JPH11277342A - 放電加工装置用スイッチング回路の保護回路 - Google Patents

放電加工装置用スイッチング回路の保護回路

Info

Publication number
JPH11277342A
JPH11277342A JP10098109A JP9810998A JPH11277342A JP H11277342 A JPH11277342 A JP H11277342A JP 10098109 A JP10098109 A JP 10098109A JP 9810998 A JP9810998 A JP 9810998A JP H11277342 A JPH11277342 A JP H11277342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate control
switching element
circuit
pulse signal
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10098109A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3830655B2 (ja
Inventor
Daisuke Sadamitsu
大介 貞光
Yuji Kaneko
雄二 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sodick Co Ltd
Original Assignee
Sodick Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sodick Co Ltd filed Critical Sodick Co Ltd
Priority to JP09810998A priority Critical patent/JP3830655B2/ja
Priority to CN99800141A priority patent/CN1118348C/zh
Priority to PCT/JP1999/001637 priority patent/WO1999050017A1/ja
Priority to US09/424,534 priority patent/US6429396B1/en
Publication of JPH11277342A publication Critical patent/JPH11277342A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3830655B2 publication Critical patent/JP3830655B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H1/00Electrical discharge machining, i.e. removing metal with a series of rapidly recurring electrical discharges between an electrode and a workpiece in the presence of a fluid dielectric
    • B23H1/02Electric circuits specially adapted therefor, e.g. power supply, control, preventing short circuits or other abnormal discharges
    • B23H1/026Power supply protection, e.g. detection of power switch breakdown

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電加工間隙に直流電源から加工用パルスエ
ネルギーを供給するためのスイッチング回路の保護を図
ること。 【解決手段】 ゲート制御パルス信号Gate1bによ
りスイッチング素子TRAをオン制御している期間中、
クロックパルスCLKをカウンタ73で計数し、この計
数結果がスイッチング回路SWの加工用パルス電流に対
する最大許容時間ONMAXに達したときにカウンタ7
3から出力される信号でイネーブル信号GEnbを発生
させ、アンドゲート76を閉じてゲート制御パルス信号
Gate1bがスイッチング素子TRAのゲートに印加
されるのを禁止し、これによりスイッチング回路SWが
損傷するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電加工間隙に加
工用パルスエネルギーを供給するためのスイッチング回
路を(過電流による破損から)保護するための保護回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被加工物を放電加工するための加工用パ
ルスエネルギーを直流電源から放電加工間隙に繰り返し
供給するため、直流電源を放電加工間隙にスイッチング
回路を介して接続しておき、このスイッチング回路を所
要の繰り返し時間間隔でオン、オフ制御するようにした
構成が従来から採用されてきている。放電加工装置にお
いてこのような目的で用いられている従来のスイッチン
グ回路は、ゲート制御回路からのゲート制御パルス信号
に応答してオン、オフ制御される半導体スイッチング素
子を用いて構成されているため、何らかの理由で半導体
スイッチング素子のオン、オフ制御動作にエラーが生じ
て半導体スイッチング素子に予定よりも長い時間電流が
連続的に流れるとそこでの過度の電力損失により焼損事
故等を生じることになる。
【0003】このような損傷事故が生じるのを防止する
ため、半導体スイッチング素子がオン状態のときにそこ
に流れる電流のレベルを制限するようにした回路構成、
或いは、半導体スイッチング素子に流れる電流のレベル
をモニターしておき、半導体スイッチング素子に過大な
電力損失が生じることのないようゲート制御信号を制御
するようにした回路構成が従来公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
回路構成では、半導体スイッチング素子と直列に抵抗器
を設けることなしに放電加工間隙へ供給される加工用パ
ルスエネルギーをそのオン時間の制御のみで制御するよ
うにした無抵抗方式のスイッチング回路には適用するこ
とができない。一方、後者の回路構成によると、検出し
た電流値によるゲート制御信号への補正にエラーが生じ
たり或いは雑音等が影響する等して、半導体スイッチン
グ素子をオンとするためのゲート制御信号の時間幅が予
定の時間幅よりも長くなってしまった場合には半導体ス
イッチング回路を保護することができない場合が生じ
る。
【0005】本発明の目的は、したがって、放電加工間
隙に加工用パルスエネルギーを供給するためのスイッチ
ング回路の構成内容によらずスイッチング回路に流れる
電流によってスイッチング回路が破損するのを確実に護
ることができるようにした、放電加工装置用スイッチン
グ回路の保護回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の特徴は、ゲート制御用パルス信号に応答して
オン、オフ制御される半導体スイッチング素子を含んで
成り該半導体スイッチング素子のオン、オフ動作に従っ
て直流電源から放電加工間隙に加工用パルスエネルギー
を供給するためのスイッチング回路を保護するための保
護回路であって、クロックパルスを出力するクロックパ
ルス発生手段と、前記ゲート制御用パルス信号に応答し
前記ゲート制御用パルス信号によって前記半導体スイッ
チング素子が導通状態に制御される期間中だけリセット
状態が解除され前記クロックパルスの発生数を計数する
計数手段と、前記ゲート制御用パルス信号に応答し前記
ゲート制御用パルス信号によって前記半導体スイッチン
グ素子が導通状態に制御される期間中だけリセット状態
が解除され前記計数手段の計数結果が所定値に達したと
きに生じる所定のレベル状態をラッチするラッチ手段
と、該ラッチ手段に応答し該ラッチ手段が前記所定のレ
ベル状態をラッチしている期間中は前記ゲート制御用パ
ルス信号に応答して前記半導体スイッチング素子がオン
状態となるのを禁止する手段とを備えて成っている点に
ある。
【0007】所定値は、半導体スイッチング素子に予定
した時間を大幅に越えて電流が連続的に流れて自らが破
損し、又はスイッチング回路の他の部分がそのために破
損したりすることがないようにするため、スイッチング
回路に使用されている素子の定格等を考慮したその時の
加工用パルス電流に対する最大許容時間を越えないよう
に適宜に定めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明による保護回路を備えたワ
イヤカット放電加工装置の実施の形態の一例を示す概略
構成図である。Wは被加工物、Eはワイヤー電極、5a
は放電加工用パルスエネルギーを供給するための直流電
源でその負極は一対の通電コマK1、K2によってワイ
ヤー電極Eと電気的に接続されている。直流電源5aの
正極は、ダイオードD及びスイッチング素子TRAから
成るスイッチング回路SWを介して被加工物Wに接続さ
れている。
【0010】スイッチング素子TRAは、所要の電流容
量を確保するために複数のFET素子から成っている
が、これらのFET素子はゲート制御回路3からの一組
のゲート制御パルス信号Gate1+、Gate1−に
応答して同時にオン、オフ制御されるため、図1では1
つのスイッチング素子として示されている。本実施の形
態では、スイッチング素子TRAは、FET素子16個
を1組として2組を用いて構成されている。各FET素
子の耐電圧は500V、各定格電流は20A、パルス電
流で50Aである。したがって、スイッチング素子TR
Aによって1600Aのピーク電流が供給できる。もし
これらのFET素子がオンし続けると、スイッチング回
路SW中に電流制限抵抗が含まれていないので、そこに
流れる電流が増加し続けてこれらのFET素子が破損す
る上にスイッチング回路SWが燃えてしまう。このよう
な事故が生じるのを防止するため、保護回路7が設けら
れている。
【0011】ゲート制御回路3から出力されるゲート制
御信号Gate2は、電流制限抵抗器Rと共に別のスイ
ッチング回路を構成するスイッチング素子TRBをオ
ン、オフ制御するための信号であり、スイッチング素子
TRBがオンとなると直流電源5bの電圧が放電加工間
隙Gに印加され、これにより放電加工間隙Gにおいて放
電が開始せしめられる。放電加工間隙Gにおいて放電が
開始されたか否かは、検出回路4において検出され、検
出回路4で放電の開始が検出されるとスイッチング素子
TRBはオフとされ、ゲート制御パルス信号Gate1
+、Gate1−が出力されてスイッチング素子TRA
がオンとなる。
【0012】7は本発明により構成された保護回路であ
る。保護回路7は、ゲート制御回路3の誤動作により又
は外部からの雑音の影響等によりゲート制御パルス信号
Gate1+、Gate1−が予定したタイミングで
「L」レベルにならず、スイッチング素子TRAが予定
のオン時間を超えて閉状態となり、これにより流れる電
流によってスイッチング回路SWが損傷するという事態
が生じるのを確実に防止する目的で設けられている。
【0013】なお、1は、キーボード等から成る入力装
置とCRT表示装置(いずれも図示せず)とを具えて成
る公知の構成の数値制御装置であり、放電加工のための
電気的加工条件の設定がここで行われ、電気的加工条件
の設定信号がゲート制御回路3に送られる。
【0014】外部記憶装置(HDD)2は、保護回路7
から後述するようにして出力されて数値制御装置1に入
力されるエラー信号GErrの発生を記録しておくため
に用いられている。エラー信号GErrが数値制御装置
1に送られてくると、図示しないCRT表示装置上に異
常の発生を表示すると共に、その発生回数或いは発生頻
度、その時使用されていた加工条件などが加工の履歴と
して外部記憶装置2に保存される。
【0015】次に、図2及び図3を参照して保護回路7
の構成について説明する。
【0016】ノイズ等の影響を受け難くする目的で、ゲ
ート制御回路3の1組の出力ライン3A、3Bに同時に
出力される1組のゲート制御パルス信号Gate1+、
Gate1−は、ラインレシーバ71によってスイッチ
ング素子TRAのオン、オフを制御するための所要のゲ
ート制御パルス信号Gate1bとして取り出され(図
3(B))、アンドゲート76の一方の入力端子76A
に印加される。
【0017】72は2MHzのクロックパルスCLK
(図3(A))を出力するクロック発生器であり、クロ
ックパルスCLKは、ゲート制御パルス信号Gate1
bがリセット信号CLR/(図3(C))としてそのリ
セット端子Rに印加されているカウンタ73のクロック
入力端子CKに与えられている。なお、本実施の形態で
は、クロックパルス信号CLKは、ゲート制御パルス信
号Gate1bとは同期していない。
【0018】カウンタ73は、リセット信号CLR/が
「L」レベルの場合にリセット状態とされ、リセット信
号CLR/が「H」レベルとなったときにそのリセット
状態が解除され、クロック入力端子CKに入力されるク
ロックパルスCLKの個数を計数する。カウンタ73は
その計数値が所定値nに達したときに出力端子Qのレベ
ルが「H」となるように構成されている。この所定値n
の設定方法については後述する。なお、カウンタ73は
シフトレジスタにて構成することも可能である。
【0019】74は出力端子Qの出力に応答して動作す
るラッチ回路で、そのリセット端子Rにはリセット信号
CLR/が印加されており、カウンタ73の場合と同様
に、ラッチ回路74はリセット信号CLR/が「L」レ
ベルとなったときにリセットされる。したがって、リセ
ット信号CLR/が「H」レベルとなっている場合には
ラッチ回路74のリセット状態は解除されており、出力
端子Qのレベルが「H」となると、ラッチ回路74はこ
の「H」レベルの状態をラッチし、この「H」レベルの
信号をその出力端子OUTからエラー信号GErrとし
て出力する。
【0020】エラー信号GErrは、先に説明したよう
に数値制御装置1に送られると共に、インバータ75で
レベル反転してイネーブル信号GEnbとされ、イネー
ブル信号GEnbはアンドゲート76の他方の入力端子
76Bに印加される。アンドゲート76は、イネーブル
信号GEnb及びゲート制御パルス信号Gate1bに
応答し、スイッチング素子TRAをオン、オフ制御する
ための制御信号Gate1(図3(F))がアンドゲー
ト76から出力され、スイッチング素子TRAのゲート
電極に印加される。
【0021】次に、図2に示した保護回路7の動作につ
いて、図3を参照しながら説明する。
【0022】ゲート制御回路3では、数値制御装置1か
ら送られてくる電気的加工条件に従ってスイッチング素
子TRAを繰り返しオン、オフさせるために必要なゲー
ト制御パルス信号Gate1+、Gate1−を出力
し、保護回路7のラインレシーバ71によってゲート制
御パルス信号Gate1bが得られている。本実施の形
態では、スイッチング素子TRAのオン制御時間の長さ
はTG(図3(B)参照)に定められている。
【0023】したがって、時点T1においてゲート制御
パルス信号Gate1bのレベルが「L」から「H」に
なると、アンドゲート76の一方の入力端子76Aのレ
ベルが「H」となる。これと同時にカウンタ73及びラ
ッチ回路74のリセット状態が解除される。このときカ
ウンタ73の計数値は0であるから、出力端子Qのレベ
ルは「L」であり、ラッチ回路74の出力端子OUTの
レベルもまた「L」である。この結果、イネーブル信号
GEnbのレベルは「H」となってアンドゲート76の
他方の入力端子76Bのレベルが「H」となるので、制
御信号Gate1のレベルが「H」となって、スイッチ
ング素子TRAがオンとなり、放電加工間隙Gには直流
電源5aから高レベルの放電加工電流が流れ込む。
【0024】カウンタ73にセットされる所定値nは、
ゲート制御パルス信号Gate1bのパルス幅が、すな
わちスイッチング素子TRAのオン時間が、スイッチン
グ回路SWに対する最大許容オン時間ONMAXを超え
たか否かを判別するための数として定められるものであ
り、クロックパルスCLKの周期をt(図2(A)参
照)としたとき、ONMAX/tカウント目がnに設定
されている。
【0025】図3に示す例では、ゲート制御パルス信号
Gate1bは時点T1において「H」レベルとなった
後、所定のオン時間TG経過後の時点T2で「L」にな
っている。このため、カウンタ73のカウント値はnよ
り小さい4であり、したがって、出力端子Qが「H」と
なる前にカウンタ73がリセットされることになる。こ
の結果、エラー信号GErrは出力されず、アンドゲー
ト76からはゲート制御パルス信号Gate1bがその
まま制御信号Gate1として出力される(図3
(B)、(C)、(D))。
【0026】次に、何らかの理由により、時点T3で
「H」レベルとなったときのゲート制御パルス信号Ga
te1bのパルス幅がTGより大きくなりONMAXを
超えるTBとなってしまった場合の動作について説明す
る。
【0027】カウンタ73及びラッチ回路74のリセッ
ト状態は時点T3において解除され、カウンタ73にお
いてクロックパルスCLKの計数が0から開始される。
カウンタ73での計数値が4になってもゲート制御パル
ス信号Gate1bのレベルが「L」とならないため、
カウンタ73の計数値がさらに増加し、時点T4におい
てnとなるとその出力端子Qが「H」レベルとなり、ラ
ッチ回路74の出力端子OUTから出力されるエラー信
号GErrのレベルが「H」となる(図3(D))。こ
の結果、イネーブル信号GEnbのレベルがT4で
「L」となり、アンドゲート76が閉じられるので、ゲ
ート制御パルス信号Gate1bのレベルが「H」状態
のままであっても制御信号Gate1のレベルは「L」
となり、スイッチング素子TRAが強制的にオフとさ
れ、スイッチング回路SWに損傷を生じることが確実に
防止される。
【0028】スイッチング回路SWを介して高レベルの
電流を短期間繰り返し放電加工間隙Gに供給する構成に
おいては、スイッチング素子TRAのON時間が若干長
くなっただけでもスイッチング回路SWの焼損などの事
故を生じることになるが、保護回路7を用いることによ
り、ゲート制御パルス信号Gate1bのパルス幅が予
定値TGよりどんなに大きくなってもカウンタ73にお
いて設定された計数値nによって定まる時間n×tを越
えてスイッチング素子TRAがオン状態を連続して持続
することがない。すなわち、スイッチング素子TRAの
オン時間がスイッチング回路SWに対する最大許容時間
ONMAXを越えるのを確実に防止できるので,スイッ
チング回路SWの破損や焼損を確実に防止することがで
きる。したがって、例えばスイッチング素子が破損した
場合、それを実装している基板の焼損が生じて基板の交
換が必要となるのでメンテナンスに不都合であるが、保
護回路7を用いればこのような不都合を生じさせること
がない。
【0029】また、スイッチング回路が本実施の形態に
示したように無抵抗回路としてスイッチング回路中の抵
抗分を少なくし、放電電流の立ち上がりを早くして、高
いエネルギーを持つ放電の回数を多くして加工速度の改
善を図るようにした場合、1000Aを1μsec位で
立ち上げるため、これ以上小さくできない回路の抵抗分
に対して280Vと基準電圧を高くすることで所望の立
ち上がり時間と電流値を得ている。しかしこの場合飽和
電流が14000Aとなり、これを流すためには、スイ
ッチング素子TRAを構成する各FET素子のピーク電
流を50Aとすると、FET素子の数は280個となっ
てしまう。これはコスト面や設計上不都合であり、実際
にはFET素子の数は所望の電流値から数十個に減ら
し、ピーク電流以上流れないような範囲のパルスを制御
されたゲート制御パルス信号として上位から与えてい
る。ところが電気的なノイズや制御ソフトウェアのバグ
など、何らかの原因でゲート制御パルス信号の時間幅が
長くなってしまった場合にはFET素子が過電流により
破損してしまう。保護回路7を用いればこのような現象
を上述の如くして有効に防ぐことができる。
【0030】以上、本発明を無抵抗方式のスイッチング
回路の保護のための実施の形態について説明したが、本
発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、他の
種々の形式のスイッチング回路に対しても同様にして適
用することができ、同様の効果を得ることができる。
【0031】また、形彫り放電加工装置において電流制
限抵抗を備えた方式のスイッチング回路に本発明の技術
思想を利用すれば、何らかの原因で設定された加工パル
ス時間以上のゲート制御信号がスイッチング回路に与え
られ、正常な放電が所定時間以上継続してアーク放電に
移行し被加工物に損傷を与えるという問題も防止するこ
とが出来る。この場合、設定ゲート制御パルス時間を基
にカウントするクロックパルス数を適宜設定できる回路
を付加すれば良いことは、容易に本発明構成から理解で
きるであろう。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、スイッチ
ング回路を構成するスイッチング素子のオン、オフ制御
のためのゲート制御パルス信号のパルス幅が何らかの原
因で広くなってしまったとしても、スイッチング回路に
流れる電流の通電時間を所定の許容時間以下に確実に抑
えることができるので、スイッチング回路の損傷や焼損
の事故を確実に防止することができる。
【0033】一般にスイッチング素子の破損等が生じた
場合、それを実装している基板の焼損が生じるため、基
板の交換が必要となりメンテナンス上手間が掛かること
になるが、本発明によれば、このような基板交換を殆ど
なくすことができる。したがって、上述したメンテナン
スにおける手間の増大を懸念することなしにスイッチン
グ素子の数を減らしてスイッチング素子1個当りに流す
電流の値を大きくすることができるので、放電加工装置
のコスト面、性能面における向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による保護回路を具えたワイヤカット放
電加工装置の実施の形態の一例を示す概略構成図。
【図2】図1に示した保護回路の詳細回路図。
【図3】図2の各部における信号の波形図。
【符号の説明】
5a 直流電源 72 クロック発生器 73 カウンタ 74 ラッチ回路 75 インバータ 76 アンドゲート CLK クロックパルス CLR/ リセット信号 G 放電加工間隙 Gate1 制御信号 Gate1+、Gate1−、Gate1b ゲート制
御パルス信号 GEnb イネーブル信号 GErr エラー信号 SW スイッチング回路 TRA スイッチング素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート制御用パルス信号に応答してオ
    ン、オフ制御される半導体スイッチング素子を含んで成
    り該半導体スイッチング素子のオン、オフ動作に従って
    直流電源から放電加工間隙に加工用パルスエネルギーを
    供給するためのスイッチング回路を保護するための保護
    回路であって、 クロックパルスを出力するクロックパルス発生手段と、 前記ゲート制御用パルス信号に応答し前記ゲート制御用
    パルス信号によって前記半導体スイッチング素子が導通
    状態に制御される期間中だけリセット状態が解除され前
    記クロックパルスの発生数を計数する計数手段と、 前記ゲート制御用パルス信号に応答し前記ゲート制御用
    パルス信号によって前記半導体スイッチング素子が導通
    状態に制御される期間中だけリセット状態が解除され前
    記計数手段の計数結果が所定値に達したときに生じる所
    定のレベル状態をラッチするラッチ手段と、 該ラッチ手段に応答し該ラッチ手段が前記所定のレベル
    状態をラッチしている期間中は前記ゲート制御用パルス
    信号に応答して前記半導体スイッチング素子がオン状態
    となるのを禁止する手段とを備えて成っていることを特
    徴とする放電加工装置用スイッチング回路の保護回路。
JP09810998A 1998-03-27 1998-03-27 放電加工装置用スイッチング回路の保護回路 Expired - Fee Related JP3830655B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09810998A JP3830655B2 (ja) 1998-03-27 1998-03-27 放電加工装置用スイッチング回路の保護回路
CN99800141A CN1118348C (zh) 1998-03-27 1999-03-29 具有开关元件的保护电路的放电加工电源
PCT/JP1999/001637 WO1999050017A1 (fr) 1998-03-27 1999-03-29 Alimentation pour usinage par decharges electriques munie d'un circuit de protection pour element de commutation
US09/424,534 US6429396B1 (en) 1998-03-27 1999-03-29 Electric discharge processing power supply having a protection network for the switching element

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09810998A JP3830655B2 (ja) 1998-03-27 1998-03-27 放電加工装置用スイッチング回路の保護回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11277342A true JPH11277342A (ja) 1999-10-12
JP3830655B2 JP3830655B2 (ja) 2006-10-04

Family

ID=14211170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09810998A Expired - Fee Related JP3830655B2 (ja) 1998-03-27 1998-03-27 放電加工装置用スイッチング回路の保護回路

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6429396B1 (ja)
JP (1) JP3830655B2 (ja)
CN (1) CN1118348C (ja)
WO (1) WO1999050017A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107918430A (zh) * 2017-12-07 2018-04-17 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司曲靖局 一种实现开关量回路在线检修的直流控制保护装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10206485B4 (de) * 2002-02-16 2007-06-21 Robert Bosch Gmbh Stromversorgungseinrichtung und Elektrogerät

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5633208B2 (ja) * 1971-10-29 1981-08-01
US3805012A (en) * 1973-03-16 1974-04-16 Colt Ind Operating Corp Electrical discharge machining power supply with protective system for output switch failure
JPS58206312A (ja) * 1982-05-25 1983-12-01 Mitsubishi Electric Corp ワイヤカツト放電加工用電源
JPS5964225A (ja) * 1983-08-22 1984-04-12 Inoue Japax Res Inc 放電加工装置
JPH0716818B2 (ja) * 1985-03-15 1995-03-01 ブラザー工業株式会社 放電加工機
JPS63150111A (ja) * 1986-12-12 1988-06-22 Hoden Seimitsu Kako Kenkyusho Ltd 放電加工装置
US5182474A (en) * 1991-03-26 1993-01-26 Sodick Co., Ltd. Pulse control circuit for electric discharge machine using programmable logic
JP3014793B2 (ja) * 1991-04-01 2000-02-28 株式会社ソディック 加工電流制御方法及び加工電流制御装置
JP2654334B2 (ja) * 1993-06-16 1997-09-17 韓國原子力研究所 放電加工波形の分類によるアーク防止方法
JP3019670B2 (ja) * 1993-06-30 2000-03-13 三菱電機株式会社 放電加工装置
JP3343025B2 (ja) * 1996-05-30 2002-11-11 三菱電機株式会社 放電加工機用電源装置およびその制御方法
JP3729961B2 (ja) * 1997-01-14 2005-12-21 株式会社小糸製作所 放電灯点灯回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107918430A (zh) * 2017-12-07 2018-04-17 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司曲靖局 一种实现开关量回路在线检修的直流控制保护装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1256651A (zh) 2000-06-14
WO1999050017A1 (fr) 1999-10-07
JP3830655B2 (ja) 2006-10-04
US6429396B1 (en) 2002-08-06
CN1118348C (zh) 2003-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4390515B2 (ja) 出力mosトランジスタの過電圧保護回路
US8134400B2 (en) Semiconductor circuit
DE60018826D1 (de) Starkstromversorgung zum Schweissen
JP2003101391A (ja) 半導体装置
GB2336956A (en) Circuit for blocking a semiconductor switching device on overcurrent
JP3793012B2 (ja) 負荷駆動装置
US8217660B2 (en) Open terminal detection device and semiconductor device
JPH11277342A (ja) 放電加工装置用スイッチング回路の保護回路
JPH09284998A (ja) 電源装置
JP2006025547A (ja) スイッチング電源装置
JP2004282959A (ja) 電圧制御型駆動素子の駆動装置
JP2012222600A (ja) 電子制御装置
JP4061947B2 (ja) プリンタ
JP3657486B2 (ja) スイッチ素子駆動回路
JPH06289087A (ja) インテリジェントパワスイッチ用回路
JP2002165155A (ja) 電源電圧制御装置
JP2000175345A (ja) 過電流保護回路装置
KR102518319B1 (ko) 전류 제한 기능이 있는 다중 스위치 디바이스 및 그 디바이스의 동작 방법
JPH10267977A (ja) パワーモジュール
JP2007325236A (ja) D級増幅器およびその過電流保護方法
JP2646706B2 (ja) 電源制御回路
JPH02230814A (ja) 交流スイッチの電流零点遮断制御回路
JPS59220073A (ja) スイツチング電源制御回路
JP2005243869A (ja) 電磁石駆動装置
JP2015076996A (ja) 異常検出保護回路および異常検出保護回路の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090721

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110721

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110721

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120721

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120721

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130721

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees