JPH10108512A - 乗用型施肥装置付き田植機 - Google Patents

乗用型施肥装置付き田植機

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JPH10108512A
JPH10108512A JP26463696A JP26463696A JPH10108512A JP H10108512 A JPH10108512 A JP H10108512A JP 26463696 A JP26463696 A JP 26463696A JP 26463696 A JP26463696 A JP 26463696A JP H10108512 A JPH10108512 A JP H10108512A
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fertilizer
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fertilizer application
rice transplanter
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Application number
JP26463696A
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English (en)
Inventor
Masabumi Saeki
正文 佐伯
Hiroyuki Niiyama
裕之 新山
Masaru Nomura
野村  勝
Michinori Seike
清家  理伯
Takashi Suzuki
隆 鈴木
Hideyuki Kusamoto
英之 草本
Masatake Tanimoto
真丈 谷本
Susumu Fukui
享 福井
Shigetoshi Ishioka
成利 石岡
Kazuto Watanabe
計人 渡辺
Kazuhiro Takegawa
和弘 竹川
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行車体の後部に施肥装置が設けられた構成
の乗用型施肥装置付き田植機において、前記施肥装置が
走行車体に設けられた操縦席と前後方向で接近している
と、該施肥装置のメンテナンスや該施肥装置の肥料タン
ク又は肥料を繰り出す繰出部の肥料を取り出す作業が行
いにくいという問題がある。 【解決手段】 操縦席を備える走行車体の後部に田植装
置が装着されると共に、前記走行車体の後部で前記田植
装置の前方に施肥装置1が備えられ、この施肥装置1に
は肥料タンク31と該肥料タンク内に貯留された肥料を
繰り出す繰出部32…とが備えられて構成される乗用型
施肥装置付き田植機において、前記施肥装置1は施肥装
置移動用リンク機構87により前記走行車体に対して後
方に移動可能であることを特徴とする乗用型施肥装置付
き田植機とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、施肥装置を装備
した乗用型田植機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、走行車体の後部に田植装置が装着
されると共に前記走行車体の後部で前記田植装置の前方
に施肥装置が備えられた構成の乗用型施肥装置付き田植
機がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、重量の重い田植
装置が走行車体の後部に装着された乗用型の田植機は、
前後方向の重量バランスが後側寄りになる問題があるた
め、この前後方向の重量バランスを良好にすべく、田植
装置をできる限り走行車体に近づけた構成とすることが
望ましい。
【0004】また、走行車体に設けられた操縦席は、前
方にステアリングハンドル等の操作具を設ける必要があ
るため、前後方向の位置が制限される。また、圃場の畦
際等の未植付区域を小さくするために、乗用型の田植機
の前後長を短くすることが好ましく、よって走行車体の
前後長を短くする必要がある。従って、走行車体の後部
に設けられる施肥装置と上記操縦席との間隔を小さくす
る必要がある。ところが、前記施肥装置が操縦席と前後
方向で接近していると、該施肥装置のメンテナンスや該
施肥装置の肥料タンク又は繰出部の肥料を取り出す作業
が行いにくいという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決すべく次の技術的手段を講じた。すなわち、操縦席
11を備える走行車体3の後部に田植装置4が装着され
ると共に、前記走行車体3の後部で前記田植装置4の前
方に施肥装置1が備えられ、この施肥装置1には肥料タ
ンク31と該肥料タンク内に貯留された肥料を繰り出す
繰出部32…とが備えられて構成される乗用型施肥装置
付き田植機において、前記施肥装置1は前記走行車体3
に対して後方に移動可能であることを特徴とする乗用型
施肥装置付き田植機とした。
【0006】
【作用】本発明の乗用型施肥装置付き田植機は、操縦席
を備える走行車体の後部に装着された田植装置により機
体を走行させながら田植作業を行うと共に、走行車体の
後部に備えられた施肥装置により肥料タンクに貯留され
た肥料を繰出部を介して圃場に散布する。また、作業終
了後等に、施肥装置のメンテナンスを行うときや施肥装
置の肥料タンク及び繰出部に残存した肥料を取り出すと
きには、該施肥装置が走行車体に対して後方に移動し
て、該施肥装置のメンテナンスや該施肥装置の肥料タン
ク及び繰出部に残存した肥料が取り出される。
【0007】
【発明の効果】従って、走行車体の後部に設けられる施
肥装置を前記走行車体に対して後方に移動させて施肥装
置を操縦席から前後方向に離すことにより、該施肥装置
のメンテナンスや該施肥装置に残存する肥料を取り出す
作業が走行車体側から容易に行え、これらの作業性が向
上する。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、乗用型の田植機に粒状の肥料を圃場に散布
する施肥装置1が装着された乗用型施肥装置付き田植機
2を示している。この乗用型施肥装置付き田植機2は、
主として前記施肥装置1と走行車体3と4条植えの田植
装置4とで構成される。
【0009】走行車体3の前後左右略中央に駆動源であ
るエンジン5が備えられ、このエンジン5からの動力に
より主ミッションケ−ス6を介して前輪7,7及び後輪
8,8が駆動されて走行車体3が走行する構成となって
いる。前記エンジン5及び前記主ミッションケ−ス6の
上方を覆った作業ステップを兼ねる前部カバ−9と後部
カバ−10とが設けられている。該後部カバ−10の上
方に操縦席11が設けられ、該操縦席11の前側にステ
アリングハンドル12が設けられている。図2に示すよ
うに、後部カバ−10は、走行車体3の前後に設けられ
た左右に延びるフレ−ムパイプ13,14に嵌合する嵌
合部15,15,16,16が前後左右4か所に設けら
れ、該嵌合部15,15,16,16を前記フレ−ムパ
イプ13,14に嵌合させた状態で走行車体側に設けら
れた4か所の固定具15a,15a,16a,16aに
より走行車体3に固定される構成となっている。尚、図
3に示すように、後部カバ−10は、前側2か所の固定
具15a,15aを解除し後側2か所の固定具16a,
16aを固定した状態で後側のフレ−ムパイプ14を回
動中心にして上方に回動させて後部カバ−10の底面に
取り付けられたフック17を前記ステアリングハンドル
12に係止させることにより、開放位置に固定すること
ができる。
【0010】また、この走行車体3の後部にリンク機構
18を介して前記田植装置4が装着され、この田植装置
4は油圧昇降シリンダ19の伸縮により上下に昇降する
ように設けられている。また、該田植装置4は、前記主
ミッションケ−ス6からの動力がカウンタ−ケ−ス20
を介して植付伝動軸21により伝動されて作動する構成
となっている。尚、田植装置4の駆動の入切を行う植付
クラッチが前記主ミッションケ−ス6内に設けられてい
る。
【0011】田植装置4は、主として苗載置台22と植
付伝動部23及び4条分の植付機構24…からなり、前
記植付伝動軸21の動力が入力される植付伝動部23を
介して各条の植付機構24…を作動する構成となってい
る。また、田植装置4の下部には中央部にセンタ−フロ
−ト25及び両側部にサイドフロ−ト26,26が設け
られており、圃場面を滑走するようになっている。ま
た、該植付機構24…が作動すると共に、植付伝動部2
3からの動力により苗載置台22を左右移動させ、マッ
ト状の苗を植付機構24…により一株づつ掻き取る構成
となっている。尚、該苗載置台22は、左右移動終端に
おいてマット状の苗を苗載置台22に沿って植付機構側
に順次移送する公知の構成である。
【0012】前記施肥装置1は、走行車体3の操縦席1
1の直ぐ後側に設けられている。この施肥装置1は、圃
場に散布する粒状肥料を貯留する肥料タンク31と各条
毎の繰出部32…と肥料の搬送を案内する各条毎の案内
管34…と該案内管34…に加圧空気を供給するエアチ
ャンバ−35とを備えて構成される。該肥料タンク31
の下に設けた各条毎の繰出部32…の繰出ロ−ラ32a
…が回転することにより所定量毎に肥料を各条の繰出口
33…を介して前記案内管34…に供給される。
【0013】前記案内管34…に供給された粒状肥料
は、前記エアチャンバ−35からの加圧空気により該案
内管34…、移送管36…を介して該移送管終端に設け
られた肥料散布口37…へ搬送されて圃場に散布され
る。尚、前記移送管36…は、フレキシブルなチュ−ブ
により構成されている。前記肥料散布口37は、作溝器
37aを備えて構成され、この作溝器37aが前記移送
管36とブ−ツ38により接続され、各条の苗植付位置
の側部に肥料が供給されるように前記フロ−ト25,2
6,26に取り付けられている。該作溝器37aの前側
には作溝突起37bが設けられ、この作溝突起37bが
機体前進に伴って圃場の泥土を横方向及び下方向に押し
分けて作溝し、その作溝された溝内に肥料が供給される
ようになっている。また、作溝器37aの溝を覆土する
覆土体39が作溝器37aと同様にフロ−ト25,2
6,26に設けられている。従って、この乗用型施肥装
置付き田植機2は、圃場に苗を移植するため圃場内を田
植機2が走行するのに伴って圃場内へ肥料の散布を行う
構成となっている。
【0014】施肥装置1は、繰出部32…を構成する繰
出部ケ−ス32b…と前記案内管34…が前記エアチャ
ンバ−35に溶接された取付台にボルトにより取付固定
され、肥料タンク31が前記繰出部ケ−ス32b…の前
後に設けられた固定フック41…により取り付けられた
構成となっている。従って、エアチャンバ−35、肥料
タンク31、繰出部32…及び案内管34…は、一体と
なっている。
【0015】前記繰出部32…の駆動構成について説明
すると、前記カウンタ−ケ−ス20からの動力により回
転駆動するカウンタ−駆動ア−ム42に連結された施肥
ロッド43が上下動することにより、施肥駆動ア−ム4
4が駆動され施肥駆動軸45が駆動される。尚、該施肥
駆動軸45と前記施肥駆動ア−ム44との間には一方向
クラッチ46が設けられ、前記施肥ロッド43の上動に
伴って施肥駆動軸45が一定方向(右側面視で右回り)
に回動するようになっている。施肥駆動軸45には該駆
動軸45と一体回転する各2条毎の駆動プ−リ47,4
7を設け、該プ−リ47,47から開度調節軸56に対
して遊転するアイドルプ−リ48,48を介したベルト
49,49の伝動により駆動される従動プ−リ50,5
0と一体回転する繰出軸53…が駆動され、該繰出軸5
3…から施肥クラッチ51…を介して繰出ロ−ラ32a
…が駆動回転される構成となっている。
【0016】図7に示すように、前記カウンタ−ケ−ス
20には、前側に突出する入力軸20aと後側に突出す
る田植装置駆動用出力軸20b及び施肥装置駆動用出力
軸20cとが備えられている。カウンタ−ケ−ス内の伝
動について説明すると、前記入力軸20aと一体回転す
るスパ−ギヤ20dと前記田植装置駆動用出力軸20b
と一体回転するスパ−ギヤ20eとが噛み合って該出力
軸20bが駆動され、前記入力軸20aと一体回転する
ベベルギヤ20fと前記施肥装置駆動用出力軸20cと
一体回転するベベルギヤ20gとが噛み合って該出力軸
20cが駆動される。従って、田植装置駆動用出力軸2
0bの駆動により前記植付伝動軸21が駆動され、施肥
装置駆動用出力軸20cの駆動により前記カウンタ−駆
動ア−ム42が駆動される構成となっている。前記入力
軸20a及び前記田植装置駆動用出力軸20bは前後方
向に向けて設けられているのに対し、前記施肥装置駆動
用出力軸20cは機体の前内から後外方向に向け後端部
が田植装置駆動用出力軸20bの後端部より後方となる
よう設けられている。よって、このカウンタ−ケ−ス2
0は、前記植付伝動軸21と前記カウンタ駆動ア−ム4
2とを離し、これらの駆動系が干渉しないように構成さ
れている。
【0017】次に、繰出部32の構成について説明す
る。繰出部32の繰出ロ−ラ32aの外周面には、回転
方向の一定角度毎に繰出溝52…が設けられており、そ
の繰出溝52…に肥料タンク31から落下供給される粒
状肥料を溜めて該ロ−ラ32aを回動することによって
繰出口33に肥料が繰り出される構成となっている。施
肥クラッチ51と反対側には、前記従動プ−リ50と一
体回転する繰出軸53に嵌合する歯車回動軸54とねじ
対偶である歯車55が設けられ、該歯車55は開度調節
軸56の小歯車57と噛み合う。歯車55に設けられた
調節輪58から突出し前記繰出溝52…に嵌合する複数
の突子59…が歯車55の回動によって繰出溝方向に移
動可能とすることで繰出溝52…の有効長さを変更し、
施肥の繰出量を調節するようになっている。従って、繰
出量調節は、機体右側に設けた開度調節ハンドル60で
前記開度調節軸56を回動させて各条の前記小歯車57
…を回転させ調節する構成となっている。
【0018】また、繰出ロ−ラ32aの前側には、該ロ
−ラ外周面と接触するブラシ61が設けられており、繰
出溝52…から溢れた肥料を掻き除くように構成され
る。このブラシ61の基部は、ボルト62により繰出部
ケ−ス32bに対してレ−ル部63により前後方向にス
ライド可能なスライド部材64に締め付けられ固着され
た構成となっている。従って、該スライド部材64の前
後スライドにより、ブラシ61は繰出ロ−ラ32aの外
周面から退避可能に設けられている。前記スライド部材
64は、回動板65を上側へ回動させ固定フック66に
より固定すると該回動板65が当接することにより前方
向にスライド不可となり、繰出ロ−ラ32aの外周面に
接触するように固定される。
【0019】この施肥装置1には送風機67が機体左側
に設けられており、この送風機67は走行車体3の前部
に配置したバッテリ−40を駆動源として駆動される構
成となっており、該送風機67の吐出口67aとエアチ
ャンバ−35の一端を接続している。これにより、機体
左右方向に延設されたエアチャンバ−35が、各条の案
内管34…及び移送管36…に送風機67からの加圧空
気を供給する。
【0020】また、前記繰出ロ−ラ32aの前側には、
作業終了後等に肥料タンク31及び繰出部32に残存す
る粒状肥料を取り出し回収するための取出口68が設け
られている。この取出口68は、回動支点65a回りに
回動可能に設けられた前記回動板65を回動させ開閉す
る構成となっている。従って、作業終了後等に、繰出ロ
−ラ32aの駆動を停止した状態で回動板65を下側へ
向けて回動させて前記取出口68を開き、前記回動板6
5の開位置固定用係合部65bを係合軸69にはめこん
で開位置で固定すると、回動板65と一体の案内板70
が繰出ロ−ラ32aに当接する。そして、前記ブラシ6
1を繰出部ケ−ス32bに対して前方にスライドさせて
引き抜くと、ブラシ61により落下を規制されていた肥
料タンク31及び繰出ロ−ラ32a上方の粒状肥料が前
記案内板70に案内されて回動板上を落下して肥料が取
り出せるようになっている。尚、前記回動板65は、コ
の字型になっており、取出口68から回収する粒状肥料
が左右方向にこぼれにくいように構成されている。
【0021】図4,5に示すように、施肥装置1は、走
行車体3の左右の後フレ−ム81,81に固着されたフ
レ−ム部82,82の上端に溶接された背面視L字型の
プレ−ト83,83に前記エアチャンバ−35に溶接さ
れた背面視逆U字状のプレ−ト84,84がはまり込
み、左右方向にずれないようにして走行車体3に支持さ
れた構成となっている。また、前記フレ−ム部82,8
2に回動支点85a,86aをもつ左右それぞれの上リ
ンク85,85と下リンク86,86とで構成される施
肥装置移動用リンク機構87が設けられ、該上リンク8
5,85の前端がエアチャンバ−35に溶接された背面
視逆U字状のU字型プレ−ト84,84に枢着され、該
下リンク85,85の前端がエアチャンバ−35に溶接
されたプレ−ト88,88にそれぞれ枢着されている。
従って、この施肥装置移動用リンク機構87の回動によ
り施肥装置1のエアチャンバ−35、肥料タンク31、
繰出部32…及び案内管34…が走行車体3に対して一
体的に後上方に移動可能な構成となっている。尚、移送
管36…は、この施肥装置1の後上方への移動において
取り外す必要のないように、肥料散布口37…までの長
さが設定されている。下リンク85,85の施肥装置取
り付け側の他端にはそれぞれ後上移動用スプリング8
9,89が設けられ、この後上移動用スプリング89,
89により施肥装置1が後上方に移動する方向に付勢さ
れている。この後上移動用スプリング89,89は、施
肥装置1を後上方へ移動させるときに施肥装置1の自重
を受け、作業者が施肥装置1を持ち上げる負荷を軽減さ
せている。尚、施肥装置1にはエアチャンバ−35の前
側に固着した取っ手90が設けられており、この取っ手
90を作業者が把持して施肥装置1を移動させるように
なっている。
【0022】また、施肥装置1の位置を固定するための
固定用ア−ム91,91が左右のフレ−ム部82,82
の外側にそれぞれ設けられている。この固定用ア−ム9
1,91は、エアチャンバ−35に固着された前記U字
型プレ−ト84,84に該ア−ム91,91と一体回転
する回動軸92が備えられ、前下位置用の切欠き部91
a,91a及び後上位置用の切欠き部91b,91bに
前記左右のフレ−ム部82に設けられた固定用ピン9
3,93が係合し、施肥装置1が固定されるようになっ
ている。尚、左側の固定用ア−ム91に固着されて該ア
−ム91と一体回転する施肥装置位置固定操作具91c
が中央2条の繰出部32,32の間に走行車体側から操
作できるように設けられると共に、前記回動軸92には
固定用ア−ム91,91の前記切欠き部91a,91
a,91b,91bが前記固定用ピン93,93に係合
するように該固定用ア−ム91,91を回動付勢するト
ルクスプリング91d,91dが設けられている。
【0023】ところで、施肥装置1の繰出部32…を駆
動させる施肥ロッド43は、上側ロッド43aと下側ロ
ッド43bにより構成され、前記下側ロッド43bに固
着された筒部43cの内部を前記上側ロッド43aが摺
動することにより伸縮するようになっている。この施肥
ロッド43は、カウンタ−駆動ア−ム42の駆動による
前記下側ロッド43bの上動に伴って、前記上側ロッド
43aのロッド端が該下側ロッド43bのロッド端に当
接して押し上げられることにより、施肥駆動ア−ム44
を上動させ繰出部32,…を駆動させるようになってい
る。また、前記筒部43cの内部には、前記上側ロッド
43aと前記下側ロッド43bとを引き寄せるように付
勢する施肥ロッドスプリング43dが設けられている。
この施肥ロッドスプリング43dは、施肥ロッド43が
伸縮することにより施肥装置1の繰出部32,…の粒状
肥料の繰り出し量が不安定にならないように、施肥駆動
ア−ム44の伝動下手側に設けられた一方向クラッチ4
6の伝動を断つ側(右側面視で施肥駆動ア−ム44の左
回転方向)の回転抵抗に対して縮まないように設定され
ている。すなわち、施肥ロッド43は、通常施肥作業時
には上側ロッド43aと下側ロッド43bとが接触した
状態のロッド長となるが、施肥装置1を後上方への移動
により前記施肥ロッドスプリング43dが縮んで上側ロ
ッド43aと下側ロッド43bとの間隔が開きロッド長
が長くなる。
【0024】よって、通常施肥作業時等、施肥装置1を
前下位置に固定するときは、前記固定用ア−ム91,9
1の前下位置用切欠き部91a,91aに前記固定用ピ
ン93,93を係合させて後上移動用スプリング89,
89により施肥装置1が後上位置に移動しないよう固定
すると共に、前記フレ−ム部82,82のL型プレ−ト
83,83により施肥装置1を支持する。一方、作業終
了後等、施肥装置1を後上位置に固定するときは、前記
施肥装置位置固定操作具91cにより前記固定用ア−ム
91,91の前下位置用切欠き部91a,91aと固定
用ピン93,93との係合を解除し、後上移動用スプリ
ング89,89に付勢させながら施肥装置1を後上位置
に移動させ、固定用ア−ム91,91の後上位置用切欠
き部91b,91bに前記固定用ピン93,93を係合
させて施肥装置1を固定する。尚、前記施肥ロッド43
は伸縮可能な構成となっているので、施肥装置1を後上
方に移動させる際、該施肥ロッド43の一端を外したり
する必要がなく、施肥装置1の後上方への移動作業の手
間が省ける。
【0025】従って、作業終了後等に肥料タンク31及
び繰出部32…に残存した粒状肥料を取り出すときに
は、作業者が機体に乗ったまま施肥装置移動用リンク機
構87により肥料タンク31及び繰出部32…を走行車
体3に対して後上方に移動させて、操縦席11と施肥装
置1とを前後方向で離すことにより、繰出部32…及び
その周辺のメンテナンスや繰出部32…の前部側に設け
られた取出口68…から肥料タンク31及び繰出部32
…に残存した粒状肥料を取り出す作業において操縦席1
1が邪魔にならず、操縦席側から容易に行なえる。
【0026】ところで、走行車体3は、エンジン5及び
主ミッションケ−ス6の上方を覆った前記後部カバ−1
0を後側のフレ−ムパイプ14を回動中心にして上方に
回動させて開放位置にすることにより、前記エンジン
5、前記主ミッションケ−ス6及びその周辺のメンテナ
ンスを上側から行えるようになっている。この後部カバ
−10の上方への回動にあたり、施肥装置1が該カバ−
10と干渉しないように、施肥装置移動用リンク機構8
7により施肥装置1を後方に移動させることができる。
また、前記後部カバ−10を走行車体3から取り外すと
き、施肥装置移動用リンク機構87により施肥装置1を
該後部カバ−10の上方から退避するように後方に移動
させて、後部カバ−10の取り外しを容易にすることが
できる。
【0027】尚、この実施例は粒状肥料用の施肥装置に
ついて詳述したが、本発明は液状肥料用の施肥装置にお
いても利用できるものである。尚、この実施例は4条植
えの乗用型施肥装置付き田植機について詳述したが、本
発明は4条植えのものに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型施肥装置付き田植機の側面図
【図2】後部カバ−を示す側面図
【図3】後部カバ−を開いた状態を示す走行車体の側面
【図4】施肥装置の側面部分断面図
【図5】施肥装置の背面図
【図6】繰出部の背面断面図
【図7】カウンタ−ケ−スの平面断面図
【図8】施肥装置を後上位置に移動させた状態を示す側
面図
【符号の説明】
1…施肥装置、2…乗用型施肥装置付き田植機、3…走
行車体、4…田植装置、11…操縦席、31…肥料タン
ク、32…繰出部
フロントページの続き (72)発明者 清家 理伯 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 鈴木 隆 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 草本 英之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 谷本 真丈 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 福井 享 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 石岡 成利 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 渡辺 計人 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 竹川 和弘 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操縦席11を備える走行車体3の後部に
    田植装置4が装着されると共に、前記走行車体3の後部
    で前記田植装置4の前方に施肥装置1が備えられ、この
    施肥装置1には肥料タンク31と該肥料タンク内に貯留
    された肥料を繰り出す繰出部32…とが備えられて構成
    される乗用型施肥装置付き田植機において、前記施肥装
    置1は前記走行車体3に対して後方に移動可能であるこ
    とを特徴とする乗用型施肥装置付き田植機。
JP26463696A 1996-10-04 1996-10-04 乗用型施肥装置付き田植機 Pending JPH10108512A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009065902A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Yanmar Co Ltd 施肥ユニット
CN106818001A (zh) * 2017-03-01 2017-06-13 黑龙江龙格优农业机械有限公司 侧深施肥机

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