JPH11274866A - 電力増幅器 - Google Patents

電力増幅器

Info

Publication number
JPH11274866A
JPH11274866A JP10077144A JP7714498A JPH11274866A JP H11274866 A JPH11274866 A JP H11274866A JP 10077144 A JP10077144 A JP 10077144A JP 7714498 A JP7714498 A JP 7714498A JP H11274866 A JPH11274866 A JP H11274866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
output
circuit
input
power amplifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10077144A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4166318B2 (ja
Inventor
Hiroshi Iwai
岩井  浩
Kaoru Ishida
石田  薫
Hiroaki Kosugi
裕昭 小杉
Takashi Enoki
貴志 榎
Yoichi Morinaga
洋一 森永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP07714498A priority Critical patent/JP4166318B2/ja
Priority to EP99105961A priority patent/EP0945977B1/en
Priority to DE69931543T priority patent/DE69931543T2/de
Priority to US09/275,385 priority patent/US6114911A/en
Publication of JPH11274866A publication Critical patent/JPH11274866A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4166318B2 publication Critical patent/JP4166318B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/60Amplifiers in which coupling networks have distributed constants, e.g. with waveguide resonators
    • H03F3/602Combinations of several amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/20Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers
    • H03F3/21Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/211Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers with semiconductor devices only using a combination of several amplifiers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低出力時に効率が低下し、また、集積回路化
した場合に、出力側バラン回路における損失が大きくな
り電力利得が小さくなる。 【解決手段】 入力端子1と、入力信号を互いの位相差
を180度とする2つの信号に分配する入力側バラン回
路2と、第1、第2の入力整合回路4,9と、第1、第
2のトランジスタ5,10と、第1、第2の出力整合回
路6,11と、第1、第2のトランジスタ5,10を各
々オンオフする第1、第2のバイアススイッチ回路1
3,14と、信号の導通と非導通を切り換える第1、第
2のスイッチ回路3,7と、2つの入力信号の互いの位
相差を180度として合成する出力側バラン回路8と、
出力端子12とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話などに用
いられるプッシュプル動作する電力増幅器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、同一半導体チップ上に形成された
プッシュプル電力増幅器は図5のブロック図に示した構
成のものが考えられる。図5において、入力端子51か
ら信号を入力すると、入力側バラン回路52により等電
力で互いの位相差を180度とする2つの信号に分配さ
れる。分配された信号の一方は第1の入力整合回路53
でインピーダンス整合され、第1のトランジスタ54で
増幅された後、第1の出力整合回路55でインピーダン
ス整合され、出力側バラン回路56の2つの入力のうち
の一方に入力される。同様に分配された信号の他方は第
2の入力整合回路57でインピーダンス整合され、第2
のトランジスタ58で増幅された後、第2の出力整合回
路59でインピーダンス整合され、出力側バラン回路5
6の入力のうちの他方に入力される。
【0003】出力側バラン回路56では、第1の出力整
合回路55からの入力と第2の出力整合回路59からの
入力との位相差を180度とするため同相で合成されて
出力端子60から信号を出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示した構成のプッシュプル電力増幅器では、低出力時に
効率が低下するという課題がある。また、全ての構成要
素を同一半導体チップ上に構成した場合には、出力側バ
ラン回路における損失が大きくなり電力利得が小さくな
ってしまうという課題があった。
【0005】本発明は、従来の電力増幅器のこのような
課題を考慮し、高出力時にプッシュプル動作する増幅器
の一方を低出力時にオフにすることで効率を高めるとと
もに、同一半導体チップ上に構成した場合に損失を小さ
くして電力利得を大きくすることのできる電力増幅器を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、信
号を入力する入力端子と、その入力信号を等電力で互い
の位相差を180度とする2つの信号に分配して出力す
る入力信号分配手段と、その入力信号分配手段の一方の
出力信号の導通・非導通を切り換える第1の信号オンオ
フ選択手段と、その第1の信号オンオフ選択手段からの
信号を増幅し、出力整合回路を有する第1の増幅手段
と、その第1の増幅手段から出力される信号の導通・非
導通を切り換える第2の信号オンオフ選択手段と、入力
信号分配手段のもう一方の出力信号を増幅し、出力整合
回路を有する第2の増幅手段と、第2の信号オンオフ選
択手段の出力と第2の増幅手段の出力とを互いの位相差
を180度として合成する出力信号合成手段と、その合
成された信号を出力する出力端子と、少なくとも第1の
増幅手段のオンオフを切り換えるバイアスオンオフ手段
とを備え、高出力時には、第1及び第2の信号オンオフ
選択手段をオンにするとともに、バイアスオンオフ手段
をオンして第1及び第2の増幅手段によるプッシュプル
動作を行い、低出力時には、第1及び第2の信号オンオ
フ選択手段をオフにするとともに、バイアスオンオフ手
段により第1の増幅手段をオフとして第2の増幅手段に
よるシングルエンド動作を行う電力増幅器である。
【0007】請求項3の本発明は、上記構成の入力信号
分配手段を、ソースを接地した第1のFETと、ゲート
を接地した第2のFETと、インピーダンスを切り換え
可能なスイッチ回路とを有するアクティブバラン回路と
し、第1のFETのゲートがスイッチ回路を介して第2
のFETのソースに接続された構成とすることにより、
入力信号分配手段に接続された第1の信号オンオフ選択
手段を第2のFETのオンオフで実現することが可能と
なり回路構成を簡素化することができる。
【0008】請求項4の本発明は、上記構成の出力信号
合成手段を、ソースを接地した第1のFETと、ゲート
を接地した第2のFETと、インピーダンスを切り換え
可能なスイッチ回路とを有するアクティブバラン回路と
し、第1のFETのゲートがスイッチ回路を介して第2
のFETのソースに接続された構成とすることにより、
出力信号合成手段に接続された第2の信号オンオフ選択
手段を第2のFETのオンオフで実現することが可能と
なり回路構成を簡素化することができる。
【0009】請求項5の本発明は、請求項3と4に記載
の発明において、アクティブバラン回路の構成を第1の
FETのバイアスコントロール回路を有し、バイアスコ
ントロール回路により変化させたインピーダンスの違い
でインピーダンスを切り換える構成とすることにより、
スイッチ回路の代用をすることが可能となるため回路構
成を簡素化することができる。
【0010】請求項6の本発明は、請求項3と4に記載
の発明において、アクティブバラン回路の構成を第2の
FETのオン時とオフ時のインピーダンスの違いでイン
ピーダンスを切り換える構成とすることにより、スイッ
チ回路の代用をすることが可能となるため回路構成を簡
素化することができる。
【0011】本発明の請求項7から11の本発明は、請
求項1から6の構成を、同一半導体チップ上に形成する
構成を示したもので、請求項11の構成は本発明のすべ
ての構成要素をすべて同一半導体チップ上に構成したも
のである。これらの構成においては、各部品間の間隔を
縮め不要なインダクタンスやキャパシタンスの発生を防
ぎ回路動作を安定化させ、かつ構成部品数を減少するこ
とができ、特に同一条件の製品を大量に生産する場合に
好適である。また、請求項8の構成は、本発明の構成要
素のうち、出力信号合成手段を除いた構成を同一半導体
チップ上に形成したものであり、全構成要素を同一半導
体チップ上に形成したことにより生じる出力信号合成手
段における損失を回避することができ、電力利得の低下
を防ぐことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明にかかる実施の形態1
の電力増幅器のブロック図である。図1において、本実
施の形態の電力増幅器は、信号を入力する入力端子1
と、その入力信号を等電力で互いの位相差を180度と
する2つの信号に分配し、2つの出力を有する入力信号
分配手段である入力側バラン回路2と、第1の増幅手段
を構成する第1の入力整合回路4及び第1のトランジス
タ5及び第1の出力整合回路6と、第2の増幅手段を構
成する第2の入力整合回路9及び第2のトランジスタ1
0及び第2の出力整合回路11と、上記第1及び第2の
トランジスタ5,10のバイアスをそれぞれ独自にオン
オフを切り換え可能なバイアスオンオフ手段である第1
のバイアススイッチ回路13及び第2のバイアススイッ
チ回路14と、信号の導通と非導通を切り換える第1及
び第2の信号オンオフ選択手段である第1のスイッチ回
路3及び第2のスイッチ回路7と、2つの入力を有し、
入力信号の互いの位相差を180度として合成する出力
信号合成手段である出力側バラン回路8と、信号を出力
する出力端子12とを備えている。
【0013】入力端子1は入力側バラン回路2の入力に
接続され、入力側バラン回路2の出力の一方は第1のス
イッチ回路3を介して第1の入力整合回路4に接続さ
れ、第1の入力整合回路4の出力は第1のトランジスタ
5に接続され、第1のトランジスタ5の出力は第1の出
力整合回路6を介して第2のスイッチ回路7に接続さ
れ、第2のスイッチ回路7の出力は出力側バラン回路8
の2つの入力の一方に接続される。また、入力側バラン
回路2の出力の他方は、第2の入力整合回路9を介して
第2のトランジスタ10に接続され、第2のトランジス
タ10の出力は第2の出力整合回路11を介して出力側
バラン回路8の入力の他方に接続される。出力側バラン
回路8の出力は出力端子12に接続されている。
【0014】次に、上記実施の形態1の電力増幅器の動
作について、図面を参照しながら説明する。
【0015】信号Aとしてたとえば入力電力が10〜2
0dBmの信号を、また信号Aと同じ周波数帯域である
信号Bとして同様に入力電力が0〜10dBmの信号を
扱うものとする。
【0016】まず、信号Aを増幅するとき、入力端子1
から入力電力が10〜20dBmの信号を入力すると、
この場合、入力側バラン回路2によって等電力で互いの
位相差を180度とする2つの信号に分配され、分配さ
れた2つの信号の一方は第1のスイッチ回路3に入力さ
れる。この場合、第1のスイッチ回路3はオン状態(導
通状態)となっているため信号は第1のスイッチ回路3
を通過し、信号Aに対してインピーダンス整合可能な第
1の入力整合回路4によってインピーダンス整合された
後、第1のトランジスタ5に入力される。この場合、第
1のバイアススイッチ回路13はオン状態となっている
ため信号は第1のトランジスタ5によって増幅され、そ
の出力は信号Aに対してインピーダンス整合可能な第1
の出力整合回路6によってインピーダンス整合された
後、第2のスイッチ回路7に入力される。この場合、第
2のスイッチ回路7のスイッチがオン状態(導通状態)
となっているため信号は第2のスイッチ回路7を通過し
て出力側バラン回路8の2つの入力の一方に入力さる。
【0017】また、入力側バラン回路2で分配された信
号の他方は、信号Aに対してインピーダンス整合可能な
第2の入力整合回路9によってインピーダンス整合され
た後、第1のトランジスタ5とほぼ同じ特性を有する第
2のトランジスタ10に入力される。この場合、第2の
バイアススイッチ回路14はオン状態となっているため
信号は第2のトランジスタ10によって増幅され、その
出力は信号Aに対してインピーダンス整合可能な第2の
出力整合回路11によってインピーダンス整合された
後、出力側バラン回路8の入力の他方に入力される。
【0018】出力側バラン回路8の2つの入力にこのよ
うに入力された互いの位相差を180度とする2つの信
号は、出力側バラン回路8により同相で合成され出力端
子12に出力される。
【0019】一方、信号Bを増幅するとき、入力端子1
から入力電力0〜10dBmの信号を入力すると、この
場合、入力側バラン回路2によって等電力で互いの位相
差を180度とする2つの信号に分配される。分配され
た2つの信号の一方は第1のスイッチ回路3に入力され
るが、この場合、第1のスイッチ回路3はオフ状態(非
導通状態)となっているため信号は阻止される。
【0020】また、分配された信号の他方は、信号Bに
対してインピーダンス整合可能な第2の入力整合回路9
によってインピーダンス整合された後、第1のトランジ
スタ5とほぼ同じ特性を有する第2のトランジスタ10
によって増幅され、その出力は信号Bに対してインピー
ダンス整合可能な第2の出力整合回路11によってイン
ピーダンス整合された後、出力側バラン回路8の入力に
入力される。出力側バラン回路8に入力された信号は、
この場合、第2のスイッチ回路7がオフ状態(非導通状
態)となっているため第1の出力整合回路6に漏洩する
ことなく出力端子12に出力される。また、この場合、
第1のバイアススイッチ回路13はオフ状態となってお
り、第2のバイアススイッチ回路14はオン状態となっ
ていることが重要である。
【0021】このように、入力電力のレベルに応じて、
第1及び第2の信号オンオフ選択手段である第1のスイ
ッチ回路3と第2のスイッチ回路7のスイッチを連動さ
せてオンオフすることにより、一方の信号の阻止、通過
を切り替えることで、高出力時にはプッシュプル電力増
幅器として信号の増幅を行い、低出力時にはシングルエ
ンド電力増幅器として信号の増幅を行うため、低出力時
の効率を高めることができる。
【0022】図2に、図1のブロック図の具体的な回路
図を示す。図2において、図1と同一部分には同一符号
を付けて説明を省略する。整合回路はコイルとコンデン
サーにより構成されているものとする。
【0023】入力側バラン回路2はコイルL1、L2a
およびL2bで構成され、入力端子1はコイルL1の一
端と接続され、コイルL1の他端は接地されている。コ
イルL2aとL2bは直列接続されるとともに、その接
続点が接地されており、コイルL1との間でトランスを
構成している。コイルL2aの他端は第1のスイッチ回
路3の入力に接続されており、コイルL2bの他端は第
2の入力整合回路9の入力に接続されている。
【0024】第1のスイッチ回路3はトランジスタTR
1、コンデンサC1および抵抗R1で構成されており、
トランジスタTR1はソースが接地され、ゲートには電
圧Vg1からコンデンサC1でバイパスされ抵抗R1を
介してバイアス電圧が印加されており、ドレインは入力
側バラン回路2の出力と第1の入力整合回路4の入力と
の接続点に接続されている。
【0025】第1のトランジスタ5はトランジスタTR
2のソースが接地され、ゲートは第1の入力整合回路4
の出力に接続されるとともに、電圧Vg2からコンデン
サC2でバイパスされコイルL3を介してバイアス電圧
が印加されており、ドレインには電圧Vd1から第1の
バイアススイッチ回路13を介してコンデンサC3でバ
イパスされコイルL3を介してバイアス電圧が印加され
ており、第1の出力整合回路6の入力に接続している。
【0026】第1のバイアススイッチ回路13はトラン
ジスタTR5、コンデンサC7および抵抗R3で構成さ
れており、トランジスタTR5はソースとドレインが第
1のトランジスタ5のドレイン電圧Vd1とコイルL4
の間に直列に挿入されており、ゲートには電圧Vg5か
らコンデンサC7でバイパスされ抵抗R3を介してバイ
アス電圧が印加されている。
【0027】第2のトランジスタ10はトランジスタT
R3のソースが接地され、ゲートは第2の入力整合回路
9の出力に接続されるとともに、電圧Vg3からコンデ
ンサC4でバイパスされコイルL5を介してバイアス電
圧が印加されており、ドレインには電圧Vd2から第2
のバイアススイッチ回路14を介してコンデンサC5で
バイパスされコイルL6を介してバイアス電圧が印加さ
れており、第2の出力整合回路11の入力に接続してい
る。
【0028】第2のバイアススイッチ回路14はトラン
ジスタTR6、コンデンサC8および抵抗R4で構成さ
れており、トランジスタTR6はソースとドレインが第
2のトランジスタ10のドレイン電圧Vd2とコイルL
6の間に直列に挿入されており、ゲートには電圧Vg6
からコンデンサC8でバイパスされ抵抗R4を介してバ
イアス電圧が印加されている。
【0029】第2のスイッチ回路7はトランジスタTR
4、コンデンサC6および抵抗R2で構成されており、
トランジスタTR4はソースが接地され、ゲートには電
圧Vg4からコンデンサC6でバイパスされ抵抗R2を
介してバイアス電圧が印加されており、ドレインは出力
側バラン回路8の入力と第1の出力整合回路6の出力と
の接続点に接続されている。
【0030】コイルL7a、L7bおよびL8で出力側
バラン回路8を構成している。第1の出力整合回路6の
出力とトランジスタTR4のドレインとの接続点にコイ
ルL7aの一端が接続され、第2の出力整合回路11の
出力にコイルL7bの一端が接続され、それらコイルL
7aとL7bのそれぞれの他端は直列接続されるととも
に、その接続点が接地されている。コイルL8はコイル
L7aとL7bと結合するよう配置され、一端が出力端
子12に接続されるとともに、他端が接地されている。
【0031】次に、以上のように構成された電力増幅器
の動作について、図面を参照しながら説明する。
【0032】まず、信号Aを増幅するとき、第1のスイ
ッチ回路3と第2のスイッチ回路7は連動して導通状態
となっており、第1のバイアススイッチ回路13と第2
のバイアススイッチ回路14はそれぞれ独自に導通状態
となっている。
【0033】この状態において、入力端子1から入力し
た信号は、入力側バラン回路2のコイルL1を介してL
2aには入力信号に対して同相の、L2bには入力信号
に対して逆相のそれぞれ等電力の信号に分配される。
【0034】コイルL2aから第1のスイッチ回路3に
入力された信号は、この場合第1のスイッチ回路3が電
圧Vg1によりトランジスタTR1が非導通状態となる
よう制御されているためトランジスタTR1には漏洩せ
ず第1のスイッチ回路3を通過し、第1の入力整合回路
4によってインピーダンス整合された後、トランジスタ
TR2によって構成された第1のトランジスタ5に入力
される。この場合、電圧Vg5によりトランジスタTR
5が導通状態となるよう制御されているため第1のバイ
アススイッチ回路13はオン状態となっており、信号は
第1のトランジスタ5により増幅され、第1の出力整合
回路6によってインピーダンス整合された後、第2のス
イッチ回路7に入力される。この場合、第2のスイッチ
回路7が電圧Vg4によりトランジスタTR4が非導通
状態となるよう制御されているため信号はトランジスタ
TR4には漏洩せず第2のスイッチ回路7を通過し、出
力側バラン回路8のコイルL7aに入力される。
【0035】一方、コイルL2bから第2の入力整合回
路9に入力された信号は、第2の入力整合回路9によっ
てインピーダンス整合された後、トランジスタTR3に
よって構成された第2のトランジスタ10に入力され
る。この場合、電圧Vg6によりトランジスタTR6が
導通状態となるよう制御されているため第2のバイアス
スイッチ回路14はオン状態となっており、信号は第2
のトランジスタ10により増幅され、第2の出力整合回
路11によってインピーダンス整合された後、出力側バ
ラン回路8のコイルL7bに入力される。
【0036】出力側バラン回路8に入力された信号は、
コイルL7aの信号は同相でコイルL8に出力され、コ
イルL7bの信号は逆相でコイルL8に出力されるた
め、入力側バラン回路2で分配されたときの位相差が1
80度であったことからコイルL8にはそれぞれの信号
が同相で合成され、出力端子12より出力される。
【0037】つぎに、信号Bを増幅するとき、第1のス
イッチ回路3と第2のスイッチ回路7は連動して非導通
状態となっており、第1のバイアススイッチ回路13は
非道通状態となり、第2のバイアススイッチ回路14は
導通状態となっている。
【0038】この状態において、入力端子1から入力し
た信号は、入力側バラン回路2のコイルL1を介してL
2aには入力信号に対して同相の、L2bには入力信号
に対して逆相のそれぞれ等電力の信号に分配される。
【0039】コイルL2aから第1のスイッチ回路3に
入力された信号は、この場合第1のスイッチ回路3が電
圧Vg1によりトランジスタTR1が導通状態となるよ
う制御されているため、トランジスタTR1を介して接
地され、第1の入力整合回路4には入力されない。
【0040】一方、L2bから第2の入力整合回路9に
入力された信号は、第2の入力整合回路9によってイン
ピーダンス整合された後、トランジスタTR3によって
構成された第2のトランジスタ10に入力される。この
場合、電圧Vg6によりトランジスタTR6が導通状態
となるよう制御されているため第2のバイアススイッチ
回路14はオン状態となっており、信号は第2のトラン
ジスタ10により増幅され、第2の出力整合回路11に
よってインピーダンス整合された後、出力側バラン回路
8のコイルL7bに入力される。
【0041】出力側バラン回路8に入力された信号は、
この場合、第2のスイッチ回路7が電圧Vg4によりト
ランジスタTR4が導通状態となるよう制御されている
ため、出力バラン回路8のコイルL7aは両端が接地さ
れているのでコイルL7aには漏洩せず、コイルL8を
介して出力端子12より出力される。この場合、電圧V
g5によりトランジスタTR5が非導通状態となるよう
制御されているため第1のバイアススイッチ回路13は
オフ状態となっており、第1のトランジスタ5のトラン
ジスタTR2には電流が流れないことが重要である。こ
のことにより、高出力時にはプッシュプル動作を行う電
力増幅器を、低出力時にはシングルエンド動作を行う電
力増幅器として動作させて、低出力時の効率を改善する
ことが可能となる。
【0042】なお、上記実施の形態1における第1の入
力整合回路4と第2の入力整合回路9は利得の損失を無
視すれば省略してもよい。 (実施の形態2)図3は、本発明にかかる実施の形態2
の電力増幅器における入力側部分のブロック図である。
すなわち、本発明の実施の形態2の図3は、前述の実施
の形態1の図1と図2において、入力側バラン回路2と
第1のスイッチ回路3をアクティブバラン回路31とイ
ンピーダンス切り換えスイッチ32により実現している
ことである。
【0043】図3において、アクティブバラン回路31
は、トランジスタTR31からTR33、コイルL31
からL34、コンデンサC31からC39、抵抗R3
1、電圧Vg31からVg33およびVd31からVd
32により構成されている。トランジスタTR31は、
そのソースが接地され、ゲートにはトランジスタTR3
2のソースが接続されるとともに、電圧Vg31からコ
ンデンサC32でバイパスされコイルL31を介してバ
イアス電圧が印加され、ゲートとコイルL31との接続
点は結合コンデンサC31を介して入力端子1に接続さ
れるとともに、インピーダンス切り換えスイッチ32に
接続されている。また、ドレインには電圧Vd31から
コンデンサC35でバイパスされコイルL32を介して
バイアス電圧が印加され、結合コンデンサC36が接続
されている。更に、この結合コンデンサC36に例えば
図1の第2の入力整合回路9が接続されている。
【0044】トランジスタTR32は、そのソースがT
R31のゲートに接続されており、ゲートには電圧Vg
32からコンデンサC37でバイパスされコイルL33
を介してバイアス電圧が印加され、ドレインには電圧V
d32からコンデンサC38でバイパスされコイルL3
4を介してバイアス電圧が印加され、結合コンデンサC
39に接続されている。更に、この結合コンデンサC3
9に例えば図1の第1の入力整合回路4が接続されてい
る。
【0045】トランジスタTR33は、そのソースが接
地され、ゲートには電圧Vg33からコンデンサC33
でバイパスされ抵抗R31を介してバイアス電圧が印加
され、また、ドレインはアクティブバラン回路31のト
ランジスタTR31のゲートに接続されており、これら
によりインピーダンス切り換えスイッチ32を構成して
いる。
【0046】次に、上記実施の形態2の電力増幅器の動
作について、図面を参照しながら説明する。
【0047】まず、信号Aを増幅するとき、インピーダ
ンス切り換えスイッチ回路32はオフ状態となってい
る。
【0048】この状態において、入力端子1から入力し
た信号は、この場合、インピーダンス切り換えスイッチ
回路32が電圧Vg33によりトランジスタTR33が
非導通状態となるよう制御されているため、トランジス
タTR33に信号が漏洩することなく結合コンデンサC
31を介してトランジスタTR31のゲートとトランジ
スタTR32のソースに入力される。この場合、トラン
ジスタTR31とTR32がともにオン状態となるよう
に電圧Vg31、Vg32、Vd31およびVd32は
制御回路により制御されている。ただし、制御回路は図
3には示していない。トランジスタTR31に入力され
た信号はソースが接地されているため結合コンデンサC
36を介して逆相で出力され、トランジスタTR32に
入力された信号はゲートが接地されているため結合コン
デンサC39を介して同相で出力される。この場合、ト
ランジスタTR31とTR32が同じ電力利得を有する
ように整合回路を構成することが重要である。
【0049】つぎに、信号Bを増幅するとき、インピー
ダンス切り換えスイッチ回路32はオン状態となってい
る。
【0050】この状態において、入力端子1から入力し
た信号は結合コンデンサ31を介して、電圧Vg31と
Vd31によりオン状態となるよう制御されているトラ
ンジスタTR31のゲートに入力されるが、この場合、
インピーダンス切り換えスイッチ回路32が電圧Vg3
3によりトランジスタTR33が導通状態となるよう制
御されているため、コンデンサC34によりトランジス
タTR31のインピーダンスが変換される。このとき、
電圧Vd32によりトランジスタTR32がオフ状態と
なるように制御されており、信号はトランジスタTR3
2に漏洩しないが、オン時とオフ時でインピーダンスが
変化するため、インピーダンス切り換えスイッチ回路3
2により整合状態を保持するのである。これによりトラ
ンジスタTR32をオフ状態とした場合にもオン状態の
時と同じインピーダンスとなり、トランジスタTR31
のゲートに入力された信号は結合コンデンサC36を介
して逆相で出力される。
【0051】この場合、トランジスタTR32の電圧V
d32は、第2のスイッチ回路7の動作と連動してオン
オフされることが重要である。このように、第1のスイ
ッチ回路3をアクティブバラン回路31のトランジスタ
TR32のオンオフで代用することにより、実施の形態
1の作用効果に加えて、回路構成を簡素化することが可
能となる。
【0052】なお、上記実施の形態2においては、入力
側バラン回路2と第1のスイッチ回路3をアクティブバ
ラン回路31とインピーダンス切り換えスイッチ回路3
2により実現する方法を示したが、出力側バラン回路8
と第2のスイッチ回路7を同様の手法により、アクティ
ブバラン回路とインピーダンス切り換えスイッチ回路に
より実現可能なことは当然のことである。
【0053】また、アクティブバラン回路31のトラン
ジスタTR31のバイアス回路を、トランジスタTR3
2のオンオフに応じてインピーダンスを切り換えること
により、インピーダンス切り換えスイッチ回路の代用を
することも可能であり、これによりさらに回路構成を簡
素化することが可能となる。
【0054】また、図4のインピーダンス切り換えスイ
ッチ回路33に示すように、インピーダンス切り換えス
イッチ回路をアクティブバラン回路31のトランジスタ
TR32を構成要素として形成し、トランジスタTR3
2のオン時とオフ時のインピーダンスの違いによりイン
ピーダンスを切り換えることで、インピーダンス切り換
えスイッチ回路の回路構成を簡素化することも可能であ
る。 (実施の形態3)つぎに、本発明の実施の形態3とし
て、上記実施の形態1の回路を集積回路化する場合につ
いて説明する。
【0055】図1における全ブロックすなわち破線16
に囲まれた範囲を同一半導体チップ上で実現する。この
ように構成することによって各部品間の間隔を縮め不要
なインダクタンスやキャパシタンスの発生を防ぎ回路動
作を安定化させ、かつ構成部品数を減少することがで
き、特に同一条件の製品を大量に生産する場合に好適で
ある。
【0056】また、出力端子12の外部条件が異なる場
合等に対応するためには、出力側バラン回路8を外付け
部品として図1の破線17に囲まれた範囲、すなわち入
力側バラン回路2、第1のスイッチ回路3、第1の入力
整合回路4、第1のトランジスタ5、第1の出力整合回
路6、第2のスイッチ回路7、第2の入力整合回路9、
第2のトランジスタ10および第2の出力整合回路11
を含む部分を同一半導体チップ上で実現することによ
り、出力側バラン回路8を同一半導体チップ上で実現し
た場合に生じる損失を回避することができ、電力利得の
低下を防ぐことができる上、さらに汎用性が増し多くの
機種に適用する範囲が広がることも考えられる。
【0057】同様に図1の破線18に囲まれた範囲、す
なわち入力側バラン回路2、第1のスイッチ回路3、第
1の入力整合回路4、第1のトランジスタ5、第1の出
力整合回路6、第2の入力整合回路9、第2のトランジ
スタ10、および第2の出力整合回路11を同一半導体
チップ上で実現することにより、さらに汎用性が増し多
くの機種に適用する範囲が広がることも考えられる。
【0058】また、同様に図1の破線19に囲まれた範
囲、すなわち入力側バラン回路2、第1のスイッチ回路
3、第1の入力整合回路4、第1のトランジスタ5、第
2の入力整合回路9および第2のトランジスタ10を含
む部分を同一半導体チップ上で実現することによりさら
に汎用性が増し多くの機種に適用する範囲が広がること
も考えられる。この場合トランジスタの出力電力が大き
く発熱による他部品への影響があるような場合にも好適
である。
【0059】なお、ここでは、入力端子1と出力端子1
2との間の各破線で囲まれた部分を同一半導体チップ上
に構成する場合を説明したが、少なくとも上記の範囲を
含み、上記の入力端子1より前段の回路もしくは出力端
子12以後の回路、もしくは各トランジスタのバイアス
スイッチ回路を同一半導体チップ上に構成することは差
し支えない。
【0060】また、上記実施の形態3の集積回路化は、
実施の形態2にも適用できることは言うまでもない。
【0061】また、上記実施の形態に例示した入力電力
の数値は一例であり、この値に限定されるものではな
い。
【0062】また、以上各実施の形態における回路構成
の細部は、任意に変更または同様な機能の他の回路で置
き換えることができ、特許請求の範囲内での細部の変更
は可能であり、例示の回路構成に限定されるものではな
い。
【0063】また、上記実施の形態では、いずれも第1
のトランジスタと第2のトランジスタをオンオフ制御可
能な構成としたが、これに限らず、第1のトランジスタ
のみをオンオフ制御できる構成としてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明の電力増幅器の請求項1あるいは2の構成によれ
ば、高出力時にはプッシュプル動作させ、低出力時には
シングルエンド動作させるので、低出力時の効率を高め
ることができる。
【0065】また、請求項3あるいは4の構成によれ
ば、第1あるいは第2の信号オンオフ選択手段をアクテ
ィブバラン回路の第2のFETのオンオフで実現するこ
とが可能となり、回路構成を簡素化することができる。
【0066】また、請求項5と6の構成によれば、請求
項3あるいは4の構成において、インピーダンス切り換
えスイッチ回路の構成を簡素化あるいは省略することが
可能となり、部品点数の簡素化が可能となる。
【0067】また、請求項7から11のいずれかの構成
によれば、本発明の構成要素を全部または部分的に同一
半導体チップ上に一体化するので、各部品間の間隔を縮
め不要なインダクタンスやキャパシタンスの発生を防ぎ
回路動作を安定化させ、かつ構成部品数を減少すること
ができ、特に同一条件の製品を大量に生産する場合に好
適である。
【0068】更に、請求項8の構成によれば、バイアス
オンオフ手段と出力信号合成手段を除いた構成を同一半
導体チップ上に形成しているので、全構成要素を同一半
導体チップ上に形成したことにより生じる出力信号合成
手段における損失を回避することができ、電力利得の低
下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる実施の形態1の電力増幅器のブ
ロック図である。
【図2】同実施の形態1における具体的な回路図であ
る。
【図3】本発明にかかる実施の形態2の電力増幅器にお
けるアクティブバラン回路とインピーダンス切り換えス
イッチ回路の一例を示す具体的な回路図である。
【図4】同実施の形態2における図3とは異なる一例を
示す具体的な回路図である。
【図5】従来の電力増幅器のブロック図である。
【符号の説明】
1,51 入力端子 2,52 入力側バラン回路 3 第1のスイッチ回路 5,54 第1のトランジスタ 7 第2のスイッチ回路 8,56 出力側バラン回路 10,58 第2のトランジスタ 12,60 出力端子 13 第1のバイアススイッチ回路 14 第2のバイアススイッチ回路 31 アクティブバラン回路 32,33 インピーダンス切り換えスイッチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎 貴志 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 森永 洋一 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を入力する入力端子と、その入力信
    号を等電力で互いの位相差を180度とする2つの信号
    に分配して出力する入力信号分配手段と、その入力信号
    分配手段の一方の出力信号の導通・非導通を切り換える
    第1の信号オンオフ選択手段と、その第1の信号オンオ
    フ選択手段からの信号を増幅し、出力整合回路を有する
    第1の増幅手段と、その第1の増幅手段から出力される
    信号の導通・非導通を切り換える第2の信号オンオフ選
    択手段と、前記入力信号分配手段のもう一方の出力信号
    を増幅し、出力整合回路を有する第2の増幅手段と、前
    記第2の信号オンオフ選択手段の出力と前記第2の増幅
    手段の出力とを互いの位相差を180度として合成する
    出力信号合成手段と、その合成された信号を出力する出
    力端子と、少なくとも前記第1の増幅手段のオンオフを
    切り換えるバイアスオンオフ手段とを備え、高出力時に
    は、前記第1及び第2の信号オンオフ選択手段をオンに
    するとともに、前記バイアスオンオフ手段をオンして前
    記第1及び第2の増幅手段によるプッシュプル動作を行
    い、低出力時には、前記第1及び第2の信号オンオフ選
    択手段をオフにするとともに、前記バイアスオンオフ手
    段により前記第1の増幅手段をオフとして前記第2の増
    幅手段によるシングルエンド動作を行うことを特徴とす
    る電力増幅器。
  2. 【請求項2】 前記第2の増幅手段のオンオフを切り換
    えるバイアスオンオフ手段を備え、高出力時には、両方
    の前記バイアスオンオフ手段をオンとし、低出力時に
    は、前記第2の増幅手段のバイアスオンオフ手段のみオ
    ンとすることを特徴とする請求項1記載の電力増幅器。
  3. 【請求項3】 前記入力信号分配手段は、ソースを接地
    した第1のFETと、ゲートを接地した第2のFET
    と、インピーダンスを切り換え可能なスイッチ回路とを
    有するアクティブバラン回路であり、前記第1のFET
    のゲートは前記スイッチ回路を介して前記第2のFET
    のソースに接続され、前記第1の信号オンオフ選択手段
    が前記第2のFETのオンオフで実現されることを特徴
    とする請求項1、又は2に記載の電力増幅器。
  4. 【請求項4】 前記出力信号合成手段は、ソースを接地
    した第1のFETと、ゲートを接地した第2のFET
    と、インピーダンスを切り換え可能なスイッチ回路とを
    有するアクティブバラン回路であり、前記第1のFET
    のゲートは前記スイッチ回路を介して前記第2のFET
    のソースに接続され、前記第2の信号オンオフ選択手段
    が前記第2のFETのオンオフで実現されることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の電力増幅器。
  5. 【請求項5】 前記第1のFETのバイアスコントロー
    ル回路を備え、前記バイアスコントロール回路により変
    化させたインピーダンスの違いでインピーダンスを切り
    換え、前記スイッチ回路の代用をすることを特徴とする
    請求項3、又は4に記載の電力増幅器。
  6. 【請求項6】 前記第2のFETのオン時とオフ時のイ
    ンピーダンスの違いでインピーダンスを切り換え、前記
    スイッチ回路の代用をすることを特徴とする請求項3、
    又は4に記載の電力増幅器。
  7. 【請求項7】 前記バイアスオンオフ手段を除く全構成
    要素を同一半導体チップ上に構成したことを特徴とする
    請求項1〜6のいずれかに記載の電力増幅器。
  8. 【請求項8】 少なくとも前記入力信号分配手段、前記
    第1及び第2の増幅手段、前記第1及び第2の信号オン
    オフ選択手段を同一半導体チップ上に構成したことを特
    徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電力増幅器。
  9. 【請求項9】 少なくとも前記入力信号分配手段、前記
    第1の信号オンオフ選択手段、第1及び第2の増幅手段
    を同一半導体チップ上に構成したことを特徴とする請求
    項1〜6のいずれかに記載の電力増幅器。
  10. 【請求項10】 少なくとも前記入力信号分配手段、前
    記第1の信号オンオフ選択手段、前記第1及び第2の増
    幅手段のうち出力整合回路を除く構成要素を同一半導体
    チップ上に構成したことを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載の電力増幅器。
  11. 【請求項11】 前記バイアスオンオフ手段を含めて同
    一半導体チップ上に構成したことを特徴とする請求項1
    〜10のいずれかに記載の電力増幅器。
JP07714498A 1998-03-25 1998-03-25 電力増幅器 Expired - Fee Related JP4166318B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07714498A JP4166318B2 (ja) 1998-03-25 1998-03-25 電力増幅器
EP99105961A EP0945977B1 (en) 1998-03-25 1999-03-24 Power amplifier
DE69931543T DE69931543T2 (de) 1998-03-25 1999-03-24 Leistungsverstärker
US09/275,385 US6114911A (en) 1998-03-25 1999-03-24 Power amplifier

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07714498A JP4166318B2 (ja) 1998-03-25 1998-03-25 電力増幅器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11274866A true JPH11274866A (ja) 1999-10-08
JP4166318B2 JP4166318B2 (ja) 2008-10-15

Family

ID=13625613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07714498A Expired - Fee Related JP4166318B2 (ja) 1998-03-25 1998-03-25 電力増幅器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6114911A (ja)
EP (1) EP0945977B1 (ja)
JP (1) JP4166318B2 (ja)
DE (1) DE69931543T2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100487347B1 (ko) * 2002-11-27 2005-05-03 엘지전자 주식회사 고효율 전력 증폭기
JP2005184244A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Mitsumi Electric Co Ltd 結合装置及び高周波モジュール
JP2005184245A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Mitsumi Electric Co Ltd 結合装置及び高周波モジュール
KR100704568B1 (ko) 2002-08-05 2007-04-06 인티그런트 테크놀로지즈(주) 가변 이득 저잡음 증폭기
WO2008111172A1 (ja) * 2007-03-13 2008-09-18 Panasonic Corporation 電力増幅器
JP2010233026A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Fujitsu Ltd 増幅回路及び送受信機
JP2012238960A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Mitsubishi Electric Corp プッシュプル増幅器
KR101523403B1 (ko) * 2007-08-29 2015-05-27 스카이워크스 솔루션즈, 인코포레이티드 밸룬 시그널 스플리터
WO2018123914A1 (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 株式会社村田製作所 高周波モジュール及び通信装置
WO2019008730A1 (ja) * 2017-07-06 2019-01-10 三菱電機株式会社 高周波増幅器
CN113037223A (zh) * 2021-03-31 2021-06-25 广东工业大学 一种具有二次谐波抑制的宽带差分射频功率放大器

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4227248B2 (ja) * 1999-05-20 2009-02-18 三菱電機株式会社 高周波電力増幅器
JP2000332542A (ja) * 1999-05-20 2000-11-30 Mitsubishi Electric Corp 多段電力増幅器のバイアス回路及びそのバイアス供給方法
US6317002B1 (en) * 2000-06-27 2001-11-13 International Business Machines Corporation Circuit for efficiently producing low-power radio frequency signals
US6498535B1 (en) * 2000-06-28 2002-12-24 Trw Inc. High dynamic range low noise amplifier
US6856199B2 (en) * 2000-10-10 2005-02-15 California Institute Of Technology Reconfigurable distributed active transformers
WO2002031967A2 (en) 2000-10-10 2002-04-18 California Institute Of Technology Distributed circular geometry power amplifier architecture
WO2002049209A1 (fr) * 2000-12-15 2002-06-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Amplificateur de puissance et appareil de communication
US6359513B1 (en) * 2001-01-31 2002-03-19 U.S. Philips Corporation CMOS power amplifier with reduced harmonics and improved efficiency
JP2002261554A (ja) * 2001-02-28 2002-09-13 Sony Corp 半導体集積回路およびこれを用いた無線通信装置
US6639471B2 (en) * 2001-04-16 2003-10-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Power amplifier circuit, control method for power amplifier circuit, and portable terminal apparatus for mobile communication
JP3877558B2 (ja) * 2001-09-11 2007-02-07 株式会社ルネサステクノロジ 高周波電力増幅器、高周波電力増幅器モジュール及び携帯電話機
US6819941B2 (en) 2001-10-11 2004-11-16 Rf Micro Devices, Inc. Single output stage power amplification for multimode applications
TWI326967B (en) 2002-03-11 2010-07-01 California Inst Of Techn Differential amplifier
JP3951123B2 (ja) * 2002-12-04 2007-08-01 日本電気株式会社 増幅回路
US6888382B2 (en) * 2002-12-18 2005-05-03 Bae Systems Information And Electronic Systems Integration Inc. High speed track and hold amplifier for direct digital down-conversion
KR100473811B1 (ko) * 2003-02-21 2005-03-10 학교법인 포항공과대학교 링크 전력 송신기
DE10361660A1 (de) * 2003-12-30 2005-02-03 Infineon Technologies Ag Leistungsverstärkeranordnung und Verfahren zum Verstärken eines Signals
US7183841B2 (en) 2004-01-05 2007-02-27 Infineon Technologies Ag Power amplifier arrangement, and a method for amplification of a signal
DE102004001094B4 (de) * 2004-01-05 2013-01-31 Infineon Technologies Ag Leistungsverstärkeranordnung
JP2006093773A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Renesas Technology Corp 高周波電力増幅モジュール
US7053714B1 (en) * 2005-10-12 2006-05-30 Peavey Electronics Corporation Methods and apparatus for switching between class A and A/B operation in a power amplifier
CN101542897B (zh) * 2006-11-30 2011-08-17 三菱电机株式会社 高频放大器
US7710197B2 (en) * 2007-07-11 2010-05-04 Axiom Microdevices, Inc. Low offset envelope detector and method of use
CN101373952B (zh) * 2007-08-24 2010-09-08 锐迪科创微电子(北京)有限公司 可实现差分放大的低噪声放大器及方法
US7944293B2 (en) * 2008-12-11 2011-05-17 Samsung Electro-Mechanics Company, Ltd. Systems and methods for an adaptive bias circuit for a differential power amplifier
CN105450190B (zh) * 2014-09-26 2018-11-27 刘自华 单端与推挽双结构的电子管功放电路
US10547279B2 (en) * 2017-11-17 2020-01-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Switched amplifier

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4590436A (en) * 1984-04-27 1986-05-20 Gte Laboratories Incorporated High voltage, high frequency amplifier circuit
US4808942A (en) * 1988-04-04 1989-02-28 General Electric Company Continuous mode auto-zero offset amplifier or integrator
JP2665251B2 (ja) * 1989-02-15 1997-10-22 富士通株式会社 マイクロ波増幅器
JPH0454006A (ja) * 1990-06-22 1992-02-21 Fujitsu Ltd 増幅装置
IT1243920B (it) * 1990-11-20 1994-06-28 Sgs Thomson Microelectronics Amplificatore audio di potenza ad alta efficienza composto da due amplificatori con unica alimentazione.
JP2529038B2 (ja) * 1991-07-19 1996-08-28 株式会社日立製作所 高周波高効率電力増幅器
JP3290533B2 (ja) * 1994-03-17 2002-06-10 富士通株式会社 電力増幅器
US5541554A (en) * 1995-03-06 1996-07-30 Motorola, Inc. Multi-mode power amplifier
US5712592A (en) * 1995-03-06 1998-01-27 Applied Materials, Inc. RF plasma power supply combining technique for increased stability
US5973557A (en) * 1996-10-18 1999-10-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. High efficiency linear power amplifier of plural frequency bands and high efficiency power amplifier

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100704568B1 (ko) 2002-08-05 2007-04-06 인티그런트 테크놀로지즈(주) 가변 이득 저잡음 증폭기
KR100487347B1 (ko) * 2002-11-27 2005-05-03 엘지전자 주식회사 고효율 전력 증폭기
JP2005184244A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Mitsumi Electric Co Ltd 結合装置及び高周波モジュール
JP2005184245A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Mitsumi Electric Co Ltd 結合装置及び高周波モジュール
WO2008111172A1 (ja) * 2007-03-13 2008-09-18 Panasonic Corporation 電力増幅器
KR101523403B1 (ko) * 2007-08-29 2015-05-27 스카이워크스 솔루션즈, 인코포레이티드 밸룬 시그널 스플리터
JP2010233026A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Fujitsu Ltd 増幅回路及び送受信機
US8305143B2 (en) 2009-03-27 2012-11-06 Fujitsu Limited Amplifier circuit and transceiver
JP2012238960A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Mitsubishi Electric Corp プッシュプル増幅器
WO2018123914A1 (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 株式会社村田製作所 高周波モジュール及び通信装置
WO2019008730A1 (ja) * 2017-07-06 2019-01-10 三菱電機株式会社 高周波増幅器
CN113037223A (zh) * 2021-03-31 2021-06-25 广东工业大学 一种具有二次谐波抑制的宽带差分射频功率放大器

Also Published As

Publication number Publication date
DE69931543T2 (de) 2006-11-02
EP0945977A2 (en) 1999-09-29
EP0945977A3 (en) 2001-02-07
US6114911A (en) 2000-09-05
JP4166318B2 (ja) 2008-10-15
DE69931543D1 (de) 2006-07-06
EP0945977B1 (en) 2006-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11274866A (ja) 電力増幅器
JP3243892B2 (ja) 信号切り替え用スイッチ
US8736374B2 (en) Class AB amplifiers
US6778016B2 (en) Simple self-biased cascode amplifier circuit
JP2004534470A (ja) 低ノイズ増幅回路
JP2004534470A5 (ja)
JP2003060451A (ja) 相補型プッシュプル増幅器
US6255909B1 (en) Ultra low voltage CMOS class AB power amplifier with parasitic capacitance internal compensation
US20180019719A1 (en) Bidirectional amplifier
JP2009246529A (ja) 差動単相変換回路
US5039953A (en) Class AB CMOS output amplifier
JP2004502372A (ja) ネガティブインピーダンスキャンセレーションを伴う高周波増幅回路
US20140043100A1 (en) Operational amplifier with improved frequency compensation
US20110128079A1 (en) Multi-band power amplifier with high-frequency transformer
JP2002217648A (ja) バイパス回路内蔵型増幅器
JPH11205049A (ja) 相補素子を用いる並列プッシュプル増幅器
JP2006279599A (ja) 増幅回路
JPH01173908A (ja) 発振装置
JP2508353B2 (ja) 高周波増幅回路
WO2003079542A1 (fr) Circuit hyperfrequence
JP3617377B2 (ja) 入力切替型増幅器及びそれを用いた周波数切替型発振器
JP2005323030A (ja) スイッチ半導体集積回路
JP2006279745A (ja) 可変利得低雑音増幅器
JPH10126215A (ja) 可変減衰装置
WO2024099059A1 (zh) 射频接收模组旁路模式下的无源电路及射频接收模组

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070925

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080708

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees