JP2008201289A - 自動車の車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】サスタワーに伝達される荷重を効率的にヒンジピラーに伝達することができ、正面衝突に対する充分な耐力の向上を図ることができる自動車の車体構造を提供する。
【解決手段】一対のヒンジピラー13と、両ヒンジピラー13に接合されてエンジンルーム1と車室2とを仕切るダッシュパネル5と、ダッシュパネル5から前方に離間して設けられたサスタワー19と、サスタワー19の外側部とヒンジピラー13とを前後方向に連結するカウルサイドパネル26と、を備えたものにおいて、サスタワー19の内側部とヒンジピラー13とを直線的に連結する補給ブラケット30を備えたことを特徴とする。
【選択図】図6

Description

この発明は、左右一対のヒンジピラーと、これら両ヒンジピラーに接合されてエンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネルと、このダッシュパネルから前方に離間して設けられたサスペンションタワーと、該サスペンションタワーの外側部と上記ヒンジピラーとを前後方向に連結するカウルサイドパネルとを備えたような自動車の車体構造に関する。
従来、上述例の車体構造としては、特許文献1に開示された構造がある。
すなわち、図13に示すように、左右一対のヒンジピラー91(但し、図13においては車両右側のヒンジピラーのみを示す)と、これら左右の両ヒンジピラー91,91に接合されて、エンジンルーム92と車室93とを前後方向に仕切るダッシュパネル94と、このダッシュパネル94から前方に離間して設けられたサスペンションタワー95と、このサスペンションタワー95の車幅方向外側部と上記ヒンジピラー91とを前後方向に連結するエプロンアッパメンバ96とを備え、上述の奪取パネル94の車室側において、該ダッシュパネル94と上記ヒンジピラー91との間に橋渡されるコーナブラケット97を設けると共に、このコーナブラケット97が接合されるダッシュパネル部と上記サスペンションタワー95とを前後方向に連結する補強ブラケット98を設けたものである。
この従来構造によれば、車両の正面衝突時にサスペンションタワー95に伝達された荷重は、補強ブラケット98から一旦、その後部のダッシュパネル94に入力され、このダッシュパネル94から上述のコーナブラケット97を介してヒンジピラー91に入力(荷重伝達)されるが、前後方向に延びる補強ブラケット98から、略車幅方向に延びるコーナブラケット97に荷重が略直角方向に伝達されることになる関係上、荷重を受ける方向に無理があり、サスペンションタワー95に伝達された荷重を効率的にヒンジピラー91に伝達することが困難で、正面衝突に対する充分な耐力の向上を図ることができない問題点があった。
特開2006−193023号公報
そこで、この発明は、左右一対のヒンジピラーと、左右の両ヒンジピラーに接合されてエンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネルと、該ダッシュパネルから前方に離間して設けられたサスペンションタワーと、該サスペンションタワーの外側部と上記ヒンジピラーとを前後方向に連結するカウルサイドパネルと、を備えたものにおいて、上記サスペンションタワーの内側部とヒンジピラーとを直線的に連結する補強ブラケットを備えることで、サスペンションタワーに伝達される荷重を効率的にヒンジピラーに伝達することができ、正面衝突に対する充分な耐力の向上を図ることができる自動車の車体構造の提供を目的とする。
この発明による自動車の車体構造は、左右一対のヒンジピラーと、左右の両ヒンジピラーに接合されてエンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネルと、該ダッシュパネルから前方に離間して設けられたサスペンションタワーと、該サスペンションタワーの外側部と上記ヒンジピラーとを前後方向に連結するカウルサイドパネルと、を備えた自動車の車体構造であって、上記サスペンションタワーの内側部と上記ヒンジピラーとを直線的に連結する補強ブラケットを備えたものである。
上記構成によれば、上述の補強ブラケットでサスペンションタワーの内側部とヒンジピラーとを直線的に連結したので、サスペンションタワーに伝達される荷重を、該補強ブラケットを介して、効率的にヒンジピラーに伝達することができ、正面衝突に対する充分な耐力の向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記補強ブラケットは、上記サスペンションタワーの内側部とヒンジピラーとを直線的に連結する縦壁部と、該縦壁部の上端から車外側に向けて延びる横壁部とを備えたものである。
上記構成によれば、補強ブラケットが縦壁部と横壁部とを備えているので、該補強ブラケットの剛性向上を図ることができ、荷重伝達効率がさらに向上する。
この発明の一実施態様においては、上記補強ブラケットの横壁部の外側端が上記カウルサイドパネルに接合されたものである。
上記構成によれば、補強ブラケットの横壁部をカウルサイドパネルに接合させたので、サスペンションタワーとヒンジピラーとの間の剛性をさらに向上させることができる。
この発明の一実施態様においては、上記ダッシュパネルの左右両側部に、前方に延びて上記補強ブラケットの縦壁部の下端および上記カウルサイドパネルの下部に接合されると共に、上記サスペンションタワーに接合される延出部を備えたものである。
上記構成によれば、補強ブラケットと、カウルサイドパネルと、ダッシュパネルの延出部とで、閉断面構造のボックス形状を形成することができ、この結果、サスペンションタワーとヒンジピラーとの間の剛性をより一層向上させることができる。
この発明の一実施態様においては、上記ダッシュパネルの左右の両延出部間を橋渡すようにカウルフロントが設けられ、上記カウルフロントの側端部が上記補強ブラケットに固定されたものである。
上記構成によれば、ダッシュパネルの延出部はサスペンションタワーに接合されており、左右の両延出部間にはカウルフロントが橋渡され、かつ該カウルフロントの側端部が補強ブラケットに固定されているので、サスペンションタワーの内倒れ方向の剛性向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記カウルフロントの前端部の後方には、該カウルフロントとの間に閉断面を形成して車幅方向に延びるカウルフロントレインが設けられ、該カウルフロントレインの側端部が上記補強ブラケットに固定されたものである。
上記構成によれば、カウルフロントとカウルフロントレインとで車幅方向に延びる閉断面を形成し、この閉断面構造体が補強ブラケットを介して左右のサスペンションタワー間に橋渡されるので、サスペンションタワーの内倒れを防止することができる。
この発明の一実施態様においては、上記補強ブラケットの横壁部にワイパリンクを支持する支持フレームが固定されると共に、上記補強ブラケットの縦壁部にワイパリンクの揺動軌跡をかわす開口部が形成されたものである。
上記構成によれば、補強ブラケットをワイパリンクと干渉させることなく、該補強ブラケットをワイパ取付ブラケットと兼用することができる。つまり補強ブラケットが衝突荷重の伝達部材と、ワイパ取付ブラケットとを兼ねる構成となる。
この発明の一実施態様においては、上記サスペンションタワーの内側部がフロントサイドフレームに接合されると共に、上記サスペンションタワーの外側部に接合され上記カウルサイドパネルに連続して前方に延びるサイドレインフォースメントを備えたものである。
上記構成によれば、サスペンションタワーの内側部には、フロントサイドフレームが接合されており、サスペンションタワーの外側部には、サイドレインフォースメントが接合されているので、前方衝突荷重を効率的にサスペンションタワーおよびヒンジピラーに伝達することができる。
なお、前方衝突荷重の一方はフロントサイドフレームからフロアパネル下部のフロアフレームに伝達され、前方衝突荷重の他方はサイドレインフォースメントからカウルサイドパネルを介してヒンジピラーに伝達されると共に、サイドレインフォースメントからサスペンションタワーに入力された後に、補強ブラケットを介してヒンジピラーに伝達されることになる。
この発明によれば、左右一対のヒンジピラーと、左右の両ヒンジピラーに接合されてエンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネルと、該ダッシュパネルから前方に離間して設けられたサスペンションタワーと、該サスペンションタワーの外側部と上記ヒンジピラーとを前後方向に連結するカウルサイドパネルと、を備えたものにおいて、上記サスペンションタワーの内側部とヒンジピラーとを直線的に連結する補強ブラケットを備えるので、サスペンションタワーに伝達される荷重を効率的にヒンジピラーに伝達することができ、正面衝突に対する充分な耐力の向上を図ることができる効果がある。
サスペンションタワーに伝達される荷重を効率的にヒンジピラーに伝達するという目的を、左右一対のヒンジピラーと、左右の両ヒンジピラーに接合されてエンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネルと、該ダッシュパネルから前方に離間して設けられたサスペンションタワーと、該サスペンションタワーの外側部と上記ヒンジピラーとを前後方向に連結するカウルサイドパネルと、を備えた自動車の車体構造において、上記サスペンションタワーの内側部と上記ヒンジピラーとを直線的に連結する補強ブラケットを備えるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は自動車の車体構造を示し、図1は概略斜視図、図2は右側の構成のみを示す平面図、図3は図2のA−A線矢視断面図、図4は図2のB−B線矢視断面図、図5は図2のC−C線矢視断面図、図6は図4のD−D線矢視断面である。また、この実施例の自動車の車体構造は左右ほぼ対称に構成されている。
図1〜図6において、エンジンルーム1と車室2とを前後方向に仕切るダッシュロアパネル3を設け、図3、図5に示すように、このダッシュロアパネル3の上端折曲部3aにはダッシュアッパパネル4を接合固定し、このダッシュアッパパネル4とダッシュロアパネル3の両者とで、ダッシュパネル5を構成している。
図3、図5に示すように、上述のダッシュアッパパネル4は車幅方向に延びるパネルであって、このダッシュアッパパネル4の車幅方向両端部を除く中間部は、図5に示すように、下端折曲部4aと、縦壁部4bと、上端折曲部4cとを備えると共に、ダッシュアッパパネル4の車幅方向の左右両側部には、上記各要素4a,4b,4cに加えて、図3に示すように、上記下端折曲部4aからさらに前方に延びる延出部4dを備えている。
図3、図5に示すように、ダッシュロアパネル3の上端折曲部3aと、ダッシュアッパパネル4の上端折曲部4cとの間には断面略逆L字状で、かつ車幅方向に延びるカウルパネル6を接合固定し、このカウルパネル6とダッシュアッパパネル4との間には閉断面7を形成している。
また、上述のカウルパネル6のフロントウインド支持部6aには、接着剤8を介してフロントウインド9の下端部を支持させている。
図5、図6に示すように、ダッシュロアパネル3の上端折曲部3aには、車幅方向に延びるカウルフロント10を取付けている。このカウルフロント10は、縦壁部10aと、この縦壁部10aの上端から前方に延びる上端折曲部10bと、縦壁部10aの下端から後方に延びてダッシュロアパネル3に取付けられる横壁部10cとを備え、上述のダッシュアッパパネル4の左右の両延出部4d,4d間を橋渡すように設けられている。
図5に示すように、上述のカウルフロント10の上端折曲部10bと横壁部10cとの間には、車幅方向に延びるカウルフロントレイン11を接合固定し、これら両者10,11間には車幅方向に延びる閉断面12を形成している。上述のカウルフロントレイン11は、上端折曲部11aと、縦壁部11bと、下端折曲部11cとを備え、カウルフロントレイン11の上端折曲部11aをカウルフロント10の上端折曲部10bに接合し、またカウルフロントレイン11の下端折曲部11cをカウルフロント10の横壁部10cに接合固定している。
ここで、上述のダッシュパネル5は、図6に示すように、左右一対のヒンジピラー13,13(但し、図面では右側の構成のみを示す)間に接合されて、エンジンルーム1と車室2とを前後方向に仕切るものである。
図6に示すように、ヒンジピラー13は、ヒンジピラーインナ14と、ヒンジピラーアウタ15とを接合固定して、上下方向に延びるヒンジピラー閉断面16を備えた車体剛性部材であって、ヒンジピラーアウタ15の車外側には、キャブサイドアウタ17が接合固定されると共に、このヒンジピラー13に連続するようにフロントピラー18(図1、図2参照)が設けられている。
図7は図2の要部拡大平面図、図8はカウルフロント10およびカウルフロントレイン11を取外した状態で示す図7の斜視図であって、図1、図2、図7、図8に示すように、ダッシュパネル5から前方に離間した位置にはサスペンションタワー19(以下単にサスタワーと略記する)を設けている。
図1、図2に示すように、サスタワー19の内側下部はフロントサイドフレーム20に接合固定されている。このフロントサイドフレーム20はエンジンルーム1の左右両サイドにおいて車両の前後方向に延びる車体剛性部材であって、左右一対のフロントサイドフレーム20の後端には、フロアパネルの下部に設けられたフロアフレーム(図示せず)が前後方向に連続するように配設される。
また、図1、図2に示すように、サスタワー19の外側上部にはサイドレインフォースメント21が接合固定されており、このサイドレインフォースメント21はサスタワー19の外側上部から斜め下方前方に延びて、その前端がフロントサイドフレーム20の前端位置と対応(一致)する。
図1、図2に示すように、前端位置が車両前後方向の同一位置に位置するフロントサイドフレーム20とサイドレインフォースメント21との前部には、両者20,21を一体連結するブラケット22を設け、このブラケット22の前部に設けたクラッシュカン23を介して、車幅方向に延びるバンパビーム24を取付けている。
また、上述のブラケット22の直後において、フロントサイドフレーム20と、サイドレインフォースメント21とは連結部材25にて車幅方向に連結固定している。
ところで、図4、図6に示すように、サスタワー19の後部外側部と上述のヒンジピラー13とを前後方向に連結するカウルサイドパネル26を設けている。
このカウルサイドパネル26は、カウルサイドパネルアウタ27と、カウルサイドパネルインナ28とを接合固定して、前後方向に延びる閉断面29を備えた車体剛性部材である。
しかも、図4、図6、図7、図8に示すように、上述のサスタワー19の後部内側部と、上記ヒンジピラー13とを直線的に連結する補強ブラケット30を設けている。この補強ブラケット30は、図4、図8に示すように、上下方向に延びる縦壁部31と、この縦壁部31の上端から車外側に向けて略水平に延びる横壁部32とを備えている。
上述の縦壁部31と横壁部32とは一体形成されており、横壁部32の平面形状は図7、図8に示すように略三角形状に形成されている。
そして、この横壁部32の車幅方向の外側端32aは、図4、図8に示すように、カウルサイドパネルインナ28の上壁部に接合固定され、横壁部32の前端部32bは図3に示すようにサスタワー19に接合固定されている。
また、補強ブラケット30の縦壁部31の下端31aは、図3、図4、図7、図8に示すように、ダッシュアッパパネル4の延出部4dに接合固定されている。
このダッシュアッパパネル4の延出部4dは、該ダッシュアッパパネル4の下端折曲部4aからさらに前方に延びて、図3、図4に示すように、上記補強ブラケット30の縦壁部31の下端31aの下面に接合されると共に、図4に示すように延出部4dの車外側折曲部4d1がカウルサイドパネルインナ28の下部28aに接合され、さらに、延出部4dの前方への延出端部4d2は、図3に示すようにサスタワー19に接合固定されている。
上記接合構造により、補強ブラケット30の縦壁部31および横壁部32と、カウルサイドパネルインナ28と、ダッシュアッパパネル4の延出部4dとで、図3、図4、図6に示すように、閉断面構造のボックス部33を形成している。
ここで、上述のカウルフロント10の縦壁部10aの側端部10dは、図6に示すように、補強ブラケット30の縦壁部31に着脱可能に固定され、カウルフロント10の前端部の後方を車幅方向に延びるカウルフロントレイン11の側端部11dも図6、図7に示すように、補強ブラケット30に着脱可能に固定されている。
このカウルフロントレイン11の側端部11dは、補強ブラケット30の縦壁部31と横壁部32との両者に跨がって、該補給ブラケット30に取付けられている。また、上述のカウルフロント10およびカウルフロントレイン11は、これらを一体化した状態で、エンジンルーム1内のメンテナンス時に取外すことができるように構成されている。
一方、上述のサイドレインフォースメント21は図1、図2に示すように、カウルサイドパネル26に連続して前方に延びるように構成されている。
なお、図4において、34はエプロンパネル、35は該エプロンパネル34に固定されてダッシュアッパパネル4の延出部4dおよびカウルフロント10の車外側を支持する補強部材である。
ところで、上述のカウルパネル6の前部には、図9に示すように、ワイパー装置40が取付けられる。
このワイパー装置40は、ワイパピボット41,41と、ピボットホルダ42,42と、ワイパモータ43と、ピボットホルダ42,42連結する連結フレーム44と、ワイパモータ43の回転をワイパピボット41,41に伝達するワイパリンク45,46と、ワイパー装置40の車体に対する支持フレーム47,48とを備えている。
一方の指示フレーム48を車体に取付けるために、カウルフロントレイン11の上端折曲部11aと、カウルパネル6の縦壁部との間には、複数のボルト、ナット等の取付け部材49を用いて、支持ブラケット50を取付け、この支持ブラケット50の上記一方の支持フレーム48を支持させている。
他方の支持フレーム47は、図9に示すように、補強ブラケット30の横壁部32に固定している。また補強ブラケット30の縦壁部31にはワイパー装置40のワイパリンク45,46の揺動軌跡を回避する、所謂軌跡をかわす開口部51が形成されている。
図10は図6の部分拡大平面図であって、補強ブラケット30の後端部30aと、カウルサイドパネルインナ28の後端部28aと、ダッシュアッパパネル4の車外側部4eとの3部材が一体的にスポット溶接され、補強ブラケット30の後端に凹部30bを形成し、ダッシュアッパパネル4の車外側端部4fと、キャブサイドアウタ17と、ヒンジピラーインナ14の前部接合フランジ部14aとの3部材が一体的にスポット溶接されている。これにより、補強ブラケット30に入力された荷重がヒンジピラー13に伝達されるように構成している。
D−D断面部に対し上下で隣接する隣接箇所では、補強ブラケット30の後端部に凹部30bが形成される代わりにダッシュパネルの車外側端部4fに凹部が形成され、補強ブラケット30の後端部とキャブサイドアウタ17とヒンジピラーインナの前部接合フランジ部14aの3部材が一体的にスポット溶接されており、本3部材によるスポット溶接と上記3部材によるスポット溶接とが交互になされている。
図10の構造に代えて、図11に示す構造を採用してもよい。図11に示す構造は、ヒンジピラーアウタ15と、ヒンジピラーインナ14との間に、ヒンジピラーレインフォースメント53を介設したものである。
そして、補強ブラケット30の後端部30aに開口部30bを形成して、ダッシュアッパパネル4の車外側端部4fと、ヒンジピラーアウタ15の前部接合フランジ部15aと、ヒンジピラーインナ14の前部接合フランジ部14aとの3部材が一体的にスポット溶接され、補強ブラケット30の後端に一体形成した後端折曲部30cを設け、この後端折曲部30cと、ヒンジピラーアウタ15と、ヒンジピラーレインフォースメント53の前端折曲部53aとの3部材が一体的にスポット溶接され、また、ヒンジピラー13の後部においては、ヒンジピラーインナ14の後部に開口部14bを形成する一方、キャブサイドアウタ17の後端に凹部17aを形成して、上記開口部14bの対応位置において各要素17,15,53の3部材が一体的にスポット溶接され、上記凹部17aの対応位置において各要素15,53,14の3部材が一体的にスポット溶接されている。これにより、補強ブラケット30に入力された荷重が、図10に示すヒンジピラー13に対して、より一層剛性が高い図11に示すヒンジピラー13に伝達されるように構成したものである。
なお、図11において図10と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略している。
また、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車両内方を示し、矢印OUTは車両外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
このように構成した自動車の車体構造において、車両が正面衝突すると、その前方衝突荷重の一方は、図1、図2に示すフロントサイドフレーム20からフロアパネル下部のフロアフレーム(図示せず)に伝達され、前方衝突荷重の他方はサイドレインフォースメント21からカウルサイドパネル26を介してヒンジピラー13に伝達されると共に、上述のサイドレインフォースメント21からサスタワー19に入力された後に、サスタワー19の内側部とヒンジピラー13とを直線的に連結する補強ブラケット30を介して、ヒンジピラー13に伝達されることになる。
以上要するに、上記実施例の自動車の車体構造は、左右一対のヒンジピラー13,13と、左右の両ヒンジピラー13,13に接合されてエンジンルーム1と車室2とを仕切るダッシュパネル5と、該ダッシュパネル5から前方に離間して設けられたサスタワー19と、該サスタワー19の外側部と上記ヒンジピラー13とを前後方向に連結するカウルサイドパネル26と、を備えた自動車の車体構造であって、上記サスタワー19の内側部と上記ヒンジピラー13とを直線的に連結する補強ブラケット30を備えたものである(図2、図6参照)。
この構成によれば、上述の補強ブラケット30でサスタワー19の内側部とヒンジピラー13とを直線的に連結したので、サスタワー19に伝達される荷重を、該補強ブラケット30を介して、効率的にヒンジピラー13に伝達することができ、正面衝突に対する充分な耐力の向上を図ることができる。
また、上記補強ブラケット30は、上記サスタワー19の内側部とヒンジピラー13とを直線的に連結する縦壁部31と、該縦壁部31の上端から車外側に向けて延びる横壁部とを備えたものである(図4、図8参照)。
この構成によれば、補強ブラケット30が縦壁部31と横壁部32とを備えているので、該補強ブラケット30の剛性向上を図ることができ、荷重伝達効率がさらに向上する。
さらに、上記補強ブラケット30の横壁部32の外側端32aが上記カウルサイドパネル26(詳しくはカウルサイドパネルインナ28)に接合されたものである(図4参照)。
この構成によれば、補強ブラケット30の横壁部32をカウルサイドパネル26に接合させたので、サスタワー19とヒンジピラー13との間の剛性をさらに向上させることができる。
加えて、上記ダッシュパネル(ダッシュアッパパネル4参照)の左右両側部に、前方に延びて上記補強ブラケット30の縦壁部31の下端31aおよび上記カウルサイドパネル26(カウルサイドパネルインナ28参照)の下部に接合されると共に、上記サスタワー19に接合される延出部4dを備えたものである(図3、図4、図6参照)。
この構成によれば、補強ブラケット30と、カウルサイドパネル26と、ダッシュパネル(ダッシュアッパパネル4参照)の延出部4dとで、閉断面構造のボックス形状(ボックス部33参照)を形成することができ、この結果、サスタワー19とヒンジピラー13との間の剛性をより一層向上させることができる。
また、上記ダッシュパネル(ダッシュアッパパネル4参照)の左右の両延出部4d,4d間を橋渡すようにカウルフロント10が設けられ、上記カウルフロント10の側端部が10d上記補強ブラケット30に固定されたものである(図6参照)。
この構成によれば、ダッシュパネル(ダッシュアッパパネル4)の延出部4dはサスタワー19に接合されており、左右の両延出部4d,4d間にはカウルフロント10が橋渡され、かつ該カウルフロント10の側端部10dが補強ブラケット30に固定されているので、サスタワー19の内倒れ方向の剛性向上を図ることができる。
さらに、上記カウルフロント10の前端部の後方には、該カウルフロント10との間に閉断面12を形成して車幅方向に延びるカウルフロントレイン11が設けられ、該カウルフロントレイン11の側端部11dが上記補強ブラケット30に固定されたものである(図6参照)。
この構成によれば、カウルフロント10とカウルフロントレイン11とで車幅方向に延びる閉断面12を形成し、この閉断面構造体が補強ブラケット30を介して左右のサスタワー19,19間に橋渡されるので、サスタワー19の内倒れを防止することができる。
さらにまた、上記補強ブラケット30の横壁部32にワイパリンク45,46を支持する支持フレーム47が固定されると共に、上記補強ブラケット30の縦壁部31にワイパリンク45,46の揺動軌跡をかわす開口部51が形成されたものである(図9参照)。
この構成によれば、補強ブラケット30をワイパリンク45,46と干渉させることなく、該補強ブラケット30をワイパ取付ブラケットと兼用することができる。つまり補強ブラケット30が衝突荷重の伝達部材と、ワイパ取付ブラケットとを兼ねる構成となる。
加えて、上記サスタワー19の内側部がフロントサイドフレーム20に接合されると共に、上記サスタワー19の外側部に接合され上記カウルサイドパネル26に連続して前方に延びるサイドレインフォースメント21を備えたものである(図1、図2参照)。
この構成によれば、サスタワー19の内側部には、フロントサイドフレーム20が接合されており、サスタワー19の外側部には、サイドレインフォースメント21が接合されているので、前方衝突荷重を効率的にサスタワー19およびヒンジピラー13に伝達することができる。
なお、図2の実施例においては、フロントサイドフレーム20の前端部に対応してクラッシュカン23を設けたが、これは図12に示すように、フロントサイドフレーム20とサイドレインフォースメント21との各前端部に対応してクラッシュカン23を設ける構造を採用してもよい。
本発明の自動車の車体構造を示す概略斜視図 右側の車体構造を示す概略平面図 図2のA−A線矢視断面図 図2のB−B線矢視断面図 図2のC−C線矢視断面図 図4のD−D線矢視断面図 図2の要部拡大平面図 カウルフロントおよびカウルフロントレインを取外した状態で示す図7の斜視図 ワイパー装置を取付けた状態で示す自動車の車体構造の要部斜視図 図6の部分拡大平面図 接合構造の他の実施例を示す部分拡大平面図 自動車の車体構造の他の実施例を示す平面図 従来の自動車の車体構造を示す概略斜視図
符号の説明
1…エンジンルーム
2…車室
4…ダッシュアッパパネル
4d…延出部
5…ダッシュパネル
10…カウルフロント
11…カウルフロントレイン
12…閉断面
13…ヒンジピラー
19…サスタワー(サスペンションタワー)
20…フロントサイドフレーム
21…サイドレインフォースメント
26…カウルサイドパネル
30…補強ブラケット
31…縦壁部
32…横壁部
45,46…ワイパリンク
47…支持フレーム
51…開口部

Claims (8)

  1. 左右一対のヒンジピラーと、左右の両ヒンジピラーに接合されてエンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネルと、該ダッシュパネルから前方に離間して設けられたサスペンションタワーと、
    該サスペンションタワーの外側部と上記ヒンジピラーとを前後方向に連結するカウルサイドパネルと、
    を備えた自動車の車体構造であって、
    上記サスペンションタワーの内側部と上記ヒンジピラーとを直線的に連結する補強ブラケットを備えたことを特徴とする
    自動車の車体構造。
  2. 上記補強ブラケットは、上記サスペンションタワーの内側部とヒンジピラーとを直線的に連結する縦壁部と、該縦壁部の上端から車外側に向けて延びる横壁部とを備えたことを特徴とする
    請求項1記載の自動車の車体構造。
  3. 上記補強ブラケットの横壁部の外側端が上記カウルサイドパネルに接合されたことを特徴とする
    請求項2記載の自動車の車体構造。
  4. 上記ダッシュパネルの左右両側部に、前方に延びて上記補強ブラケットの縦壁部の下端および上記カウルサイドパネルの下部に接合されると共に、上記サスペンションタワーに接合される延出部を備えたことを特徴とする
    請求項3記載の自動車の車体構造。
  5. 上記ダッシュパネルの左右の両延出部間を橋渡すようにカウルフロントが設けられ、
    上記カウルフロントの側端部が上記補強ブラケットに固定されたことを特徴とする
    請求項4記載の自動車の車体構造。
  6. 上記カウルフロントの前端部の後方には、該カウルフロントとの間に閉断面を形成して車幅方向に延びるカウルフロントレインが設けられ、
    該カウルフロントレインの側端部が上記補強ブラケットに固定されたことを特徴とする
    請求項5記載の自動車の車体構造。
  7. 上記補強ブラケットの横壁部にワイパリンクを支持する支持フレームが固定されると共に、
    上記補強ブラケットの縦壁部にワイパリンクの揺動軌跡をかわす開口部が形成されたことを特徴とする
    請求項2記載の自動車の車体構造。
  8. 上記サスペンションタワーの内側部がフロントサイドフレームに接合されると共に、上記サスペンションタワーの外側部に接合され上記カウルサイドパネルに連続して前方に延びるサイドレインフォースメントを備えたことを特徴とする
    請求項1記載の自動車の車体構造。
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