JPH11255049A - バンパー構造 - Google Patents
バンパー構造Info
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- JPH11255049A JPH11255049A JP5801898A JP5801898A JPH11255049A JP H11255049 A JPH11255049 A JP H11255049A JP 5801898 A JP5801898 A JP 5801898A JP 5801898 A JP5801898 A JP 5801898A JP H11255049 A JPH11255049 A JP H11255049A
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- bumper reinforcement
- crash box
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Abstract
く、前後方向の長さを極力短くすることができるバンパ
ー構造を提供する。 【解決手段】バンパーレンフォースメント1のブラケッ
ト3との取付部に対応する位置には、前方に向かって延
びるほぼ矩形断面形状の一対のクラッシュボックス10
が設けられている。クラッシュボックス10は前後方向
に延びる矩形形状の柱の形態を成している。このクラッ
シュボックス10は本例では、バンパーレンフォースメ
ント1と一体に形成されているとともに、フレーム部6
のリブ部材8の配置状態に比して密度を高くしたハニカ
ム構造で構成されている。したがって、前後方向のエネ
ルギー吸収能力は他のフレーム部6よりも高くなってい
る。クラッシュボックス10は、バンパーレンフォース
メント1のフレーム部6の空間内に入り込んで一体化さ
れており、従来のようにバンパーレンフォースメント1
から後方に突出する部分は存在しない。
Description
に、車両の前端に配置されるバンパー構造に関する。
いて、最近の傾向として前後方向の長さを短くすること
が提案されている。すなわち、短縮ノーズの形態の車両
が提供される傾向にある。これに伴って、車両の前端に
設けられるバンパー構造も極力前後方向に短くすること
が要求されている。しかし、バンパー構造は、車両に対
して前方から入力される衝撃力を吸収し、衝撃力が車体
側に伝達されないように緩和するという車両の安全性能
上の重要な役割を果たすものである。この目的のために
バンパー構造は衝撃エネルギー吸収構造を備えた構造と
して提供されている。前後方向の衝撃がバンパー構造に
入力されたとき、バンパー構造をエネルギーを吸収しつ
つ前後方向に変形することによって衝撃エネルギーを吸
収する。
ンパー構造には、一定の前後方向の長さが必要となる。
このことに鑑み、従来のバンパー構造では、バンパーの
背後にバンパーを補強するためのバンパーレンフォース
メントを備えるとともに、該バンパーレンフォースメン
トと車体のフレーム部材との結合部の間に前後方向に変
形しつつ衝突エネルギーを吸収するようになってクラッ
シュボックスを介在させるようにしている。後方に突出
する取付部をバンパーレンフォースメントと一体化した
構造が特開平6−305378号に開示されている。し
かし、従来のバンパー構造では、衝撃力吸収のためにク
ラッシュボックスをバンパーレンフォースメントの後ろ
側に別体として付帯するものとなっており、前後方向の
長さが長くなり、車両の前部車体構造の前後方向の長さ
を極力短くしたいという要請に十分に応えられないもの
であった。
スがバンパーレンフォースメントから後方に突出した形
態であるので、前後方向の力がバンパーレンフォースメ
ントに加わった場合には、クラッシュボックスが左右に
倒れ込んで適性に座屈せず、エネルギー吸収作用を発揮
させることができないという問題があった。
情に鑑みて構成されたものであって、衝撃エネルギー吸
収能力を低下させることなく、前後方向の長さを極力短
くすることができるバンパー構造を提供することを目的
とする。本発明のバンパー構造は、上記目的を達成する
ために以下の特徴を有する。すなわち、本発明は、車両
の両側部に配置され、前後方向に延びる一対のフレーム
部材を備え、該フレーム部材の先端にそれぞれ取付られ
るバンパー構造であって、車幅方向に延び、バンパーを
補強するための、後側において前記フレーム部材の前端
に固定されるバンパーレンフォースメントが設けられ、
該バンパーレンフォースメントには、前記フレーム部材
との固定位置に対応して車体前後方向に延びる衝撃力を
吸収するためのクラッシュボックスが一体的に設けられ
たことを特徴とする。
メントは、後側に凹部を有するほぼチャンネル形状を有
しており、前記クラッシュボックスは前記フレーム部材
とバンパーレンフォースメントとの固定位置に対応した
位置において、前記バンパーレンフォースメントの凹部
内に前記クラッシュボックスが設けられる。また、好ま
しくは、前記クラッシュボックスは後端側に壁部が形成
されることによって閉塞された前後方向に延びるハニカ
ム構造を成しており、前記壁部を介してボルトによりバ
ンパーレンフォースメントとクラッシュボックスとの一
体化構造体をフレーム部材に固定するようになってい
る。すなわち、ハニカム構造を利用してバンパーレンフ
ォースメントをフレーム部材、好ましくは、サイドフレ
ームの前端面にボルトにより固定されるようになってい
る。
くとも上端側と下端側とを連結するリブ部材を有してお
り、該リブ部材の配置密度をクラッシュボックスの部分
において高くしてもよい。バンパーレンフォースメント
はバンパーの後側にバンパーを保護するような形態で取
付られている。この場合、バンパーの外周に沿ったフレ
ーム状を成す外郭部材が設けられ、このフレーム部材を
複数のリブ部材で連結することによって全体の剛性を確
保するような構造が一般的である。そして、上記のよう
にリブ部材の配置状態をハニカム構造とする等、リブ部
材の配置密度を高くすることによって、クラッシュボッ
クスの部分は、エネルギー吸収能力すなわち、緩衝能力
を高くすることができる。
スの部分において厚くして、エネルギー吸収能力を確保
することもできる。また、クラッシュボックスの部分に
おいて前記リブ部材間の空間部に、発泡材等のエネルギ
ー吸収材を充填することによって、クラッシュボックス
部分の剛性を適度に高めこれによって、所望のエネルギ
ー吸収効果を得ることができる。なお、バンパーレンフ
ォースメントおよびクラッシュボックスはこれに限られ
るものではないが、樹脂成形されたものが好ましい。
るバンパー構造のバンパーレンフォースメント1の車体
への取付部を示す分解斜視図が示されている。バンパー
レンフォースメント1は、バンパーフェイスの補強を行
うためにバンパーフェイスの背面側に取付られるもので
あって、本例のバンパーレンフォースメント1は樹脂成
形によって構成される。このバンパーレンフォースメン
ト1は、両端部において、車両の側部を前後方向に延び
るほぼ閉断面パネル構造の一対のサイドフレーム2の前
端部に取付られるようになっている。サイドフレーム2
の前端には、バンパーレンフォースメント1を取り付け
るためのボックス状のブラケット3がそれぞれ取付られ
ている。
の接続部付近には、サイドフレーム2の側面を波状に屈
曲させることによって剛性を低下させたエネルギー吸収
部が形成されている。このサイドフレーム2の波状部4
は、前後方向の衝撃力がサイドフレーム2に加わったと
きにエネルギーを吸収しつつ前後方向に圧縮変形するよ
うになっている。本例のバンパーレンフォースメント1
は、一体の樹脂成形物として提供されており、上記のサ
イドフレーム2の前端に取り付けられたブラケット3に
対応する両端部に取付部5を備えている。本例のバンパ
ーレンフォースメント1は、バンパーの外形線に沿った
ほぼ矩形形状のフレーム部6と、上部フレーム部61と
下部フレーム部62とを連結するリブ部材8を備えてい
る。フレーム部6は、前後方向に延びる面を有してお
り、矩形形状の内部には、空間部9が形成されている。
バンパーレンフォースメント1のフレーム部6の前端側
には、空間部9の縁取りを成すように外側に向かって折
り返し部63が形成されている。すなわち、バンパーレ
ンフォースメント1のフレーム部6の前端から連続して
外側に樹脂のパネルが延在しさらに所定位置において後
方に延びている。
1はの断面は図2に示すように両端に折り曲げ部63を
有するチャンネル形状を成している。また、フレーム部
6の内部空間には、リブ部材8が配列されるようになっ
ており、リブ部材8は、フレーム部6と同様に前後方向
に延びる面を有するパネル部材の形態を成しており、上
下方向斜めに延びて上下のフレーム部61、62を連結
している。本例のバンパーレンフォースメント1のリブ
部材は上下方向中間部で他のリブ部材8とほぼ直角を成
して交差している。また、リブ部材8は、上下のフレー
ム部61、62の内面でも交差している。これによって
バンパーレンフォースメント1は前方からみてフレーム
部内部空間内にリブ部材8が波形を形成するように配置
され、それぞれのリブが中間点で上記のように直角に交
差する格子状で配置される。
連結することによってバンパーレンフォースメント1の
構造全体の剛性を高める効果がある。また、バンパーレ
ンフォースメント1の上記ブラケット3との取付部に対
応する位置には、前方に向かって延びるほぼ矩形断面形
状の一対のクラッシュボックス10が設けられている。
すなわち、クラッシュボックス10は前後方向に延びる
矩形形状の柱の形態を成している。このクラッシュボッ
クス10は本例では、バンパーレンフォースメント1と
一体に形成されているとともに、フレーム部6のリブ部
材8の配置状態に比して密度を高くしたハニカム構造で
構成されている。したがって、前後方向のエネルギー吸
収能力は他のフレーム部6よりも高くなっている。
は、バンパーレンフォースメント1のフレーム部6の空
間内に入り込んで一体化されており、従来のようにバン
パーレンフォースメント1から後方に突出する部分は存
在しない。クラッシュボックス10の後端においては、
壁面11が形成されてハニカム構造の空間部を閉塞して
いる。そしてこの壁を介してクラッシュボックス10を
一体に組み込んだバンパーレンフォースメント1がボル
ト12によってブラケット3に固定されるようになって
いる。この場合、ブラケット側から前方に突出するボル
ト12と組み合わせられるナット13が、ハニカム構造
のリブ部材8の間隙を介して挿入されて、クラッシュボ
ックス10の後端に形成された壁を締めつける。これに
よって、バンパーレンフォースメント1はブラケット3
に固定される。
に関してはリブを介してフレーム部61および62に結
合される構造にはなっていない。バンパー構造におい
て、フレーム部61、62は通常バンパーフェイス形状
に対応して前方に突出するコ字状を成すように湾曲して
いる。このために、バンパーレンフォースメントに前後
方向から衝撃力が加わったときには、衝突初期にフレー
ム部61、62の両側が内側に引き込まれる動きがクラ
ッシュボックスに作用する。しかし、本例では、バンパ
ーレンフォースメントの中心部が後方に変位したとき
に、クラッシュボックス10が内側に引き込まれないよ
うにクラッシュボックス10へのバンパーレンフォース
メントからの水平面内での作用力の影響が極力少なくな
るように構成している。これによって、バンパー構造に
前後方向の力が作用したときであっても、クラッシュボ
ックス10の水平面内での倒れを防止することができ
る。
0の内外の空間部9には、別のほぼ水平方向のリブ部材
14が配置されており、クラッシュボックス10の外側
面とフレーム部6の内側面とを連結している。クラッシ
ュボックス10のハニカム構造は、本例では、矩形の断
面空間ができるようにリブ部材8が互いに直角に交差す
るように配置されている。本例のバンパー構造では、前
後方向の衝撃力が車両に入力された場合には、バンパー
レンフォースメント1に組み込まれたクラッシュボック
ス10が変形してエネルギー吸収能力を発揮し、所望の
緩衝効果を奏する。クラッシュボックス10の機能は、
従来のバンパーレンフォースメント1とクラッシュボッ
クス10をその後方のサイドフレーム2との間に別体と
して設けたものにおいても同様に発揮することができる
ものであるが、本例においては前後方向の長さを著しく
短縮することができる。また、バンパーレンフォースメ
ント1とクラッシュボックス10とを一体に組み込むこ
とにによって、バンパーレンフォースメント1からの後
方への突出部をなくしたので、前後方向の作用力がバン
パーレンフォースメント1にかかった場合であっても、
クラッシュボックス10をサイドフレーム2の軸方向す
なわち前後方向に確実に座屈させることができ、衝突エ
ネルギーを吸収して緩衝機能を有効に発揮させることが
できる。
係るバンパーレンフォースメント1が開示されている。
本例のバンパーレンフォースメント1は、基本的に図1
のバンパーレンフォースメント1と同様の形態で樹脂の
一体成形物として提供されている。本例の構造では、ク
ラッシュボックス10のハニカム構造は、図1にもの比
してやや密度が低くなっている。そして、クラッシュボ
ックス10のハニカム構造において矩形の断面形状の空
間部9内に対角線位置にリブ部材15が配置されてい
る。そして、本例のクラッシュボックス10は、矩形断
面形状ではなく、矩形断面にさらに三角形の断面形状を
付加したような五角形の形態で前後方向に延びている。
ニカム構造の空間内には、エネルギー吸収力を増大させ
るための充填材(EA材)16が充填されている。これ
によって、フレーム部の内側への引き込み方向の動きに
対して、対抗することができクラッシュボックス10の
水平面内での倒れを防止するのに効果がある。この構造
においては、バンパーレンフォースメント1をサイドフ
レーム2の前端のブラケット3に取付けた後充填材をク
ラッシュボックス10のハニカム構造内の空間部9に充
填する。
ッシュボックスをバンパーレンフォースメントからに一
体に組み込み、クラッシュボックスのバンパーレンフォ
ースメントからの後方への突出状態を解消したので、バ
ンパー構造の前後方向の長さを著しく減少させることが
できる。
構造の取付部を示す斜視図、
ースメントの斜視図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 車両の両側部に配置され、前後方向に延
びる一対のフレーム部材を備え、該フレーム部材の先端
にそれぞれ取付られるバンパー構造であって、 車幅方向に延び、バンパーを補強するための、後側にお
いて前記フレーム部材の前端に固定されるバンパーレン
フォースメントが設けられ、 該バンパーレンフォースメントには、前記フレーム部材
との固定位置に対応して車体前後方向に延びる衝撃力を
吸収するためのクラッシュボックスが一体的に設けられ
たことを特徴とするバンパー構造。 - 【請求項2】 請求項1において、バンパーレンフォー
スメントは、後側に凹部を有するほぼチャンネル形状を
有しており、前記クラッシュボックスは前記フレーム部
材とバンパーレンフォースメントとの固定位置に対応し
た位置において、前記バンパーレンフォースメントの凹
部内に前記クラッシュボックスが設けられていることを
特徴とするバンパー構造。 - 【請求項3】 請求項1において、前記クラッシュボッ
クスは後端側に壁部が形成されることによって閉塞され
た前後方向に延びるハニカム構造を成しており、前記壁
部を介してボルトによりバンパーレンフォースメントと
クラッシュボックスとの一体化構造体をフレーム部材に
固定するようになったことを特徴とするバンパー構造。 - 【請求項4】 請求項1において、バンパーレンフォー
スメントは少なくとも上端側と下端側とを連結するリブ
部材を有しており、該リブ部材の配置密度がクラッシュ
ボックスの部分において高くなっていることを特徴とす
るバンパー構造。 - 【請求項5】 請求項1において、バンパーレンフォー
スメントは少なくとも上端側と下端側とを連結するリブ
部材を有しており、該リブ部材の肉厚がクラッシュボッ
クスの部分において厚くなっていることを特徴とするバ
ンパー構造。 - 【請求項6】 請求項1において、バンパーレンフォー
スメントは少なくとも上端側と下端側とを連結するリブ
部材を有しており、前記クラッシュボックスの部分にお
いて前記リブ部材間の空間部にエンジン吸収材を充填し
たことを特徴とするバンパー構造。 - 【請求項7】 請求項1において、バンパーレンフォー
スメントが樹脂成形されたものであることを特徴とする
バンパー構造。
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