JP3737531B2 - 板材加工装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は板材加工装置に関する。さらに詳細には、主として金属の板材から多数個の製品を打抜き加工し、その製品を分離し、分離された各製品を仕分けして集積する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばパンチプレスまたはタレットパンチプレス等の如き板材加工機に対する、板状材料Wの供給装置および製品搬出装置は、特開平3−264241号(以後単に先行例という。)の第1図、または第2図および特許請求範囲の請求項1に開示されている様に板材加工機1のキャリッジベース13(本願発明の実施例のY軸キャリッジ11に相当。)と共に移動する可動テ−ブルからかなり離隔した側方に設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述の先行例の場合、板材加工装置に対する被加工材の供給装置および製品搬出装置が板材加工機の材料位置決め装置とから、かなり離隔した側方に設けられているため、板材加工装置全体の占める床面積が大きくなると言う問題がある。また、板状材料の供給装置および製品搬出装置が板材加工装置の加工ヘッドから離隔した遠い位置に在るため、板材加工装置の加工ヘッドまで板状材料を供給するのに多くの時間がかかると言う問題がある。
【0004】
また占有する床面積の低減は別として、被加工材を供給する速度を上げれば時間的問題は解決する様にも思われるが、速度を上げるには余計な動力を必要とし、また、単に速度を上げるのみでは位置決め精度が悪くなるという問題もある。機械的剛性を保ちながら速度を上げるには装置の軽量化も図る必要があり、それらは最終的に装置のコストの上昇につながるという問題がある。仮に時間的問題を解決できたとしても占有する床面積の低減が出来ないと言う問題は未解決で残ることになる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述のごとき問題に鑑みて、本発明は板材加工装置の加工ヘッドに隣接した一側に、材料位置決め装置の板材搬送面において板状の被加工材の下面を支持する固定テーブルを設けると共に、該固定テーブルの上部に板材加工装置で加工された製品を前記の加工ヘッド部から搬出すると共に仕分け操作が可能な加工済み材料搬出仕分け装置を設け、前記加工ヘッドに隣接した他側には前記板材加工装置へ被加工材を供給し、かつ板材加工装置で加工された加工済み材料を搬出するワーク搬出入装置を設け、該ワーク搬出入装置の被加工材ローディングステーションおよび加工済み材料のアンロディングステーションの前記板材搬送面において被加工材および前記加工済み材料の下面を支持自在のスラットコンベアとを開閉自在に設け、前記スラットコンベアにはパレット上に載置された被加工材および前記加工済み材料の上面を少なくとも前記板材搬送面まで上下動自在のパレットリフタを設け、前記ワーク搬出入装置の被加工材搬入または加工済み材料搬出ステーションにパレットリフタを設けると共に、前記ワーク搬出入装置に被加工材搬入または加工済み材料搬出用のパレット搬入出コンベアを設けてなるものである。
【0006】
【作用】
本発明は前述の通り、板材加工装置へ板状の被加工材を供給するワーク搬出入装置を加工ヘッドに隣接して設けたので、従来の装置に比較して装置の占める床面積を極めて少なくすることが可能となり、装置のコストパフォーマンスを向上させる事ができる。さらに上記の構成としたので被加工材を板材加工装置の加工ヘッド部まで供給する時間が短縮され加工能率が向上する。
【0007】
【実施例】
さて図1および図2を参照するに、図1には板材加工装置の正面図が、図2にはその平面図が、図3には左側面図が示してある。板状の被加工材Wを加工する板材加工機1として、本実施例ではタレットパンチプレスが例示されている。ここに例示した板材加工機1の主たる構成は公知であるが、その概略的構成について説明する。
【0008】
板材加工機1のフレーム本体3はC型あるいは門型を成しており、このフレーム本体3には多数のパンチ(図示省略)を支承した上部タレットとダイ(図示省略)を支承した下部タレットとを上下に対向して備えたタレット装置5が水平に回転自在に装着されていると共に、加工ヘッド7に対し割出し位置決めされたパンチを打圧する打撃子(図示省略)が上下動自在に備えられている。
【0009】
さらに、材料位置決め装置9は、X軸方向(図1,図2において左右方向)に延伸したY軸キャリッジ11が前記フレーム本体の両側に設けられたY軸ガイドレール(13R、13L)に係合するY軸ガイド部材(15R、15L)によってY軸方向(図2で上下方向)に位置決め自在にガイドされ、このY軸キャリッジ11にはX軸キャリッジ17が前記X軸方向に位置決め自在に支承されている。このX軸キャリッジ17には被加工材Wをクランプする複数のワーククランプ19が装着されている。
【0010】
以上の構成において、図示しない制御装置が各装置の適宜な駆動装置を作動させることにより、ワーククランプに被加工材Wをククランプし、前記タレット装置に支承されている必要なパンチ、ダイのセットを選択し、前記材料位置決め装置9を作動させ、被加工材Wの加工すべき位置を加工ヘッド7に位置決めし、打撃子を作動させてパンチを打圧することにより被加工材Wの加工がなされる。
【0011】
次に、板材加工装置に対して被加工材Wを搬入し、かつ板材加工装置において加工された比較的に小さい製品SWおよび加工済み材料S(本明細書中で加工済み材料Sとは、加工後の大形の残材であるスケルトンまたはスケルトン自体が大形の製品となる場合をも含めて使用している)を搬出する新規な板材加工装置について説明する。
【0012】
図2および図3(図1の左側面図)から理解されるように、ワーク搬出入装置21は被加工材Wの供給装置と加工済み材料Sの搬出装置とからなり、前記Y軸キャリッジ11および前記X軸キャリッジ17により前記被加工材Wの移動領域内で、かつ板材加工機1の加工ヘッド7に隣接した一側方の搬出入装置配置空間22(図2では左側)に配置されている。
【0013】
前記ワーク搬出入装置21は次の三つのステーションからなっている。この三つのステーションはY軸方向(図2の上下方向)に一列に隣接して設けられ、板状の被加工材を前記材料位置決め装置9へ供給する被加工材ローディングステーションST3は、前記材料位置決め装置9の左側(図2において左側)に設けられた加工基準原点位置56(後に詳述する。)に近接した位置に設けられ、また加工済み材料Sを板材加工装置から搬出するための加工済み材料SのアンロディングステーションST2は被加工材ローディングステーションST3の隣に設けられている。また板材加工機1への被加工材Wの搬入および板材加工機1から加工済み材料Sを搬出する搬入出ステーションST1は、前記アンロディングステーションST2の隣に設けられている。すなわち各ステーションST3,ST2,ST1は板材加工機1の正面から見て左側(正面図の図1の左側)に、前記タレット装置5に隣接して前記の順番でY軸方向(図2の上下方向)に一列に配置されている。前記被加工材ローディングステーションST3と前記アンロディングステーションST2とには、前記材料位置決め装置9の板材搬送面PLにおいて被加工材Wの下面を支持自在のスラットコンベア装置(23A,23B)が前記X軸方向に開閉自在に設けられている。
【0014】
スラットコンベア装置単体としては前記先行例の6頁右下欄2行目から10行目および第4図に開示されている構成とほぼ同様であるが、板材加工機1との関連においてその構成と作用について説明することにする。前記2組のスラットコンベア装置(23A,23B)の構成は同一であって、スラットコンベア装置23A(1図および3図参照)は、枠組体25に回転自在に支承された複数のチェインスプロケット27にエンドレスの一対のチェイン29を掛回し、該チェインに適宜な材質、例えば金属材料または非金属材料等からなる割板、パイプまたはロッド状部材等の板材支持部材からなる複数のスラット部材31が回転自在に支承されている。なおスラット部材31の設けられている範囲は、該スラットコンベアが回転してスラット部材31が上面にきた時に少なくとも前記被加工材Wを支持できる範囲以上に設けられている。また前記チェイン29は適宜位置に設けたモータ33によって前記X軸方向に走行駆動されるものである。
【0015】
なお前記枠組体25は、前記材料位置決め装置9が前記Y軸方向に移動した時に干渉しない様に前記材料位置決め装置9側の柱をなくした片持梁構造となっている。
【0016】
前記複数のスラット部材31は、その上部において板状の被加工材Wを支持するものであるが、前記被加工材Wと前記スラット部材31との摩擦により被加工材Wの下面または裏面に傷を付けない様に、スラット部材31の被加工材Wを支持する側に、植毛またはフリーベアリング等による減摩手段または傷発生防止手段を設けるのが好ましい。なお植毛の材質には被加工材Wより硬度が小さい動植物の繊維、プラスチックスの繊維等の材質を用いるのが好ましい。
【0017】
従来のスラットコンベア装置は、被加工材を板材加工装置に供給する時、被加工材としてパレット上に積載された複数枚の板材の最上層の板材を、吸着装置などからなる一枚取り装置を用いて持ち上げた後に、その一枚の板材をパレット上方で一時的に保持したり、加工済みの材料を製品集積用のパレット上に戻す場合に、その加工済みの材料をパレット上方で一時的に保持するのが目的である。
【0018】
これに対して、前記の構成からなる本発明のスラットコンベア装置(23A,23B)は、従来のスラットコンベア装置の目的と効果の他に、板材加工機1が被加工材Wを加工している時には、前記スラット部材31が板材搬送面PLの位置にあって、加工中の板材を板材搬送面PLにおいて水平に支持するテーブルに相当する機能のも兼ねている。
【0019】
また前記タレット5の部分を除く、前記スラットコンベア装置(23A,23B)の右側方には(図2において右方向)、前記板材搬送面PLにおいて被加工材Wの下面を支持する固定テーブル35が設けられている。この固定テーブル35は、前記スラットコンベア装置(23A,23B)と協働して加工中の被加工材Wを前記板材搬送面PLにおいて水平に支持するものである。なお固定テーブル35の表面にも、前記スラットコンベア(23A,23B)のスラット部材31と同様に前記板材搬送面PLにおいて、被加工材Wを支持するための植毛またはフリーベアリング等による減摩手段または傷発生防止手段を設けるのが好ましい。
【0020】
前記被加工材ローディングステーションST3、アンロディングステーションST2および搬入出ステーションST1とには図3に示されるように、パレット37を支持して適宜高さに上下動するパレットリフタ(39A,39B,39C)が配置されている。このパレットリフタ(39A,39B,39C)は、X字形状の一対のリンクでもって支持テーブル41を図示しない流体圧シリンダーによって前記リンクを作動させ、支持テーブル41を上下動させる構成であって、通常の一般的なリフター装置の構造と同様の構造であるので詳細な説明は省略する。
【0021】
前記被加工材ローディングステーションST3において、パレットリフタ39A上のパレット37に載置された最上層の被加工材Wを取るために、ローディングステーションST3には、被加工材Wの表面を吸着して持上げる吸着持上げ装置43Aが設けられている。すなわち、第3図によく示されるように、ローディングステーションST3には、枠組体25に適数の流体圧シリンダー45が装着してあり、この流体圧シリンダー45のピストンロッド47は、吸着パッドホルダー49に連結されている。そしてこの吸着パッドホルダー49には、複数の吸着パッド51が垂設されている。
【0022】
従って、前記スラットコンベア装置23Aを反時計回りに回転駆動して、前記スラット部材31を設けた範囲をパレットリフタ39Aの上方から退避した位置にして、パレット37上に載置された最上層の被加工材Wを前記板材搬送面PL近傍の位置まで上昇させ、前記吸着持上げ装置43Aの流体圧シリンダー45を作動させ、吸着パッドホルダー49を下降させ、前記複数の吸着パッド51を被加工材Wに接触押圧させることにより、前記パレット37上に載置された最上層の被加工材Wを吸着分離して持上げることができる。
【0023】
図1、図3に示される上記構成により、前記吸着持上げ装置43Aによって、被加工材Wを前記板材搬送面PLよりも上方で、かつ板材搬送面PL近傍の位置に水平に保持した後、つぎに前記スラットコンベア装置23Aのモータ33を駆動させ、前記一対のチェイン29を第1図において時計回りの方向に走行させることにより、前記スラットコンベア23Aの適宜範囲に設けられた前記複数のスラット部材31を該スラットコンベア23Aの上側に位置せしめた後、吸着持上げ装置43Aの吸着パッド51に吸着保持されている被加工材Wを解放すれば、被加工材Wが前記スラットコンベア23A上に落下して水平に支持されことになる。
【0024】
続けて公知の原点位置決め装置、例えば、前記先行例の第1図および5頁右上欄5行目から16行目に開示されている原点位置決め装置のような装置により、板材加工機1の材料位置決め装置9に設けられた複数のワーククランプ19のY軸基準線20に一致する突当て面(図示省略)と、前記Y軸キャリッジ11に水平方向に出没自在に設けたX軸基準部材53の右側面とに、被加工材Wの直交する2端面を当接させることにより、前記材料位置決め装置9の右側面を通るX軸基準線54と前記Y軸基準線20との交点である加工基準原点位置56に被加工材Wが位置決めされると同時にクランプされ板材加工の次工程が開始される。
【0025】
また、図3によく示されるように、前記アンローディングステーションST2に配置されたパレットリフタ39B上のパレット37に加工された大形の製品あるいは大形の残材S(スケルトンと呼ぶこともある)を載置するために、被加工材Wの表面を吸着して持上げる吸着持上げ装置43Bが設けられている。該吸着持上げ装置43Bは前記吸着持上げ装置43Aと同様な装置でもよいが、残材の場合は加工により穴部分が多くを占めていることが多いので、吸着装置としては電磁石を用いたものが好ましい。この吸着持上げ装置43Bの主たる構成は前記吸着パッド51の部分が相違する他は前記吸着持上げ装置43Aと同一のため説明を省略する。
【0026】
さて上記構成において、板材加工機1から大形の製品あるいは大形の残材を搬出する場合、板材加工機1が板材を加工中は当然ながら、ローディングステーションST3とアンロディングステーションST2における前記スラットコンベア(23A、23B)は、前記板材搬送面PLの位置において閉じた状態にしてあり、前記固定テーブル35と協働して被加工材Wの下面または裏面を支持している状態にある。さらにまた、前記パレットリフタ39Bを適宜駆動し、その上に載置されているパレット上の残材または製品の最上面が前記板材搬送面PLの近傍で、かつその位置よりは下方の位置に待機している状態にしておく。
【0027】
この状態において、前記板材加工機1の材料位置決め装置9により、前記アンロディングステーションST2の位置まで大形の製品あるいは大形の残材を持ってくる。ついで前記吸着持上げ装置43Bの流体圧シリンダー45を作動させ、吸着パッドホルダー49を下動させ、前記複数の吸着パッド51を前記大形の製品あるいは大形の残材の表面に押圧接触させこれを吸着して持上げる。ついで前記スラットコンベア23Bを図1において反時計方向回りの方向に走行させ、スラットコンベア23Bを開いた状態にさせ、吸着持上げ装置43Bの吸着パッド51に吸着保持されている大形の製品あるいは大形の残材を解放すれば、前記パレットリフタ39Bのパレット37上に大形の製品あるいは大形の残材が載置される。なお、これらの製品または残材がパレット37上に載置されると、その板材の厚みの分だけパレットリフタ39Bの位置が低くなるように制御されている。
【0028】
上記説明におけるワーク搬出入装置21のローディングステーションST3、アンロディングステーションST2および搬入出ステーションST1のそれぞれの位置へ、またはそれぞれの位置から、前記パレット37を搬入出するためにパレット搬入出コンベア55で各ステーション間が連結されている。該パレット搬入出コンベア55はコンベア枠体57に設けた複数のローラ59が図示しない駆動手段、例えばチェインとスプロケットによる駆動装置などにより、正転逆転自在に設けてある。
【0029】
また上記パレット搬入出コンベア55は前記パレットリフタ(39A,39B,39C)が上下動する場合、相互に干渉しないようにパレットリフタ(39A,39B,39C)の外側に設けてある。
【0030】
さて、板材加工機1により被加工材から複数の製品に加工された製品SWは、図1によく示されている製品搬出仕分け装置59により、前記固定テーブルの右側方(図1、図2において右端部)に設けた集積棚61の決められた棚に分類整理されて集積される。
【0031】
前記製品搬出仕分け装置59は、前記X,Y軸に平行な第2の座標軸であるx,y軸と、このx,y軸2軸に直交するz軸(図2において紙面に直交する方向)と、z軸を中心とする回転軸のA軸との5軸を有するアンローダクランプ63を有している。このアンローダクランプ63は、アンローダクランプ駆動部65に設けられた図示されない駆動手段、例えばサーボモータで駆動されるラックアンドピニオン機構または歯付きベルトとプーリ機構などにより前記の5軸方向に移動制御されるようになっている。
【0032】
さらに詳細には、前記アンローダクランプ63のz軸キャリッジ部67は、前記アンローダクランプ駆動部65を貫通して前記z軸方向に移動位置決め自在に係合している。また前記アンローダクランプ駆動部65は、前記フレーム本体3と集積棚61の上部に設けられた一対のy軸ガイドレール69にガイドされる一対のy軸ガイド部材71の間に懸架された一対のy軸キャリッジ73により、前記y軸方向に移動位置決め自在に支承されている。また前記アンローダクランプ駆動部65は、前記y軸ガイドレール69と高さを段違いにして設けられた一対のx軸ガイドレール75によりガイドされる一対のx軸ガイド部材77の間に懸架されたx軸キャリッジ79により、前記x軸方向に移動位置決め自在に支承されている。
【0033】
上記の構成により、前記アンローダクランプ駆動部65は前記5軸方向に移動位置決めが可能である。従って、前記アンローダクランプ63を使用して、板材加工機1で加工され、多数個に分割された製品を前記集積棚61の任意の棚に分類整理して集積することができる。
【0034】
図1におけるIV−IV矢視である図4を参照するに、前記集積棚61の右側面図が示してある。集積棚61は、その内部の集積棚部材81を摺動自在に包囲している集積棚外枠83と前記集積棚部材81を上下に移動位置決め自在のリフター装置85とから構成されている。前記リフター装置85の構造は前記パレットリフタ39Aと同一であるので、その構成の説明は省略する。
【0035】
上述のように、集積棚部材81を上下に移動位置決め自在の構成としてあるので、集積棚部材中の製品を取り出す場合には、集積棚部材81を低い位置にすることにより、例えばフォークリフトなどが使いやすいなどの効果がある。
【0036】
板材加工機1での加工により生ずる大形の残材以外の残材は、板材加工機1の下方に設けられたスクラップシュータまたはスラグシュータ87から公知のスクラップコンベア89上に重力により落下排出される。
【0037】
本発明の実施例において、板材加工機の1例としてタレットパンチプレスを示したが、本発明の効果を享受できる板材加工機であればどんな板材加工機でもよくパンチプレスは当然として、例えばレーザ加工機を用いても同一のメリットを得ることができる。また本実施例のワーク搬出入装置21には被加工材Wの供給装置と加工済み材料Sを搬出するワーク搬出装置との両方を備えた例を示してあるが、被加工材Wの供給装置のみを前記Y軸キャリッジ11および前記X軸キャリッジ17によって移動される前記被加工材Wの移動領域内に設けることもできる。
【0038】
【発明の効果】
以上の実施例から理解されるように、本発明によれば、被加工材の自動供給装置および大形の製品の自動搬出装置を備えた板材加工装置でも装置全体の設置床面積を小さくできるとともにその加工能率を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる板材加工装置の実施例を示す正面図。
【図2】本発明に係わる板材加工装置の実施例を示す平面図。
【図3】本発明に係わる板材加工装置の実施例を示す左側面図。
【図4】本発明に係わる板材加工装置の実施例を示す図1のIV−IV矢視図。
【符号の説明】
1 板材加工機
3 フレーム本体
5 タレット装置
7 加工ヘッド
9 材料位置決め装置
11 Y軸キャリッジ
17 X軸キャリッジ
19 ワーククランプ
21 ワーク搬出入装置
22 搬出入配置空間
23A,23B スラットコンベア装置
35 固定テーブル
PL 板材搬送面
39A,39B,39C パレットリフタ
55 パレット搬入出コンベア

Claims (2)

  1. 被加工材の加工位置に加工を加える加工ヘッドを有し、前記被加工材の加工位置を前記加工ヘッドに対してX軸方向とY軸方向とへ移動位置決め自在の材料位置決め装置を備えた板材加工機と、該板材加工機の前記加工ヘッドに隣接したX軸方向の一側に、前記材料位置決め装置の板材搬送面において前記被加工材の下面を支持する固定テーブルを設けると共に、該固定テーブルの上方に前記板材加工機で加工された製品を前記加工ヘッドから機外へ搬出すると共に仕分け操作が可能な製品仕分け装置を設け、前記加工ヘッドに隣接したX軸方向の他側には前記板材加工機へ被加工材を供給し、かつ板材加工機で加工された加工済み材料をY軸方向へ搬出するワーク搬出入装置を設け、該ワーク搬出入装置上の前記被加工材の移動領域内にローディングステーションとアンローディングステーションとを前記Y軸方向に一列に隣接して設けローディングステーションアンローディングステーションにおける前記板材搬送面において前記被加工材および前記加工済み材料の下面を支持自在のスラットコンベアを前記X軸方向に開閉自在に設けると共に、前記ローディングステーションとアンローディングステーションの前記板材搬送面の上方に、被加工材吸着持ち上げ装置および加工済み材料の吸着持ち上げ装置をそれぞれ設け、前記スラットコンベアの下方にはパレットに積載された前記被加工材および前記加工済み材料の最上面を少なくとも前記板材搬送面まで上下動自在のパレットリフタを設けると共に、前記ワーク搬出入装置に被加工材搬入または加工済み材料搬出用のパレット搬出入コンベアを前記アンローディングステーションのY軸方向に隣接して一列に設けたことを特徴とする板材加工装置。
  2. 請求項1に記載の板材加工装置において、前記製品仕分け装置により搬出される製品を区分けして集積する上下方向に位置決め自在の製品集積棚を該製品仕分け装置に隣接して設けたことを特徴とする板材加工装置
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