JP2654334B2 - 放電加工波形の分類によるアーク防止方法 - Google Patents
放電加工波形の分類によるアーク防止方法Info
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- JP2654334B2 JP2654334B2 JP5144865A JP14486593A JP2654334B2 JP 2654334 B2 JP2654334 B2 JP 2654334B2 JP 5144865 A JP5144865 A JP 5144865A JP 14486593 A JP14486593 A JP 14486593A JP 2654334 B2 JP2654334 B2 JP 2654334B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放電加工(electro disc
harge machining = EDM)時に発生する電圧或いは電流波
の波形を分類する方法と其の結果を利用してアークの発
生を防止する方法に関するものである。
harge machining = EDM)時に発生する電圧或いは電流波
の波形を分類する方法と其の結果を利用してアークの発
生を防止する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来も有害なアークの発生を監視する目
的で考案された多数の方法が提案されている。放電極間
の電圧降下又は平均電流の増加等によるアークであるか
を判別し、アーク防止のための適切な措置をしている。
例えばオフタイムを増加する等の措置をして有効な効果
をみている。
的で考案された多数の方法が提案されている。放電極間
の電圧降下又は平均電流の増加等によるアークであるか
を判別し、アーク防止のための適切な措置をしている。
例えばオフタイムを増加する等の措置をして有効な効果
をみている。
【0003】放電加工の状態を監視する方法として主に
多く活用されるものは、放電スパーク時に発生する高周
波を分析するとか、電極加工物体間の電気抵抗を測定分
析するとか、或いは放電波形を分析するかの方法等があ
るが、主に波形分析の方法を選好したとみることができ
る。現在まで放電加工波形分析方法に関する研究を要約
すると次の通りである。スノイス(R.Soneys,CIRP VOL
24,1947), バタカラ(Bhattacharyya,ASME j. of
Eng. Ind.,1980), オトー(M.Otto,ISEM7,1983), エ
ンデル(A.Endel,ISEM7,1983), パンディット(S,Pandi
t,ASME J. ofEng. Ind.,1984), ダウ(D.Dauw, CIRP
vol35, 1986), パンディット(S.Pandit,ASME J. of E
ng. Ind.,1987), コグン(C.Cogun,ASME PED vol 134,
1988)等が波形分類及びこれと関連した研究をしたもの
である。
多く活用されるものは、放電スパーク時に発生する高周
波を分析するとか、電極加工物体間の電気抵抗を測定分
析するとか、或いは放電波形を分析するかの方法等があ
るが、主に波形分析の方法を選好したとみることができ
る。現在まで放電加工波形分析方法に関する研究を要約
すると次の通りである。スノイス(R.Soneys,CIRP VOL
24,1947), バタカラ(Bhattacharyya,ASME j. of
Eng. Ind.,1980), オトー(M.Otto,ISEM7,1983), エ
ンデル(A.Endel,ISEM7,1983), パンディット(S,Pandi
t,ASME J. ofEng. Ind.,1984), ダウ(D.Dauw, CIRP
vol35, 1986), パンディット(S.Pandit,ASME J. of E
ng. Ind.,1987), コグン(C.Cogun,ASME PED vol 134,
1988)等が波形分類及びこれと関連した研究をしたもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が従来の方法と
根本的に異なる点は次のような2つの点を特徴としてい
る。即ち、第1は放電パルスごとにアークであるかそれ
でないかを判別するという点であり、次は適切な措置を
パルス単位が終わる前に取るという点が従来の方法と異
なる。再び言えばパルス単位ごとに測定、分類、調整が
ほぼ同時になされる特徴がある。
根本的に異なる点は次のような2つの点を特徴としてい
る。即ち、第1は放電パルスごとにアークであるかそれ
でないかを判別するという点であり、次は適切な措置を
パルス単位が終わる前に取るという点が従来の方法と異
なる。再び言えばパルス単位ごとに測定、分類、調整が
ほぼ同時になされる特徴がある。
【0005】本発明の要旨と上記の公開された研究結果
との顕著な差異点は波形分類結果をアーク防止に使用す
る方法を考案したという点である。この点に関する理解
を助けるために、放電加工時に発生する放電波形に関す
る公開された事実を簡略に発明する。一般的にパルス形
放電加工(Transistorized pulsed electronic dischar
ge machining, 以下放電加工と称する)時に発生する電
圧或いは電流波形(電圧=電流×抵抗)は4種類(参
考:学者によっては5或いは6種に分類する場合があ
る)が無作為的に発生するが、即ち、正常(Normal or
Effeetive discharge or Spark), アーク(Arc), 短縮
(Short),開放(Open)形の波が発生するが(図1参照)、
この中、正常波だけが有効な波であり開放形の波は加工
能率を低下させるので好ましくないし、短絡及びアーク
は永く持続した場合加工機械と共に被加工物も損傷を受
けるので好ましくない。従って、可能な限り高速に上記
の4種の波形を分類できるので好ましくない。従って、
可能な限り高速に上記の4種の波形を分類できれば、放
電加工状態を監視するのに大いに寄与することができ
る。
との顕著な差異点は波形分類結果をアーク防止に使用す
る方法を考案したという点である。この点に関する理解
を助けるために、放電加工時に発生する放電波形に関す
る公開された事実を簡略に発明する。一般的にパルス形
放電加工(Transistorized pulsed electronic dischar
ge machining, 以下放電加工と称する)時に発生する電
圧或いは電流波形(電圧=電流×抵抗)は4種類(参
考:学者によっては5或いは6種に分類する場合があ
る)が無作為的に発生するが、即ち、正常(Normal or
Effeetive discharge or Spark), アーク(Arc), 短縮
(Short),開放(Open)形の波が発生するが(図1参照)、
この中、正常波だけが有効な波であり開放形の波は加工
能率を低下させるので好ましくないし、短絡及びアーク
は永く持続した場合加工機械と共に被加工物も損傷を受
けるので好ましくない。従って、可能な限り高速に上記
の4種の波形を分類できるので好ましくない。従って、
可能な限り高速に上記の4種の波形を分類できれば、放
電加工状態を監視するのに大いに寄与することができ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の波形を分
類して、アーク発生信号や或いは短絡発生信号が発生さ
れた場合、即時に(参考:発生信号は常に毎周期の先端
に位置する、図1)放電電力供給を当該周期の間又は当
該周期の数パーセント程度だけ遮断する方法の中の独特
な一つの方法とその利用に関するものである。
類して、アーク発生信号や或いは短絡発生信号が発生さ
れた場合、即時に(参考:発生信号は常に毎周期の先端
に位置する、図1)放電電力供給を当該周期の間又は当
該周期の数パーセント程度だけ遮断する方法の中の独特
な一つの方法とその利用に関するものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明をより詳細に説明する。本発明
においては、電流波形を利用して、波形分類及びこれを
利用したアーク又は短絡に因る副作用防止方法を説明す
る。(電圧波形図説明は同一である。)先ず、放電波形
の発生に対して、放電に依る加工とは誘電体(主に軽油
等hydrocarbon 類使用)を中間において適当な距離を離
した被加工体と電極との間に一定なパルス電圧を印加す
ると適当な条件に依り花火放電(スパーク)が発生す
る。このエナージにより被加工体の一部が鎔融蒸発した
り一部分は周囲誘電体の爆発的蒸発応力に依り飛散され
たりする。結果的には被加工体に若干の放電痕(クレー
ター)が生じこれらの平均累積に依って加工がなされ
る。この時、電圧或いは電流の波形をサンプリングする
ことができる。しかし、条件によっては毎度必ず花火放
電だけ起こるという保障が無い。例を挙げると、極間の
間隔が程度以上大きい時は開放波が発生され実質的な加
工は全然なされない。その間隔があまり近すぎると短絡
波が発生されこれもまた加工がなされない。また、誘電
体がすごく混濁されているとか其他の理由によって局所
的な電気抵抗が余他部位より小さくてスポットに集中的
に放電が起こることがあるがこれをアークという。一般
的に正常波乃至は半正常波だけ発生できるように放電加
工機を設計製作しているが現実的には数パーセント乃至
数拾パーセント無効及び有害波が発生される。
においては、電流波形を利用して、波形分類及びこれを
利用したアーク又は短絡に因る副作用防止方法を説明す
る。(電圧波形図説明は同一である。)先ず、放電波形
の発生に対して、放電に依る加工とは誘電体(主に軽油
等hydrocarbon 類使用)を中間において適当な距離を離
した被加工体と電極との間に一定なパルス電圧を印加す
ると適当な条件に依り花火放電(スパーク)が発生す
る。このエナージにより被加工体の一部が鎔融蒸発した
り一部分は周囲誘電体の爆発的蒸発応力に依り飛散され
たりする。結果的には被加工体に若干の放電痕(クレー
ター)が生じこれらの平均累積に依って加工がなされ
る。この時、電圧或いは電流の波形をサンプリングする
ことができる。しかし、条件によっては毎度必ず花火放
電だけ起こるという保障が無い。例を挙げると、極間の
間隔が程度以上大きい時は開放波が発生され実質的な加
工は全然なされない。その間隔があまり近すぎると短絡
波が発生されこれもまた加工がなされない。また、誘電
体がすごく混濁されているとか其他の理由によって局所
的な電気抵抗が余他部位より小さくてスポットに集中的
に放電が起こることがあるがこれをアークという。一般
的に正常波乃至は半正常波だけ発生できるように放電加
工機を設計製作しているが現実的には数パーセント乃至
数拾パーセント無効及び有害波が発生される。
【0008】次に放電波形分類の目的に対して、分類の
主目的は放電加工状態を監視して良好状態と不良状態と
を区分することである。さらにこの情報を自己制御用に
使用することもできる。本発明においてはこの情報をア
ーク或いは短絡発生時に当該周期の電力供給を遮断して
被加工物と放電機を同時に保護するようにする。
主目的は放電加工状態を監視して良好状態と不良状態と
を区分することである。さらにこの情報を自己制御用に
使用することもできる。本発明においてはこの情報をア
ーク或いは短絡発生時に当該周期の電力供給を遮断して
被加工物と放電機を同時に保護するようにする。
【0009】次に概略的分類方法に対して、予め定めら
れた期間内に放電波形を受信して適当な電圧範囲に調整
した可変電圧と予め構成された回路に依って予め設定さ
れた大きさの設定電圧(Reference)とを比較する。本発
明においては設定電圧をハイレベルとローレベルに設定
する。電位設定範囲は上位である場合電流波最高値の9
5乃至99パーセントであり、下位の場合は25乃至9
0パーセントである。
れた期間内に放電波形を受信して適当な電圧範囲に調整
した可変電圧と予め構成された回路に依って予め設定さ
れた大きさの設定電圧(Reference)とを比較する。本発
明においては設定電圧をハイレベルとローレベルに設定
する。電位設定範囲は上位である場合電流波最高値の9
5乃至99パーセントであり、下位の場合は25乃至9
0パーセントである。
【0010】次にサンプリング時期の決定に対して、放
電波形は種類に関係無しに回路開き(オンタイム)と回
路閉じ(オフタイム)でサイクルが構成されて反復する
波形である。本発明において回路開きの開始時期にだけ
上記の可変電圧をサンプリングする(図2参照)。また
サンプリングのための監視パルス(モニタリング パル
ス)を電算機自体のタイマ(メインクロック)を利用し
て放電用オン−オフ信号と同時に発生させるので、オン
−オフ信号の長さが無作為(ランダム)に変化して全然
差跌無しにオン時期(オンタイム)に対して常に同じ位
置に発生されるようにする。
電波形は種類に関係無しに回路開き(オンタイム)と回
路閉じ(オフタイム)でサイクルが構成されて反復する
波形である。本発明において回路開きの開始時期にだけ
上記の可変電圧をサンプリングする(図2参照)。また
サンプリングのための監視パルス(モニタリング パル
ス)を電算機自体のタイマ(メインクロック)を利用し
て放電用オン−オフ信号と同時に発生させるので、オン
−オフ信号の長さが無作為(ランダム)に変化して全然
差跌無しにオン時期(オンタイム)に対して常に同じ位
置に発生されるようにする。
【0011】次に論理図(ロジック チャート)に対し
て、本論理図は論理構造に依って放電波形からアーク波
を検出し、一旦アーク波が検出されると如何なる論理構
造に依って即時に放電電力を遮断するかという本発明の
要締を説明するものである。放電電力遮断方法には2種
が提示される。即ち、遮断期間不変のものと、可変のも
のとを別々に説明する。
て、本論理図は論理構造に依って放電波形からアーク波
を検出し、一旦アーク波が検出されると如何なる論理構
造に依って即時に放電電力を遮断するかという本発明の
要締を説明するものである。放電電力遮断方法には2種
が提示される。即ち、遮断期間不変のものと、可変のも
のとを別々に説明する。
【0012】図3及び図4に表示されたWは放電電流波
形(Variable, 以下入力信号と称する)を表示し、Hは
予め設定された基準高電位であって入力信号最大値の9
5パーセント乃至99パーセントを、Lは同じく低準位
を表示したもので入力信号最大値の25パーセント乃至
95パーセントに設定する。電流波形は説明の便宜上5
種の代表的波形だけを表示する。本発明と直接的関連の
無い部分は省略した。
形(Variable, 以下入力信号と称する)を表示し、Hは
予め設定された基準高電位であって入力信号最大値の9
5パーセント乃至99パーセントを、Lは同じく低準位
を表示したもので入力信号最大値の25パーセント乃至
95パーセントに設定する。電流波形は説明の便宜上5
種の代表的波形だけを表示する。本発明と直接的関連の
無い部分は省略した。
【0013】図の左側から正常波形、開放波形、アーク
波形、短絡波形、半正常波形である。図において点線に
なっている部分が元来の入力信号波形であり、実線部分
は本発明に依って電力が遮断されたから改造された部分
を表示する。即ち、アークと短絡が発生する時は本発明
に依って実線のように改造され結果的にアークと短絡が
遮断されると見ることができる。
波形、短絡波形、半正常波形である。図において点線に
なっている部分が元来の入力信号波形であり、実線部分
は本発明に依って電力が遮断されたから改造された部分
を表示する。即ち、アークと短絡が発生する時は本発明
に依って実線のように改造され結果的にアークと短絡が
遮断されると見ることができる。
【0014】電圧波形は電流波形と形態が反対であるこ
とに留意しなければならない。正常波形と半正常波形が
殆ど類似していることに留意しなければならない。この
波形において実質的な加工行為(Machining)がなされる
部位は単に正常波形と半正常波形及びアークの一部だけ
であるという点も留意すべき必要がある。ここで不変遮
断である場合は、図の信号2は入力信号が低準位より大
きい場合の論理信号を表わす。14は放電(EDM)ク
ロックの信号を表わすが、放電機の運転状態に依ってオ
ン−オフの大きさが自由自在に変わる場合がある。
とに留意しなければならない。正常波形と半正常波形が
殆ど類似していることに留意しなければならない。この
波形において実質的な加工行為(Machining)がなされる
部位は単に正常波形と半正常波形及びアークの一部だけ
であるという点も留意すべき必要がある。ここで不変遮
断である場合は、図の信号2は入力信号が低準位より大
きい場合の論理信号を表わす。14は放電(EDM)ク
ロックの信号を表わすが、放電機の運転状態に依ってオ
ン−オフの大きさが自由自在に変わる場合がある。
【0015】6はサンプリング回路で連続発生するサン
プリングパルスを表わしており常に上記の14の初期に
位置する。(主にタイミング IC8254 を利用する場合が
多い。)9は2と6のアンド論理信号を表わすものであ
ってアーク発生を立証する信号である。
プリングパルスを表わしており常に上記の14の初期に
位置する。(主にタイミング IC8254 を利用する場合が
多い。)9は2と6のアンド論理信号を表わすものであ
ってアーク発生を立証する信号である。
【0016】17は上記信号2を、6をクロックとする
D−フリップフロップのDに入力させた反転出力
D−フリップフロップのDに入力させた反転出力
【0017】
【外1】 (反転Q or )
【0018】である。15は14と17のアンド論理信
号であってアーク時にはオンタイムの全部分が低準位に
なることを表わしている。即ち、信号15を使用して放
電電力を制御するとアーク時には放電電力が自動に中断
されることを知ることができる。遮断可能である場合は
図の信号2は入力信号が低準位より大きい場合の論理信
号を表わす。
号であってアーク時にはオンタイムの全部分が低準位に
なることを表わしている。即ち、信号15を使用して放
電電力を制御するとアーク時には放電電力が自動に中断
されることを知ることができる。遮断可能である場合は
図の信号2は入力信号が低準位より大きい場合の論理信
号を表わす。
【0019】14は放電(EDM)クロックの信号を表
わすが、放電機の運転状態に従ってオン−オフの大きさ
が自由自在に変わる場合がある。6はサンプリング回路
から連続に発生するサンプリングを表わしており常に上
記14の初期に位置する。(主にタイミング IC8254を
利用する場合が多い。)9は2と6のアンド論理信号を
表わすものであってアーク発生を立証する信号である。
わすが、放電機の運転状態に従ってオン−オフの大きさ
が自由自在に変わる場合がある。6はサンプリング回路
から連続に発生するサンプリングを表わしており常に上
記14の初期に位置する。(主にタイミング IC8254を
利用する場合が多い。)9は2と6のアンド論理信号を
表わすものであってアーク発生を立証する信号である。
【0020】23は電子計算機の主時計(メイン クロ
ック)を表わす。17は信号23をクロックとする下り
順序計数器(ダウンカウンタ、例をあげるとIC8254)の
ゲートに信号9を接続させて出力される信号を表わす。
ダウンカウンタの大きさは電算機のプログラムで設定す
る。15は14と17のアンド論理信号であってアーク
時にはオンタイムの全部分が低準位になることを表わし
ている。即ち、信号15を使用して放電電力を制御する
とアーク時には放電電力が自動に中断されることを知る
ことができる。
ック)を表わす。17は信号23をクロックとする下り
順序計数器(ダウンカウンタ、例をあげるとIC8254)の
ゲートに信号9を接続させて出力される信号を表わす。
ダウンカウンタの大きさは電算機のプログラムで設定す
る。15は14と17のアンド論理信号であってアーク
時にはオンタイムの全部分が低準位になることを表わし
ている。即ち、信号15を使用して放電電力を制御する
とアーク時には放電電力が自動に中断されることを知る
ことができる。
【0021】ここで特徴的なものは上記に言及したよう
に、信号6を利用して毎周期オン開始初に入力信号をサ
ンプリングするという点と信号15が正確にアーク発生
時にオフされるという点である。以下、本発明の実施例
を説明すれば次のようである。
に、信号6を利用して毎周期オン開始初に入力信号をサ
ンプリングするという点と信号15が正確にアーク発生
時にオフされるという点である。以下、本発明の実施例
を説明すれば次のようである。
【0022】
【実施例】1周期が50マイクロ秒でありオン時間が3
0マイクロ秒である矩形波に依って駆動される放電加工
機の放電電流信号を波形分析機能を持つ装置に伝達させ
てアーク波形と1対1に対応する特徴的な監視(モニタ
リング)信号を得た。この際、果たして放電電流波形が
出力無い(オフ状態)であるかを確認する為に上記2信
号を同時にオッシロスコープに記録した。図5が結果を
表わしている。図5で見るように、明白に監視信号があ
る周期には放電電流の一部が供給されないことを知り得
る。遮断期間が一定でない理由は誘電体に依る遅延(ブ
レークダウンディレー)のためである。
0マイクロ秒である矩形波に依って駆動される放電加工
機の放電電流信号を波形分析機能を持つ装置に伝達させ
てアーク波形と1対1に対応する特徴的な監視(モニタ
リング)信号を得た。この際、果たして放電電流波形が
出力無い(オフ状態)であるかを確認する為に上記2信
号を同時にオッシロスコープに記録した。図5が結果を
表わしている。図5で見るように、明白に監視信号があ
る周期には放電電流の一部が供給されないことを知り得
る。遮断期間が一定でない理由は誘電体に依る遅延(ブ
レークダウンディレー)のためである。
【0023】このようになっている本発明の効果は図6
のように連続してアークが発生する悪条件においても放
電加工が無難に遂行された。上記の信号15を放電電力
調整用半導体のゲートに入力させる場合、所期の目的を
達成できることを知り得る。即ち、放電波形分析装置に
依って送出されるアーク或いは短絡信号を上記の説明の
ような論理回路に依って放電(EDM)クロックを信号
15と共にアンド論理結合することによって修正すれば
アーク或いは短絡が発生した場合には常に当該周期は放
電不可能になる。
のように連続してアークが発生する悪条件においても放
電加工が無難に遂行された。上記の信号15を放電電力
調整用半導体のゲートに入力させる場合、所期の目的を
達成できることを知り得る。即ち、放電波形分析装置に
依って送出されるアーク或いは短絡信号を上記の説明の
ような論理回路に依って放電(EDM)クロックを信号
15と共にアンド論理結合することによって修正すれば
アーク或いは短絡が発生した場合には常に当該周期は放
電不可能になる。
【0024】
【発明の効果】結論はアークや短絡に依る損傷の発生し
ない放電加工機を作ることができる。従って、次のよう
な長点を具備する放電加工機を作ることができる。即
ち、アークに依る損傷が無くて、オフ時間を極度に減ら
して加工能率を高めることができるものである。
ない放電加工機を作ることができる。従って、次のよう
な長点を具備する放電加工機を作ることができる。即
ち、アークに依る損傷が無くて、オフ時間を極度に減ら
して加工能率を高めることができるものである。
【図1】概略的な放電波形を図示したもので、図の上半
部は放電電流波形を表わし、下半部は放電用(EDM)
クロックのパルスを表わす。
部は放電電流波形を表わし、下半部は放電用(EDM)
クロックのパルスを表わす。
【図2】サンプリングパルスの放電用(EDM)クロッ
クに対する時間的位置を図示したもので、常にオン期間
の開始初めに位置する。図面の上半部は放電用(ED
M)クロックを表わし、下半部は監視パルスを表わす。
クに対する時間的位置を図示したもので、常にオン期間
の開始初めに位置する。図面の上半部は放電用(ED
M)クロックを表わし、下半部は監視パルスを表わす。
【図3】本発明の原理を説明する論理表を図示してい
る。
る。
【図4】本発明の原理を説明する論理表を図示してい
る。
る。
【図5】一実施例の結果を図示したもので、図面の上半
部は放電電流を表わし、下半部は監視パルスによるアー
ク発生信号を表わす。
部は放電電流を表わし、下半部は監視パルスによるアー
ク発生信号を表わす。
【図6】本発明の効果中一部を図示したもので、図面の
上半部は放電電流を表わし、下半部は放電用(EDM)
クロックを図示する。
上半部は放電電流を表わし、下半部は放電用(EDM)
クロックを図示する。
2 論理信号 6 サンプリングパルス 9 2と6のアンド論理信号 14 放電(EDM クロック)の信号 15 14と17のアンド論理信号 17 反転出力 23 電子計算機の主時計(メイン クロック)
Claims (2)
- 【請求項1】 加工する期間を決定する加工パルスを所
定の周期で供給し、該加工パルスの放電加工期間に発生
する発生電圧或いは電流波形を、該加工パルスのオンタ
イム初期時に発生するサンプリングパルスのハイレベル
時に、該発生電圧或いは電流波最高値の25乃至95パ
ーセントに設定された設定値と比較して該設定値以上の
ときアーク1対1に対応する検出信号を得、 上記サンプリングパルスをクロックとして、前記検出信
号を反転フリップフロップさせ、放電(EDM)クロッ
クとアンド論理結合し、 上記アンド論理結合した信号を放電電流制御半導体のゲ
ート信号として使用することによって、アーク検出時に
瞬時にアーク電流の流れを停止し、 前記加工パルスの残りの周期の放電を停止 することを特
徴とする放電加工波形の分類によるアーク防止方法。 - 【請求項2】 加工する期間を決定する加工パルスを所
定の周期で供給し、該加工パルスの放電加工期間に発生
する発生電圧或いは電流波形を、該加工パルスのオンタ
イム初期時に発生するサンプリングパルスのハイレベル
時に、該発生電圧或いは電流波最高値の25乃至95パ
ーセントに設定された設定準位と比較して該設定準位以
上の信号でアーク1対1に対応する検出信号を得、 該検出信号で予め設定されたダウンカウンタのゲートを
トリガーして、同計数器の出力と放電クロックとアンド
論理結合した信号を得、 上記アンド論理結合した信号を放電電流制御半導体のゲ
ート信号を使用することによって、瞬時にアーク電流発
生を停止し、 前記加工パルスの残りの周期のうち予め設定された一定
時間放電を停止 することを特徴とする放電加工波形の分
類によるアーク防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5144865A JP2654334B2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 放電加工波形の分類によるアーク防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5144865A JP2654334B2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 放電加工波形の分類によるアーク防止方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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