JPH05123786A - 板材折曲げ加工装置における板材搬入装置 - Google Patents
板材折曲げ加工装置における板材搬入装置Info
- Publication number
- JPH05123786A JPH05123786A JP28873391A JP28873391A JPH05123786A JP H05123786 A JPH05123786 A JP H05123786A JP 28873391 A JP28873391 A JP 28873391A JP 28873391 A JP28873391 A JP 28873391A JP H05123786 A JPH05123786 A JP H05123786A
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- JP
- Japan
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- plate
- holding device
- bending
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 板材の折曲げ加工機における金型５上への板
材Ｗの搬入後における板材Ｗの折曲げ加工開始を迅速に
行なうことができると共に、上記金型５上の製品Ｐと板
材Ｗとの当接による傷の発生を防止することを目的とす
る。 【構成】 板材の折曲げ加工を行なう折曲げ加工機１の
一側から当該折曲げ加工機１の金型５上へ板材Ｗを搬入
する板材搬入装置にして、当該板材搬入装置に備えたワ
ーク保持装置５１を、搬入方向に対して直交する方向で
板材から離反する方向へ移動自在に設けてなり、また金
型５上の折曲げ加工された製品Ｐを押出し作用する製品
押し具５３をワーク保持装置５１に備えてなるものであ
る。
材Ｗの搬入後における板材Ｗの折曲げ加工開始を迅速に
行なうことができると共に、上記金型５上の製品Ｐと板
材Ｗとの当接による傷の発生を防止することを目的とす
る。 【構成】 板材の折曲げ加工を行なう折曲げ加工機１の
一側から当該折曲げ加工機１の金型５上へ板材Ｗを搬入
する板材搬入装置にして、当該板材搬入装置に備えたワ
ーク保持装置５１を、搬入方向に対して直交する方向で
板材から離反する方向へ移動自在に設けてなり、また金
型５上の折曲げ加工された製品Ｐを押出し作用する製品
押し具５３をワーク保持装置５１に備えてなるものであ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、板材折曲げ加工装置
における板材搬入装置に係り、さらに詳細には、板材の
折曲げ加工を行なう金型上への板材の搬入を迅速に行な
うことができ、かつ上記金型との干渉回避を容易に行な
うことのできる板材搬入装置に関する。
における板材搬入装置に係り、さらに詳細には、板材の
折曲げ加工を行なう金型上への板材の搬入を迅速に行な
うことができ、かつ上記金型との干渉回避を容易に行な
うことのできる板材搬入装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば短冊状の板材を例えばＵ字
形状あるいはＵ字形状の端部に外側へのフランジ部を備
えた形状（断面形状が山高帽子状であるので、ハット曲
げと称すること有り）などのごとく、断面形状が比較的
簡単な製品に折曲げ加工する場合、上記製品を１工程で
折曲げ加工するための専用金型をプレスブレーキに装着
して折曲げ加工を行なう場合が一般的である。
形状あるいはＵ字形状の端部に外側へのフランジ部を備
えた形状（断面形状が山高帽子状であるので、ハット曲
げと称すること有り）などのごとく、断面形状が比較的
簡単な製品に折曲げ加工する場合、上記製品を１工程で
折曲げ加工するための専用金型をプレスブレーキに装着
して折曲げ加工を行なう場合が一般的である。
【０００３】上記とは別に、Ｖ字形状の折曲げ加工を行
なう金型をプレスブレーキに装着し、この金型を用いて
板材の複数箇所に折曲げ加工を行なうことによって、例
えばＵ字形状の折曲げ加工が行なわれている。
なう金型をプレスブレーキに装着し、この金型を用いて
板材の複数箇所に折曲げ加工を行なうことによって、例
えばＵ字形状の折曲げ加工が行なわれている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において、
前者の場合には、専用の金型であるので、１加工時間は
短いものの、金型上への板材の供給等は手作業によって
いるので、能率向上に問題がある。
前者の場合には、専用の金型であるので、１加工時間は
短いものの、金型上への板材の供給等は手作業によって
いるので、能率向上に問題がある。
【０００５】従来技術における後者の場合には、金型は
通常の金型を使用し得るので金型費用が安くなるという
利点がある。しかし、手作業による場合には能率向上に
問題があるので、産業用ロボット等を使用して自動化が
図られている。
通常の金型を使用し得るので金型費用が安くなるという
利点がある。しかし、手作業による場合には能率向上に
問題があるので、産業用ロボット等を使用して自動化が
図られている。
【０００６】上述のごとき産業用ロボットを利用した場
合には、ロボット自体が高価であり、かつ比較的簡単な
折曲げ加工であるにも拘らず教示作業に時間を要すなど
の問題がある。
合には、ロボット自体が高価であり、かつ比較的簡単な
折曲げ加工であるにも拘らず教示作業に時間を要すなど
の問題がある。
【０００７】そこで、発明者は、板材の折曲げ加工機の
一側から当該折曲げ加工機の金型上へ板材を自動的に搬
入する板材搬入装置を開発した。この場合、上記金型上
へ板材を単に搬入する作用のみである場合には、上記板
材搬入装置において板材の搬入作用を行なうワーク保持
装置と金型との干渉および折曲げ加工時の板材と上記ワ
ーク保持装置との干渉を回避するために、上記ワーク保
持装置を元の位置へ復帰するまで板材の折曲げ加工を開
始することができず、能率向上に問題があった。
一側から当該折曲げ加工機の金型上へ板材を自動的に搬
入する板材搬入装置を開発した。この場合、上記金型上
へ板材を単に搬入する作用のみである場合には、上記板
材搬入装置において板材の搬入作用を行なうワーク保持
装置と金型との干渉および折曲げ加工時の板材と上記ワ
ーク保持装置との干渉を回避するために、上記ワーク保
持装置を元の位置へ復帰するまで板材の折曲げ加工を開
始することができず、能率向上に問題があった。
【０００８】また、前記ワーク保持装置でもって板材を
把持して金型上へ搬入するとき、上記金型上の折曲げ加
工された製品の端部に板材の端部が当接して傷を生じる
ことがあるという新たな問題があった。
把持して金型上へ搬入するとき、上記金型上の折曲げ加
工された製品の端部に板材の端部が当接して傷を生じる
ことがあるという新たな問題があった。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前述のごとき問題に鑑み
て、本発明は、板材の折曲げ加工を行なう折曲げ加工機
の一側から当該折曲げ加工機の金型上へ板材を搬入する
板材搬入装置にして、当該板材搬入装置に備えたワーク
保持装置を、搬入方向に対して直交する方向で板材から
離反する方向へ移動自在に設けてなるものであり、そし
て、また、金型上の折曲げ加工された製品を押出し作用
する製品押し具をワーク保持装置に備えてなるものであ
る。
て、本発明は、板材の折曲げ加工を行なう折曲げ加工機
の一側から当該折曲げ加工機の金型上へ板材を搬入する
板材搬入装置にして、当該板材搬入装置に備えたワーク
保持装置を、搬入方向に対して直交する方向で板材から
離反する方向へ移動自在に設けてなるものであり、そし
て、また、金型上の折曲げ加工された製品を押出し作用
する製品押し具をワーク保持装置に備えてなるものであ
る。
【００１０】さらにまた、板材の折曲げ加工を行なう折
曲げ加工機の一側から当該折曲げ加工機の金型上へ板材
を搬入する板材搬入装置にして、当該板材搬入装置に備
えたワーク保持装置及び金型上の折曲げ加工された製品
を押出し作用する製品押し具を板材の搬入方向に対して
直交する方向へ移動自在に設けてなるものである。
曲げ加工機の一側から当該折曲げ加工機の金型上へ板材
を搬入する板材搬入装置にして、当該板材搬入装置に備
えたワーク保持装置及び金型上の折曲げ加工された製品
を押出し作用する製品押し具を板材の搬入方向に対して
直交する方向へ移動自在に設けてなるものである。
【００１１】
【作用】上述のごとき構成により、板材搬入装置におけ
るワーク保持装置により板材を金型上へ搬入した後に、
上記ワーク保持装置を板材から離反する方向へ移動する
ことにより、ワーク保持装置を、金型との干渉、折曲げ
加工時の板材との干渉から回避することができる。
るワーク保持装置により板材を金型上へ搬入した後に、
上記ワーク保持装置を板材から離反する方向へ移動する
ことにより、ワーク保持装置を、金型との干渉、折曲げ
加工時の板材との干渉から回避することができる。
【００１２】また、ワーク保持装置に製品押し具を備え
たので、上記ワーク保持装置により板材を金型上へ搬入
するとき、金型上の製品が製品押し具によって押出し搬
出されるので、上記製品に板材が当接するようなことが
なく、当接による傷の発生を防止できるものである。
たので、上記ワーク保持装置により板材を金型上へ搬入
するとき、金型上の製品が製品押し具によって押出し搬
出されるので、上記製品に板材が当接するようなことが
なく、当接による傷の発生を防止できるものである。
【００１３】
【実施例】図１を参照するに、板材Ｗの折曲げ加工を行
なう折曲げ加工機１として、本実施例においてはプレス
ブレーキで例示してあるけれども、プレスブレーキに限
ることなく通常のプレス機械を採用することも可能であ
る。
なう折曲げ加工機１として、本実施例においてはプレス
ブレーキで例示してあるけれども、プレスブレーキに限
ることなく通常のプレス機械を採用することも可能であ
る。
【００１４】上記折曲げ加工機１におけるフレーム３に
は、板材Ｗの折曲げ加工を行なう下型５が装着してあ
り、かつ上下動自在に設けられたラム７の下部には、前
記下型５と協働して板材Ｗに例えばＵ字形状の折曲げ加
工を行なう上型９が装着してある。
は、板材Ｗの折曲げ加工を行なう下型５が装着してあ
り、かつ上下動自在に設けられたラム７の下部には、前
記下型５と協働して板材Ｗに例えばＵ字形状の折曲げ加
工を行なう上型９が装着してある。
【００１５】上記金型５，９は、板材Ｗを例えばＵ字形
状等に折曲げ加工するもので、この金型５，９の構成は
公知であるから、構成の詳細については説明を省略す
る。
状等に折曲げ加工するもので、この金型５，９の構成は
公知であるから、構成の詳細については説明を省略す
る。
【００１６】前記折曲げ加工機１におけるフレーム３の
一側（図１においては左側）には、積層された短冊状の
板材Ｗを１枚毎分離する板材分離装置１１が配置してあ
り、前記下型５の前側には、上記板材分離装置１１によ
って分離された板材Ｗを前記下型５上へ搬入する板材搬
入装置１３が配置してある。そして前記折曲げ加工機１
の他側には、上下の金型９，５によって折曲げられた製
品Ｐを収納する製品収納装置１５が配置されている。
一側（図１においては左側）には、積層された短冊状の
板材Ｗを１枚毎分離する板材分離装置１１が配置してあ
り、前記下型５の前側には、上記板材分離装置１１によ
って分離された板材Ｗを前記下型５上へ搬入する板材搬
入装置１３が配置してある。そして前記折曲げ加工機１
の他側には、上下の金型９，５によって折曲げられた製
品Ｐを収納する製品収納装置１５が配置されている。
【００１７】より詳細には、前記板材分離装置１１は、
素材ストッカ１７上に積層された前記板材Ｗを１枚毎分
離して持上げる作用をなすもので、板材Ｗを吸着あるい
は磁着するバキュームパッドあるいは電磁石のごときワ
ーク保持具１９を備えた昇降フレーム２１を上下動自在
に備えている。上記昇降フレーム２１は、昇降用シリン
ダ２３における上下動自在なピストンロッドの下部に取
付けてあり、上記昇降用シリンダ２３は、前記素材スト
ッカ１７の後側に立設した支持ブラケット２５に支承さ
れている。
素材ストッカ１７上に積層された前記板材Ｗを１枚毎分
離して持上げる作用をなすもので、板材Ｗを吸着あるい
は磁着するバキュームパッドあるいは電磁石のごときワ
ーク保持具１９を備えた昇降フレーム２１を上下動自在
に備えている。上記昇降フレーム２１は、昇降用シリン
ダ２３における上下動自在なピストンロッドの下部に取
付けてあり、上記昇降用シリンダ２３は、前記素材スト
ッカ１７の後側に立設した支持ブラケット２５に支承さ
れている。
【００１８】前記素材ストッカ１７の上面には、積層し
た板材Ｗの位置ずれを防止するための複数のガイドピン
２７が立設してあると共に、上記板材１５を磁石を利用
して分離するための板材分離器２９が取付けてある。さ
らに前記素材ストッカ１７の位置には、前記ワーク保持
具１９によって持上げられた板材Ｗの下側へ出入自在の
サポートローラ３１が設けられている。このサポートロ
ーラ３１は持上げられた板材Ｗを支持するもので、ブラ
ケット３３に装着した流体圧シリンダ３５のピストンロ
ッドの先端部に取付けてある。
た板材Ｗの位置ずれを防止するための複数のガイドピン
２７が立設してあると共に、上記板材１５を磁石を利用
して分離するための板材分離器２９が取付けてある。さ
らに前記素材ストッカ１７の位置には、前記ワーク保持
具１９によって持上げられた板材Ｗの下側へ出入自在の
サポートローラ３１が設けられている。このサポートロ
ーラ３１は持上げられた板材Ｗを支持するもので、ブラ
ケット３３に装着した流体圧シリンダ３５のピストンロ
ッドの先端部に取付けてある。
【００１９】上記構成により、板材分離装置１１におけ
る昇降フレーム２１を下降せしめて、積層された板材Ｗ
にワーク保持具１９を当接せしめると、最上部の板材Ｗ
が吸着あるいは磁着されることとなる。したがって、昇
降フレーム２１を上昇せしめることにより、積層された
板材Ｗから１枚分離して持上げられることが理解されよ
う。
る昇降フレーム２１を下降せしめて、積層された板材Ｗ
にワーク保持具１９を当接せしめると、最上部の板材Ｗ
が吸着あるいは磁着されることとなる。したがって、昇
降フレーム２１を上昇せしめることにより、積層された
板材Ｗから１枚分離して持上げられることが理解されよ
う。
【００２０】なお、本実施例においては、前記素材スト
ッカ１７をフレーム３の側部に取付けた態様にて例示し
てあるけれども、上記フレーム３とは別個に設けても良
いものである。
ッカ１７をフレーム３の側部に取付けた態様にて例示し
てあるけれども、上記フレーム３とは別個に設けても良
いものである。
【００２１】前記板材分離装置１１におけるワーク保持
具１９によって分離して持上げられた板材Ｗを前記下型
５上へ搬入するために、前記板材搬入装置１３は次のご
とく構成してある。
具１９によって分離して持上げられた板材Ｗを前記下型
５上へ搬入するために、前記板材搬入装置１３は次のご
とく構成してある。
【００２２】すなわち、前記下型５の前側には左右方向
に延伸した支持フレーム３７が設けてある。この支持フ
レーム３７の一側にはローラ３９が回転自在に取付けて
あり、他側には、サーボモータ４１によって回転される
駆動プーリ４３が回転自在に取付けてある。そして、上
記プーリ３９，４３に掛回したベルト４５には、左右方
向に延伸して設けたガイド部材４７に案内されて左右方
向へ移動自在のスライダ４９が連結してある。上記スラ
イダ４９には、前記ワーク保持具１９に保持された板材
Ｗを把持自在のワーククランプのごときワーク保持装置
５１が前後動自在に支承されていると共に、前記下型５
上の製品を押出し搬出する製品押し具５３が支承されて
いる。さらに前記スライダ４９には、上記ワーク保持装
置５１、製品押し具５３を前後動するための流体圧シリ
ンダ５５が装着してある。上記ワーク保持装置５１は、
下部ジョー５１Ｊと協働して板材Ｗをクランプするクラ
ンプシリンダ５７を備えている。
に延伸した支持フレーム３７が設けてある。この支持フ
レーム３７の一側にはローラ３９が回転自在に取付けて
あり、他側には、サーボモータ４１によって回転される
駆動プーリ４３が回転自在に取付けてある。そして、上
記プーリ３９，４３に掛回したベルト４５には、左右方
向に延伸して設けたガイド部材４７に案内されて左右方
向へ移動自在のスライダ４９が連結してある。上記スラ
イダ４９には、前記ワーク保持具１９に保持された板材
Ｗを把持自在のワーククランプのごときワーク保持装置
５１が前後動自在に支承されていると共に、前記下型５
上の製品を押出し搬出する製品押し具５３が支承されて
いる。さらに前記スライダ４９には、上記ワーク保持装
置５１、製品押し具５３を前後動するための流体圧シリ
ンダ５５が装着してある。上記ワーク保持装置５１は、
下部ジョー５１Ｊと協働して板材Ｗをクランプするクラ
ンプシリンダ５７を備えている。
【００２３】上記構成により、図１において、スライダ
４９を左側へ移動せしめてワーク保持具１９に保持され
ている板材Ｗの端部に対応せしめた後、流体圧シリンダ
５５を作動してワーク保持装置５１を前記板材Ｗの方向
へ移動せしめることにより、板材Ｗの端部を下部ジョー
５１Ｊとクランプシリンダ５７により把持することがで
きる。
４９を左側へ移動せしめてワーク保持具１９に保持され
ている板材Ｗの端部に対応せしめた後、流体圧シリンダ
５５を作動してワーク保持装置５１を前記板材Ｗの方向
へ移動せしめることにより、板材Ｗの端部を下部ジョー
５１Ｊとクランプシリンダ５７により把持することがで
きる。
【００２４】上述のごとくワーク保持装置５１により板
材Ｗを把持した後、前記ワーク保持具１９による板材Ｗ
の保持を解放すると共に、サーボモータ４１を作動して
スライダ４９を右方向へ移動することにより、板材Ｗを
下型５上に搬入することができる。このとき、下型５上
の折曲げ加工された製品Ｐは、製品押し具５３により前
記製品収納装置１５側へ押出し搬出されることとなる。
材Ｗを把持した後、前記ワーク保持具１９による板材Ｗ
の保持を解放すると共に、サーボモータ４１を作動して
スライダ４９を右方向へ移動することにより、板材Ｗを
下型５上に搬入することができる。このとき、下型５上
の折曲げ加工された製品Ｐは、製品押し具５３により前
記製品収納装置１５側へ押出し搬出されることとなる。
【００２５】上述のごとく下型５上へ板材Ｗを搬入した
後、ワーク保持装置５１による板材Ｗの保持を解放した
後に、流体圧シリンダ５５を引込み作動して板材Ｗから
ワーク保持装置５１を離反せしめることにより、ワーク
保持装置５１を、金型５，９との干渉及び板材Ｗの折曲
げ加工時の干渉から回避することができるので、上述の
ごとくワーク保持装置５１を板材Ｗから離反するとほぼ
同時に板材Ｗの折曲げ加工が可能である。
後、ワーク保持装置５１による板材Ｗの保持を解放した
後に、流体圧シリンダ５５を引込み作動して板材Ｗから
ワーク保持装置５１を離反せしめることにより、ワーク
保持装置５１を、金型５，９との干渉及び板材Ｗの折曲
げ加工時の干渉から回避することができるので、上述の
ごとくワーク保持装置５１を板材Ｗから離反するとほぼ
同時に板材Ｗの折曲げ加工が可能である。
【００２６】上下の金型９，５による板材Ｗの折曲げ加
工の最中に、前記ワーク保持装置５１を図１において左
側へ移動せしめ、ワーク保持具１９によって分離され持
上げられている板材Ｗを再び保持した状態に待期するこ
とにより、前記金型５，９による板材Ｗの折曲げ加工の
終了後に直ちに次の板材Ｗを下型５上に搬入することが
でき、板材Ｗの折曲げ加工を能率良く行なうことができ
るものである。
工の最中に、前記ワーク保持装置５１を図１において左
側へ移動せしめ、ワーク保持具１９によって分離され持
上げられている板材Ｗを再び保持した状態に待期するこ
とにより、前記金型５，９による板材Ｗの折曲げ加工の
終了後に直ちに次の板材Ｗを下型５上に搬入することが
でき、板材Ｗの折曲げ加工を能率良く行なうことができ
るものである。
【００２７】前記製品収納装置１５は、製品Ｐを落下す
るためのシュータ５９と収納ボックス６１を備えた構成
である。
るためのシュータ５９と収納ボックス６１を備えた構成
である。
【００２８】図２、図３はワーク保持装置５１と製品押
し具５３とを一体的に設けた実施例を示すもので、前記
実施例と同様の効果を奏するものである。
し具５３とを一体的に設けた実施例を示すもので、前記
実施例と同様の効果を奏するものである。
【００２９】図４は別の実施例を示すもので、この実施
例においてはワーク保持装置５１と製品押し具５３とを
別個に設けると共に、製品押し具５３を往復動するため
の流体圧シリンダ６３を新たに設けたものである。
例においてはワーク保持装置５１と製品押し具５３とを
別個に設けると共に、製品押し具５３を往復動するため
の流体圧シリンダ６３を新たに設けたものである。
【００３０】この実施例においては、ワーク保持装置５
１と製品押し具５３とを個別に往復動することができる
点が前記実施例と異なるものである。
１と製品押し具５３とを個別に往復動することができる
点が前記実施例と異なるものである。
【００３１】図５は、ワーク保持具５１と製品押し具５
３とが連動し、かつ製品押し具５３がワーク保持具５１
のストローク長よりも大きく移動する構成としたもので
ある。
３とが連動し、かつ製品押し具５３がワーク保持具５１
のストローク長よりも大きく移動する構成としたもので
ある。
【００３２】すなわち、この実施例においては、スライ
ダ４９に第１ラック６５を設け、かつ製品押し具５３の
スライドバー６７に第２ラック６９を設け、そして、第
１ラック６５に噛合した第１ピニオン７１と第２ラック
６９に噛合した第２ピニオン７３を一体に備えた回転軸
７５を、前記ワーク保持装置５１に一体に設けた支持ア
ーム７７に回転自在に支承してなるものである。そし
て、上記第１ピニオン７１の径よりも第２ピニオン７３
の径を大きく形成してある。
ダ４９に第１ラック６５を設け、かつ製品押し具５３の
スライドバー６７に第２ラック６９を設け、そして、第
１ラック６５に噛合した第１ピニオン７１と第２ラック
６９に噛合した第２ピニオン７３を一体に備えた回転軸
７５を、前記ワーク保持装置５１に一体に設けた支持ア
ーム７７に回転自在に支承してなるものである。そし
て、上記第１ピニオン７１の径よりも第２ピニオン７３
の径を大きく形成してある。
【００３３】したがって、前記流体圧シリンダ５５の作
動によってワーク保持装置５１が往復動されるとき、製
品押し具５３は、ワーク保持装置５１の２倍以上の速さ
で移動し、その移動距離も同様に２倍以上となる。
動によってワーク保持装置５１が往復動されるとき、製
品押し具５３は、ワーク保持装置５１の２倍以上の速さ
で移動し、その移動距離も同様に２倍以上となる。
【００３４】したがってこの実施例においては、ワーク
保持装置５１よりも製品押し具５３を大きく突出せしめ
ることができ、下型５上の製品Ｐを確実に押出すことが
できるものである。
保持装置５１よりも製品押し具５３を大きく突出せしめ
ることができ、下型５上の製品Ｐを確実に押出すことが
できるものである。
【００３５】なお、図１における符号７９は、下型５上
の板材Ｗがワーク保持装置５１の後退時に位置ずれを生
じないように板材Ｗを押える板押え装置である。前記ワ
ーク保持装置５１が下型５上へ板材Ｗを搬入するとき、
ワーク保持装置５１は上記板押え装置７９の上方位置を
通過するものであって、ワーク保持装置５１が板押え装
置７９と干渉するようなことはないものである。
の板材Ｗがワーク保持装置５１の後退時に位置ずれを生
じないように板材Ｗを押える板押え装置である。前記ワ
ーク保持装置５１が下型５上へ板材Ｗを搬入するとき、
ワーク保持装置５１は上記板押え装置７９の上方位置を
通過するものであって、ワーク保持装置５１が板押え装
置７９と干渉するようなことはないものである。
【００３６】ところで、上下の金型９，５により板材Ｗ
の折曲げ加工を行なう場合、板材Ｗは左右の中央部に配
置することが望ましいものである。そこで、板材Ｗが比
較的短い場合には、ワーク保持装置５１により板材Ｗを
把持して下型５上へ搬入時に、上記板材Ｗがほぼ中央部
に位置したときにワーク保持装置５１による板材Ｗの保
持を解放した後、さらにスライダ４９の移動を続行する
ことにより、製品押し具５３による製品Ｐの押出し搬出
を確実に行なうことができる。
の折曲げ加工を行なう場合、板材Ｗは左右の中央部に配
置することが望ましいものである。そこで、板材Ｗが比
較的短い場合には、ワーク保持装置５１により板材Ｗを
把持して下型５上へ搬入時に、上記板材Ｗがほぼ中央部
に位置したときにワーク保持装置５１による板材Ｗの保
持を解放した後、さらにスライダ４９の移動を続行する
ことにより、製品押し具５３による製品Ｐの押出し搬出
を確実に行なうことができる。
【００３７】すなわち本実施例によれば、板材Ｗの長さ
が下型５に比して比較的短い場合であっても、中央部付
近への搬入と、下型５上の製品の搬出を確実に行なうこ
とができるものである。
が下型５に比して比較的短い場合であっても、中央部付
近への搬入と、下型５上の製品の搬出を確実に行なうこ
とができるものである。
【００３８】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、本発明によれば、ワーク保持装置５１は下型
５上に板材Ｗを搬入した後、直ちに板材Ｗから離反して
元の位置へ復帰できるので、下型５上に板材Ｗを搬入し
た後に直ちに折曲げ加工を開始することができる。ま
た、折曲げ終了後に次の板材Ｗを下型５上に迅速に搬入
することができ、かつ下型５上の製品Ｐの押出し搬出を
同時に行なうことができるので、板材Ｗと製品Ｐとの当
接を防止できると共に、板材Ｗの折曲げ加工を能率よく
行なうことができるものである。
るように、本発明によれば、ワーク保持装置５１は下型
５上に板材Ｗを搬入した後、直ちに板材Ｗから離反して
元の位置へ復帰できるので、下型５上に板材Ｗを搬入し
た後に直ちに折曲げ加工を開始することができる。ま
た、折曲げ終了後に次の板材Ｗを下型５上に迅速に搬入
することができ、かつ下型５上の製品Ｐの押出し搬出を
同時に行なうことができるので、板材Ｗと製品Ｐとの当
接を防止できると共に、板材Ｗの折曲げ加工を能率よく
行なうことができるものである。
【図１】本発明の実施例に係る装置の概略的な斜視図で
ある。
ある。
【図２】第２実施例の側断面説明図である。
【図３】同上の平面説明図である。
【図４】第３実施例の平面説明図である。
【図５】第４実施例の平面説明図である。
１ 折曲げ加工機 ５ 下型 １１ 板材分離装置 １３ 板材搬入装置 ５１ ワーク保持装置 ５３ 製品押し具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２１Ｄ 45/00 Ｂ 8509−4Ｅ 45/04 Ｊ 8509−4Ｅ
Claims (3)
- 【請求項１】 板材の折曲げ加工を行なう折曲げ加工機
の一側から当該折曲げ加工機の金型上へ板材を搬入する
板材搬入装置にして、当該板材搬入装置に備えたワーク
保持装置を、搬入方向に対し直交する方向で板材から離
反する方向へ移動自在に設けてなることを特徴とする板
材折曲げ加工装置における板材搬入装置。 - 【請求項２】 金型上の折曲げ加工された製品を押出し
作用する製品押し具をワーク保持装置に備えてなること
を特徴とする請求項１記載の板材搬入装置。 - 【請求項３】 板材の折曲げ加工を行なう折曲げ加工機
の一側から当該折曲げ加工機の金型上へ板材を搬入する
板材搬入装置にして、当該板材搬入装置に備えたワーク
保持装置及び金型上の折曲げ加工された製品を押出し作
用する製品押し具を板材の搬入方向に対して直交する方
向へ移動自在に設けてなることを特徴とする板材折曲げ
加工装置における板材搬入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28873391A JPH05123786A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 板材折曲げ加工装置における板材搬入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28873391A JPH05123786A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 板材折曲げ加工装置における板材搬入装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05123786A true JPH05123786A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=17733987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28873391A Pending JPH05123786A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 板材折曲げ加工装置における板材搬入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05123786A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4713708B2 (ja) * | 2000-05-26 | 2011-06-29 | 株式会社アマダエンジニアリングセンター | プレスブレーキ |
| KR101120476B1 (ko) * | 2011-10-31 | 2012-02-29 | 대기 이에스티(주) | 차량용 클립의 일괄 자동화 가공장치 |
| CN103691777A (zh) * | 2013-12-31 | 2014-04-02 | 安徽中瑞机床制造有限公司 | 一种高精度的液压板料折弯机 |
| CN106513478A (zh) * | 2016-10-09 | 2017-03-22 | 温州职业技术学院 | 机械手辅助阀芯自动折弯设备 |
| CN112222258A (zh) * | 2020-08-25 | 2021-01-15 | 合肥常青机械股份有限公司 | 一种汽车零部件生产用多工位冲压机输料装置及其使用方法 |
| CN116984435A (zh) * | 2023-09-14 | 2023-11-03 | 广东诺米家居智能科技有限公司 | 一种衣柜五金件弯折装置及其弯折方法 |
-
1991
- 1991-11-05 JP JP28873391A patent/JPH05123786A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN104985030A (zh) * | 2013-12-31 | 2015-10-21 | 安徽中瑞机床制造有限公司 | 一种液压板料折弯机 |
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| CN106513478B (zh) * | 2016-10-09 | 2018-05-11 | 温州职业技术学院 | 机械手辅助阀芯自动折弯设备 |
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| CN112222258B (zh) * | 2020-08-25 | 2023-10-24 | 合肥常青机械股份有限公司 | 一种汽车零部件生产用多工位冲压机输料装置及其使用方法 |
| CN116984435A (zh) * | 2023-09-14 | 2023-11-03 | 广东诺米家居智能科技有限公司 | 一种衣柜五金件弯折装置及其弯折方法 |
| CN116984435B (zh) * | 2023-09-14 | 2024-03-15 | 广东诺米家居智能科技有限公司 | 一种衣柜五金件弯折装置及其弯折方法 |
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