JPH08300064A - パンチプレス - Google Patents

パンチプレス

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Publication number
JPH08300064A
JPH08300064A JP10858395A JP10858395A JPH08300064A JP H08300064 A JPH08300064 A JP H08300064A JP 10858395 A JP10858395 A JP 10858395A JP 10858395 A JP10858395 A JP 10858395A JP H08300064 A JPH08300064 A JP H08300064A
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JP
Japan
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work
ram
die
load
manipulator
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Application number
JP10858395A
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English (en)
Inventor
Shigeyoshi Kono
重義 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08300064A publication Critical patent/JPH08300064A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 打抜き時間のみならず金型の選択時間を極小
にしてワークの加工時間を短縮せしめると共に生産性、
省エネルギー化、コストダウンを図る。 【構成】 ワークWの板厚や加工穴径などによって小荷
重の場合には小負荷用ラム113が、大荷重の場合には
大負荷用ラム115が選択される。ラム113,115
の下部にはラムの長手方向へ移動自在な複数ストライカ
139,141が設けられている。しかもラムの下方に
は、それぞれ相対向して基盤状に複数のパンチP、ダイ
Dを装着した上型、下型ホルダ147,149;15
1,153が設けられている。したがって、小負荷用ラ
ム113、大負荷用ラム115のどちらか一方を選択し
た後、この選択されたラムの下部に設けられている複数
のストライカをラムの長手方向へ移動せしめて予め選択
されたパンチ、ダイの上方位置に位置決めする。次いで
ラムを上下動せしめることによってワークにパンチング
加工が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パンチとダイとの協
働でワークにパンチング加工を行うパンチプレスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチプレスとしては、回転自在
な上,下タレットの円周上に適宜な間隔で複数のパン
チ、ダイをそれぞれ相対向して3トラックに装着し、し
かも加工位置の上方に上下動自在な1つのラムを設け、
このラムの下部に前記3トラックに移動自在なストライ
カを設けたタレットパンチプレスが知られている。しか
もこのタレットパンチプレスにおいてはワークをクラン
プしたワーククランプが前後、左右方向へ移動される。
【0003】また、例えば特公昭59−45449号公
報などで知られているワークがX軸方向へ、パンチとダ
イとからなる金型がY軸方向へ移動するパンチプレスも
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来における前者のパンチプレスでワークにパンチング加
工を行う場合には金型優先の加工プログラムであるた
め、ワークの位置決め時間が増えるから生産タクトが長
い。またワークの引き廻しが多いためワークに裏キズが
多く発生する。さらに、タレットの回転時間、ショット
ピン入抜き時間で約2〜3秒必要で、金型選択時間が長
くかかってしまう。
【0005】従来における後者のパンチプレスでは、例
えば板厚0.4mmなどの薄板のクリアランス維持が難
しい。またワークを移動せしめるY軸移動重量が多いた
め、スピードが上がらない。ラムのY軸移動に伴なうシ
リンダへの高圧配管が難かしい。さらに加工反力を受け
る構造が複雑となりコストアップとなってしまうと共
に、オートインデックス機構、下型の上下シリンダの装
着が複雑でコストアップとなってしまう。
【0006】この発明の目的は、打抜き時間のみならず
金型の選択時間を極小にしてワークの加工時間を短縮せ
しめると共に生産性、省エネルギー化、コストダウンを
図ったパンチプレスを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のパンチプレスは、フレーム
に対して上下動自在な小負荷用ラムと大負荷用ラムを並
列して設け、このラムの下部に前記ラムの長手方向へ移
動自在なストライカを複数個並列して設け、前記ラムの
下方に上型、下型ホルダを設けると共にこの上型、下型
ホルタにそれぞれ相対向して基盤状に複数のパンチ、ダ
イを装着してなることを特徴とするものである。
【0008】請求項2によるこの発明のパンチプレス
は、請求項1のパンチプレスにおいて前記小負荷用ラ
ム、大負荷用ラムを上下動せしめる駆動手段が油圧シリ
ンダであることを特徴とするものである。
【0009】請求項3によるこの発明のパンチプレス
は、請求項1のパンチプレスにおいて前記フレームの搬
入、搬出側に前後、左右方向へ移動自在なワークをクラ
ンプするワーククランプを備えたマニピュレータを設け
てなることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】以上のような請求項1によるこの発明のパンチ
プレスとすることにより、ワークの板厚や加工穴径など
によって小荷重の場合には小負荷用ラムが、大荷重の場
合には大負荷用ラムが選択される。前記ラムの下部には
ラムの長手方向へ移動自在な複数ストライカが設けられ
ている。しかもラムの下方には、それぞれ相対向して基
盤状に複数のパンチ、ダイを装着した上型、下型ホルダ
が設けられている。
【0011】したがって、小負荷用ラム、大負荷用ラム
のどちらか一方を選択した後、この選択されたラムの下
部に設けられているストライカをラムの長手方向へ移動
せしめて予め選択されたパンチ、ダイの上方位置に位置
決めする。次いで選択されたラムを上下動せしめること
によってワークにパンチング加工が行われる。
【0012】請求項2によるこの発明のパンチプレスで
は、前記各ラムを上下動せしめる駆動手段が油圧シリン
ダであるから、ラムを小負荷用、大負荷用に分けて行な
うことが容易となる。
【0013】請求項3によるこの発明のパンチプレスで
は、前記フレームの搬入、搬出側に前後、左右方向へ移
動自在なワークをクランプするワーククランプを備えた
マニピュレータが設けられているから、パンチング加工
が自動的かつ連続的に行われる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
【0015】図1を参照するに、パンチプレス1は、立
設された門型形状のフレーム3を備えており、このフレ
ーム3には詳細を後述する金型装置5が設けられてい
る。前記フレーム3の搬入,搬出側(図1において左
側,右側)にはワークをクランプして搬送せしめるマニ
ピュレータ7,9が設けられている。
【0016】またマニピュレータ7の左側にはワークを
クランプしてマニピュレータ7へ搬送せしめるクランプ
装置11が設けられていると共にこのクランプ装置11
の左側にバキュームユニット13を備えたワークを積載
したワークリフタ15が設けられている。前記マニピュ
レータ9の右側には加工されたワーク(製品)を載せて
搬送するベルトコンベヤ17が設けられている。さらに
前記クランプ装置11の後側にはパンチプレス1を制御
せしめる制御装置19が設けられている。
【0017】前記マニピュレータ7としてはX軸方向
(図1において前後方向)へ延伸したベース21が配置
されている。このベース21上におけるY軸方向(図1
において左右方向)のほぼ中央部にはX軸方向へ延伸し
た回転自在なボールねじ23が支承されていると共にこ
のボール23の前端には前記ベース21に取付けられた
駆動モータ25が連結されている。
【0018】前記ボールねじ23にはナット部材27が
螺合されていると共にこのナット部材27はテーブル2
9と一体化されたキャレッジベース31の下部に設けら
れている。前記ベース21上にはX軸方向へ延伸した並
行な複数のガイドレール33が敷設されていると共にこ
の各ガイドレール33上にはガイド部材35を介して前
記キャレッジベース31が設けられている。
【0019】前記キャレッジベース31の前面にはY軸
方向へ延伸した回転自在なボールねじ37が支承されて
いると共にこのボールねじ37の一端例えば左端には駆
動モータ39が連結されている。前記ボールねじ37に
はナット部材が螺合されていると共にこのナット部材は
マニピュレータ本体41の後部に設けられている。
【0020】前記キャレッジベース31の前面にはY軸
方向へ延伸した並行な複数のガイドレール43が敷設さ
れていると共にこのガイドレール43にはガイド部材を
介して前記マニピュレータ本体41が設けられている。
しかも、このマニピュレータ本体41にはワークをクラ
ンプせしめる複数のワーククランプ45が設けられてい
る。
【0021】上記構成により、駆動モータ25を駆動せ
しめると、ボールねじ23が回転されるからナット部材
27を介してキャレッジベース31がX軸方向へ移動さ
れることになる。この際にキャレッジベース31はガイ
ド部材35を介してガイドレール33に案内されてスム
ーズに移動されるものである。
【0022】また、駆動モータ39を駆動せしめると、
ボールねじ37が回転されるからナット部材を介してマ
ニピュレータ本体41がY軸方向へ移動されることにな
る。この際にマニピュレータ本体41はガイド部材を介
してガイドレール43に案内されてスムーズに移動され
るものである。
【0023】したがって、マニピュレータ本体41に備
えられたワーククランプ45にクランプされたワークは
X軸方向およびY軸方向へ移動されて前記金型装置5に
搬送されてパンチング加工が行われることとなる。
【0024】前記クランプ装置11としては、前記フレ
ーム3の後側における上部と、Y軸方向の図1において
左側に立設されたコラム47の上部との間には支持フレ
ーム49が取付けられている。この支持フレーム49の
左右端には例えばスプロケット51,53が回転自在に
支承されていると共にスプロケット51とスプロケット
53とにはチエン55が巻回されている。このチエン5
5の一部にはクランプ用アーム部材57が取付けられて
いる。前記スプロケット53の軸には例えば図示省略の
駆動モータが連結されている。
【0025】前記支持フレーム49にはY軸方向へ延伸
したガイドレール59が敷設されていると共にこのガイ
ドレール59にはガイド部材61を介して前記クランプ
用アーム部材57が設けられている。このクランプ用ア
ーム部材57の下部にはワークをクランプせしめるワー
ククランプ63が備えられている。前記テーブル29の
左側にはワークを搬送せしめる複数の搬送ローラ65か
らなる搬送テーブル67が配設されている。
【0026】上記構成により、駆動モータを駆動せしめ
るとスプロケット53が回転されてチエン55が走行回
転されることによりクランプ用アーム部材57がY軸方
向へ移動されることになる。この際、ガイドレール59
に案内されてガイド部材61を介してクランプ用アーム
部材57がスムーズに移動されるものである。したがっ
て、ワーククランプ63にクランプされたワークは搬送
テーブル67を経てテーブル29上に搬送されることと
なる。
【0027】前記支持フレーム49の左端にはバキュー
ムユニット13のうちのバキュームフレーム69が設け
られており、このバキュームフレーム69には上下動自
在な複数のバキュームパッド71が備えられている。ま
たワークリフタ15としては、ワークWを積載した上下
動自在なリフタ73が設けられている。
【0028】上記構成により、リフタ73上に積載され
たワークWは一番上から一枚ずつバキュームパッド71
により一端部(右端)が持ち上げられ、その状態で前記
ワーククランプ63に持ち替えられることになる。
【0029】前記マニピュレータ9は前記マニピュレー
タ7と同じような構造をしている。すなわち、X軸方向
へ延伸したベース75が配置されている。このベース7
5上におけるY軸方向のほぼ中央部にはX軸方向へ延伸
した回転自在なボールねじ77が支承されていると共に
このボールねじ77の前端には前記ベース75に取付け
られた駆動モータ79が連結されている。
【0030】前記ボールねじ77にはナット部材81が
螺合されていると共にこのナット部材81はテーブル8
3と一体化されたキャレッジベース85の下部に設けら
れている。前記ベース75上にはX軸方向へ延伸した並
行な複数のガイドレール87が敷設されていると共にこ
の各ガイドレール87上にはガイド部材89を介して前
記キャレッジベース85が設けられている。
【0031】前記キャレッジベース85の前面にはY軸
方向へ延伸した回転自在なボールねじ91が支承されて
いると共にこのボールねじ91の一端例えば右端には駆
動モータ93が連結されている。前記ボールねじ91に
はナット部材が螺合されていると共にこのナット部材は
マニピュレータ本体95の後部に設けられている。
【0032】前記キャレッジベース85の前面にはY軸
方向へ延伸した並行な複数のガイドレール97が敷設さ
れていると共にこのガイドレール97にはガイド部材を
介して前記マニピュレータ本体95が設けられている。
しかも、このマニピュレータ本体95にはワークをクラ
ンプせしめる複数のワーククランプ99が設けられてい
る。
【0033】前記テーブル83はエンドレス状に図示省
略の2つのスプロケットとに巻回されており、駆動モー
タ101によって走行回転されるようになっている。
【0034】上記構成により、駆動モータ79を駆動せ
しめると、ボールねじ77が回転されるからナット部材
81を介してキャレッジベース85がX軸方向へ移動さ
れることになる。この際にキャレッジベース85はガイ
ド部材89を介してガイドレール87に案内されてスム
ーズに移動されるものである。
【0035】また、駆動モータ93を駆動せしめると、
ボールねじ91が回転されるからナット部材を介してマ
ニピュレータ本体95がY軸方向へ移動されることにな
る。この際にマニピュレータ本体95はガイド部材を介
してガイドレール97に案内されてスムーズに移動され
るものである。
【0036】したがって、マニピュレータ本体95に備
えられたワーククランプ99にクランプされたワークは
X軸方向、Y軸方向へ移動されて金型装置5でパンチン
グ加工を行う際の搬送の役目を果すものである。
【0037】また、パンチング加工されたワークはテー
ブル83上に載せられ駆動モータ101を駆動せしめる
ことにより図1において右側へ搬送されるものである。
【0038】前記ベルトコンベア17としては立設され
た支持フレーム103上にはプーリ105,107とに
ベルト109が巻回されている。前記プーリ105の軸
は駆動モータ111で回転されるようになっている。
【0039】上記構成により、駆動モータ111を駆動
せしめると、プーリ105が回転されるからベルト10
9が走行回転されることになる。
【0040】図1においてリフタ73上に積載されてい
るワークWを搬送し、金型装置5でパンチング加工を行
い、ベルトコンベア17で搬送されるまでの一連の動作
を説明すると、リフタ73上に積載されているワークW
は一番上から1枚ずつバキュームパッド71で吸着され
て持ち上げる。この状態でワークWはバキュームパッド
71からワーククランプ63に持ち替えられクランプ用
アーム部材57を図1において右方向へ移動せしめるこ
とにより搬送テーブル67の搬送ローラ65を経てテー
ブル29上に搬入される。
【0041】テーブル29上に搬入されたワークWはマ
ニピュレータ7に備えられたワーククランプ45でクラ
ンプされた状態でX軸方向、Y軸方向へ移動せしめて金
型装置5で所望のパンチング加工が行われる。ワークW
に所望のパンチング加工を行っている間に、ワークWは
マニピュレータ7に備えられたワーククランプ45から
マニピュレータ9に備えられたワーククランプ99に持
ち替えられて、ワークWの左側部分にパンチング加工が
行われる。
【0042】ワークWにパンチング加工が終了すると、
ワークWはワーククランプ99からアンクランプされて
テーブル83に載置される。テーブル83を走行回転せ
しめてベルトコンベア17のベルト109上に移載され
て搬送されることになる。
【0043】ワークWにパンチング加工を行う際には、
加工プログラム上は金型基準でなく、図2に矢印で示さ
れているように、近廻り加工で行うのがベターである。
【0044】本実施例の主要部である金型装置5の構成
は、図3に示されているように、前記フレーム3に対し
て上下動自在な小負荷用ラム113と大負荷用ラム11
5が左右に並列して設けられている。この小負荷用ラム
113,大負荷用ラム115の駆動手段としては複数の
油圧シリンダ117,119が用いられる。この各油圧
シリンダ117,119は例えば荷重が7.5トン、1
5トンとなるもので、各油圧シリンダ117,119に
装着されたピストンロッド121,123の先端が前記
小負荷用ラム113,大負荷用ラム115に設けられて
いる。
【0045】上記構成により、各油圧シリンダ117,
119を作動せしめると、ピストンロッド121,12
3を介して小負荷用ラム113,大負荷用ラム115が
上下動されることになる。
【0046】前記小負荷用ラム113,大負荷用ラム1
15の前後にはブラケット125を介してスプロケット
127,129;131,133が回転可能に支承され
ている。このスプロケット127と129;131と1
33とにはチエン135,137が巻回されている。こ
の各チエン135,137の一部にはストライカ13
9,141が取付けられている。しかも前記各スプロケ
ット127,131の軸には駆動モータ143,145
が連結されている。
【0047】上記構成により、駆動モータ143,14
5を駆動せしめると、各スプロケット127,131が
回転されることによりチエン135,137が走行回転
されるから、各ストライカ139,141がX軸方向へ
移動されることになる。
【0048】前記小負荷用ラム113,大負荷用ラム1
15の下方には上型ホルダ147,が設けられていると
共に下型ホルダ149が設けられている。前記上型ホル
ダ147上には適宜な間隔で基盤状に複数のパンチPが
2列に装着されている。また下型ホルダ149上には前
記パンチPと対向した位置にダイDが装着されている。
なお、ストライカ139,141が複数列に配列されて
いるので、上型ホルダ147にパンチPが装着されてい
る各列には必ず1カ所メクラステーションが設けられて
いる。すなわち、必要なパンチP以外の列のストライカ
139,141を作動させないで空振りさせるためであ
る。
【0049】上記構成により、駆動モータ143,14
5を駆動せしめてストライカ139,141をX軸方向
へ移動せしめて所望の選択されたパンチPの上方に位置
決めされる。この状態で油圧シリンダ117,119を
作動せしめてピストンロッド121,123を介して小
負荷用ラム113,大負荷用ラム115が上下動されて
パンチPとダイDとの協働でワークWにパンチング加工
が行われることになる。なお、前記ストライカ139,
141のうち選択されなかったストライカ139,14
1はメクラステーションの上方位置に停止されているも
のである。すなわち、ストライカ139,141は同時
に作動してワークWにパンチング加工を行わないように
してある。
【0050】このように、ラムとして小負荷用ラム11
3,大負荷用ラム115の2つを設け、かつ小負荷用ラ
ム113,大負荷用ラム115には複数列のストライカ
139,141をX軸方向へ移動自在に設けたので、小
負荷用ラム113は小荷重用で高速、大負荷用ラム11
5は大荷重用で中速で作動でき、生産性アップと省エネ
ルギー化を図ることができる。また、所望のパンチP、
ダイDからなる金型の選択時間を早くすることができ
る。しかも、パンチP、ダイDからなる金型は固定して
あるから、薄板のクリアランス維持を容易に行うことが
できる。
【0051】また、油圧シリンダ117,119がフレ
ーム3に固定されているので、配管、メンテナンス性が
全く問題ないと共に、加工時の反力を受ける構造は従来
の油圧シリンダが移動する構造に比べて簡単となり、コ
ストダウンを図ることができる。
【0052】図4には図1に代る他の実施例が示されて
いる。図4において図1における部品と同じ部品には同
一の符号を付して重複する部分の説明を省略する。すな
わち、図4においてテーブル29の上側にワークリフタ
15を設け、しかもバキュームユニット13をテーブル
29とワークリフタ15の間の上方をX軸方向へ移動せ
しめるようにしてクランプ装置11を取り除いた。それ
以外の構成は図1とほぼ同じである。
【0053】上記構成により、ワークWにパンチング加
工を行う動作を説明すると、まず図4に示されているよ
うに、バキュームユニット13を作動せしめてワークリ
フタ15上に積載されているワークWのうち一番上のワ
ークWを吸着せしめて持ち上げる。次に、図5に示され
ているように、バキュームユニット13をテーブル29
側へ移動せしめてワークWはバキュームユニット13か
ら外れてテーブル29上に載置される。図6に示されて
いるように、バキュームユニット13をワークリフタ1
5側へ戻すと共にワークWが位置決めされてマニピュレ
ータ7のワーククランプ45にクランプされる。
【0054】図7に示されているように、マニピュレー
タ7を金型装置5側へ移動せしめてワークWの送りを開
始すると共にパンチング加工が行われる。図8に示され
ているように、マニピュレータ7からマニピュレータ9
へワークWが持ち替えられる。その際ワークWは停止す
る。
【0055】次いで、図9に示されているように、マニ
ピュレータ9により送りを開始してパンチング加工が行
われる。図10に示されているように、マニピュレータ
7にワークWは持ち替えられる。その際ワークWは一次
停止する。図11に示されているように、マニピュレー
タ7により送りを開始しパンチング加工が行われる。こ
のときバキュームユニット13で次のワークWを吸着せ
しめる。
【0056】さらに、図12に示されているようにマニ
ピュレータ9にワークWが持ち替えられる。その際ワー
クWは一時停止する。このときに次のワークWはバキュ
ームユニット13によりテーブル29側へ搬入が開始さ
れる。図13に示されているように、マニピュレータ9
により送りを開始しパンチング加工が行われると共に、
次のワークWはテーブル29上に載置される。図14に
示されているように、パンチング加工されたワークWは
ベルトコンベア17へ搬出されると共に、次のワークW
は位置決めされてマニピュレータ7のワーククランプ4
5でクランプされる。それ以降は図6に戻って連続的か
つ自動的にワークWにパンチング加工が行われることに
なる。なお、上記動作の中で図10,図11および図1
2を再度行う理由はデッドゾーンをなくしデッドゾーン
レスとするためである。
【0057】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。本実施例では小負荷用
ラム113,大負荷用ラム115を上下動せしめる駆動
手段としては、油圧シリンダ117,119を用いた例
で説明したが、クランク軸、カム軸などによるダブルク
ランク構造を用いたものでも構わない。
【0058】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、請求項1によるこの発明によれば、ワークの
板厚や加工穴径などによって小荷重の場合には小負荷用
ラムが、大荷重の場合には大負荷用ラムが選択される。
ラムの下部にはラムの長手方向へ移動自在な複数ストラ
イカが設けられている。しかもラムの下方には、それぞ
れ相対向して基盤状に複数のパンチ、ダイを装着した上
型、下型ホルダが設けられているから、小負荷用ラムは
小荷重で高速加工を行うことができると共に、大負荷用
ラムは大荷重で中速加工を行うことができ、生産性アッ
プ、省エネルギー化を図ることができる。しかもストラ
イカは高速移動が可能でワークの加工時間が短縮できる
と共に、打抜き時間のみならず金型選択時間を極小にす
ることができ、さらにコストダウンを図ることができ
る。パンチ,ダイからなる金型は固定されているので、
従来の金型の移動方式の欠点をすべて解消することがで
きる。
【0059】請求項2によるこの発明によれば、前記各
ラムを上下動せしめる駆動手段が油圧シリンダであるか
ら、ラムを小負荷用、大負荷用に分けて行なうことが容
易となり、種々のワークにパンチング加工を行うことが
できる。
【0060】請求項3によるこの発明によれば、前記フ
レームの搬入、搬出側に前後、左右方向へ移動自在なワ
ークをクランプするワーククランプを備えたマニピュレ
ータが設けられているから、パンチング加工を自動的か
つ連続的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すパンチプレスの斜視
図である。
【図2】図1のパンチプレスでワークにパンチング加工
を行う一例を示した図である。
【図3】図1におけるパンチプレスにおける主要部であ
る金型装置部分の拡大斜視図である。
【図4】図1に代る他の実施例のパンチプレスの平面図
である。
【図5】ワークにパンチング加工を行う動作説明図であ
る。
【図6】ワークにパンチング加工を行う動作説明図であ
る。
【図7】ワークにパンチング加工を行う動作説明図であ
る。
【図8】ワークにパンチング加工を行う動作説明図であ
る。
【図9】ワークにパンチング加工を行う動作説明図であ
る。
【図10】ワークにパンチング加工を行う動作説明図で
ある。
【図11】ワークにパンチング加工を行う動作説明図で
ある。
【図12】ワークにパンチング加工を行う動作説明図で
ある。
【図13】ワークにパンチング加工を行う動作説明図で
ある。
【図14】ワークにパンチング加工を行う動作説明図で
ある。
【符号の説明】
1 パンチプレス 3 フレーム 5 金型装置 7,9 マニピュレータ 11 クランプ装置 13 バキュームユニット 15 ワークリフタ 17 ベルトコンベア 29 テーブル 41 マニピュレータ本体 45 ワーククランプ 63 ワーククランプ 83 テーブル 95 マニピュレータ本体 99 ワーククランプ 113 小負荷用ラム 115 大負荷用ラム 117,119 油圧シリンダ 139,141 ストライカ 147 上型ホルダ 149 下型ホルダ P パンチ D ダイ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに対して上下動自在な小負荷用
    ラムと大負荷用ラムを並列して設け、このラムの下部に
    前記ラムの長手方向へ移動自在なストライカを複数個並
    列して設け、前記ラムの下方に上型、下型ホルダを設け
    ると共にこの上型、下型ホルタにそれぞれ相対向して基
    盤状に複数のパンチ、ダイを装着してなることを特徴と
    するパンチプレス。
  2. 【請求項2】 前記小負荷用ラム、大負荷用ラムを上下
    動せしめる駆動手段が油圧シリンダであることを特徴と
    する請求項1記載のパンチプレス。
  3. 【請求項3】 前記フレームの搬入、搬出側に前後、左
    右方向へ移動自在なワークをクランプするワーククラン
    プを備えたマニピュレータを設けてなることを特徴とす
    る請求項1記載のパンチプレス。
JP10858395A 1995-05-02 1995-05-02 パンチプレス Pending JPH08300064A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2349597A (en) * 1999-03-23 2000-11-08 Nisshin Spinning Rotary die apparatus of punch press machine and method of controlling the operation thereof
CN107262593A (zh) * 2017-08-14 2017-10-20 有利华建筑预制件(深圳)有限公司 工件自动冲孔系统
CN108176983A (zh) * 2018-03-01 2018-06-19 吕子元 自动送料切割冲压机床

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