JP5920164B2 - フロントサブフレーム構造 - Google Patents

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Description

この発明は、サスペンションアームを支持するサスクロス本体とロアクラッシュカンとの間に、フロントサイドメンバを設けるようなフロントサブフレーム構造に関する。
従来、ロアアーム(サスペンションアーム)を支持するサスクロス本体とロアクラッシュカンとの間に、フロントサイドメンバを掛け渡すフロントサブフレーム構造が知られている。
上記フロントサイドメンバを、パワートレインの大きさや、アプローチアングル(前オーバハング角)、またはコンパチビリティ(compatibility 共生性)などのレイアウト条件により、側面視で下方に湾曲させる必要がある場合、フロントサイドメンバが屈曲して荷重伝達効率が低下し、荷重吸収量が小さくなる問題点があった。
また、パワートレインが後退する程の重大な前衝突の際(重衝突時)に、パワートレインの後退を阻害しないようにサスクロス本体の後部を車体から離脱させ、前衝突の後期に車体へ後方に掛かる加速度を低下させるように構成したものが公知であるが、フロントサイドメンバが側面視で下方に曲がっていると、この離脱のための荷重をサスクロス本体に伝達し難い問題点があった。
そこで、荷重伝達効率を向上させるために、単にフロントサイドメンバの肉厚を厚肉化した場合には重量増加を招く問題点があり、一方で、フロントサイドメンバを超高張力鋼板などの高張力な素材で形成すると、軽量化および薄肉化を図ることができるが、この場合、初期剛性は高いものの、フロントサイドメンバが側面視でV字状に屈曲すると、反力が急激に低下し、荷重吸収量が急減すると共に、パワートレインがサスクロス本体に引っかかって後退しなくなるという問題点があった。
ところで、特許文献1には、サスクロス本体と、該サスクロス本体とは別体のフロントサイドメンバを設け、フロントサイドメンバをサスクロス本体の前部に取付けたフロントサブフレーム構造が開示されている。
しかしながら、該特許文献1で開示された従来構造においては、上記フロントサイドメンバが直線状に形成されているので、パワートレインの下方レイアウトのスペースが確保できない。また、サスクロス本体とフロントサイドメンバとは下方から締付けるボルトを用いて締結されている関係上、作業性がよい反面で、ボルトの弛みが発生した場合に、そのまま長期間走行振動を受け続けると弛みが拡大する懸念があり、ボルトの落下に起因してフロントサイドメンバが横ずれすると、該フロントサイドメンバによる荷重伝達が不可となる問題点があった。
また、特許文献2には、ロアクラッシュカンが開示されているが、該特許文献2にはフロントサイドメンバの折れを抑制する技術思想については何等の開示も示唆もない。
特開2007−186125号公報 特開2012−6545号公報
そこで、この発明は、ロアクラッシュカンよりフロントサイドメンバが下方に配設され、該フロントサイドメンバの前部はその後部に対して前上に曲がっており、ロアクラッシュカンとフロントサイドメンバとの間には、少なくともフロントサイドメンバ前端よりも下方部位の前側に位置するブラケットを設けることで、パワートレインのレイアウト確保と、ロアクラッシュカンを相手車両のバンパ高さに合わせることを両立しつつ、ロアクラッシュカンで吸収し切れなかった前突荷重をブラケットで直接衝突物から受けることで、ブラケット下部からフロントサイドメンバを介して後方に荷重を伝達する経路を形成し、フロントサイドメンバの折れを抑制し、後方への荷重伝達性能の向上を図ることができるフロントサブフレーム構造の提供を目的とする。
この発明によるフロントサブフレーム構造は、サスペンションアームを支持するサスクロス本体とロアクラッシュカンとの間に、フロントサイドメンバを設けるフロントサブフレーム構造であって、上記ロアクラッシュカンより上記フロントサイドメンバの後部が下方に配設され、該フロントサイドメンバの前部は上記後部に対して前上に曲がっており、上記ロアクラッシュカンと上記フロントサイドメンバとの間には、少なくとも該フロントサイドメンバ前端よりも下方部位の前側に位置するブラケットが設けられ、該ブラケットで上記フロントサイドメンバと上記ロアクラッシュカンとが連結されたものである。
上記構成によれば、フロントサイドメンバがロアクラッシュカンより下方に配設され、かつ該フロントサイドメンバの前部が前上に曲がっているので、パワートレインの下方レイアウトが確保できる。
また、上記ブラケットにロアクラッシュカンを設けることができるので、ロアクラッシュカンを相手車両のバンパ高さに合わせることができる。
しかも、上記ブラケットは少なくともフロントサイドメンバ前端よりも下方部位の前側に位置するので、ロアクラッシュカンで吸収し切れなかった前突荷重をブラケットで直接衝突物から受け、ブラケット下部からフロントサイドメンバを介してその後方のサスクロス本体に至る荷重伝達経路を形成し、フロントサイドメンバの折れ(縦方向曲げモーメント)を抑制し、後方への荷重伝達性能の向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記フロントサイドメンバの前端中心よりも上方にずれて上記ロアクラッシュカンの後端中心が配され、上記フロントサイドメンバ前端と上記ロアクラッシュカン後端とが上下方向で一部重なるものである。
上記構成によれば、フロントサイドメンバとロアクラッシュカンとの上下オフセット量を確保しつつ、フロントサイドメンバ前端とロアクラッシュカン後端とが上下方向で一部重なる(オーバラップする)ことにより、ロアクラッシュカンからブラケットを介してフロントサイドメンバに直接的な前突荷重を高次元で伝達することができる。
この発明の一実施態様においては、上記ブラケットは上記フロントサイドメンバと上記ロアクラッシュカンと、上方の車体とを連結するものである。
上述の上方の車体は、フロントサイドフレームに設定してもよい。
上記構成によれば、ブラケットが車体にも連結されるので、該ブラケットの利用効率が高まると共に、フロントサイドメンバの縦方向曲げモーメントをさらに低減することができる。
この発明の一実施態様においては、上記フロントサイドメンバの前端部は、車幅方向に並ぶ2点で車体に支持され、上記ブラケットはクロスメンバ取付け部を有するものである。
上記構成によれば、上記ブラケットをクロスメンバ取付け部として兼用しつつ、上記2点支持によりフロントサイドメンバの横方向曲げモーメントの低減と、クロスメンバの支持剛性および組付け性確保との両立を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記サスクロス本体は、上記フロントサイドメンバから伝達される前突荷重を受けて車体から離脱するマウント部を備えたものである。
上記構成によれば、ブラケット下部からフロントサイドメンバを介してその後方のサスクロス本体に前突荷重が入力された際、マウント部が車体から離脱するので、パワートレイン後退前にサスクロス本体を離脱させ、適切にパワートレインを後退させることができる。
ここで、サスクロス本体を離脱させる時期は、パワートレインがサスクロス本体に当たって、車両の後向きの加速度が過大になる前であればよく、車両の後ろ向きの加速度が過大にならない範囲で、サスクロス本体をパワートレイン後退と同時に離脱させてもよい。
また、軽量かつ下方に曲がったフロントサイドメンバを用いても、斯る作用、効果が得られる。
この発明によれば、ロアクラッシュカンよりフロントサイドメンバが下方に配設され、該フロントサイドメンバの前部はその後部に対して前上に曲がっており、ロアクラッシュカンとフロントサイドメンバとの間には、少なくともフロントサイドメンバ前端よりも下方部位の前側に位置するブラケットを設けたので、パワートレインのレイアウト確保と、ロアクラッシュカンを相手車両のバンパ高さに合わせることを両立しつつ、ロアクラッシュカンで吸収し切れなかった前突荷重をブラケットで直接衝突物から受けることで、ブラケット下部からフロントサイドメンバを介して後方に荷重を伝達する経路を形成し、フロントサイドメンバの折れを抑制し、後方への荷重伝達性能の向上を図ることができる効果がある。
本発明のフロントサブフレーム構造を示す全体斜視図 ロアアームを取外した状態で示す図1の側面図 図1の底面図 図3のA−A線に沿う要部の矢視断面図 図2のB−B線に沿う要部の矢視断面図 図2の要部拡大断面図 フロントサブフレーム構造を示す斜視図 クロスメンバとブラケットとフロントサイドメンバの関連構造を示す斜視図 図8からフロントブラケットを取除いた状態の斜視図 フロントブラケットとバックブラケットの分解斜視図 荷重吸収変形状態を示し、(a)はクラッシュカン荷重吸収変形末期の側面図、(b)はフロントサイドフレーム変形初期の側面図、(c)はフロントサイドフレーム変形後期の側面図 フロントサイドメンバ後部と連結部の関連構造の他の実施例を示す平面図 フロントサイドメンバ後部と連結部の関連構造のさらに他の実施例を示す平面図 フロントサイドメンバ後部と連結部の関連構造のさらに他の実施例を示す斜視図
パワートレインのレイアウト確保と、ロアクラッシュカンを相手車両のバンパ高さに合わせることを両立しつつ、ロアクラッシュカンで吸収し切れなかった前突荷重をブラケットで直接衝突物から受けることで、ブラケット下部からフロントサイドメンバを介して後方に荷重を伝達する経路を形成し、フロントサイドメンバの折れを抑制し、後方への荷重伝達性能の向上を図るという目的を、サスペンションアームを支持するサスクロス本体とロアクラッシュカンとの間に、フロントサイドメンバを設けるフロントサブフレーム構造であって、上記ロアクラッシュカンより上記フロントサイドメンバの後部が下方に配設され、該フロントサイドメンバの前部は上記後部に対して前上に曲がっており、上記ロアクラッシュカンと上記フロントサイドメンバとの間に、少なくとも該フロントサイドメンバ前端よりも下方部位の前側に位置するブラケットを設け、該ブラケットで上記フロントサイドメンバと上記ロアクラッシュカンとが連結されるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図1は本発明のフロントサブフレーム構造を示す全体斜視図、図2はサスペンションアームとしてのロアアームを取外した状態で示す図1の側面図、図3は図1の底面図である。
図1〜図3において、エンジンルームと車室とを前後方向に区画するダッシュパネルとしてのダッシュロアパネル1を設けている。このダッシュロアパネル1はその車幅方向中央部にトンネル部2とを備えている。
ダッシュロアパネル1の下部後端には後方に向けて略水平に延びるフロアパネルが連設され、図3に示すように、フロアパネルの左右両サイドには、車両の前後方向に延びる閉断面構造のサイドシル3,3が一体的に接合固定されている。
またダッシュロアパネル1のトンネル部2およびフロアパネルのトンネル部の下部と対応して、車両の前後方向に延びるトンネルロアフレーム4,4を設けている。そして、このトンネルロアフレーム4と上述のサイドシル3との車幅方向中間部には、車両の前後方向に延びるフロアフレーム5,5を設けている。
さらに、フロアフレーム5の前部とサイドシル3の前部とを車幅方向に連結する左右一対のトルクボックス6,6を設けている。
図1〜図3に示すように、ダッシュロアパネル1からエンジンルームの左右両サイドにおいて車両前方に延びる左右一対のフロントサイドフレーム7,7を設けている。このフロントサイドフレーム7はフロントサイドフレームアウタとフロントサイドフレームインナとを接合固定して、車両の前後方向に延びる閉断面を有する車体剛性部材であって、該フロントサイドフレーム7にはその直線部の前後に前後方向に間隔を隔てて閉断面内に窪み、かつ上下方向に延びるビード7a,7b(変形促進部)が一体形成されている。
上述のビード7a,7bは、重衝突時に折れの切っ掛けとなり、このビード7a,7bの形成位置でフロントサイドフレーム7の座屈変形を許容するものである。
左右一対のフロントサイドフレーム7の前端部には、セットプレート8を介してアッパクラッシュカン9,9をそれぞれ取付けており、これら左右のアッパクラッシュカン9,9間には車幅方向に延びるバンパレイン10を横架している。
図3に示すように、アッパクラッシュカン9、フロントサイドフレーム7、フロアフレーム5は、平面視にて車両の前後方向に略一直線状に延びるように配設されている。
図2,図3において、11はエンジン12、トランスミッション13、ドライブシャフト14を備えたパワートレインである。
ところで、図1に示すように、サスペンションアームとしてのロアアーム15を支持するサスクロス本体16と、アッパクラッシュカン9よりも下方に位置するロアクラッシュカン17との間には、フロントサイドメンバ18を設けている。
このフロントサイドメンバ18は1000MPa以上の耐力をもつ超高張力鋼板で形成されており、図2に側面図で示すように、ロアクラッシュカン17より下方に配設され、該フロントサイドメンバ18の前部はその後部に対して前上に曲がっている。
図2の要部拡大図を図6に示すように、フロントサイドメンバ18はパワートレイン11のレイアウトの関係上、該パワートレイン11の下方を通るように側面視で下方に連続して大きく湾曲しており、該フロントサイドメンバ18の前端中心18aよりも上方にずれて上述のロアクラッシュカン17の後端中心17aが配されていて、かつ、フロントサイドメンバ18前端とロアクラッシュカン17後端とが上下方向で一部重なる(オーバラップする)ように構成されている。
また、図2,図6に示すように、ロアクラッシュカン17とフロントサイドメンバ18との間には、少なくとも該フロントサイドメンバ18前端よりも下方部位の前側に位置するブラケット19が設けられている。
このブラケット19の詳細構造については、図8,図9,図10を参照して後述するが、該ブラケット19はフロントブラケット20とバックブラケット21とを備えている。
上述のバックブラケット21はクロスメンバ取付け部21aを有し、左右のブラケット19,19におけるバックブラケット21のクロスメンバ取付け部21a相互間には、車幅方向に延びる閉断面構造のフロントクロスメンバ(第1クロスメンバ)22を取付けている。
図6に示すように、上述のブラケット19はフロントサイドメンバ18とロアクラッシュカン17と、上方の車体としてのフロントサイドフレーム7とを連結するもので、ロアクラッシュカン17はその背面に設けたセットプレート23を介してフロントブラケット20に連結されており、フロントサイドフレーム7の下面には支持部材24を接合固定し、フロントブラケット20の上面は第1マウント部M1を構成するボルト、ナット25を用いて、上述の支持部材24に締結固定されている。
ここで、上述のロアクラッシュカン17は、アプローチアングル(前オーバハング角)およびコンパチビリティ(compatibility 共生性)を考慮して、フロントサイドメンバ18の前端よりも上方位置に取付けられている。
次に、図1,図3,図7を参照して、サスクロス本体16の構成について説明する。
サスクロス本体16は左右一対のフロントサイドフレーム7,7の下側に位置するもので、該サスクロス本体16は、車両前後方向に延びるパイプ製の左右一対のリヤサイドメンバ30,30と、リヤサイドメンバ30,30の前部間に車幅方向に向けて架設されたセンタクロスメンバ(第2クロスメンバ)31と、該センタクロスメンバ31の後部車幅方向中間部とリヤサイドメンバ30,30の後端部との間に、平面視で略V字状に架設されたクロスメンバとしての傾斜メンバ32(いわゆるV字ブレース)と、リヤサイドメンバ30,30の後端と対応する傾斜メンバ32の左右の後部間に車幅方向に延びるように架設されたリヤクロスメンバ33(第3クロスメンバ)と、リヤサイドメンバ30の前端に対応するセンタクロスメンバ31の左右から上方に延設されて、図1,図2で示した左右のフロントサイドフレーム7,7におけるサス取付けブラケット34,34にそれぞれ連結される左右の車体取付け部35,35(以下単にタワー部と略記する)と、を備えている。
図7に示すように、上述のタワー部35の上部車外側にはNo.2マウント部としてのセンタマウント部M2(具体的にはマウントブッシュやマウントパイプ)を連結し、また傾斜メンバ32の後端部にはNo.4マウント部としてのリヤマウント部M4(具体的にはマウントブッシュやマウントパイプ)を連結し、リヤクロスメンバ33の左右両側部にはNo.3マウント部としてのインサイドマウント部M3を設定している。
そして、図2,図3に示すように、左右一対のセンタマウント部M2,M2を、フロントサイドフレーム7の前後方向中間部におけるサス取付けブラケット34の下面に連結し、左右一対のリヤマウント部M4,M4をフロントサイドフレーム7の後部下面に連結し、左右一対のインサイドマウント部M3,M3をトンネルロアフレーム4の前部下面に連結している。
つまり、サスクロス本体16は片側3点、左右両側で計6点にて車体にマウントされたものである。
ここで、上述のインサイドマウント部M3,M3およびリヤマウント部M4,M4は、図3,図7に示すように、車幅方向に略一直線状に並ぶように配設されている。
また、図3,図7に示すように、平面視において、ロアクラッシュカン17、フロントサイドメンバ18、リヤサイドメンバ30、トンネルロアフレーム4が車両の前後方向に略一直線状に連続するように配設されている。
さらに、上述の各マウント部M2,M3,M4は、フロントサイドメンバ18から伝達される前突荷重を受けて車体から離脱するように構成されている。この車体から離脱する構造としては、マウント部M2,M3,M4それ自体が変形、破断する構造であってもよく、あるいは、車体側の支持部が変形、破断する構造であってもよい。
図7に示すように、上述のセンタクロスメンバ31の前面側車幅方向中間にはエンジンマウント用の開口部31aが形成されている。
また、同図に示すように、傾斜メンバ32の車幅方向外方への延設部とリヤサイドメンバ30との間には、図1に示すロアアーム15の後側を上側、下側からそれぞれ支持するロアアーム支持部としてのアッパブラケット36、ロアブラケット37が取付けられており、これら上下のアッパブラケット36、ロアブラケット37にはビード等の凹凸部が一体形成されていて、各ブラケット36,37それ自体の剛性が高められている。
上側に位置するアッパブラケット36は、平面から見て相対的に小さい面積の略三角形状に形成されており、下側に位置するロアブラケット37は、平面から見て相対的に大きい面積の略扇形状に形成されている。
次に、図4,図5,図7を参照してフロントサイドメンバ18の後端支持構造について説明する。
フロントサイドメンバ18の後端部とサスクロス本体16の車幅方向端部における閉断面構造のタワー部35との間には、連結部としての連結ブラケット40を設けている。
図4,図5,図7に示すように、この連結ブラケット40は、フロントサイドメンバ18の後端部を、ロアアーム15のアーム取付けボルト41よりも車幅方向外側位置にて、サスクロス本体16に連結するための外側壁40Aと、この外側壁40Aから車幅方向内側に延びてフロントサイドメンバ18後端部をロアアーム内端部のロアアームブッシュ42の前方に案内する上ガイド壁40Bおよび下ガイド壁40Cと、上述の外側壁40Aに連続する前壁40Dおよび内側壁40Eと、を備えている。
上述の各壁40A,40B,40C,40D,40Eは展開状態の一枚の板材を折曲げて形成することができる。一方、ロアアームブッシュ42は、図4,図5に断面で示すように、内筒42aと、外筒42bと、内筒42aおよび外筒42b間に介設されたラバー部材42cとを有する。
そして、図5に示すように、フロントサイドメンバ18の後端がロアアームブッシュ42の外筒42b近傍に対面しており、これにより、荷重伝達効率を確保するように構成している。
詳しくは、フロントサイドメンバ18の後端部をアーム取付けボルト41よりも車幅方向外側にずらして、ロアアーム15の組付性を確保すると共に、フロントサイドメンバ18の後端部を上ガイド壁40B、下ガイド壁40C、外側壁40Aの三方で覆い、次に述べる溶接が外れた場合にあっても、フロントサイドメンバ18が車幅方向内側にしかずれないように構成している。
図5,図7に示すように、連結ブラケット40の外側壁40Aには貫通構造の溶接孔43が設けられており、この溶接孔43を利用して、フロントサイドメンバ18の後端部と連結ブラケット40の外側壁40Aとが溶接固定されている。これにより、フロントサイドメンバ18後端部と外側壁40Aとを締結するボルト、ナット等を不要となして、部品点数の削減を図りつつ、フロントサイドメンバ後端部を軽量高剛性化し、またアーム取付けボルト41の締結スペースを確保するように構成している。
上述の溶接孔43を利用しての両者18,40Aの溶接が万一外れた場合であっても、フロントサイドメンバ18は各壁40A,40B,40Cで三方から囲繞されているので、車幅方向内側にしかずれないものである。
ここで、図5に実線で示すフロントサイドメンバ18に代えて、同図に仮想線αで示すように実線のフロントサイドメンバ18よりも車幅方向の幅が大きいフロントサイドメンバを用いて、外筒42bとのオーバラップ量増加を図ってもよい。
また、図4,図5に示すように、上述のアーム取付けボルト41は、2部材にて閉断面構造に形成されたタワー部35の閉断面内に予め溶接固定されたナット44(いわゆるウエルドナット)に対して、締結されている。
さらに、図4に示すように、上述のロアアーム15はアッパパネル15aとロアパネル15bとの2部材にて閉断面構造に形成されており、ロアアームブッシュ42の外筒42b外周には、アッパパネル15aの一部15cとロアパネル15bの一部15dとが連結されている。
なお、図5において、45はロアアーム15の車幅方向内側後部のロアアームブッシュで、このロアアームブッシュ45の軸は上下方向に指向させている。また図5において、46はセンタクロスメンバ31内に設けたレインフォースメントである。さらに図2において、47はラジエータ(熱交換器)であり、図7に示すようにフロントクロスメンバ22はその左右両端部の取付け部に対して車幅方向中間部が下方に位置しており、これによりフロントクロスメンバ22に対するラジエータ配置スペースを確保するように構成している。
次に、図8,図9,図10を参照してブラケット19およびその周辺構造について説明する。
図8はクロスメンバとブラケットとフロントサイドメンバの関連構造を示す斜視図、図9は図8からフロントブラケットを取除いた状態の斜視図、図10はフロントブラケットとバックブラケットの分解斜視図である。
図8,図10に示すように、ブラケット19はフロントブラケット20とバックブラケット21との2部材から構成されており、フロントブラケット20は前壁20aと上壁20bと側壁20c,20cとを備えており、前壁20aには開口部20dが形成される一方、上壁20bの車幅方向内側には位置決めピン48が上方に向けて突設されている。
また、上壁20bの車幅方向内側と車幅方向外側との2箇所には、図6で示したボルト、ナット25のボルトを挿通させる内側締結孔20eと外側締結孔20fとが開口形成されており、これにより、フロントサイドメンバ18の前端部が、ブラケット19の車幅方向に並ぶ2点(各締結孔20e,20f参照)で、支持部材24を介して上方の車体であるフロントサイドフレーム7に支持されている。
さらにフロントブラケット20の前壁20aには、複数のロアクラッシュカン締結孔20gが形成されている。
図9,図10に示すようにバックブラケット21の下部には、その後方からフロントサイドメンバ18を受入れる開口部21bが形成されており、内側側壁21cと外側側壁21dの前部下部を折曲げて溶接し、前壁21eを形成している。
また内側側壁21cの下端を折曲げて外側側壁21dの下縁に溶接することで前述のクロスメンバ取付け部21aを形成し、これにより剛性が高いクロスメンバ支持部を形成すると共に、前突時の荷重伝達に関わる前後剛性を確保している。
さらに、図9に示すように、バックブラケット21の前端部は正面視で中空十文字状に形成されており、このバックブラケット21とフロントブラケット20とを連結固定することで、上述のブラケット19が構成されている。
そして、図6で示したように、ロアクラッシュカン17前部よりも後方で、かつフロントサイドメンバ18の前端よりも下方の部位の前側にブラケット19の少なくとも一部が位置するように、構成したものである。
要するに、図3に底面図で示すように、ロアクラッシュカン17、フロントサイドメンバ18、連結ブラケット40、リヤサイドメンバ30、インサイドマウント部M3が車両前後方向に可及的真っ直ぐで、かつ図2に側面図で示すようにパワートレイン11のレイアウトを考慮してフロントサイドメンバ18が下方に大きく湾曲するものにおいて、ブラケット19を該フロントサイドメンバ18の前端よりも下方まで位置させることにより、衝突時に確実に荷重を伝達すべく構成したものである。
次に、図11を参照してフロントサイドフレーム7が荷重吸収変形するような重衝突時の作用について説明する。図11の(a)はクラッシュカン荷重吸収変形末期の側面図、図11の(b)はフロントサイドフレーム変形初期の側面図、図11の(c)はフロントサイドフレーム変形後期の側面図である。なお、図11において、49は歩行者の脚払い用のロアスティフナである。
図11の(a)に示すように、車両が重衝突すると、矢印X1,X2で示す衝突荷重入力により、アッパクラッシュカン9およびロアクラッシュカン17が潰れ、これら上下の各クラッシュカン9,17が潰れ切ると図11の(b)のようになる。
つまり、衝突の継続によりブラケット19下部に矢印X3で示す追加荷重が入力し、フロントサイドメンバ18による荷重伝達経路Y1の形成により、該フロントサイドメンバ18の後部が荷重吸収変形すると共に、フロントサイドフレーム7は前後のビード7a,7bを折れの切っ掛けとして変形するので、センタマウント部M2が車体から離脱する。この場合、矢印X3で示す追加荷重によりフロントサイドメンバ18の折れが抑制される。
図11の(c)に示すフロントサイドフレーム7の変形後期においては、側面視で大きくV字状となる折れが抑制されたフロントサイドメンバ18の同図に矢印で示す荷重伝達経路Y1とリヤサイドメンバ30による荷重伝達経路Y2とを介して後方に荷重が伝達されるので、各マウント部M3,M4が車体から離脱し、サスクロス本体16を車体から切り離すことができるので、パワートレイン11の後退が可能となることから、変形後期における車両の後方への加速度を低下させることができる。
なお、図中、矢印Fは車両の前方を示し、矢印Rは車両の後方を示し、矢印INは車幅方向内方を示し、矢印OUTは車幅方向外方を示す。
このように、図1〜図11で示した実施例のフロントサブフレーム構造は、サスペンションアーム(ロアアーム15参照)を支持するサスクロス本体16とロアクラッシュカン17との間に、フロントサイドメンバ18を設けるフロントサブフレーム構造であって、上記ロアクラッシュカン17より上記フロントサイドメンバ18の後部が下方に配設され、該フロントサイドメンバ18の前部は上記後部に対して前上に曲がっており、上記ロアクラッシュカン17と上記フロントサイドメンバ18との間には、少なくとも該フロントサイドメンバ18前端よりも下方部位の前側に位置するブラケット19が設けられたものである(図2参照)。
この構成によれば、フロントサイドメンバ18がロアクラッシュカン17より下方に配設され、かつ該フロントサイドメンバ18の前部が前上に曲がっているので、パワートレイン11の下方レイアウトが確保できる。
また、上記ブラケット19にロアクラッシュカン17を設けることができるので、ロアクラッシュカン17を相手車両のバンパ高さに合わせることができる。
しかも、上記ブラケット19は少なくともフロントサイドメンバ18前端よりも下方部位の前側に位置するので、ロアクラッシュカン17で吸収し切れなかった前突荷重をブラケット19で直接衝突物から受け、ブラケット19下部からフロントサイドメンバ18を介してその後方のサスクロス本体16に至る荷重伝達経路Y1(図11参照)を形成し、フロントサイドメンバ18の折れ(縦方向曲げモーメント)を抑制し、後方への荷重伝達性能の向上を図ることができる。
また、上記フロントサイドメンバ18の前端中心18aよりも上方にずれて上記ロアクラッシュカン17の後端中心17aが配され、上記フロントサイドメンバ18前端と上記ロアクラッシュカン17後端とが上下方向で一部重なるものである(図6参照)。
この構成によれば、フロントサイドメンバ18とロアクラッシュカン17との上下オフセット量を確保しつつ、フロントサイドメンバ18前端とロアクラッシュカン17後端とが上下方向で一部重なる(オーバラップする)ことにより、ロアクラッシュカン17からブラケット19を介してフロントサイドメンバ18に直接的な前突荷重を高次元で伝達することができる。
さらに、上記ブラケット19は上記フロントサイドメンバ18と上記ロアクラッシュカン17と、上方の車体(フロントサイドフレーム7参照)とを連結するものである(図6参照)。
この構成によれば、ブラケット19が車体(フロントサイドフレーム7参照)にも連結されるので、該ブラケット19の利用効率が高まると共に、フロントサイドメンバ18の縦方向曲げモーメントをさらに低減することができる。
加えて、上記フロントサイドメンバ18の前端部は、車幅方向に並ぶ2点(締結孔20e,20f参照)で車体(フロントサイドフレーム7参照)に支持され、上記ブラケット19はクロスメンバ取付け部21aを有するものである(図6,図7参照)。
この構成によれば、上記ブラケット19をクロスメンバ取付け部21aとして兼用しつつ、上記2点支持によりフロントサイドメンバ18の横方向曲げモーメントの低減と、クロスメンバ(フロントクロスメンバ22)の支持剛性および組付け性確保との両立を図ることができる。
さらにまた、上記サスクロス本体16は、上記フロントサイドメンバ18から伝達される前突荷重を受けて車体から離脱するマウント部(M2,M3,M4)を備えたものである(図7,図11参照)。
この構成によれば、ブラケット19下部からフロントサイドメンバ18を介してその後方のサスクロス本体16に前突荷重が入力された際、マウント部(M2,M3,M4)が車体から離脱するので、パワートレイン11後退前、または後退と同時期にサスクロス本体16を離脱させ、適切にパワートレイン11を後退させ、変形後期における車両の後方への加速度を低下させることができる。また、軽量かつ下方に曲がったフロントサイドメンバ18を用いても、斯る作用、効果が得られる。
図12はフロントサブフレーム構造の他の実施例を示し、図12に示すこの実施例では、フロントサイドメンバ18の後端部を偏平に加工して、取付け部18bを形成し、この取付け部18bを連結ブラケット40の外側壁40Aにおいて、車幅方向の外側から締付けるボルト50と、ナット51とを用いて締結し、ロアアーム15のアーム支持部としての該連結ブラケット40をタワー部35およびマウント部M2に連結し、マウント部M2を所定荷重で下方に離脱するように構成したものである。
このように、フロントサイドメンバ18の後端部を連結ブラケット40に対して車幅方向の外側から締付けるボルト50を用いて締結すべく構成すると、フロントサイドメンバ18の組付け性向上を図ることができる。
またアーム支持部である連結ブラケット40は、所定荷重で下方に離脱するマウント部M2に連結しているので、前突時に所定荷重が入力すると、このマウント部M2は前突荷重を受けて車体(フロントサイドフレーム7)から離脱し、サスクロス本体16を下方に変位させるため、パワートレイン11の後退が容易となり、変形後期における車両の後方への加速度を低下させることができる。
さらに、実施例1に対してフロントサイドメンバ18後端の取付け部18bの幅が小さくなるので、該フロントサイドメンバ18後端のスリム化を図ることができると共に、軽衝突時におけるフロントサイドメンバ18の交換が可能となる。
図13はフロントサブフレーム構造のさらに他の実施例を示し、図13に示すこの実施例では、連結ブラケット40において上ガイド壁40Bよりも下ガイド壁40cを車幅方向内側に短く設定すると共に、外側壁40Aと前壁40Dとの間には、フロントサイドメンバ18後端をロアアームブッシュ42の外筒42b側へ案内するスラント壁40Sを形成したものである。
このように、下ガイド壁40Cの車幅方向内側への長さを、上ガイド壁40Bの車幅方向内側への長さよりも短く構成すると、下方からアーム取付けボルト41に容易にアクセスすることができるので、サービス性の向上を図ることができる。
また上述のスラント壁40Sを設けたので、衝突時にフロントサイドメンバ18と外側壁40Aとの溶接が外れた場合、フロントサイドメンバ18の後端はスラント壁40Sで案内されてロアアームブッシュ42の外筒42b側へ変位し、これにより良好な荷重伝達効果を確保することができる。
図13で示した実施例3においても、その他の構成、作用、効果については、先の実施例1と同様であるから、図13において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図14はフロントサブフレーム構造のさらに他の実施例を示し、図14に示すこの実施例では、ロアアーム15のロアアームブッシュ42に対して直接前突荷重を伝達すべく構成したものである。
つまり、この実施例においては、連結ブラケット40の前壁40Dにおける車幅方向外側部に、位置決めピン52を前方に向けて突設すると共に、アーム取付けボルト41の頭部を回避する開口部53aと位置決め孔53bとを有するラバーシート53を設け、さらに、フロントサイドメンバ18の後端部には後端部ラケット54を一体または一体的に設けている。
この後端ブラケット54は、内部中空のキャップ部54aと、該キャップ部54aの後端開口部に連続する開口部と位置決め孔54bとを備えたフランジ部54cとを有し、上述のラバーシート53を介して連結ブラケット40の前壁40Dに突き当て固定される。この場合、ラバーシート53および後端ブラケット54は各位置決め孔53b,54bに挿入される位置決めピン52で位置決めされる。
このように構成すると先の実施例1,2,3に対してフロントサイドメンバ18を平面視でより一層真っ直ぐに配することができ、該フロントサイドメンバ18後端が上記後端ブラケット54のフランジ部54cを介してロアアームブッシュ42の外筒42bに直接的に突き当てられているので、前突荷重の荷重伝達効果が向上し、前突荷重によりマウント部M2を確実に離脱させることができると共に、衝突後期においてはリヤサイドメンバ30を介してマウント部M3にも前突荷重を伝達して、該マウント部M3を離脱させることができる。
また、通常時にあっては、上述のラバーシート53で振動防止効果、異音発生防止効果を確保することができる。
図14で示した実施例4においても、その他の構成、作用、効果については、先の実施例1と略同様であるから、図14において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のサスペンションアームは、実施例のロアアーム15に対応し、
以下同様に、
上方の車体は、フロントサイドフレーム7に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記ブラケット19の前方に、ロアクラッシュカン17の前方よりもさらに前方へ突出する歩行者の脚払い用のスティフナ49(図11参照)を設けてもよい。また、フロントサイドメンバ18は図示実施例のように全体が下方に湾曲するものに代えて、前部のみがその後部に対して前方かつ上方に曲がった構成のフロントサイドメンバであってもよい。
以上説明したように、本発明は、サスペンションアームを支持するサスクロス本体とロアクラッシュカンとの間に、フロントサイドメンバを設けるようなフロントサブフレーム構造について有用である。
7…フロントサイドフレーム(車体)
15…ロアアーム(サスペンションアーム)
16…サスクロス本体
17…ロアクラッシュカン
17a…後端中心
18…フロントサイドメンバ
18a…前端中心
19…ブラケット
21a…クロスメンバ取付け部
M2,M3,M4…マウント部

Claims (5)

  1. サスペンションアームを支持するサスクロス本体とロアクラッシュカンとの間に、フロントサイドメンバを設けるフロントサブフレーム構造であって、
    上記ロアクラッシュカンより上記フロントサイドメンバの後部が下方に配設され、
    該フロントサイドメンバの前部は上記後部に対して前上に曲がっており、
    上記ロアクラッシュカンと上記フロントサイドメンバとの間には、少なくとも該フロントサイドメンバ前端よりも下方部位の前側に位置するブラケットが設けられ
    該ブラケットで上記フロントサイドメンバと上記ロアクラッシュカンとが連結されたことを特徴とする
    フロントサブフレーム構造。
  2. 上記フロントサイドメンバの前端中心よりも上方にずれて上記ロアクラッシュカンの後端中心が配され、
    上記フロントサイドメンバ前端と上記ロアクラッシュカン後端とが上下方向で一部重なる
    請求項1記載のフロントサブフレーム構造。
  3. 上記ブラケットは上記フロントサイドメンバと上記ロアクラッシュカンと、上方の車体とを連結する
    請求項1または2記載のフロントサブフレーム構造。
  4. 上記フロントサイドメンバの前端部は、車幅方向に並ぶ2点で車体に支持され、
    上記ブラケットはクロスメンバ取付け部を有する
    請求項1〜3の何れか1項に記載のフロントサブフレーム構造。
  5. 上記サスクロス本体は、上記フロントサイドメンバから伝達される前突荷重を受けて車体から離脱するマウント部を備えた
    請求項1〜4の何れか1項に記載のフロントサブフレーム構造。
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