JPH09277072A - プレス機械、レーザ加工機の複合加工装置 - Google Patents

プレス機械、レーザ加工機の複合加工装置

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JPH09277072A
JPH09277072A JP8092594A JP9259496A JPH09277072A JP H09277072 A JPH09277072 A JP H09277072A JP 8092594 A JP8092594 A JP 8092594A JP 9259496 A JP9259496 A JP 9259496A JP H09277072 A JPH09277072 A JP H09277072A
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press
work
machine
laser processing
processing
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JP8092594A
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Takeshi Kubo
雄 久保
Takeshi Muta
剛 牟田
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バリやかえりのない製品の加工とプレス金型
では加工が難しい製品の加工と、金型を不要とした製品
の加工を可能とする。 【解決手段】 複数台のプレス機械9A〜9Cを直列に
設けたプレス加工ライン1の中にレーザ加工機11を組
込んで、各機械間にワークを把持搬送する把持部55を
備えたワーク把持、位置決め手段として搬送ロボット7
A〜7Fを設けた。而して、レーザ加工機11前のプレ
ス機械9A,9Bの工程では成形加工、絞り加工が行な
われ、成形加工後、成形立上り面の穴あけ加工やトリミ
ング加工はレーザ加工機11で行なう。このため、バリ
やかえりのない製品の加工とプレス金型では加工が難し
い製品の加工と、金型を不要とした製品の加工が可能と
なる。また、ワークWの各機械間の搬入、搬出も搬送ロ
ボット7A〜7Fにて円滑にでき、ワークの位置決め精
度も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プレス機械、レ
ーザ加工機の複合加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数台のプレス機械を用いてトラ
ンスファ加工を行なうプレス加工ラインにおいて、全て
その加工製品に合った金型を製作して、各プレス機械に
各々金型を取付けて加工がなされるのが一般的である。
【0003】その加工ラインとしては、例えば、図8お
よび図9に示されている加工ラインが知られている。
【0004】すなわち、図8および図9において、プレ
ス加工ライン101は、加工製品搬送装置103より製
品ストッカ105へワークは送られ、この製品ストッカ
105より搬出されたワークは、まず、第1行程のプレ
ス機械107Aへ搬入されて加工される。そして、次に
第2行程のプレス機械107Bにて加工され、続いて第
3行程のプレス機械107Cにて加工され、加工後の製
品は製品ストッカ109に搬送され、この製品ストッカ
109にてストックされた製品を加工製品搬送装置11
1にて取出し所定の場所へ搬出する。
【0005】また、各プレス機械107A,107B,
107Cとの間、およびプレス機械107Aと製品スト
ッカ105との間、更に、プレス機械107Cと製品ス
トッカ109との間に、ワークを搬入、搬出する搬送ロ
ボットハンド113を備えたロボット装置115が設け
られて、プレス加工ライン101は構成されているのが
一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のプレス加工ラインでは、加工工程の中でトリム加工
等荷重が大きな加工は、プレスの能力が大きくなると共
に、価格も高価となり、また、加工製品によっては金型
も大きくなり型コストも高価なものとなっていた。ま
た、加工製品のモデルチェンジとか、部品変更が発生し
た場合、再度型を製作する必要がある。更に、バリやか
えり等を嫌う加工製品は後工程が必要となり、製品形状
によってはカム型等使用しても加工できない製品がある
という問題点があった。
【0007】この発明の目的は、バリやかえりのない製
品の加工とプレス金型では加工が難しい製品の加工と、
金型を不要とした製品の加工を可能としたプレス機械、
レーザ加工機の複合加工装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のプレス機械、レーザ加工機
の複合加工装置は、複数台のプレス機械を直列に設けた
プレス加工ラインの中にレーザ加工機を組込むと共に、
前記各プレス機械およびレーザ加工機との間にワークを
把持する把持部を備えたワーク把持、位置決め手段を設
けてなることを特徴とするものである。
【0009】上記構成とすることにより、プレス機械に
て成形加工や絞り加工を行ない、成形加工後の成形立上
り面の穴あけ加工やトリミング加工はレーザ加工機にて
行なう。このため、バリやかえり等を嫌う製品の加工が
でき、プレス金型では加工が難しい製品の加工ができ
る。また、大きな金型を用いることもない。
【0010】更に、各プレス機械およびレーザ加工機の
間のワーク搬入、搬出を把持部を備えたワーク把持、位
置決め手段にて行なうことにより、円滑なワークの搬出
入と精度の高いワーク位置決めを行なうことができる。
【0011】また、請求項2によるこの発明のプレス機
械、レーザ加工機の複合加工装置は、前記プレス加工ラ
インの中に直列に設けた複数台のレーザ加工機を組込ん
だことを特徴とするものである。
【0012】上記構成とすることにより、その効果は請
求項1による効果に加えて、プレス機械とレーザ加工機
とでは、加工速度が異なりレーザ加工機の方が加工速度
が遅いのでプレス機械の待ち時間がある。
【0013】このため、レーザ加工機を複数台直列に設
けてプレス加工ラインに組込んだもので、レーザ切断工
程を分けてレーザ加工機1台当りの加工所要時間を短く
して、プレス機械の待ち時間を無くすという効果があ
る。
【0014】更に、請求項3によるこの発明のプレス機
械、レーザ加工機の複合加工装置は、前記プレス加工ラ
インの中に並列に設けた複数台のレーザ加工機を組込ん
だことを特徴とするものである。
【0015】上記構成とすることにより、その効果は請
求項1による効果に加えて、レーザ加工機を並列に複数
台設置したので、一方のレーザ加工機が前のワークを加
工中でも、他方のレーザ加工機は前の前のワークの加工
を終えている。このため、プレス機械の待ち時間を無く
すという効果がある。
【0016】なお更に、請求項4によるこの発明のプレ
ス機械、レーザ加工機の複合加工装置は、前記レーザ加
工機が、キャレッジベースがX軸方向、キャレッジがY
軸方向へ移動自在に設け、前記キャレッジに対し加工ヘ
ッドがZ軸方向へ移動自在に設けられると共に、加工ヘ
ッドが回転自在な三次元レーザ加工機で構成されている
ことを特徴とするものである。
【0017】上記構成とすることにより、レーザ加工機
前のプレス工程において成形加工が施されたワークに対
して、成形立上り面の穴あけ加工やトリミング加工を容
易に行なうことが可能となる。
【0018】なお更に、請求項5によるこの発明のプレ
ス機械、レーザ加工機の複合加工装置は、前記ワーク把
持、位置決め手段に設けた把持部は、固定された下部ジ
ョーに対し移動自在な上部ジョーによりワークを把持あ
るいは解放自在としたクランプ装置で構成されているこ
とを特徴とするものである。
【0019】なお更に、請求項6によるこの発明のプレ
ス機械、レーザ加工機の複合加工装置は、前記ワーク把
持、位置決め手段に設けた把持部は、吸着パッドで構成
されていることを特徴とするものである。
【0020】上記請求項5,6の構成とすることによ
り、プレス機械へのワークの搬入、プレス機械からワー
クの搬出、およびレーザ加工機へのワーク搬入、搬出を
把持部を備えたワーク把持、位置決め手段で行なうこと
により、円滑なワークの搬出入と精度の高いワーク位置
決めを行なうことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基づいて詳細に説明する。なお、プレス機械、
レーザ加工機およびワーク把持位置決め手段としての搬
送ロボットは、いずれも公知の構成のものであるため、
詳細な図示と説明を省略する。
【0022】図1および図2を参照するに、プレス加工
ライン1は、ワークWは図1および図2において左から
右へ搬送される。なお、本実施の形態の例ではプレス機
械を3基設け、その間にレーザ加工機を配置してある
が、プレス機械の台数、レーザ加工機の台数等は限定す
るものではない。
【0023】プレス加工ライン1を構成する機械配置
は、ワーク搬入側にワーク搬入装置3が設けられ、この
ワーク搬入装置3より1枚取りされたワークを載置する
ストッカ5が隣接して設けられている。このストッカ5
上のワークWをワーク把持、位置決め手段としての例え
ば搬送ロボット7Aにて第1工程用のプレス機械9Aに
搬入し、加工済のワークを搬送ロボット7Bにて第2工
程用のプレス機械9Bへ搬入する。
【0024】第2工程用のプレス機械9Bにて加工済の
ワークWは搬送ロボット7Cにてレーザ加工機11へ搬
送され、レーザ加工機11へ搬入されたワークWは搬送
ロボット7Dにて位置決めされ所望の加工が行なわれ
る。レーザ加工機11にて加工済のワークWは搬送ロボ
ット7Eにて第3工程用のプレス機械9Cへ搬送され、
第3工程用のプレス機械9Cにて加工済の製品は製品ス
トッカ13へ搬送ロボット7Fにて搬出載置され、製品
ストッカ13上の製品Wは加工製品搬送装置15にて所
定の場所へ搬送される。
【0025】上述した各機械をより詳細に説明すると、
ワーク搬入装置3は、リフタ17上にワークWが積載さ
れ、このワークWを1枚取りするためマグネット19を
備えた1枚取り装置21が設けられている。そして、積
載された最上部のワークを複数個のバキュームパッド2
3を備えたローダ25にて吸着して、搬送レール27上
をローダ25は走行して隣接したストッカ5上へワーク
を搬出する。
【0026】プレス機械9A〜9Cはすべて同一型式の
ものであり、プレス機械9A〜9Cのフレーム29の上
部には、スライドガイド(図示省略)に沿って上下動す
るスライド31が設けられている。このスライド31は
クランク軸33に連結された図示省略の駆動装置により
スライドガイドに沿って上下動するものである。また、
スライド31の下面には上金型(図示省略)を着脱せし
める金型シャンクホルダ35が設けられている。
【0027】前記フレーム29の下部にはベッド37が
一体的に取付けられており、このベッド37上には、下
金型(図示省略)を備えた下部サブプレート(図示省
略)を着脱自在に装着するボルスタ39が載置されてい
る。
【0028】上記構成により、駆動装置を駆動せしめ歯
車機構を介してクランク軸33を回転せしめ、このクラ
ンク軸33の回転によりスライド31を上下動させ、上
金型と下金型との協働によりワークWにプレス加工が施
される。
【0029】レーザ加工機11は、テーブル41を内部
に備えた門型形状のフレーム43で構成されていて、フ
レーム43の上部にはX軸(図1において図面に直交す
る方向、図2において上下方向)方向へ移動自在なキャ
レッジベース45が設けられ、このキャレッジベース4
5にキャレッジ47がY軸(図1,図2において左右方
向)方向へ移動自在に設けられている。また、前記キャ
レッジ47に対しノズル49を備えた加工ヘッド51が
Z軸(図1において上下方向、図2において図面に対し
て直交する方向)方向へ移動自在に設けられていると共
に、加工ヘッド51は回転自在となっている。なお、図
2に示されている符号53はレーザ発振器である。
【0030】上記構成により、レーザ加工機11は三次
元レーザ加工機であり、加工ヘッド51はX,Y,Z軸
方向へ移動自在となると共に回転自在となる。このた
め、前述したプレス機械9A,9Bにて成形加工した後
のワーク成形立上り面の穴あけ加工や、トリミング加工
をレーザ加工機11にて行なうものである。なお、製品
形状が特定されている場合は、加工ヘッド51は上述し
たいずれかの動作が欠けるものであっても良い。
【0031】ワーク把持、位置決め手段である例えば搬
送ロボット7A〜7Fは、ワークWを把持する把持部5
5を備えている。より詳細には、図3を参照するに、こ
こに示されたクランプ式の把持部55は、レーザ加工で
成形立上り面の加工のみを行ない、トリミングを行なわ
ない場合に用いられる型式である。すなわち、把持部5
5としては固定された下部ジョー57に対して、例えば
流体圧作動のシリンダ(図示省略)にて開閉する上部ジ
ョー59とで構成されたクランプ装置61が設けられて
いる。
【0032】図4には把持部55の異なる他の実施の形
態の例が示されている。
【0033】すなわち、把持部55に吸着パッド63を
採用したことにより、レーザ加工で成形立上り面の加工
とトリミング加工を行なうことができる。
【0034】なお、図5には搬送ロボット7Dの把持部
55である吸着パッド63の吸着部位を持ち替えて、ワ
ークWの他部位の成形立上り面の加工とトリミング加工
を行なう状態を示している。前記把持部55であるクラ
ンプ装置61あるいは吸着パッド63は、他の搬送ロボ
ット7A,7B,7C,7E,7Fのいずれかの把持部
55に備えているものである。
【0035】上述したごとき構成により、その作用とし
ては、ワーク搬入装置3に設けたリフタ17上にワーク
Wは積載され、この積載された最上部のワークW1枚の
みを1枚取り装置21により分離し、分離したワークW
をバキュームパッド23にて吸着保持して、ローダ25
により搬送レール27に沿ってストッカ5上へ搬出す
る。
【0036】ストッカ5上に移載されたワークWは搬送
ロボット7Aに設けた把持部55にてクランプされて、
第1工程用のプレス機械9Aに搬入される。このプレス
機械9Aにて加工されたワークWは搬送ロボット7Bに
て取り出され、第2工程用のプレス機械9Bに搬入され
る。第2工程用のプレス機械9Bにて加工されたワーク
Wは搬送ロボット7Cにてレーザ加工機11へ搬送さ
れ。このレーザ加工機11へ搬入されたワークWは搬送
ロボット7Dにて持ち替えられ、位置決めされて所望の
加工が行なわれる。なお、このレーザ加工機11ではト
リミング加工および穴明け加工が施される。
【0037】前記レーザ加工機11にて加工されたワー
クWは、搬送ロボット7Eにて搬出され第3工程用のプ
レス機械9Cへ搬出される。そして、このプレス機械9
Cにて加工された製品Wは、搬送ロボット7Fにて搬出
されて製品ストッカ13上へ積載され、製品搬送装置1
5にて所定の場所へ搬出される。なお、前述したレーザ
加工機11前の第1工程用、第2工程用のプレス機械9
A,9Bでは、成形加工、絞り加工等が行なわれる。
【0038】上述したごとくプレス加工ライン1にレー
ザ加工機11を組込むことにより、バリやかえり等を嫌
う製品の加工ができ、プレス金型では加工が難しい製品
の加工を行なうことがてきる。また、トリミング加工等
であればプレス加工では大きな金型が必要であるが、レ
ーザ加工では金型は必要ではなく、モデルチェンジや変
更があっても簡単に対応ができ汎用性が高いという利点
がある。
【0039】図6には、第2の実施の形態の例が示して
あり、前述した第1の実施の形態の例に対して異なる点
は、プレス加工ライン1の中にレーザ加工機11A,1
1Bを直列に2台組込んだ点であり、同一機械には同一
符号を付して詳細な説明を省略する。
【0040】すなわち、第2工程用のプレス機械9Bの
後方に第1のレーザ加工機11Aを設け、この第1のレ
ーザ加工機11Aに直列に第2のレーザ加工機11Bを
設けてプレス加工ライン1を構成した。そして、各機械
間は搬送ロボット7にてワークWの受け渡しを行なう。
【0041】而して、その効果は、第1の実施の形態の
例で述べた効果に加えて、プレス機械9とレーザ加工機
11とでは、加工速度はプレス機械9の方が速く、レー
ザ加工機11の方が遅い。そこで、レーザ加工機11
A,11Bを2台設置し、レーザ切断工程を2台に分け
レーザ加工機11A,11Bの1台当りの加工所要時間
を短くすることにより、プレス機械9の待ち時間を無く
すという効果を発揮することができる。
【0042】図7には、第3の実施の形態の例が示して
あり、前述した第1の実施の形態の例に対して異なる点
は、プレス加工ライン1の中にレーザ加工機11A,1
1Bを並列に2台組込んだ点であり、同一機械には同一
符号を付して詳細な説明を省略する。
【0043】すなわち、第2工程用のプレス機械9Bの
後方に第1のレーザ加工機11Aを設け、この第1のレ
ーザ加工機11Aと並列に第2のレーザ加工機11Bを
設けてプレス加工ライン1を構成した。そして、各機械
間は搬送ロボット7にてワークWの受け渡しを行なう。
【0044】而して、その効果は、第1の実施の形態の
例で述べた効果に加えて、直前のプレス機械9Bの加工
が終了したワークWは交互にレーザ加工機11A,11
Bへ搬送ロボット7にて搬送される。各レーザ加工機1
1A,11Bとも加工内容、動作は同じであり、一方の
レーザ加工機11Bが前のワークWをまだ加工中でも、
他方のレーザ加工機11Aは前の前のワークの加工を終
えている。このため、プレス機械9の待ち時間を無くす
という効果を発揮することができる。
【0045】なお、この発明は前述した発明の実施の形
態の例に限定されることなく、適宜な変更を行なうこと
により、その他の態様で実施し得るものである。例え
ば、搬送ロボット7A〜7Fに替えて、プレス機械9
A,9B,9C、レーザ加工機11の両方に亘ってクラ
ンプ付フィードバーを渡し、このフィードバーでワーク
を搬送しても良く、レーザ加工機11にフィードバーを
設け、アンクランプ後のためのクランプを設けても良
い。また、プレス機械9A,9B相互間のみクランプ付
フィードバーを設けても良い。
【0046】更に、トリミング加工の形状が比較的単純
で、金型製作費が比較的安価で済む場合は、レーザ加工
機11の後方に設けたプレス機械9Cにてトリミング加
工を行なっても良い。
【0047】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例から理解さ
れるように、請求項1および請求項4〜6によるこの発
明によれば、プレス加工ラインの中にレーザ加工機を組
込み、このレーザ加工機を3次元レーザ加工機とし、各
機械間のワークの搬入、搬出を把持部を備えたワーク把
持、位置決め手段で行なう。
【0048】而して、レーザ加工機前のプレス機械では
成形加工、絞り加工を行ない、成形加工後の成形立上り
面の穴あけ加工やトリミング加工はレーザ加工機にて行
なわれる。このため、バリやかえりのない製品の加工と
プレス金型では加工が難しい製品の加工と、金型を不要
とした製品の加工を可能とし、レーザ、パンチ複合機の
ようにプレス加工中はレーザ加工は休止というような無
駄時間がなく、加工時間の短縮化を図ることができる。
【0049】また、請求項2によるこの発明によれば、
プレス加工ラインの中に複数のレーザ加工機を直列に組
込んである。このため、前述した効果に加えてレーザ切
断工程を2台に分け、レーザ加工機1台当りの所要加工
時間を短縮したのでプレス機械の待ち時間を無くすこと
ができる。
【0050】更に、請求項3によるこの発明によれば、
プレス加工ラインの中に複数のレーザ加工機を並列に組
込んである。このため、前述した効果に加えて、直前の
プレス機の加工が終了した製品が交互にレーザ加工機へ
搬送されるので、一方のレーザ加工機が前のワークをま
だ加工中でも、他方のレーザ加工機は前の前のワークの
加工を終えているので、プレス機械の待ち時間を無くす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の例を示すプレス
加工ラインの正面配置説明図である。
【図2】図1における平面配置説明図である。
【図3】この発明の搬送ロボットに設けた把持部を示す
側面説明図である。
【図4】この発明の搬送ロボットに設けた把持部の他の
実施の形態の例を示す側面説明図である。
【図5】図4における作用説明図である。
【図6】この発明の第2の実施の形態の例を示すプレス
加工ラインの正面配置説明図である。
【図7】この発明の第3の実施の形態の例を示すプレス
加工ラインの平面配置説明図である。
【図8】従来例を示すプレス加工ラインの正面配置説明
図である。
【図9】図8における平面配置説明図である。
【符号の説明】
1 プレス加工ライン 7A〜7F 搬送ロボット(ワーク把持、位置決め手
段) 9A〜9C プレス機械 11,11A,11B レーザ加工機 45 キャレッジベース 47 キャレッジ 51 加工ヘッド 55 把持部 57 下部ジョー 59 上部ジョー 61 クランプ装置 63 吸着パッド W ワーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台のプレス機械を直列に設けたプレ
    ス加工ラインの中にレーザ加工機を組込むと共に、前記
    各プレス機械およびレーザ加工機との間にワークを把持
    する把持部を備えたワーク把持、位置決め手段を設けて
    なることを特徴とするプレス機械、レーザ加工機の複合
    加工装置。
  2. 【請求項2】 前記プレス加工ラインの中に直列に設け
    た複数台のレーザ加工機を組込んだことを特徴とする請
    求項1記載のプレス機械、レーザ加工機の複合加工装
    置。
  3. 【請求項3】 前記プレス加工ラインの中に並列に設け
    た複数台のレーザ加工機を組込んだことを特徴とする請
    求項1記載のプレス機械、レーザ加工機の複合加工装
    置。
  4. 【請求項4】 前記レーザ加工機が、キャレッジベース
    がX軸方向、キャレッジがY軸方向へ移動自在に設け、
    前記キャレッジに対し加工ヘッドがZ軸方向へ移動自在
    に設けられると共に、加工ヘッドが回転自在な三次元レ
    ーザ加工機で構成されていることを特徴とする請求項
    1,2,3記載のプレス機械、レーザ加工機の複合加工
    装置。
  5. 【請求項5】 前記ワーク把持位置決め手段に設けた把
    持部は、固定された下部ジョーに対し移動自在な上部ジ
    ョーによりワークを把持あるいは解放自在としたクラン
    プ装置で構成されていることを特徴とする請求項1記載
    のプレス機械、レーザ加工機の複合加工装置。
  6. 【請求項6】 前記ワーク把持、位置決め手段に設けた
    把持部は、吸着パッドで構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載のプレス機械、レーザ加工機の複合加工
    装置。
JP8092594A 1996-04-15 1996-04-15 プレス機械、レーザ加工機の複合加工装置 Pending JPH09277072A (ja)

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