JP3044531B2 - 多目的万能形鋼加工機の金型搬送装置 - Google Patents
多目的万能形鋼加工機の金型搬送装置Info
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- JP3044531B2 JP3044531B2 JP8254107A JP25410796A JP3044531B2 JP 3044531 B2 JP3044531 B2 JP 3044531B2 JP 8254107 A JP8254107 A JP 8254107A JP 25410796 A JP25410796 A JP 25410796A JP 3044531 B2 JP3044531 B2 JP 3044531B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は金型搬送装置に係
り、特に多目的万能形鋼加工機に配設され、異なった加
工目的の複合金型を待機させる金型架台より金型固定架
台の固定位置までの間に配置される、多目的万能形鋼加
工機の金型搬送装置に関するものである。
り、特に多目的万能形鋼加工機に配設され、異なった加
工目的の複合金型を待機させる金型架台より金型固定架
台の固定位置までの間に配置される、多目的万能形鋼加
工機の金型搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の多目的万能形鋼加工機
は、金型固定架台および金型架台としてのターンテーブ
ル上に多数の金型を円形状に配設しておくとともに、タ
ーンテーブルの側方に鋼材を受ける支持部材を配設し、
又ターンテーブル上方に所望の金型を打撃するための撃
打部を備えたものである。そして、鋼材の加工種類に見
合う金型を撃打部の下方位置にくるようにターンテーブ
ルを回転させる。金型の種類としては、鋼材を裁断する
もの、パンチ孔を穿孔するもの、字形などを切欠するも
のなどのものがあるが、これらの金型をターンテーブル
上に据え付けておき、ターンテーブルを回転させて所望
の金型をラムの下方に位置させるものである。
は、金型固定架台および金型架台としてのターンテーブ
ル上に多数の金型を円形状に配設しておくとともに、タ
ーンテーブルの側方に鋼材を受ける支持部材を配設し、
又ターンテーブル上方に所望の金型を打撃するための撃
打部を備えたものである。そして、鋼材の加工種類に見
合う金型を撃打部の下方位置にくるようにターンテーブ
ルを回転させる。金型の種類としては、鋼材を裁断する
もの、パンチ孔を穿孔するもの、字形などを切欠するも
のなどのものがあるが、これらの金型をターンテーブル
上に据え付けておき、ターンテーブルを回転させて所望
の金型をラムの下方に位置させるものである。
【0003】このようにして所望する金型を選択した後
に、ターンテーブルを回転不能にロックし、次いで、選
択された金型に支持部材上の鋼材を繰入れて、ラムを駆
動させて撃打部で金型を打撃し加工する。つまり金型の
うち固定金型に対して可動金型を可動させて、鋼材の予
め定めた箇所に例えば穿孔等の所望の加工を施すように
したものである。鋼材への加工の種類を変えるには、タ
ーンテーブルのロックを解除してこのターンテーブルを
回転させて、他の所望する金型をラムの下方に位置させ
て、再びターンテーブルを回動不能にロックした後、前
記と同様にして鋼材に加工を施すものである。
に、ターンテーブルを回転不能にロックし、次いで、選
択された金型に支持部材上の鋼材を繰入れて、ラムを駆
動させて撃打部で金型を打撃し加工する。つまり金型の
うち固定金型に対して可動金型を可動させて、鋼材の予
め定めた箇所に例えば穿孔等の所望の加工を施すように
したものである。鋼材への加工の種類を変えるには、タ
ーンテーブルのロックを解除してこのターンテーブルを
回転させて、他の所望する金型をラムの下方に位置させ
て、再びターンテーブルを回動不能にロックした後、前
記と同様にして鋼材に加工を施すものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の多目的万能形鋼加工機は、ターンテーブル上に多数
の金型を並設するものであるから、加工すべき鋼材とし
て形鋼等の形状やその他大きさに制約を受けるといった
問題や、大型の金型をターンテーブル上に設置できない
といった問題があった。
来の多目的万能形鋼加工機は、ターンテーブル上に多数
の金型を並設するものであるから、加工すべき鋼材とし
て形鋼等の形状やその他大きさに制約を受けるといった
問題や、大型の金型をターンテーブル上に設置できない
といった問題があった。
【0005】例えば、形鋼や平板で幅広の被加工材はタ
ーンテーブル上に設置された他の金型に接触して加工し
得ない場合もあり、また、被加工材の形状や大きさ等に
よっては金型自体の形状も大型になり、ターンテーブル
上の他の金型と干渉することから、このような場合には
干渉する金型をターンテーブル上から取り外す作業を強
いられることから作業性が低下するといった問題が発生
していた。
ーンテーブル上に設置された他の金型に接触して加工し
得ない場合もあり、また、被加工材の形状や大きさ等に
よっては金型自体の形状も大型になり、ターンテーブル
上の他の金型と干渉することから、このような場合には
干渉する金型をターンテーブル上から取り外す作業を強
いられることから作業性が低下するといった問題が発生
していた。
【0006】そこで、本発明は、上記事情に鑑み、金型
固定架台を具備する多目的万能形鋼加工機の近傍に隣接
配置する金型架台上に多数の複合金型を直列に待機さ
せ、加工の種類に応じて前記金型架台上の複合金型を搬
送架台上に搬出入し、多目的万能形鋼加工機への搬出入
に際し、被加工物載置台の一部に組み込まれた昇降フレ
ームを昇降装置によって下降させ多目的万能形鋼加工機
への搬出入を行う。一方、多目的万能形鋼加工機におい
ては、前記昇降フレームから金型固定架台の所定位置へ
の搬出入を行うために、補助架台と金型固定架台の固定
位置の表部に埋設配置されたフリーベアリングによって
複合金型の搬出入がなされ、従って、被加工物の鋼材の
形状や大きさによって他の複合金型との干渉を生ぜず、
また、他の複合金型の取り外しなどの作業を不要とする
ために作業性の低下を招くことがない、といった従来の
問題点を解消し得る多目的万能形鋼加工機の金型搬送装
置の提供を課題とするものである。
固定架台を具備する多目的万能形鋼加工機の近傍に隣接
配置する金型架台上に多数の複合金型を直列に待機さ
せ、加工の種類に応じて前記金型架台上の複合金型を搬
送架台上に搬出入し、多目的万能形鋼加工機への搬出入
に際し、被加工物載置台の一部に組み込まれた昇降フレ
ームを昇降装置によって下降させ多目的万能形鋼加工機
への搬出入を行う。一方、多目的万能形鋼加工機におい
ては、前記昇降フレームから金型固定架台の所定位置へ
の搬出入を行うために、補助架台と金型固定架台の固定
位置の表部に埋設配置されたフリーベアリングによって
複合金型の搬出入がなされ、従って、被加工物の鋼材の
形状や大きさによって他の複合金型との干渉を生ぜず、
また、他の複合金型の取り外しなどの作業を不要とする
ために作業性の低下を招くことがない、といった従来の
問題点を解消し得る多目的万能形鋼加工機の金型搬送装
置の提供を課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するための手段の特徴として、形鋼等の被加工材
の加工を行う固定金型上に可動金型を組み合わせた複合
金型の搬入固定用の金型固定架台を有し、前記可動金型
に加工すべき被加工材を繰り入れた後に上方からのラム
駆動により可動金型への打撃によって、予め定めた箇所
への加工を施す多目的万能形鋼加工機において、この多
目的万能形鋼加工機に隣接配置され、複数の前記複合金
型を待機させる金型架台と、前記複合金型が、前記金型
架台と多目的万能形鋼加工機の金型固定架台との間の搬
出入の際に供される搬送架台と、この多目的万能形鋼加
工機で加工を施される形鋼等の被加工材の載置台である
とともに、前記金型架台と前記金型固定架台間での複合
金型の搬出入時には、載置台の一部を昇降装置により下
降させ、複合金型の補助搬送架台としての機能を具備す
る被加工物載置台と、多目的万能形鋼加工機に配置さ
れ、複合金型の搬送架台と金型固定架台の固定位置間の
搬出入時に、複合金型の保持と搬出入を図る補助架台
と、多目的万能形鋼加工機の金型固定架台の固定位置に
配置され、複合金型の前記補助架台と金型固定架台の固
定箇所への搬出入および、固定位置への搬出入を図る複
数のフリーベアリングとからなる構成を手段とすること
である。
を解決するための手段の特徴として、形鋼等の被加工材
の加工を行う固定金型上に可動金型を組み合わせた複合
金型の搬入固定用の金型固定架台を有し、前記可動金型
に加工すべき被加工材を繰り入れた後に上方からのラム
駆動により可動金型への打撃によって、予め定めた箇所
への加工を施す多目的万能形鋼加工機において、この多
目的万能形鋼加工機に隣接配置され、複数の前記複合金
型を待機させる金型架台と、前記複合金型が、前記金型
架台と多目的万能形鋼加工機の金型固定架台との間の搬
出入の際に供される搬送架台と、この多目的万能形鋼加
工機で加工を施される形鋼等の被加工材の載置台である
とともに、前記金型架台と前記金型固定架台間での複合
金型の搬出入時には、載置台の一部を昇降装置により下
降させ、複合金型の補助搬送架台としての機能を具備す
る被加工物載置台と、多目的万能形鋼加工機に配置さ
れ、複合金型の搬送架台と金型固定架台の固定位置間の
搬出入時に、複合金型の保持と搬出入を図る補助架台
と、多目的万能形鋼加工機の金型固定架台の固定位置に
配置され、複合金型の前記補助架台と金型固定架台の固
定箇所への搬出入および、固定位置への搬出入を図る複
数のフリーベアリングとからなる構成を手段とすること
である。
【0008】他の特徴としては、前記金型架台は、搬送
フレームの台上に配置され、同一高さに頭部を突出し、
全方向への回動を自在とするフリーベアリングを螺着固
定するストックテーブルと、一方の側面部に複合金型の
固定金型を押圧して固定を図るリーフスプリングを配す
るスペースブロックと、このスペースブロックが搬送フ
レーム台上にストックテーブルを介して固定が図られる
ための取付けボルトとからなる構成を手段とすることで
ある。
フレームの台上に配置され、同一高さに頭部を突出し、
全方向への回動を自在とするフリーベアリングを螺着固
定するストックテーブルと、一方の側面部に複合金型の
固定金型を押圧して固定を図るリーフスプリングを配す
るスペースブロックと、このスペースブロックが搬送フ
レーム台上にストックテーブルを介して固定が図られる
ための取付けボルトとからなる構成を手段とすることで
ある。
【0009】また、他の特徴として、前記搬送架台は、
搬送フレーム台上の前記金型架台の前面に配置され、全
方向への回動を自在として同一高さに頭部を突出する複
数のフリーベアリングを螺着固定する複数のフリーベア
リングテーブルからなり、これら複数のフリーベアリン
グテーブルのフリーベアリングの頭部高さである金型搬
出入高が、金型架台のフリーベアリングの頭部高さであ
る金型搬出入高と同一の高さに固定配置される構成を手
段とすることである。
搬送フレーム台上の前記金型架台の前面に配置され、全
方向への回動を自在として同一高さに頭部を突出する複
数のフリーベアリングを螺着固定する複数のフリーベア
リングテーブルからなり、これら複数のフリーベアリン
グテーブルのフリーベアリングの頭部高さである金型搬
出入高が、金型架台のフリーベアリングの頭部高さであ
る金型搬出入高と同一の高さに固定配置される構成を手
段とすることである。
【0010】さらに、他の特徴として、前記被加工物載
置台は、多目的万能形鋼加工機の前面部に被加工物載置
台の一部の部位の昇降フレームがシリンダユニットによ
り昇降自在に摺動を行う昇降装置であって、昇降フレー
ムに装備するローラはその回動を自在として配置され、
前記金型架台と前記金型固定架台間の複合金型の搬出入
時には、昇降フレームの下降により昇降フレームのロー
ラの突出部が、前記搬送架台の金型搬出入高まで下降す
る構成を手段とすることである。
置台は、多目的万能形鋼加工機の前面部に被加工物載置
台の一部の部位の昇降フレームがシリンダユニットによ
り昇降自在に摺動を行う昇降装置であって、昇降フレー
ムに装備するローラはその回動を自在として配置され、
前記金型架台と前記金型固定架台間の複合金型の搬出入
時には、昇降フレームの下降により昇降フレームのロー
ラの突出部が、前記搬送架台の金型搬出入高まで下降す
る構成を手段とすることである。
【0011】さらにまた、他の特徴として、多目的万能
形鋼加工機の金型固定架台の固定位置と前記搬送架台間
には、複合金型の金型固定架台の固定位置への搬出入時
の補助用の架台であって、その頭部にフリーベアリング
を前記搬送架台の金型搬出入高と同一高さに装備する補
助架台が配置され、多目的万能形鋼加工機本体の金型固
定架台の固定位置の表部箇所には、複合金型の搬出入を
自在とするためのフリーベアリングが、前記補助架台の
金型搬出入高と同一高さに埋設配置される構成を手段と
するものである。
形鋼加工機の金型固定架台の固定位置と前記搬送架台間
には、複合金型の金型固定架台の固定位置への搬出入時
の補助用の架台であって、その頭部にフリーベアリング
を前記搬送架台の金型搬出入高と同一高さに装備する補
助架台が配置され、多目的万能形鋼加工機本体の金型固
定架台の固定位置の表部箇所には、複合金型の搬出入を
自在とするためのフリーベアリングが、前記補助架台の
金型搬出入高と同一高さに埋設配置される構成を手段と
するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の多目的万能形鋼加工機
の金型搬送装置の実施の形態を添付図面に基づいて以下
に説明を行う。
の金型搬送装置の実施の形態を添付図面に基づいて以下
に説明を行う。
【0013】図1は本発明に係る多目的万能形鋼加工機
の金型搬送装置の正面図であり、図2は平面図であり、
図3は側面図であり、符号Aは多目的万能形鋼加工機を
示し、符号Bは金型搬送装置を示し、符号B1は金型架
台を示し、B2は搬送架台を示し、B3は被加工物載置
台を示し、A1は金型固定架台を示し、A2は補助架台
を示すものである。図1乃至図3に図示するように、金
型搬送装置Bの金型架台B1と搬送架台B2および被加
工物載置台B3の一部の部位である昇降フレームは、多
目的万能形鋼加工機Aの側部に隣接する箇所に配置され
ている。
の金型搬送装置の正面図であり、図2は平面図であり、
図3は側面図であり、符号Aは多目的万能形鋼加工機を
示し、符号Bは金型搬送装置を示し、符号B1は金型架
台を示し、B2は搬送架台を示し、B3は被加工物載置
台を示し、A1は金型固定架台を示し、A2は補助架台
を示すものである。図1乃至図3に図示するように、金
型搬送装置Bの金型架台B1と搬送架台B2および被加
工物載置台B3の一部の部位である昇降フレームは、多
目的万能形鋼加工機Aの側部に隣接する箇所に配置され
ている。
【0014】図4は金型搬送装置Bの金型架台B1と搬
送架台B2および被加工物載置台B3の一部の部位であ
る昇降装置の平面を図示する一部破断平面図であり、図
5は図4のイーイ線における正面図を図示するものであ
り、図6は図4のローロ線における一部破断側面図を示
すものである。
送架台B2および被加工物載置台B3の一部の部位であ
る昇降装置の平面を図示する一部破断平面図であり、図
5は図4のイーイ線における正面図を図示するものであ
り、図6は図4のローロ線における一部破断側面図を示
すものである。
【0015】図において、金型搬送装置Bの金型架台B
1と搬送架台B2は金型搬送装置Bの枠体である搬送フ
レーム5にそれぞれ載置固定されており、前記搬送フレ
ーム5の脚部であるフレーム脚6を介して床面に設置さ
れている。なお、このフレーム脚6の床面との当接箇所
にはジャッキボルト7を具備する台座8が装備されてい
て、前記ジャッキボルト7の調整によって金型架台B1
と搬送架台B2を載置する搬送フレーム5の水平調整が
行われる。
1と搬送架台B2は金型搬送装置Bの枠体である搬送フ
レーム5にそれぞれ載置固定されており、前記搬送フレ
ーム5の脚部であるフレーム脚6を介して床面に設置さ
れている。なお、このフレーム脚6の床面との当接箇所
にはジャッキボルト7を具備する台座8が装備されてい
て、前記ジャッキボルト7の調整によって金型架台B1
と搬送架台B2を載置する搬送フレーム5の水平調整が
行われる。
【0016】複合金型の待機箇所である金型架台B1に
ついて説明を行うと、この金型架台B1は、搬送フレー
ム5上の後方位置に載置固定されており、複数の複合金
型を待機させる箇所としている。この金型架台B1は、
内部にボールを包含してその回動を自在とするととも
に、このボールの突出部を同一の高さとする複数のフリ
ーベアリング12を埋設配置するストックテーブル10
を有し、また、各複合金型の待機箇所はスペースブロッ
ク11によって均等に分割区分されている。さらに、ス
ペースブロック11の側面の固定金型と当接する箇所に
はリーフスプリング13が埋設配置されているが、この
リーフスプリング13の突出部が前記固定金型の側面を
押圧することにより、待機中の複合金型の金型架台B1
への固定を確実なものとしている。なお、分割区分され
た待機箇所のスペースは多目的万能形鋼加工機Aに用い
られる複合金型の固定金型の大きさによってその幅およ
び奥行きが決定される。
ついて説明を行うと、この金型架台B1は、搬送フレー
ム5上の後方位置に載置固定されており、複数の複合金
型を待機させる箇所としている。この金型架台B1は、
内部にボールを包含してその回動を自在とするととも
に、このボールの突出部を同一の高さとする複数のフリ
ーベアリング12を埋設配置するストックテーブル10
を有し、また、各複合金型の待機箇所はスペースブロッ
ク11によって均等に分割区分されている。さらに、ス
ペースブロック11の側面の固定金型と当接する箇所に
はリーフスプリング13が埋設配置されているが、この
リーフスプリング13の突出部が前記固定金型の側面を
押圧することにより、待機中の複合金型の金型架台B1
への固定を確実なものとしている。なお、分割区分され
た待機箇所のスペースは多目的万能形鋼加工機Aに用い
られる複合金型の固定金型の大きさによってその幅およ
び奥行きが決定される。
【0017】次に、搬送架台B2について説明を行う
と、搬送架台B2は搬送フレーム5上の金型架台B1の
前方部に位置し、複数枚のフリーベアリングテーブル2
0が搬送フレーム5上に並列状態に配置され、各フリー
ベアリングテーブル20はボルトにより固定が図られて
いる。各々のフリーベアリングテーブル20上には、規
則的な配列と間隔をもって、内部にボールを包含してそ
の回動を自在とする複数のフリーベアリング21が埋設
配置されており、さらに、これらのフリーベアリング2
1の突出部は同一高さとなるように調整配置されてい
る。
と、搬送架台B2は搬送フレーム5上の金型架台B1の
前方部に位置し、複数枚のフリーベアリングテーブル2
0が搬送フレーム5上に並列状態に配置され、各フリー
ベアリングテーブル20はボルトにより固定が図られて
いる。各々のフリーベアリングテーブル20上には、規
則的な配列と間隔をもって、内部にボールを包含してそ
の回動を自在とする複数のフリーベアリング21が埋設
配置されており、さらに、これらのフリーベアリング2
1の突出部は同一高さとなるように調整配置されてい
る。
【0018】被加工物載置台B3について説明を行う
と、この被加工物載置台B3は多目的万能形鋼加工機A
の前面の左右位置に配置され、本実施例においては多目
的万能形鋼加工機Aの正面視左側に被加工物の送り装置
(図示および説明は省略する)を装備する本体が配置さ
れ、右側には後述するシリンダユニット31により昇降
を自在とする昇降装置を装備する昇降フレーム30が配
置されている。この昇降フレーム30は、被加工物の搬
送と載置を行う複数のローラ34a,34bを軸支する
フレーム35と、搬送フレーム5に固着された固定金具
36に取り付けられたシリンダユニット31から構成さ
れており、フレーム35とシリンダユニット31はフロ
ントジョイント37およびプレート38を介して連結さ
れ、シリンダユニット31の昇降に伴ってフレーム35
の昇降が行われる。なお、フレーム35の搬送フレーム
5側にはレールガイド33が固着されており、搬送フレ
ーム5に固着されたレール32に係合して、昇降フレー
ム30の昇降時における直進性の維持が図られている。
と、この被加工物載置台B3は多目的万能形鋼加工機A
の前面の左右位置に配置され、本実施例においては多目
的万能形鋼加工機Aの正面視左側に被加工物の送り装置
(図示および説明は省略する)を装備する本体が配置さ
れ、右側には後述するシリンダユニット31により昇降
を自在とする昇降装置を装備する昇降フレーム30が配
置されている。この昇降フレーム30は、被加工物の搬
送と載置を行う複数のローラ34a,34bを軸支する
フレーム35と、搬送フレーム5に固着された固定金具
36に取り付けられたシリンダユニット31から構成さ
れており、フレーム35とシリンダユニット31はフロ
ントジョイント37およびプレート38を介して連結さ
れ、シリンダユニット31の昇降に伴ってフレーム35
の昇降が行われる。なお、フレーム35の搬送フレーム
5側にはレールガイド33が固着されており、搬送フレ
ーム5に固着されたレール32に係合して、昇降フレー
ム30の昇降時における直進性の維持が図られている。
【0019】図7は多目的万能形鋼加工機Aの複合金型
の固定を図る金型固定架台A1および補助架台A2の配
置を示す平面図であるが、この図において補助架台A2
は、多目的万能形鋼加工機Aに複合金型の固定を図る金
型固定架台A1と搬送架台B2に挟まれた箇所に位置
し、テーブル41上に規則的な配列と間隔をもって、内
部にボールを包含し、その回動を自在とする複数のフリ
ーベアリング42が埋設配置されており、さらに、これ
らのフリーベアリング42の突出部は同一高さとして調
整配置されている。また、金型固定架台A1の固定位置
の多目的万能形鋼加工機A表面には複数の同一高さに突
出するフリーベアリング51が、その回動を自在として
配置されている。
の固定を図る金型固定架台A1および補助架台A2の配
置を示す平面図であるが、この図において補助架台A2
は、多目的万能形鋼加工機Aに複合金型の固定を図る金
型固定架台A1と搬送架台B2に挟まれた箇所に位置
し、テーブル41上に規則的な配列と間隔をもって、内
部にボールを包含し、その回動を自在とする複数のフリ
ーベアリング42が埋設配置されており、さらに、これ
らのフリーベアリング42の突出部は同一高さとして調
整配置されている。また、金型固定架台A1の固定位置
の多目的万能形鋼加工機A表面には複数の同一高さに突
出するフリーベアリング51が、その回動を自在として
配置されている。
【0020】このような構成による、多目的万能形鋼加
工機の金型搬送装置の一連の作用について説明を行う。
金型架台B1のスペースブロック11によって分割区分
されたスペースに複合金型が待機状態としている。加工
目的が決定されると、この金型架台B1のスペースブロ
ック11に待機状態とする複合金型は、作業者の手によ
って搬送フレーム5上の搬送架台B2に引き出される
が、この時、金型架台B1からはフリーベアリング12
がストックテーブル10上に螺着固定され、さらにフリ
ーベアリング12の突出する頭部と搬送架台B2のフリ
ーベアリング21の頭部の高さが同一として配置されて
いるために、複合金型は円滑に搬送架台B2上に引き出
される。
工機の金型搬送装置の一連の作用について説明を行う。
金型架台B1のスペースブロック11によって分割区分
されたスペースに複合金型が待機状態としている。加工
目的が決定されると、この金型架台B1のスペースブロ
ック11に待機状態とする複合金型は、作業者の手によ
って搬送フレーム5上の搬送架台B2に引き出される
が、この時、金型架台B1からはフリーベアリング12
がストックテーブル10上に螺着固定され、さらにフリ
ーベアリング12の突出する頭部と搬送架台B2のフリ
ーベアリング21の頭部の高さが同一として配置されて
いるために、複合金型は円滑に搬送架台B2上に引き出
される。
【0021】搬送架台B2のフリーベアリングテーブル
20上で複合金型は、多目的万能形鋼加工機Aの方向へ
搬送が行われる。この時、フリーベアリングテーブル2
0上に規則的に固定配置される複数のフリーベアリング
21は、突出する頭部を回動自在とするとともに、その
全ての突出部の高さを同一高さとするために、複合金型
の搬送は円滑に行われる。
20上で複合金型は、多目的万能形鋼加工機Aの方向へ
搬送が行われる。この時、フリーベアリングテーブル2
0上に規則的に固定配置される複数のフリーベアリング
21は、突出する頭部を回動自在とするとともに、その
全ての突出部の高さを同一高さとするために、複合金型
の搬送は円滑に行われる。
【0022】搬送架台B2上で複合金型が多目的万能形
鋼加工機A近傍まで搬送されると、複合金型の可動金型
の部位が大型であって被加工物載置台B3に干渉するよ
うな場合には、被加工物載置台B3の昇降フレーム30
が図5乃至図6に示す符号Dの位置より符号Eの位置ま
で下降して、複合金型の搬送架台B2から多目的万能形
鋼加工機Aへ搬送が行われる。この時、昇降フレーム3
0の搬送用のローラ34a,34bは搬送架台B2のフ
リーベアリングテーブル20上のフリーベアリング21
の頭部の高さと同一高さまで下降するために、例え複合
金型の可動金型が大型の場合であっても、多目的万能形
鋼加工機Aへ搬送は、他の複合金型等への干渉をするこ
となく円滑に行われる。
鋼加工機A近傍まで搬送されると、複合金型の可動金型
の部位が大型であって被加工物載置台B3に干渉するよ
うな場合には、被加工物載置台B3の昇降フレーム30
が図5乃至図6に示す符号Dの位置より符号Eの位置ま
で下降して、複合金型の搬送架台B2から多目的万能形
鋼加工機Aへ搬送が行われる。この時、昇降フレーム3
0の搬送用のローラ34a,34bは搬送架台B2のフ
リーベアリングテーブル20上のフリーベアリング21
の頭部の高さと同一高さまで下降するために、例え複合
金型の可動金型が大型の場合であっても、多目的万能形
鋼加工機Aへ搬送は、他の複合金型等への干渉をするこ
となく円滑に行われる。
【0023】多目的万能形鋼加工機Aへ搬送された複合
金型は、金型固定架台の手前に配置される補助架台A2
上を搬送されて金型固定架台まで移動することとなる
が、補助架台A2のテーブル41上に配置されるフリー
ベアリング42および、多目的万能形鋼加工機Aの金型
固定架台A1の固定位置の表面に配置されるフリーベア
リング51により、複合金型の搬送が円滑に行われる。
金型は、金型固定架台の手前に配置される補助架台A2
上を搬送されて金型固定架台まで移動することとなる
が、補助架台A2のテーブル41上に配置されるフリー
ベアリング42および、多目的万能形鋼加工機Aの金型
固定架台A1の固定位置の表面に配置されるフリーベア
リング51により、複合金型の搬送が円滑に行われる。
【0024】以上のような一連の作用によって、金型架
台B1に待機中の複合金型は多目的万能形鋼加工機Aへ
搬送されるが、多目的万能形鋼加工機Aに固定配置され
る複合金型が、その加工作業を終了し金型架台B1に搬
送される場合には、以上説明の一連の作用と反対の作用
が行われ、金型架台B1への搬送がなされる。
台B1に待機中の複合金型は多目的万能形鋼加工機Aへ
搬送されるが、多目的万能形鋼加工機Aに固定配置され
る複合金型が、その加工作業を終了し金型架台B1に搬
送される場合には、以上説明の一連の作用と反対の作用
が行われ、金型架台B1への搬送がなされる。
【0025】
【発明の効果】以上説明を行った本発明の多目的万能形
鋼加工機の金型搬送装置によれば次のような効果を奏す
る。
鋼加工機の金型搬送装置によれば次のような効果を奏す
る。
【0026】金型固定架台を具備する多目的万能形鋼加
工機の近傍に隣接配置する金型架台上に多数の複合金型
を直列に待機させておき、加工の種類に応じて前記金型
架台上の複合金型を搬送架台上に搬入させ、前記金型固
定架台への搬入に際して被加工材の加工物載置台の一部
をこの加工物載置台に組み込まれた下降装置によって下
降させ、金型固定架台への複合金型の搬入が行われるた
めに、鋼材の形状や大きさによって他の複合金型と干渉
することはなく、また、他の金型の取り外しなどの作業
を不要とするために作業性の低下を招くことがない。
工機の近傍に隣接配置する金型架台上に多数の複合金型
を直列に待機させておき、加工の種類に応じて前記金型
架台上の複合金型を搬送架台上に搬入させ、前記金型固
定架台への搬入に際して被加工材の加工物載置台の一部
をこの加工物載置台に組み込まれた下降装置によって下
降させ、金型固定架台への複合金型の搬入が行われるた
めに、鋼材の形状や大きさによって他の複合金型と干渉
することはなく、また、他の金型の取り外しなどの作業
を不要とするために作業性の低下を招くことがない。
【図1】本発明に係る多目的万能形鋼加工機の金型搬送
装置の実施の形態を示す正面図である。
装置の実施の形態を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】金型搬送装置の金型架台と搬送架台および被加
工物載置台の一部の部位である昇降装置の平面を図示す
る一部破断平面図である。
工物載置台の一部の部位である昇降装置の平面を図示す
る一部破断平面図である。
【図5】図4のイーイ線における正面図である。
【図6】図4のローロ線における一部破断側面図であ
る。
る。
【図7】多目的万能形鋼加工機の金型固定架台および補
助架台の配置を示す平面図である。
助架台の配置を示す平面図である。
A 多目的万能形鋼加工機 A1 金型固定架台 A2 補助架台 B 金型搬送装置 B1 金型架台 B2 搬送架台 B3 被加工物載置台 5 搬送フレーム 6 フレーム脚 7 ジャッキボルト 8 台座 10 ストックテーブル 11 スペースブロック 12 フリーベアリング 13 リーフスプリング 14 取付ボルト 20 フリーベアリングテーブル 21 フリーベアリング 30 昇降フレーム 31 シリンダユニット 32 レール 33 レールガイド 34a ローラ 34b ローラ 35 フレーム 36 固定金具 37 フロントジョイント 38 プレート 41 テーブル 42 フリーベアリング 51 フリーベアリング
Claims (5)
- 【請求項1】 形鋼等の被加工材の加工を行う固定金型
上に可動金型を組み合わせた複合金型の搬入固定用の金
型固定架台を有し、前記可動金型に加工すべき被加工材
を繰り入れた後に上方からのラム駆動により可動金型へ
の打撃によって、予め定めた箇所への加工を施す多目的
万能形鋼加工機において、 この多目的万能形鋼加工機に隣接配置され、複数の前記
複合金型を待機させる金型架台と、 前記複合金型が、前記金型架台と多目的万能形鋼加工機
の金型固定架台との間の搬出入の際に供される搬送架台
と、 この多目的万能形鋼加工機で加工を施される形鋼等の被
加工材の載置台であるとともに、前記金型架台と前記金
型固定架台間での複合金型の搬出入時には、載置台の一
部を昇降装置により下降させ、複合金型の補助搬送架台
としての機能を具備する被加工物載置台と、 多目的万能形鋼加工機に配置され、複合金型の搬送架台
と金型固定架台の固定位置間の搬出入時に、複合金型の
保持と搬出入を図る補助架台と、 多目的万能形鋼加工機の金型固定架台の固定位置に配置
され、複合金型の前記補助架台と金型固定架台の固定箇
所への搬出入および、固定位置への搬出入を図る複数の
フリーベアリングとを、有することを特徴とする、多目
的万能形鋼加工機の金型搬送装置。 - 【請求項2】 前記金型架台は、搬送フレームの台上に
配置され、同一高さに頭部を突出し、全方向への回動を
自在とするフリーベアリングを螺着固定するストックテ
ーブルと、一方の側面部に複合金型の固定金型を押圧し
て固定を図るリーフスプリングを配するスペースブロッ
クと、このスペースブロックが搬送フレーム台上にスト
ックテーブルを介して固定が図られるための取付けボル
トとからなることを特徴とする、請求項1記載の多目的
万能形鋼加工機の金型搬送装置。 - 【請求項3】 前記搬送架台は、搬送フレーム台上の前
記金型架台の前面に配置され、全方向への回動を自在と
して同一高さに頭部を突出する複数のフリーベアリング
を螺着固定する複数のフリーベアリングテーブルからな
り、 これら複数のフリーベアリングテーブルのフリーベアリ
ングの頭部高さである金型搬出入高が、金型架台のフリ
ーベアリングの頭部高さである金型搬出入高と同一の高
さに固定配置されることを特徴とする、請求項1記載の
多目的万能形鋼加工機の金型搬送装置。 - 【請求項4】 前記被加工物載置台は、多目的万能形鋼
加工機の前面部に被加工物載置台の一部の部位の昇降フ
レームがシリンダユニットにより昇降自在に摺動を行う
昇降装置であって、昇降フレームに装備するローラはそ
の回動を自在として配置され、 前記金型架台と前記金型固定架台間の複合金型の搬出入
時には、昇降フレームの下降により昇降フレームのロー
ラの突出部が、前記搬送架台の金型搬出入高まで下降す
ることを特徴とする、請求項1記載の多目的万能形鋼加
工機の金型搬送装置。 - 【請求項5】 多目的万能形鋼加工機の金型固定架台の
固定位置と前記搬送架台間には、複合金型が金型固定架
台の固定位置への搬出入時の補助用の架台であって、そ
の頭部にフリーベアリングを前記搬送架台の金型搬出入
高と同一高さに装備する補助架台が配置され、 多目的万能形鋼加工機の金型固定架台の固定位置の表部
箇所には、複合金型の搬出入を自在とするためのフリー
ベアリングが、前記補助架台の金型搬出入高と同一高さ
に埋設配置されることを特徴とする、請求項1記載の多
目的万能形鋼加工機の金型搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8254107A JP3044531B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 多目的万能形鋼加工機の金型搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8254107A JP3044531B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 多目的万能形鋼加工機の金型搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1099921A JPH1099921A (ja) | 1998-04-21 |
JP3044531B2 true JP3044531B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=17260327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8254107A Expired - Lifetime JP3044531B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 多目的万能形鋼加工機の金型搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3044531B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112059688A (zh) * | 2020-09-11 | 2020-12-11 | 宁波戈冉泊精密金属有限公司 | 一种高压铜排的专用切割装置 |
-
1996
- 1996-09-26 JP JP8254107A patent/JP3044531B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1099921A (ja) | 1998-04-21 |
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