JPH11244969A - 板材の搬入搬出方法およびその装置 - Google Patents

板材の搬入搬出方法およびその装置

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JPH11244969A
JPH11244969A JP5094098A JP5094098A JPH11244969A JP H11244969 A JPH11244969 A JP H11244969A JP 5094098 A JP5094098 A JP 5094098A JP 5094098 A JP5094098 A JP 5094098A JP H11244969 A JPH11244969 A JP H11244969A
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JP
Japan
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product
lifter
unloading
loader
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JP5094098A
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English (en)
Inventor
Hideki Nakajima
英樹 中島
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板材加工機の軸移動動作、アンローディング
中の板材加工機の停止時間、ワークの横シフト動作を無
くし、ローディング、アンローディング時間の短縮によ
る生産性の向上を図る。 【解決手段】 タレットパンチプレス1のテーブル9の
一側に並設して補助テーブル17を介して素材積載リフ
タ23を設け、この素材積載リフタ23に並列して製品
集積リフタ29を設けた。各リフタ23,29の上方に
台形サポートテーブル31を移動自在に設け、前記素材
積載リフタ23の上方に板材の搬入出方向へ移動自在な
ローダ49を設けると共に、このローダ49の下方にア
ンクランプローダ61を板材の搬入出方向へ移動自在に
設けた。そして、前記補助テーブル17には素材の下面
を支承するとワークサポート21を上下動自在に設け
た。而して、同時に搬入搬出ができ時間の短縮による生
産性を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、板材加工機の板
材の搬入搬出方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば板材加工機としてタレット
パンチプレスの板材の搬入搬出装置としては、図17に
示されている構成のものが知られている。すなわち、タ
レットパンチプレス101のタレット103の前面側に
固定テーブル105と、この固定テーブル105の両側
に可動テーブル107が設けられ、この可動テーブル1
07と一体的に前後進するクランプ装置(図示省略)を
備えたキャレッジベース109が設けられている。
【0003】そして、前記可動テーブル107の一側に
は、素材を載置した一枚取り装置111と、この一枚取
り装置111に隣接して製品集積装置113が並列して
設けられている。
【0004】上記構成により、素材は一枚取り装置11
1よりローダ(図示省略)にて搬出され、タレットパン
チプレス101にて加工済の製品Fは、製品Fの一端部
をアンローダ(図示省略)に設けた把持装置にてクラン
プする。そして、図17に示されているごとく、横へシ
フト(斜線で示す)して製品集積装置113へ製品Fを
集積している。
【0005】上述したごとく、アンローディング動作
は、タレットパンチプレス101を設けた可動テーブル
107を所定位置まで前進せしめ、製品Fが可動テーブ
ル107上から搬出された後に原点復帰し、ローディン
グを開始する動作となっている。この動作を図18に示
している。なお、図中斜線で示した動作を行う時はタレ
ットパンチプレス101は停止している。
【0006】なお、実公平2−4741号公報で知られ
ている板材の搬入搬出装置では、前に加工されたワーク
の搬出と次に加工するワークの搬入を同時に行うことが
でき、ワーク搬出時に横シフト動作も不要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の板材の搬入搬出装置において、図17に示した板材
の搬入搬出装置はアンローディング位置とローディング
位置が異なるため、タレットパンチプレスの軸移動時間
が必要となる。また、搬入搬出動作を同時に実行させる
ことができない。更に、アンローディング工程中、可動
テーブル107から製品Fが搬出されるまでタレットパ
ンチプレス101が原点復帰できないという問題があっ
た。なお更に、アンローディング時に製品の中側の端面
をクランプしているため、横シフト動作を速くすること
ができないという問題もあった。
【0008】実公平2−4741号公報で知られている
板材の搬入搬出装置では、素材パレットから素材を一枚
取りする場合、吸着部材にて素材の全面を吸着する方式
であり、混載素材の吸着一枚取りに難点がある。また、
ローダとアンローダが個別に駆動されるので搬出製品と
搬入素材との干渉が発生するという問題があった。
【0009】この発明の目的は、板材加工機の軸移動動
作、アンローディング中の板材加工機の停止時間、ワー
クの横シフト動作をなくし、ローディング、アンローデ
ィング時間の短縮による生産性の向上を図った板材の搬
入搬出方法およびその装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の板材の搬入搬出方法は、板
材加工機における板材の搬入搬出方法にして、 (A)前記板材加工機の一側に設けたテーブルに並設し
た素材を積載した素材積載リフタ上より、ローダに設け
た吸着部材にて素材の一端部を吸着し、素材の端部を持
ち上げる素材持ち上げ工程。
【0011】(B)前記素材持ち上げ工程終了後、台形
サポートテーブルを浮上した素材の間に侵入せしめて素
材の一枚取りを行なう素材一枚取り工程。
【0012】(C)前記素材一枚取り工程終了後、前記
ローダを所望位置へ前進せしめ待機する素材待機工程。
【0013】(D)前記素材待機工程終了後、ワークサ
ポートを上昇せしめて素材の下面を支承する素材支承工
程。
【0014】(E)前記素材支承工程終了後、ローダの
下部に位置したアンローダを前進せしめるアンローダ前
進工程。
【0015】(F)前記アンローダ前進工程にて前進し
たアンローダに設けた把持部材にて加工済の製品の一端
部をクランプして、アンローダの後退により製品を搬出
する製品搬出工程。
【0016】(G)前記製品搬出工程と同時に前記素材
待機工程にて待機位置にある素材をローダを前進させて
所定位置へ搬入する素材搬入工程。
【0017】(H)前記素材搬入工程と同時に前記ワー
クサポートを下降せしめて、ローダに設けた吸着部材を
下降し吸着部材の吸着を解放して、テーブル上に素材を
載置せしめる素材載置工程。
【0018】(I)前記製品搬出工程終了後、前記素材
積載リフタ上に位置している台形サポートテーブル上に
製品を搬出し、アンローダのクランプを解放して台形サ
ポートテーブル上へ製品を載置する製品載置工程。
【0019】(J)前記製品載置工程終了後、台形サポ
ートテーブルを前記素材積載リフタに隣接して設けた製
品集積リフタ上へ移動し、製品を集積時用保持手段にて
一時保持する製品一時保持工程。
【0020】(K)前記製品一時保持工程終了後、台形
サポートテーブルを素材積載リフタ側へ移動し、前記集
積時用保持手段を解放し、製品集積リフタ上へ落として
集積する製品集積工程。 と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0021】また、請求項3によるこの発明の板材の搬
入搬出装置は、板材加工機における板材の搬入搬出装置
にして、前記板材加工機の一側に設けたテーブルに並設
した補助テーブルを介して素材積載リフタを設け、この
素材積載リフタに並列して製品集積リフタを設け、この
製品集積リフタと前記素材積載リフタの上方板材の搬入
出対向とほぼ直交した移動方向へ移動自在な台形サポー
トテーブルを設け、前記製品集積リフタ付近に製品を一
時保持、解放自在で集積時用保持手段を設け、前記素材
積載リフタの上方に素材を吸着する複数個の上下方向へ
移動自在な吸着部材を備えたローダを板材の搬入出方向
へ移動自在に設けると共に、このローダと前記台形サポ
ートテーブルとの間に複数の把持部材を備えたアンロー
ダを板材の搬入出方向へ移動自在に設け、前記補助テー
ブルに上下方向へ移動自在なサポートテーブルを複数個
所に設けてなることを特徴とするものである。
【0022】更に、請求項5によるこの発明の板材の搬
入搬出装置は、請求項3の板材の搬入搬出装置におい
て、前記台形サポートテーブルの素材積載リフタ側先端
は、素材搬入側より素材搬出側に向って下り傾斜をした
台形をなしていることを特徴とするものである。
【0023】したがって、上述した請求項1,3,5に
よる板材の搬入搬出方法およびその装置とすることによ
り、板材加工機の一側に設けたテーブルに並設して補助
テーブルを介して素材積載リフタを設け、この素材積載
リフタに並列して製品集積リフタを設け、各リフタ上方
に板材の搬入出方向とほぼ直交した移動方向へ移動自在
な台形サポートテーブルを設けた。そして、素材積載リ
フタの上方に素材の一端部を吸着する吸着する吸着部材
を備えたローダを板材の搬入出方向へ移動自在に設け、
このローダと前記台形サポートテーブルとの間に板材の
搬入出方向へ移動自在な把持部材を備えたアンローダを
設け、前記補助テーブルに素材の下面を支承する上下動
自在なワークサポートを設けた。
【0024】よって、素材の端部を吸着することで素材
を高速でローディング可能となり、長尺材においては吸
着部材のつかみ換えが不要となる。また、ローダ、アン
ローダを上下にして同一軸方向に装備したので、素材の
上空待機、板材の同時搬入搬出が可能となり搬入搬出時
間を短縮することができ生産性の向上を図ることができ
る。
【0025】更に、ローダに吸着部材を備え台形サポー
トテーブルを装備することにより、省スペースでの一枚
取り工程を可能とし、素材が混載された場合も対応可能
となる。なお更に、補助テーブルに上下駆動のワークサ
ポートを装備することで、アンローダと同時にローダを
起動させることが可能となり、アンローダが素材の下を
通過可能となる。なお更に、ローダ、アンローダが個別
に駆動されるので、同時搬入出時、板材サイズにより板
材の移動量、速度を調整して搬出製品と搬入素材の干渉
を防止することができる。
【0026】請求項2によるこの発明の板材の搬入搬出
方法は、板材加工機における板材の搬入搬出方法にし
て、 (A)前記板材加工機の一側に設けたテーブルに並設し
た素材を積載した素材積載リフタ上より、ローダに設け
た吸着部材にて素材の一端部を吸着し、素材の端部を持
ち上げる素材持ち上げ工程。
【0027】(B)前記素材持ち上げ工程終了後、搬送
装置付きの台形サポートテーブルを浮上した素材の間に
侵入せしめて素材の一枚取りを行なう素材一枚取り工
程。
【0028】(C)前記素材一枚取り工程終了後、前記
ローダを所望位置へ前進せしめ待機する素材待機工程。
【0029】(D)前記素材待機工程終了後、ワークサ
ポートを上昇せしめて素材の下面を支承する素材支承工
程。
【0030】(E)前記素材支承工程終了後、ローダの
下部に位置したアンローダを前進せしめるアンローダ前
進工程。
【0031】(F)前記アンローダ前進工程にて前進し
たアンローダに設けた把持部材にてミクロジョイント加
工された板材の一端部をクランプして、アンローダの後
退により製品を搬出する製品搬出工程。
【0032】(G)前記製品搬出工程と同時に前記素材
待機工程にて待機位置にある素材をローダを前進させて
所定位置へ搬入する素材搬入工程。
【0033】(H)前記素材搬入工程と同時に前記ワー
クサポートを下降せしめて、ローダに設けた吸着部材を
下降し吸着部材の吸着を解放して、テーブル上に素材を
載置せしめる素材載置工程。
【0034】(I)前記製品搬出工程終了後、前記素材
積載リフタ上に位置している搬送装置付の台形サポート
テーブル上にミクロジョイント加工された板材を搬出
し、アンローダのクランプを解放して台形サポートテー
ブル上へ製品を載置する製品載置工程。
【0035】(J)前記製品載置工程終了後、対向クラ
ンプを上方へ退避せしめ、台形サポートテーブル製品集
積リフタ側へ移動し、板材の両端面を集積クランプと対
向クランプとでクランプする板材クランプ工程。
【0036】(K)前記板材クランプ工程終了後、台形
サポートテーブルを素材積載リフタ側へ移動する台形サ
ポートテーブル退避工程。
【0037】(L)前記台形サポートテーブル退避工程
終了後、対向クランプを複数回上下動してミクジョイン
ト部を切断し、製品を製品集積リフタ上へ集積する製品
集積工程。
【0038】(M)前記製品集積工程終了後、集積クラ
ンプと対向クランプのクランプを解放し残ったスケルト
ンを台形サポートテーブル上へ落として台形サポートテ
ーブルに備えられた搬送装置にて機外へ搬出するスケル
トン搬出工程。 と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0039】また、請求項4によるこの発明の板材の搬
入搬出装置は、前記板材加工機の一側に設けたテーブル
に並設した補助テーブルを介して素材積載リフタを設
け、この素材積載リフタに並列して製品集積リフタを設
け、この製品集積リフタと前記素材積載リフタの上方に
板材の搬入出対向とほぼ直交した移動方向へ移動自在な
台形サポートテーブルを設け、この台形サポートテーブ
ルに前記移動方向へ板材を搬送せしめる搬送自在な搬送
装置を設け、前記製品集積リフタの一側にミクロジョイ
ント加工された板材をクランプ、アンクランプ自在で前
記移動方向へ移動自在な集積クランプを設けると共に、
前記素材積載リフタの他側にミクロジョイント加工され
た板材をクランプ、アンクランプ自在で上下方向および
前記移動方向へ移動自在な対向クランプを前記集積クラ
ンプに対向して設け、前記素材積載リフタの上方に素材
を吸着する複数個の上下方向へ移動自在な吸着部材を備
えたローダを板材の搬入出方向へ移動自在に設けると共
に、このローダと前記台形サポートテーブルとの間に複
数の把持部材を備えたアンローダを板材の搬入出方向へ
移動自在に設け、前記補助テーブルに上下方向へ移動自
在なワークサポートを設けてなることを特徴とするもの
である。
【0040】更に、請求項5によるこの発明の板材の搬
入搬出装置は、請求項4の板材の搬入搬出装置におい
て、前記台形サポートテーブルの素材積載リフタ側先端
は、素材搬入側より素材搬出側に向って下り傾斜をした
台形をなしていることを特徴とするものである。
【0041】したがって、上述した請求項2,4,5に
よる板材の搬入搬出方法およびその装置とすることによ
り、板材加工機の一側に設けたテーブルに並設して補助
テーブルを介して素材積載リフタを設け、この素材積載
リフタに並列して製品集積リフタを設け、各リフタ上方
に板材の搬入出方向とほぼ直交した移動方向へ移動自在
な台形サポートテーブルを設け、前記製品集積リフタの
一側にミクロジョイント加工された板材を把持する集積
クランプと、この集積クランプに対向して板材を把持す
る対向クランプを設けた。そして、素材積載リフタの上
方に素材の一端部を吸着する吸着する吸着部材を備えた
ローダを板材の搬入出方向へ移動自在に設け、このロー
ダと前記台形サポートテーブルとの間に板材の搬入出方
向へ移動自在な把持部材を備えたアンローダを設け、前
記補助テーブルに素材の下面を支承する上下動自在なワ
ークサポートを設けた。
【0042】よって、素材の端部を吸着することで素材
を高速でローディング可能となり、長尺材においては吸
着部材のつかみ換えが不要となる。また、ローダ、アン
ローダを上下にして同一軸方向に装備したので、素材の
上空待機、板材の同時搬入搬出が可能となり搬入搬出時
間を短縮することができ生産性の向上を図ることができ
る。
【0043】更に、ローダに吸着部材を備え台形サポー
トテーブルを装備することにより、省スペースでの一枚
取り工程を可能とし、素材が混載された場合も対応可能
となる。なお更に、補助テーブルに上下駆動のワークサ
ポートを装備することで、アンローダと同時にローダを
起動させることが可能となり、アンローダが素材の下を
通過可能となる。また、ローダ、アンローダが個別に駆
動されるので、同時搬入出時、板材サイズにより板材の
移動量、速度を調整して搬出製品と搬入素材の干渉を防
止することができる。
【0044】そして、ミクロジョイント加工された板材
は、集積クランプと対向クランプとでクランプされ、対
向クランプの上下動によりミクロジョイント加工部を切
断して製品を製品集積リフタ上を集積する。このため、
ミクロジョイント加工された板材より確実に製品を分離
し集積が可能となる。また、製品を分離し残ったスケル
トンは台形サポートテーブル上に落され、台形サポート
テーブルに設けた搬送装置であるベルトコンベアで機外
へ搬出されるので、作業性を向上することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施の形
態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、板材加工機
としてタレットパンチプレスを対象としたが、この機種
に限定することなく、また、タレットパンチプレスとそ
の前後に設けた関連機器は既に公知の構成のものである
ため、詳細な図示と説明を省略する。
【0046】図1,図2および図3を参照するに、タレ
ットパンチプレス1は門型形状をしたフレーム3の内部
に上,下タレット5,7が設けられて構成され、板材搬
入出方向にテーブル9が設けられていて、このテーブル
9は中央に固定テーブル9Aと、この固定テーブル9A
の両側に前後方向(図1において図面に直交する方向、
図2において上下方向へ移動自在な可動テーブル9Bと
で構成されている。そして、テーブル9上には板材の一
端部を把持して左右、前後方向の移動自在な把持部材1
1を備えた位置決め装置13が設けられている。
【0047】前記テーブル9Aの一側(図2において右
側)に設けた可動テーブル9Bに並設して板材の搬入出
装置15を構成する一部材である補助テーブル17が設
けられ、この補助テーブル17の左右(図1,図2にお
いて左右側)に流体圧作動のシリンダ19により補助テ
ーブル17の上面に出没自在なC型形状をしたワークサ
ポート21が設けられている。このワークサポート21
の上部水平面にて素材Wの裏面を支承するものである。
また、ワークサポート21が上昇した状態において、こ
のワークサポート21の上部水平面の下を、後述するア
ンローダ61が通過可能である。
【0048】前記補助テーブル17に並設して図3に示
されているごとく、素材Wに載置した素材積載リフタ2
3がレール25上を車輪27を介して板材の搬入出方向
とほぼ直交した移動方向へ移動自在に設けられている。
なお、素材積載リフタ23は公知の構成のもので、例え
ば流体圧シリンダ(図示省略)等により素材Wを適宜に
上下動可能となっている。
【0049】前記素材積載リフタ23に並列して製品F
を載置する製品集積リフタ29が設けられていて、この
製品集積リフタ29は前記レール25上に車輪27を介
して板材の搬入出方向とほぼ直交する移動方向へ移動自
在となるものである(図3参照)。
【0050】前記素材積載リフタ23と製品集積リフタ
29の上方には前記移動方向へ移動自在な台形サポート
テーブル31が設けられている。より詳細には、台形サ
ポートテーブル31の素材積載リフタ側先端は素材搬入
側より素材搬出側へ向って下り傾斜した台形をなしてい
て、適宜位置に設けたテーブル移動用駆動モータ33
と、駆動側プーリ35、チェーン37を介して従動側プ
ーリ39とで駆動系が構成され、前記チェーン37に台
形サポートテーブル31は連結されている。
【0051】上記構成により、テーブル移動用駆動モー
タ33を駆動せしめると、駆動側プーリ35は回転しチ
ェーン37を介して台形サポートテーブル31は移動さ
れることとなる。
【0052】更に、集積時用保持手段の一例として、前
記台形サポートテーブル31に載置された製品Fの一端
部を把持する集積クランプ41が、前記製品集積リフタ
29の左側で台形サポートテーブル31の上面近傍に設
けられている。より詳細には、集積クランプに41は複
数のクランプ部材43を備え流体圧作動のシリンダ45
にて、左右方向へ集積クランプ41は移動自在となって
いる。
【0053】上記構成により、台形サポートテーブル3
1上に載置された製品Fの一端部をクランプ部材43に
て把持し、台形サポートテーブル31を右側へ移動し製
品Fを落して前記クランプ部材43のクランプを解放
し、シリンダ45の作動によりクランプ部材43より製
品Fを離して、製品Fを製品集積リフタ29へ集積す
る。
【0054】前記素材積載リフタ23の上方より前記テ
ーブル9の上方までガイドレール47が延伸して設けら
れ、このガイドレール47に沿ってローダ49が駆動モ
ータ(図示省略)により動力伝達部材(例えばラック、
ピニオン等)を介して板材の搬入出方向へ移動自在に設
けられている。前記ローダ49を構成する一部材である
ローダ本体51にはストレッチ53が案内棒55に案内
され垂下し、流体圧作動のシリンダ57によりストレッ
チ53は上下方向へ移動自在に設けられている。また、
ストレッチ53には複数個の吸着部材59(例えばバキ
ュームパッド等)が垂設されている。
【0055】上記構成により、ローダ49に設けた吸着
部材59にて素材積載リフタ23上の素材Wを吸着し
て、ローダ49の前進により素材Wをテーブル9上へ搬
入するものである。
【0056】前記台形サポートテーブル31と前記ロー
ダ49に垂下した吸着部材59との間にアンローダ61
が前後進自在に設けられている。より詳細には、アンロ
ーダ61に設けたアンローダアーム63に複数個の把持
部材65が設けられ、アンローダアーム63の一側はナ
ット部材(図示省略)を介して板材の搬入出方向へ延伸
して設けたボールねじ67に螺合し、ボールねじ67の
一端に駆動モータ69が連結されている。
【0057】上記構成により、アンローダアーム63に
設けた把持部材65にて加工済の製品Fの一端を把持
し、駆動モータ69の駆動によりボールねじ67を回転
してアンローダアーム63を後退させて、素材積載リフ
タ23の上方位置にある台形サポートテーブル31上へ
製品Fを搬出する。
【0058】前記タレットパンチプレス1のフレーム3
よりアーム71が突設され、このアーム71に複数個の
原点引寄せ部材73が垂下して設けてあり、この原点引
寄せ部材73は吸着部材75(例えばバキュームパッ
ド)を垂下した流体圧作動の第1シリンダ77と、この
第1シリンダ77を斜め方向へ移動する流体圧作動の第
2シリンダ79とで構成されている。
【0059】上記構成により、前記ローダ49によりテ
ーブル9上へ搬入された素材Wは、第1シリンダ77の
作動により吸着部材75を下降し素材Wを吸着保持し、
第2シリンダ79の作動により素材Wを斜め方向へ移動
して、原点ラインであるG−G線(図2参照)へ素材W
の一端部を揃える。
【0060】前記テーブル9の中央にはロケートピン8
1Aがあり、テーブル9の反搬入搬出装置側にもロケー
トピン81Bが設けてある。なお、テーブル9の反搬入
搬出側は、人手で板材の搬入出を行う場合の作業者の立
入るスペースのために空けておくものである。
【0061】上述したごとき構成により、板材の搬入搬
出方法としては、図4乃至図13を参照するに、まず、
図4に示されているごとく、ローダ49に設けた吸着部
材59にて素材積載リフタ23上に積載された最上部の
素材Wの一端を吸着して持ち上げる。このように素材W
の前方を吸着することでローディングスピードを高速に
できる。
【0062】次に、図5に示されているごとく、台形サ
ポートテーブル31をテーブル移動用駆動モータ33の
駆動により、浮上した素材W間に侵入させて素材Wの一
枚取りを行なう。なお、台形サポートテーブル31は形
状が台形となっているので、側面からの侵入が容易であ
り、素材Wの混載仕様でも一枚取りが可能である。
【0063】そして、図6に示されているごとく、一枚
取りされた素材Wは、ローダ49の前進により補助テー
ブル17上まで進み、この位置で待機する。このように
上空待機のため加工範囲内までの侵入が可能となる。な
お、図7に示されているごとく、補助テーブル17に設
けたワークサポート21は補助テーブル17の上面より
没した状態にある。
【0064】そして、図8に示されているごとく、ワー
クサポート21の前側を上昇せしめ素材Wの下面を支承
可能な位置に設定し、ローダ49とアンローダ61とを
同時に前進させる。なお、図9に示されているごとく、
ワークサポート21を上昇させることにより、ローディ
ングする素材Wをアンローディングする製品Fが接触す
ることがない。
【0065】そして、図10に示されているごとく、ア
ンローダ61を前進させて把持部材65にて加工済の製
品Fの一端部をクランプし、図11に示されているごと
く、アンローダ61を後退させて製品Fを搬出させると
共に、ローダ49を前進させる。更に、図12に示され
ているごとく、ローダ49を所定位置へ前進せしめ、吸
着部材59を下降せしめ吸着を解放すると共に、ワーク
サポート21を下降して素材Wをテーブル9上に移載し
てアンローダ61を後退させて素材Wの搬入製品Fの搬
出作業を終了する。なお、後側のワークサポート21は
素材Wの大きさにより使用したり使用しなかったりする
ものである。
【0066】前述した工程でテーブル9上に載置された
素材Wは、図13に示されているごとく原点出しが行わ
れる。すなわち、複数位置(この場合は3ケ所に設けた
素材Wの大きさにより使い分ける)に設けた原点引寄せ
部材73である吸着部材75を第1シリンダ77の作動
により下降し素材Wを吸着する。そして、第2シリンダ
79を作動せしめて素材Wを斜め前方へ(図13の図中
に矢印で示す)移動させてロケートピン81Aと前記把
持部材11の突当て面に突当て、原点ラインであるG−
G線に素材Wを位置決めして原点セットができる。
【0067】前記製品搬出作業(図12に示す)を終了
したら、図1,図2および図3に示されているごとく、
素材積載リフタ23上に位置している台形サポートテー
ブル31上へ製品Fを搬出し、アンローダ61の把持部
材65の把持を解放して製品Fを台形サポートテーブル
31上へ載置する。
【0068】この状態より、台形サポートテーブル31
を製品集積リフタ29側へ移動し、製品端面を集積クラ
ンプ41のクランプ部材43にてクランプする。そし
て、再度台形サポートテーブル31を素材積載リフタ2
3側へ移動させると、製品Fの下方は空になり、集積ク
ランプ41のクランプ部材43のクランプを解放し少量
シリンダ45の作動によりクランプ部材43を後退せし
めると、製品Fは製品集積リフタ29へ落され集積され
る。
【0069】上述した動作を繰返すことにより、製品F
と素材Wの搬入搬出が行われるので、製品Fと素材Wの
同時搬入搬出を可能とすると共に、搬入搬出時間を短縮
することができる。また、台形サポートテーブル31の
採用により省スペースでの一枚取りが可能となる。な
お、製品集積時用保持手段の他の例として、特開平8−
23948号公報に記載のような吸着フレームごとに上
下するバキュームパットを用い、そのバキュームパット
で台形サポートテーブル31上の製品Fを吸着し、少量
持ち上げ、台形サポートテーブル31を素材積載リフタ
23側へ移動させた後、バキュームパットを吸着フレー
ムごと下降させ、その製品Fを製品集積リフタ上へ降ろ
し、集積することもできる。
【0070】次に、第2の実施の形態について詳細に説
明する。この第2の実施の形態はミクロジョイント加工
された製品の搬出を対象とした点が、第1の実施の形態
と異なっていて、構成機器の大部分が同一機器であるた
め同一機器の図示を説明し省略し異なる機器のみについ
て図示してある。なお、同一機器には同一符号を付して
ある。
【0071】まず、ミクロジョイント加工について説明
する。図16を参照するに、板材Wの内に小さな製品F
を多数個加工する時、各小製品Fの輪部は長方形金型で
切断するが、輪部の一部微少寸法だけ切断せずに製品F
と元の素材Wとをつないでおく。加工後は元の素材Wご
と搬出して素材Wをねじり曲げたり、小製品Fを軽くた
たいたりして小製品Fを元の素材Wから取り出す。
【0072】図14を参照するに、製品集積リフタ29
と素材積載リフタ23との上方に板材の搬入出方向とほ
ぼ直交した移動方向(図14において左右方向)へ移動
自在な台形サポートテーブル83には、搬送装置である
ベルトコンベア85が複数本左右方向へ延伸して設けら
れている。また、台形サポートテーブル83に載置され
たミクロジョイント加工された板材の一端部を把持する
集積クランプ41が、製品集積リフタ29の左側で台形
サポートテーブル83の上面近傍に設けられている。よ
り詳細には、集積クランプ41は複数のクランプ部材4
3を備え、流体圧作動のシリンダ45にて前後方向へ移
動自在となっている。
【0073】この集積クランプ41に対向して、製品集
積リフタ29の右側で台形サポートテーブル83の上面
近傍に対向クランプ87が設けられている。より詳細に
は、対向クランプ87は、流体圧作動の第1シリンダ8
9にて前後動するクランプ部材91と、前記第1シリン
ダ89が固定されたブロック93を上下動せしめる流体
圧作動の第2シリンダ95とで構成されている。
【0074】上述したごとき構成により、その作用とし
ては、図15を併せて参照するに、対向クランプ87の
第2シリンダ95を作動せしめて、対向クランプ87を
上昇せしめてから、台形サポートテーブル83を素材積
載リフタ23側より製品集積リフタ29上へ移動し、ミ
クロジョイント加工された板材の両端面を集積クランプ
41と対向クランプ87のクランプ部材43,91でク
ランプする。
【0075】そして、クランプしたら台形サポートテー
ブル83を素材積載リフタ23側へ退避させて後、対向
クランプ87の第2シリンダ95を作動させて、対向ク
ランプ87を複数回上下方向へくり返し、板材を曲げて
ミクロジョイント部を破断して製品Fを製品集積リフタ
29上へ落下集積する。なお、残ったスケルトンは再び
台形サポートテーブル83を製品集積リフタ29側へ移
動して、この台形サポートテーブル83上へ集積クラン
プ41と対向クランプ87のクランプを解放してスケル
トンを落し、台形サポートテーブル83に設けたベルト
コンベア85にてスケルトンを機外へ搬出して一連の搬
出作業を終了する。
【0076】したがって、製品Fと素材Wの同時搬入搬
出を可能とすると共に、搬入搬出時間を短縮することが
でき、台形サポートテーブル83の採用により省スペー
スでの一枚取りが可能となる。また、ミクロジョイント
加工された板材より確実に製品を分離し集積が可能とな
り、残ったスケルトン機外へ搬出することができるの
で、作業性の向上を図ることができる。
【0077】なお、この発明は、前述した発明の実施の
形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。
【0078】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の説明より理解
されるように、請求項1,3,5によるこの発明によれ
ば、板材加工機の一側に設けたテーブルに並設して補助
テーブルを介して素材積載リフタを設け、この素材積載
リフタに並列して製品集積リフタを設け、各リフタ上方
に板材の搬入出方向とほぼ直交した移動方向へ移動自在
な台形サポートテーブルを設けた。そして、素材積載リ
フタの上方に素材の一端部を吸着する吸着する吸着部材
を備えたローダを板材の搬入出方向へ移動自在に設け、
このローダと前記台形サポートテーブルとの間に板材の
搬入出方向へ移動自在な把持部材を備えたアンローダを
設け、前記補助テーブルに素材の下面を支承する上下動
自在なワークサポートを設けた。
【0079】よって、素材の端部を吸着することで素材
を高速でローディング可能となり、長尺材においては吸
着部材のつかみ換えが不要となる。また、ローダ、アン
ローダを上下にして同一軸方向に装備したので、素材の
上空待機、板材の同時搬入搬出が可能となり搬入搬出時
間を短縮することができ生産性の向上を図ることができ
る。
【0080】更に、ローダに吸着部材を備え台形サポー
トテーブルを装備することにより、省スペースでの一枚
取り工程を可能とし、素材が混載された場合も対応可能
となる。なお更に、補助テーブルに上下駆動のワークサ
ポートを装備することで、アンローダと同時にローダを
起動させることが可能となり、アンローダが素材の下を
通過可能となる。また、ローダ、アンローダが個別に駆
動されるので、同時搬入出時、板材サイズにより板材の
移動量、速度を調整して搬出製品と搬入素材の干渉を防
止することができる。
【0081】請求項2,4,5によるこの発明によれ
ば、板材加工機の一側に設けたテーブルに並設して補助
テーブルを介して素材積載リフタを設け、この素材積載
リフタに並列して製品集積リフタを設け、各リフタ上方
に板材の搬入出方向とほぼ直交した移動方向へ移動自在
な台形サポートテーブルを設け、前記製品集積リフタの
一側にミクロジョイント加工された板材を把持する集積
クランプと、この集積クランプに対向して板材を把持す
る対向する対向クランプを設けた。そして、素材積載リ
フタの上方に素材の一端部を吸着する吸着部材を備えた
ローダを板材の搬入出方向へ移動自在に設け、このロー
ダと前記台形サポートテーブルとの間に板材の搬入出方
向へ移動自在な把持部材を備えたアンローダを設け、前
記補助テーブルに素材の下面を支承する上下動自在なワ
ークサポートを設けた。
【0082】よって、素材の端部を吸着することで素材
を高速でローディング可能となり、長尺材においては吸
着部材のつかみ換えが不要となる。また、ローダ、アン
ローダを上下にして同一軸方向に装備したので、素材の
上空待機、板材の同時搬入搬出が可能となり搬入搬出時
間を短縮することができ生産性の向上を図ることができ
る。
【0083】更に、ローダに吸着部材を備え台形サポー
トテーブルを装備することにより、省スペースでの一枚
取り工程を可能とし、素材が混載された場合も対応可能
となる。なお更に、補助テーブルに上下駆動のワークサ
ポートを装備することで、アンローダと同時にローダを
起動させることが可能となり、アンローダが素材の下を
通過可能となる。また、ローダ、アンローダが個別に駆
動されるので、同時搬入出時、板材サイズにより板材の
移動量、速度を調整して搬出製品と搬入素材の干渉を防
止することができる。
【0084】そして、ミクロジョイント加工された板材
は、集積クランプと対向クランプとでクランプされ、対
向クランプの上下動によりミクロジョイント加工部を切
断して製品を製品集積リフタ上を集積する。このため、
ミクロジョイント加工された板材より確実に製品を分離
し集積が可能となる。また、製品を分離し残ったスケル
トンは台形サポートテーブル上に落され、台形サポート
テーブルに設けた搬送装置であるベルトコンベアで機外
へ搬出されるので、作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の板材の搬入搬出装置を示す正面図で
ある。
【図2】図1における平面図である。
【図3】図1の右側より見た側面図である。
【図4】作用説明図である。
【図5】作用説明図である。
【図6】作用説明図である。
【図7】作用説明図である。
【図8】作用説明図である。
【図9】作用説明図である。
【図10】作用説明図である。
【図11】作用説明図である。
【図12】作用説明図である。
【図13】板材の原点出しを行なう作用説明図である。
【図14】この発明の第2の実施の形態を示し、側面図
である。
【図15】作用説明図である。
【図16】ミクロジョイント加工された板材の説明図で
ある。
【図17】従来例を示し、板材の搬入搬出装置の平面説
明図である。
【図18】作用説明図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス(板材加工機) 9 テーブル 17 補助テーブル 21 ワークサポート 23 素材積載リフタ 29 製品集積リフタ 31,83 台形サポートテーブル 41 集積クランプ(集積時用保持手段) 49 ローダ 59 吸着部材 61 アンローダ 65 把持部材 85 ベルトコンベア(搬送装置) 87 対向クランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65H 29/04 B65H 29/04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材加工機における板材の搬入搬出方法
    にして、 (A)前記板材加工機の一側に設けたテーブルに並設し
    た素材を積載した素材積載リフタ上より、ローダに設け
    た吸着部材にて素材の一端部を吸着し、素材の端部を持
    ち上げる素材持ち上げ工程。 (B)前記素材持ち上げ工程終了後、台形サポートテー
    ブルを浮上した素材の間に侵入せしめて素材の一枚取り
    を行なう素材一枚取り工程。 (C)前記素材一枚取り工程終了後、前記ローダを所望
    位置へ前進せしめ待機する素材待機工程。 (D)前記素材待機工程終了後、ワークサポートを上昇
    せしめて素材の下面を支承する素材支承工程。 (E)前記素材支承工程終了後、ローダの下部に位置し
    たアンローダを前進せしめるアンローダ前進工程。 (F)前記アンローダ前進工程にて前進したアンローダ
    に設けた把持部材にて加工済の製品の一端部をクランプ
    して、アンローダの後退により製品を搬出する製品搬出
    工程。 (G)前記製品搬出工程と同時に前記素材待機工程にて
    待機位置にある素材をローダを前進させて所定位置へ搬
    入する素材搬入工程。 (H)前記素材搬入工程と同時に前記ワークサポートを
    下降せしめて、ローダに設けた吸着部材を下降し吸着部
    材の吸着を解放して、テーブル上に素材を載置せしめる
    素材載置工程。 (I)前記製品搬出工程終了後、前記素材積載リフタ上
    に位置している台形サポートテーブル上に製品を搬出
    し、アンローダのクランプを解放して台形サポートテー
    ブル上へ製品を載置する製品載置工程。 (J)前記製品載置工程終了後、台形サポートテーブル
    を前記素材積載リフタに隣接して設けた製品集積リフタ
    上へ移動し、製品を集積時用保持手段にて一時保持する
    製品一時保持工程。 (K)前記製品一時保持工程終了後、台形サポートテー
    ブルを素材積載リフタ側へ移動し、前記集積時用保持手
    段を解放し、製品集積リフタ上へ落として集積する製品
    集積工程。 と、を備えてなることを特徴とする板材の搬入搬出方
    法。
  2. 【請求項2】 板材加工機における板材の搬入搬出方法
    にして、 (A)前記板材加工機の一側に設けたテーブルに並設し
    た素材を積載した素材積載リフタ上より、ローダに設け
    た吸着部材にて素材の一端部を吸着し、素材の端部を持
    ち上げる素材持ち上げ工程。 (B)前記素材持ち上げ工程終了後、搬送装置付きの台
    形サポートテーブルを浮上した素材の間に侵入せしめて
    素材の一枚取りを行なう素材一枚取り工程。 (C)前記素材一枚取り工程終了後、前記ローダを所望
    位置へ前進せしめ待機する素材待機工程。 (D)前記素材待機工程終了後、ワークサポートを上昇
    せしめて素材の下面を支承する素材支承工程。 (E)前記素材支承工程終了後、ローダの下部に位置し
    たアンローダを前進せしめるアンローダ前進工程。 (F)前記アンローダ前進工程にて前進したアンローダ
    に設けた把持部材にてミクロジョイント加工された板材
    の一端部をクランプして、アンローダの後退により製品
    を搬出する製品搬出工程。 (G)前記製品搬出工程と同時に前記素材待機工程にて
    待機位置にある素材をローダを前進させて所定位置へ搬
    入する素材搬入工程。 (H)前記素材搬入工程と同時に前記ワークサポートを
    下降せしめて、ローダに設けた吸着部材を下降し吸着部
    材の吸着を解放して、テーブル上に素材を載置せしめる
    素材載置工程。 (I)前記製品搬出工程終了後、前記素材積載リフタ上
    に位置している搬送装置付の台形サポートテーブル上に
    ミクロジョイント加工された板材を搬出し、アンローダ
    のクランプを解放して台形サポートテーブル上へ製品を
    載置する製品載置工程。 (J)前記製品載置工程終了後、対向クランプを上方へ
    退避せしめ、台形サポートテーブル製品集積リフタ側へ
    移動し、板材の両端面を集積クランプと対向クランプと
    でクランプする板材クランプ工程。 (K)前記板材クランプ工程終了後、台形サポートテー
    ブルを素材積載リフタ側へ移動する台形サポートテーブ
    ル退避工程。 (L)前記台形サポートテーブル退避工程終了後、対向
    クランプを複数回上下動してミクジョイント部を切断
    し、製品を製品集積リフタ上へ集積する製品集積工程。 (M)前記製品集積工程終了後、集積クランプと対向ク
    ランプのクランプを解放し残ったスケルトンを台形サポ
    ートテーブル上へ落として台形サポートテーブルに備え
    られた搬送装置にて機外へ搬出するスケルトン搬出工
    程。 と、を備えてなることを特徴とする板材の搬入搬出方
    法。
  3. 【請求項3】 板材加工機における板材の搬入搬出装置
    にして、前記板材加工機の一側に設けたテーブルに並設
    して補助テーブルを介して素材積載リフタを設け、この
    素材積載リフタに並列して製品集積リフタを設け、この
    製品集積リフタと前記素材積載リフタの上方板材の搬入
    出対向とほぼ直交した移動方向へ移動自在な台形サポー
    トテーブルを設け、前記製品集積リフタ付近に製品を一
    時保管、解放自在で集積時用保持手段を設け、前記素材
    積載リフタの上方に素材を吸着する複数個の上下方向へ
    移動自在な吸着部材を備えたローダを板材の搬入出方向
    へ移動自在に設けると共に、このローダと前記台形サポ
    ートテーブルとの間に複数の把持部材を備えたアンロー
    ダを板材の搬入出方向へ移動自在に設け、前記補助テー
    ブルに上下方向へ移動自在なワークテーブルを設けてな
    ることを特徴とする板材の搬入搬出装置。
  4. 【請求項4】 板材加工機における板材の搬入搬出装置
    にして、前記板材加工機の一側に設けたテーブルに並設
    した補助テーブルを介して素材積載リフタを設け、この
    素材積載リフタに並列して製品集積リフタを設け、この
    製品集積リフタと前記素材積載リフタの上方に板材の搬
    入出対向とほぼ直交した移動方向へ移動自在な台形サポ
    ートテーブルを設け、この台形サポートテーブルに前記
    移動方向へ板材を搬送せしめる搬送自在な搬送装置を設
    け、前記製品集積リフタの一側にミクロジョイント加工
    された板材をクランプ、アンクランプ自在で前記移動方
    向へ移動自在な集積クランプを設けると共に、前記素材
    積載リフタの他側にミクロジョイント加工された板材を
    クランプ、アンクランプ自在で上下方向および前記移動
    方向へ移動自在な対向クランプを前記集積クランプに対
    向して設け、前記素材積載リフタの上方に素材を吸着す
    る複数個の上下方向へ移動自在な吸着部材を備えたロー
    ダを板材の搬入出方向へ移動自在に設けると共に、この
    ローダと前記台形サポートテーブルとの間に複数の把持
    部材を備えたアンローダを板材の搬入出方向へ移動自在
    に設け、前記補助テーブルに上下方向へ移動自在なワー
    クテーブルを設けてなることを特徴とする板材の搬入搬
    出装置。
  5. 【請求項5】 前記台形サポートテーブルの素材積載リ
    フタ側先端は、素材搬入側より素材搬出側に向って下り
    傾斜をした台形をなしていることを特徴とする請求項
    3,4記載の板材の搬入搬出装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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