。また、
苗植付部4の駆動にメカロックが生じたときに前記植付
クラッチ15により施肥装置1への伝動も断たれるの
で、苗植付部4の駆動のメカロックにより苗植付部4が
停止して苗植付作業を行わない間に施肥装置1の施肥部
48…から肥料が繰り出されることが防止され、圃場に
おける施肥の重複を防止することができる。
【0019】次に、肥料繰出部42の構成について説明
する。肥料繰出部42の繰出ロ−ラ42aの外周面に
は、回転方向の一定角度毎に繰出溝73…が設けられて
おり、その繰出溝73…に肥料タンク41から落下供給
される粒状肥料を溜めて該繰出ロ−ラ42aを回動する
ことによって繰出口42bに肥料が繰り出される構成と
なっている。施肥クラッチ60と反対側には、開度調節
歯車74が設けられている。該開度調節歯車74は、前
記従動ギヤ58と一体回転する繰出軸59に嵌合する歯
車回動軸75回りに回転して左右移動する構成となって
いる。前記開度調節歯車74は、開度調節軸76の小歯
車77と噛み合う。開度調節歯車74に設けられた調節
輪78から突出し前記繰出溝73…に嵌合する複数の突
子79…が前記開度調節歯車74の回動によって繰出溝
方向に移動可能とすることで繰出溝73…の有効長さを
変更し、施肥の繰出量を調節するようになっている。す
なわち、繰出量調節は、機体右側に設けた開度調節ハン
ドル80で前記開度調節軸76を回動させて各条の前記
小歯車77…を回転させ調節する構成となっている。
【0020】また、繰出ロ−ラ42aの前側には、該ロ
−ラ42a外周面と接触するブラシ81が設けられてお
り、繰出溝73…から溢れた肥料を掻き除くように構成
される。このブラシ81の基部は、繰出部ケ−ス42c
に対して前後方向にスライド可能なスライド部材81a
に締め付けられ固着された構成となっている。従って、
該スライド部材81aの前後スライドにより、ブラシ8
1は繰出ロ−ラ42aの外周面から退避可能に設けられ
ている。前記スライド部材81aは、回動板82を上側
へ回動させ固定フック83により固定すると該回動板8
2が当接することにより前方向にスライド不可となり、
繰出ロ−ラ42aの外周面に接触するように固定され
る。
【0021】また、前記繰出ロ−ラ42aの前側には、
作業終了後等に肥料タンク41及び肥料繰出部42に残
存する粒状肥料を取り出し回収するための取出口84が
設けられている。この取出口84は、回動支点82a回
りに回動可能に設けられた前記回動板82を回動させ開
閉する構成となっている。従って、作業終了後等に、繰
出ロ−ラ42aの駆動を停止した状態で回動板82を下
側へ向けて回動させて前記取出口84を開き、前記回動
板82の開位置固定用係合部82bを係合軸85にはめ
こんで開位置で固定すると、回動板82と一体の案内板
82cが繰出ロ−ラ42aに当接する。そして、前記ブ
ラシ81を繰出部ケ−ス42cに対して前方にスライド
させて引き抜くと、ブラシ81により落下を規制されて
いた肥料タンク41及び繰出ロ−ラ42a上方の粒状肥
料が前記案内板82cに案内されて回動板82上を落下
して肥料が取り出せるようになっている。尚、前記回動
板82は、コの字型になっており、取出口84から回収
する粒状肥料が左右方向にこぼれにくいように構成され
ている。
【0022】図4,5に示すように、施肥装置1は、走
行車体3の左右の後フレ−ム86,86にそれぞれ挿入
された左右の施肥フレ−ム部87,87の上端をつなぐ
ように固着された支持プレ−ト88に前記エアチャンバ
−44が溶接され、走行車体3に支持された構成となっ
ている。前記後フレ−ム86,86に対して前記施肥フ
レ−ム部87,87が上下に移動することにより、施肥
装置1のエアチャンバ−44、送風ブロア45、肥料タ
ンク41、肥料繰出部42…及び案内管43…を備えて
構成される上下移動部分が走行車体3に対して上下に移
動するようになっている。尚、移送管47…は、この施
肥装置1の上下移動部分の上方への移動において取り外
す必要のないように、施肥部48…までの長さが設定さ
れている。また、前記施肥伝動軸53は、該軸53方向
に伸縮可能な構成となっているので、施肥装置1の上下
移動部分の上方への移動において取り外す必要がない。
走行車体3の左側の後フレ−ム86と前記エアチャンバ
−44との間にはエアダンパ−89が設けられ、このエ
アダンパ−89により施肥装置1の上下移動部分が上方
に移動する方向に付勢されている。このエアダンパ−8
9は、施肥装置1を上方へ移動させるときに施肥装置1
の上下移動部分の自重を受け、作業者が施肥装置1の上
下移動部分を持ち上げる負荷を軽減させている。尚、施
肥装置1には肥料繰出部42…の前側に突出した左右の
施肥装置移動レバ−90,90が設けられており、この
施肥装置移動レバ−90,90を作業者が把持して施肥
装置1の上下移動部分を移動させるようになっている。
前記施肥装置移動レバ−90,90は、エアチャンバ−
44に固着された前記支持プレ−ト88に取り付けられ
た回動軸91の両端部に該軸91と一体回転するように
設けられている。また、施肥装置1の上下移動部分を通
常作業位置で固定するための通常作業位置固定用ア−ム
92,92が左右の施肥フレ−ム部87,87の内側に
それぞれ設けられている。この通常作業位置固定用ア−
ム92,92は、前記回動軸91に該ア−ム92,92
のボス部93,93が嵌合して前記回動軸91回りに回
動するように設けられている。前記回動軸91の前記ボ
ス部93,93が嵌合する部分にはキ−94,94が設
けられ、前記回動軸91の回動方向で前記キ−94,9
4より幅広のキ−溝93a,93aが前記ボス部93,
93に設けられている。通常作業位置固定用ア−ム9
2,92の後側に切欠き部92a,92aが設けられ、
この切欠き部92a,92aに前記後フレ−ム部86に
固着された固定用ピン95が係合して走行車体3に対す
る施肥装置1の上下移動部分の上下位置を固定するよう
になっている。従って、施肥装置移動レバ−90,90
を所定位置より上方に回動することにより、前記切欠き
部92a,92aと前記固定用ピン95との係合が解除
される方向に前記通常作業位置固定用ア−ム92,92
が回動するようになっている。尚、通常作業位置固定用
ア−ム90,90と支持プレ−ト88との間にはトルク
スプリング96,96が巻きかけられ、このトルクスプ
リング96,96により通常作業位置固定用ア−ム9
0,90が固定用ピン95側に回動するように付勢され
ている。
【0023】また、左右の通常作業位置固定用ア−ム9
2,92の間で左側の該ア−ム92寄りには、上昇位置
固定用ア−ム97が設けられている。前記上昇位置固定
用ア−ム97は、施肥装置移動レバ−90,90の回動
軸91に該ア−ム97のボス部98が嵌合して前記回動
軸91回りに回動するように設けられている。前記回動
軸91の前記ボス部98が嵌合する部分にはキ−99が
設けられ、前記回動軸91の回動方向で前記キ−99よ
り幅広のキ−溝98aが前記ボス部98に設けられてい
る。上昇位置固定用ア−ム97の前側に切欠き部97a
が設けられ、この切欠き部97aに前記固定用ピン95
が係合して走行車体3に対する施肥装置1の上下移動部
分の上下位置を固定するようになっている。従って、施
肥装置移動レバ−90,90を所定位置より下方に回動
することにより、前記切欠き部97aと前記固定用ピン
95との係合が解除される方向に上昇位置固定用ア−ム
97が回動するようになっている。尚、上昇位置固定用
ア−ム97と支持プレ−ト88との間には引張スプリン
グ100が巻きかけられ、この引張スプリング100に
より上昇位置固定用ア−ム97が固定用ピン95側に回
動するように付勢されている。
【0024】よって、通常施肥作業時等、施肥装置1の
上下移動部分を通常作業位置に固定するときは、通常作
業位置固定用ア−ム92,92の切欠き部92a,92
aを固定用ピン95に係合させてエアダンパ−89の付
勢力により施肥装置1が上方位置に移動しないよう固定
する。一方、作業終了後等、施肥装置1の上下移動部分
を上昇位置に移動して固定するときは、作業者が施肥装
置移動レバ−90,90を把持して上方に操作すること
により、通常作業位置固定用ア−ム92,92が前方に
回動して該ア−ム92,92の切欠き部92a,92a
と固定用ピン95との係合を解除する。そして、エアダ
ンパ−89の付勢力及び作業者による施肥装置移動レバ
−90,90の操作力により施肥装置1の上下移動部分
を上方へ移動させ、この上方への移動により引張スプリ
ング100により前方に回動付勢された上昇位置固定用
ア−ム97が前方へ回動して該ア−ム97の切欠き部9
7aに前記固定用ピン95が係合して上昇位置で施肥装
置1の上下移動部分を固定する。また、施肥装置1の上
下移動部分を上昇位置から通常作業位置に移動するとき
は、作業者が施肥装置移動レバ−90,90を下方に操
作することにより、上昇位置固定用ア−ム97が後方に
回動して該ア−ム97の切欠き部97aと固定用ピン9
5との係合を解除させると共に、施肥装置移動レバ−9
0,90の下方への操作力により施肥装置1の上下移動
部分を下方へ移動させ、この下方への移動により通常作
業位置固定用ア−ム92,92の切欠き部92a,92
aに前記固定用ピン95が係合して通常作業位置で施肥
装置1の上下移動部分を固定する。
【0025】尚、施肥装置1の上下移動部分の上昇位置
から通常作業位置への移動において、前記通常作業位置
固定用ア−ム92,92の先端部の後上がりの傾斜面9
2b,92bが前記固定用ピン95に当たることにより
該ア−ム92,92がトルクスプリング96,96によ
る後方への回動の付勢力に抗して前方へ回動し、通常作
業位置固定用ア−ム92,92の切欠き部92a,92
aが固定用ピン95の高さまで下降すると前記トルクス
プリング96,96の付勢により通常作業位置固定用ア
−ム92,92が後方に回動して前記切欠き部92a,
92aに前記固定用ピン95が係合するようになってい
る。このとき、施肥装置移動レバ−90,90の回動軸
91の前記キ−94,94より通常作業位置固定用ア−
ム92,92のボス部93,93のキ−溝93a,93
aが該軸91の回動方向で幅広に構成されているので、
施肥装置移動レバ−90,90を下方へ操作しても通常
作業位置固定用ア−ム92,92の前記傾斜面92b,
92bと前記固定用ピン95とが当たることによって該
ア−ム92,92が前方へ回動し、施肥装置移動レバ−
90,90の下方への操作により施肥装置1の上下移動
部分の上昇位置から通常作業位置への移動が行えるよう
になっている。
【0026】また、前記上昇位置固定用ア−ム97は、
機体の左右中央に対して左側に偏位した位置に設けら
れ、施肥装置1の上下移動部分の左端部に設けた送風ブ
ロア45により機体の左右中央に対して左寄りとなる該
上下移動部分の重心位置に近づけて配置され、上昇位置
における前記上下移動部分の支持が安定するように構成
している。同様に、エアダンパ−89は、機体の左右中
央に対して左側に偏位した位置に設けられ、機体の左右
中央に対して左寄りとなる前記上下移動部分の重心位置
に近づけて配置され、前記上下移動部分の上昇位置への
移動がスム−スに行えるように構成している。また、上
昇位置固定用ア−ム97とエアダンパ−89とが共に機
体の左右中央に対して左側に偏位した位置で互いに近づ
けて配置され、上昇位置固定用ア−ム97がエアダンパ
−89による上方への付勢力を安定して受ける構成とな
っている。尚、施肥装置1の上下移動部分を上方に付勢
する前記エアダンパ−89は単一であるため、エアダン
パ−が複数設けられることによるそれぞれのエアダンパ
−の上方への付勢力が不適性になって施肥装置の上下移
動部分の上昇に抵抗を生じさせることがない。また、前
記エアダンパ−89が左側の施肥フレ−ム部87と同じ
向きで該フレ−ム部87の近傍に設けられているので、
施肥装置1の上下移動部分を上昇させるとき該施肥フレ
−ム部87に前後左右方向からエアダンパ−89の付勢
力がかかりにくく、施肥フレ−ム部87と走行車体3の
後フレ−ム86との摺動抵抗が発生するのを抑制できる
従って、作業終了後等に肥料タンク41及び肥料繰出部
42…に残存した粒状肥料を取り出すときには、作業者
が機体に乗ったまま肥料タンク41及び肥料繰出部42
…を走行車体3に対して上方位置に移動させて、施肥装
置1の上下移動部分の下方に空間を構成することによ
り、肥料繰出部42…及びその周辺のメンテナンスや肥
料繰出部42…の前部側に設けられた取出口84…から
肥料タンク41及び肥料繰出部42…に残存した粒状肥
料を取り出す作業が容易に行なえる。
【0027】施肥装置1の肥料繰出部42…の前側に
は、各2条毎の条クラッチレバ−101,101,10
1が設けられている。この条クラッチレバ−101,1
01,101の操作により、各2条毎に施肥装置1の肥
料繰出部42…の繰出作動及び苗植付部4の植付作動の
入切が行えるようになっている。前記条クラッチレバ−
101,101,101は、左右方向の回動軸101
a,101a,101a回りに回動して操作するように
なっており、苗植付装置連動用ワイヤ102,102,
102及び苗送りベルト連動用ワイヤ103,103,
103のそれぞれの一端が取り付けられている。条クラ
ッチレバ−101,101,101を前下方に向けて回
動操作することにより、前記苗植付装置連動用ワイヤ1
02,102,102が弛められて各2条毎の苗植付装
置18…の駆動が停止されると共に前記苗送りベルト連
動用ワイヤ103,103,103が引っ張られて各2
条毎の苗送りベルト22…の駆動が停止される構成とな
っている。
【0028】尚、条クラッチレバ−101,101,1
01の回動軸101a,101a,101aは、取付ボ
ルト104,104,104によりエアチャンバ−44
に取り付けられた条クラッチレバ−取付枠105,10
5,105の右プレ−ト部105a,105a,105
aに固着されている。尚、前記条クラッチレバ−取付枠
105は、前記取付ボルト104を締め付けるためのボ
ルト締付部105b、該ボルト締付部105bを固着し
た下プレ−ト部105c、右プレ−ト部105a、上プ
レ−ト部105d、左プレ−ト部105e、中間プレ−
ト部105f及び後プレ−ト部105gにより一体的に
構成されている。そして、前記苗植付装置連動用ワイヤ
102及び前記苗送りベルト連動用ワイヤ103のそれ
ぞれのアウタ−102a,103aは、前記条クラッチ
レバ−取付枠105の後プレ−ト部105gに取り付け
られている。
【0029】すなわち、前記苗植付装置連動用ワイヤ1
02,102,102の他端には、それぞれ苗植付装置
クラッチピン(図示せず)が取り付けられている。この
苗植付装置クラッチピンは、苗植付部4の植付伝動部1
7の植付伝動ケ−ス17aに設けられ、前記苗植付装置
連動用ワイヤ102により該ケ−ス17aに対して引か
れるようになっている。尚、前記苗植付装置クラッチピ
ンは、圧縮スプリング(図示せず)により植付伝動ケ−
ス17a内に押し込む方向に付勢されている。前述の植
付クラッチと同様に、前記苗植付装置クラッチピンが植
付伝動ケ−ス内に押し込まれることにより、前記植付伝
動ケ−ス17a内に設けられ各2条毎の苗植付装置18
…のみの駆動の入切を行える苗植付装置クラッチ(図示
せず)が当該苗植付装置18…への伝動を断つようにな
っている。
【0030】また、図14に示すように、前記苗送りベ
ルト連動用ワイヤ103,103,103の他端は、苗
載置台16の裏面に回動可能に設けられた各2条毎の苗
送り停止用プレ−ト106,106,106に取り付け
られている。この苗送り停止用プレ−ト106,10
6,106には、筒状のカム部106a,106a,1
06aが設けられている。苗送りベルト連動用ワイヤ1
03,103,103が引かれて前記苗送り停止用プレ
−ト106,106,106が前方に回動することによ
り、該カム部106a,106a,106aが苗送り中
継ア−ム30,30,30に当接して該苗送り中継ア−
ム30,30,30を枢支軸30a,30a,30a回
りに回動させ、該ア−ム30,30,30の先端の切欠
き部30b,30b,30bと苗送りア−ム31,3
1,31の先端の筒状部31a,31a,31aとの係
合を解除して苗送りア−ム31,31,31ヘの伝動を
断ち、苗送りベルト22…の駆動を停止するようになっ
ている。
【0031】そして、図12、図13に示すように、条
クラッチレバ−101,101,101を前下方に向け
て回動操作することにより、該レバ−101,101,
101の端部101b,101b,101bが平面視L
字型に折り曲げられた各2条毎の肥料繰出停止作動棒1
07,107,107の前部の折り曲げ部107a,1
07a,107aに下方から当接し、該肥料繰出停止作
動棒107,107,107の基部となる前後方向の軸
107b,107b,107b回りに前記肥料繰出停止
作動棒107,107,107が背面視で左方向に回転
する。前記肥料繰出停止作動棒107,107,107
は、取付ボルト104,104,104によりエアチャ
ンバ−44に取り付けられた条クラッチレバ−取付枠1
05,105,105の中間プレ−ト部105f,10
5f,105f及び後プレ−ト部105g,105g,
105gの孔に基部107b,107b,107bが挿
入された構成となっており、前記後プレ−ト部105
g,105g,105gの後側に該肥料繰出停止作動棒
107,107,107と一体回転する繰出クラッチア
−ム108,108,108が取り付けられている。従
って、条クラッチレバ−101,101,101の前下
方への操作により前記繰出クラッチア−ム108,10
8,108が左方向に回転し、各2条毎の繰出クラッチ
56,56,56を施肥駆動軸55に沿って左方向へ移
動させて肥料繰出部42…への伝動を断つようになって
いる。すなわち、前記各2条毎の繰出クラッチ56,5
6,56はキ−109,109,109により前記施肥
駆動軸55と一体回転するように設けられ、該繰出クラ
ッチ56,56,56の右部には駆動クラッチ爪56
a,56a,56aが設けられると共に該駆動クラッチ
爪56a,56a,56aと噛み合う受動クラッチ爪5
7a,57a,57aが施肥駆動軸55に設けられた肥
料繰出部42…への各条毎の隣接する駆動ギヤ57…の
内の左側の該駆動ギヤ57,57,57の左端に設けら
れ、左側の該駆動ギヤ57,57,57の右端の駆動ク
ラッチ爪57b,57b,57bに右側の駆動ギヤ5
7,57,57の左端の受動クラッチ爪57c,57
c,57cが常時噛み合うようになっている。よって、
前記各2条毎の繰出クラッチ56,56,56により、
各2条毎の肥料繰出部42…への伝動の入切が行える。
尚、繰出クラッチ56,56,56の左側には圧縮スプ
リング110,110,110が設けられ、この圧縮ス
プリング110,110,110により前記繰出クラッ
チ56,56,56が前記駆動ギヤ57,57,57側
に付勢されている。尚、エアチャンバ−44には、条ク
ラッチレバ−101,101,101を前下方位置でひ
っかけて固定するための係止プレ−ト101c,101
c,101cが固着されている。
【0032】また、繰出クラッチ56,56,56の前
記駆動クラッチ爪56a,56a,56a及び駆動ギヤ
57,57,57の前記受動クラッチ爪57a,57
a,57aには互いの接触面が施肥駆動軸55方向に対
して傾斜しており、肥料繰出部42…の繰出ロ−ラ42
a…の外周部に粒状肥料を噛み込むなどして肥料繰出部
42a…の駆動にメカロックが生じたとき、前記圧縮ス
プリング110,110,110が圧縮されて繰出クラ
ッチ56,56,56の伝動が断たれるようになってい
る。このとき、条クラッチレバ−101,101,10
1の端部101b,101b,101bと肥料繰出停止
作動棒107,107,107の折り曲げ部107a,
107a,107aとが当接していないので、繰出クラ
ッチ56,56,56は施肥駆動軸55に沿って切方向
に摺動する。従って、前記繰出クラッチ56,56,5
6は、肥料繰出部42…の駆動にメカロックが生じたと
きに該肥料繰出部42…への伝動を断つ安全クラッチの
機能も果たしている。
【0033】尚、条クラッチレバ−取付枠105,10
5,105の中間プレ−ト部105f,105f,10
5fの下部には条クラッチ入切検出スイッチ111,1
11,111が設けられ、条クラッチレバ−101,1
01,101の前下方への操作により側面視U字型の板
ばね112,112,112に該レバ−101,10
1,101の端部101b,101b,101bが当接
して前記条クラッチ入切検出スイッチ111,111,
111が押されるようになっている。すなわち、条クラ
ッチレバ−101,101,101の切操作によりそれ
ぞれの前記条クラッチ入切検出スイッチ111,11
1,111が押される。そして、条クラッチ入切検出ス
イッチ111,111,111が押されると、操縦席4
6の前方に設けたモニタ−パネル113内のモニタ−ラ
ンプにより条クラッチレバ−101,101,101が
切操作されていることを表示するようになっている。
【0034】以上により、この施肥装置付きの乗用型田
植機2は、走行車体3を走行させながら複数条植えの苗
植付部4及び複数の施肥部48…を備える施肥装置1を
駆動させて圃場に施肥を行いながら苗を植え付けてい
く。そして、前記苗植付部4の一部の植付条の植付及び
前記複数の施肥部48…のうちの一部の施肥部48…の
施肥を停止するとき、操縦席46に座ったオペレ−タが
条クラッチレバ−101,101,101を前下方へ操
作することによりそれぞれ該当する苗植付装置18…、
苗送りベルト22…及び肥料繰出部42…の作動が停止
される。尚、条クラッチレバ−101,101,101
の前下方への操作により、該レバ−101,101,1
01の端部101b,101b,101bが肥料繰出停
止作動棒107,107,107の折り曲げ部107
a,107a,107aと当接して当該肥料繰出部42
…の作動が停止される。
【0035】条クラッチレバ−取付枠105,105,
105は、取付ボルト104,104,104を外すこ
とにより苗植付装置連動用ワイヤ102,102,10
2、苗送りベルト連動用ワイヤ103,103,103
及び繰出クラッチア−ム108,108,108が取り
付けられた状態で取り外すことができる。このとき、条
クラッチレバ−101,101,101を入状態(後上
方に操作された状態)で条クラッチレバ−取付枠10
5,105,105を取り外すことにより、肥料繰出停
止作動棒107,107,107が条クラッチレバ−1
01,101,101に当接せずフリ−の状態にあるの
で、前記繰出クラッチア−ム108,108,108を
自由に回動させながら該ア−ム108,108,108
を繰出クラッチ56,56,56から外すことができ、
前記条クラッチレバ−取付枠105,105,105を
容易に取り外すことができる。
【0036】よって、条クラッチレバ−101,10
1,101が走行車体3の後部に設けられた前記肥料繰
出部42…の近傍に設けられているので、前記条クラッ
チレバ−101,101,101の操作連繋機構のコン
パクト化が図れると共に走行車体3の操縦席46にいる
オペレ−タから近い位置に前記条クラッチレバ−10
1,101,101が配置され、前記条クラッチレバ−
101,101,101を操作するにあたりオペレ−タ
が肥料タンク41の後側に手を延ばす必要がなく、該条
クラッチレバ−101,101,101の操作を行い易
い。また、前記条クラッチレバ−101,101,10
1の操作により駆動する駆動体となる該レバ−101,
101,101の端部101b,101b,101bと
の当接、非当接により作動する受動体となる肥料繰出停
止作動棒107,107,107の作動により肥料繰出
部42…の繰出作動が入切される構成としているので、
条クラッチレバ−101,101,101を肥料繰出部
42…から離すべく条クラッチレバ−取付枠105,1
05,105ごと該レバ−101,101,101を取
り外すことが容易にでき、肥料繰出部42…の清掃等の
メンテナンス時や該肥料繰出部42…の繰出ロ−ラ42
a…を着脱するときに、前記条クラッチレバ−101,
101,101が邪魔にならずに容易に行える。
【0037】尚、この発明の実施の形態は粒状肥料用の
施肥装置について詳述したが、本発明は液状肥料用の施
肥装置においても利用できるものである。尚、この発明
の実施の形態は6条植えの施肥装置付きの乗用型田植機
について詳述したが、本発明は6条植えのものに限定さ
れるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 施肥装置付きの乗用型田植機の側面図
【図2】 施肥装置付きの乗用型田植機の平面図
【図3】 走行車体の平面断面図
【図4】 施肥装置を示す背面図
【図5】 施肥装置の一部を示す側面断面図
【図6】 施肥装置の一部を示す背面断面図
【図7】 植付クラッチケ−スを示す平面展開断面図
【図8】 施肥装置の上下移動部分の移動機構を示す背
面図
【図9】 施肥装置の上下移動部分の移動機構を示す側
面図
【図10】 上昇位置固定用ア−ムを示す側面図
【図11】 通常作業位置固定用ア−ムを示す側面図
【図12】 条クラッチレバ−を示す側面図
【図13】 条クラッチレバ−を示す背面図
【図14】 苗送りベルトの停止機構を示す側面図
【図15】 繰出クラッチを示す背面断面図
【符号の説明】 1…施肥装置、2…施肥装置付きの乗用型田植機(施肥
機)、42…肥料繰出部、48…施肥部、101,10
1,101…条クラッチレバ−(操作具)、101b,
101b,101b…条クラッチレバ−の端部(駆動
体)、107,107,107…肥料繰出停止作動棒
(受動体)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施肥装置1の複数の肥料繰出部42…か
    らの肥料の繰出により圃場の複数の位置に施肥を行う施
    肥機において、前記複数の肥料繰出部42…のうちの一
    部の肥料繰出部42…の繰出の作動を停止させる操作具
    101,101,101を肥料繰出部42…の近傍に設
    けると共に、該操作具101,101,101の操作に
    より駆動する駆動体101b,101b,101bとの
    当接、非当接により作動する受動体107,107,1
    07の作動により前記一部の肥料繰出部42…の繰出の
    作動及び作動の停止を切り替えるようになっている施肥
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002165507A (ja) * 2000-11-30 2002-06-11 Iseki & Co Ltd 奇数条植えの苗移植機
JP2003061417A (ja) * 2001-08-24 2003-03-04 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 乗用田植機

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JP2002165507A (ja) * 2000-11-30 2002-06-11 Iseki & Co Ltd 奇数条植えの苗移植機
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