JP2013121815A - 車体前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】対向車等の衝突物がナローオフセット衝突のときの衝突エネルギーを効率よく吸収すると共に、引張荷重に対するバンパビームエクステンションと車体との接合強度を向上させた車体前部構造を提供すること。
【解決手段】車両C1は、バンパビーム4と、フロントサイドフレーム2と、フロントサイドフレーム2の外側に配置された車体フレーム3と、フロントサイドフレーム2とバンパビーム4との間に配置された内側のバンパビームエクステンション51と、車体フレーム3とバンパビーム4との間に配置された外側のバンパビームエクステンション52とを有する。外側のバンパビームエクステンション52は、前端52aをバンパビーム4と一体形成し、後端52bを車体フレーム3の側面にボルト締結している。
【選択図】図1

Description

本発明は、車体前部構造に関し、特に、対向車等の障害物が、車両の前方端の右側あるいは左側にずれた位置にオフセット衝突したときの非衝突側のフロントサイドフレーム等の車体フレームのエネルギー吸収性を向上させた車体前部構造に関する。
従来、車両が対向車と前面衝突した場合の、自車両の被害性の低減と、対向車の被害性の低減とを図るための車体前部構造としては、自車両に、フロントサイドフレームとエプロンレインフォースメントとの各前端を繋ぎ、左右方向に向けて配置された板状部材(面部)を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
本出願人は、バンパビームにかかった衝突荷重をその後方にあるフロントサイドフレーム等の車両用骨格部材に効率よく伝えるための車体構造として、フロントサイドフレーム及びアッパメンバにそれぞれの内外の荷重ラインに沿って、フロントサイドフレーム及びアッパメンバの各前端にバンパビームエクステンションを介在してバンパビームをボルトで締結した車体前部構造を出願した(例えば、特許文献2参照)。
図13は、従来の車両が対向車とナローオフセット衝突したときの車体前部の状態を示す要部概略底面図である。図14は、従来の車両がナローオフセット衝突をしたときの車体前部の非衝突側部位の状態を示す要部拡大図である。
特許文献1,2に記載されているように、従来、車両C100の車体前部110には、図13及び図14に示すように、車両C100が対向車C200と正面衝突したときに受ける衝撃を低減させるために、バンパビーム400と、フロントサイドフレーム200及びアッパメンバ300との間に、衝突荷重を緩衝するためのバンパビームエクステンション500,600が設けられている。
特開2005−231435号公報(図1〜図3参照) 特開2010−083455号公報(図1〜図6、図8、図9参照)
しかしながら、本出願人は、前記したような従来の車体前部構造の車両C100では、例えば、その車両C100が対向車C200(衝突物)とオフセット衝突した場合、特に、車体100に対向車C200が当たる位置がフロントサイドフレーム200よりも車幅方向の外側の位置となる前面衝突(以下「ナローオフセット衝突」という。)のとき、図13に示すように、車体前部110の衝突側部位(車体左側)が衝突荷重F100によって圧壊され、非衝突側(車体右側)のバンパビームエクステンション500,600に前方向への引張荷重F200が加わる。
すると、図14に示すように、外側のバンパビームエクステンション500は、バンパビーム400に接合されてあった前端部510が、バンパビーム400から分離するように変形すると共に、アッパメンバ300との接合箇所である後端部520が、アッパメンバ300から前方向に剥離するように変形する。
このため、非衝突側のフロントサイドフレーム200及びアッパメンバ300における潰れ方向の荷重の発生が小さく、車両全体の衝突エネルギーの吸収効率が低かった。その結果、車両C100がナローオフセット衝突したときの衝突側の車体100の変形は、比較的大きかったことを発見した。
そこで、本発明は、前記問題点を解決するために創案されたものであり、対向車等の衝突物がナローオフセット衝突のときの非衝突側の引張荷重に対するバンパビームエクステンションと車体との接合強度を向上させた車体前部構造によりフロントサイドフレーム等の車体フレームも衝撃吸収に寄与させて衝突側も含め全体として衝突エネルギーを効率よく吸収する車体前部構造を提供することを課題とする。
本発明に係る車体前部構造は、車体前部に車幅方向に延設されたバンパビームと、車体の前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレームと、該左右のフロントサイドフレームの外側に配置された左右一対の車体フレームと、前記左右のフロントサイドフレームの前端と前記バンパビームとの間にそれぞれ配置されたバンパビームエクステンションと、前記左右の車体フレームの前端部と前記バンパビームとのそれぞれの間であって前記バンパビームエクステンションよりも車幅方向外側に配置されたバンパビームエクステンションと、を備えた車体前部構造において、前記左右の内側のバンパビームエクステンションと前記左右の外側のバンパビームエクステンションのうち前記左右の外側のバンパビームエクステンションは、それぞれの前端が前記バンパビームと一体に形成され、それぞれの後端が前記左右の車体フレームの前端部の側面にそれぞれボルト締結されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、バンパビームエクステンションにおいて、外側のバンパビームエクステンションは、前端がバンパビームと一体に形成され、後端が車体フレームの前端部の側面にボルト締結されていることにより、バンパビームと車体フレームとを引張荷重がかかる方向にしっかりと固定させることができる。このため、内側及び外側のバンパビームエクステンションの引張荷重に対する引張強度を向上させることができる。その結果、車両がナローオフセット衝突したときに、非衝突側の車体フレームの接合点付近を支点に、バンパビームが回動するように変形して、非衝突側のフロントサイドフレームと、このフロントサイドフレームの外側の車体フレームは衝突側に折れ曲がり変形することにより、衝突エネルギーを吸収する吸収性を向上させることができる。
また、前記左右の内側のバンパビームエクステンションと前記左右の外側のバンパビームエクステンションとは、それぞれ取付プレートによって連結されていることが好ましい。
かかる構成によれば、内側のバンパビームエクステンションと外側のバンパビームエクステンションとは、取付プレートによって連結されていることにより、両者を取付プレートでしっかりと固定して接合強度を向上させることができる。
また、前記左右の内側のバンパビームエクステンションは、それぞれの前端が前記バンパビームに一体に形成され、それぞれの後端が前記各取付プレートに一体に形成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、内側のバンパビームエクステンションは、前端がバンパビームに一体に形成され、後端が取付プレートに一体に形成されていることによって、バンパビーム及び取付プレートにしっかりと固定されているため、引張荷重がかかっても、その引張荷重に対する引張強度を向上させることができる。
例えば、車体において、前輪を支持するロアアームなどは、サブフレームを介在してフロントサイドフレームに連結され、同じく前輪を支持するダンパーが、ダンパハウジング、ダンパベースを介在してフロントサイドフレームやアッパメンバに連結されている。このため、転舵時に、ロアアームやダンパーに負荷された荷重は、フロントサイドフレームとアッパメンバとを介在してバンパビームとバンパビームエクステンションとの間に、車体前方向への引張荷重として伝達される場合がある。前記したように、内側のバンパビームエクステンションは、引張荷重に対する接合強度が向上されているため、車体前方向への引張荷重を十分に支持することができる強度を備えている。その結果、バンパビームエクステンションは、転舵時に発生する引張荷重に対する強度が向上されることに伴って、操縦安定性能を向上させることができる。
また、前記左右の内側のバンパビームエクステンション及び前記左右の外側のバンパビームエクステンションは、それぞれの前端が前記バンパビームに一体成形または線溶接され、それぞれの後端が前記各取付プレートに一体成形または線溶接されていることが好ましい。
かかる構成によれば、内側及び外側のバンパビームエクステンションは、前端がバンパビームに一体形成または線溶接され、後端が取付プレートに一体形成または線溶接されていることによって、バンパビーム及び取付プレートにしっかりと固定されているため、引張荷重がかかっても、その引張荷重に耐える引張強度を有する。
また、前記バンパビームは、車幅方向外側端部に車両後方側に向けて傾斜した傾斜辺部を有し、前記左右の内側及び外側のバンパビームエクステンションは、前記バンパビームの前記傾斜辺部に接合されていることが好ましい。
かかる構成によれば、バンパビームは、車幅方向外側端部に車両後方側に向けて傾斜した傾斜辺部を有することによって、例えば、車両がナローオフセット衝突したときに、非衝突側の傾斜辺部も変形するので、衝突エネルギーの吸収性を向上させることができる。
また、前記左右の内側のバンパビームエクステンションは、車両が前面衝突したときに、当該左右の内側のバンパビームエクステンションの前端が、衝突荷重によって車幅方向外側に曲がるように形成されていることが好ましい。
ここで、「衝突荷重によって車幅方向外側に曲がるように形成されている」とは、衝突荷重がかかる部位、例えば、内側のバンパビームエクステンションの前端を衝突荷重方向に対して傾斜した状態に形成するなどして、内側のバンパビームエクステンションに車幅方向外側に曲がる荷重がかかるように形成することをいう。
かかる構成によれば、内側のバンパビームエクステンションは、車両が前面衝突したときに、衝突荷重によって車幅方向外側に曲がるように形成されていることにより、内側のバンパビームエクステンションが変形することで、斜めの衝突荷重もエネルギー吸収することができる。
また、前記左右の車体フレームは、フロントピラに連結され前方に水平に延びるアッパメンバ、該アッパメンバの先端から前方下方に折れ曲がるロアメンバからなることが好ましい。
かかる構成によれば、車体フレームは、フロントピラに連結され前方に水平に延びるアッパメンバ、該アッパメンバの先端から前方下方に折れ曲がるロアメンバからなることによって、内側及び外側のバンパビームエクステンションを介在して取付プレートにかかった車体前方からの荷重を、フロントサイドフレームと、ロアメンバからアッパメンバを介在してフロントピラと、に荷重分散させることができる。
また、前記左右の車体フレームは、前記左右のフロントサイドフレームの中央から斜め外側前方向に延びる斜めメンバからなることが好ましい。
かかる構成によれば、車体フレームは、フロントサイドフレームの中央から斜め外側前方向に延びる斜めメンバからなることにより、フロントサイドフレームと斜めメンバと取付プレートとによって三角形の閉断面が形成されて強度が向上される。このため、車体フレームは、内側及び外側のバンパビームエクステンションをしっかりと保持して、内側及び外側のバンパビームエクステンションの引張強度を向上させることができる。また、内側及び外側のバンパビームエクステンションにかかった車体前方方向からの荷重を強度の高いフロントサイドフレームに荷重分散させることができる。
また、前記左右の外側のバンパビームエクステンションは、前記バンパビームの前面部を形成する前壁部に、前記車体フレームの車幅方向外側まで延長した前壁延長部が形成され、該前壁延長部の後端部は、前記左右の車体フレームの前端部の側面にそれぞれ車幅方向にボルトを貫通してボルト締結されていることが好ましい。
かかる構成によれば、バンパビームエクステンションは、バンパビームの前壁部に、車体フレームの車幅方向外側まで延長されて車体フレームに連結された前壁延長部が形成されていることによって、バンパビームと車体フレーム(ロアメンバ)との結合が強化されるので、車両がナロー衝突した際に、前壁延長部を非衝突側のエネルギー吸収に利用することができる。また、バンパビームの車幅方向外側端部の前壁延長部は、外側のバンパビームエクステンションを兼ねていることによって、外側のバンパビームエクステンションが無い分だけ部品点数及び組付工数を削減することができると共に、車体前部の構造をシンプルにすることができる。
また、前記左右の外側のバンパビームエクステンションは、前記バンパビームの後面部を形成する後壁部に、前記車体フレームの車幅方向外側まで延長した後壁延長部が形成され、該後壁延長部の後端部が前記左右の車体フレームの前端部の側面にそれぞれ車幅方向にボルトを貫通してボルト締結されていることが好ましい。
かかる構成によれば、バンパビームエクステンションは、バンパビームの後壁部に、車体フレームの車幅方向外側まで延長されて車体フレームに連結された後壁延長部が形成されていることによって、バンパビームと車体フレーム(ロアメンバ)との結合が強化されるので、車両がナロー衝突した際に、後壁延長部を非衝突側のエネルギー吸収部材として利用することができる。
また、前記左右の外側のバンパビームエクステンションと、前記左右の内側のバンパビームエクステンションとは、一体に形成されると共に、外側後端部がそれぞれ前記車体フレームに着脱可能に連結されていることが好ましい。
かかる構成によれば、バンパビームエクステンションは、外側のバンパビームエクステンションと内側のバンパビームエクステンションとが一体に形成されていることにより、部品点数及び組付工数を削減することができると共に、外側のバンパビームエクステンションが内倒れするのを内側のバンパビームエクステンションで支えることができるので、内倒れ方向の応力に対する強度を向上させることができる。
また、そのバンパビームエクステンションは、外側後端部が車体フレームに着脱可能に連結されていることにより、バンパビームエクステンションを車体に組み付ける際や、交換する際に、ワンタッチで着脱することができるため、取付作業を簡素化することができる。
本発明は、対向車等の衝突物がナローオフセット衝突のときの衝突エネルギーを効率よく吸収すると共に、引張荷重に対するバンパビームエクステンションと車体との接合強度を向上させた車体前部構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係る車体前部構造を示す要部概略斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造を示す図であり、バンパビームエクステンションの設置状態を示す要部拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造を示す図であり、バンパビームエクステンションの設置状態を示す要部拡大平面図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造を示す図であり、車両が対向車と衝突する前の車体前部の状態を示す概略平面図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造の車両が対向車とナローオフセット衝突したときの非衝突側のバンパビームエクステンションの状態を示す要部概略拡大平面図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造を示す図であり、右側方向に転舵したときにかかる荷重を示す車体前部の要部概略平面図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造の第1変形例を示す車体前部の要部概略斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造の第2変形例を示す車体前部の要部概略斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造の第3変形例を示す車体前部の要部概略斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造の第4変形例を示す車体前部の要部概略斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造の第5変形例を示す車体前部の要部概略斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造の第5変形例を示す車体前部の要部概略分解斜視図である。 従来の車両がナローオフセット衝突をしたときの車体前部の状態を示した模式図である。 従来の車両がナローオフセット衝突をしたときの車体前部の非衝突側部位の状態を示す要部拡大図である。
図1〜図6を参照して、本発明の実施形態に係る車体前部構造を説明する。
なお、車両C1の進行方向を「前」、後退方向を「後」、「鉛直上方側を「上」、鉛直下方側を「下」、車幅方向を「左」、「右」として説明する。
≪車両の構成≫
まず、本発明の実施形態に係る車体前部構造を説明する前に、本発明が適用される車両C1について説明する。
図1に示すように、車両C1は、車体前部1aに後記するバンパビーム4、バンパビームエクステンション5、フロントサイドフレーム2及びロアメンバ31を有する自動車である。このように車両C1は、車体前部1aに左右一対のバンパビームエクステンション5がある自動車であればその形式・種類は特に限定されない。
以下、本発明の一例として、車体前部1aにモータルームMRを有するFR(フロントエンジン・リヤドライブ)の乗用車の場合を例に挙げて本発明を説明する。
≪車体の構成≫
図1に示すように、車体1は、車両C1の全体を形成するためのものであって、例えば、フロントサイドフレーム2等の種々の金属製車体骨格フレームと、不図示のボンネット、フェンダパネル等の金属製車体パネルと、樹脂製または金属製からなるバンパフェイス(図示省略)等を主に備えている。
車体1の車体前部1aには、それぞれ後記するフロントサイドフレーム2、バンパビーム4、バンパビームエクステンション5と、フロントバルクヘッド6、ロアメンバ31とアッパメンバ30からなる車体フレーム3等が左右一対で略左右対称に設置されている。
車体前部1aは、略左右対称であるため、以下、車体1の左右のうちの一方側を主に説明して、車体1の他方側の説明を適宜省略する。
≪モータルームの構成≫
モータルームMRは、パワーユニットP(図4参照)が配置される収納空間であり、その周辺に設置されたフレームとパネル部材とによって形成されている。モータルームMRは、その前側にフロントバルクヘッド6、バンパビーム4等が配設され、その後方側に隔壁部7、クロスメンバ15等が設置されている。また、モータルームMRは、その上方の左右に車体前後方向に向けて配置された一対のバルクヘッドアッパサイド6c、ロアメンバ31、ダンパベース11、フロントピラ(フロントピラアッパ33及びフロントピラロア12)が設置され、その下方の左右に車体1の前後方向に向けて配置された一対のフロントサイドフレーム2が設置されている。
モータルームMR、フロントサイドフレーム2及び車体フレーム3は、車両C1が、正面衝突、オフセット衝突及びナローオフセット衝突をしたときに押し潰されて衝突エネルギーを吸収するクラッシュストロークを形成する。なお、前記車体フレーム3は、後記するアッパメンバ30とロアメンバ31,32とを有している。
≪パワーユニットの構成≫
図4に示すように、パワーユニットPは、例えば、エンジンと、トランスミッションとを備えて構成され、左右のフロントサイドフレーム2間の前後方向の中央に配置されている。パワーユニットPは、フロントサイドフレーム2に設けられた不図示のマウント部2bに不図示のマウント部材を介在させて横置きされている。
≪バンパビームの構成≫
図1に示すように、バンパビーム4は、車体前部1aに配置されて車幅方向に延在された鋼材からなる骨格部材であり、平面視して車幅方向外側端部4aに車両後方側に向けて傾斜した傾斜辺部4bを有している。バンパビーム4は、縦断面視して縦長の矩形断面をした鋼材からなる。バンパビーム4の車幅方向外側端部4aは、左右にそれぞれ二組ずつ設置されたバンパビームエクステンション5の前端51a,52aに架設されている。バンパビーム4の前側には、不図示の歩行者保護用のクッション材やバンパフェイスが設置されている。
≪バンパビームエクステンションの構成≫
図1あるいは図2に示すように、バンパビームエクステンション5は、車両C1が衝突したときに、圧壊座屈することによって衝突荷重を吸収するための緩衝部材であり、バンパビーム4と、フロントサイドフレーム2及びロアメンバ32(車体フレーム3)との間にそれぞれ介在されている。バンパビームエクステンション5は、フロントサイドフレーム2の前端2aとバンパビーム4との間に配置された内側のバンパビームエクステンション51と、ロアメンバ32(車体フレーム3)の前端とバンパビーム4との間に配置された外側のバンパビームエクステンション52と、内側のバンパビームエクステンション51と外側のバンパビームエクステンション52とを連結する取付プレート53と、から主に構成されている。
<内側のバンパビームエクステンションの構成>
内側のバンパビームエクステンション51は、例えば、略正八角形のスチール製筒状部材からなり、外側のバンパビームエクステンション52の車幅方向の内側に、適宜な空間を介して平行に配置されている。内側のバンパビームエクステンション51は、前端51aの全周が、バンパビーム4の傾斜辺部4bの背面に突き当ててMIG溶接(線溶接)されて一体に形成され、後端51bの全周が、取付プレート53の前面に突き当てられてMIG溶接されて一体に形成されている。
図3に示すように、内側のバンパビームエクステンション51の前端51aは、車幅方向に対して、傾斜辺部4bの背面に沿って車幅方向外側に向かうほど後側に位置するように(斜め後側に)傾斜している。このため、内側のバンパビームエクステンション51は、車両C1が前面衝突したときに、軸方向に座屈して蛇腹状に変形することに加え、この内側のバンパビームエクステンション51の前端51aが、衝突荷重F1によって車幅方向外側方向(矢印F2方向)に曲がるように形成されている。
<外側のバンパビームエクステンションの構成>
外側のバンパビームエクステンション52は、例えば、八角形のスチール製筒状部材からなり、前記内側のバンパビームエクステンション51と略同じ形状をしている。この外側のバンパビームエクステンション52は、バンパビーム4の車幅方向外側端部4aから車体後方のロアメンバ32に向けて配置されている。外側のバンパビームエクステンション52は、前端52aの全周が、バンパビーム4の傾斜辺部4bの背面に突き当ててMIG溶接されて一体に形成され、後端52bの全周が、取付プレート53の前面に突き当てられてMIG溶接されて一体に形成されている。
図3に示すように、外側のバンパビームエクステンション52の前端52aは、内側のバンパビームエクステンション51と同様、車幅方向に対して、傾斜辺部4bの背面に沿って車幅方向外側が斜め後側になるように傾斜している。
なお、内側のバンパビームエクステンション51及び外側のバンパビームエクステンション52は、前端51a,52aに蓋部材(図示省略)を設けて、この蓋部材をセンタボルト(図示省略)でバンパビーム4に締結してもよい。
<取付プレートの構成>
図2に示すように、取付プレート53は、内側のバンパビームエクステンション51の後端51bと、外側のバンパビームエクステンション52の後端52bとを連結するための連結部材であり、車幅方向に向けて配置された厚板状のスチール製部材からなる。取付プレート53は、車幅方向に向けて垂直に配置されたプレート本体部53aと、このプレート本体部53aの車幅方向外側に、平面視してL字状に折曲して形成された折曲部53bと、内側のバンパビームエクステンション51内に連通する八角形の内側開口部53cと、外側のバンパビームエクステンション52内に連通する八角形の外側開口部53dと、車体側のロアメンバ31,32とフロントサイドフレーム2に固定するための締結ボルトB1〜B8が挿入される貫通孔53e〜53mと、を有する。
プレート本体部53aは、内側のバンパビームエクステンション51の後端と、外側のバンパビームエクステンション52の後端とが溶接される板状部位である。
折曲部53bは、取付プレート53が、ロアメンバ32(車体フレーム3)の前端の側面にボルト締結される部位であり、プレート本体部53aに対して車体後方側に向けて折曲形成されている。
内側開口部53cの周部には、フロントサイドフレーム2の前端2aが締結ボルトB1,B2によって固定されている。
外側開口部53dの周部には、ロアメンバ32の前端部32a及び前端部外側32bが締結ボルトB3〜B8によって固定されている。
図2に示すように、貫通孔53eは、取付プレート53の左側上部に形成された孔であり、フロントサイドフレーム2を取付プレート53に固定するための締結ボルトB1が挿入される。
貫通孔53fは、取付プレート53の左側下部に形成された孔であり、フロントサイドフレーム2を取付プレート53に固定するための締結ボルトB2が挿入される。
貫通孔53gは、取付プレート53の外側開口部53dの左側上部に形成された孔であり、ロアメンバ32を取付プレート53に固定するための締結ボルトB3が挿入される。
貫通孔53hは、取付プレート53の外側開口部53dの左側下部に形成された孔であり、ロアメンバ32を取付プレート53に固定するための締結ボルトB4が挿入される。
貫通孔53iは、取付プレート53の外側開口部53dの上部に形成された孔であり、ロアメンバ32を取付プレート53に固定するための締結ボルトB5が挿入される。
貫通孔53jは、取付プレート53の外側開口部53dの下部に形成された孔であり、ロアメンバ32を取付プレート53に固定するための締結ボルトB6が挿入される。
貫通孔53kは、取付プレート53の折曲部53bの上部に形成された孔であり、ロアメンバ32を取付プレート53に固定するための締結ボルトB7が挿入される。
貫通孔53mは、取付プレート53の折曲部53bの下部に形成された孔であり、ロアメンバ32を取付プレート53に固定するための締結ボルトB8が挿入される。
前記締結ボルトB1〜B8は、取付プレート53を車体1に固定するための固定具であり、例えば、ボルト・ナットからなる。
≪フロントサイドフレームの構成≫
図1に示すように、フロントサイドフレーム2は、車体前部1aに設置されて、車体1の前後方向に延びる左右一対のフレーム部材であり、例えば、前端2aから後端に亘って剛性を有する断面略ロ字状のスチール製角筒部材等からなる。フロントサイドフレーム2は、前端2aに溶接された支持プレート2cが、内側のバンパビームエクステンション51を介在してバンパビーム4に締結ボルトB1〜B4(図2及び図3参照)でボルト締めされて連結されている。フロントサイドフレーム2の後半部は、車幅方向内側に僅かに曲がって形成されて、後端部がフロアフレーム17へ連続して接合されると共に、クロスメンバ15が架設されている。
図3に示すように、支持プレート2cは、フロントサイドフレーム2の前端2aに溶接された四角形のスチール製の厚板状部材であり、支持プレート2cの上下及び左右の長さが、フロントサイドフレーム2の上下及び左右の幅よりも大きく形成されて、フロントサイドフレーム2に対してフランジ状に突出している。その支持プレート2cのフランジ状部位には、上下左右の端部に、締結ボルトB1〜B4(図2参照)を挿入するための4つの孔(図示省略)が形成されている。支持プレート2cの車幅方向の外側寄りの部位は、ロアメンバ32の支持プレート32cが重なった状態で、締結ボルトB3,B4によって共締めされている。
≪車体フレームの構成≫
ここで、車体フレーム3は、フロントサイドフレーム2の外側に車体前後方向に向けて配置される左右一対の骨格フレーム部材であり、フロントピラ(フロントピラアッパ33及びフロントピラロア12)に連結され前方に水平に延びるアッパメンバ30、該アッパメンバ30の先端から前方下方に折れ曲がるロアメンバ31,32からなる。
<アッパメンバの構成>
アッパメンバ30は、モータルームMRの車体側部上側に車体前後方向に向けて配置された骨格フレーム部材である。アッパメンバ30の前端部から前方下方に延びた後端側のロアメンバ31は、フロントサイドフレーム2の前端部から車幅方向外側に離れた部位に配置され、この前端部からその上部にあるバルクヘッドアッパサイド6cの後端部に連結されて車体後方に延びている。アッパメンバ30の後端部は、フロントピラアッパ33の下端かつフロントピラロア12の上部に連結され、かつダンパハウジング8及びダンパベース11に連結されている。
<ロアメンバの構成>
図1に示すように、前端側のロアメンバ32は、フロントサイドフレーム2の前端部から車幅方向外側に離れた部位に配置され、車体前後方向に向けて水平に設けられた骨格フレーム部材であり、四角筒状に形成されたスチール製の部材からなる。図3に示すように、前端側のロアメンバ32は、前端部32aに接合された支持プレート32cが、取付プレート53に4本の締結ボルトB3〜B6によって固定されている。
支持プレート32cは、前端側のロアメンバ32の前端部32aに溶接された四角形のスチール製の厚板状部材であり、支持プレート32cの上下及び左右の長さが、ロアメンバ32の上下及び左右の幅よりも大きく形成されて、ロアメンバ32に対してフランジ状に突出している。支持プレート32cには、この支持プレート32cのフランジ状部位の上下左右の端部に、締結ボルトB3〜B6を挿入するための4つの孔(図示省略)が形成されている。
<フロントピラの構成>
前記フロントピラアッパ33は、図4に示すように、フロントガラス(図示省略)の左右側部に配置されるフレーム部材であり、前端部が前記アッパメンバ30の後端部に溶接され、後端部が不図示のルーフ側面部に配置されたサイドレールに連結されている。
≪フロントバルクヘッドの構成≫
図1に示すように、フロントバルクヘッド6は、モータルームMRの車体前側部位を形成されるフレーム部材であり、全体が車幅方向に向けて配置されている。フロントバルクヘッド6は、バルクヘッドアッパ6aと、バルクヘッドサイドステイ6bと、バルクヘッドアッパサイド6cと、バルクヘッドロア6dとがラジエータ(図示省略)の外周部を囲むように略四角形状に連結されてなる。
図4に示すように、バルクヘッドアッパ6aは、略枠状のフロントバルクヘッド6の上側部位を形成するフレーム部材である。
バルクヘッドサイドステイ6bは、バルクヘッドアッパ6aの左右両端部からフロントサイドフレーム2の前端部上側に向けて垂下して配置され、フロントバルクヘッド6の左右側部位を形成するフレーム部材である。
バルクヘッドアッパサイド6cは、バルクヘッドアッパ6aの左右両端部に連設された平面視して円弧状のフレーム部材であり、その後方側にアッパメンバ30が車体後方に向けて延設されている。
バルクヘッドロア6dは、フロントバルクヘッド6の下側部位を形成するフレーム部材であり、バルクヘッドアッパ6aに対向してその下側に平行に配置されている。
≪隔壁部の構成≫
図1に示すように、隔壁部7は、モータルームMRと車室Rとを仕切る部材であり、例えば、鋼板等からなる不図示のダッシュボード本体と、フレーム部材からなるダッシュボードメンバと、補強用の補強フレーム等によって形成されている。
≪ダンパベース、フロントピラロア及びサイドシルの構成≫
図1に示すように、ダンパベース11は、フロントサスペンション(図示省略)のダンパー上部を支える厚板部材であり、ダンパハウジング8の上部側部に連結されている。
フロントピラロア12は、上端がフロントピラアッパ33の前端部下面に連結され、下端がサイドシル13の前端部に連結されている。
サイドシル13は、車体前後方向に沿って延設された断面ロ字状の中空フレーム部材であり、前端部がアウトリガ14を介在してフロントサイドフレーム2の後部の外側に連結されて、車体フロアの左右端部を支持している。
≪クロスメンバの構成≫
図4に示すように、クロスメンバ15は、車体1に対して略左右方向に配置される筒状フレーム部材であり、ダッシュロアクロスメンバとも言われる。クロスメンバ15は、左右のフロントサイドフレーム2,2の後部間に架設されている。
≪トンネルフレームの構成≫
図4に示すトンネルフレーム16は、車室Rの床部中央部に設置されるトンネル部の左右端部に車両前後方向に向けて延設される左右一対の金属製中空部材からなる。2本のトンネルフレーム16は、例えば、不図示の架設部材によって補強されて、その前端に設置されたフロアフレーム17、アウトリガ14(図1参照)及び隔壁部7(図1参照)をしっかりと連結して保持している。
≪フロアフレームの構成≫
図4に示すように、フロアフレーム17は、車体フロアのフロアパネルを保持するためのフレーム部材であり、車室R内に床面に配置されている。フロアフレーム17は、前端がフロントサイドフレーム2の後部に連結され、車体中央側がトンネルフレーム16に連結され、車体外側が左右のサイドシル13の車室側側面に溶接されている。
≪車体前部構造の作用≫
次に、図1〜図5を参照しながら本発明の実施形態に係る車体前部構造の作用を、車両C1の車両前端部左側が対向車C2とナローオフセット衝突した場合を例に挙げて説明する。
図4に示すように、本発明の車両C1が対向車C2とナローオフセット衝突をした場合は、車体1の衝突側(左側)の車両前端部左側のバンパビーム4の左端部、内側のバンパビームエクステンション51、外側のバンパビームエクステンション52が、対向車C2によって後側方向(矢印F3方向)に押圧され圧潰し、さらに後方のフロントサイドフレーム2とロアメンバ31,32やアッパメンバ30が圧潰し、衝突エネルギーを吸収する。
一方、図4及び図5に示すように、車体1の非衝突側(右側)は、取付プレート53と、ロアメンバ32の支持プレート32c及びフロントサイドフレーム2の支持プレート2cとの接合部付近を支点として、バンパビーム4が、車体1の衝突側方向(矢印F7の左側方向)へ回動する。すると、取付プレート53付近は、車幅方向外側から内側方向に向けて荷重F4がかかる。ロアメンバ32の前端部32a及びフロントサイドフレーム2の前端部位も、車体1の衝突側方向に曲がり非衝突側でも衝撃エネルギーを吸収する。
この場合、図5に示すように、車体前部1aの非衝突側部位の内側及び外側のバンパビームエクステンション51,52は、一体に接合された取付プレート53及び折曲部53bが、ロアメンバ32の前端部32aに引張荷重方向(矢印F8,F9方向)にしっかりとボルト締結されているので、引張荷重を受けても、ロアメンバ32から離れることがない。また、内側及び外側のバンパビームエクステンション51,52は、前端51a,52aがバンパビーム4の傾斜辺部4bにしっかりと溶接されているため、引張荷重を受けても、バンパビーム4から離れることがない。
このため、前述のようにロアメンバ32の前端部32a及びフロントサイドフレーム2の前端部位も、車体1の衝突側方向(矢印F4方向)に曲がり衝突エネルギーを効率よく吸収することができる。
このように、車両C1は、車体前部1aが非衝突側で曲がったり、衝突側で圧潰されたりすることによって衝突エネルギーを吸収する。
次に、図6を参照して車両C1を転舵したときにかかる荷重について説明する。
図6は、本発明の実施形態に係る車体前部構造を示す図であり、右側方向に転舵したときにかかる荷重を示す車体前部の要部概略平面図である。
図6に示すように、前輪を支持するロアメンバ32等は、不図示のサブフレームを介在してフロントサイドフレーム2に連結されている。また、車輪を弾性的に支持するダンパー(図示省略)は、ダンパベース11を介在してアッパメンバ30に連結されている。
このため、運転者がハンドル操作して右側方向に転舵したときには、フロントサイドフレーム2及びアッパメンバ30に、左右方向の転舵荷重F12,F13がかかり、左右の内側のバンパビームエクステンション51に荷重F9,F10、左右の外側のバンパビームエクステンション52に荷重F8,F11、バンパビーム4に荷重F7がそれぞれ逆向きに負荷される。
この場合、本発明の車体前部1aは、前記したように、内側及び外側のバンパビームエクステンション51,52の前端51a,52aが、バンパビーム4の傾斜辺部4bに溶接され、後端51b,52bの取付プレート53が、フロントサイドフレーム2及びロアメンバ32の支持プレート2c,32cにボルト締めすると共に、車幅方向外側にある折曲部53bをロアメンバ32の外側側面にボルト締めされている。このため、図6に示すように、内側及び外側のバンパビームエクステンション51,52は、引張荷重F8,F9に対する強度が従来のバンパビームエクステンション500,600(図9及び図10参照)よりも向上されている。
その結果、内側及び外側のバンパビームエクステンション51,52は、車体前方向の引張荷重F8,F9を受けたとしても十分に支持することができる強度を備えているので、前記転舵時の転舵荷重F12,F13を左右のフロントサイドフレーム2及びアッパメンバ30で取り囲むようにして枠組み保持することができるため、操縦安定性を向上させることができる。
このように、本発明の車体前部1aの構造は、ナローオフセット衝突したときの衝突エネルギーの吸収効率を向上させることができると共に、転舵時の操縦安定性を向上させることができる。
[第1変形例]
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。なお、既に説明した構成は同じ符号を付してその説明を省略する。
図7は、本発明の実施形態に係る車体前部構造の第1変形例を示す車体前部の要部概略斜視図である。
前記実施形態では、図1に示すように、バンパビーム4と取付プレート53との間に、内側のバンパビームエクステンション51と外側のバンパビームエクステンション52との二つのエクステンションを設けたことを説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、前記実施形態の外側のバンパビームエクステンション52は、図7に示すように、バンパビーム4Aの車幅方向外側端部4Aaを、エクステンションの機能も果たすように車体後方へ延設して、バンパビーム4Aに一体形成したものであっても構わない。
この場合、バンパビーム4Aは、例えば、上下に鍔部4Adを有する略溝型鋼形状に形成して車幅方向に延設すると共に、さらに、その先端側に車幅方向外側端部4Aaと、接合部4Abと、締結部4Acと、を形成している。
車幅方向外側端部4Aaは、エクステンションの機能も果たす部位であり、バンパビーム4Aの車幅方向に延設された部位から車体後方向へ向けて屈曲した形状に形成されて、車体前後方向に向けて、内側のバンパビームエクステンション51Aと略同じ長さだけ延設されている。
接合部4Abは、車幅方向外側端部4Aaの後端部を車幅方向外側に向けて直角に折曲形成されて、取付プレート53Aが接合される部位である。この接合部4Abは、上下の鍔部4Adを、取付プレート53Aに当接するように折曲形成してなる。なお、この接合部4Abは、締結ボルト(図示省略)を挿入する孔を形成して、取付プレート53Aにボルト締めしてもよい。
締結部4Acは、その接合部4Abの先端側(車幅方向外側)を車体後方に向けて折曲し、取付プレート53の車幅方向外側面に沿って形成された折曲部53bに、ボルト締めするように形成された部位であり、平面視してL字状に形成されている。
取付プレート53Aは、前記実施形態の取付プレート53と同様に、車幅方向に延設された金属製厚板鋼板からなるプレート本体部53Aaの車幅方向の外側端部を車体後方に向けて、平面視してL字状に折曲形成されたプレート本体部53Aaを有する。取付プレート53Aには、内側のバンパビームエクステンション51Aの後端51Abが接合された部位の上下左右と、折曲部53Abの上下と、にそれぞれ締結ボルト(図示省略)を挿入する貫通孔53Ac〜54Agが形成されている。
内側のバンパビームエクステンション51Aは、例えば、縦断面視して正方形の筒体からなり、前端51Aaが略型溝鋼形状の内壁に突き合わせ溶接され、後端が51Abが取付プレート53Aのプレート本体部53Aaに突き合わせ溶接されている。
このようにして、前記実施形態の外側のバンパビームエクステンション52(図1参照)の機能を、バンパビーム4Aで果たすように形成しても、取付プレート53Aとバンパビーム4Aとがしっかりと固定されるので、引張荷重に対する強度や、転舵時の荷重に対する強度を向上させることができる。
このため、本発明の第1変形例は、前記実施形態と同様に、ナローオフセット衝突をした際に、衝突エネルギーの吸収性と、転舵時の操縦安定性とを向上させることができる。
[第2変形例]
図8は、本発明の実施形態に係る車体前部構造の第2変形例を示す車体前部の要部概略斜視図である。
前記実施形態では、図1に示すように、取付プレート53の一例として、取付プレート53をフロントサイドフレーム2及びロアメンバ32の支持プレート2c,32cに連結したことを説明したが、これに限定されるものではない。
図8に示すように、取付プレート53は、フロントサイドフレーム2の支持プレート2cと、フロントサイドフレーム2の中央から車体斜め外側前方方向に向けて延びるように分岐した枝状の斜めメンバ21に連結したものであっても構わない。
この場合、斜めメンバ21は、例えば、縦断面視して四角形のスチール製筒体からなり、前端21aに接合された支持プレート21cが、取付プレート53にボルト締めされ、後端21bが、フロントサイドフレーム2に設けられたマウント部2bの前方部位に接合されている。斜めメンバ21の前端21aの外側には、取付プレート53の折曲部53bがボルト締めされている。
このように取付プレート53は、フロントサイドフレーム2と、このフロントサイドフレーム2よりも車幅方向の外側に配置された骨格フレームと、に固定されて、内側及び外側のバンパビームエクステンション51,52の引張強度を向上させるものであればよい。このようにしても、前記した実施形態及び第1変形例と同等な作用効果を得ることができる。
[第3変形例]
図9は、本発明の実施形態に係る車体前部構造の第3変形例を示す車体前部の要部概略斜視図である。
前記実施形態では、図1に示すように、バンパビームエクステンション5の一例として、略同一形状の内側のバンパビームエクステンション51及び外側のバンパビームエクステンション52を、フロントサイドフレーム2及びロアメンバ32の前端2a,32aに並設したことを説明したが、これに限定されるものではない。
図9に示すように、バンパビームエクステンション5Cは、例えば、バンパビーム4Cの前面部を形成する前壁部4Cbに、車体フレーム3Cの車幅方向外側32Cbまで延長した前壁延長部4Ccが形成されているものであっても構わない。
この場合、第3変形例のバンパビームエクステンション5Cは、フロントサイドフレーム2の前端2aに連結された内側のバンパビームエクステンション51Cと、ロアメンバ32C(車体フレーム3C)の前端部32Caの車幅方向外側32Cbに締結ボルトB9によってボルト締結された外側のバンパビームエクステンション52Cと、を有してなる。
内側のバンパビームエクステンション51Cは、前記実施形態のバンパビームエクステンション51(図1参照)と同様に、フロントサイドフレーム2とバンパビーム4Cとの間に介在されている。
バンパビーム4Cは、少なくとも、前壁部4Cbと、前壁延長部4Ccとを有する部材からなり、例えば、縦断面視して角パイプ形状、あるいは、略コ形状の部材から形成されている。
前壁部4Cbは、バンパビーム4Cの前面部を形成する厚板形状部材であり、バンパビーム4Cの本体部位の外側端部から外方向に向けて延設された前壁延長部4Ccを有する。
前壁延長部4Ccは、車両が衝突したときに、圧壊座屈することによって衝突荷重を吸収するバンパビームエクステンション5C(外側のバンパビームエクステンション52C)の機能を果たす緩衝部である。前壁延長部4Ccは、バンパビーム4Cの前壁部4Cbからロアメンバ32C(車体フレーム3C)の車幅方向外側32Cbまで延長されて、ロアメンバ32Cに締結される厚板状部材によって形成されている。前壁延長部4Ccは、平面視して略へ字状に形成され、前端部位がバンパビーム4Cの左右端部に沿って形成され、後端部4Caが車体前後方向に向けて形成されている。
ロアメンバ32Cは、前壁延長部4Ccの後端部4Caを締結するための締結ボルトB9を挿入する貫通孔(図示省略)が、前端部32Caの側面に車幅方向に向けて形成されている。
このように形成されたバンパビームエクステンション5Cは、バンパビーム4Cとロアメンバ32Cとの間に配置した前壁延長部4Ccを有するものであってもよい。このようにしても、前記した実施形態と同様に、前壁延長部4Ccによってバンパビーム4Cとロアメンバ32Cとの結合が圧縮と引張の両方向に強化されると共に、車両がナローオフセット衝突したときに、車体の衝突側の前壁延長部4Ccが変形することによって衝突エネルギーを吸収すると共に、車体の非衝突側の引張荷重の支持部材として利用することができる。
[第4変形例]
図10は、本発明の実施形態に係る車体前部構造の第4変形例を示す車体前部の要部概略斜視図である。
前記第3変形例の前壁延長部4Cc(図9参照)に代えて、図10に示すように、バンパビーム4Dの後面部を形成する後壁部4Ddに、車体フレーム3Dの車幅方向外側32Dbまで延長した後壁延長部4Dcをバンパビームエクステンション5Cとしてもよい。
この場合、第4変形例のバンパビームエクステンション5Dは、フロントサイドフレーム2の前端2aに連結された内側のバンパビームエクステンション51Dと、ロアメンバ32D(車体フレーム3D)の前端部32Daの車幅方向外側32Dbに締結ボルトB10によってボルト締結された外側のバンパビームエクステンション52Dと、を有してなる。
外側のバンパビームエクステンション52Dは、バンパビーム4Dの後面部を形成する後壁部4Dd(裏板部材)に、ロアメンバ32Dの車幅方向外側32Dbまで延長した後壁延長部4Dcが形成されている。
バンパビーム4Dは、前壁部4Dbと、後壁部4Ddと、後壁部4Ddのバンパビーム4Dの本体部位よりも外側に延出した後壁延長部4Dcと、を有する部材からなり、例えば、縦断面視して角パイプ形状の部材から形成されている。
後壁延長部4Dcは、車両が衝突したときに、圧壊座屈することによって衝突荷重を吸収するための緩衝部であり、厚板状に形成されている。後壁延長部4Dcは、平面視して略へ字状に形成され、前端部位がバンパビーム4Dの左右端部に沿って形成され、後端部4Daが車体前後方向に向けて形成されている。
なお、内側のバンパビームエクステンション51D及びロアメンバ32Dは、第3変形例の内側のバンパビームエクステンション51C及びロアメンバ32Cと同じである。
このように形成された後壁延長部4Dcを有するバンパビームエクステンション5Dは、前記した実施形態及び第3変形と同様に、後壁延長部4Dcによってバンパビーム4Dとロアメンバ32Dとの結合が圧縮と引張の両方向に強化されると共に、車両がナローオフセット衝突したときに、車体の衝突側の後壁延長部4Dcが変形することによって衝突エネルギーを吸収すると共に、車体の非衝突側の引張荷重の支持部材として利用することができる。
[第5変形例]
図11は、本発明の実施形態に係る車体前部構造の第5変形例を示す車体前部の要部概略斜視図である。図12は、本発明の実施形態に係る車体前部構造の第5変形例を示す車体前部の要部概略分解斜視図である。
前記実施形態等で説明した内側のバンパビームエクステンション51と外側のバンパビームエクステンション52との2つの部材からなるバンパビームエクステンション5(図2参照)は、図11及び図12に示すバンパビームエクステンション5Eのように、左右の外側のバンパビームエクステンション52Eと、左右の内側のバンパビームエクステンション51Eとが一体に形成された一部材からなるものであっても構わない。
この場合、バンパビームエクステンション5Eは、前端部5Eaが、バンパビーム4Eの車幅方向外側端部4Eaに固定され、内側後端部5Ebが、フロントサイドフレーム2Eの前端に着脱可能に連結され、外側後端部5Ecが、車体フレーム3Eに着脱可能に連結された、平面視して湾曲形状のフレーム部材からなる。
バンパビームエクステンション5Eの前端部5Eaは、車体中央側寄りの前面が、バンパビーム4Eの車幅方向外側端部4Eaの後面に溶接手段等によって連結されている。
バンパビームエクステンション5Eの内側後端部5Ebと、フロントサイドフレーム2Eの前端部2Eaには、バンパビームエクステンション5Eとフロントサイドフレーム2Eとを締結ボルトB11及びナットN1で連結するためのボルト挿入孔2Eb,5Edが形成されている。ボルト挿入孔5Edは、例えば、内側後端部5Ebの後面の上下からフロントサイドフレーム2Eの上下面に向けて突出した突片5Eeに形成されている。
バンパビームエクステンション5Eの外側後端部5Ecと、ロアメンバ32E(車体フレーム3E)の前端部32Eaとは、連結具9によって着脱可能に連結されている。
連結具9は、例えば、操作レバー91を回動させることにより、ロアメンバ32Eの前端部32Eaに設けた掛金アーム92の先端の掛金部92aを、バンパビームエクステンション5Eの外側後端部5Ecに設けたフック部材93のフック部93aに係止させたり、離脱させたりする固定装置である。連結具9は、バンパビームエクステンション5Eの外側後端部5Ecとロアメンバ32E(車体フレーム3E)の前端部32Eaとを互いにワンタッチ式に着脱自在に固定することができる。
このように、バンパビームエクステンション5Eは、締結ボルトB11や連結具9によって、フロントサイドフレーム2E及びロアメンバ32Eに着脱可能に連結してもよい。このようにすることにより、バンパビームエクステンション5Eとロアメンバ32Eとの連結作業は、連結具9によってワンタッチで着脱することができるため、取付作業を簡素化して短時間で取り付けることができる。
また、バンパビームエクステンション5Eは、バンパビーム4Eとフロントサイドフレーム2Eとロアメンバ32Eとの三つの部材を連結する一つの部材として配置されていることにより、車両がナローオフセット衝突してバンパビーム4Eの車幅方向外側端部4Eaに衝突荷重がかかったときに、バンパビームエクステンション5Eが変形することによって衝突エネルギーを吸収すると共に、フロントサイドフレーム2E及びロアメンバ32Eの前端に共に作用するので、衝突エネルギーの吸収部材として利用することができる。
また、バンパビームエクステンション5Eは、バンパビーム4Eとフロントサイドフレーム2Eとロアメンバ32Eとによって保持されているので、車体の非衝突側は引張荷重によりフロントサイドフレーム2E先端が内倒れ方向に変形して衝突側の衝撃エネルギー吸収を向上させることができる。
[その他の変形例]
前記実施形態では、フロントサイドフレーム2や車体フレーム3やその他のフレーム部材は、角筒状フレームで形成した場合を説明したが、円筒形状等の他の形状の筒状部材であっても構わない。また、それらのフレーム部材は、剛性の高い材料であればよく、その他の材料からなるものであっても構わない。
1 車体
1a 車体前部
2,2E フロントサイドフレーム
2a 前端
3,3C,3D,3E 車体フレーム
3Ca,3Da 前端部
4,4C,4D バンパビーム
4a 車幅方向外側端部
4b 傾斜辺部
4Ca,4Da 後端部
4Cb 前壁部
4Cc 前壁延長部
4Dc 後壁延長部
4Dd 後壁部
5 バンパビームエクステンション
5Ea 外側後端部
12 フロントピラロア(フロントピラ)
21 斜めメンバ
30 アッパメンバ
31 ロアメンバ
32 ロアメンバ
32a 前端部
33 フロントピラアッパ(フロントピラ)
51,51A,51C,51D,51E 内側のバンパビームエクステンション
51a 前端
51b 後端
52,52C,52D,52E 外側のバンパビームエクステンション
52a 前端
52b 後端
53 取付プレート
B1〜B11 締結ボルト(ボルト)
C1 車両
C2 対向車

Claims (11)

  1. 車体前部に車幅方向に延設されたバンパビームと、
    車体の前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレームと、
    該左右のフロントサイドフレームの外側に配置された左右一対の車体フレームと、
    前記左右のフロントサイドフレームの前端と前記バンパビームとの間にそれぞれ配置されたバンパビームエクステンションと、
    前記左右の車体フレームの前端部と前記バンパビームとのそれぞれの間であって前記バンパビームエクステンションよりも車幅方向外側に配置されたバンパビームエクステンションと、を備えた車体前部構造において、
    前記左右の内側のバンパビームエクステンションと前記左右の外側のバンパビームエクステンションのうち前記左右の外側のバンパビームエクステンションは、それぞれの前端が前記バンパビームと一体に形成され、それぞれの後端が前記左右の車体フレームの前端部の側面にそれぞれボルト締結されていることを特徴とする車体前部構造。
  2. 前記左右の内側のバンパビームエクステンションと前記左右の外側のバンパビームエクステンションとは、それぞれ取付プレートによって連結されていることを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
  3. 前記左右の内側のバンパビームエクステンションは、それぞれの前端が前記バンパビームに一体に形成され、それぞれの後端が前記各取付プレートに一体に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車体前部構造。
  4. 前記左右の内側のバンパビームエクステンション及び前記左右の外側のバンパビームエクステンションは、それぞれの前端が前記バンパビームに一体成形または線溶接され、それぞれの後端が前記各取付プレートに一体成形または線溶接されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車体前部構造。
  5. 前記バンパビームは、車幅方向外側端部に車両後方側に向けて傾斜した傾斜辺部を有し、
    前記左右の内側及び外側のバンパビームエクステンションは、前記バンパビームの前記傾斜辺部に接合されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の車体前部構造。
  6. 前記左右の内側のバンパビームエクステンションは、車両が前面衝突したときに、当該左右の内側のバンパビームエクステンションの前端が、衝突荷重によって車幅方向外側に曲がるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の車体前部構造。
  7. 前記左右の車体フレームは、フロントピラに連結されるアッパメンバまたはロアメンバからなることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の車体前部構造。
  8. 前記左右の車体フレームは、前記左右のフロントサイドフレームの中央から斜め外側前方向に延びる斜めメンバからなることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の車体前部構造。
  9. 前記左右の外側のバンパビームエクステンションは、前記バンパビームの前面部を形成する前壁部に、前記車体フレームの車幅方向外側まで延長した前壁延長部が形成され、
    該前壁延長部の後端部は、前記左右の車体フレームの前端部の側面にそれぞれ車幅方向にボルトを貫通してボルト締結されていることを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
  10. 前記左右の外側のバンパビームエクステンションは、前記バンパビームの後面部を形成する後壁部に、前記車体フレームの車幅方向外側まで延長した後壁延長部が形成され、
    該後壁延長部の後端部が前記左右の車体フレームの前端部の側面にそれぞれ車幅方向にボルトを貫通してボルト締結されていることを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
  11. 前記左右の外側のバンパビームエクステンションと、前記左右の内側のバンパビームエクステンションとは、一体に形成されると共に、外側後端部がそれぞれ前記車体フレームに着脱可能に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
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