JP3143162B2 - 小製品の仕分け集積装置 - Google Patents

小製品の仕分け集積装置

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JP3143162B2 JP03231632A JP23163291A JP3143162B2 JP 3143162 B2 JP3143162 B2 JP 3143162B2 JP 03231632 A JP03231632 A JP 03231632A JP 23163291 A JP23163291 A JP 23163291A JP 3143162 B2 JP3143162 B2 JP 3143162B2
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  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小製品切断用パンチ
を備えたパンチプレスの一側方に、素材及び製品等を集
積し、かつ、小製品を仕分けする小製品の仕分け集積装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチプレスの一側方に集積棚を
設け、この集積棚から搬入装置で素材を搬入し、パンチ
プレスで加工した後に小製品の多数個取りを行い、この
少製品を仕分け集積するには、パンチプレスのフロント
サイドテーブル側に集積棚を配置し、パンチプレスのリ
アサイドテーブル側にクロスファールドテーブルとアン
ローダクランプとを設けた製品集積棚を配置していた。
【0003】このように構成された装置では、パンチプ
レスのリアサイドテーブル側に少製品切断用パンチを設
け、この小製品切断用パンチで輪郭を切断してこの素材
から小製品を切離し、小製品をリアサイドテーブルのパ
イプローラによってクロスフィードテーブルに移送して
いた。
【0004】そして、このクロスフィールドテーブルに
設けたプレッシャバーでY軸方向へ所定量押圧して位置
決めし、位置決めされた小製品をアンローダクランプに
よって保持し、製品集積棚のパレット内の所定位置に集
積していた。この場合、別種の小製品は同一パレット内
に位置変更して仕分けるように構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
構成からなる従来の小製品仕分け集積装置では、素材
棚、パンチプレス、クロスフィールドテーブル及び、製
品集積棚と併設するため、ライン構成が長くなり、広い
面積を必要とするという問題があった。
【0006】この発明の目的は、上記従来の問題に鑑み
て提案されたもので、省スペースで素材の搬入及び製品
の搬出を行なうことができると共に、簡単な構造で小製
品を、その種別ごとに仕分けて搬出、集積できる小製品
仕分け集積装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、パンチプレス及びこのパンチプレスの
パンチング位置近傍の一側方に設けられた小製品切断用
パンチと、素材を収納したパレット及び製品を収納する
パレットを収納する集積棚と、この集積棚から素材を収
納したパレットまたは製品を収納するパレットの一方を
選択的に搬出し、かつ、加工後の素材または製品を集積
棚に搬入する搬出入装置と、前記集積棚とパンチプレス
との間に設けられたテーブルと、切断された小製品を保
持してテーブル上の任意の位置へ仕分けして移送する移
送装置とを備えていることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】集積棚に置かれた素材を収納したパレットから
搬出入装置により素材をパンチプレスに搬入し、パンチ
プレスのパンチング位置でパンチングを行うと共に、素
材から小製品切断用パンチで多数個の小製品が切り離さ
れる。ついで、切断された小製品は移送装置によって保
持されてテーブル上のパレット内の所望の位置へ集積さ
れ、搬出入装置により、集積棚に収納される。
【0009】小製品は、移送装置によってテーブル上の
所望の位置へ製品種別ごとに仕分けることができるの
で、搬出入装置により集積棚のパレットへ、製品種別ご
とに仕分けて集積することができ、狭いスペースで小製
品の仕分け集積が可能となった。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を、図に基づいて説
明する。図1は、仕分け集積装置の平面図で、図2はそ
の正面図、図3は図2の III−III線矢視図である。パ
ンチプレス1は、多数のパンチ3を配設した上部タレッ
ト5と、多数のダイ7を配設した下部タレット9と、打
撃子11とを備えている。
【0011】パンチプレス1の手前側には、装置フレー
ム13の下部フレームに固定されたセンターテーブル1
5が設けてあり、このセンターテーブル15の左右側に
はフロントサイドテーブル17と、リアサイドテーブル
19とが、図1の上下方向(Y軸方向)に移動可能に設
けてある。このフロントサイドテーブル17と、リアサ
イドテーブル19とは、図1の左右方向(X軸方向)に
設けられたキャレッジベース21に一体に連結されてい
て、キャレッジベース21は、モータ23により、フロ
ントサイドテーブル17、リアサイドテーブル19と共
に、Y軸方向に移動される。
【0012】キャレッジベヘウ21にはモータ25が設
けてあり、モータ25にて回転駆動されるねじ27によ
り、キャレッジ29はX軸方向に移動される。キャレッ
ジ29には、素材Wを保持する複数のワーククランプ3
1が装着されている。
【0013】フロントサイドテーブル17の隣には、上
面に多数のベアリング33を突設したテーブル35が、
フロントサイドテーブル17と同一の高さで配置されて
いる。
【0014】テーブル35の隣には、素材Wや製品を集
積収納するための集積棚37が設けてある。集積棚37
は、枠体フレーム39に複数の棚板41を上下に段設し
て、棚板41に素材W用、製品用のパレットPを載置で
きるようにしている。集積棚37の奥側と手前側とに
は、パレットステーション43とエレベータステーショ
ン45が設けられている。
【0015】集積棚37の枠体フレーム39の下部に
は、正面視で長方形に回動するスラットコンベア47が
設けてある。
【0016】このスラットコンベア47は、配設、軸支
された複数のスプロケット49に、一対の無端状のチエ
ン51を掛け回し、モータ52で回動されるチェン51
の一部の長さにわたって複数のパイプローラ53を、自
転自在に取り付けたものである。
【0017】スラットコンベア47のチエン51の掛け
回しされた内側に、パレットPを支承して上下動する第
1のリフタ装置55が、配置されている。この第1のリ
フタ装置55は、X形の一対のリンクにより支持テーブ
ル57を支持し、流体圧シリンダによって支持テーブル
57を上下動する構造である。
【0018】スラットコンベア47の上方には、第1の
リフタ装置55上に置かれた素材Wを、X軸方向に搬出
入させる搬出入装置59が設けてある。この搬出入装置
59は、一対のスプロケット61,63に無端状のチエ
ン67を掛け回し、このチエン67に結合され、図示し
ないガイドに案内されてX軸方向に移動する移送ローダ
69と、移送ローダ69に設けられた複数の搬出入クラ
ンプ71と、チエン67を回動するモータ73とによっ
て構成されている。
【0019】搬出入装置59の上方には、吸着持上げ装
置75が設けてある。この吸着持ち上げ装置75は、枠
体フレーム39に取り付けられたシリンダ77と、シリ
ンダ77に上下動自在に支持されたパレットホルダ79
と、パッドホルダ79に設けられた複数の吸着パッド8
1とにより構成され、吸着持ち上げ装置75は、第1の
リフタ装置55とスラットコンベア47との間で素材
W、製品を移載するのに使用される。
【0020】エレベータステーション45に設けてある
エレベータ83は、枠体フレーム39の柱に設けた図示
しないガイドレールに案内されて上下動するもので、枠
体フレーム39の上部にはウインチ装置85が設けてあ
り、ウインチ装置85のスプロケット87,89に無端
状のチエン91を掛け回し、このチエン91にパレット
載置台93を取り付けている。パレット載置台93の外
方端部にはパレット移送装置95が設けてあり、パレッ
ト移送装置95のフック97がパレット載置台93上の
パレットPに係合し、集積棚37の棚板41とパレット
載置台83との間でこのパレットPを移載するのに使用
される。
【0021】パレットステーション43は、エレベータ
83によって棚板41からパレットPを第1のリフタ装
置55に移載するあたり、第1のリフタ装置55上に置
かれているパレットPを退避させるためのものである。
このパレットステーション43には、第2のリフタ装置
99が設けてあり、第2のリフタ装置99は、X形の一
対のリンクにより支持テーブル101が支持され、流体
圧シリンダによって支持テーブル101が上下動され
る。第1のリフタ装置55の支持テーブル57と同一の
高さに支持テーブル101を調整しておき、パレット移
送装置103のフック105が支持テーブル101上の
パレットPに係合し、第1のリフタ装置55と第2の装
置99の間でこのパレットPが移載される。
【0022】上部タレット5と下部タレット9の側方で
センターテーブル15上には、小製品切断用パンチ10
7が設けてあり、小製品切断用パンチ107はパンチ1
09と、ダイ111と、打撃子113とを備えている。
【0023】小製品切断用パンチ107により素材Wか
ら切り離された小製品を保持し、前記テーブル35上に
載置されてパレットP内の任意の位置へ仕分け、集積す
るのに使用する移送装置115を、パンチプレス1の上
部からテーブル35の上方へ張り出して設けている。図
4に斜視図で例示した移送装置115は、パンチプレス
1の装置フレーム117に固定されたブラケット119
と、ブラケット119にその軸心が上下方向となるよ
う、回動可能に軸支した基部軸121と、基部軸121
を回動するためにブラケット119に設けた基部軸用モ
ータ123及びスパーギャ機構125と、基部軸121
に対し、上下に移動できるように取付けた回動アーム1
27と、回動アーム127を上下移動するために回動ア
ーム127に設けた回動アーム用モータ129及びピニ
オン・ラック機構131と、回動アーム127の回動先
端部へ、その軸心が上下方向となるよう、回動可能に軸
支した吸着具支持軸133と、吸着支持軸133を回動
するために回動アーム127に設けた吸着具支持軸用モ
ータ135及びベベルギャ機構137と、吸着支持軸1
33の下端部に装着して吸着具139とにより構成され
ている。
【0024】スパーギャ機構125は、基部軸用モータ
123、基部軸121に夫々設けた取付けたギャ14
1,143により構成され、ピニオン・ラック機構13
1は、回動アーム用モータ129、基部軸121に夫々
設けた図示しないピニオンとラック145により構成さ
れ、ベベルギャ機構137は、吸着具支持軸用モータ1
35、吸着具支持軸133に夫々設けたベベルギャ14
7,149により構成されている。
【0025】吸着具139は、吸着具支持軸133に設
けた枠状のパッドホルダ151と、パッドホルダ151
に設けた複数の吸着パッド153とにより構成してい
る。
【0026】基部軸用モータ123を駆動すると、スパ
ーギャ機構125により回動アーム127は基部軸12
1を中心に回動し、回動アーム用モータ129を駆動す
るとピニオン・ラック機構131により、回動アーム1
27は上下移動し、吸着具支持軸用モータ135を駆動
するとベベルギャ機構137は吸着具139を吸着具支
持軸133を中心に回動することができる。
【0027】これにより、小製品切断用パンチ107に
よって素材Wから切り離された小製品を吸着パッド15
3にて吸着、保持し、この吸着された小製品を、テーブ
ル35上に載置されるパレットP内の任意の位置へ仕分
け、集積することができる。
【0028】次に上記構成の動作を説明する。まず、集
積棚37の第1のリフタ装置55には素材Wを収納した
パレットPを、パレットステーション43の第2のリフ
タ装置99には製品収納用の空のパレットPを、夫々載
置しておく。そして、パイプローラ53が第1のリフタ
装置55の上方から退避した位置にスラットコンベア4
7を位置させて置いて、第1のリフタ装置55上のパレ
ットPから素材Wを吸着持上げ装置75により吸着して
吊りあげ、スラットコンベア47を回動してパイプロー
ラ53の上に吸着持上げ装置75の素材Wをのせること
でこの素材Wを搬出入装置59に移載する。搬出入クラ
ンプ71にてこの素材Wをつかみ、モータ73により搬
出入装置59をパンチプレス1に向かって駆動すると、
素材Wはパイプローラ53上とテーブル35のベアリン
グ33上とを転動してパンチプレス1へ搬送される。
【0029】パンチプレス1では搬入された素材Wをワ
ーククランプ31にて掴み、フロントサイドテーブル1
7,リアサイドテーブル19と一緒に、キャレッジベー
ス21をY軸方向へ、キャレッジ29をX軸方向へ移動
して所定位置に位置決めし、加工を行う。多数個取り加
工の場合では、小製品の輪郭を小製品切断用パンチ10
7にて切断して、素材Wから切り離す。
【0030】この加工動作の間に、集積棚37の第1の
リフタ装置55上のパレットPはエレベータ83に移載
しておき、パレットステーション43の第2のリフタ装
置99上の空のパレットPは、第1のリフタ装置55に
移載しておく。
【0031】小製品切断用パンチ107にて素材Wから
切り離された小製品は、移送装置115により吸着され
て取り出され、所望の収納向きに水平面内で回動されて
から、テーブル35上に乗せられ、搬出入クランプ71
にてこの小製品を掴み、モータ73により搬出入装置5
9を集積棚37に向かって駆動すると、小製品は、テー
ブル35のベアリング33上とパイプローラ53上とを
転動して、第1のリフタ装置55の上方へ搬送される。
【0032】小製品パイプローラ53上から吸着持上げ
装置75により吸着して吊りあげ、スラットコンベア4
7を回動してパイプローラ53が第1のリフタ装置55
の上方から退避した位置にし、第1リフタ装置55上の
空のパレットP内に吸着持上げ装置75の小製品を、小
製品の種別毎に仕分けして集積する。
【0033】移送装置115による小製品切断用パンチ
107からの小製品の取りだし操作及び、テーブル35
への小製品の移載操作は、基部軸用モータ123と吸着
具支持軸用モータ135の駆動により、吸着具139を
X軸とY軸方向に位置合わせし、回動アーム用モータ1
29の駆動により吸着具139を上下方向に位置合わせ
しながら行われる。
【0034】小製品が、第1のリフタ装置55上の空の
パレットP内にその種別毎に仕分けして集積されるよう
に、小製品切断用パンチ107から掴まれて取り出され
た小製品は、移送装置115により、所望の収納向きに
水平面内で回動されてから、テーブル35上に乗せられ
るが、今回掴まれて取り出された小製品が、前回掴まれ
て取り出された小製品と異なっている場合は、この取り
出し後、上記のように基部軸用モータ123と吸着具支
持軸用モータ135の駆動により、吸着具139を、Y
軸方向には大きく位置合わせし、X軸方向にも位置合わ
せすることで、前回掴まれて取り出された小製品に対
し、テーブル35上の別の位置に位置決めされることに
なる。小製品の左右部を180°向きを変更するには、
吸着具支持軸用モータ135を駆動して吸着具139を
180°回動すればよい。
【0035】さらに、移送装置115から第1のリフタ
装置55への移載の際、この搬出入装置59のモータ7
3の駆動量を調整して第1のリフタ装置55に対する搬
出入クランプ71の停止位置を変更することにより、第
1のリフタ装置55上の空のパレットP内に、小製品を
その種別毎にX軸方向に仕分けして集積することができ
る。
【0036】
【発明の効果】以上のようにこの発明の小製品の仕分け
集積装置によれば、移送装置によってテーブル上の所望
の位置へ製品種別ごとに仕分けることができるので、搬
出入装置により集積棚のパレットへ、製品種別ごとに仕
分けて集積することができ、狭いスペースで小製品の仕
分け集積が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の小製品の仕分け集積装置の実施例を
示す平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図2の III−III 線矢視図である。
【図4】上記実施例に使用する移送装置の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 パンチプレス 35 テーブル 37 集積棚 59 搬出入装置 107 小製品切断用パンチ 115 移送装置 P パレット W 素材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 43/20 - 43/24 B21D 28/02 B21D 45/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチプレス及びこのパンチプレスのパ
    ンチング位置近傍の一側方に設けられた小製品切断用パ
    ンチと、素材を収納したパレット及び製品を収納するパ
    レットを収納する集積棚と、この集積棚から素材を収納
    したパレットまたは製品を収納するパレットの一方を選
    択的に搬出し、かつ、加工後の素材または製品を集積棚
    に搬入する搬出入装置と、前記集積棚とパンチプレスと
    の間に設けられたテーブルと、切断された小製品を保持
    して前記テーブル上の任意の位置へ仕分けして移送する
    移送装置と、を備えていることを特徴とする小製品の仕
    分け集積装置。
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