JP3466932B2 - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents

印刷装置および印刷方法

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JP3466932B2 JP30391098A JP30391098A JP3466932B2 JP 3466932 B2 JP3466932 B2 JP 3466932B2 JP 30391098 A JP30391098 A JP 30391098A JP 30391098 A JP30391098 A JP 30391098A JP 3466932 B2 JP3466932 B2 JP 3466932B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の印刷用紙
のそれぞれに異なる印刷内容を連続的に印刷する技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、印刷用紙ごとに異なる印刷内容
を印刷する場合、外部の印刷データ供給装置から各印刷
用紙の印刷データを順次受信しつつ、印刷用紙1枚分の
印刷データの受信が完了するごとに印刷装置内で1枚の
印刷用紙の供給が開始される。
【0003】例えば1分間に数百枚の印刷を行う高速な
印刷装置では、給紙、搬送、印刷、排紙等を高速に行う
必要があることから印刷装置が大型化し、給紙部と印刷
部との間の距離が長くなる。したがって、上述のように
印刷データの受信が完了してから印刷用紙を供給するの
では高速印刷を実現することはできない。
【0004】このような事情により、高速で印刷を行う
印刷装置では定められた時間内に印刷用紙1枚分の印刷
データの受信および記憶が完了するという前提で、印刷
データの記憶が完了する前にこの印刷データに基づいて
印刷される印刷用紙の供給を開始し、連続的な高速印刷
を行っている。
【0005】一方、印刷データ供給装置側では、印刷装
置の高速印刷に合わせて各印刷用紙に対応する印刷デー
タを高速で転送して供給し続ける必要があるため、予め
印刷する全印刷用紙分の印刷データをバッファメモリで
あるDRAM(Dynamic Randum Access Memory)に展開す
るという手法がしばしば用いられる。
【0006】しかし、印刷物のページ数が多い場合や印
刷データの解像度が高い場合には連続転送する印刷デー
タの量が膨大なものとなり、大容量のバッファメモリが
必要となる。もちろん、このような大容量のバッファメ
モリを設けた場合には印刷システム全体が高価なものと
なる。逆に、バッファメモリの容量を制限した場合には
連続印刷できる印刷用紙の枚数が一定数以下に制限され
る。
【0007】他方、バッファメモリとしてDRAMを用
いる場合の問題を解消するために、バッファメモリとし
ていわゆるハードディスクを用いる手法もある。
【0008】バッファメモリとしてハードディスクを用
いる場合、安価に大容量の記憶容量を設けることがで
き、連続印刷枚数の制限をなくすことができる。ただ
し、ハードディスクはDRAMに比べて読み出し速度が
遅いという欠点があり、この欠点を補うために印刷デー
タを圧縮してハードディスクに書き込んでおき、印刷時
には圧縮された印刷データを読み出した後に印刷データ
を伸張するという方法が採用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】バッファメモリとして
ハードディスクを用い、圧縮された印刷データを伸張し
た後に印刷装置に転送する場合、通常の圧縮率で圧縮さ
れた印刷データの場合には印刷装置の高速印刷に追従す
ることができるが、圧縮率が低いためにデータ量を小さ
くできなかった印刷データをハードディスクから読み出
す場合には高速印刷に追従できないおそれがある。
【0010】上述のように、高速性を有する印刷装置で
は印刷データの受信および記憶が完了する前に対応する
印刷用紙の供給が開始される。したがって、圧縮率が低
いために印刷データの転送が遅れてしまった場合には印
刷装置が印刷データの記憶を完了する前に印刷用紙が印
刷装置内の印刷機構へと供給され、その結果、印刷不良
が発生してしまう。印刷速度に追従できる範囲内に印刷
速度を抑えればこのような問題は発生しないが、それで
は高速印刷を実現することができない。
【0011】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、連続印刷を行う印刷装置において、高速な印刷に
より印刷用紙の供給に対して印刷データの記憶が間に合
わない場合が生じても適正な印刷仕上がり物とすること
ができる印刷装置および印刷方法を提供することを目的
としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、印刷
データを受信して複数の印刷用紙のそれぞれに異なる印
刷内容を連続的に印刷する印刷装置であって、受信した
印刷データを一時的に記憶する記憶手段と、前記記憶手
段から送信される印刷データに基づいて印刷用紙に印刷
を行う印刷手段と、前記印刷手段へ印刷用紙を供給する
供給手段と、前記供給手段から前記印刷手段へ一の印刷
用紙を供給する所定の段階で、前記一の印刷用紙の印刷
に用いる印刷データの前記記憶手段への記憶が完了して
いるか否かの判定を行う判定手段と、前記判定手段によ
る判定結果が否定的な場合に、前記一の印刷用紙を適正
な印刷が行われた印刷用紙から区別して収納する手段と
を備え、前記区別して収納する手段が、否定的な判定結
果が得られた前記一の印刷用紙を前記印刷手段による印
刷の前の段階で回収して収納することを特徴とする。
【0013】請求項2の発明は、請求項1に記載の印刷
装置であって、前記判定手段が、前記供給手段から前記
印刷手段への供給路上に設けられ、前記一の印刷用紙の
存在を検出する検出手段と、前記検出手段からの検出信
号に基づいて、前記一の印刷用紙を供給する前記所定の
段階で前記一の印刷用紙の印刷に用いる印刷データの前
記記憶手段への記憶が完了しているか否かの判定を行う
手段とを有する。
【0014】請求項3の発明は、複数の印刷用紙のそれ
ぞれに異なる印刷内容を連続的に印刷する印刷方法であ
って、(a) 記憶手段への印刷データの記憶を開始する工
程と、(b) 印刷手段への印刷用紙の供給を開始する工程
と、(c) 前記印刷手段へ一の印刷用紙を供給する所定の
段階で、前記一の印刷用紙の印刷に用いる印刷データの
前記記憶手段への記憶が完了しているか否かを判定する
工程と、(d) 前記工程(c)における判定結果が肯定的な
場合に、前記印刷手段に供給された前記一の印刷用紙に
前記記憶手段に記憶された印刷データに基づく印刷を行
う工程と、(e)前記工程(c)における判定結果が否定的な
場合に、前記一の印刷用紙を適正な印刷が行われた印刷
用紙から区別して収納する工程と、を有し、前記工程
(e)において、否定的な判定結果が得られた前記一の印
刷用紙を前記印刷手段による印刷の前の段階で回収して
収納することを特徴とする
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一の実施の形態
である印刷装置1の構成を示す図である。また、図2は
印刷装置1の制御系の一部を示すブロック図である。印
刷装置1は外部の印刷データ供給装置8からのデジタル
情報である印刷データを受信して電子写真方式にて印刷
を行う装置であり、複数枚の印刷用紙9のそれぞれに異
なる印刷内容を連続的に印刷することができる。なお、
印刷データ供給装置8ではハードディスク81に圧縮さ
れた印刷データを格納しており、印刷データ供給装置8
は圧縮された印刷データをハードディスク81から読み
出した後、伸張して印刷装置1に供給する。
【0017】印刷装置1は、印刷用紙9に印刷を行う印
刷部10、印刷部10へと印刷用紙9を供給する給紙部
20、印刷部10にて印刷された印刷用紙9を排出する
排紙部30、および、印刷データ供給装置8からの印刷
データを受信して一時的に記憶した後、印刷データを印
刷部10へと送信する記憶部40を有する。
【0018】また、この印刷装置1では印刷用紙9の供
給状況を監視するために、記憶部40等に接続された判
定部50を有しており(図2)、さらに、印刷準備が整
っていない状態で供給された印刷用紙9を印刷直前で回
収する回収部60を有する。
【0019】印刷部10は、印刷内容を印刷用紙9に転
写するために矢印11Rにて示す方向に回転する印刷ド
ラム11、印刷ドラム11との間で印刷用紙9を挟んで
転写を補助する押圧ドラム12、印刷ドラム11の表面
を露光して潜像を形成する露光部13、潜像にトナーを
付着させるトナー供給部14、および、印刷用紙9に転
写されたトナーを印刷用紙9に定着させる定着部15を
有する。
【0020】露光部13は記憶部40からの印刷データ
を読み出す露光ヘッド制御部13a、および、露光ヘッ
ド制御部13aからの信号に基づいて露光を行う露光ヘ
ッド13bを有する。露光ヘッド13bは並列配置され
たLEDを有しており、LEDからの光を印刷ドラム1
1の表面に照射して露光を行う。
【0021】給紙部20は、印刷前の印刷用紙9を収納
しておく給紙トレイ21、給紙トレイ21中で印刷用紙
9を上方に突き上げる昇降板22、突き上げられた印刷
用紙9を1枚ずつ給紙トレイ21から取り出す給紙ロー
ラ23、および、給紙ローラ23により取り出された印
刷用紙9を矢印24Sにて示すように印刷部10へと搬
送する給紙用搬送ベルト24を有する。この印刷装置1
では、給紙トレイ21から取り出された印刷用紙9は一
定間隔で給紙用搬送ベルト24上に載置され、さらに、
給紙用搬送ベルト24から印刷部10への印刷用紙9の
搬送は停止することなく連続的に行われる。
【0022】排紙部30は、印刷済の印刷用紙9を収納
する排紙トレイ31、および、印刷部10から排紙トレ
イ31へと印刷用紙9を搬送する排紙用搬送ベルト32
を有する。
【0023】記憶部40は、それぞれが1枚の印刷用紙
9に印刷される印刷内容に相当する印刷データを一時的
に記憶する第1ページメモリ41および第2ページメモ
リ42、外部の印刷データ供給装置8から供給された印
刷データを2つのページメモリに切り替えて送るための
第1メモリセレクタ43、並びに、2つのページメモリ
からの印刷データを切り替えながら露光部13へと送る
ための第2メモリセレクタ44を有する。2つのページ
メモリが設けられるのは、一方のページメモリが受信し
つつある印刷データを記憶している間にもう一方のペー
ジメモリから印刷データを露光部13へと出力するため
であり、記憶および出力の切り替えが2つのメモリセレ
クタにより行われる。
【0024】なお、外部の印刷データ供給装置8からの
受信は受信インターフェイス45を介して行われ、印刷
データ供給装置8と受信インターフェイス45とは直
接、あるいはLAN等を介して間接的に接続されてい
る。
【0025】図2に示す判定部50は、給紙用搬送ベル
ト24による供給路上に配置されて、給紙途上の所定の
段階にある印刷用紙9の存在を検出する用紙検出センサ
51(図1にも図示)、ページメモリに記憶されつつあ
る印刷データの量をカウントする受信カウンタ52、並
びに、用紙検出センサ51および受信カウンタ52から
の信号に基づいて、印刷データの記憶完了が印刷部10
による印刷に間に合うか否かを判定する判定回路53を
有する。なお、この印刷装置1の場合、用紙検出センサ
51は搬送されてくる印刷用紙9の先端を印刷用紙9の
存在として検出する。
【0026】不適正な印刷を未然に防止して印刷用紙9
を回収する回収部60は、印刷部10による印刷の直前
の段階に配置された用紙ガイド板61、用紙ガイド板6
1により印刷用紙9の搬送経路が変更された場合に印刷
用紙9の搬送を案内する回収ガイド板62、および、回
収された印刷用紙9を収納する回収トレイ63を有す
る。
【0027】用紙ガイド板61は、通常、図1に示すよ
うに給紙用搬送ベルト24から印刷部10に至る搬送経
路に沿う姿勢になっており、印刷用紙9を回収トレイ6
3に回収する場合には図3に示すように給紙用搬送ベル
ト24から回収ガイド板62に至る経路に沿う姿勢へと
用紙ガイド板61が回動する。用紙ガイド板61の回動
動作は回動中心に配置された電磁クラッチ等のガイド板
駆動源61bにより行われ、このガイド板駆動源61b
の動作は図2に示すように判定回路53に接続されたガ
イド板制御部61aにより制御される。
【0028】次に、印刷装置1の印刷動作について図1
ないし図4を参照しながら説明する。図4は印刷装置1
の動作の流れを示す流れ図である。
【0029】まず、印刷の準備として1枚の印刷用紙9
の印刷内容に相当する印刷データの大きさが基準値とし
て受信カウンタ52にセットされる(ステップS11、
図2参照)。1枚の印刷用紙9に対する印刷データの大
きさは、印刷データ供給装置8から印刷装置1に予め送
られており、印刷装置1のCPUバス(印刷装置1の制
御を行うコンピュータ・システム内のCPUバス)を介
して所定の値が基準値として受信カウンタ52にセット
される。これにより、受信カウンタ52が受信する印刷
データの量をカウントするとともに、カウント数と基準
値とを比較することで、印刷用紙9の1枚分の印刷デー
タの受信およびページメモリへの記憶が完了したか否か
を確認することができる。
【0030】基準値がセットされると、印刷データ供給
装置8からの印刷データの受信、すなわちページメモリ
への印刷データの記憶が開始される(ステップS1
2)、なお、第1メモリセレクタ43が第1ページメモ
リ41側に接続されており、受信する印刷データは第1
ページメモリ41に記憶されるものとする。
【0031】また、印刷データの受信と相前後して給紙
部20から印刷部10へ向けて印刷用紙9の連続給紙が
開始される(ステップS13、図1参照)。すなわち、
給紙トレイ21から給紙ローラ23により複数の印刷用
紙9が連続的に取り出され、取り出された印刷用紙9は
給紙用搬送ベルト24上を矢印24Sにて示すように搬
送されていく。
【0032】印刷用紙9の先端が用紙検出センサ51の
下方に位置した時点で、用紙検出センサ51が印刷用紙
9の存在を検出し、用紙検出信号が判定回路53へと送
られる(すなわち、用紙検出信号がアクティブとなる)
(ステップS14、図2参照)。判定回路53が用紙検
出信号を受信すると、判定回路53は受信カウンタ52
からの記憶完了信号を受信しているか否か(すなわち、
記憶完了信号がアクティブになっているか否か)を確認
する(ステップS15)。
【0033】記憶完了信号は受信カウンタ52にてカウ
ント数が基準値に達したときに送られる信号であり、印
刷部10による印刷が可能な状態であるか否かを判定す
る基準としての役割を有する。すなわち、1枚の印刷用
紙9の先端が用紙検出センサ51の位置に達する所定の
段階で、この印刷用紙9に対応する印刷データの記憶が
完了してる場合は適正な印刷が可能であり、逆に、印刷
データの記憶が完了していない場合には印刷が不可能と
なる。そして、用紙検出信号が発せられた時点での記憶
完了信号の有無の判定を判定回路53が行い、印刷可能
である場合には肯定的な判定結果が出力され、印刷不可
能である場合には否定的な判定結果が出力される。
【0034】また、用紙検出センサ51の配置位置は上
記判定が容易に行うことができる位置とされている。高
速にて連続印刷が行われる場合、給紙用搬送ベルト24
による印刷用紙9の搬送速度は印刷ドラム11の外周面
の移動速度に等しい。そこで、図1に示す露光ヘッド1
3bから矢印11Rにて示す回転方向に沿って転写が行
われる転写位置11Pまでの印刷ドラム11外周の距離
と用紙検出センサ51から転写位置11Pまでの距離
(厳密には、用紙検出センサ51に印刷用紙9の先端が
位置したときの用紙上の印刷領域の先端から転写位置1
1Pまでの距離)とが等しくなるように用紙検出センサ
51の位置が調整されている。
【0035】用紙検出センサ51をこのような位置に配
置することにより、印刷用紙9の先端が検出された時点
で露光部13から露光を開始すると印刷位置がずれるこ
となく適正な印刷が行われる。したがって、用紙検出セ
ンサ51からの用紙検出信号が発せられた時点で露光が
可能であるか、すなわち、印刷データの記憶が完了して
いるか否かを確認するだけで、印刷用紙9が印刷可能な
タイミングで印刷部10へ供給されるか否かを判定する
ことができる。
【0036】印刷データの第1ページメモリ41への記
憶が完了しており、印刷可能であると判定された場合に
は、受信カウンタ52のカウント数がリセットされ(ス
テップS21)、これにより記憶完了信号が停止する
(すなわち、アクティブな状態が解除される)。さら
に、第1メモリセレクタ43を第2ページメモリ42側
に切り替え、第2メモリセレクタ44を第1ページメモ
リ41側に接続する(ステップS22)。これにより、
続いて受信される印刷データは第2ページメモリ42へ
と記憶され、第1ページメモリ41に記憶された印刷デ
ータは露光部13へ向けて送信される。すなわち、肯定
的な判定結果を受けた露光ヘッド制御部13aが第1ペ
ージメモリ41から印刷データを読み出して露光ヘッド
13bへと送り、露光が開始される(ステップS2
3)。
【0037】露光と並行して、判定回路53からの肯定
的な判定結果を受けたガイド板制御部61aは用紙ガイ
ド板61を倒す(ステップS24)。これにより、印刷
用紙9は給紙用搬送ベルト24から印刷部10へと供給
される一方で、露光部13により形成された潜像上にト
ナー供給部14から供給されたトナーが印刷用紙9に転
写され、印刷用紙9上のトナーは定着部15にて定着さ
れる(ステップS25)。
【0038】適正な印刷が施された印刷用紙9は、その
後、排紙用搬送ベルト32により排紙トレイ31へと導
かれる。
【0039】1枚の印刷用紙9の印刷が完了すると次の
印刷用紙9の先端を用紙検出センサ51にて検出する工
程へと戻る(ステップS26、S14)。なお、連続供
給される印刷用紙9の間隔が短い場合にはステップS1
5における判定完了後に、判定後の印刷動作とは別にス
テップS14、S15の判定動作に戻るようになってい
てもよい。
【0040】用紙検出センサ51にて2枚目の印刷用紙
9の先端が用紙検出センサ51に達したことが検出され
ると、2枚目の印刷用紙9の印刷に対応する印刷データ
の第2ページメモリ42への記憶が完了しているか否か
が判定回路53により確認される(ステップS14、S
15)。ここでは、第2ページメモリ42への記憶が未
完了であるものとして説明する。
【0041】判定回路53において、用紙検出信号受信
時に記憶完了信号を受信していないと確認され、印刷が
不可能であるとの否定的な判定がなされた場合には、ガ
イド板制御部61aを介してガイド板駆動源61bの作
用により用紙ガイド板61が起こされる(ステップS3
1、図3参照)。これにより、給紙用搬送ベルト24か
ら回収ガイド板62を経由して回収トレイ63に至る回
収経路が形成され、給紙用搬送ベルト24により搬送さ
れてきた印刷用紙9は印刷部10による印刷の前の段階
で回収トレイ63へと回収される。また、露光ヘッド制
御部13aが否定的な判定結果を受けることにより露光
ヘッド13bからの露光も行われない。
【0042】否定的な判定を行った判定回路53は3枚
目の印刷用紙9の用紙検出センサ51による検出工程へ
と移行する(ステップS14)。2枚目の印刷用紙9が
回収される間においても印刷データの受信は継続して行
われており、3枚目の印刷用紙9の先端が用紙検出セン
サ51により検出された時点で2枚目に印刷すべき印刷
データの第2ページメモリ42への記憶が完了している
か否かが改めて確認される(ステップS14、S1
5)。なお、印刷用紙9が1枚分遅れて印刷部10に供
給されると通常は印刷データの記憶が完了しており、印
刷用紙9を回収した後の判定動作(ステップS15)は
省略されてもよい。
【0043】2枚目の印刷用紙9に対応する印刷データ
の記憶が完了していることが確認されると、受信カウン
タ52をリセットするとともに第1メモリセレクタ43
の接続を第1ページメモリ41に切り替えて第2メモリ
セレクタ44の接続を第2ページメモリ42に切り替え
(ステップS21、S22)、さらに、用紙ガイド板6
1を倒して3枚目の印刷用紙9を印刷部10へと導いて
印刷する(ステップS23〜S25)。
【0044】以上のように、印刷装置1では各印刷用紙
9の先端が用紙検出センサ51にて検出された時点で、
検出された印刷用紙9の印刷に用いられる印刷データの
全てがページメモリに記憶されているか否かが確認さ
れ、印刷データの記憶が完了している場合には印刷用紙
9を印刷部10へと導いて印刷を行い、印刷データの記
憶が完了していない場合には用紙ガイド板61を回動さ
せて印刷用紙9を回収トレイ63へと導く。また、印刷
用紙9が回収トレイ63に回収された場合には次に印刷
部10へと供給される印刷用紙9に回避された印刷内容
が印刷される。
【0045】このような動作を全ての印刷用紙9に対し
て行うことにより、適正な印刷が行われた印刷用紙9の
みが適切な順序で排紙トレイ31に収納され、排紙トレ
イ31に積み重ねられた印刷用紙9は適正な印刷仕上が
り物となる。すなわち、万一、印刷データの受信が印刷
用紙9の供給速度に追従できない場合が生じても、印刷
仕上がり物への影響は全く生じない。
【0046】特に、図1に例示するように印刷データ供
給装置8が印刷データを圧縮してハードディスク81に
格納しており、印刷データをハードディスク81から読
み出した後に伸張して印刷装置1に転送する場合、圧縮
率の低い印刷データの読み出しに時間を要したために印
刷データの転送が印刷用紙9の高速な供給に間に合わな
いことが生じる可能性がある。この発明に係る印刷装置
1では、このような高速印刷を行う場合であっても、適
正な印刷仕上がり物を維持することができる。
【0047】また、回収トレイ63には印刷部10を通
過していない印刷用紙9が回収されるので、回収された
印刷用紙9を給紙トレイ21に戻して再利用することが
できる。
【0048】以上、この発明に係る一の実施の形態であ
る印刷装置1について説明してきたが、この発明は上記
実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能
である。
【0049】例えば、上記実施の形態では用紙検出セン
サ51から転写位置11Pまでの距離と露光ヘッド13
bから印刷ドラム11の回転方向に沿って転写位置11
Pに至る距離とが等しくなるように用紙検出センサ51
を配置すると説明したが、転写位置11Pをさらに給紙
部20側に配置してもよい。この場合、印刷用紙9が供
給路上の所定の段階で露光可能か否かの判断を適切に行
うために、用紙検出信号を遅延して判定回路53に送信
する、あるいは判定回路53内で用紙検出信号受信後に
一定時間が経過してから記憶完了信号に基づく判定を行
うことで適切な判定が可能となる。
【0050】また、上記実施の形態では用紙検出センサ
51からの用紙検出信号に基づいて印刷データの記憶が
間に合っているか否かを判定しているが、印刷データの
受信および記憶が給紙速度に追従しているか否かは他の
基準により判定してもよい。例えば、給紙が開始された
時点で給紙ローラ23から用紙取出信号(上記実施の形
態の用紙検出信号に相当する)を送信し、この用紙取出
信号を適宜遅延して判定回路53に導いてもよい。
【0051】また、上記実施の形態では否定的な判定が
なされた印刷用紙9を印刷部10の手前の段階で回収す
るようにしているが、印刷用紙9をそのまま印刷部10
を通過させた後の段階で排紙トレイ31とは別に設けら
れた回収トレイに回収してもよい。さらには、否定的な
判定がなされた印刷用紙9も排紙トレイ31へと導き、
適正な印刷がなされた印刷用紙9と不適正な印刷がなさ
れた印刷用紙9とを排紙トレイ31内で位置をずらすよ
うにしてもよい。すなわち、不適正な印刷が行われた印
刷用紙9を適正な印刷が行われた印刷用紙9から区別し
て収納することができるのであるならば、どのような方
式であってもよい。
【0052】
【発明の効果】請求項1ないしに記載の発明では、供
給される印刷用紙についての判定結果が否定的な場合
に、この印刷用紙を適正に印刷が行われた印刷用紙から
区別して収納するので、高速な印刷により印刷用紙の供
給に対して印刷データの記憶が間に合わない場合が生じ
ても適正な印刷仕上がり物を維持することができる。
た、請求項1ないし3に記載の発明では、否定的な判定
結果が得られた印刷用紙を印刷することなく回収するの
で、回収された印刷用紙を再利用することができる。
【0053】また、請求項2に記載の発明では、印刷用
紙の存在を検出する検出手段を用いることにより容易に
判定を行うことができる。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態である印刷装置の構
成を示す図である。
【図2】図1に示す印刷装置の記憶部および判定部の構
成を示す図である。
【図3】印刷用紙が印刷前に回収される様子を示す図で
ある。
【図4】図1に示す印刷装置の動作の流れを示す流れ図
である。
【符号の説明】
1 印刷装置 9 印刷用紙 10 印刷部 20 給紙部 41 第1ページメモリ 42 第2ページメモリ 50 判定部 51 用紙検出センサ 53 判定回路 60 回収部 61 用紙ガイド板 63 回収トレイ S12〜S15、S23〜S25、S31 ステップ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷データを受信して複数の印刷用紙の
    それぞれに異なる印刷内容を連続的に印刷する印刷装置
    であって、 受信した印刷データを一時的に記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から送信される印刷データに基づいて印刷
    用紙に印刷を行う印刷手段と、 前記印刷手段へ印刷用紙を供給する供給手段と、 前記供給手段から前記印刷手段へ一の印刷用紙を供給す
    る所定の段階で、前記一の印刷用紙の印刷に用いる印刷
    データの前記記憶手段への記憶が完了しているか否かの
    判定を行う判定手段と、 前記判定手段による判定結果が否定的な場合に、前記一
    の印刷用紙を適正な印刷が行われた印刷用紙から区別し
    て収納する手段と、 を備え 前記区別して収納する手段が、否定的な判定結果が得ら
    れた前記一の印刷用紙を前記印刷手段による印刷の前の
    段階で回収して収納す ることを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の印刷装置であって、 前記判定手段が、 前記供給手段から前記印刷手段への供給路上に設けら
    れ、前記一の印刷用紙の存在を検出する検出手段と、 前記検出手段からの検出信号に基づいて、前記一の印刷
    用紙を供給する前記所定の段階で前記一の印刷用紙の印
    刷に用いる印刷データの前記記憶手段への記憶が完了し
    ているか否かの判定を行う手段と、 を有することを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 複数の印刷用紙のそれぞれに異なる印刷
    内容を連続的に印刷する印刷方法であって、 (a) 記憶手段への印刷データの記憶を開始する工程と、 (b) 印刷手段への印刷用紙の供給を開始する工程と、 (c) 前記印刷手段へ一の印刷用紙を供給する所定の段階
    で、前記一の印刷用紙 の印刷に用いる印刷データの前記
    記憶手段への記憶が完了しているか否かを判定する工程
    と、 (d) 前記工程(c)における判定結果が肯定的な場合に、
    前記印刷手段に供給された前記一の印刷用紙に前記記憶
    手段に記憶された印刷データに基づく印刷を行う工程
    と、 (e) 前記工程(c)における判定結果が否定的な場合に、
    前記一の印刷用紙を適正な印刷が行われた印刷用紙から
    区別して収納する工程と、 を有し、 前記工程(e)において、否定的な判定結果が得られた前
    記一の印刷用紙を前記印刷手段による印刷の前の段階で
    回収して収納することを特徴とする印刷方法。
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