JPH0999331A - 板材加工機のワーク搬出装置及びワーク搬出方法 - Google Patents

板材加工機のワーク搬出装置及びワーク搬出方法

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JPH0999331A
JPH0999331A JP25739695A JP25739695A JPH0999331A JP H0999331 A JPH0999331 A JP H0999331A JP 25739695 A JP25739695 A JP 25739695A JP 25739695 A JP25739695 A JP 25739695A JP H0999331 A JPH0999331 A JP H0999331A
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work
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material processing
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耕一 吉田
Shigeto Yamazaki
成人 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板材加工機により加工されたワークを傷を付
けずに搬出する。 【解決手段】 板材加工機1により加工されたワーク8
を搬出する板材加工機のワーク搬出装置において、上記
板材加工機1と製品積載手段4の間に設けられ、かつX
軸及びこれと直交するY軸方向へ移動自在なX軸キャリ
ヤ15及びY軸キャリヤ20と、上記Y軸キャリヤ20
側に設けられ、上下方向及びY軸方向へ移動自在なピッ
キング手段46と、上記Y軸キャリヤ20側に設けら
れ、かつ上記ピッキング手段46がピッキングしたワー
ク8の下方に進退自在に進入してワーク8を下方より支
持するシートサポート34とより構成したもので、ピッ
キング手段46がクランプしたワーク8の下方をシート
サポート34により支持しながら搬出できるため、ワー
ク8の表面に傷を付けずにワーク8の搬出が可能にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はパンチプレスのよ
うな板材加工機により加工されたワークを搬出する板材
加工機のワーク搬出装置及びワーク搬出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来パンチプレスのような板材加工機で
加工されたワークを板材加工機により搬出するワーク搬
出装置が種々提案され、また実用化されている。例えば
特開昭61−108430号公報では、パンチプレスに
設けられたパンチにより母材より製品を切離する際、上
記パンチに隣接するパンチとこれに対応するダイの間で
製品を定位置に不動状態に固定した後、把持爪装置によ
り製品を把持して板材加工機より搬出するようにしたワ
ーク搬出装置が提案されており、パンチとダイの間で押
圧固定した製品を把持爪装置で把持するため、製品の把
持が確実に行える効果を有している。
【0003】また実開平3−85129号公報では、板
材加工機により加工されたワークをアンローダのグリッ
パが把持しやすい高さまで板材を押し上げ装置により押
し上げた後、アンローダにより板材加工機より搬出する
ようにしたピッキング装置が提案されており、小型のア
ンローダで板材を搬出できるため、製造コストを低減で
きるなどの効果を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし前者公報のワー
ク搬出装置では、板材加工機により加工されたワークを
把持爪装置で把持して搬出するため、製品が比較的大き
い場合、テーブル上を引摺りながら製品を搬出しなけれ
ばならず、製品の表面に傷が付いて製品の品質を低下さ
せるなどの不具合がある。また板材加工機で製品を打抜
き加工した際残枠などのスクラップが発生する加工で
は、残枠を作業者が手作業で搬出する必要があるため、
ワークの搬出が自動化できないなどの不具合もある。
【0005】一方後者公報のピッキング装置では、アン
ローダと別に製品を把持しやすい位置まで押し上げる押
し上げ装置が必要となるため、アンローダを小型化でき
ても、装置全体としては価格が上がると共に、製品が比
較的大きい場合、アンローダにより製品を引き摺りなが
ら搬出するため、製品の表面に傷が付いて製品の品質を
低下させるなどの不具合がある。また板材加工機で製品
を打ち抜き加工した際残枠などのスクラップが発生する
加工では、残枠を作業者が手作業で搬出する必要がある
ため、ワークの搬出が自動化できないなどの不具合もあ
る。この発明はかかる不具合を改善するためになされた
もので、板材加工機で加工されたワークを傷を付けずに
搬出できる板材加工機のワーク搬出装置及びワーク搬出
方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び効果】この発明は上記
目的を達成するために、板材加工機により加工されたワ
ークを搬出する板材加工機のワーク搬出装置において、
上記板材加工機と製品積載手段の間に設けられ、かつX
軸及びこれと直交するY軸方向へ移動自在なX軸キャリ
ヤ及びY軸キャリヤと、上記Y軸キャリヤ側に設けら
れ、上下方向及びY軸方向へ移動自在なピッキング手段
と、上記Y軸キャリヤ側に設けられ、かつ上記ピッキン
グ手段がピッキングしたワークの下方に進退自在に進入
してワークを下方より支持するシートサポートとを設け
たものである。また上記ピッキング手段を、ワークの端
部を持ち上げてワークの下方にシートサポートを挿入す
るための隙間を形成するフック手段と、フック手段が持
ち上げたワークの端部をクランプするクランパより構成
すると共に、シートサポート上面に多数のブラシ毛を植
設したものである。
【0007】一方板材加工機により加工されたワークを
搬出するに当り、X軸及びY軸方向へ移動自在なピッキ
ング手段を板材加工機により加工されたワークの近傍ま
で移動させ、かつピッキング手段に設けられたフックに
よりワークの端部を持ち上げてピッキング手段のクラン
パによりワークの端部をクランプした後、ピッキング手
段を製品積載手段へ移動して、製品積載手段に積載する
ようにしたものである。また板材加工機により加工され
たワークを搬出するに当り、X軸及びY軸方向へ移動自
在なピッキング手段を板材加工機により加工されたワー
クの近傍まで移動させ、かつピッキング手段に設けれら
たフックによりワークの端部を持ち上げてピッキング手
段のクランパによりワークの端部をクランプしたら、ワ
ークの下方にシートサポートを挿入してシートサポート
によりワークを下方より支持し、かつこの状態でシート
サポートとともにピッキング手段を製品積載手段へ移動
して、製品積載手段に積載するようにしたものである。
【0008】上記構成により板材加工機により加工され
た製品を引き摺らずに搬出することができるため、製品
の表面に傷が付いて製品の品質を低下させるなどの不具
合を解消することができると共に、製品と同様に残枠な
ども搬出できるため、残枠などを手作業で取除く作業を
必要とせず、これによって自動による無人化運転が可能
になる。またワークの端部をクランプして搬出するた
め、ワークが非磁性体や、加工により表面に穴などが開
口していても搬出することが可能になると共に、搬送中
はシートサポートによりワーク下面が支持されるため、
薄板や比較的大きなワークであっても搬送中腰折れなど
が発生することもない。さらにシートサポート上に多数
のブラシ毛を植設することにより、ワークの下方にシー
トサポートを挿入する際、ワークの表面に傷が付く心配
がないと共に、板材加工機により下面に突出部が形成さ
れたワークであってもシートサポートの先端が突出部に
突き当たることがないため、シートサポートの挿入動作
が円滑に行える。しかも既存の板材加工機に簡単に後付
できるため、容易かつ安価に実施することもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の一実施例を図面を参照
して詳述する。図1はパンチングプレスにレーザ加工機
を複合した板材加工機にワーク搬入装置とワーク搬出装
置を組合せた全体的な平面図、図2はこの発明のワーク
搬出装置の平面図、図3は図2のA方向から矢視図、図
4はワーク搬出装置の側面図、図5は図4のB方向から
の矢視図、図6はピッキング手段の平面図、図7は同一
部切欠側面図、図8は図7のC方向からの矢視図、図9
は図7のD方向からの矢視図、図10は板材加工機によ
り加工されたワークの平面図、図11ないし図22は作
用説明図である。
【0010】図1において1は板材加工機、2はワーク
搬入装置、3はワーク搬出装置、4は製品積載手段、5
は残枠搬出手段を示す。板材加工機1により加工される
ワーク8はパレット9に積層された状態で搬送台車10
により上記ワーク搬入装置2の下方へ搬送され、ワーク
搬入装置2により1枚ずつ分離されてワーク搬入装置2
のローラコンベヤ2a上に載設され、ローラコンベヤ2
a上を板材加工機1方向へ移動されて、板材加工機1へ
搬入される。上記板材加工機1は、加工すべきワーク8
をクランパ11aによりクランプしてX−Y方向へ移動
するXYフィーダ11を有していて、ワーク8をパンチ
ング加工する場合は、上記XYフィーダ11によりワー
ク8の加工位置をパンチング位置11 に位置決めし、ま
たレーザ加工をする場合は、レーザ加工ヘッドの設けら
れたレーザ加工位置12 へ位置決めするようになってお
り、パンチング位置11 には加工する種類に応じて交換
自在なパンチ61及びダイ62が図11に示すように設
けられ、そしてレーザ加工位置にはレーザ発振器12に
より発振されたレーザビームが導かれるようになってい
る。
【0011】一方この発明のワーク搬出装置3は、板材
加工機1により加工の完了した製品8aと、残枠8bを
製品積載手段4及び残枠搬出手段5へそれぞれ分けて搬
出するもので、次のように構成されている。すなわち板
材加工機1と製品積載手段4の間には横桁13が横架さ
れていて、この横桁13に布設されたガイドレール14
に図3以下に示すようにX軸キャリヤ15がX軸方向へ
移動自在に吊下されている。上記X軸キャリヤ15には
X軸モータ16が搭載されていて、このX軸モータ16
に取付けられたピニオン16aは、上記横桁13に沿っ
て布設されたラック17に噛合されていて、X軸モータ
16によりピニオン16aを回転することにより、X軸
キャリヤ15をX軸方向へ移動できるようになってい
る。
【0012】また上記X軸キャリヤ15の下部には、上
記X軸と直交するY軸方向に支持部材18が設けられて
いて、この支持部材18の下面にY軸方向に一対のガイ
ドレール19が布設されている。そしてこれらがガイド
レール19にY軸キャリヤ20がY軸方向に移動自在に
支承されている。上記支持部材18には、各ガイドレー
ル19の間に位置してボールねじよりなるY軸送りねじ
軸21が支承されていて、このY軸送りねじ軸21は支
持枠18上に設置されたY軸モータ22により無端ベル
ト23を介して正送回転されるようになっている。上記
Y軸送りねじ軸21にはY軸キャリヤ20に設けられた
ナット部材24が螺合されていて、Y軸モータ22によ
りY軸送りねじ軸21を回転させることにより、Y軸キ
ャリヤ20をY軸方向へ移動できるようになっている。
【0013】一方上記Y軸キャリヤ20の下部には枠体
26が設けられていて、この枠体26の下面中央にガイ
ドレール27が、そして両側下面に突設されたブラケッ
ト26aの下端には、後述するシートサポート34の両
側縁を摺動案内する端部ガイド27aがU軸方向(X軸
と同じ方向)に布設されている。枠体26の下面中央に
位置するガイドレール27にはナット部材28の上部が
ガイドレール27に沿って移動自在に支承されていると
共に、このナット部材28はU軸方向に設けられたボー
ルねじよりなるU軸送りねじ軸29に螺合されている。
上記U軸送りねじ軸29は、両端側が上記枠体26の下
面に回転自在に支承されていて、枠体26上に設置され
たU軸モータ30により無端ベルト31を介して回転さ
せることにより、上記ナット部材28をU軸方向へ移動
できるようになっている。
【0014】また上記ナット部材28の下部には、ガイ
ドレール33を介してシートサポート34がU軸方向へ
移動自在に取付けられている。上記シートサポート34
は板材加工機1より搬出する製品8aや残枠8bを下方
より支持するためのもので、上記枠体26よりやや大き
い板体より形成され、上面には製品8aの表面に傷を付
けないように多数のブラシ毛34aが植設されている。
上記シートサポート34の後部側上面中央には、上記ガ
イドレール33が布設され、このガイドレール33に上
記ナット部材28の下部が摺動自在に嵌合されており、
上記各ナット部材28の側面にはピニオン35が回転自
在に支承されている。そしてこれらピニオン35に枠体
26の下面にU軸方向に布設された固定ラック36と、
シートサポート34の上面にU軸方向に布設された移動
ラック37に同時に噛合されている。これによってU軸
モータ30によりU軸送りねじ軸29を回転させること
により、ナット部材28の移動速度に対して2倍の移動
速度でシートサポート34がU軸方向へ移動されるよう
になっている。
【0015】一方上記Y軸キャリヤ20の設けられた枠
体26の先端側上面には、V軸方向(Y軸と同じ方向)
に一対のガイドレール40が布設されていて、これらガ
イドレール40上にV軸キャリヤ41がV軸方向へ移動
自在に設けられている。上記V軸キャリヤ41の上方に
は、一方のガイドレール40と平行するようボールねじ
よりなるV軸送りねじ軸42が設けられていて、この軸
送りねじ軸42に上記V軸キャリヤ41に固定されたナ
ット部材43が螺合されている。上記V軸送りねじ軸4
2の両端側は枠体26上に回転自在に支承されていて、
枠体26上に設置されたV軸モータ44により無端ベル
ト45を介して回転させることにより、上記ナット部材
43を介してV軸キャリヤ41をV軸方向へ移動できる
ようになっている。
【0016】また上記V軸キャリヤ41の前部には、ピ
ッキング手段昇降用シリンダ39により昇降自在な一対
のピッキング手段46が設けられている。なおピッキン
グ手段46はピッキングすべき製品8aの大きさや形状
に応じて1基または3基以上設けるようにしてもよい。
上記ピッキング手段46は図6ないし図9に示すよう
に、クランパ47と、このクランパ47の前方に設けら
れたフック手段48よりなる。上記クランパ47は、V
軸キャリヤ41に取付けられた支持部材49にガイドレ
ール49aを介して前後動自在に支承された移動部材4
7aを有している。上記移動部材47aは支持部材49
上に設置されたクランパ前後動用シリンダ50によりU
軸方向へ前後動自在となっていると共に、移動部材47
aの下面には、ほぼL字形をなす下爪47bの垂直部上
端が固着されている。上記下爪47bの上側には、L字
形をなす上爪47cが設けられていて、下爪47bの垂
直部に布設されたガイドレール47dに上爪47cの垂
直部が上下動自在に支承されている。そして上爪47c
の垂直部上端は、移動部材47a上に設置されたクラン
プシリンダ51のピストン杆51aに接続されていて、
このクランプシリンダ51により上爪47cを上下動す
ることにより、上爪47cと下爪47bの間でワーク8
の端部がクランプできるようになっていると共に、上爪
47c及び下爪47bのクランプ面にはウレタンゴムよ
りなる弾性パッド47eが取付けられている。
【0017】さらに上記上爪47cと下爪47bの先端
は、クランプ47を前後動した際フック手段48と干渉
しないように2路に分岐されている。上記フック手段4
8は、支持部材49の下面に突設されたガイド部材48
aにガイドレール48bを介して上下動自在に支承さ
れ、かつ支持部材49上にブラケット49cを介して取
付けられたフックストッパ上下用シリンダ53により上
下動されるシリンダ取付け部材48cを有していて、こ
のシリンダ取付け部材48cにフック上下用シリンダ5
2が軸受60を介して回転自在に支承されている。上下
フック上下用シリンダ52の上端からは軸杆52aが突
設されていて、この軸杆52aの上端にレバー48dを
介してフック旋回シリンダ54のピストン杆54a先端
が接続されている。上記フック旋回シリンダ54はシリ
ンダ取付け部材48cの上面より横方向へ張出された取
付け板48eの先端に基端部が枢着されていて、ピスト
ン杆54aを伸縮することにより上記フック上下用シリ
ンダ52をほぼ90°旋回できるようになっている。上
記フック用シリンダ52の下端にはフックストッパ52
bが、そしてフックストッパ52aの中心にはL字形を
なすフック52cが設けられている。上記フック52c
の垂直部上端は、フック上下用シリンダ52のピストン
杆52dに接続されていて、ピストン杆52dによりフ
ック52cが上下動自在となっている。
【0018】次に上記構成されたワーク搬出装置3の作
用を説明する。板材加工機1で加工するワーク8は、搬
送台車10に積層された状態で載置されて、図1の矢印
(イ)方向よりワーク搬入装置2へ搬送され、ワーク搬
入装置2により1枚づつ分離されて図1の矢印(ロ)方
向より板材加工機1へ搬入される。板材加工機1へ搬入
されたワーク8は、XYフィーダ11のクランパ11a
により端部が把持されて板材加工機1のテーブル1a上
をXY方向へと移動され、パンチング加工の場合はパン
チング位置11 に、レーザ加工の場合はレーザ加工位置
2 にワーク8の加工位置が位置決めされて加工が行わ
れる。いま板材加工機1により加工された製品8aが例
えば図10に示すような形状の場合、板材加工機1は製
品8aの最終切離し位置8cを打抜くと、パンチ61の
下部に設けられたストリッパ61aがワーク8を固定し
た状態で停止する。次に予め入力されている製品8aの
データを基にX軸モータ16が回転されて、X軸キャリ
ヤ15が待機位置より前進を開始し、同時にV軸モータ
44が回転されてV軸キャリヤ41がV軸方向へ移動さ
れ、V軸キャリヤ41に支持されたクランパ47及びフ
ック手段48が製品8aのクランプ位置8dに位置決め
される。
【0019】その後X軸キャリヤ15がピッキング位置
まで前進して停止すると、ピッキング手段昇降シリンダ
39によりピッキング手段46が下降される。このとき
ピッキング手段46のフック52cは、製品8aと干渉
しないようフック旋回シリンダ54によりほぼ90°旋
回されている。そしてフック52aが製品8aのクラン
プ位置8dより製品8aの下側へ挿入されて停止される
と、フック旋回シリンダ54によりフック上下用シリン
ダ52がほぼ90°旋回されて、フック52cの先端が
図12に示すように製品8aの下面と係合する位置にな
る。その後フック上下用シリンダ52によりフック52
cが上昇されるため、フック52cとフックストンパ5
2bの間で製品8aの端部が図13に示すようにクラン
プされ、同時に板材加工機1のストッパ61aが製品8
aを解放する。次にこの状態でフックストッリパ上下用
シリンダ53がフック上下用シリンダ52を上昇させる
ため、フック52c及びフックストッパ52bは製品8
aの端部をクランプしたままクランパ47のクランプ位
置まで製品8aの端部を図14に示すように上昇させ
る。そしてこの状態でクランパ前後用シリンダ50によ
りクランパ47が前進されるため、クランパ47の下爪
47bがフック52cとフックストッパ52bの間でク
ランプされている製品8aの下側へ挿入される。クラン
パ47の下爪47bが製品8aの下方へ挿入されると、
フック52cが下降されて製品8aを解放するため、製
品8aの端部は図15に示すようにクランパ47の下爪
47b上へ移載されると共に、この状態でクランプシリ
ンダ51によりクランパ47の上爪47cを下降させ
て、図16に示すようにクランパ47の上爪47cと下
爪47bの間で製品8aの端部をクランプする。
【0020】クランパ47による製品8aのクランプが
完了すると、U軸モータ30によりU軸送りねじ軸29
が回転されて、U軸送りねじ軸29に螺合されたナット
部材28を介してピニオン35が前進されるため、ナッ
ト部材28の前進速度に対してシートサポート34が2
倍の速度で前進され、図17に示すようにシートサポー
ト34の先端側がクランパ47によりクランプされた製
品8aの下側へ挿入される。シートサポート34の上面
には予め多数のブラシ毛34aが植設されていて、シー
トサポート34の挿入時ブラシ毛34aが製品8aの下
面と接触されるため、製品8aの表面を傷付けることが
ないと共に、板材加工機1により下面に突出部が突出す
るような製品8aを加工した場合でも、突出部にシート
サポート34の先端が突き当たって挿入できなくなるな
どの不具合も生じない。次にこの状態でX軸モータ16
が回転されてX軸キャリヤ15が後退を開始するため、
図18に示すようにピッキング手段46もシートサポー
ト34とともに後退を開始する。
【0021】そしてピッキング手段46及びシートサポ
ート34が後退している間にY軸モータ22によりY軸
キャリヤ20がY軸方向へ移動されて、シートサポート
34により下面が支持された製品8aは製品積載手段4
の製品パレット4aの上方に正確に位置決めされる。X
軸キャリヤ15が停止すると製品積載手段4の製品パレ
ット4aが図示しないパレットリフタにより図19に示
すように製品受渡し位置まで上昇され、この状態でU軸
モータ30が回転されてシートサポート34が図20に
示すように元の位置まで後退されるためクランパ47に
クランプされた製品8aは製品パレット4a上に積載さ
れる。その後クランパ47の上爪47cが図21に示す
ように上昇し、クランパ47が後退するため、製品8a
は図22に示すように製品パレット4a上に完全に積載
される。
【0022】以下板材加工機1が製品8aを加工する毎
に上記動作を繰返して、製品8aを板材加工機1より搬
出し、製品パレット4a上に積載するもので、ワーク8
より製品8aの打抜きを完了して残った残枠8bも製品
8aと同様に板材加工機1より搬出され、残枠の方は製
品積載手段4に隣接して設けられた残枠搬出手段5へ積
載されて処理される。
【0023】なお、上記実施例ではワーク8より加工さ
れた製品8aが比較的小さいことから、1基のピッキン
グ手段46を使用して製品8aを搬出するようにした
が、製品8aの形状や大きさに応じて複数基のピッキン
グ手段46を使用しても勿論よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例になるワーク搬出装置を採
用した板材加工機の全体的な平面図である。
【図2】この発明の一実施例になる板材加工機のワーク
搬出装置を示す平面図である。
【図3】図2のA方向からの矢視図である。
【図4】この発明の一実施例になる板材加工機のワーク
搬出装置を示す側面図である。
【図5】図4のB方向からの矢視図である。
【図6】この発明の一実施例になる板材加工機のワーク
搬出装置に設けられたピッキング手段の平面図である。
【図7】この発明の一実施例になる板材加工機のワーク
搬出装置に設けられたピッキング手段の一部切欠側面図
である。
【図8】図7のC方向からの矢視図である。
【図9】図7のD方向からの矢視図である。
【図10】板材加工機により加工されたワークの平面図
である。
【図11】この発明の一実施例になる板材加工機のワー
ク搬出装置の作用説明図である。
【図12】この発明の一実施例になる板材加工機のワー
ク搬出装置の作用説明図である。
【図13】この発明の一実施例になる板材加工機のワー
ク搬出装置の作用説明図である。
【図14】この発明の一実施例になる板材加工機のワー
ク搬出装置の作用説明図である。
【図15】この発明の一実施例になる板材加工機のワー
ク搬出装置の作用説明図である。
【図16】この発明の一実施例になる板材加工機のワー
ク搬出装置の作用説明図である。
【図17】この発明の一実施例になる板材加工機のワー
ク搬出装置の作用説明図である。
【図18】この発明の一実施例になる板材加工機のワー
ク搬出装置の作用説明図である。
【図19】この発明の一実施例になる板材加工機のワー
ク搬出装置の作用説明図である。
【図20】この発明の一実施例になる板材加工機のワー
ク搬出装置の作用説明図である。
【図21】この発明の一実施例になる板材加工機のワー
ク搬出装置の作用説明図である。
【図22】この発明の一実施例になる板材加工機のワー
ク搬出装置の作用説明図である。
【符号の説明】
1…板材加工機 4…製品積載手段 8…ワーク 15…X軸キャリヤ 20…Y軸キャリヤ 34…シートサポート 34a…ブラシ毛 46…ピッキング手段 47…クランパ 48…フック手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材加工機1により加工されたワーク8
    を搬出する板材加工機のワーク搬出装置において、上記
    板材加工機1と製品積載手段4の間に設けられ、かつX
    軸及びこれと直交するY軸方向へ移動自在なX軸キャリ
    ヤ15及びY軸キャリヤ20と、上記Y軸キャリヤ20
    側に設けられ、上下方向及びY軸方向へ移動自在なピッ
    キング手段46と、上記Y軸キャリヤ20側に設けら
    れ、かつ上記ピッキング手段46がピッキングしたワー
    ク8の下方に進退自在に進入してワーク8を下方より支
    持するシートサポート34とを具備したことを特徴とす
    る板材加工機のワーク搬出装置。
  2. 【請求項2】 ピッキング手段46をワーク8の端部を
    持ち上げてワーク8の下方にシートサポート34を挿入
    するための隙間を形成するフック手段48と、フック手
    段48が持ち上げたワーク8をクランプするクランパ4
    7より構成してなる請求項1記載のワーク搬出装置。
  3. 【請求項3】 シートサポート34の上面に多数のブラ
    シ毛34aを植設してなる請求項1記載のワーク搬出装
    置。
  4. 【請求項4】 板材加工機1により加工されたワーク8
    を搬出するに当り、X軸及びY軸方向へ移動自在なピッ
    キング手段46を板材加工機1により加工されたワーク
    8の近傍まで移動させ、かつピッキング手段46に設け
    れらたフック手段48によりワーク8の端部を持ち上げ
    てピッキング手段46のクランパ47によりワーク8の
    端部をクランプした後、ピッキング手段46を製品積載
    手段4へ移動して、製品積載手段4に積載することを特
    徴とする板材加工機のワーク搬出方法。
  5. 【請求項5】 板材加工機1により加工されたワーク8
    を搬出するに当り、X軸及びY軸方向へ移動自在なピッ
    キング手段46を板材加工機1により加工されたワーク
    8の近傍まで移動させ、かつピッキング手段46に設け
    られたフック手段48によりワーク8の端部を持ち上げ
    てピッキング手段46のクランパ47によりワーク8の
    端部をクランプしたら、ワーク8の下方にシートサポー
    ト34を挿入してシートサポート34によりワーク8を
    下方より支持し、かつこの状態でシートサポート34と
    ともにピッキング手段46を製品積載手段4へ移動し
    て、製品積載手段4に積載することを特徴とする板材加
    工機のワーク搬出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014115448A1 (ja) * 2013-01-24 2014-07-31 村田機械株式会社 熱切断加工機のワーク搬出装置
JP2017013105A (ja) * 2015-07-03 2017-01-19 村田機械株式会社 板材加工システム、及び板材加工方法
CN109261827A (zh) * 2018-09-29 2019-01-25 杭州金浪机电有限公司 用于短条料侧冲压系统

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