JP2001026346A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JP2001026346A JP2001026346A JP11200892A JP20089299A JP2001026346A JP 2001026346 A JP2001026346 A JP 2001026346A JP 11200892 A JP11200892 A JP 11200892A JP 20089299 A JP20089299 A JP 20089299A JP 2001026346 A JP2001026346 A JP 2001026346A
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- JP
- Japan
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- image forming
- recording material
- recording sheet
- transfer
- unit
- Prior art date
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- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ジャムなどの障害発生により画像形成動作を
停止した場合に、給紙部から画像形成部に至る搬送路に
残された記録シートを取り除く手間を省くことができ、
しかも搬送路に残された記録シートを極力無駄にせず使
用することができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 ジャムなどの障害が発生すると、直ち
に、複写機1の画像形成動作を停止させるとともに、分
岐爪35をA位置からB位置に切り替える。そして、縦
搬送ユニット20の全ての搬送ローラ31を駆動させ
る。このとき搬送路30に記録シートPが残っていれ
ば、その記録シートPは搬送ローラ31によって搬送路
30内を搬送され、最上段の搬送ローラ31を通過した
ところで分岐爪35によって搬送路30外に進路が変更
され、内部排紙トレイ34上へ排出される。搬送路30
に残っていた記録シートPを全て排出し終えると、上記
制御回路は、縦搬送ユニット20の駆動を停止させると
ともに、分岐爪35をB位置からA位置に戻す。
停止した場合に、給紙部から画像形成部に至る搬送路に
残された記録シートを取り除く手間を省くことができ、
しかも搬送路に残された記録シートを極力無駄にせず使
用することができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 ジャムなどの障害が発生すると、直ち
に、複写機1の画像形成動作を停止させるとともに、分
岐爪35をA位置からB位置に切り替える。そして、縦
搬送ユニット20の全ての搬送ローラ31を駆動させ
る。このとき搬送路30に記録シートPが残っていれ
ば、その記録シートPは搬送ローラ31によって搬送路
30内を搬送され、最上段の搬送ローラ31を通過した
ところで分岐爪35によって搬送路30外に進路が変更
され、内部排紙トレイ34上へ排出される。搬送路30
に残っていた記録シートPを全て排出し終えると、上記
制御回路は、縦搬送ユニット20の駆動を停止させると
ともに、分岐爪35をB位置からA位置に戻す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
タなど、シート状の記録材(以下、記録シートという)
に画像を形成する画像形成装置に関し、特に、給紙部か
ら画像形成部に記録シートを連続的に搬送して画像を形
成する画像形成装置における紙詰まり対策技術に属す
る。
タなど、シート状の記録材(以下、記録シートという)
に画像を形成する画像形成装置に関し、特に、給紙部か
ら画像形成部に記録シートを連続的に搬送して画像を形
成する画像形成装置における紙詰まり対策技術に属す
る。
【0002】
【従来の技術】現在普及している複写機やプリンタなど
画像形成装置の多くは、連続プリントを行う場合、画像
形成部に記録シートを給紙した後、その記録シートに対
する画像形成処理が完了する前に、次の記録シートを給
紙部から送り出し、画像形成部の転写位置の直前まで搬
送して待機させておき、先に給紙された記録シートに対
する画像形成処理が完了したら直ぐに、待機させておい
た記録シートを転写位置に送り込むことにより高速処理
を実現している。
画像形成装置の多くは、連続プリントを行う場合、画像
形成部に記録シートを給紙した後、その記録シートに対
する画像形成処理が完了する前に、次の記録シートを給
紙部から送り出し、画像形成部の転写位置の直前まで搬
送して待機させておき、先に給紙された記録シートに対
する画像形成処理が完了したら直ぐに、待機させておい
た記録シートを転写位置に送り込むことにより高速処理
を実現している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の画像
形成装置は、給紙部から画像形成部に至る搬送路が長い
ため、連続プリント動作中に一旦紙詰まり(以下、ジャ
ムという)が発生すると、搬送路に記録シートが残って
しまう。とくに、給紙部に複数段の給紙トレイを有する
画像形成装置において、最下段の給紙トレイから連続給
紙を行った場合、搬送距離がかなり長くなるため、たと
えばA4サイズの記録シートを横送りで連続給紙した場
合、5〜6枚もの多量の用紙が搬送路に残ってしまうこ
ともある。このようにして画像形成装置内に残った記録
シートは、未使用であるにもかかわらず、搬送路から取
り除く際に破れたり皺が発生したりするため、通常は廃
棄されてしまう。そのため、ジャムが発生する度に多く
の記録シートが無駄になり、記録シートの使用枚数が増
大するため、画像形成装置の使用コストが増大するとい
う問題があった。また、搬送路に残った記録シートを取
り除く作業は煩雑で手間がかかるため、ジャムの発生に
より画像形成装置の使用効率が著しく低下するという問
題があった。そこで、この発明が解決しようとする課題
は、ジャムなどの障害発生により画像形成動作を停止し
た場合に、給紙部から画像形成部に至る搬送路に残され
た記録シートを取り除く手間を省くことができ、しかも
搬送路に残された記録シートを極力無駄にせず使用する
ことができる画像形成装置を提供することにある。
形成装置は、給紙部から画像形成部に至る搬送路が長い
ため、連続プリント動作中に一旦紙詰まり(以下、ジャ
ムという)が発生すると、搬送路に記録シートが残って
しまう。とくに、給紙部に複数段の給紙トレイを有する
画像形成装置において、最下段の給紙トレイから連続給
紙を行った場合、搬送距離がかなり長くなるため、たと
えばA4サイズの記録シートを横送りで連続給紙した場
合、5〜6枚もの多量の用紙が搬送路に残ってしまうこ
ともある。このようにして画像形成装置内に残った記録
シートは、未使用であるにもかかわらず、搬送路から取
り除く際に破れたり皺が発生したりするため、通常は廃
棄されてしまう。そのため、ジャムが発生する度に多く
の記録シートが無駄になり、記録シートの使用枚数が増
大するため、画像形成装置の使用コストが増大するとい
う問題があった。また、搬送路に残った記録シートを取
り除く作業は煩雑で手間がかかるため、ジャムの発生に
より画像形成装置の使用効率が著しく低下するという問
題があった。そこで、この発明が解決しようとする課題
は、ジャムなどの障害発生により画像形成動作を停止し
た場合に、給紙部から画像形成部に至る搬送路に残され
た記録シートを取り除く手間を省くことができ、しかも
搬送路に残された記録シートを極力無駄にせず使用する
ことができる画像形成装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、記録シートに画像を形成す
る画像形成部と、記録シートを積載収容した記録材供給
部と、前記記録材供給部から前記画像形成部に至る搬送
路を有する搬送部とを備え、前記搬送部により前記搬送
路を通して前記記録材供給部から前記画像形成部に記録
材を供給し、その記録材に対する画像形成処理が完了す
る前に、次の記録シートを前記記録材供給部から前記搬
送路に送り出して待機させておき、先に給紙された記録
シートに対する画像形成処理が完了したら、前記搬送路
に待機させておいた記録シートを前記転写位置に送り込
むように構成した画像形成装置において、ジャムなどの
障害発生により画像形成動作を停止した場合に、前記搬
送路から記録シートを排出するための排出機構と、前記
排出機構により排出された記録シートを積載収容するた
めの排出材収容部とを備えたことを特徴とする。また、
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置に
おいて、前記搬送部は、前記記録材を前記転写位置の直
前にて待機させるためのレジストローラなどを前記搬送
路の最下流部に備え、前記排出機構は、前記レジストロ
ーラの上流側の記録材を排出すべく設けられていること
を特徴とする。
に、請求項1記載の発明は、記録シートに画像を形成す
る画像形成部と、記録シートを積載収容した記録材供給
部と、前記記録材供給部から前記画像形成部に至る搬送
路を有する搬送部とを備え、前記搬送部により前記搬送
路を通して前記記録材供給部から前記画像形成部に記録
材を供給し、その記録材に対する画像形成処理が完了す
る前に、次の記録シートを前記記録材供給部から前記搬
送路に送り出して待機させておき、先に給紙された記録
シートに対する画像形成処理が完了したら、前記搬送路
に待機させておいた記録シートを前記転写位置に送り込
むように構成した画像形成装置において、ジャムなどの
障害発生により画像形成動作を停止した場合に、前記搬
送路から記録シートを排出するための排出機構と、前記
排出機構により排出された記録シートを積載収容するた
めの排出材収容部とを備えたことを特徴とする。また、
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置に
おいて、前記搬送部は、前記記録材を前記転写位置の直
前にて待機させるためのレジストローラなどを前記搬送
路の最下流部に備え、前記排出機構は、前記レジストロ
ーラの上流側の記録材を排出すべく設けられていること
を特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。図1はこの発明を複写機に適用した場合
の実施の形態の一例を示す内部透視概略正面図、図2は
図1の要部拡大図である。この実施の形態の複写機1
は、複写機本体2上に自動原稿送り装置(ADF)3を
備えている。ADF3は、複数枚の原稿を束にしてセッ
トできる原稿台4を備えており、読み取る側の面を上に
して原稿台4上に置かれた原稿束5を、一番下の原稿か
ら給送ローラ群6および給送ベルト7によって、複写機
本体2の上面を構成するコンタクトガラス8上の所定の
位置に給送する。コンタクトガラス8上の原稿は読み取
りユニット9によって読み取られる。読み取りが終了し
た原稿は、給送ベルト7および排送ローラ群10によっ
てADF3の原稿排紙部11に排出される。原稿台4上
の原稿の有無は原稿センサ12によって検知される。原
稿台2に次の原稿がある場合、前の原稿の読み取り終了
後、次の原稿がコンタクトガラス8上に給送され、読み
取り終了後、原稿排紙部11に排出される。以上の動作
が原稿台4にセットされた全ての原稿が原稿排紙部11
に排出されるまで繰り返される。複写機本体2の下部は
給紙部(記録材供給手段)13になっており、給紙部1
3には各々サイズ、搬送姿勢(縦、横)の異なる記録シ
ートP(18a〜18d)が積載収容された複数(この
例では4段)の給紙トレイ14〜17が設けられてい
る。各給紙トレイ14〜17には給紙ローラ19等の給
紙機構が設けられており、給紙ローラ19群等により給
紙トレイ14〜17から選択的に導き出された記録シー
トPが縦搬送ユニット(搬送手段)20によって画像形
成部21に搬送される。
いて説明する。図1はこの発明を複写機に適用した場合
の実施の形態の一例を示す内部透視概略正面図、図2は
図1の要部拡大図である。この実施の形態の複写機1
は、複写機本体2上に自動原稿送り装置(ADF)3を
備えている。ADF3は、複数枚の原稿を束にしてセッ
トできる原稿台4を備えており、読み取る側の面を上に
して原稿台4上に置かれた原稿束5を、一番下の原稿か
ら給送ローラ群6および給送ベルト7によって、複写機
本体2の上面を構成するコンタクトガラス8上の所定の
位置に給送する。コンタクトガラス8上の原稿は読み取
りユニット9によって読み取られる。読み取りが終了し
た原稿は、給送ベルト7および排送ローラ群10によっ
てADF3の原稿排紙部11に排出される。原稿台4上
の原稿の有無は原稿センサ12によって検知される。原
稿台2に次の原稿がある場合、前の原稿の読み取り終了
後、次の原稿がコンタクトガラス8上に給送され、読み
取り終了後、原稿排紙部11に排出される。以上の動作
が原稿台4にセットされた全ての原稿が原稿排紙部11
に排出されるまで繰り返される。複写機本体2の下部は
給紙部(記録材供給手段)13になっており、給紙部1
3には各々サイズ、搬送姿勢(縦、横)の異なる記録シ
ートP(18a〜18d)が積載収容された複数(この
例では4段)の給紙トレイ14〜17が設けられてい
る。各給紙トレイ14〜17には給紙ローラ19等の給
紙機構が設けられており、給紙ローラ19群等により給
紙トレイ14〜17から選択的に導き出された記録シー
トPが縦搬送ユニット(搬送手段)20によって画像形
成部21に搬送される。
【0006】画像形成部21は、一定方向に一定速度で
回転する感光体ドラム22と、読み取りユニット9によ
り読み込まれた画像データに基づき、レーザビームLB
を感光体ドラム22表面に照射して静電潜像を書き込む
光書き込み装置28と、感光体ドラム22上に形成され
た静電潜像をトナーで現像する現像装置23と、縦搬送
ユニット20により転写位置29まで搬送されてきた記
録シートPを受け取り、感光体ドラム22の回転に合わ
せて記録シートPを移動させつつ記録シートPの表面に
トナー像を転写する転写搬送装置24と、転写されたト
ナー像を記録シートPに定着させる定着装置25と、定
着処理済みの記録シートPを複写機本体2の側部に設け
られた排紙トレイ26に排出する排紙ローラ27とを備
えている。定着装置25は、ヒータを内蔵した加熱ロー
ラ25Aと、加熱ローラ25Aに記録シートPのトナー
像転写面を圧着させる加圧ローラ25Bとを備え、記録
シートPを両ローラ25A、25B間で加圧及び加熱し
てトナー像を記録シートPに定着させつつ、その記録シ
ートPを排紙ローラ27側へ搬送する。縦搬送ユニット
20は、給紙ローラ19の出口から画像形成部21の入
り口に至る搬送路30と、給紙ローラ19によって給紙
トレイ14〜17から導き出された記録シートPを搬送
路30を通して画像形成部21に搬送するべく搬送路3
0の途中に設けられた複数組の搬送ローラ31とを備え
ている。搬送路30の最下流部、すなわち画像形成部2
1の転写位置29の直前(直上流)には上下一対のロー
ラからなるレジストローラ(レジスト手段)32が設け
られており、搬送路30を通して搬送されてきた記録シ
ートPを、レジストローラ32のニップ部に当接させた
状態で一旦停止(待機)させ、画像形成プロセスの進行
に同期したタイミングで、レジストローラ32を通して
転写位置29に送り込むようになっている。
回転する感光体ドラム22と、読み取りユニット9によ
り読み込まれた画像データに基づき、レーザビームLB
を感光体ドラム22表面に照射して静電潜像を書き込む
光書き込み装置28と、感光体ドラム22上に形成され
た静電潜像をトナーで現像する現像装置23と、縦搬送
ユニット20により転写位置29まで搬送されてきた記
録シートPを受け取り、感光体ドラム22の回転に合わ
せて記録シートPを移動させつつ記録シートPの表面に
トナー像を転写する転写搬送装置24と、転写されたト
ナー像を記録シートPに定着させる定着装置25と、定
着処理済みの記録シートPを複写機本体2の側部に設け
られた排紙トレイ26に排出する排紙ローラ27とを備
えている。定着装置25は、ヒータを内蔵した加熱ロー
ラ25Aと、加熱ローラ25Aに記録シートPのトナー
像転写面を圧着させる加圧ローラ25Bとを備え、記録
シートPを両ローラ25A、25B間で加圧及び加熱し
てトナー像を記録シートPに定着させつつ、その記録シ
ートPを排紙ローラ27側へ搬送する。縦搬送ユニット
20は、給紙ローラ19の出口から画像形成部21の入
り口に至る搬送路30と、給紙ローラ19によって給紙
トレイ14〜17から導き出された記録シートPを搬送
路30を通して画像形成部21に搬送するべく搬送路3
0の途中に設けられた複数組の搬送ローラ31とを備え
ている。搬送路30の最下流部、すなわち画像形成部2
1の転写位置29の直前(直上流)には上下一対のロー
ラからなるレジストローラ(レジスト手段)32が設け
られており、搬送路30を通して搬送されてきた記録シ
ートPを、レジストローラ32のニップ部に当接させた
状態で一旦停止(待機)させ、画像形成プロセスの進行
に同期したタイミングで、レジストローラ32を通して
転写位置29に送り込むようになっている。
【0007】上記のように構成された複写機1は、連続
プリントを行う場合、画像形成部21に記録シートPを
給紙した後、その記録シートPに対する画像形成処理が
完了する前に、次の記録シートPを給紙部13から搬送
路30に送り出し、レジストローラ32に当接させた状
態で待機させておき、先に給紙された記録シートPに対
する画像形成処理が完了したら直ぐに、待機させておい
た記録シートPを転写位置29に送り込むことにより高
速処理を実現している。しかし、給紙部13から画像形
成部21に至る搬送路30が長いため、連続プリント動
作中に一旦ジャムが発生すると、その時点で複写機1は
画像形成動作を停止するため、搬送路30に記録シート
Pが残ってしまう。ジャムは、図2に示すように、定着
装置25内の加熱ローラ25Aと加圧ローラ25B間を
転写シートPが通過する際に起こりやすい。とくに、最
下段の給紙トレイ17から連続給紙を行った場合、搬送
距離がかなり長くなるため、たとえばA4サイズの記録
シートPを横送りで連続給紙した場合、5〜6枚もの多
量の記録シートが搬送路に残ってしまうこともある。従
来このようにして複写機1内に残された記録シートP
は、未使用であるにもかかわらず、搬送路から取り除く
際に破れたり皺が発生したりするため、通常は廃棄処分
されていた。そのため、ジャムが発生する度に多くの記
録シートPが無駄になり、記録シート使用枚数が増大す
るため、複写機の使用コストが増大するという問題があ
った。また、搬送路30に残った記録シートPを取り除
く作業は煩雑で手間がかかるため、ジャムの発生により
複写機の使用効率が著しく低下するという問題があっ
た。そこで、この発明の複写機1は、ジャムなどの障害
発生により画像形成動作を停止した場合に、搬送路30
から記録シートPを排出するための排出機構33と、排
出機構33により搬送路30から排出された記録シート
Pを積載収容するための排出材収容部としての内部排紙
トレイ34とを装備している。
プリントを行う場合、画像形成部21に記録シートPを
給紙した後、その記録シートPに対する画像形成処理が
完了する前に、次の記録シートPを給紙部13から搬送
路30に送り出し、レジストローラ32に当接させた状
態で待機させておき、先に給紙された記録シートPに対
する画像形成処理が完了したら直ぐに、待機させておい
た記録シートPを転写位置29に送り込むことにより高
速処理を実現している。しかし、給紙部13から画像形
成部21に至る搬送路30が長いため、連続プリント動
作中に一旦ジャムが発生すると、その時点で複写機1は
画像形成動作を停止するため、搬送路30に記録シート
Pが残ってしまう。ジャムは、図2に示すように、定着
装置25内の加熱ローラ25Aと加圧ローラ25B間を
転写シートPが通過する際に起こりやすい。とくに、最
下段の給紙トレイ17から連続給紙を行った場合、搬送
距離がかなり長くなるため、たとえばA4サイズの記録
シートPを横送りで連続給紙した場合、5〜6枚もの多
量の記録シートが搬送路に残ってしまうこともある。従
来このようにして複写機1内に残された記録シートP
は、未使用であるにもかかわらず、搬送路から取り除く
際に破れたり皺が発生したりするため、通常は廃棄処分
されていた。そのため、ジャムが発生する度に多くの記
録シートPが無駄になり、記録シート使用枚数が増大す
るため、複写機の使用コストが増大するという問題があ
った。また、搬送路30に残った記録シートPを取り除
く作業は煩雑で手間がかかるため、ジャムの発生により
複写機の使用効率が著しく低下するという問題があっ
た。そこで、この発明の複写機1は、ジャムなどの障害
発生により画像形成動作を停止した場合に、搬送路30
から記録シートPを排出するための排出機構33と、排
出機構33により搬送路30から排出された記録シート
Pを積載収容するための排出材収容部としての内部排紙
トレイ34とを装備している。
【0008】排出機構33は、縦搬送ユニット20の最
上段の搬送ローラ31の近傍に設けられた略L字形に湾
曲した分岐爪35と、この分岐爪35を図2中に矢印S
で示す方向(A−B方向)に揺動させる駆動機構(図示
省略)とからなる。分岐爪35は、上記駆動機構によっ
て駆動される回動軸36に基端部が固定されており、回
動軸36を支点にして矢印S方向に揺動することによ
り、A位置またはB位置に切り替えられるようになって
いる。最上段の搬送ローラ31を通過した記録シートP
は、分岐爪35がA位置のときはそのままレジストロー
ラ32へと搬送され、分岐爪35がB位置のときは搬送
路30外に進路が変更され、内部排紙トレイ34上へ排
出されるようになっている。上記駆動機構は複写機1の
動作を統括制御する制御回路(図示省略)により駆動制
御される。上記制御回路は、ジャムなどの障害発生を検
知すると、直ちに、複写機1の画像形成動作を停止させ
るとともに、分岐爪35をA位置からB位置に切り替え
る。そして、縦搬送ユニット20の全ての搬送ローラ3
1を駆動させる。したがって、このとき搬送路30に記
録シートPが残っていれば、その記録シートPは搬送ロ
ーラ31によって搬送路30内を搬送され、最上段の搬
送ローラ31を通過したところで分岐爪35によって搬
送路30外に進路が変更され、内部排紙トレイ34上へ
排出される。搬送路30に残っていた記録シートPを全
て排出し終えると、上記制御回路は、縦搬送ユニット2
0の駆動を停止させるとともに、分岐爪35をB位置か
らA位置に戻す。
上段の搬送ローラ31の近傍に設けられた略L字形に湾
曲した分岐爪35と、この分岐爪35を図2中に矢印S
で示す方向(A−B方向)に揺動させる駆動機構(図示
省略)とからなる。分岐爪35は、上記駆動機構によっ
て駆動される回動軸36に基端部が固定されており、回
動軸36を支点にして矢印S方向に揺動することによ
り、A位置またはB位置に切り替えられるようになって
いる。最上段の搬送ローラ31を通過した記録シートP
は、分岐爪35がA位置のときはそのままレジストロー
ラ32へと搬送され、分岐爪35がB位置のときは搬送
路30外に進路が変更され、内部排紙トレイ34上へ排
出されるようになっている。上記駆動機構は複写機1の
動作を統括制御する制御回路(図示省略)により駆動制
御される。上記制御回路は、ジャムなどの障害発生を検
知すると、直ちに、複写機1の画像形成動作を停止させ
るとともに、分岐爪35をA位置からB位置に切り替え
る。そして、縦搬送ユニット20の全ての搬送ローラ3
1を駆動させる。したがって、このとき搬送路30に記
録シートPが残っていれば、その記録シートPは搬送ロ
ーラ31によって搬送路30内を搬送され、最上段の搬
送ローラ31を通過したところで分岐爪35によって搬
送路30外に進路が変更され、内部排紙トレイ34上へ
排出される。搬送路30に残っていた記録シートPを全
て排出し終えると、上記制御回路は、縦搬送ユニット2
0の駆動を停止させるとともに、分岐爪35をB位置か
らA位置に戻す。
【0009】このように、ジャムなどの障害発生により
画像形成動作を停止した場合に、給紙部13から画像形
成部21に至る搬送路30に残された記録シートPを、
自動的に搬送路30から排出し、内部排紙トレイ34に
収容するようにしたことにより、ジャムなどの障害が発
生する度に搬送路30に残った記録シートPを取り除く
といった煩雑な作業を行う必要が無くなるので、使い勝
手が向上し、複写機1の使用効率が著しく向上する。ま
た、内部排紙トレイ34に収容された記録シートPは未
使用であり、給紙部13の同サイズの記録シートPが入
った給紙トレイ14〜17に戻せば使用することができ
るので、従来のようにジャムが発生する度に多くの記録
シートPを無駄にすることがなくなるので、記録シート
Pの消費量が減り、複写機1の使用コストが低減する。
また、内部排紙トレイ34またはその近傍に、内部排紙
トレイ34に収容された記録シートPの量(束の厚さま
たは重さ、枚数など)を検知するセンサ37(図2)を
設け、内部排紙トレイ34が満杯になった時などに、そ
の旨を操作パネルの表示部などに表示してユーザに知ら
せるようにすれば、さらに使い勝手を向上させることが
できる。
画像形成動作を停止した場合に、給紙部13から画像形
成部21に至る搬送路30に残された記録シートPを、
自動的に搬送路30から排出し、内部排紙トレイ34に
収容するようにしたことにより、ジャムなどの障害が発
生する度に搬送路30に残った記録シートPを取り除く
といった煩雑な作業を行う必要が無くなるので、使い勝
手が向上し、複写機1の使用効率が著しく向上する。ま
た、内部排紙トレイ34に収容された記録シートPは未
使用であり、給紙部13の同サイズの記録シートPが入
った給紙トレイ14〜17に戻せば使用することができ
るので、従来のようにジャムが発生する度に多くの記録
シートPを無駄にすることがなくなるので、記録シート
Pの消費量が減り、複写機1の使用コストが低減する。
また、内部排紙トレイ34またはその近傍に、内部排紙
トレイ34に収容された記録シートPの量(束の厚さま
たは重さ、枚数など)を検知するセンサ37(図2)を
設け、内部排紙トレイ34が満杯になった時などに、そ
の旨を操作パネルの表示部などに表示してユーザに知ら
せるようにすれば、さらに使い勝手を向上させることが
できる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ジャムなどの障害発生により画像形成動作を停止し
た場合に、給紙部から画像形成部に至る搬送路に残され
た記録シートを取り除く手間を省くことができ、しかも
搬送路に残された記録シートを極力無駄にせず使用する
ことができる画像形成装置を提供することができる。
ば、ジャムなどの障害発生により画像形成動作を停止し
た場合に、給紙部から画像形成部に至る搬送路に残され
た記録シートを取り除く手間を省くことができ、しかも
搬送路に残された記録シートを極力無駄にせず使用する
ことができる画像形成装置を提供することができる。
【図1】この発明を複写機に適用した場合の実施の形態
の一例を示す内部透視概略正面図である。
の一例を示す内部透視概略正面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
1:複写機 2:複写機本体 3:自動原稿送り装置 9:読み取りユニット 13:給紙部(記録材供給手段) 14〜17:給紙トレイ 18a〜18d:記録シート 20:縦搬送ユニット(搬送手段) 21:画像形成部 22:感光体ドラム 23:現像装置 24:転写搬送装置 25:定着装置 28:光書き込み装置 29転写位置 30:搬送路 31:搬送ローラ 32:レジストローラ(レジスト手段) 33:排出機構 34:内部排紙トレイ(排出材収容部) 35:分岐爪 36:回動軸
Claims (2)
- 【請求項1】 シート状の記録材に画像を形成する画像
形成手段と、記録材を積載収容した記録材供給手段と、
前記記録材供給手段から前記画像形成手段に至る搬送路
を有する搬送手段とを備え、前記搬送手段により前記搬
送路を通して前記記録材供給手段から前記画像形成手段
に記録材を供給し、その記録材に対する画像形成処理が
完了する前に、次の記録材を前記記録材供給手段から前
記搬送路に送り出して待機させておき、先に給紙された
記録材に対する画像形成処理が完了したら、前記搬送路
に待機させておいた記録材を前記転写位置に送り込むよ
うに構成した画像形成装置において、 障害発生により画像形成動作を停止した場合に、前記搬
送路から記録材を排出するための排出機構と、前記排出
機構により排出された記録材を積載収容するための排出
材収容部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記搬送手段は、前記記録材を前記転写
位置の直前にて待機させるためのレジスト手段を前記搬
送路の最下流部に備え、前記排出機構は、前記レジスト
手段の上流側の記録材を排出すべく設けられていること
を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11200892A JP2001026346A (ja) | 1999-07-14 | 1999-07-14 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11200892A JP2001026346A (ja) | 1999-07-14 | 1999-07-14 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001026346A true JP2001026346A (ja) | 2001-01-30 |
Family
ID=16431999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11200892A Pending JP2001026346A (ja) | 1999-07-14 | 1999-07-14 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001026346A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015206944A (ja) * | 2014-04-22 | 2015-11-19 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
WO2016117351A1 (ja) * | 2015-01-21 | 2016-07-28 | コニカミノルタ株式会社 | 画像記録装置及び画像記録方法 |
-
1999
- 1999-07-14 JP JP11200892A patent/JP2001026346A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015206944A (ja) * | 2014-04-22 | 2015-11-19 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
WO2016117351A1 (ja) * | 2015-01-21 | 2016-07-28 | コニカミノルタ株式会社 | 画像記録装置及び画像記録方法 |
JPWO2016117351A1 (ja) * | 2015-01-21 | 2017-10-26 | コニカミノルタ株式会社 | 画像記録装置及び画像記録方法 |
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