JPH10137874A - 板材加工方法及び装置 - Google Patents

板材加工方法及び装置

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JPH10137874A
JPH10137874A JP30054796A JP30054796A JPH10137874A JP H10137874 A JPH10137874 A JP H10137874A JP 30054796 A JP30054796 A JP 30054796A JP 30054796 A JP30054796 A JP 30054796A JP H10137874 A JPH10137874 A JP H10137874A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板材加工機の加工用テーブルの機能と、ロー
ディング・アンローディングの機能とを兼ね備えたテー
ブルにより高機能で低コストの板材加工方法及び装置を
提供する。 【解決手段】 板材Wを収納する板材収納エリアAと板
材加工機1における板材加工エリアCとの間を進退移動
自在な可動テーブル9上に、前記板材収納エリアAの未
加工板材を載置する。この可動テーブル9を板材加工機
1の板材加工エリアC内へ前進移動させ、前記可動テー
ブル9上の板材Wをワーククランプ13により把持し、
且つ前記板材加工エリアC内で位置決め移動せしめて板
材加工機1にて加工する。前記ワーククランプ13によ
り加工済の製品板材を可動テーブル9上の搬出領域D内
に移送載置し、この可動テーブル9を原位置へ後退移動
して前記可動テーブル9上の製品板材Sを製品収納エリ
アBへ搬出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板材加工方法及び
装置に関し、特に板材を板材加工機において板材加工を
行う板材加工方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板材加工機には板材を載置する支
持テーブルが備えられており、この支持テーブル上で板
材を移動位置決めして板材加工が行われている。前記支
持テーブル上に加工すべき板材を搬入・搬出するための
板材搬入出用のユニット、すなわちローダやアンローダ
等の板材搬入出装置が前記板材加工機の脇に備えられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の板材
加工機への板材搬入出の方法においては、板材加工機の
支持テーブル上に加工すべき板材を搬入・搬出するため
の高価な板材搬入出用ユニットが必要であると共にコス
ト高であるという問題点があった。
【0004】本発明は叙上の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、板材加工機の支持テーブルの
機能と、ローディング・アンローディングの機能とを兼
ね備えたテーブルにより高機能で低コストの板材加工方
法及び装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の板材加工方法は、板材供給
装置の板材収納エリアに移動可能に備えた可動テーブル
上に、前記板材収納エリアの板材を載置する工程と、前
記板材を載置した可動テーブルを板材加工機の板材加工
エリア内へ前進移動する板材搬入工程と、前記可動テー
ブル上の板材を、板材加工機に移動自在に備えられたワ
ーククランプにより把持すると共に前記板材加工エリア
内へ供給して板材加工機にて板材加工する工程、とから
なることを特徴とするものである。
【0006】したがって、可動テーブル上に載置された
板材は、可動テーブルが前進することにより板材加工機
の板材加工エリア内へ搬入される。可動テーブルを板材
加工エリア内に位置した状態にすることにより、この可
動テーブルが板材加工機における板材の支持テーブルと
して使用される。
【0007】前記可動テーブル上の板材は、ワーククラ
ンプにより把持され、板材加工エリア内で前後左右方向
に移動され、板材加工機により加工される。
【0008】而して、板材加工機には従来の支持テーブ
ルを設けなくともよく、あるいは板材加工エリアの一部
をしめる支持テーブルを設け、板材加工エリアの残りの
部分に可動テーブルを進退自在に移動させ、板材の支持
テーブルとして兼用することができる。
【0009】請求項2によるこの発明の板材加工方法
は、板材供給装置の板材収納エリアに移動可能に備えた
可動テーブル上に、前記板材収納エリアの板材を載置す
る工程と、前記板材を載置した可動テーブルを板材加工
機の板材加工エリア内へ前進移動する板材搬入工程と、
前記可動テーブル上の板材を、板材加工機に移動自在に
備えられたワーククランプにより把持すると共に前記板
材加工エリア内へ供給して板材加工機にて板材加工する
工程と、前記板材加工機にて加工終了後の板材を、前記
可動テーブル上の搬出領域内に移送載置する工程と、前
記可動テーブルを前記板材供給装置における板材収納エ
リア内へ後退移動する工程、とからなることを特徴とす
るものである。
【0010】したがって、上記の請求項1の作用に加え
て、前記可動テーブルが板材搬出用のアンローディング
装置の機能を有することになる。すなわち、加工済みの
板材はワーククランプにより可動テーブル上の搬出領域
に載置され、この可動テーブルが後退することにより板
材が板材収納エリアへ搬出される。したがって、従来の
板材の搬入搬出用のローダ・アンローダ装置が不要とな
る。
【0011】請求項3によるこの発明の板材加工方法
は、板材供給装置の板材収納エリアに移動可能に備えた
ワーク供給テーブル上に、前記板材収納エリアの板材を
載置する工程と、前記板材を載置したワーク供給テーブ
ルを板材加工機の板材加工エリア内へ前進移動する板材
搬入工程と、前記ワーク供給テーブル上の板材を、板材
加工機に移動自在に備えられたワーククランプにより把
持すると共に前記板材加工エリアへ供給して板材加工機
にて板材加工する工程と、前記板材加工機にて加工終了
後の板材を、ワーク収納装置において前記板材加工エリ
ア内に位置する収納テーブル上に移送載置する工程と、
前記収納テーブルを、ワーク収納装置内に収納する工
程、とからなることを特徴とするものである。
【0012】したがって、未加工板材はワーク供給テー
ブルで板材加工機の板材加工エリア内へ搬入され、板材
加工機で加工された板材はワーク収納テーブルで前記板
材加工エリアから搬出される。しかも、未加工板材が加
工される際は、前記ワーク供給テーブルおよびワーク収
納テーブルが前記板材加工エリア内に位置して板材の加
工用テーブルとして兼用される。したがって、従来の板
材の搬入搬出用のローダ・アンローダ装置が不要とな
る。
【0013】請求項4によるこの発明の板材加工装置
は、板材加工機における板材加工エリア内に移動可能な
可動テーブルを備えた板材供給装置と、前記可動テーブ
ル上の板材を把持すると共に前記板材加工エリアに対し
て板材の加工位置を移動位置決め自在なワーク移動位置
決め装置と、前記可動テーブルを板材加工時の板材を支
持すべき支持テーブルと兼用する構成としてなることを
特徴とするものである。
【0014】したがって、未加工板材は可動テーブル上
に載置され、この可動テーブルが前進することにより板
材加工機の板材加工エリア内へ搬入される。可動テーブ
ルを板材加工エリア内に位置した状態にすることによ
り、この可動テーブルは板材加工機における板材の支持
テーブルとして使用される。
【0015】この可動テーブル上の板材は、ワーククラ
ンプにより把持され、板材加工エリア内で位置決め移動
され、板材加工機により加工される。
【0016】加工済みの板材はワーククランプにより可
動テーブル上の搬出領域に載置され、この可動テーブル
が後退することにより板材が板材収納テーブルへ搬出さ
れる。
【0017】したがって、前記可動テーブルは未加工板
材のローダ装置と加工済みの製品板材のアンローダ装置
と、板材加工機における板材の支持テーブルとして使用
される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の板材加工方法及び
装置の実施の形態について、一般的なパンチプレスを例
にとって図面を参照して説明する。
【0019】図1を参照するに、本実施の形態の例に係
わる例えばタレットパンチプレス1は、立設された門型
形状の本体フレーム3を備えており、この本体フレーム
3は上部フレーム5と下部フレーム7とがサイドフレー
ム(図示省略)をもって一体化されている。
【0020】前記上,下部フレーム5,7の相対向した
位置には回転自在な上,下部タレット8U,8Dが設け
られており、この上,下部タレット8U,8Dの円周上
には適宜な間隔で複数のパンチP,ダイDが装着されて
いる。しかも、複数のパンチP,ダイDのうちの1組の
位置が加工位置Kとなっており、この加工位置Kの上方
における前記上部フレーム5にはパンチPを打撃するた
めのストライカが設けられている。
【0021】図1を参照するに、本体フレーム3の前方
側(図1の左方側)と後方側(図1の右方側)には板材
を加工するときに板材Wを左右前後方向へ移動位置決め
するための板材加工エリアCが設けられている。前記本
体フレーム3の前方側の板材加工エリアCには後述する
可動テーブル9が進退移動するよう走行自在に設けら
れ、前記本体フレーム3の後方側の板材加工エリアCに
はリアテーブル11が設けられている。
【0022】可動テーブル9上に載置、搬入された加工
すべき板材Wは、ワーク移動位置決め装置12の一部を
構成する複数のワーククランプ13(図1では2個)に
て把持され、この複数のワーククランプ13はX軸方向
へ走行自在なキャレッジ14に備えられ、このキャレッ
ジ14を設けたキャレッジベース15が下部フレーム5
上をY軸方向へ走行自在に設けられている。このとき、
前記可動テーブル9,リアテーブル11はキャレッジベ
ース15と一体的に移動する。
【0023】例えば、前記ワーククランプ13はキャレ
ッジ14にX軸方向へ延伸して設けられたボールネジ
(図示省略)に螺合され、このボールネジはX軸駆動モ
ータ(図示省略)により回転駆動される。さらに、前記
キャレッジベース15は下部フレーム5上にY軸方向へ
延伸して敷設されたガイドレール上にガイド部材を介し
て設けられ、このキャレッジベース15はY軸方向へ延
伸して設けられたボールネジ(図示省略)に螺合され、
このボールネジは駆動モータ(図示省略)に駆動され
る。
【0024】前記タレットパンチプレス1の近傍には板
材Wを前記タレットパンチプレス1に搬入、搬出する板
材供給装置(板材搬入出装置)17が設けられており、
この板材供給装置17は図2も併せて参照するに、立体
式のフレーム構造物19を備えており、このフレーム構
造物19の下部には未加工板材用パレット21を載置す
る板材収納エリアAと、製品板材用パレット23を載置
する製品収納エリアBが設けられている。
【0025】前記板材収納エリアA及び製品収納エリア
Bの上方には、この両方の収納エリアA,Bと前述した
タレットパンチプレス1の板材加工エリアCとの間を移
動自在な可動テーブル9が設けられている。
【0026】より詳しくは、図1においては前記可動テ
ーブル9は前記板材収納エリアA及び製品収納エリアB
とを合わせた大きさのテーブルであり、前記板材供給装
置17のフレーム構造物19と前記板材加工エリアCと
の間にX軸方向に延長して敷設されたガイドレール(図
示省略)上をモータ等の駆動手段により進退移動するよ
うに走行自在に設けられている。
【0027】なお、前記可動テーブル9は、本実施の形
態の例では板材加工エリアC内へ前進する際に可動テー
ブル9の先端側の4分の1ほどが下方へ折り畳める構造
になっているが、この限りではない。
【0028】また、前記板材供給装置17のフレーム構
造物19の天井には前記板材収納エリアAの上方位置に
一枚取り装置付クレーン25が備えられている。この一
枚取り装置付クレーン25はローダ用モータ(図示省
略)で駆動されるチェーンにより上下動するローダ基体
27が設けられ、このローダ基体27の下側には複数の
バキュームパッド29が装備されている。
【0029】この複数のバキュームパッド29により吸
着された板材収納エリアAの未加工板材Wが前記可動テ
ーブル9の位置より上方へ上昇されるように構成されて
いる。
【0030】また、前記フレーム構造物19の製品収納
エリアB側の天井には、前記可動テーブル9上に載置さ
れた加工済み製品を仕分けし、この仕分けされた製品を
下方の製品板材用パレット23上へ載置する移動クラン
プ31等でなる製品仕分け装置33が設けられており、
前記製品収納エリアBには製品板材用パレット23を搬
送するパレット搬送装置(図示省略)が設けられてい
る。
【0031】以下、上述した装置における板材加工工程
を説明する。
【0032】図3を参照するに、図3(A)では板材供
給装置17の板材収納エリアAには未加工板材Wを載置
した未加工板材W用パレット21が置かれており、可動
テーブル9は板材搬入出装置17のフレーム構造物19
内に位置(原位置)している。
【0033】図3(B)では、前記可動テーブル9がタ
レットパンチプレス1の方向へ前進する。次いで、一枚
取り装置付クレーン25のローダ基体27がローダ用モ
ータの駆動により下降し、バキュームパッド29で板材
Wの上面を吸着する。吸着後、ローダ基体27に吸着さ
れている板材Wを前記可動テーブル9の高さより高くな
るまで上昇させ待機させる。
【0034】図3(C)では、前記可動テーブル9を板
材搬入出装置17の原位置へ後退させ、前記ローダ基体
27を下降させて板材Wを前記可動テーブル9上へ載置
する。
【0035】図3(D)では、前記可動テーブル9が前
進し、タレットパンチプレス1の板材加工エリアC内に
位置する。
【0036】この可動テーブル9により搬入された板材
Wはワーククランプ13に把持され、このワーククラン
プ13を備えたキャレッジ14をX軸方向へ、前記キャ
レッジベース15をY軸方向へ移動させ、しかもタレッ
トパンチプレス1の上,下部タレット8U,8Dに装着
されたパンチP,ダイDのうちの所望のパンチP及びダ
イDが加工位置Kに割り出されて板材Wの所望の加工位
置に位置決めされ、パンチPとダイDとの協働により板
材Wにパンチング加工等の板材加工が施される。
【0037】ちなみに、前記可動テーブル9は板材加工
エリアCに位置している状態で、いわゆるタレットパン
チプレス1の支持テーブルとしての機能を果たしてい
る。
【0038】なお、前記板材Wがタレットパンチプレス
1により加工されている間に、一枚取り装置付クレーン
25が作動してバキュームパット29で次に加工すべき
板材W´を吸着し、この板材W´は可動テーブル9より
高い位置へ上昇され待機している。
【0039】図3(E)では、前記板材Wの加工が完了
した後、キャレッジベース15がY軸方向へ前進〔図3
(E)において下方向へ移動〕し、ワーククランプ13
に把持されている加工済みの製品板材Sが可動テーブル
9上の搬出領域D内へ移送されアンクランプされ載置さ
れる。次いで、前記キャレッジベース15がY軸方向へ
後退し原位置へ戻る。
【0040】図3(F)では、可動テーブル9が板材供
給装置(板材搬入出装置)17の原位置へ後退する。次
いで、図3(D)において一枚取り装置付クレーン25
により持ち上げられ待機していた未加工板材W´を下降
させて可動テーブル9上に載置する。
【0041】一方、可動テーブル9上の搬出領域D内の
製品板材Sは製品仕分け装置33の移動クランプ31に
より製品収納エリアB内の製品板材用パレット23上に
載置される。
【0042】以上のように、図3の(A)〜(F)間の
工程、あるいは(D)〜(F)間の工程が繰り返される
ことにより、板材収納エリアA内の未加工板材W用パレ
ット21上の未加工板材Wが効率よく板材加工され、加
工された製品板材Sが製品収納エリアB内の製品板材用
パレット23上へ搬出される。
【0043】なお、上述した実施の形態の例では可動テ
ーブル9がタレットパンチプレス1の本体フレーム3の
前方側の板材加工エリアCへ前進するように設けられて
いるが、他の実施の形態の例としては、前記本体フレー
ム3の前方側のテーブルだけでなく後方側のリアテーブ
ル11も取り除き、前記可動テーブル9を前記本体フレ
ーム3の前方側と後方側の板材加工エリアC全体に及ぶ
大きさにし、この可動テーブル9を本体フレーム3の後
方側まで前進停止させて板材加工エリアC全体の加工用
テーブルとして兼用することができる。
【0044】また、本発明の他の実施の形態の例として
は、前述した実施の形態の例における可動テーブル9
を、図4に示すように板材収納エリアA側と製品収納エ
リアB側とに2分割し、換言すれば板材収納エリアA側
の可動テーブルをワーク供給テーブル35、製品収納エ
リアB側の可動テーブルをワーク収納テーブル37との
2分割にした形状とし、これらのワーク供給テーブル3
5とワーク収納テーブル37をそれぞれ、タレットパン
チプレス1の板材加工エリアC内へ進退移動自在に設け
ることもできる。
【0045】この場合、前記ワーク供給テーブル35、
ワーク収納テーブル37はそれぞれ、板材加工中にタレ
ットパンチプレス1の板材加工エリアC内で待機させて
支持テーブルとして兼用し、加工終了後の製品板材Sは
ワーククランプ13により前記ワーク収納テーブル37
上へ移動、載置され、このワーク収納テーブル37がワ
ーク収納装置39の原位置へ後退することにより、加工
された製品板材Sが製品収納エリアB内の製品板材用パ
レット23上へ搬出される。
【0046】なお、この発明は前述した実施の形態の例
に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりそ
の他の態様で実施し得るものである。本実施の形態の例
では板材加工機としてタレットパンチプレスを例にとっ
て説明したがレーザ加工機およびその他の板材加工機で
あっても構わない。
【0047】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例から理解さ
れるように、請求項1の発明によれば、未加工板材は可
動テーブル上に載置され、この可動テーブルが前進する
ことにより板材加工機の板材加工エリア内へ搬入でき、
この可動テーブルを板材加工エリア内に位置した状態に
することにより、この可動テーブルが板材加工機におけ
る支持テーブルとして使用でき、この可動テーブル上の
板材をワーククランプにより把持位置決めし、板材加工
機により加工できる。
【0048】したがって、可動テーブルは未加工板材の
ローディング装置と、板材加工機における支持テーブル
として兼用できるので、板材加工機には従来の支持テー
ブルを設けなくともよく、あるいは板材加工エリアの一
部をしめる支持テーブルを設け、板材加工エリアの残り
の部分に可動テーブルを進退自在に移動させることがで
きる。
【0049】請求項2の発明によれば、上記の請求項1
の効果に加えて、前記可動テーブルを板材搬出用のアン
ローディング装置として使用することができる。すなわ
ち、加工済みの製品板材をワーククランプにより前記可
動テーブル上の搬出領域に載置し、この可動テーブルを
後退させて板材を板材納入エリアへ搬出できる。したが
って、可動テーブルは板材加工機の支持テーブルの機能
と、ローディング・アンローディングの機能とを兼ね備
えているので、高機能で低コストの板材加工方法を提供
できる。
【0050】請求項3の発明によれば、未加工板材はワ
ーク供給テーブルで板材加工機の板材加工エリア内へ搬
入でき、板材加工機で加工された板材はワーク収納テー
ブルで前記板材加工エリアから搬出できる。しかも、未
加工板材が加工されるときは、前記ワーク供給テーブル
およびワーク収納テーブルが前記板材加工エリア内に位
置して板材の支持テーブルとして兼用できるので、従来
の板材の搬入搬出用のローダ・アンローダ装置が不要と
なる。
【0051】請求項4の発明によれば、未加工板材は可
動テーブル上に載置され、この可動テーブルを前進させ
て板材加工機の板材加工エリア内へ搬入でき、可動テー
ブルは板材加工エリア内に位置した状態にすることによ
り、板材加工機における支持テーブルとして兼用でき
る。
【0052】加工済みの板材はワーククランプにより可
動テーブル上の搬出領域に載置され、この可動テーブル
を後退することにより板材をワーク収納エリアへ搬出で
きる。
【0053】したがって、可動テーブルが板材加工機の
支持テーブルの機能と、ローディング・アンローディン
グの機能とを兼ね備え、省スペース化を図ることができ
るので、高機能で低コストの板材加工装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例を示すもので、板材加
工装置の平面図である。
【図2】図1の左側の側面を概略的に示す側面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態の例を示すもので、図1の
板材加工装置を用いて板材を加工する工程説明図であ
る。
【図4】本発明の他の実施の形態の例を示すもので、板
材加工装置の平面図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 3 本体フレーム 9 可動テーブル 11 リアテーブル 13 ワーククランプ 17 板材供給装置 35 ワーク供給テーブル 37 ワーク収納テーブル A 板材収納エリア B 製品収納エリア C 板材加工エリア D 搬出領域 W 未加工板材 S 製品板材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材供給装置の板材収納エリアに移動可
    能に備えた可動テーブル上に、前記板材収納エリアの板
    材を載置する工程と、 前記板材を載置した可動テーブルを板材加工機の板材加
    工エリア内へ前進移動する板材搬入工程と、 前記可動テーブル上の板材を、板材加工機に移動自在に
    備えられたワーククランプにより把持すると共に前記板
    材加工エリアへ供給して板材加工機にて板材加工する工
    程、とからなることを特徴とする板材加工方法。
  2. 【請求項2】 板材供給装置の板材収納エリアに移動可
    能に備えた可動テーブル上に、前記板材収納エリアの板
    材を載置する工程と、 前記板材を載置した可動テーブルを板材加工機の板材加
    工エリア内へ前進移動する板材搬入工程と、 前記可動テーブル上の板材を、板材加工機に移動自在に
    備えられたワーククランプにより把持すると共に前記板
    材加工エリアへ供給して板材加工機にて板材加工する工
    程と、 前記板材加工機にて加工終了後の板材を、前記可動テー
    ブル上の搬出領域内に移送載置する工程と、 前記可動テーブルを前記板材供給装置における板材収納
    エリア内へ後退移動する工程、とからなることを特徴と
    する板材加工方法。
  3. 【請求項3】 板材供給装置の板材収納エリアに移動可
    能に備えたワーク供給テーブル上に、前記板材収納エリ
    アの板材を載置する工程と、 前記板材を載置したワーク供給テーブルを板材加工機の
    板材加工エリア内へ前進移動する板材搬入工程と、 前記ワーク供給テーブル上の板材を、板材加工機に移動
    自在に備えられたワーククランプにより把持すると共に
    前記板材加工エリアへ供給して板材加工機にて板材加工
    する工程と、 前記板材加工機にて加工終了後の板材を、ワーク収納装
    置において、前記板材加工エリア内に位置する収納テー
    ブル上に移送載置する工程と、 前記収納テーブルを、ワーク収納装置内に収納する工
    程、とからなることを特徴とする板材加工方法。
  4. 【請求項4】 板材加工機における板材加工エリア内に
    移動可能な可動テーブルとを備えた板材供給装置と、 前記可動テーブル上の板材を把持すると共に前記板材加
    工エリアに対して板材の加工位置を移動位置決め自在な
    ワーク移動位置決め装置と、 前記可動テーブルを板材加工時の板材を支持すべき支持
    テーブルと兼用する構成としてなることを特徴とする板
    材加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101985144A (zh) * 2010-08-02 2011-03-16 天津市天锻压力机有限公司 大型汽车纵梁液压机的全自动上下料装置
CN104438943A (zh) * 2014-09-19 2015-03-25 安徽金龙机械有限公司 一种结晶罐底面加工方法

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