JP2008201289A - 自動車の車体構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一対のヒンジピラー13と、両ヒンジピラー13に接合されてエンジンルーム1と車室2とを仕切るダッシュパネル5と、ダッシュパネル5から前方に離間して設けられたサスタワー19と、サスタワー19の外側部とヒンジピラー13とを前後方向に連結するカウルサイドパネル26と、を備えたものにおいて、サスタワー19の内側部とヒンジピラー13とを直線的に連結する補給ブラケット30を備えたことを特徴とする。
【選択図】図6
Description
すなわち、図13に示すように、左右一対のヒンジピラー91(但し、図13においては車両右側のヒンジピラーのみを示す)と、これら左右の両ヒンジピラー91,91に接合されて、エンジンルーム92と車室93とを前後方向に仕切るダッシュパネル94と、このダッシュパネル94から前方に離間して設けられたサスペンションタワー95と、このサスペンションタワー95の車幅方向外側部と上記ヒンジピラー91とを前後方向に連結するエプロンアッパメンバ96とを備え、上述の奪取パネル94の車室側において、該ダッシュパネル94と上記ヒンジピラー91との間に橋渡されるコーナブラケット97を設けると共に、このコーナブラケット97が接合されるダッシュパネル部と上記サスペンションタワー95とを前後方向に連結する補強ブラケット98を設けたものである。
上記構成によれば、補強ブラケットが縦壁部と横壁部とを備えているので、該補強ブラケットの剛性向上を図ることができ、荷重伝達効率がさらに向上する。
上記構成によれば、補強ブラケットの横壁部をカウルサイドパネルに接合させたので、サスペンションタワーとヒンジピラーとの間の剛性をさらに向上させることができる。
上記構成によれば、補強ブラケットと、カウルサイドパネルと、ダッシュパネルの延出部とで、閉断面構造のボックス形状を形成することができ、この結果、サスペンションタワーとヒンジピラーとの間の剛性をより一層向上させることができる。
上記構成によれば、ダッシュパネルの延出部はサスペンションタワーに接合されており、左右の両延出部間にはカウルフロントが橋渡され、かつ該カウルフロントの側端部が補強ブラケットに固定されているので、サスペンションタワーの内倒れ方向の剛性向上を図ることができる。
上記構成によれば、カウルフロントとカウルフロントレインとで車幅方向に延びる閉断面を形成し、この閉断面構造体が補強ブラケットを介して左右のサスペンションタワー間に橋渡されるので、サスペンションタワーの内倒れを防止することができる。
上記構成によれば、補強ブラケットをワイパリンクと干渉させることなく、該補強ブラケットをワイパ取付ブラケットと兼用することができる。つまり補強ブラケットが衝突荷重の伝達部材と、ワイパ取付ブラケットとを兼ねる構成となる。
上記構成によれば、サスペンションタワーの内側部には、フロントサイドフレームが接合されており、サスペンションタワーの外側部には、サイドレインフォースメントが接合されているので、前方衝突荷重を効率的にサスペンションタワーおよびヒンジピラーに伝達することができる。
図面は自動車の車体構造を示し、図1は概略斜視図、図2は右側の構成のみを示す平面図、図3は図2のA−A線矢視断面図、図4は図2のB−B線矢視断面図、図5は図2のC−C線矢視断面図、図6は図4のD−D線矢視断面である。また、この実施例の自動車の車体構造は左右ほぼ対称に構成されている。
また、上述のカウルパネル6のフロントウインド支持部6aには、接着剤8を介してフロントウインド9の下端部を支持させている。
このワイパー装置40は、ワイパピボット41,41と、ピボットホルダ42,42と、ワイパモータ43と、ピボットホルダ42,42連結する連結フレーム44と、ワイパモータ43の回転をワイパピボット41,41に伝達するワイパリンク45,46と、ワイパー装置40の車体に対する支持フレーム47,48とを備えている。
また、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車両内方を示し、矢印OUTは車両外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
この構成によれば、補強ブラケット30が縦壁部31と横壁部32とを備えているので、該補強ブラケット30の剛性向上を図ることができ、荷重伝達効率がさらに向上する。
この構成によれば、補強ブラケット30の横壁部32をカウルサイドパネル26に接合させたので、サスタワー19とヒンジピラー13との間の剛性をさらに向上させることができる。
この構成によれば、補強ブラケット30と、カウルサイドパネル26と、ダッシュパネル(ダッシュアッパパネル4参照)の延出部4dとで、閉断面構造のボックス形状(ボックス部33参照)を形成することができ、この結果、サスタワー19とヒンジピラー13との間の剛性をより一層向上させることができる。
この構成によれば、ダッシュパネル(ダッシュアッパパネル4)の延出部4dはサスタワー19に接合されており、左右の両延出部4d,4d間にはカウルフロント10が橋渡され、かつ該カウルフロント10の側端部10dが補強ブラケット30に固定されているので、サスタワー19の内倒れ方向の剛性向上を図ることができる。
この構成によれば、カウルフロント10とカウルフロントレイン11とで車幅方向に延びる閉断面12を形成し、この閉断面構造体が補強ブラケット30を介して左右のサスタワー19,19間に橋渡されるので、サスタワー19の内倒れを防止することができる。
この構成によれば、補強ブラケット30をワイパリンク45,46と干渉させることなく、該補強ブラケット30をワイパ取付ブラケットと兼用することができる。つまり補強ブラケット30が衝突荷重の伝達部材と、ワイパ取付ブラケットとを兼ねる構成となる。
この構成によれば、サスタワー19の内側部には、フロントサイドフレーム20が接合されており、サスタワー19の外側部には、サイドレインフォースメント21が接合されているので、前方衝突荷重を効率的にサスタワー19およびヒンジピラー13に伝達することができる。
2…車室
4…ダッシュアッパパネル
4d…延出部
5…ダッシュパネル
10…カウルフロント
11…カウルフロントレイン
12…閉断面
13…ヒンジピラー
19…サスタワー(サスペンションタワー)
20…フロントサイドフレーム
21…サイドレインフォースメント
26…カウルサイドパネル
30…補強ブラケット
31…縦壁部
32…横壁部
45,46…ワイパリンク
47…支持フレーム
51…開口部
Claims (8)
- 左右一対のヒンジピラーと、左右の両ヒンジピラーに接合されてエンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネルと、該ダッシュパネルから前方に離間して設けられたサスペンションタワーと、
該サスペンションタワーの外側部と上記ヒンジピラーとを前後方向に連結するカウルサイドパネルと、
を備えた自動車の車体構造であって、
上記サスペンションタワーの内側部と上記ヒンジピラーとを直線的に連結する補強ブラケットを備えたことを特徴とする
自動車の車体構造。 - 上記補強ブラケットは、上記サスペンションタワーの内側部とヒンジピラーとを直線的に連結する縦壁部と、該縦壁部の上端から車外側に向けて延びる横壁部とを備えたことを特徴とする
請求項1記載の自動車の車体構造。 - 上記補強ブラケットの横壁部の外側端が上記カウルサイドパネルに接合されたことを特徴とする
請求項2記載の自動車の車体構造。 - 上記ダッシュパネルの左右両側部に、前方に延びて上記補強ブラケットの縦壁部の下端および上記カウルサイドパネルの下部に接合されると共に、上記サスペンションタワーに接合される延出部を備えたことを特徴とする
請求項3記載の自動車の車体構造。 - 上記ダッシュパネルの左右の両延出部間を橋渡すようにカウルフロントが設けられ、
上記カウルフロントの側端部が上記補強ブラケットに固定されたことを特徴とする
請求項4記載の自動車の車体構造。 - 上記カウルフロントの前端部の後方には、該カウルフロントとの間に閉断面を形成して車幅方向に延びるカウルフロントレインが設けられ、
該カウルフロントレインの側端部が上記補強ブラケットに固定されたことを特徴とする
請求項5記載の自動車の車体構造。 - 上記補強ブラケットの横壁部にワイパリンクを支持する支持フレームが固定されると共に、
上記補強ブラケットの縦壁部にワイパリンクの揺動軌跡をかわす開口部が形成されたことを特徴とする
請求項2記載の自動車の車体構造。 - 上記サスペンションタワーの内側部がフロントサイドフレームに接合されると共に、上記サスペンションタワーの外側部に接合され上記カウルサイドパネルに連続して前方に延びるサイドレインフォースメントを備えたことを特徴とする
請求項1記載の自動車の車体構造。
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