JP5762468B2 - 加工装置 - Google Patents

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本発明は、ワークを複数の加工姿勢で加工機に対峙させながら加工を行う加工装置に関する。
従来、ワークをワーク支持機構により複数の加工姿勢で加工機に対峙させながら、加工機で加工する加工装置が知られている。ワーク支持機構は、ワークが固定される第1固定部及び第2固定部をそれぞれ一方の面及び他方の面に有する固定板と、第1固定部及び第2固定部にワークを着脱自在に固定する固定機構と、固定板を所定の中心軸線の周りに回転させることにより、第1固定部及び第2固定部に固定された各ワークの加工姿勢を変更する回転機構とを備える(特許文献1参照)。
この加工装置によれば、搬送路上を順次搬送されてくるワークA、ワークB、・・・が、加工機の第1切削工具群及び第2切削工具群により、次のような手順で順次加工される。すなわち、まず、搬送路に面した状態にある第1固定部に対し、搬送路からワークAが渡されて固定される。
次に、ワークAの第1加工面が、加工機の第1切削工具群に対峙する加工姿勢となるように、固定板が90°回転される。そして、ワークAの第1加工面が第1切削工具群により加工される。次に、固定板が90°回転され、第2固定部にワークBが搬送路から渡されて固定される。さらに、固定板が90°回転される。
これにより、ワークBの第1加工面が第1切削工具群に対峙し、ワークAの第2加工面が第2切削工具群に対峙する。この状態で、ワークBの第1加工面が第1切削工具群により加工され、ワークAの第2加工面が第2切削工具群により加工される。
さらに、固定板が90°回転される。これにより、第1固定部が搬送路に面した状態となる。この状態で、ワークAが第1固定部から搬送路上に払い出され、代わりに次のワークCが、搬送路から第1固定部に渡される。このようにして、ワークA、ワークB、・・・は、順次第1切削工具群及び第2切削工具群による第1加工面及び第2加工面の同時加工により加工されてゆく。
なお、ワークAが第1固定部から搬送路上に払い出されるときの固定板における回転角度の状態で、ワークBの加工機に対峙している面のみを、単独で加工することも可能である。
特開2011−240466号公報
しかしながら、上記特許文献1の加工装置によれば、2つのワークが、固定板の両側にそれぞれ固定されるので、固定板の板面が加工機に向いている状態、すなわち固定板が搬送路に面した状態では、一方のワークの1つの面しか加工できない。固定板がこの状態から90°回転した状態のときのみ、上述のように、一方のワークの第1加工面及び他方のワークの第2加工面を同時に加工することができる。
このため、シリンダブロック等のワークの場合、6面のすべてを加工する必要があるが、上述の第1加工面及び第2加工面の同時加工を、ワークの姿勢が固定板に平行な面内で90°異なる2つの姿勢で行ったとしても、各ワークにつき4面のみしかその同時加工で加工することができない。他の2面については、上述の単独での加工しか行うことができない。したがって、加工効率が低くなる。
また、ワーク支持機構にワークを取り付けるためには、横に寝かせた状態で搬送されてくるワークを縦にしなければならい。このため、ワークを自動でワーク支持機構に取り付けるのは困難であり、これを達成するためには、構成が複雑な取付装置が必要となるため、多額の費用を要する。
本発明の目的は、かかる従来技術の課題に鑑み、ワークの効率的な加工を簡便な構成で実現できる加工装置を提供することにある。
本発明の加工装置は、ワークをワーク支持機構により加工に必要な複数の加工姿勢で、対応する各加工面を加工機に対峙させながら該加工機で加工する加工装置であって、前記ワーク支持機構は、水平な回転軸線の周りで板面が該回転軸線に平行な位置関係を有して回転されるワーク固定板であって、前記ワークがそれぞれ固定される複数の固定部を一方の板面上に該回転軸線方向に配列して有するワーク固定板と、前記複数の固定部に対してそれぞれ前記ワークを着脱自在に固定する固定機構と、前記ワーク固定板を前記回転軸線の周りに回転させることにより、前記複数の固定部に固定された各ワークの姿勢を変更する回転機構とを備え、前記ワーク固定板の各固定部には、該固定部に固定された前記ワークの該ワーク固定板側の部分を該ワーク固定板の他方の板面の側から加工するための開口穴が設けられ、前記複数の固定部に固定された各ワークの前記複数の加工姿勢が、前記回転機構による前記ワーク固定板の回転によって同期して変更され、前記複数の固定部、前記開口穴及び前記固定機構は、前記複数の固定部に対する前記ワークの固定姿勢が、隣り合う固定部のワーク同士で、前記板面に平行な平面内の角度において異なることにより、前記回転機構により同期して変更される両ワークの所定の加工姿勢において前記加工機に対峙する双方のワークの加工面が相互に異なるように構成されることを特徴とする。
本発明によれば、複数のワークを固定板の複数の固定部にそれぞれ固定し、固定板を固定機構で回転させることにより、各ワークの姿勢を加工に必要な複数の加工姿勢に順次設定しながら、加工姿勢毎に、各ワークを同時に加工することができる。
例えば、ワークが直方体形状を有し、その6面について加工を要するものであるとすれば、その6面が加工機に対峙する6種の姿勢が、そのワークについての必要な加工姿勢となる。
この場合、各ワークを、その一辺及び一面が固定板の回転軸線及び板面に平行となるように各固定部に固定した場合、固定板を90°回転する毎に、各ワークの必要な加工姿勢を、回転機構による前記固定板の回転により同期させて変更することができる。したがって、固定板を90°回転させる毎に各ワークを加工機で同時に加工することがでる。
また、固定部に固定されたワークの固定板側の部分も加工対象となっている場合には、その部分が固定部の開口穴を経て加工機に対峙する加工姿勢となるように、ワークの姿勢を設定することができる。これにより、該ワークについて、固定部に固定したまま、該ワークの固定板側の部分も加工することができる。
したがって、ワークが上記の直方体の場合、固定板の角度を、最初に各ワークがその必要な加工姿勢のうちの1つの姿勢となるように設定してから、固定板を90°ずつ270°回転させることにより、各ワークの姿勢を、必要な加工姿勢のうちの4つの加工姿勢に順次設定することができる。そして、この設定毎に、各ワークを同時に加工することができる。
なお、各ワークの他の2つの必要な加工姿勢については、例えば、他の加工装置の固定板に対して各ワークを、上記4つの加工姿勢で加工した場合の姿勢から、固定板の板面に平行に90°回転させた姿勢で固定することにより、同様にして、各ワークについて同時に加工することができる。これにより、必要な6つの加工姿勢で、加工姿勢毎に各ワークを同時に加工することができる。
さらに、回転機構は、固定板を、その板面に平行でかつ水平な回転軸線の周りで回転させるので、固定板を水平な状態とすることができる。この状態で、寝かせた姿勢で搬送されてくるワークを、そのままの姿勢で固定板の固定部に配置し、固定することができる。このため、加工装置にワークを供給する機構を簡単なものとすることができる。
このように、本発明によれば、複数のワークをワーク支持装置より支持したまま、各ワークを同時並行的に加工でき、かつ各ワークをより多くの加工姿勢で加工することができる。また、ワークの供給機構も簡便なものとすることができる。したがって、ワークの効率的な加工を簡便な構成で実現できる加工装置を提供することができる。
また、本発明によれば、隣り合う一方のワークの各加工姿勢での加工が完了した後、該一方のワークを、他方のワークが固定されていた固定部に移送し、移送前とは異なる姿勢で固定することができる。
これにより、該一方のワークを、加工が完了した加工姿勢とは異なる加工姿勢で、加工機に対峙させることができる。このため、各ワークを、1つのワーク支持機構上で、より多くの加工姿勢による加工に供することができる。したがって、ワークのより効率的な加工を行うことができる。
本発明において、前記加工機として、前記回転軸線を中心として前記固定板を囲繞し又は挟むように設けられた複数のものを備え、前記固定部に固定された前記ワークに対し、前記複数の加工機により複数の方向から並行して加工が行われてもよい。
これによれば、各ワークを、その加工姿勢毎に、同時に複数の加工機に対峙させ、同時に複数の加工機による加工に供することができる。したがって、ワークをさらに効率的に加工することができる。
本発明の一実施形態に係る加工装置の平面図である。 図1の加工装置におけるジグボディ部分の平面図である。 (a)〜(f)は、図1の加工装置で加工されるワークの加工面の一例を示す図である。 (a)〜(d)は、図1の加工装置における図3のワークの加工手順を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る加工装置を示す平面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1に示すように、実施形態の加工装置1は、ワークWを、ワーク支持機構2により複数の加工姿勢で加工機3に対峙させながら、加工機3で加工するものである。
ワーク支持機構2は、2つのワークWが同時に固定される固定板4と、固定板4をその板面に平行でかつ水平な回転軸線AXの周りに回転させる回転機構5と、回転機構5により回転されるジグボディ6とを備える。図1では、回転機構5により固定板4が鉛直方向に並行となる位置に回転されたときの状態が示されている。
固定板4は、ジグボディ6により支持され、ジグボディ6とともに回転する。回転機構5は、固定板4を回転させることにより、固定板4に固定された2つのワークWが、必要な複数の加工姿勢で順次加工機3に対峙するように、ワークWの加工姿勢を変更する。
図2は、ワーク支持機構2におけるジグボディ6部分の平面図である。図2に示すように、固定板4は、2つのワークWがそれぞれ固定される2つの固定部7a及び7bを一方の板面上に有する。固定部7a及び7bには、固定部7a及び7bに固定されたワークWの固定板4側の部分を、固定板4の他方の板面の側から加工するための開口穴8a及び8bがそれぞれ設けられる。
ジグボディ6及び固定板4には、固定部7a及び7bに対してそれぞれ2つのワークWを着脱自在に固定する固定機構9が設けられる。固定部7a及び7b、開口穴8a及び8b及び固定機構9は、固定部7a及び7bに隣り合って固定されるワークW同士の固定姿勢が、相互に異なるように構成される。
図1に戻り、加工装置1に対するワークWの投入及び払出しは、搬送機構10により行われる。その際に、ワーク支持機構2との間でワークWの授受を行うための手段として、搬送機構10は、例えば、ワークWを着脱可能に把持する3つの搬送ハンド11と、これらの搬送ハンド11を支持して搬送レール12上を走行する移動部13とを備える。
この場合、ワークWの授受に際しては、固定部7a又は7bと、対応する搬送ハンド11とが対峙するように移動部13を位置づける。そして、固定機構9のクランプ及びアンクランプ動作と、搬送ハンド11の把持及び把持解除動作とを同期させて行うことにより、ワークWの授受を行うことができる。
搬送機構10は、3つの搬送ハンド11を有しているので、未加工のワークWの固定部7aへの受け渡し、固定部7aから固定部7bへのワークWの移送、及び固定部7bからのワークWの払出しを効率的に行うことができる。
一方、加工機3は、例えば、6つのアーム14を備える回転インデックス装置15を有する。回転インデックス装置15は、6つのアーム14を、60°刻みで回転させることができる。また、回転インデックス装置15は、ワーク支持機構2に対してY方向及びX方向に移動できるように構成される。これにより、アーム14を、選択的に、ワーク支持機構2に対峙させることができる。
アーム14の先端には、ワークWを加工するための多軸加工ヘッド16が設けられる。多軸加工ヘッド16は、多種類で複数の切削工具で構成された切削工具群17a及び17bを備える。各多軸加工ヘッド16は、ワーク支持機構2により多軸加工ヘッド16に対応する加工姿勢で支持された2つのワークWに対し、それぞれ切削工具群17a及び17bにより複数の穴加工等を同時に行うことができる。
各多軸加工ヘッド16の先端両側には、ガイドロッド18が設けられる。また、ワーク支持機構2には、ガイドロッド18に対応するガイド孔を有する2つのガイド部材19が設けられる。ワーク支持機構2に対する多軸加工ヘッド16の位置決めは、これを保持するアーム14をワーク支持機構2に対峙させ、その多軸加工ヘッド16のガイドロッド18を対応するガイド部材19のガイド孔に挿入することにより行われる。
図3は、ワークWの加工姿勢に応じて加工機に対峙する加工面の一例を示す。この例は、ワークWがシリンダブロックのワークである場合のものである。この場合、ワークWは、ほぼ直方体(6面体)の形状を有する。そして、ワークWは、図3(a)〜(f)で示される6つの加工面A〜Fが加工対象となる。加工面A〜Fの加工は、これらに対応する6種の加工姿勢でワークWを加工機3に順次対峙させながら行われる。
加工装置1では、未加工のワークWに対し、まず、ワーク支持機構2の固定部7aに固定された状態で多軸加工ヘッド16の切削工具群17aによる第1加工が施される。次に、ワークWは、移動部13及び搬送ハンド11により固定部7bに移送され、固定部7bに固定された状態で、多軸加工ヘッド16の切削工具群17bによる第2加工が施される。
第2加工が施されたワークWは、その後、搬送機構10により加工装置1外へ払い出される。このようにして、加工装置1に順次投入されるワークWが、順次加工されてゆく。
ただし、この間、未加工のワークWが固定部7aに固定され、かつ第1加工のみが完了したワークWが固定部7bに固定された状態で、第1加工及び第2加工が同時に進行する。そして、この第1及び第2加工と次の第1及び第2加工との合間に、第1及び第2加工が完了したワークWの固定部7bからの払出し、第1加工のみが完了したワークWの固定部7bへ移送、及び未加工のワークWの固定部7aへの固定が行われる。
図4(a)〜(d)は、固定部7a及び7bに図3のワークWを固定して第1及び第2加工を施す手順を示す。図4(a)〜(d)のそれぞれでは、ジグボディ6部分の平面図が上段に示され、正面図が下段に示されている。また、平面図では、加工に使用される多軸加工ヘッド16が併せて示されている。
図4の手順では、固定板4の固定部7a及び7bに相互に異なる姿勢で、それぞれ固定された2つのワークWとしてのワークWa及びWbに対し、多軸加工ヘッド16の切削工具群17a及び17bによる第1加工及び第2加工がそれぞれ施される。この加工は、固定板4の回転角度を0°から90°ずつ変更し、加工姿勢を変えながら行われる。その際、加工姿勢に応じて、加工に使用する多軸加工ヘッド16が、上述の回転インデックス装置15等により交換される。
すなわち、まず、固定板4の回転角度を、固定板4が上方を向いた角度である0°とした状態で、図4(a)のように、固定部7a及び7bに、それぞれワークWa及びWbが固定される。
このとき、固定板4が水平状態にあるので、ワークWaは、搬送機構10(図1参照)から寝かせた状態のままで固定部7aに受け渡される。また、ワークWbは、固定部7aから固定部7bに、搬送機構10により移送される。ただし、ワークWaは、未加工であるが、ワークWbは、図3で示される加工面C、F、B及びAの加工が完了した状態にある。
また、このとき、ワークWaの固定は、図3で示される加工面Aが上方を向き、加工面Cが多軸加工ヘッド16に対峙するように行われる。また、ワークWbの固定は、加工面Aが上方を向き、加工面Eが多軸加工ヘッド16に対峙するように行われる。この状態で、加工面C及びEが、それぞれ多軸加工ヘッド16の切削工具群17a及び17bにより同時に加工される。
次に、回転機構5によりジグボディ6が90°回転され、図4(b)のように、固定板4の回転角度が90°に設定される。回転方向は、図の右方から回転軸線AXに沿ってジグボディ6を見たときの時計回り方向である。
これにより、図4(a)で多軸加工ヘッド16に対峙していたワークWa及びWbの加工面C及びEが上方を向く。また、ワークWa及びWbの図4(a)で上方を向いていた加工面Aの反対側の加工面Fが、開口穴8a及び8bを介して、多軸加工ヘッド16に対峙する。この状態で、各ワークWの加工面Fが、それぞれ多軸加工ヘッド16の切削工具群17a及び17bにより、開口穴8a及び8bを通して同時に加工される。
次に、回転機構5によりジグボディ6が、上記と同じ方向に90°回転され、図4(c)のように、固定板4の回転角度が180°に設定される。これにより、図4(b)で多軸加工ヘッド16に対峙していたワークWa及びWbの加工面Fが上方を向く。
また、ワークWa及びWbの図4(b)で上方を向いていた加工面C及びEの反対側の加工面B及びDが多軸加工ヘッド16に対峙する。この状態で、ワークWa及びWbの加工面B及びDが、多軸加工ヘッド16の切削工具群17a及び17bにより同時に加工される。
次に、回転機構5によりジグボディ6が、上記と同じ方向に90°回転され、図4(d)のように、固定板4の回転角度が270°に設定される。これにより、図4(c)で多軸加工ヘッド16に対峙していたワークWa及びWbの加工面B及びDが上方を向く。また、ワークWa及びWbの図4(c)で上方を向いていた2つの加工面Fの反対側の2つの加工面Aが、多軸加工ヘッド16に対峙する。この状態で、ワークWa及びWbの加工面Aが、それぞれ多軸加工ヘッド16の切削工具群17a及び17bにより同時に加工される。
これにより、ワークWaについては、加工面C、F、B及びAについての加工が完了する。一方、ワークWbについては、ワークWaのように加工面C、F、B及びAの加工が完了した状態で回転機構5によりジグボディ6が、上記と同じ方向に90°回転され、固定板4の回転角度が再び0°に設定される。そして、搬送機構10と、ワーク支持機構2の固定機構9との協働により、ワークWbを払い出し、ワークWaを固定部7bに移し、未加工のワークWcを固定部7aに固定する。
この後、上述の図4(a)〜(d)の手順を繰り返すことにより、ワークWb及びWcのそれぞれについて、4つの加工面についての加工を行うことができる。また、上述のように、未加工のワークWの固定部7aへの固定、切削工具群17aによる加工を完了したワークWの固定部7bへの移送、及び切削工具群17bによる加工を完了したワークWの払い出しを繰り返し行うことにより、ワークW(Wa、Wb、・・・)を順次加工してゆくことができる。
本実施形態によれば、2つのワークWを固定板4の固定部7a及び7bにそれぞれ固定し、固定機構9で各ワークWの加工姿勢を変更しながら、加工姿勢毎に、各ワークWを並行して加工することができる。また、固定部7a及び7bに固定された各ワークWの固定板4側の部分についても、各ワークWの姿勢を固定部7a及び7bの各開口穴8a及び8bを経て加工機に対峙させる加工姿勢に設定することにより、加工を行うことができる。
また、固定機構9は、固定板4を、その板面に平行でかつ水平な回転軸線AXの周りに回転させるので、固定板4を水平な状態とすることができる。この状態で、寝かせた状態で搬送されてくるワークWを、そのままの状態で固定板4の固定部7a、7bに配置し、固定することができる。このため、ワークWを搬送する搬送機構10を簡便なものとすることができる。
したがって、2つのワークWを、ワーク支持機構2で支持したまま、同時に、かつ多くの加工姿勢で加工することができる。したがって、ワークWの効率的な加工を簡便な構成で行うことができる。
また、固定部7a及び7b、開口穴8a、8b及び固定機構9は、固定部7a及び7bに対するワークWの固定姿勢が、相互に異なるように構成されている。このため、ワークWaの切削工具群17aによる各加工姿勢での加工が完了した後、ワークWaを、固定部7bに移送し、移送前とは異なる姿勢で固定することができる。
これにより、ワークWaを、加工が完了した加工姿勢とは異なる加工姿勢で、加工機に対峙させることができる。このため、ワークWaの6面すべてを、ワーク支持機構2上で、加工に供することができる。したがって、ワークWのより効率的な加工を行うことができる。
図5は、本発明の他の実施形態に係る加工装置を示す平面図である。この加工装置20は、図1中のワーク支持機構2と、図1中の加工機3を2台用いて構成される。2台の加工機3は、ワーク支持機構2に対し、その両側から、対峙するように配置される。すなわち、2台の加工機3は、回転機構5による回転軸線AXを中心として固定板4を挟むように設けられる。この場合、2台の加工機3により、2方向から並行して加工が行われる。
これによれば、ワークWを、その加工姿勢毎に、同時に2台の加工機3に対峙させ、2台の加工機3による加工に供することができる。したがって、ワークWを、さらに効率的に加工することができる。
なお、本発明は、上述実施形態に限定されない。例えば、固定板4上の固定部を3以上設け、固定板4上に3以上のワークWを同時に固定し、かつ同時に加工できるようにしてもよい。
1、20…加工装置、2…ワーク支持機構、3…加工機、4…固定板、5…回転機構、7a、7b…固定部、9…固定機構、8a、8b…開口穴、AX…回転軸線、W…ワーク。

Claims (2)

  1. ワークをワーク支持機構により加工に必要な複数の加工姿勢で、対応する各加工面を加工機に対峙させながら該加工機で加工する加工装置であって、
    前記ワーク支持機構は、
    水平な回転軸線の周りで板面が該回転軸線に平行な位置関係を有して回転されるワーク固定板であって、前記ワークがそれぞれ固定される複数の固定部を一方の板面上に該回転軸線方向に配列して有するワーク固定板と、
    前記複数の固定部に対してそれぞれ前記ワークを着脱自在に固定する固定機構と、
    前記ワーク固定板を前記回転軸線の周りに回転させることにより、前記複数の固定部に固定された各ワークの姿勢を変更する回転機構とを備え、
    前記ワーク固定板の各固定部には、該固定部に固定された前記ワークの該ワーク固定板側の部分を該ワーク固定板の他方の板面の側から加工するための開口穴が設けられ、
    前記複数の固定部に固定された各ワークの前記複数の加工姿勢が、前記回転機構による前記ワーク固定板の回転によって同期して変更され、
    前記複数の固定部、前記開口穴及び前記固定機構は、前記複数の固定部に対する前記ワークの固定姿勢が、隣り合う固定部のワーク同士で、前記板面に平行な平面内の角度において異なることにより、前記回転機構により同期して変更される両ワークの所定の加工姿勢において前記加工機に対峙する双方のワークの加工面が相互に異なるように構成されることを特徴とする加工装置。
  2. 前記加工機として、前記回転軸線を中心として前記ワーク固定板を囲繞し又は挟むように設けられた複数のものを備え、
    前記固定部に固定された前記ワークに対し、前記複数の加工機により複数の方向から並行して加工が行われることを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
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