JPH11269105A - 1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの製造方法 - Google Patents

1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの製造方法

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JPH11269105A
JPH11269105A JP10073626A JP7362698A JPH11269105A JP H11269105 A JPH11269105 A JP H11269105A JP 10073626 A JP10073626 A JP 10073626A JP 7362698 A JP7362698 A JP 7362698A JP H11269105 A JPH11269105 A JP H11269105A
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tetrafluoropropene
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明典 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 HFC−245faと1233zdの分離を
必要とせず、経済的にHFC−245faを製造できる
プロセスを提供すること。 【解決手段】 気相で1−クロロ−3,3,3−トリフ
ルオロプロペン(1233zd)をフッ化水素と反応さ
せて主として1,3,3,3−テトラフルオロプロペン
(1234ze)を得る第1工程と、次いで、前記第1
工程で得られた粗組成物から、1,3,3,3−テトラ
フルオロプロペン(1234ze)を塩化水素を含まな
い成分として分離し、気相でフッ化水素と反応させて
1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン(HFC
−245fa)を得る第2工程とを有する、1,1,
1,3,3−ペンタフルオロプロパン(HFC−245
fa)の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オゾン層を破壊す
ることがなく、HFC発泡剤、冷媒、噴射剤として産業
上重要な1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン
(以下、HFC−245faと称することがある。)の
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】HFC−245faは、上記した優れた
性能からその製造方法の確立が急がれている。
【0003】HFC−245faを気相フッ素化により
合成する方法として、1,1,1,3,3−ペンタクロ
ロプロパン(以下、240faと称することがある。)
のフッ素化や、1−クロロ−3,3,3−トリフルオロ
プロパン(以下、1233zdと称することがある。)
のフッ素化等が知られている(特開平9−183740
号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、これらの
HFC−245faの製造方法を検討したところ、HF
C−245faと蒸留での分離が困難な成分が存在する
ことを見出した。この分離が困難な化合物を慎重に単離
し、NMRで同定したところ、その化合物は1233z
dの二つの幾何異性体のうちの(E)体であること、及
び、その(E)−1233zdの沸点が20.8℃(実
測値)であることが判明した。この沸点とHFC−24
5faの沸点との差が5.3℃と非常に近接しており、
蒸留での分離には高段の精留塔を必要とすることが明白
となったため、この問題を解決すべく検討を行った。
【0005】1233zdの幾何異性体のもう一方の異
性体である(Z)−1233zdの沸点は30℃以上で
あるが、HFと共沸組成を形成するため、やはり分離が
困難である。それぞれの沸点を次にまとめて示す。
【0006】 沸点(実測値) ────────────────────── 245fa 15.5℃ (E)−1233zd 20.8℃ (Z)−1233zd 30℃以上
【0007】この問題を解決する1つの方法として、1
233zdを含むHFC−245faを塩素で処理して
1233zdを高沸点化合物に転化した後、蒸留で分離
する方法がある(PCT/US97/05656)。し
かし、この場合、除去された1233zdはロスとな
り、また、一部のHFC−245faも塩素化され、ロ
スとなるため、好ましくはない。
【0008】本発明の目的は、HFC−245faと1
233zdの分離を必要とせず、経済的にHFC−24
5faを製造できるプロセスを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、気相で
1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(12
33zd)をフッ化水素と反応させて主として1,3,
3,3−テトラフルオロプロペン(以下、1234ze
と称することがある。)を得る第1工程と、次いで、前
記第1工程で得られた粗生成物から、1,3,3,3−
テトラフルオロプロペン(1234ze)を塩化水素を
含まない成分として分離し、気相でフッ化水素と反応さ
せて1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン(H
FC−245fa)を得る第2工程とを有する、1,
1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン(HFC−2
45fa)の製造方法(以下、本発明の製造方法と称す
る。)に係るものである。
【0010】本発明の製造方法によれば、相互に分離が
困難なHFC−245faと1233zdとの分離を回
避でき、これまで不可避であった分離のための塩素化処
理に係るロスがない。
【0011】本発明者は、上記した従来の問題点を解決
すべくHFC−245faの製造方法について鋭意検討
したところ、気相反応においては、HFC−245f
a、1234zeと1233zdの間には、相互に下記
の(1)式及び(2)式のような平衡が存在することを
見出した。
【0012】
【式1】
【0013】この2つの式で表される平衡により、目的
生成物であるHFC−245faを合成する際、塩化水
素(式中、HCl)か存在すれば不可避的に分離困難な
1233zdも存在することになる。
【0014】この問題を解決するために、本発明の製造
方法では、HFC−245faを製造する最終のフッ素
化工程の反応ガス中に、塩化水素及び当該反応条件下に
おいて塩化水素を生成する化合物を含まない反応工程を
前記第2工程として設定し、最適化した本発明のプロセ
スを完成させるに至ったのである。具体的には、最終の
第2工程では、原料として分子内に塩素原子を含まない
1234zeを用い、反応原料中に塩化水素を含まない
ように精製した後、供給することにより、1233zd
が生成しないプロセスとしたのである。1234zeは
また、沸点が−16℃であり、HFC−245faの分
離は容易である。
【0015】本発明の製造方法では、最終反応工程の原
料として1234zeを採用したが、その他に1,1,
3,3−テトラフルオロプロペンを用いても、1233
zdを副生しないHFC−245faの製造プロセスを
同様に構築できる。
【0016】以下、各反応工程について詳細に説明す
る。
【0017】まず、第1工程に供する原料である123
3zdは、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン
(240fa)を気相フッ素化して得ることができる。
1233zdは単独として得てもよいし、フッ化水素と
の共沸組成として得てもよい。
【0018】この反応の方式は固定床、流動床のいずれ
でも採用できる。
【0019】また、フッ素化触媒については限定され
ず、240faを1233zdにフッ素化させる能力の
ある触媒であれば、いずれの触媒も採用できる。例え
ば、水酸化クロム(III)や3フッ化クロム(III)の水和
物を熱処理したものをフッ化水素でフッ素化したフッ化
酸化クロム、アルミナをフッ化水素でフッ素化したフッ
化アルミナやフッ化アルミニウム、Cr、Zn、Ti、
V、Zr、Mo、Ge、Sn及びPbから選ばれる少な
くとも1種の元素をフッ素化アルミナや活性炭に担持し
た担持触媒などである。
【0020】また、反応温度、反応圧力や、原料とフッ
化水素とのモル比等の反応条件については、各触媒を用
いたときの触媒寿命、生産効率、1233zdの選択率
を考慮した上で最適な値をとることができる。
【0021】また、気相法での240faのフッ素化の
方式については、任意の方法を採用できる。後述する具
体的な実施例に見られるように、このフッ素化工程は、
例えば240faを原料として実施例1に記載するよう
に反応を行う。この場合、生成物は1233zdの他
に、1,3−ジクロロ−3,3−ジフルオロプロペンも
得られるが、この化合物は分離後、反応器にリサイクル
し、再度フッ素化することにより1233zdに導くこ
とができるため、ロスとはならない。
【0022】次に、上記の第1工程は、1233zdを
原料として、フッ素化により上記の第2工程に供するた
めの1234zeを製造する反応工程である。この反応
工程の原料である1233zdは、上記したように24
0faの気相フッ素化により製造してもよいし、他の製
法によってもなんら問題はない。1234zeは単独と
して得てもよいし、フッ化水素との共沸組成として得て
もよい。
【0023】このフッ素化反応工程の出口組成には、原
料の1233zdと目的生成物である1234zeと共
にHFC−245faも含まれる。これは、上述した平
衡式(1)、(2)に従って、不可避的に生成するもの
である。HFC−245faは本プロセスの最終目的物
であるが、上述したように1233zdとの分離が困難
であるため、この反応工程において抜き出し、精製する
ことは上述した困難が伴う。
【0024】本発明の製造方法では、この分離を省略
し、未反応原料の1233zdとの混合物として第1工
程の入口へとリサイクルすることができる。即ち、第1
工程で得られた粗生成物から1234zeを分離し、1
233zdとHFC−245faとを相互に分離せずに
第1工程にリサイクルするので、第1工程で生成したH
FC−245faと1233zdは分離する必要がな
い。リサイクルされたHFC−245faは平衡式
(2)に従い、1234zeへと転化するため、プロセ
ス上のロスとはならない。
【0025】さらに、この第1工程の出口組成を精製す
る蒸留工程は、全生成有機物中の1234zeのみを低
沸点成分とし抜き出し、それ以外の有機物である123
3zdとHFC−245faとを高沸点成分として分離
せず、第1工程入口へとリサイクルすることができる。
1233zdとHFC−245faを分離する場合と比
較して、低段の蒸留塔で分離することが可能であり、本
プロセスのメリットである。
【0026】この反応の方式は固定床、流動床のいずれ
でも採用できる。
【0027】また、フッ素化触媒については限定され
ず、1233zdを1234zeにフッ素化させる能力
のある触媒であれば、いずれの触媒も採用できる。例え
ば、水酸化クロム(III)や3フッ化クロム(III)の水和
物を熱処理したものをフッ化水素でフッ素化したフッ化
酸化クロム、アルミナをフッ化水素でフッ素化したフッ
化アルミナやフッ化アルミニウム、Cr、Zn、Ti、
V、Zr、Mo、Ge、Sn及びPbから選ばれる少な
くとも1種の元素をフッ素化アルミナや活性炭に担持し
た担持触媒などである。
【0028】また、反応温度、反応圧力や、原料とフッ
化水素とのモル比等の反応条件については、各触媒を用
いたときの触媒寿命、生産効率、1234zeの選択率
を考慮した上で最適な値をとることができる。
【0029】また、気相法での1233zdのフッ素化
の方式については、任意の方法を採用できる。後述する
具体的な実施例に見られるように、この第1工程は、例
えば1233zdを原料として実施例2に記載するよう
に反応を行う。この場合、生成物は1234ze、12
33zdとHFC−245faの3種の化合物が得られ
るが、目的生成物の1234zeを蒸留で分離後、12
33zdとHFC−245faは混合物のまま反応器に
リサイクルして導入できる。本プロセスにおいては、1
234zeを塩化水素を含まない成分として生成するこ
とが重要であるが、実施例2では水洗することにより、
塩化水素を除去している。
【0030】このように、第2工程へ導入する1234
ze中には塩化水素を含まないことが、HFC−245
faと分離が困難な1233zdを生成しないために重
要な条件であり、本プロセスの特徴の一つである。
【0031】1234ze中の塩化水素ガスを除去する
方法については、有機物中の塩化水素を除去するための
任意の方法を採用することができる。代表的な方法とし
ては、蒸留、水洗、膜分離、抽出蒸留があり、これらを
組み合わせて塩化水素を除去しても構わない。
【0032】更に、上記の第2工程は、1234zeを
原料として、フッ素化により最終目的であるHFC−2
45faを合成する反応工程である。また、原料である
1234zeはフッ化水素との共沸組成として供給して
もなんら問題はない。
【0033】このフッ素化反応器の出口の有機物組成に
は、原料の1234zeと最終目的物のHFC−245
faとが含まれる。これらの化合物は蒸留で容易に分離
でき、未反応の1234zeは第2工程の入口へとリサ
イクルされるのがよい。
【0034】この反応の方式は固定床、流動床のいずれ
でも採用できる。
【0035】また、フッ素化触媒については限定され
ず、1234zeをHFC−245faにフッ素化させ
る能力のある触媒であれば、いずれの触媒も採用でき
る。例えば、水酸化クロム(III)や3フッ化クロム(II
I)の水和物を熱処理したものをフッ化水素でフッ素化
したフッ化酸化クロム、アルミナをフッ化水素でフッ素
化したフッ化アルミナやフッ化アルミニウム、Cr、Z
n、Ti、V、Zr、Mo、Ge、Sn及びPbから選
ばれる少なくとも1種の元素をフッ素化アルミナや活性
炭に担持した担持触媒などである。
【0036】また、反応温度、反応圧力や、原料とフッ
化水素とのモル比等の反応条件については、各触媒を用
いたときの触媒寿命、生産効率、HFC−245faの
選択率を考慮した上で最適な値をとることができる。
【0037】また、気相法での1234zeのフッ素化
の方式については、任意の方法を採用できる。後述する
具体的な実施例に見られるように、この第2工程は、例
えば1234zeを原料として実施例3に記載するよう
に反応を行う。この場合、生成物は1234zeとHF
C−245faのみであり、蒸留によりそれぞれ容易に
分離できる。
【0038】図1には、本発明の製造方法を実施する際
に使用可能な装置のプラントの一例を示す。
【0039】本発明の製造方法において、原料である2
40faは、四塩化炭素と塩化ビニルとの付加反応によ
り容易に得ることができる(“Journal of Molecular C
atalysis”, Vol.77, 51, 1992 及び「工業化学雑
誌」、72巻、7号、156、1969年参照)。24
0faを原料とした1233zdの合成法としては、特
開平9−183740号、特開平9−194404号及
びUSP5710352号公報の中に記載された方法が
ある。また、テトラクロロプロペンを原料としたWO9
7−08117に記載の方法も知られている。
【0040】
【発明の作用効果】本発明の製造方法によれば、産業上
重要なHFC−245faを製造する最終の第2工程
で、原料として分子内に塩素原子を含まない1234z
eを用い、反応原料中に塩化水素を含まないように精製
した後、供給することにより、1233zdが生成しな
いプロセスとしたので、相互に分離が困難なHFC−2
45faと1233zdとの分離を回避でき、これまで
不可避であった分離のための塩素化処理に係るロスがな
く、また、1234zeに対し、HFC−245faの
分離は容易である。なお、第1工程で原料として用いる
1233zdは、トリフルオロプロピル基の導入のため
の医農薬中間体として有用である。
【0041】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0042】実施例1 1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンの製
造:硝酸クロム水溶液からアンモニア水により沈澱させ
た水酸化クロムを加熱処理して、フッ素化触媒を得た。
反応の前に、あらかじめフッ化水素を単独で通じ、触媒
をフッ素化した。
【0043】内径20mm、長さ700mmのハステロ
イC製反応管に、上記で調製した触媒20gを充填し、
窒素気流下で350℃に昇温した。その後、窒素を止
め、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン(24
0fa)を40cc/min、フッ化水素を200cc
/minの流速で導入した。
【0044】生成ガスを水洗、乾燥後、ガスクロマトグ
ラフィーにより組成分析したところ、下記の組成比の混
合ガスが得られた。
【0045】 1,3,3,3−テトラフルオロプロペン(1234ze) 0.3% 1,3−ジクロロ−3,3−ジフルオロプロペン 1.6% 1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(1233zd) 98.1%
【0046】これを精製して1−クロロ−3,3,3−
トリフルオロプロペンを得た。
【0047】上記のように得られた1−クロロ−3,
3,3−トリフルオロプロペン20cc/minをフッ
化水素200cc/minと同伴させて、上記の反応管
と同様な反応管に通じた。反応温度は370℃に設定し
た。
【0048】生成ガスを水洗、乾燥後、ガスクロマトグ
ラフィーにより組成分析したところ、下記の組成比の混
合ガスが得られた。
【0049】 1,3,3,3−テトラフルオロプロペン 45.6% 1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン(HFC−245fa)2.7% 1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン 51.6%
【0050】この生成ガスを精留し、1,3,3,3−
テトラフルオロプロペンを得た。
【0051】上記のように得られた1,3,3,3−テ
トラフルオロプロペン20cc/minをフッ化水素2
00cc/minと同伴させて、上記の反応管と同様な
反応管に通じた。反応温度は250℃に設定した。
【0052】生成ガスを水洗、乾燥後、ガスクロマトグ
ラフィーにより組成分析したところ、下記の組成比の混
合ガスが得られた。
【0053】 1,3,3,3−テトラフルオロプロペン 33.7% 1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン 66.3%
【0054】このように、1,1,1,3,3−ペンタ
フルオロプロパンが、分離しにくい1−クロロ−3,
3,3−トリフルオロプロペンを含まずに生成した。
【0055】実施例2 実施例1と同様な方法で得られた1−クロロ−3,3,
3−トリフルオロプロペン20cc/minをフッ化水
素300cc/minと同伴させて、実施例1と同様な
反応管に通じた。反応温度は350℃に設定した。
【0056】生成ガスを水洗、乾燥後、ガスクロマトグ
ラフィーにより組成分析したところ、下記の組成比の混
合ガスが得られた。
【0057】 1,3,3,3−テトラフルオロプロペン 47.1% 1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン 7.0% 1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン 45.9%
【0058】この生成ガスを精留し、1,3,3,3−
テトラフルオロプロペンを得た。
【0059】上記のように得られた1,3,3,3−テ
トラフルオロプロペン20cc/minをフッ化水素2
00cc/minと同伴させて、上記の反応管と同様な
反応管に通じた。反応温度は230℃に設定した。
【0060】生成ガスを水洗、乾燥後、ガスクロマトグ
ラフィーにより組成分析したところ、下記の組成比の混
合ガスが得られた。
【0061】 1,3,3,3−テトラフルオロプロペン 19.7% 1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン 80.3%
【0062】このように、反応温度を変えても、1,
1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンが、分離しに
くい1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンを
含まずに生成した。
【0063】実施例3 実施例1と同様な方法で得られた1−クロロ−3,3,
3−トリフルオロプロペン10cc/minをフッ化水
素150cc/minと同伴させて、フッ素化したアル
ミナを充填した実施例1と同様な反応管に通じた。反応
温度は350℃に設定した。
【0064】生成ガスを水洗、乾燥後、ガスクロマトグ
ラフィーにより組成分析したところ、下記の組成比の混
合ガスが得られた。
【0065】 1,3,3,3−テトラフルオロプロペン 47.3% 1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン 6.0% 1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン 46.7%
【0066】この生成ガスを精留し、1,3,3,3−
テトラフルオロプロペンを得た。
【0067】上記のように得られた1,3,3,3−テ
トラフルオロプロペン10cc/minをフッ化水素1
00cc/minと同伴させて、上記の反応管と同様な
反応管に通じた。反応温度は230℃に設定した。
【0068】生成ガスを水洗、乾燥後、ガスクロマトグ
ラフィーにより組成分析したところ、下記の組成比の混
合ガスが得られた。
【0069】 1,3,3,3−テトラフルオロプロペン 18.8% 1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン 81.2%
【0070】このように、触媒としてフッ化アルミナを
用いても、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパ
ンが、分離しにくい1−クロロ−3,3,3−トリフル
オロプロペンを含まずに生成した。
【0071】実施例4 実施例1に示した第1反応器を370℃に設定し、この
出口に脱塩酸のためのステンレス製蒸留塔及びステンレ
ス製精留装置を取付け、生成ガスを精留できるようにし
た。
【0072】第1反応器に、1−クロロ−3,3,3−
トリフルオロプロペン20cc/minとフッ化水素2
00cc/minを導入した。
【0073】生成物は蒸留塔に導き、脱塩酸後に精留塔
で精留塔上段より1,3,3,3−テトラフルオロプロ
ペンとHFを抜き出した。
【0074】精留塔底部より、高沸点物として未反応の
1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン、フッ
酸、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンを第
1反応器にリサイクルした。蒸留塔が安定化するのに従
い、フッ酸の導入量を減少させ、反応系全体を安定化さ
せた。
【0075】この時の第1反応器の出口ガスを一部サン
プリングし、水洗後、ガスクロマトグラフィーで分析し
たところ、下記の組成の混合ガスであることが分かっ
た。
【0076】 1,3,3,3−テトラフルオロプロペン 48.3% 1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン 2.8% 1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン 48.9%
【0077】精留塔上段より抜き出したガスを水洗後、
ガスクロマトグラフィーで分析したところ、1,3,
3,3−テトラフルオロプロペンの純度は99.6%以
上であり、原料である1−クロロ−3,3,3−トリフ
ルオロプロペンは含まれていなかった。
【0078】このように、1−クロロ−3,3,3−ト
リフルオロプロペンから、1,3,3,3−テトラフル
オロプロペンが純度よく得られることが明らかになっ
た。
【0079】実施例5 実施例1に示した第2反応器を230℃に設定し、この
出口にステンレス製精留装置を取付け、生成ガスを精留
できるようにした。
【0080】第2反応器に1,3,3,3−テトラフル
オロプロペン20cc/minとフッ化水素200cc
/minを導入した。生成物は精留塔に導き、精留塔上
段より有機物として1,3,3,3−テトラフルオロプ
ロペンを抜き出し、第2反応器へリサイクルした。精留
塔中央部より有機物として1,1,1,3,3−ペンタ
フルオロプロパンを抜き出し、精留塔底部より過剰のフ
ッ酸を抜き出して第2反応器にリサイクルした。蒸留塔
が安定化するのに従い、フッ酸の導入量を減少させ、反
応系全体を安定化させた。
【0081】この時の第2反応器の出口ガスを一部サン
プリングし、水洗後、ガスクロマトグラフィーで分析し
たところ、下記の組成の混合ガスであることが分かっ
た。
【0082】 1,3,3,3−テトラフルオロプロペン 17.2% 1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン 82.8%
【0083】精留塔中段より抜き出したガスを水洗後、
ガスクロマトグラフィーで分析したところ、1,1,
1,3,3−ペンタフルオロプロパンの純度は99.8
%以上であり、分離困難な1−クロロ−3,3,3−ト
リフルオロプロペンは含まれていなかった。
【0084】このように、1,3,3,3−テトラフル
オロプロペンから1,1,1,3,3−ペンタフルオロ
プロパンが純度よく得られることが明らかになった。
【0085】比較例1 実施例4と同様な装置を用いて、脱塩酸のためのSUS
製蒸留塔を用いることなしにSUS製精留装置を取付
け、生成ガスを精留できるようにした。
【0086】第1反応器に1−クロロ−3,3,3−ト
リフルオロプロペン20cc/minとフッ化水素20
0cc/minを導入した。
【0087】生成物は精留塔に導き、精留塔上段より
1,3,3,3−テトラフルオロプロペン及び生成した
塩酸を抜き出した。
【0088】精留塔中央部より1,1,1,3,3−ペ
ンタフルオロプロパン、精留塔底部より過剰のフッ酸を
反応器にリサイクルした。蒸留塔が安定化するのに従
い、フッ酸の導入量を減少させ、反応系全体を安定化さ
せた。
【0089】この1,3,3,3−テトラフルオロプロ
ペンと塩酸の混合物をフッ化水素200cc/minと
共に第2反応器に導き、反応させた。
【0090】この時の第2反応器の出口ガスを水洗後、
ガスクロマトグラフィーで分析したところ、下記の組成
の混合ガスであることが分かった。
【0091】 1,3,3,3−テトラフルオロプロペン 15.9% 1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン 77.2% 1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン 6.9%
【0092】このように、脱塩酸することなしに最終工
程の反応を行うと、分離しずらい1−クロロ−3,3,
3−トリフルオロプロペンが生成することが明らかにな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法を実施する装置の一例の概略
フロー図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中田 龍夫 大阪府摂津市西一津屋1の1 ダイキン工 業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 柴沼 俊 大阪府摂津市西一津屋1の1 ダイキン工 業株式会社淀川製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気相で1−クロロ−3,3,3−トリフ
    ルオロプロペンをフッ化水素と反応させて主として1,
    3,3,3−テトラフルオロプロペンを得る第1工程
    と、 次いで、前記第1工程で得られた粗生成物から、1,
    3,3,3−テトラフルオロプロペンを塩化水素を含ま
    ない成分として分離し、気相でフッ化水素と反応させて
    1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンを得る第
    2工程とを有する、1,1,1,3,3−ペンタフルオ
    ロプロパンの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1工程で得られた粗生成物から
    1,3,3,3−テトラフルオロプロペンを分離し、1
    −クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンと1,
    1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンとを相互に分
    離せずに前記第1工程にリサイクルする、請求項1に記
    載した製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第2工程で未反応の1,3,3,3
    −テトラフルオロプロペンを未反応のフッ化水素と共に
    分離した後、前記第2工程にリサイクルする、請求項1
    又は2に記載した製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1工程で得られた1,3,3,3
    −テトラフルオロプロペンをフッ化水素との共沸組成と
    し、前記第2工程の原料として供する、請求項1〜3の
    いずれか1項に記載した製造方法。
  5. 【請求項5】 気相で1,1,1,3,3−ペンタクロ
    ロプロパンをフッ化水素と反応させて1−クロロ−3,
    3,3−トリフルオロプロペンを得、これを前記第1工
    程の原料として供する、請求項1〜4のいずれか1項に
    記載した製造方法。
  6. 【請求項6】 前記1−クロロ−3,3,3−トリフル
    オロプロペンをフッ化水素との共沸組成とし、前記第1
    工程の原料として供する、請求項5に記載した製造方
    法。
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