JP2003170231A - 板材加工機 - Google Patents

板材加工機

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JP2003170231A
JP2003170231A JP2001372168A JP2001372168A JP2003170231A JP 2003170231 A JP2003170231 A JP 2003170231A JP 2001372168 A JP2001372168 A JP 2001372168A JP 2001372168 A JP2001372168 A JP 2001372168A JP 2003170231 A JP2003170231 A JP 2003170231A
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plate
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JP2001372168A
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Kenji Okaji
賢治 岡地
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 板材を効率良く加工でき、かつ、その後の搬
送や後加工における板材のずれによる支障を防止するこ
とができる板材加工機を提供する。 【解決手段】 複数枚の板材を重ねた状態で成形加工す
る板材加工機1を設ける。この板材加工機1は、板材加
工機本体17と、この板材加工機本体17を制御する制
御装置18からなる。板材加工機本体17は、タレット
式のパンチプレス機等からなる。制御装置18は、板材
加工機本体17に、互いに重ねられた板材が相互にずれ
ることの防止を目的とした成形加工を行わせた後に、板
材加工製品として必要な本来の加工を行わせるように制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パンチプレス機
等の板材加工機およびこれを備えた板材加工システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばパンチプレス機により素材
板材から製品を成形加工する場合、同じ製品を多数加工
するときでも、パンチプレス機に素材板材を一枚ずつ供
給し、各素材板材ごとに同じ加工を繰り返し行ってい
た。また、薄い板材の場合も、一枚ずつ加工していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように板
材加工機に一枚ずつ素材板材を供給して、同じ加工を繰
り返すのでは、加工効率が悪い。特に、板材が薄い場
合、パンチプレス機等の板材加工機の加圧能力が十分に
生かされず、機械能力に対して生産性が悪い。
【0004】この発明の目的は、板材を効率良く加工で
き、かつ、その後の搬送や後加工における板材のずれに
よる支障を防止することができる板材加工機を提供する
ことである。この発明の他の目的は、この発明の板材加
工機の加工効率をより高めることのできる板材加工機シ
ステムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の板材加工機
は、複数枚の板材を重ねた状態で成形加工するものであ
る。この構成の板材加工機によると、複数枚の板材を重
ねた状態で、各板材に同じ成形加工を同時に行う板材加
工方法が実現できる。そのため、板材を能率良く加工す
ることができる。また、板材の成形加工された部分は、
重なり状態の板材が相互にずれることを防止する役割を
果たす。このため、成形加工後の板材搬送工程や、後の
加工工程で板材が互いにずれず、複数枚の重なり状態で
加工しながら、加工精度の低下や、ずれによる取扱性の
低下が防止される。
【0006】この発明において、板材加工機は、板材加
工機本体と、この板材加工機本体を制御する制御装置か
らなり、上記制御装置は、板材加工機本体に、互いに重
ねられた板材が相互にずれることを防止する目的の成形
加工を行わせた後に、板材加工製品として必要な本来の
加工を行わせるように制御するものとしても良い。この
構成の板材加工機によると、複数枚の板材を重ねた状態
で、ずれ止め用の成形加工を行った後に、本来の加工を
行う板材加工方法が実現できる。このように最初にずれ
止めための成形加工を行った後に、本来の加工を行うの
で、本来の加工において、重ねられた板材が相互にずれ
ることがなく、精度良く加工できる。本来の加工は、成
形加工であっても、孔開け加工であっても良い。例え
ば、板材加工機がパンチプレス機等の場合、成形加工用
の金型と孔開け加工用の金型とを持つものがある。この
ような板材加工機の場合、上記本来の加工は、成形加工
となる場合と、孔開け加工となる場合とが生じる。
【0007】この発明の板材加工システムは、この発明
の上記いずれかの構成の板材加工機を用いたものであっ
て、板材を複数枚重ねる重ねステーションと、この重ね
ステーションにある重ね状態の板材を上記板材加工機に
供給するローディング装置と、板材加工機から加工済み
の板材を搬出するアンローディング装置とを備えたもの
である。この構成によれば、重ねステーションを設けて
おいて、ここで板材を重ね、重なり状態で板材加工機に
板材を供給するため、板材加工機に板材を一枚ずつ供給
して板材加工機上で重ねる場合に比べて、板材搬入の効
率が良い。このため、この発明の板材加工機の加工効率
をより高めることができる。また、このような重ねステ
ーション、ローディング装置、およびアンローディング
装置を設けることにより、できるだけ初期の重ね状態を
維持して最後まで、板材搬送過程で板材が相互にずれな
いようにすることも容易である。なお、上記アンローデ
ィク装置は、加工済みの板材を重なり状態で搬出するも
のとし、アンローディク装置に続けて第2の板材加工機
を設けても良い。この場合、第1の板材加工機は、ずれ
止め用の成形加工に専用に使用し、またはずれ止め用の
成形加工と本来の加工の一部を行うようにし、第2の板
材加工機では本来の加工の全体または残りを行うように
しても良い。これにより、より一層、加工効率を向上さ
せることができる。第2の板材加工機は、ずれ止め用の
成形加工が不要で、本来の加工だけで良いため、2台の
板材加工機をそれぞれ単独で成形加工および本来の加工
を行うように運転する場合に比べて、生産性が良い。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ない
し図7と共に説明する。図1はこの実施形態の板材加工
機を備えた板材加工システムの概略構成を示す平面図で
ある。この板材加工システムは、第1の板材加工機1お
よび第2の板材加工機2が左右方向(X軸方向)に並べ
て配置されている。第1の板材加工機1における第2の
板材加工機2とは反対側の側部には、第1の板材加工機
1に供給する素材板材Wを2枚重ねする重ねステーショ
ン3が設置され、また、この重ねステーション3上の2
枚重ねされた素材板材Wを第1の板材加工機1に供給す
るローディグ装置4が設置されている。
【0009】重ねステーション3は、位置決めコンベア
5と搬送重ね装置7とを備える。搬送重ね装置7は、位
置決めコンベア5とその後方に配置される素材台車6と
の間を前後方向(Y軸方向)に移動して素材台車6上の
素材板材Wを位置決めコンベア5上に載置する手段であ
り、素材板材Wを一枚ずつ順次搬送して位置決めコンベ
ア5上に重ねる。図2に示すように、位置決めコンベア
5は、その搬送重ね装置7により2枚重ねにされた素材
板材Wを上記第1の板材加工機1側に向けてX軸方向に
移動させるコンベアである。搬送重ね装置7は、位置決
めコンベア5の上方と素材台車6の上方との間に架け渡
されたレール8に沿ってY軸方向に走行自在とした走行
台9と、この走行台9に昇降自在に設けられたパッド支
持部材10と、このパッド支持部材10に分散配置され
て、素材板材Wを吸着して持ち上げる複数の吸着パッド
11とを有する。図1において、素材台車6には、複数
枚の素材板材Wが積層状態に載置される。素材台車6の
さらに後方には、各種の加工に使用される素材板材を格
納する素材ストッカ12が設置されている。この素材ス
トッカ12は、素材板材Wを積層載置したパレットを載
せる上下複数段の棚と、これら各棚のパレットの出し入
れを行うエレベータ12aとを有する。この素材ストッ
カ12と素材台車6との間では、素材板材Wを積層載置
したパレットの授受が行われる。
【0010】2枚重ねされた素材板材Wを上記重ねステ
ーション3から上記第1の板材加工機1へ供給するロー
ディング装置2は、重ねステーション3の上方と第1の
板材加工機1の上方との間に架け渡されたレール13に
沿ってX軸方向に走行自在とした走行台14と、この走
行台14に設けられ素材板材Wを把持するグリッパ15
とで構成される。重ねステーション3の位置決めコンベ
ア5と第1の板材加工機1との間には補助テーブル16
が配置されている。
【0011】第1の板材加工機1は、板材加工機本体1
7と、この板材加工機本体17を制御する制御装置18
(図4)とからなる。板材加工機本体17は、パンチプ
レス機からなり、回転自在な上下のタレット19,20
(図3)を有する。上タレット19にはパンチ工具21
を嵌入させる複数のパンチホルダ孔23が円周上に配列
されている。下タレット20には各パンチ工具21に対
応する複数のダイ工具24が同様に円周上に配列されて
いる。パンチ工具21は、上下タレット19,20の割
出駆動機構(図示せず)により加工位置であるパンチ位
置Pに割り出され、ラム22によりパンチ工具21の昇
降が行われる。板材加工機本体17のワークテーブル2
5には、素材板材Wをワークホルダ26aで把持して前
後(Y軸方向),左右(X軸方向)に移動させる板材送
り機構61が設けられている。
【0012】第1の板材加工機1の近傍には、ローディ
ング装置2により重ねステーション3からワークテーブ
ル25上に供給されてきた2枚重ねの素材板材Wを位置
決めするプッシャー27が、ワークホルダ26と対向す
るように配置されている。この位置決めプッシャー27
は、ワークテーブル25上に供給されてきた素材板材W
を前方に押してワークホルダ26に当てることにより、
素材板材Wを位置決めする。プッシャー27は、第1の
板材加工機1に設けられたものであっても良い。なお、
第1の板材加工機1と補助テーブル16との間には、Y
軸方向に延びるスラグコンベア28が設置され、第1の
板材加工機1による加工で生じたスラグがこのスラグコ
ンベア28を経てスラグボックス29に回収される。
【0013】第2の板材加工機2の板材加工機本体30
は、第1の板材加工機1の板材加工機本体17と同じ構
成であり、その重複する説明を省略する。なお、第2の
板材加工機2の板材加工機本体30は、第1の板材加工
機1の板材加工機本体17と別の構成のものであっても
良い。第1の板材加工機1において2枚重ねの状態で加
工された加工済み板材W1は、アンローディング装置3
1によって第2の板材加工機2へと搬出される。このア
ンローディング装置31は、第1の板材加工機本体17
の上方と第2の板材加工機本体30の上方との間に架け
渡されたレール32に沿ってX軸方向に走行自在とした
走行台33と、この走行台33に設けられ加工済み板材
W1を把持するグリッパ34とで構成される。第1の板
材加工機本体17と第2の板材加工機本体30との間に
は補助テーブル35,36が配置されている。
【0014】第2の板材加工機2の近傍には、アンロー
ディング装置31により第1の板材加工機1からワーク
テーブル25A上に供給されてきた加工済み板材W1を
位置決めするプッシャー27Aが、ワークホルダ26A
と対向するように配置されている。この位置決めプッシ
ャー27Aは、ワークテーブル25A上に供給されてき
た加工済み板材W1を前方に押してワークホルダ26A
に当てることにより加工済み板材W1を位置決めする。
プッシャー27Aは、第2の板材加工機2に設けられた
ものであっても良い。なお、第2の板材加工機2と補助
テーブル35との間には、Y軸方向に延びるスラグコン
ベア28Aが設置され、第2の板材加工機2による加工
で生じたスラグがこのスラグコンベア28Aを経てスラ
グボックス29Aに回収される。
【0015】第2の板材加工機2における第1の板材加
工機1とは反対側の側部には、第2の板材加工機2で加
工された製品を搬出する第2のアンローディング装置3
7が設置されている。第2のアンローディング装置37
は、上記製品の他に、グリップ代とされたスラグの搬出
手段を兼ねる。このアンローディング装置37は、アン
ローダ38と、このアンローダ38で第2の板材加工機
2のワークテーブル25A上から搬出した製品を製品台
車39上の所定位置に積層載置する製品積載ステーショ
ン40とからなる。アンローダ38は、吸着式のもので
あっても、グリッパ式のものであっても良い。製品台車
39にはパレットを介して製品が積層載置される。製品
積載ステーション40の後方には、製品ストッカ41が
設置され、製品ストッカ41のエレベータ41aを介し
て製品ストッカ41の各棚と製品台車39との間で、製
品を積層載置したパレットの出し入れが行われる。製品
ストッカ41は、上記重ねステーション3の後方に設置
された素材ストッカ12と同様の構成のものである。製
品台車39の前方には、アンローダ38で搬出されてき
たグリップ代スラグを回収する回収ボックス42が配置
されている。
【0016】図4は、第1の板材加工機1における制御
装置18の概略構成を示す。この制御装置18は、加工
プログラム43に従って制御を行う数値制御装置であ
り、加工プログラム43を実行する演算制御部44、お
よび各軸のサーボモータを駆動するサーボコントローラ
45を備える。加工プログラム43は、本加工のプログ
ラム部分43aの前に、ずれ止め加工の指令43bが設
けてある。本加工のプログラム部分43aは、板材加工
製品を得るのに必要な本来の加工を行わせるものであ
る。ずれ止め加工の指令43bは、2枚重ねで第1の板
材加工機1に供給されてきた素材板材Wが相互にずれる
ことを防止する目的の成形加工を行わせる指令である。
【0017】次に、上記板材加工システムによる板材加
工の動作を説明する。素材台車6の上にパレットを介し
て積層載置された素材板材Wは、搬送重ね装置7により
1枚毎に搬送され、重ねステーション3の位置決めコン
ベア5上に載せられる。このとき、ローディング装置4
を構成するグリッパ15は、図2のように重ねステーシ
ョン3に近い所定位置において開き状態で待機してい
る。位置決めコンベア5上に2枚の素材板材Wが重ねら
れると、位置決めコンベア5が図2に矢印で示す方向に
駆動され、2枚重ねの素材板材Wがグリッパ15側に向
けて進出移動し、グリッパ15に当接することで素材板
材WのX軸方向の位置決めが行われる。
【0018】このように位置決めされた2枚重ねの素材
板材Wは、グリッパ15で把持されて、第1の板材加工
機本体17のワークテーブル25上に搬入される。その
ワークテーブル25の所定位置には突没自在なエンドロ
ケータ(図示せず)が突出状態で待機しており、搬入さ
れる素材板材Wの上記グリッパ15により把持された一
端が上記エンドロケータに当接する位置でグリッパ15
が開く。この状態で、図5に示すように、位置決めプッ
シャー27が素材板材Wをワークホルダ26側に押し付
ける。これにより、ワークテーブル25上の所定位置に
2枚重ねの素材板材WがX軸方向およびY軸方向に位置
決めされ、ワークホルダ26で把持される。
【0019】ワークホルダ26で把持した素材板材Wを
パンチ位置Pに送ってパンチ加工が行われるが、ここで
は製品として必要な本来の加工である本加工に先立ち、
2枚重ねの素材板材Wが相互にずれるのを防止するため
の成形加工が行われる。このずれ止め成形加工は、例え
ば図6に成形加工部を符号aで示すように、素材板材W
の一つの角部と、その対角位置にある他の一つの角部と
に施される。また、このずれ止め成形加工においては、
図3に示すように、パンチ工具21として凹部を有する
ものが、またダイ工具24として凸部を有するものが使
用される。これらのパンチ工具21およびダイ工具24
により、上記ずれ止め用の成形加工として、例えば図7
(A)に示すような上向きに突出するバーリング加工等
の孔開けを伴う成形加工部aが成形加工される。なお、
ずれ止め用の成形加工部aは、図7(B)に示すような
エンボス加工部であっても良いが、バーリング加工の方
が、ずれ止め効果の高い点で好ましい。
【0020】上記ずれ止め成形加工の後に、本加工が行
われる。本加工は、上記のように製品として必要な加工
である。本加工は、成形加工であっても、孔開け加工で
あっても、またその両方であっても良い。この本加工に
おいて、2枚重ねの素材板材Wは、上記ずれ止め用の成
形加工部aによってずれが防止されるので、重ね状態で
ありながら、精度の良い加工が可能となる。
【0021】第1の板材加工機1で本加工された加工済
み板材W1は、アンローディング装置31によって、次
の第2の板材加工機2に搬出される。この搬出におい
て、加工済み板材W1は、先のずれ止め用の成形加工部
aのために途中でずれることがなく、安定よく容易に搬
出することができる。第2の板材加工機2に供給された
加工済み板材W1は、ワークテーブル25A上において
第1の板材加工機1での素材板材Wの場合と同様にして
位置決めされ、所定の本加工が行われる。なお、素材板
材Wから、連続孔開け加工等によって、製品の外形の切
り抜き加工を行う場合は、その外形切り抜き加工は、第
2の板材加工機2で行われる。このように切り抜かれた
製品は、第2のアンローディング装置37により製品台
車39の上に積層載置される。製品を積層載置した製品
台車39上のパレットは、製品ストッカ41のエレベー
タ41aを介して製品ストッカ41の各棚に格納され
る。
【0022】このように、第1の板材加工機1におい
て、複数枚(ここでは2枚)の素材板材Wを重ねた状態
で成形加工するので、素材板材Wを能率良く加工するこ
とができると共に、その後の板材搬送工程や加工工程で
重ねられた板材W1が互いずれず、搬送や後の加工を容
易に行うことができる。特に、ずれ防止を目的とした成
形加工を行った後に、板材加工製品として必要な本加工
を行わせるため、本加工において、重なり状態の素材板
材Wが相互にずれることがなく、精度良く成形加工でき
る。また、その後の搬送でも加工済み板材W1のずれが
なく、搬送が容易になる。
【0023】また、この板材加工システムは、重ねステ
ーション3を設けておいて、ここで板材Wを重ね、重な
り状態で板材加工機1に板材Wを供給するため、板材加
工機1に板材Wを一枚ずつ供給して板材加工機1上で重
ねる場合に比べて、板材搬入の効率が良い。また、この
ような重ねステーション3と共に、ローディング装置
4、およびアンローディング装置3を設けることによ
り、できるだけ初期の重ね状態を維持して最後まで、板
材搬送過程で板材が相互にずれないようにすることも容
易である。
【0024】なお、上記実施形態では、加工プログラム
43に本加工のプログラム部分43aとずれ止め加工の
指令43bとを設けたが、これに限らず、例えば図8に
示すように加工プログラム53aは、本加工のプログラ
ム53aだけとし、これとは別にずれ止め加工の指令を
所定の記憶部54に設定しておいても良い。その場合、
本加工のプログラム53aの内容が種々変わっても、記
憶部54に記憶されたたずれ止め加工の指令が実行され
るようにすることで、各加工プログラム53にずれ止め
加工の指令を記述する手間が省ける。
【0025】
【発明の効果】この発明の板材加工機は、複数枚の板材
を重ねた状態で成形加工するものとしたため、板材を効
率良く加工することができ、かつ、その後の搬送や後加
工における板材のずれによる加工精度の低下、板材取扱
性の低下等の支障を防止することができる。上記板材加
工機が、板材加工機本体と、この板材加工機本体を制御
する制御装置からなり、上記制御装置は、上記板材加工
機本体に、互いに重ねられた板材が相互にずれることを
防止する目的の成形加工を行わせた後に、板材加工製品
として必要な本来の加工を行わせるように制御するもの
とした場合は、本来の加工において、重ねられた板材が
相互にずれることがなく、より精度良く加工することが
でき、また加工途中の板材相互のずれによる支障が防止
され、搬送が容易になる。この発明の板材加工システム
は、上記構成の板材加工機を用いたものであって、板材
を複数枚重ねる重ねステーションと、この重ねステーシ
ョンにある重ね状態の板材を上記板材加工機に供給する
ローディング装置と、板材加工機から加工済みの板材を
搬出するアンローディング装置とを備えたものとしたた
め、この発明の板材加工機の加工効率をより高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる板材加工機を備
えた板材加工システムの概略構成を示す平面図である。
【図2】同板材加工システムにおける重ねステーション
を示す断面図である。
【図3】同板材加工システムにおける第1の板材加工機
の部分拡大断面図である。
【図4】同第1の板材加工機の制御装置を示すブロック
図である。
【図5】同第1の板材加工機における素材板材の位置決
め動作を示す説明図である。
【図6】同第1の板材加工機における素材板材へのずれ
止め成形加工の加工位置説明図である。
【図7】同ずれ止め成形加工の各例を示す断面図であ
る。
【図8】第1の板材加工機の制御装置の他の構成例を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1…第1の板材加工機 3…重ねステーション 4…ローディング装置 17…第1の板材加工機本体 18…制御装置 31…アンローディング装置 m…成形加工部 W…素材板材 W1…加工済み板材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の板材を重ねた状態で成形加工す
    る板材加工機。
  2. 【請求項2】 板材加工機本体と、この板材加工機本体
    を制御する制御装置からなり、上記制御装置は、上記板
    材加工機本体に、互いに重ねられた板材が相互にずれる
    ことを防止する目的の成形加工を行わせた後に、板材加
    工製品として必要な本来の加工を行わせるように制御す
    るものとした請求項1記載の板材加工機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の板材加工
    機を用いた板材加工システムであって、板材を複数枚重
    ねる重ねステーションと、この重ねステーションにある
    重ね状態の板材を上記板材加工機に供給するローディン
    グ装置と、板材加工機から加工済みの板材を搬出するア
    ンローディング装置とを備えた板材加工システム。
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