JPH11314857A - 両面記録の方法 - Google Patents

両面記録の方法

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JPH11314857A
JPH11314857A JP11051306A JP5130699A JPH11314857A JP H11314857 A JPH11314857 A JP H11314857A JP 11051306 A JP11051306 A JP 11051306A JP 5130699 A JP5130699 A JP 5130699A JP H11314857 A JPH11314857 A JP H11314857A
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    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/22Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
    • G03G15/23Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 specially adapted for copying both sides of an original or for copying on both sides of a recording or image-receiving material
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  • Facsimiles In General (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる寸法のシートに両面記録する方法を提
供すること。 【解決手段】 少なくとも1枚のシートの寸法が他の少
なくとも1枚のシートと異なるような、両面記録装置内
の若干数のシート状材料上に像を両面記録する方法は、
像が記録されるべき第1シートの両面記録送紙路の方向
における長さを基礎とする間挿数であって、個々の連続
シート間に新規シートの間挿可能な間隙を確保できるよ
うに、該装置の両面記録送紙路の長さに沿って在って、
第1面のみ像記録されているシート状材料の最大数に等
しい間挿数を確定する工程、新規シートが間挿可能にな
るまで十分間隙を広げられ、間挿数より少ないか又は等
しい一連のシートの第1面に連続的に像を記録する工
程、先行シートと異なる寸法のシートが両面記録送紙路
内に送紙されると、該間挿数を両面記録送紙路内の新規
シートの長さに左右される過渡間挿数に変化させ、その
後のシートの送紙が該過渡間挿数に基づいて行われるよ
うにする工程を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(発明の分野)本発明は印刷の方法及び装
置に関し、より特記的には、紙若しくはその他のシート
状材料の片面及び/若しくは両面印刷用の方法及び装置
に関する。
【0002】(発明の技術的背景及び先行技術)往々に
して、レーザー・プリンタ、写真複写機、若しくはファ
クシミリの様な多種類の印刷若しくは像記録装置を用い
て、用紙の各両面への文書印刷(両面記録)が要求され
る。これまで、既知の方法及び装置では該両面記録問題
に対する満足すべき解決策が得られなかった。
【0003】両面記録用方法及び装置に関する既知の一
法は、像生成ユニット及び反転ユニットを通過する送紙
であった。まず、用紙は印刷像を各用紙の片面へ記録す
る像生成ユニットを通過して送紙される。用紙は次いで
反転ユニットによって反転され再度用紙の他面に印刷像
を記録する為像生成ユニットを通過して送紙される。例
えば、60頁の文書を30枚の用紙に両面記録する場
合、先ず像生成ユニット内で30枚の各用紙の片面に像
が印刷される。用紙の片面の印刷が終ると用紙は一度に
反転ユニットを通過して送紙されて、中間のトレイに互
に積み重ねられる。次いで該反転用紙のスタックは一度
に像生成ユニットを通過して送紙され、各用紙の他面に
印刷像が記録される。斯かる両面記録方法は用紙の片面
の印刷後、全用紙が他面印刷に先行して中間のトレイに
積重される為、スタック法と呼ばれる事が有る。
【0004】両面記録のスタック法の一欠点は用紙が一
時的に中間のトレイにスタックされ、次いで用紙は相互
に分離させられて一度に像生成ユニット内に送出されな
ければならない事である。この用紙分離工程は二枚又は
それ以上の用紙が張り付き合って重なった儘像生成ユニ
ットを通過して送紙される事になる為とかく問題に成り
やすいのである。この事態では、文書の頁が不整にな
り、機械が異常を捕捉できなければ文書又は少なくとも
その一部を再印刷しなければ成らなくなる。
【0005】両面記録のスタック法のもう一つの欠点は
異なる寸法の用紙が通常、中間トレイ内に混用重積出来
ない事である。該中間トレイは通常、その両側に一対の
案内板を備えて、トレイ内のスタック紙の方向を揃える
為スタック紙に関して横移動出来る様に成っていて、そ
の結果、用紙は正確に像生成ユニットを通過して再送紙
する事が出来るのである。仮にスタック紙内に一群の広
幅紙が有るとすると該案内板は1種類の紙にだけ接触す
る様になり、従って、広幅紙だけが揃えられる事にな
る。その結果、狭幅紙は像生成ユニットに送紙される
際、正確に揃えられず、印刷像は該用紙には不整に印刷
される事になる。両面記録のスタック法に関する問題点
は他に、特に写真複写機若しくはファクシミリの両面記
録の場合なのであるが、一枚以上の用紙が送紙通路内で
詰った場合、どの紙が詰ったのかどれを再印刷しなけれ
ば成らないのかを決める事が困難だという事である。従
って、その様な詰りが起こると、全文書を再印刷するか
又はオペレーターが両面の再印刷をする為どの用紙が詰
ったのかを調べなければ成らず、印刷済の全用紙を通覧
すると云う煩瑣な作業を強いられる事が屡々である。
【0006】更に両面記録スタック法のその他の欠点と
して、特に電子記憶情報をハード・コピーに転送する場
合、文書量が多くなると用紙の第二面に印刷すべき情報
を記憶するのに大容量のメモリが必要になると云う事で
ある。例えば、仮に50枚の両面印刷文書(100頁)
を印刷しようとすると、文書の全100頁が先ず計算さ
れコンピュータ・メモリに記憶される事になる。しか
し、もし中間トレイが全50枚の用紙を受容出来なけれ
ば、受入可能の最大枚数の頁が計算されてコンピュータ
・メモリに記憶される事になる。次いで用紙の奇数番号
の50面が順次印刷されて該用紙は中間トレイに重積さ
れる。該用紙は次いでスタック紙の最上位、換言すれば
奇数番側で最後の印刷紙から始めて再度像生成ユニット
を通過・送紙され、そこで印刷像情報が偶数側に印刷す
る為メモリから呼びだされる。従って、比較的大きな文
書用には文書全体、若しくは中間トレイが受容可能の最
大用紙枚数の印刷情報を最初に記憶させなければならな
いために大容量のコンピュータ・メモリが必要になる。
例えば、100頁の印刷情報は極めて大である(1イン
チ当り300ドットとして8−1/2×11インチ用紙
1枚でほぼ800万ビットを要する)。一般にコンピュ
ータ・メモリは出来るだけ有効に利用する事が必要であ
るから、それを比較的大量な印刷情報の記憶に使用する
事はコンピュータ・システムの性能を屡々低下させる事
になる。同様にして、大型文書の印刷情報記憶用として
コンピュータ又は印刷ユニットどちらかに補助メモリを
追加する事は屡々驚くべき高価なものとなる。
【0007】両面記録のスタック法の別の問題点とし
て、比較的時間の浪費になりやすい事が上げられる。例
えば、上記の様な100頁の文書を両面印刷する際、最
初に100頁全部を印刷開始前に計算し且つコンピュー
タ・メモリに記憶しなければならない。次いで、50面
の奇数頁が印刷され、それから用紙は中間トレイに重積
される。偶数頁が印刷される前には両面印刷送紙路は空
虚になっており、且つ最後の奇数頁が印刷されスタック
紙上に載せられなければならない。最後の奇数頁は次い
で最初の偶数頁としてスタック紙上から送紙・印刷さ
れ、それから全スタック紙の偶数頁が印刷される。文書
の全頁を最初に計算し、それから奇数頁印刷モードと偶
数頁印刷モードとの間の両面印刷送紙路を空虚にする工
程は比較的時間の浪費を伴うものであり、従って、文書
の両面印刷速度全体を低下させる要因である。
【0008】周知の像記録装置の別の問題点として、屡
々、装置の制御システムが事故的停止条件と非事故的停
止条件を大半、区別出来ない事が挙げられる。非事故的
停止条件とは、例えば、トナーが少なくなった場合、或
いは用紙が少なくなった場合である。これに対して事故
的停止条件とは、通例、送紙路内の紙詰りの様な印刷事
故の原因になるような問題である。従って、非事故的停
止条件の場合でも、或る種の周知の装置は問題処理の為
直ちに停止する筈である。その結果、該条件処理に必要
な時間分、装置が停止すれば、送紙路内の用紙は送紙路
の形状を擬り、用紙の種類、及び温度及び/又は湿度条
件に左右されて捩れを生じるおそれが有る。装置が再始
動した時、捩れた用紙は送紙路内で屡々紙詰りの原因と
なる。従って、本発明の目的は周知の方法及び装置の問
題点、欠陥及び不便を解消する改良型両面記録方法及び
装置を提供する事である。
【0009】(発明の要約)本発明は若干枚数のシート
状材料上に像を両面記録する装置を志向するものであ
る。本装置はシート状材料の第1面及び第2面に連続的
に像を記録する為の像記録ユニットを含んでいる。本装
置の反転ユニットは、像記録ユニットから送出されたシ
ート状材料を収受して連続的に該シート状材料を反転且
つ送出するか/若しくはシート状材料をたんに排出する
為に像記録ユニットに隣設されている。本装置の両面記
録ユニットは反転ユニットから送出された反転シート状
材料を収受して連続的に該シート状材料の第2面に像記
録する為像記録ユニットに該シート状材料を再送紙する
為に反転ユニットに隣設されている。かくして、該像記
録ユニット、該反転ユニット、及び該両面記録ユニット
は両面記録用シート状材料搬送用の両面記録送紙路を定
義している。
【0010】本装置は更に該像記録ユニット、該反転ユ
ニット、及び該両面記録ユニットに結合された制御ユニ
ットを含んでいる。該制御ユニットは、個々の連続シー
ト間に新規シートの間挿可能な間隙を確保できるよう、
両面記録送紙路内に在って第1面のみ像記録されている
シート状材料の最大数に等しい間挿数を確定する様に設
定されている。該制御ユニットは、第1面のみ像記録さ
れている送紙路内にあって間隙を広げられた一連のシー
トが間挿数よる少ないか又は等しくなった後で新規シー
トが連続的にそれらの間に間挿されるよう、該像記録ユ
ニット、該両面記録ユニット、及び該反転ユニットを制
御する。次いで、該新規シートは、第2面に両面記録さ
れる該反転シートと交互にその第1面に記録される。
【0011】本発明は両面記録装置における、若干枚数
のシート状材料に像を両面記録する方法をも志向するも
のである。本方法は、連続せる各シート間に新規シート
の間挿可能な間隙を確保できるよう、両面記録送紙路内
に在って、第1面のみ像記録されているシート状材料の
最大数に等しい間挿数を確定する手順を含んでいる。像
は間挿数より少ないか又は等しい1連のシートの第1面
に連続的に記録される。該シートは、順次、像記録ユニ
ットを通過して送紙され且つ新規シートが間挿可能にな
るまで間隙を広げる。該間挿数より少ないか若しくは等
しい1連のシートの第1面に像記録してから、新規シー
トが送紙、即上記シート間に間挿される。次いで、該新
規シートは、第2面に両面記録される該反転シートと交
互にその第1面に記録される。
【0012】本発明は少なくとも1枚のシートの寸法が
他の少なくとも1枚のシートと異なるような、両面記録
装置内の若干数のシート状材料上に像を両面記録する方
法をも志向する。本方法は、像が記録されるべき第1シ
ートの寸法を基礎に間挿数を確定する手順を含んでい
る。新規シートの間挿可能な間隙を有し、間挿数より少
ないか若しくは等しい1連のシートの第1面に該像は連
続的に記録される。次いで、該間挿数は、先行シートと
異なる寸法のシートが両面記録送紙路に送紙されると過
渡間挿数に変化する。該過渡間挿数は、新規シートの長
さに左右される。次いで、第1面のみ像記録された両面
記録送紙路内のシート数が該過渡間挿数を超過しない限
り、該後続シートの第1面に記録される。
【0013】本発明の本方法の他の実施例では、異なる
寸法のシートが必要な場合、新しい入力媒体が選択でき
る。先行シートより後続シートが短い場合、後続シート
の両面記録送紙路への送紙は、後続シートの反転の際、
先行シートに重畳しない様にする為、該2種類のシート
間隙を十分維持するように遅延される。
【0014】本発明の方法及び装置の別の実施例では、
該シートは像処理の遅延事態に際して各シートは種々の
望ましい停止箇所まで僅かに移動する事によって両面記
録送紙路内に停止させらる。該停止箇所は各シートが一
時的停止の場合、後で送紙路内での紙詰りの原因になる
捻れ及び/若しくは湾曲を発生しないように選ばれてい
る。次いで、該シートは記録装置の遅延事情修復後、両
面記録送紙路を通過して移動するのである。
【0015】本発明の方法及び装置の更に別の実施例で
は、間挿数が望ましい停止箇所の数より1だけ多い場
合、両面記録送紙路内のシート数を該間挿数に等しくす
べき後続シートの第1面用の像情報が処理され、次い
で、両面記録さるべき後続シート用の像情報は先行シー
トの第1面の像記録に先立って処理される。従って、第
1シートへの記録中に像処理遅延事態が発生した場合、
該像は第2シートに両面記録され、引き続き該装置から
排出する事が出来る。次いで、第1面だけに記録された
その他のシートは各々それぞれの停止箇所へ該遅延が終
了するまで移動させられる。本発明の該方法及び装置の
一利便は該間挿数を確定し次いで該シートを両面記録送
紙路へ差し込む事によって両面記録送紙路内で取り扱い
可能の最大シート数に普通に到達できる事であり、且
つ、従って、更に該装置の最大両面記録速度に実質的に
到達できる事である。本発明の該方法及び装置の別の利
便は、該間挿数に等しいシート数が両面記録送紙路内に
搬送可能である一方、該装置が一時停止要求を実行でき
る事である。該一時停止要求に従って、両面記録送紙路
内のシートは、後で送紙路に紙詰りを発生させる可能性
のある捻れ及び/若しくは湾曲を生じない様、望ましい
停止箇所に移動する。次いで、該像遅延が終了してか
ら、該装置は該両面記録送紙路を通過する該シートの送
紙を継続する。
【0016】本発明の該方法及び装置のその他の特徴及
び利便は以下の詳細な記述及びその関連図面とで明瞭に
なる筈である。
【0017】(図面の詳細な説明)図1に於いて、本発
明の実施例であるレーザー印刷装置は一般に参照数字1
0で示されている。本印刷装置10は印刷架台12及び
それに架上設置された両面記録ユニット14を含む数個
の基本車位ユニットを含んでいる。更に本装置10は両
面記録ユニット14に架上設置された印刷ユニット1
6、並びに同じく該印刷ユニット16の一側で両面記録
ユニット14に架上設置された反転ユニット18を含ん
でいる。本装置10の選別ユニット20は該反転ユニッ
ト18の一側に設置されている。更に本装置10は印刷
台12の一側に設置された大容量型給紙トレイ(“LC
IT”)22、及び該印刷台12の他側に設置された大
容量型送紙トレイ(“LCOT”)24を含んでいる。
本装置10の該基本単位ユニットの各々は当業者周知の
方法で互に分割可能である。従って、該基本単位ユニッ
トは相互選択的に組み合わせ使用が可能で、且つ同様に
他の型の周知の基本単位ユニット、紙折りユニット及び
/若しくは紙綴じユニットの様なものも本装置10と共
に用いる事が出来る。
【0018】本印刷装置10の該基本単位ユニットは、
通過する用紙に対して単式印刷(片面印刷)の場合も複
式印刷(両面記録)の場合も共に機能し、一般的には次
の様になる:該用紙は各シートの同一面に印刷像を記録
する印刷ユニット16を介して連続的に送紙される。該
印刷像の記録の間、該印刷ユニット16は更に印刷済用
紙を反転ユニット18に連続的に送出し、順次、反転ユ
ニットは用紙を連続的に反転してトレイ、選別ユニット
20若しくは両面記録ユニット14の何れかに排出す
る。該選別ユニット20は個々の用紙の選別を行い、他
方該両面記録ユニット14は反転済用紙を連続的に印刷
ユニット16に再送紙して用紙第2面に印刷像を記録す
る。該LCIT22は両面記録ユニット14を介して印
刷の為印刷ユニット16に送紙される比較的大スタック
の用紙を収納できる様に設置されている。他方、該LC
OT24は両面記録ユニット14を介して連続的に排出
された印刷済用紙を収受出来るよう設置されている。
【0019】本発明の一利便は本装置10が以後間挿法
として言及される両面記録法に従った印刷を用いること
ができるという点である。該間挿法に従えば、用紙は、
例えば、周知の両面記録スタック法におけるように中間
的トレイに積み重ねせず、連続した各用紙間に他の用紙
を送紙する為の十分な間隙を設けて一度に連続的に送紙
されるのである。従って、第1面印刷済の用紙はそれら
の間に連続的に送紙される新規用紙と交互に第2面に印
刷する事が出来るのである。その結果、本発明の間挿法
の使用によって実質的に両面記録速度全体を高める事が
出来るのである。
【0020】図1に於いて、印刷ユニット16はハウジ
ング26を含む事が図示されている。ハウジング26は
当業者周知の感光ドラム28、帯電ユニット30、及び
レーザー走査光学書込ユニット32を含む若干の像記録
器材を装備しており、就中後2者は感光ドラム28の上
に設置されている。更にハウジング26の内部において
は、感光ドラム28の前方に設置された現像ユニット3
4、感光ドラム28の下部に設置された像転写ユニット
36、及び感光ドラム28の下手に設置された像定着ユ
ニット38とが設置されている。更に印刷ユニット16
は第1用紙カセット40及び第2用紙カセット42を含
み、それぞれその片側が装着されている。各用紙カセッ
ト40及び42には、44、44として一般的に表示さ
れた、若干枚数の用紙のスタックが収納されている。該
用紙カセット40及び42はそれぞれ所定寸法の規格用
紙を収納しており、各用紙カセットは種々の規格寸法の
用紙が収容出来るようになっている。
【0021】更に印刷ユニット16の内部には、一対の
引き込みローラー46、46が設置されている。各引き
込みローラー46は、それぞれ用紙44、44を連続的
に引き出せるよう、第1及び第2用紙カセット40及び
42上方に設置されている。2個の送りローラー48、
48は用紙カセット40及び42から送出された用紙を
搬送する為、各引き込みローラー46、46に隣設され
ている。2個の分離ローラー49、49は各送りローラ
ー48の下部に設置されている。分離ローラー49、4
9は当業者周知の通りに、各送りローラー48、48と
同方向の回転を志向するように設定されている。従っ
て、用紙が1枚を超えて引き込みローラー46によって
トレイから引き出される事故の場合、分離ローラー49
は送りローラー48及び分離ローラー49間の上紙を通
し下紙を遮る。
【0022】用紙44、44の送紙用として、一対の見
当合せローラー50が、送りローラー48、48及び分
離ローラー49、49の下手に、且つ感光ドラム28の
前面に設置されている。図示の様に、第1若しくは第2
用紙カセット40及び42それぞれからの送紙路は、該
見当合せローラー50を介して単一の送紙路に合流す
る。見当合せローラー50は像が正確に紙面に位置決め
される様に感光ドラム28と同期している事が必要であ
る。例えば、感光ドラム28が見当合せローラー50を
介して搬送された用紙より先に若しくは後で回転したと
すれば、像の一部のみが用紙上に記録される事になる。
従って、感光ドラム28上の像生成の遅延が発生する場
合、見当合せローラー50はドラム上の像生成との同期
を維持するよう、遅延出来るように成っている。
【0023】印刷ユニット16の作動に当り、用紙は先
ず第1用紙カセット40若しくは第2用紙カセット42
の何れかからそれぞれの引き込みローラー46によって
引き出される。次いで、用紙44はそれぞれの送りロー
ラー48及び分離ローラー49を介し、且つ順次、見当
合せローラー50を介して送紙される。次いで、見当合
せローラー50は用紙44を用紙片面に印刷像記録の
為、感光ドラム28及び像転写ユニット36間に同期的
に送紙する。
【0024】レーザー書込ユニット32は感光ドラム2
8上に静電的潜像を生成する。次いで該静電像は現像ユ
ニット34によってトナー像として現像される。次い
で、該トナー像は感光ドラム28によって回転され像転
写ユニット36に対面するに至る。像転写ユニット36
は順次、該トナー像を見当合せローラー50によって同
期的に送紙された用紙44の片面に転写する。望ましく
は、可視像が、下記工程: 帯電−露光−現像−転写−分離−清拭−放電−帯電 を総合した当業者周知の電子写真法を使用して感光ドラ
ム28上に生成される事である。用紙44は感光ドラム
28及び像転写ユニット36間を通過後、次いで像を紙
面に加熱、加圧下で融着する定着ユニット38を通過す
る。次いで、用紙は定着ユニット38の送出側に設置さ
れた第2の一対送りローラー52を介して送紙され、定
着ユニット38は順次、反転ユニット18に用紙を送出
する。
【0025】図2に移れば、LCIT22はより詳細が
図示され、筺体56の上部に設置された用紙搬送板54
を含んでいる。筺体56は通例、58として図示され
図2に矢印で示す様に搬送板54を上下するように設定
されたベルト及びプーリー集合部材に搭載されている。
用紙搬送板54は図2図示の様に用紙44、44のスタ
ックを積載するよう設定されている。従って、ベルト及
びプーリー集合部材58はスタックの上紙の垂直位置決
めする為に搬送板54及び用紙スタック44、44の上
下駆動が可能である。図示の様に、LCIT22は比較
的大きな用紙のスタックを積載するのに用いられ、他
方、第1及び第2用紙カセット40及び42はそれぞれ
比較的少量の用紙のスタックの積載用に使用される。
【0026】更にLCIT22はスタックから上紙を連
続的に引き出す為に用紙スタック44、44上に設定さ
れた第1引き込みローラー60を含んでいる。送りロー
ラー61は引き込みローラー60の下手に隣接して設置
され、分離ローラー63は送りローラー61下方に設置
されている。分離ローラー63は当業者周知の方法で、
送りローラー61と同方向の回転を志向する様に設置さ
れる。従って、引き込みローラー60がスタックから用
紙44を1枚を超えて引き込むと、分離ローラー63が
下紙のローラー通過を防止する。2対の送りローラー6
2、62はそれぞれ順次送紙路64に沿って送りローラ
ー61及び分離ローラー63の下手に設置されている。
送出口66はLCIT22の上部の送紙路の他端に位置
している。従って、LCIT22動作時、用紙44、4
4の上紙は引き込みローラー60によってスタックから
連続的に引き込まれ、それぞれ順次、送りローラー61
及び分離ローラー63を介して送られる。次いで、用紙
は連続的に送紙路62、62を介して送られ、送出口6
6を介して両面記録ユニット14中に送出される。用紙
44、44は順次引き込みローラー60によってスタッ
ク上部から引き込まれるが、その間、ベルト及びプーリ
ー集合部材58は用紙搬送板54を上方へ駆動して用紙
44、44の各逐次的上紙が引き込みローラー60との
接触を維持できる様に動作する。
【0027】図3に転ずれば、両面記録ユニット14は
より詳細に図示され、底部に用紙取入口70を有するハ
ウジング68を含んでいる。 図1図示の様に、用紙取
入口70は送紙用にLCIT22の用紙送出口66に隣
接して所在する。両面記録ユニット14は更に送紙路7
4に沿って用紙取入口70上方に所在する一対の中間送
りローラー72を含んでいる。一対の上部送出ローラー
76は送紙路74上に、中間送りローラー72上方で、
しかもハウジング68の上部に所在する送出口78直下
に所在する。従って、用紙取入口70に送紙された用紙
44、44は、中間送りローラー72及び上部送出口ロ
ーラー76を介して上方へ搬送されて、送出口78を介
して印刷ユニット16に送出される。
【0028】図1図示の様に、印刷ユニット16には両
面記録ユニット14の送出口78の直上、ハウジング2
6の底部に用紙取入口80が所在する。用紙取入口80
は両面記録ユニット14から用紙44、44を送紙する
為の見当合せローラー50直下に所在する。従って、L
CIT22に積み重ねられた用紙44、44は、第1及
び第2用紙カセット40及び42それぞれに積み重ねら
れた用紙同様紙面に像記録を印刷する為に両面記録ユニ
ット14を介し、順次、印刷ユニット16を介して送紙
される。
【0029】図4に移れば、反転ユニット18がより詳
細に図示されている。反転ユニット18は印刷ユニット
16から送出された用紙44、44を反転、即ち捲り上
げるのに用いられる。反転ユニット18には印刷ユニッ
ト16の側面に隣設する用紙取入口82、及び用紙取入
口82の手前に設置された第1切換ローラー84が含ま
れている。第2切換ローラー86は第1切換ローラー8
4に隣設され、駆動ローラー88は第1切換ローラー及
び第2切換ローラーに触設されている。図4に矢印で図
示したように、第1及び第2切換ローラー84及び86
はそれぞれ、いずれも時計回りに回転し、他方駆動ロー
ラー88は反時計回りに回転する。
【0030】第1及び第2切換ローラー84及び86は
当業者周知の形式であって、且つそれぞれが軸上に一定
間隙を置き複数のローラー部分を軸方向に並べて形成さ
れている(図示せず)。駆動ローラー88も同様に軸上
に一定間隙を置き複数のローラー部分を軸方向に並べて
形成されている(図示せず)。 図4中に破線及び矢印
で図示したように、第1及び第2切換ローラー84及び
86はそれぞれ方向A及びBに相互的に円弧に沿って移
動可能である。従って、第1及び第2切換ローラー84
及び86がそれぞれ、個々にBの方向に移動する場合、
それらは互に近接し合い、それらが個々にAの方向に移
動する場合、互により離間し合う。第1及び第2切換ロ
ーラー84及び86の隣り合うローラー部分(図示せ
ず)は、該ローラーがBの方向に共に移動する場合、該
ローラー部分が互に接触せず、しかも他のローラー部分
の所定の間隙内に移動するように、相互に軸方向の間隔
設定を行っている。
【0031】更に反転ユニット18は第1切換ローラー
84及び駆動ローラー88間に、軸方向の間欠的ローラ
ー部分中の若干数の間隙に整合するよう設置された切換
案内90を含んでいる。切換案内90は 図4中で破線
及び矢印で図示したように、方向C及びDに該ローラー
と相互的に移動可能である。反転ユニット18は又送紙
路94上に第1及び第2切換ローラー84及び86上方
に所在する一対の戻しローラー92を含んでいる。戻し
ローラー92は第4図中で破線及び矢印で図示したよう
に、方向E及びFに相互的に移動可能である。戻しロー
ラー92は、切換案内90が方向Cに移動する時、戻し
ローラー92が方向Fに相互離間的に移動するように切
換案内90と結合しており、且つ逆の場合も同様であ
る。
【0032】更に反転ユニット18は、送紙路94にお
いて、戻しローラー上に順次的に各々設置された第1送
りローラー96及び第2送りローラー98を含んでい
る。第1送りローラー対96及び第2送りローラー対9
8の各々のローラー個々は、それぞれ、 図4中で破線
及び矢印で図示したように、やはり方向E及びFに相互
的に移動可能である。従って、戻しローラー92並びに
第1及び第2送りローラー96、98はそれぞれ、そこ
を通過する用紙44、44を送る為に、互いに接触する
方回Eに移動する事が可能である。同様に、ローラー対
92、96及び98の各々は、用紙44、44が滑動的
に該地点を通過可能な様に、相互離間的に方向Fに移動
可能である。更に、反転ユニット18は印刷ユニット1
6の側面に隣接した送出口104の手前に密設された一
対の送出口102を含んでいる。図1図示の様に、本装
置のトレイ106は、送出口104から送出された用紙
44、44を収受して積み重ねる為に排出孔104直下
の反転ユニット18に設置されている。更に反転ユニッ
ト18は、選別送紙路110上に、選別送出ローラー8
4及び86、並びに駆動ローラー108の下手に設置さ
れた一対の選別送出ローラー108を含んでいる。選別
送出ローラー108は選別ユニット20に隣接した反転
ユニット18の側面に設置された選別送出口112の前
面に密着して所在する。用紙出口案内100は、駆動ロ
ーラー88及び第2切換ローラー86下部に密着して旋
回支軸付きで設置され、その自由端は若干の駆動ローラ
ー88及び第2切換ローラー86の矩形溝ローラーの若
干の溝の間に整合するようになっている。該用紙出口案
内100は、 図4中に破線及び矢印で図示したよう
に、方向G及びHに移動可能である。下部送紙路114
は駆動ローラー88直下に所在し、並びに下部送出口1
16は反転ユニット18の底部に於いて下部送紙路11
4の終端部に所在する。反転ユニット18を介して反転
された用紙44、44は、下部送出口116を介して両
面記録ユニット14に排出される。用紙出口案内100
は駆動ローラー44及び第2切換ローラー86間で搬送
されている用紙44、44の送紙方向を制御する為方向
G若しくはHのいずれにも移動可能である。従って、用
紙出口案内100は用紙を選別送紙路110(方向H)
若しくは下部送紙路114(方向G)のいずれにも導
く。
【0033】反転ユニット18動作の際、用紙44、4
4の、トレイ106、選別ユニット20、若しくは両面
記録ユニット14への反転・送紙を選別的に制御する事
は可能である。用紙44、44がトレイ106に送紙さ
れる事に成った場合、第1切換えローラー84及び86
はそれぞれ個々に方向Aへ離間的に移動する。次いで。
切換案内90が用紙を送紙路94へと上向誘導させる為
方向Cへ移動し、順次、戻りローラー92は方向Fへ離
間的に移動する。次いで、2対の送りローラー96及び
98が、各対ローラーが相互加圧するように個々に方向
Eへ移動する。従って、駆動ローラー88及び第1切換
ローラー84間を送紙される用紙44、44は、最初に
戻しローラー92を通過する。次いで、用紙44、44
は送りローラー96及び98によって送出ローラー10
2へ上方送紙され、順次、上部送出ローラー104を通
過して上部トレイ106へ送紙される。
【0034】用紙44、44が選別ユニット20へ反転
・送紙される事になる場合は、第1及び第2切換ローラ
ー84及び86はそれぞれ、相互離間的に方向Aへ個々
に移動する。切換案内90は矢張り用紙を送紙路94へ
上方誘導する為方向Cへ移動し、順次、戻しローラー9
2は方向Fへ離間的に移動する。従って、切換案内90
は各用紙44を駆動ローラー88及び第1切換ローラー
84間に誘導し、次いで用紙を送りローラー96を通っ
て上方へ送紙する送紙路94へと誘導する。だが、用紙
の終端の第1切換ローラー84及び駆動ローラー88通
過後に、次いで、送りローラー96及び98は個々に方
向Fへ離間的に移動する。次いで、戻しローラー92は
相互加圧的に方向Eへ個々に移動し、順次、切換案内9
0は方向Dへ移動する。次いで戻しローラー92は用紙
を反転ユニットの底部に向け下向きに駆動するよう回転
して用紙を反転させる。次いで、用紙出口案内100
は、用紙を選別ユニット20に向け誘導する為、方向H
へ移動する。従って、反転済用紙44は第2切換ローラ
ー88及び駆動ローラー88間に送紙され、ここで用紙
は用紙出口案内100によって選別送紙路110へ案内
される。次いで、用紙44は選別送紙ローラー108に
よって選別送出口112を通って、順次、選別ユニット
20へ送紙される。
【0035】本発明の方法及び装置の1利便は、反転ユ
ニット18が周知の両面記録ユニット装置より遙かに高
速度で用紙を連続的に反転・送出するように制御される
点である。 図9に於いて、第1及び第2切換ローラー
84並びに86のそれぞれ、駆動ローラー88、及び切
換案内90とが、反転ユニット18を通過して用紙反転
の個別段階44hを経て44fまでを模式的に図示して
いる。図9を左から右へ移れば、第1用紙44fが第1
切換ローラー84及び駆動ローラー88間を送紙路94
内に送紙中である事が図示されている。次いで、用紙4
4fの終端が第1切換ローラー84及び駆動ローラー8
8を出発する時、第2用紙44gの先導端が同地点に搬
送される。第2用紙44gが切換ローラー84及び駆動
ローラー88を通過して送紙されている間、第1用紙4
4fは、その時反転して第2切換ローラー86及び駆動
ローラー88を通過して下方へと送紙されている。次い
で、第2用紙44gが送紙路94に送紙される時、第1
用紙44fは第2切換ローラー86及び駆動ローラー8
8を通過して下方へ反転・送紙されている。次いで、第
2用紙44gが送紙路94に送紙される時、第1用紙4
4fは両面記録ユニット14へ向って下方へ送出され、
更に第3用紙44hの先導端が第1切換ローラー84及
び駆動ローラー88に送紙される。第3用紙44hの終
端が送紙路94内に送紙される時、第2用紙44gの終
端は更に駆動ローラー88及び第2切換ローラー86を
通過して下方へ送出されている。以上説明したように、
全3枚の用紙は連続的に反転ユニットを通過・送紙さ
れ、同時刻に反転ユニットの各段階にそれぞれ所在して
いる。従って、先行の用紙が反転ローラーを出発しない
内は、後続の用紙は反転ローラーに送紙されないような
多くの既存の両面記録装置と異なり、本発明の方法及び
装置は概して用紙をより高速度で反転するのである。そ
の結果、両面記録の速度全体が概して高いのである。
【0036】再び 図1に戻れば、選別ユニット20は
反転ユニット18に隣設され、同所を通過した用紙4
4、44の丁合い用に使用される。選別ユニット20は
反転ユニット18の選択送出口112に隣接してその側
面に所在する用紙取入れ孔118を含んでいる。更に選
別ユニット20は送紙路122に沿って回転可能に設置
された若千個の送りローラー120、120を含んでい
る。用紙1枚以上収納用で、多種類の高低を有する、当
業者周知の選別トレイ124は、送紙路122に沿い搬
送される用紙を収受する為選別ユニットに側設されてい
る。 図1図示の様に、送紙路122は選別トレイ1
24の片側に沿って延設されている。当業者周知型の方
向切換案内(図示せず)は、多種類の高低を有する選別
トレイ124に個々の用紙44、44を整合させる為選
別トレイ124に隣接した選別ユニットの内部に設置さ
れている。従って、用紙44、44はトレイ124の高
低に対して逐次的に丁合いされる。
【0037】両面記録ユニット114は印刷ユニット1
6若しくはLCOT24のどちらかへ用紙44、44を
送紙する為に使用される。 図3図示の様に、両面記録
ユニット14は更に反転ユニット18の下部送出口11
4に隣接してハウジング68の上部に所在する用紙取入
口126を含んでいる。一対の取り込みローラー128
は用紙44、44を送紙する為用紙取入口126の直下
に所在する。切換用紙つまみ130は取り込みローラー
128下部に支承軸付きで設置され、 図3図示の矢印
によって表示されている様に、用紙44、44をその直
下に所在する送紙路132へ志向するか若しくは離反さ
せるかする為に運動可能である。両面記録ユニット14
は更にLCOT24に側面隣接して、ハウジング68の
底部に所在する下部送出口134を含んでいる。一対の
下部送出ローラー136は用紙44、44を送出口を通
過して送出する為に送紙路132に沿い、下部送出口1
34の手前に設置されている。両面記録ユニット14の
作動に際し、用紙を送紙路132に志向させるように切
換用紙つまみ130が動くことによって用紙は反転ユニ
ット18からLCOT24へと送紙される。その際、用
紙は下部送出ローラー136によって、下部送出口13
4を通過、LCOT24へ送紙されるのである。
【0038】両面記録ユニット14は更に包括的に13
8として表示されている吐出ゲートを含み、該吐出ゲー
トにはその入口側に第1プーリーセット140(1セッ
トのみ図示)及びその出口側に第2プーリーセット14
1(1セットのみ図示)が在る。若干数の横並びベルト
143(1個のみ図示)が第1及び第2プーリーセット
140及び141それぞれを蔽って設置されている。更
に吐出ゲート138は第1及び第2プーリーセット14
0及び141それぞれの一つの下方に2セットの送りロ
ーラー142、142を含んでいる。更に吐出ゲート1
48は、 図3内で矢印で示したように、各個に支承軸
付きで可動的な3個の切換用紙つまみ144、144、
及び該切換用紙つまみ144、144間にそれぞれ所在
する2個の中間送りローラー145、145とを含んで
いる。用紙44、44は切換用紙つまみ130によって
ベルト143及びプーリー142間を吐出ゲート138
へ誘導される。両面記録ユニット14は又、吐出ゲート
138下方に設置され、吐出ゲートを通過・送紙された
用紙44、44を収納する中間トレイ148を含んでい
る。
【0039】用紙44、44の両面記録の為両面記録ユ
ニット14の作動に際し、該用紙は連続的に逐次送紙さ
れ且つ印刷ユニット16内で片面印刷され、反転ユニッ
ト18内で反転する。次に、各用紙は用紙取入口12
6、及び取り込みローラー128を介して連続的に送紙
され、次いで、同地点で切換用紙つまみ130によって
吐出ゲート138に誘導される。ベルト143及び送り
ローラー142は各用紙44を搬送し、そして用紙の長
さに応じて各用紙は3個の切換用紙つまみ142、14
2によって中間トレイ148に導かれる。例えば、比較
的長い用紙44の場合は、用紙取入口140に隣設する
切換用紙つまみ142によって通常の様に誘導される。
他方、比較的短い用紙の場合、中間若しくは最後の切換
用紙つまみ144によって中間トレイ148に導かれ
る。
【0040】両面記録ユニット14は更に150で概括
的に表示される紙縁揃えユニットを含み、その詳細は図
5及び図6に図示されている。紙縁揃えユニット150
は中間トレイ148の下端に設置され、各用紙の印刷ユ
ニット16への転送に先行して該地点の通過によって紙
縁揃えが出来るように設定されている。紙縁揃えユニッ
ト150は紙縁揃えユニットに送紙された各用紙44の
上面に接して支承軸付きで設置された紙縁揃え送りロー
ラー152を含んでいる。 図5図示の様に、一対の停
止部材154、154が紙縁揃えユニットの出口側に所
在し、紙縁揃えユニットに送紙された各用紙44の先導
端を停止させるよう設定されている。一対の上面案内1
56、156が紙縁揃えユニットの各側にそれぞれ所在
し、同地点に送紙された各用紙44に下向きに接して片
寄せている。更に紙縁揃えユニット150は、その各側
にそれぞれ所在し、 図5内に矢印で図示の様に、用紙
揃えの為、紙縁揃えユニットに送紙される用紙44の両
側に横向きに紙縁揃えモーター159によって可動であ
る2個の紙縁揃え仕切158、158を含んでいる。
【0041】紙縁揃えユニット150の作動に際し、用
紙44、44は紙縁揃えユニットの底面に接して用紙を
加圧する上面案内156、156の下側へ中間トレイ1
48から一挙に送紙される。次いで、各用紙は紙縁揃え
仕切158、158間で位置決めされ、紙縁揃え送りロ
ーラー152が、用紙の先導端が停止部材154、15
4に接して確実に位置決めされるように、 図5内の矢
印図示方向に回転する。次いで、紙縁揃え仕切158、
158が、用紙の印刷ユニット16を介する転送に先立
って、紙縁揃えユニットの中心線に用紙44を揃える
為、紙縁揃えモーター159によって横方向に駆動され
る。
【0042】両面記録ユニット14は更に紙縁揃えユニ
ット150の用紙出口側に所在し、160として概括さ
れる再送紙ユニットを含んでいる。引き込みローラー1
62は停止部材154、154に隣設され、送りローラ
ー164は引き込みローラー162の下手に設置されて
いる。該地点を通過する用紙44、44を搬送する為、
分離ローラー166は送りローラー164の下方に設置
され、送紙路168は送りローラー164及び分離ロー
ラー166から一対の中間送りローラー72まで延設さ
れている。
【0043】両面記録する為、印刷ユニット16を介し
て用紙を反転するように両面記録ユニット14を作動す
るに際し、各用紙が紙縁揃えユニット150内で紙端揃
えした時、用紙がそこから送出され易くする為、その際
停止部材154、154は下方に動くよう制御される。
その際引き込みローラー162は紙縁揃えユニットから
送りローラー164及び分離ローラー166に向けて用
紙44を送紙する為回転する。かくして、用紙44、4
4は一挙に送紙路168に向けて搬送され、順次、中間
送りローラー72を通過する。次いで、各用紙44、4
4は送りローラー74、及び上部送出ローラー76を介
して搬送され、さらに順次、用紙送出ローラー78を介
して印刷ユニット16に搬送される。印刷ユニット16
に於いて、用紙は上記と同様な方法で、像を各用紙の空
白側に両面記録する為搬送される。
【0044】図7に転ずれば、LCOT24はより詳細
に図示され、 図1図示の両面記録ユニット14の下部
送出口に隣接且つその上端に所在する用紙取入口170
を含んでいる。さらにLCOT24は送紙用として用紙
取入口170の下方に所在する一対の仕分け送りローラ
ー172を含んでいる。該LCOT24は更に大量スタ
ック44、44搭載用として設定された用紙搭載板17
4を含んでいる。用紙搭載板174は 図7内に矢印で
図示の様に、当業者周知の方式でスタックの上端紙の上
下方向の位置を一定に止める為に垂直に可動である。L
COT24は更に用紙搭載板174上方の軸177上に
設置されたスタック・ユニット176を含んでいる。ス
タック・ユニット176はその片側に支承軸付きで設置
され且つスタックの上端紙44に接して片寄せられた第
1スタック・ローラー178及び、その底部に設置され
た第2スタック・ローラー180とを含んでいる。第1
及び第2スタック・ローラー178及び180はそれぞ
れLCOTの送りローラー172の反対側近傍に所在
し、スタック44の上端紙の先導端を位置決めするよう
設置されている。従って、LCOT24の作動に際して
は、用紙44、44は一挙に用紙取入口170及び仕分
け送りローラー172を通過して用紙搭載板174に搬
送される。用紙搭載板174は上端紙44が第1及び第
2仕分けスタック・ローラー178及び180それぞれ
との接触を持続するよう上下方向に調製される。第1及
び第2スタック・ローラーは 図7図示の様に各用紙が
互いの上端紙に均一に揃えられるように用紙搭載板17
4の終端近傍のスタックの上端紙の先導端を逐次停止さ
せる。再度図1 に戻れば、更に印刷装置10はいずれ
も印刷架台12の内部に設置され、電気的に装置10の
各部分を制御するように設定されているシステム制御ユ
ニット182及び印刷エンジン制御装置184を含んで
いる。更に装置10は電気的に接続された当業周知の相
当数の部分的制御ユニット(図示せず)を含んでいる。
各部分的制御ユニットは各モジュール内に設置されてい
る。従って、システム制御装置182は順次、装置10
を作動させる為、各部分的制御ユニットと交信する。部
分的制御ユニットは又以下のモジュールの各々と電気的
に結合されている。即ち、印刷ユニット16、反転ユニ
ット18、両面記録ユニット14、LCIT22、制御
ユニット20及びLCOT24である。
【0045】本発明の間挿法を用いる当り、間挿数と
は、他の用紙が給紙若しくは間挿される以前の第1面印
刷用に印刷ユニット16を介して送紙可能な用紙の最大
数である。間挿数は両面記録用の用紙44、44用の送
紙路の全長、各用紙の長さ及び隣接用紙間の所定間隙に
依存して定められる。印刷装置10用の間挿数は次の方
程式に従って定められるのが望ましい: 2(N−1)p+(2N−1)g≧L−D 此処にNは間挿数;pは両面記録送紙路に沿った用紙の
長さgは両面記録送紙路の長さ;並びにDは第1及び第
2用紙が印刷装置によって混同されて仕舞う程に重なり
合うのを防ぐ為第1用紙が中間トレイ148から送出さ
れない内に中間トレイ内の第1用紙の先導端と中間トレ
イに近接中の第2用紙の先導端の間に確保可能な最小距
離である。
【0046】両面記録送紙路長(L)は第2切換ローラ
ー86及び駆動ローラー88を介して下向きに送出され
る直前の送紙路94所在の用紙先導端(この先導端はそ
れが第1切換ローラー84及び駆動ローラー88を出る
前の終端)から両面記録送紙路を経て上記先導端に戻る
迄を測ったものである。隣接用紙間の最低間隙(g)は
普通約60mmである。しかしながら、例えば、異なる
寸法の用紙を連続的に印刷する場合、用紙間に保持され
る距離は調整しなければならず、従って、間挿数は更に
後述の様に変更を受ける。
【0047】本発明の間挿法は、一部が 図8に図示さ
れ、用紙44aないし44eからなる5枚が印刷装置1
0の部分的な模式図として両面記録の各工程をそれぞれ
図示している。用紙4aは装置10に送られた第1紙で
あり、その両面記録の状態を示している。その他の四枚
の用紙44bないし44eは各々片面印刷のみで状熊で
ある。明らかに、装置に連続的に送紙されるべき最初の
三枚44a、44b及び44cは十分間隙を有する為、
他の用紙を交互に送紙又は間挿する事が可能である。従
って、例えば、44a及び44bの第1面に印刷後、用
紙44a及び44b間の印刷ユニット16への用紙44
eの送入は可能である。
【0048】本発明の間挿法の1例に従って、6枚の用
紙に印刷されるべき12頁分の印刷情報を有する文書の
両面記録の手順を以下に述べる。この場合には、間挿数
は4で、上述の様に、両面記録送紙路長、各用紙長及び
連続紙間に維持される間隙に左右される。該文書の頁は
偶数頁が各紙面の第1面に、奇数頁が各紙面の第2面に
印刷される:従って、印刷動作は2頁目から始まり、文
書の各頁は次の順序に従って印刷される: p.2 p.4 p.6 p.8 (p.1) p.10 (p.3) p.12 (p.5) (p.7) (p.9) (p.11)
【0049】下線は文書の該頁が間挿頁である事、若し
くは各紙面の第1及び第2面に交互に印刷される事を意
味し、括弧記号はその番号頁が該用紙の第2面に印刷さ
れる事を示している。
【0050】先ず、明らかなように、文書の最初の偶数
頁4頁(2、4、6、8頁)(間挿数に等しい)の像情
報は最初の4頁の第1面に連続的に印刷される。次い
で、第1枚目は反転し、印刷ユニット16の見当合せロ
ーラー50に転送され、文書の最初の奇数頁(p.1)
が該用紙の第2面に両面記録される。その後、像は連続
的に用紙の第1面と第2面とに交互に印刷される。少な
くとも文書の全紙面の第1面印刷終了後に第2面が空白
になっている残り用紙(その数が間挿数に等しい)は連
続的に第2面に両面記録される。
【0051】本発明の間挿法の1利点は、周知の両面記
録に於けるスタック法と異なり、各用紙を両面記録する
為中間トレイに一時的に溜め込まずに済むという点であ
る。その代り、用紙は連続的に逐次印刷ユニットに送ら
れ、相当の枚数第1面に印刷されてから、その他の用紙
が送紙されるか又は間挿され、第1及び第2面がそれか
ら交互に印刷されるのである。本発明の1利点は用紙の
滞留が無い為、しかも次々と送紙し、周知のスタック式
両面記録法より迅速且つ正確に両面記録出来る結果、文
書の印刷像情報を蓄える為の通常必要なメモリ・スペー
スがより少なくて済む点である。
【0052】図10A 及び 図10B に於いて、本
発明の間挿法によって、システム制御装置182のコマ
ンドに応じた印刷エンジン制御装置184操作の手順を
概念的に示した2個の流れ図が描示されている。S
いしSのラベルは手順のそれぞれの工程を示す。 図
10Aは用紙第1面に像を印刷する為の印刷コマンドを
提供する為の手順を概念的に示す。他方、 図10Bは
用紙第2面に像を印刷する為の両面記録コマンドを提供
する為の手続きを概念的に示す。
【0053】図10Aに於いて、第1囲みSはシステ
ム制御装置182が印刷エンジン制御装置184に印刷
コマンドを発生する事を示している。印刷エンジン制御
装置184がシステム制御装置182によってSで示
すように両面記録モードにセットされていない(No)
ならば、その時工程はSに進み、印刷エンジン制御装
置184は装置10を片面印刷モードで印刷するよう作
動する。もし、印刷エンジン制御装置184が両面記録
モードでセットされていれば、装置はSに示す様に両
面記録コマンド受入の可否を決定する。もし片面印刷済
の両面記録送紙路内の用紙枚数が間挿数より少なく且つ
後述の様に停止要求の生じる状態でなければ(Ye
s)、印刷コマンドは受入れられる。もし否(No)で
あれば、印刷エンジン制御装置は、Sで示されるよう
に、第2面が両面記録送紙路にあって既に1、2枚は両
面記録されていてもそれ以上印刷コマンドを受入れない
様にシステム制御装置184に送信する。印刷コマンド
が受入れられた場合、印刷エンジン制御装置184は、
に示すように、印刷コマンドを処理する為の適当な
点を同時に設定する。印刷直前の用紙が文書の最初の数
枚の中の1枚であれば(間挿数内)、前の印刷コマンド
から十分な時間が経過している必要がある。そうすれ
ば、印刷直前の用紙が後に両面記録される時連続的な用
紙の間に他の用紙を差込むのに十分なスペースが確保で
きる。同様に連続的用紙はそれらが両面記録送紙路を誤
り無く通過する事が出来るように間隙を十分に開けてお
く必要がある。例えば、前述の様に、連続的用紙は通常
互に60mm離れていれば両面記録送紙路を誤り無く通
過出来る。従って、印刷エンジン制御装置184は該コ
マンドを処理するのに適した時間まで印刷コマンド実行
を遅延させる事になる。印刷済用紙が下手で十分間隙を
採ってあり、印刷ユニット16が像印刷の用意が出来て
いる時印刷エンジン制御装置184はトレイ40若しく
は42、或いはLCITから送紙して、Sに示すよう
に、用紙の第1面に像印刷すべき信号を生成する。
【0054】本発明の1利点は印刷装置10が種々の寸
法からなる用紙の連続的両面記録に用いる事が出来る点
である。Sに示すように、印刷コマンド実行後間もな
く印刷エンジン制御装置184は間挿数を過渡数にする
ような用紙長の変化発生の有無を確認する。用紙長が変
化していれば、新規過渡間挿数(Nt)が頻繁に新規寸
法用紙の印刷ユニット16進入時にセットされなければ
ならない。新規用紙の寸法が間挿数を変化させると間挿
数は異なる寸法の用紙が両面記録送紙路に残っている間
は過渡的の儘の筈である。もし、及びその時異なる寸法
の用紙が送出され、同一寸法の用紙のみが両面記録送紙
路内に残っている時に限り、間挿数に影響を与える新規
異寸法用紙が装置10に供給されない内は定常状態に復
帰する。もし、印刷エンジン制御装置184が用紙長が
変化したと判断した場合、Sに示すように、間挿数は
尚過渡的の儘で居る事の可否を判定する。用紙長が変化
して居ない場合は(No)、間挿数は影響されず印刷コ
マンドは終了する。間挿数がもはや過渡数でなければ
(同一寸法用紙だけが両面記録送紙路内に残っている場
合)、間挿数はS10で示すように定常状熊に成る。定
常状態の間挿数(Ns)は装置10がSに示すように
印刷コマンドの受入れの可否を判断する際、次の印刷コ
マンドの設定に利用される。間挿数の過渡状熊が終了し
なかった(No)(異寸法紙の両面記録送紙路残留)な
らば印刷エンジン制御装置は間挿数の過渡状態を修復す
る。該過渡状態の間挿数(Nt)はその時、Sに示す
ように、装置が印刷コマンド受入れ可否を決定する際
の、次印刷コマンドの条件設定に際して、定常状熊の間
挿数同様に扱われる。印刷エンジン制御装置184で
は、間挿数が過渡状態もしくは定常状熊かいずれかの判
定をする為に、概ね、計数器(図示せず)が採用され
る。例えば、該計数器は新規寸法紙の送紙後発生する印
刷コマンド数を計数出来るので、同一寸法紙のみが両面
記録送紙路に残留している時点を判定出来る。
【0055】図10Bに於いて、システム制御装置18
2によって印刷エンジン制御装置184に生成される両
面記録コマンドを処理する為の手順が示されている。印
刷エンジン制御装置184はS11に示すように両面記
録コマンドの受入れ、及びS12に示すように印刷エン
ジン制御装置184を両面記録モードにする事の可否を
判定する。否(No)ならば印刷エンジン制御装置18
4は両面記録コマンドが妥当でないとの信号を生成し、
13に示すように実行されない。もし装置10が両面
記録モード(Yes)であれば、S14に示すように、
印刷エンジン制御装置184は両面記録コマンド受入れ
の可否を判定する。その時、両面記録送紙路内に少なく
とも1枚の片面印刷済、従って両面記録可能状熊の用紙
が残っていなければならない。第1面印刷コマンド又は
両面記録コマンドの下にある見当合せローラー50を介
して搬送された用紙44は、下手で十分間隙を空けてい
る必要がある。並びに/若しくは両面記録用紙が両面記
録コマンド実行以前に見当合せローラー60内に準備さ
れている事が必要である。両面記録実行に適した時間に
なると印刷エンジン制御装置184は、S17に示すよ
うに、見当合せローラー50を介して用紙44を搬送す
るよう送信し且つその第2頁に両面記録する。
【0056】図11に移れば、Sに示すように、シス
テム制御装置182が投入媒体選別コマンドを生成する
場合の印刷エンジン制御装置184の手順を概念的に説
明する流れ図が描示される。投入媒体選別コマンドと
は、通常、文書の印刷前、又は用紙の種別又は寸法の区
別のような、新規投入媒体の必要の可否の条件設定を行
う事である。印刷エンジン制御装置184は別個のトレ
イを制御する事によって用紙の寸法の区別(若しくはそ
の他の投入媒体)を選別する事が可能である。例えば用
紙カセット40は8−1/2×11インチ紙を、他方カ
セット42は8−1/2×14インチ紙を収容する様な
場合である。従って、用紙寸法に基づき、あるいは結
局、特定の印刷コマンドに対するシステム制御装置18
2により定められたトレイに従って印刷エンジン制御装
置184はSに示すように該寸法紙をそのトレイから
引き出すのである。次用紙の長さ(Lb)が、S図示
の様に、前用紙の長さLaに等しい場合(Yes)、投
入媒体選別コマンドは、トレイの変更後に完了する。し
かし、次用紙長(Lb)が前用紙長(La)より短い場
合用紙間隙は普通用紙長が等しい場合の間隙以上に増や
さなければならない筈である。用紙が反転ユニット18
内で反転する時、用紙の先導端は終端に変り、終端が先
導端に成る。従って、もし間隙が増さないとすれば、後
続紙が反転した時、普通ならば、反転ユニット18内若
しくは両面記録ユニット14内の先行の長い紙に重なり
合う事になる。それゆえ、Sに示すように、後続紙長
(Lb)が、先行紙長より短い場合(Yes)、印刷エ
ンジン制御装置184は適宜反転時、Sに示すよう
に、重畳防止の為、後続紙の搬送を遅延させる。後続紙
長(Lb)が先行紙長(La)より長い場合(No)、
重畳のおそれは無く、従って、用紙間隙調整の要は無
い。
【0057】印刷エンジン制御装置184が短い後続紙
の搬送を遅延させた後、若しくは後続紙が先行紙より長
くて後続紙の遅延の必要が無い事を判定した後で、印刷
エンジン制御装置184はSに示すように両面記録モ
ードに入る事の可否を判断する。(Yes)の場合、印
刷エンジン制御装置184は過渡的間挿数(Nt)と定
常状態間挿数(Ns)とをSに示すように後続紙長
(Lb)に従って決定する。過渡的間挿数(Nt)は用
紙長の過渡状態の取り扱いに十分な低値にセットするか
又は換言すれば、両面記録送紙路内の異寸法紙に順応す
る為に例えば、過渡間挿数が分数を含む計算結果を得た
とすれば印刷エンジン制御装置は間挿数を次の小さい整
数値に成るように端数を切捨てる。過渡間挿数はその時
図10AのSに示す様に、該装置が該印刷コマンド
を受入れる事の可否を決定する為に次の印刷コマンドを
実行時、印刷エンジン制御装置184によって用いられ
る。他方、定常状態間挿数(Ns)は両面記録送紙路内
の全用紙が後続紙と同一寸法の場合には必ず使用する為
セットされる。
【0058】図12及び図13に移れば、紙縁揃えユニ
ット150及び再送紙路160の別実施例が図示され
る。この場合、紙縁揃えユニット150は後に詳述する
ように、例えば、像処理若しくは像転送遅延の様な信号
遅延が存在する状況下で、用紙44、44の保存用とし
て一時的に積み重ねする様設定されている。印刷装置1
0が遅延を修復し、印刷ユニット16が印刷を再開する
準備が出来た後で、再送紙ユニット160は前に紙縁揃
えユニット150に搬送したと同じ順序で印刷ユニット
16を介して転送する、従って、紙縁揃えユニット15
0は用紙をファースト−イン−ファースト−アウト方式
(FIFO)で積み重ね出来る。この事は両面記録の周
知のスタック法であるラスト−イン−ファースト−アウ
ト方式(LIFO)と逆である。従って、用紙を中間ト
レイに積み重ねする必要が在る時は本発明のFIFO方
式が普通にLIFO方式を用いた場合に比べてより速い
両面記録速度が得られる筈である。
【0059】図12及び 図13 図示の様に、紙縁揃
えユニット150及び再送紙ユニット160は実質的に
前実施例を参照して前に述べた事と同じであり、唯16
2aとして図示した引き込みローラーが停止部材154
の上方でなく紙縁揃えユニット150の底部に所在する
事だけが異なる。これに加えて、分離ローラー166は
送紙路164上方に設置されており、前実施例を参照す
れば既述の様な送紙路の下でない点が異る。従って、紙
縁揃え送りローラーの作動する時、遅延信号発生時、用
紙44、44は一時的に、 図12図示の様に、その先
導端を停止部材154、154に揃えて交互に積み重ね
する事が出来る。紙縁揃え送りローラー152は連続的
に用紙44、44を 図12 の矢印図示の様に遅延信
号の期間、紙縁揃えユニット内に交互に上面に積み重ね
される。印刷装置が遅延から回復した時、停止部材15
4、154は下方に向って、 図13図示の様に解放さ
れ、引き込みローラー162aは連続的にスタックから
各底辺の用紙44を送出すべく回転する。引き込みロー
ラー162aがスタックから1枚より余分の紙を引き込
んでも分離ローラー166が上側紙のローラー間通過を
遮る事が出来る。用紙は次いで、前実施例に関連して既
述したと同様の順序で印刷ユニット16を通過して連続
的に転送される。
【0060】更に、印刷装置10は技術者周知の方法で
装置全体のローラーの駆動モーター(図示せず)にそれ
ぞれ個別的に結合された1個ないしそれ以上の電磁クラ
ッチ(図示せず)を含んでいる。印刷装置10は又技術
者周知のタイプの若干のセンサー(図示せず)を装置1
0全体を通して送紙路の各要所に配置している。例え
ば、センサーは見当合せローラー50、紙縁揃えユニッ
ト150、吐出ゲート138及び送出ローラー102
に、用紙の該地点に於ける所在の有無を確認する為に設
置されている。該センサーはそれぞれ各モジュールの制
御ユニット(図示せず)と、更に順次、印刷エンジン制
御装置184と電気的に接続されている。従って、印刷
エンジン制御装置184は個々の各センサーの生成信号
に基づいて両面記録送紙路内の各用紙44の所在を監視
する事が出来る。
【0061】本発明の印刷装置10は三つの型の停止要
求を識別可能に制御できる事が望ましい。即ち、事故的
停止要求、猶予的停止要求及び非事故的停止要求であ
る。もしも事故的停止要求が生じた場合、少なくとも該
停止要求を発生させた状況が惹起したモジュールユニッ
ト内の送りローラー用駆動モーター(図示せず)は即時
送紙路内の用紙44、44を停止させる為に回転を停止
する。もし猶予的停止要求が有れば、用紙は直ちには停
止せず、ローラーが停止しない間に一定の位置に移動す
る。もし非事故的停止要求が有れば、装置10は既に両
面記録送紙路内にある用紙44、44の印刷を続行する
が、印刷ユニットへは何等新規用紙を送紙しない。次い
で、残留用紙全部が装置から送出され、その後で、装置
が停止し、非事故的停止要求の原因となった問題が処理
される。
【0062】事故的停止要求とは、例えば、レーザー印
刷装置及びその他の像記録装置で生じるおそれのある以
下の様な問題である:レーザーの異常作動、ポリゴンモ
ーターの故障、同期検知異常、紙詰りの様な送紙路内の
異常、像生成若しくは像転送部品のあるものの内での異
常温度上昇若しくは異常温度低下、回路の短絡、1個又
はそれ以上の送りローラー用駆動モーター内の故障、及
びその他の印刷故障の原因となるような問題。非事故的
停止要求とは、例えば、トナー供給低下、フューザー・
オイルの供給低下、又は用紙供給低下に対するオペレー
ターの要求によって起こり得る。
【0063】他方、猶予的停止要求とは、例えば、シス
テム制御装置182に於ける像処理遅延が存在する時に
実行される要求である。例えば、像定着ユニット38の
様に、用紙の滞留が長時間に過ぎれば紙焦げの可能性が
有り、その場合、印刷装置10内での用紙停止は不都合
となる。同様に、両面記録送紙路の或る箇所には湾曲若
しくは急な曲折が存在し、その為、温度、温度及び/又
は用紙の種類によっては用紙の長時間停止が用紙の捻れ
及びその結果としての紙詰りを両面記録送紙路内で惹起
するおそれがある。印刷装置の具体的形状及び用紙長に
左右される為、像処理遅延状況に於ける一時的送紙停止
は或る範囲内に留める事が望ましい。
【0064】従って、印刷装置10内で用紙が猶予的停
止要求に従って停止する際、用紙は次の三つの猶予的停
止箇所で停止する事が望ましい。即ち:中間用紙トレイ
148、見当合せローラー50及び吐出ゲート138内
側である。用紙が三つの猶予的停止箇所で停止する場
合、用紙に通常両面記録前送紙路の紙詰りを発生さすよ
うな捩れや曲りは発生しない。しかし、印刷装置10が
紙縁揃えユニット150及び再送紙ユニット160の実
施例品を内蔵している場合、図12及び 図13図示の
様に猶予的停止要求発生の際、用紙は上述の様に三つの
個々の猶予的停止箇所で停止せず、紙縁揃えユニット1
50内に一時的に積み重ねされる場合が有り得る事に注
意する必要がある。
【0065】図14に移ると、事故的停止要求、猶予的
停止要求及び非事故的停止要求に対する本発明の区別法
に従って印刷エンジン制御装置184を操作する為の手
順を概念的に示す流れ図を描示している。Sに示すよ
うに、印刷エンジン制御装置184がシステム制御装置
182から非事故的停止要求を受信すると印刷エンジン
制御装置184は既に両面記録送紙路内にある用紙の印
刷及び送出の制御を継続するが、Sに示すように、印
刷ユニット16に向って新規送紙は全く実行しない。両
面記録送紙路内の全残留用紙は片面又は両面記録され、
送出されると印刷エンジン制御装置184は停止要求を
実行する。しかしながら、非事故的停止要求実行中に何
等かの要因で猶予的停止要求若しくは事故的停止要求発
生状況となれば、印刷エンジン制御装置184は即時そ
れらの要求を図14破線図示の様に実行する。もし、印
刷エンジン制御装置184がSに示すように、猶予的
停止要求を生成すれば、印刷エンジン制御装置は先ず
(両面記録送紙路内センサーの指示により)送紙を制御
してそれぞれの猶予的停止箇所に到達するまで移動し、
次いで、Sに示すように、停止要求を実行する。従っ
て、1枚は見当合せローラー50内で、又他の1枚は中
間トレイ148内で停止させられる。しかし、上述の様
に、装置10が図12及び 図13 で描示したよう
に、紙縁揃えユニット150を含んでいれば両面記録送
紙路内の全用紙はFIFO方式で紙縁揃えユニット内に
一時的に積み重ねする事が出来、この方法は猶予的停止
箇所に積み重ねするよりも妥当である。
【0066】事故的停止要求が猶予的停止要求の印加中
に生成した場合、印刷エンジン制御装置は 図14 の
破線図示の様に、事故的停止要求を実行する。最後に該
システムがSに示すように、事故的停止要求を生成し
た時、印刷エンジン制御装置184は少なくとも停止要
求発生の事情が生じたモジュール内で停止を実行する。
【0067】印刷装置が例えば、猶予的停止要求(上述
の様に、印刷装置10内の該三個の停止箇所は見当合せ
ローラー50、吐出ゲート138、及び中間トレイ14
8である)の猶予的停止箇所設定が三箇所に限られるな
らば片面印刷紙は三枚以上は猶予的停止要求を設定する
為に一度には両面記録送紙路内に保持できない事にな
る。しかし間挿数が4又はそれ以上ならば最大印刷速度
に達する為に両面記録送紙路内に少なくとも四枚の紙を
維持する必要がある。本発明の方法及び装置はこの難題
を連続的両面記録モードに従って作動せしめる事によっ
て克服している。
【0068】連続的両面記録モードによれば、猶予的停
止要求が装置の最大印刷速度に達している間(該数が猶
予的停止箇所設定数以上でも)、間挿数に等しい用紙枚
数は両面記録送紙路内に保持する事が出来る。システム
制御装置182は印刷文書の線形記述を生成する当業周
知の型のページ記述言語を用いる事によって像の印刷を
処理する。その際、システム制御装置182は、同様、
当業周知のページ記述言語を文書の各頁に対するディス
プレイ・リストにページ記述言語を解釈するインタプリ
タを用いる。ディスプレイ・リストとはコンピュータ・
メモリに記憶される低レベルのページ記述である。シス
テム制御装置182は更に四個のビット・マップを含
み、これらの各ビット・マップは印刷すべき文書の頁に
対応している。従って、システム制御装置が各頁用の像
情報を処理する際、各頁用のディスプレイ・リストを四
個のビット・マップの一つに転送する。ビット・マップ
がそれぞれの頁に対して生成されると、その時、該頁用
の印刷コマンドは印刷エンジン制御装置184によって
実行される。
【0069】連続両面記録モードに於いて、印刷エンジ
ン制御装置184は一対の印刷コマンド(“PD”)を
実行する。この続き頁用のビット・マップが先ず生成さ
れ、それから印刷エンジン制御装置184の同一コマン
ドによって双方とも実行される。コマンド(PD)の第
1部は第1用紙の第1面を印刷する事であり、コマンド
の第2部は第2用紙の第2面の両面記録する事である。
従って、猶予的停止要求が一対印刷コマンド(PD)期
間中に発生すれば該コマンドに従って両面記録されてい
る事になっている第2用紙は両面記録されて印刷装置か
ら送出され、用紙3枚だけ(即ち猶予的停止箇所設定数
と同数)が両面記録送紙路内に残留する。従って、その
際、残留紙は3個の各猶予的停止所定位置で停止させる
事が出来るのである。
【0070】本発明の連続印刷モードを下記チャートで
描示される以下の例を使って詳述する事とする。
【0071】チャートの列(1)ないし(5)は、相対
時系列に於けるシステム制御装置182及び印刷エンジ
ン制御装置184の像処理手順を描示するものである。
列(1)にシステム制御装置182が生成した印刷対象
となる文書頁の線形記述を示す。第2列(2)に文書の
各頁記述がディスプレイ・リスト内に算入されてメモリ
に記憶される時点を示す。第3列(3)に各頁ディスプ
レイ・リストがシステム制御装置182の4個のビット
・マップの一つに算入されるおよその時点を示す。第4
列(4)に用紙及びその印刷面を示す。例えば、(1
a)は第1紙の第1面が印刷される事を、他方、(1
b)は第1紙第2面が印刷される事を示す。列5
(5)は各用紙の該面への印刷コマンドを印刷エンジン
制御装置184が実行する事を示す。該コマンドは次の
様に定義される:
【0072】Pとは 図10A の流れ図中に描示され
る印刷コマンドである;Fとは各トレイ(カセット40
又は42、若しくはLCIT 22)のいずれかから送
紙するように設定された送紙コマンドである;Iとは
図11 の流れ図中に描示される投入媒体選別コマンド
である;Dとは 図10B に描示の両面記録コマンド
である;及びPDとは2枚の続き用紙に逐次、印刷コマ
ンド(P)及び両面記録コマンド(D)とを実行する一
対印刷コマンドである。
【0073】上記、チャートに示した様に、頁2に対す
るディスプレイ・リストが計算されてビット・マップが
形成後、印刷エンジン制御装置184は第1紙の第1面
(1a)直後に頁2を印刷する為の送紙コマンド(F)
及び印刷コマンド(P)を生成する。次いでビット・マ
ップの4頁に対する形成後再び、印刷エンジン制御装置
184は第2紙の第1面2a直後に4頁を印刷する為に
送紙コマンド(F)及び印刷コマンド(P)を生成す
る。次いで、ビット・マップが5頁に対して形成後印刷
エンジン制御装置184は再度第3紙の第1面(3a)
直後に頁6を印刷する為の送紙コマンド(F)及び印刷
コマンド(P)を生成する。第3紙(3a)印刷後、3
紙が片面のみ印刷されて、両面記録送紙路内に存在する
事になる。従って、猶予的停止要求の生成に際し、該要
求に応じる為に一対印刷コマンド(PD)が利用でき
る。一対印刷コマンド(PD)を用いれば、第1紙
(1)はビット・マップが第1頁(1)及び第8頁
(8)に形成される迄(要すれば)紙縁揃えユニット1
50内に留まっている。次いで両ビット・マップ形成
後、印刷エンジン制御装置184は送紙コマンド(F)
及び一対印刷コマンド(PD)を実行する。次いで、第
4紙が印刷ユニット16内に送紙され、第8頁がその第
1面(4a)に印刷される。更に、同コマンド(PD)
の一部として第1紙は紙縁揃えユニット150から送紙
されて頁1(1)がその第2面(1b)に印刷される。
従って、、頁印刷コマンド(PD)の実行に先行して猶
予的停止要求が生ずる状況となれば、3紙だけが両面記
録送紙路に存在し猶予的停止要求は実行する事が可能で
ある。次いで、頁印刷コマンド(PD)生成後、猶予的
停止要求の実行の要ある場合は、第1紙(1)がPDコ
マンドによって両面記録されて装置から送出される。従
って、両面記録送紙路内に留まる他の3紙(用紙2、3
及び4)はその時、猶予的停止箇所に停止する事が出来
る。従って、頁印刷コマンド(PD)を用いた連続的両
面記録モードに於ける操作によって、装置10は両面記
録送紙路内の用紙の間挿数を用いて操作可能であり、し
かも尚要すれば猶予的停止要求をも実施可能である。
【0074】本発明の装置及び方法の他の特質は先行文
書の最終紙送出前にユーザーが印刷装置10で後続文書
又は紙縁揃えユニットの印刷開始可能な事である。同様
に、2枚の連接的文書の印刷を同種の用紙に限定する必
要はなく、別寸法用紙に印刷できるのである。
【0075】図15に於いて、第1両面記録文書の最終
紙送出前に第2両面記録文書を装置に挿入する本発明の
方法の例が模式的に描示されている。第1両面記録文書
は8頁を含み、従って、模式的に(a)、(b)、
(c)及び(d)として描示される4紙を要する。第2
文書は(a′)ないし(e′)の5紙を含んでいる。図
15の2本の行は第1文書(a)ないし(d)、及び第
2文書(a′)及び(e′)の両面記録の逐次的工程を
描示するスケッチ(1)ないし(12)を含んでいる。
例えば、スケッチ(12)に示すように、各用紙は両面
記録後トレイ106に逐次的に交互に積み重ねられる。
【0076】第2文書はスケッチ(6)に描示されるよ
うに第1文書の用紙間に間挿される。第1文書の(a)
紙の両面記録後、第2文書の第1紙(a′)が第1文書
(a)紙及び(b)紙間に間挿される。次いで、第2文
書の後続紙がスケッチ(7)ないし(9)に示されるよ
うに第1文書の各紙間に間挿される。次いで第2文書の
最終紙(e′)がスケッチ(11)に示すように、該文
書の印刷前に先行文書紙を両面記録送紙路内から片付け
る必要は無いのである。結局、本発明の間挿法を採用す
れば、2ないしそれ以上の継続的文書の両面記録に際し
て、印刷速度全体を実質的に高めることが出来るのであ
る。
【0077】(明細書の要約)両面印刷装置とは用紙の
第1面及び第2面に連続的に像を印刷する装置である。
反転ユニットは印刷ユニットから送出された用紙を収受
して連続的に該用紙を反転せしめる為印刷ユニットに隣
設する。両面記録ユニットは反転済用紙を反転ユニット
から収受して用紙の第2面印刷の為印刷ユニットに再送
出する為反転ユニット及び印刷ユニットに隣設する。制
御ユニットは該印刷ユニット、該反転ユニット及び該両
面記録ユニットに結合されている。該制御ユニットは各
連続的シートが新規シートをその間に間挿できるだけの
十分な距離を空けられるほど両面記録内に所在可能な、
第1面に印刷像を有するシートの最大枚数に等しい間挿
数を決定する。該制御ユニットは間挿数に等しい枚数の
シートがその第1面に像を印刷せしめられたる後、新規
シートを連続的にその間に間挿せしめられるごとく操作
可能である。該新規シートは更にその第1面に、第2面
に両面印刷された反転済シートと交互に印刷せしめられ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施したレーザー印刷機を模式図的
に説明するものである。
【図2】 図1の該装置の大容量型入力トレイ(“L
CIT”)の模式的説明図である。
【図3】 図1の該装置の両面記録ユニットの模式的
説明図である。
【図4】 図1の該装置の反転ユニットの模式的説明
図である。
【図5】 図3の両面記録ユニットに装着された用紙
揃えユニットの俯観説明図である。
【図6】 図5の用紙揃えユニットの模式的断面図で
ある。
【図7】 図1の該装置の大容量型出力トレイ(“L
COT”)の模式的説明図である。
【図8】 本発明の両面記録方式の間挿法を部分的に説
明する 図1 の該装置の部分の模式的説明図である。
【図9】 本発明の方式に従った用紙反転の順次工程を
示す 図4 の反転ユニットの部分の模式的説明図であ
る。
【図10A】 印刷コマンドを実行する為の図1の該装
置の印刷エンジン制御装置の動作過程を概念的に説明す
る流れ図である。
【図10B】 両面記録コマンドを実行する為の 図1
の装置の印刷エンジン制御装置の動作過程を概念的に
説明する流れ図である。
【図11】 入力媒体選別コマンドを実行する為の第1
図の装置の印刷エンジン制御装置の動作過程を概念的に
説明する流れ図である。
【図12】 図1の該装置の用紙揃えユニットの別実
施例の模式的説明図である。
【図13】 用紙揃えユニット内に積重された用紙の送
紙状熊を示す 図13の用紙揃えユニットの別の模式的
説明図である。
【図14】 非事故的、一時的及び事故的停止要求に対
する 図1 の該装置の印刷エンジン制御装置の動作過
程を概念的に説明する流れ図である。
【図15】 本発明の方式に従い第1文書の頁の間に第
2文書の頁を差し込む方法の順次的工程を模式的に説明
している。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1枚のシートの寸法が他の少
    なくとも1枚のシートと異なるような、両面記録装置内
    の若干数のシート状材料上に像を両面記録する方法であ
    って、 像が記録されるべき第1シートの両面記録送紙路の方向
    における長さを基礎とする間挿数であって、個々の連続
    シート間に新規シートの間挿可能な間隙を確保できるよ
    うに、該装置の両面記録送紙路の長さに沿って在って、
    第1面のみ像記録されているシート状材料の最大数に等
    しい間挿数を確定する工程、 新規シートが間挿可能になるまで十分間隙を広げられ、
    間挿数より少ないか又は等しい一連のシートの第1面に
    連続的に像を記録する工程、 先行シートと異なる寸法のシートが両面記録送紙路内に
    送紙されると、該間挿数を両面記録送紙路内の新規シー
    トの長さに左右される過渡間挿数に変化させ、その後の
    シートの送紙が該過渡間挿数に基づいて行われるように
    する工程を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも1枚のシートの寸法が他の少
    なくとも1枚のシートと異なるような、両面記録装置内
    の若干数のシート状材料上に像を両面記録する請求項1
    記載の方法であって、更に、 異なる寸法のシートが必要な場合、新規入力媒体を選択
    する工程、 先行シートより新規シートが短い場合、新規シートの両
    面記録送紙路への送紙は、新規シートの反転の再、先行
    シートを重畳しないようにするため、該2枚のシート間
    隙を十分維持するように遅延させる工程、を含むような
    方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも1枚のシートの寸法が他の少
    なくとも1枚のシートと異なるような、両面記録装置内
    の若干数の用紙上に像を両面記録する請求項1記載の方
    法であって、更に、 過渡間挿数確定後、第1面のみ像記録された両面記録送
    紙路内のシート数が該過渡間挿数を超過しない限り、該
    後続シートの第1面への記録の可否及び両面記録送紙路
    への送紙の可否を確定する工程を含むような方法。
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