JP2012106294A - 両頭フライス加工装置、ワーク保持テーブル及び両面フライス加工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のフライス加工をワークの表裏面に行うことができ、占有面積が小さな両頭フライス加工装置を提供する。
【解決手段】両頭フライス加工装置1は、基台1と、表裏面を有する複数のワークWを保持し、基台10に対して水平な軸Oを中心に回転するワーク保持テーブル20と、ワーク保持テーブル20を介して相対向して水平な軸O1上に同軸に配置され、ワークWの表裏面を同時に加工する1対の荒加工用フライスカッタ31と、ワーク保持テーブル20を介して相対向して水平な軸O2上に同軸に配置され、ワークWの表裏面を同時に加工する1対の仕上げ加工用フライスカッタ41とを備える。
【選択図】図3
【解決手段】両頭フライス加工装置1は、基台1と、表裏面を有する複数のワークWを保持し、基台10に対して水平な軸Oを中心に回転するワーク保持テーブル20と、ワーク保持テーブル20を介して相対向して水平な軸O1上に同軸に配置され、ワークWの表裏面を同時に加工する1対の荒加工用フライスカッタ31と、ワーク保持テーブル20を介して相対向して水平な軸O2上に同軸に配置され、ワークWの表裏面を同時に加工する1対の仕上げ加工用フライスカッタ41とを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、両頭フライス加工装置、両頭フライス加工装置に備わるワーク保持テーブル、及び両面フライス加工方法に関する。
鋳造品であるバルブボディの表面をフライス加工するとき、片面ずつ加工すると、鋳造時に蓄積された内部歪が開放されて、反りが生じる。そこで、近年、縦型両頭フライス盤を用いて、バルブボディなどのワークの表裏面を1対のフライスカッタで同時にフライス加工することがある。両面同時に加工することで、反りなどの歪の発生が抑制され、良好な平面度(平坦度)を得ることができる。例えば、特許文献1には、両頭フライス盤用のクランプ装置が記載されている。
バルブボディは、荒加工と仕上げ加工という2つのフライス加工をする必要がある。1台の縦型両頭フライス盤を用いて、荒加工と仕上げ加工を行う場合、フライスカッタをその都度交換する手間が生じる。
ところで、特許文献2には、ワークをスライドさせる機構を設けて、複数のワークを同時にフライス加工することが記載されている。そこで、これを参考に、2台の縦型両頭フライス盤を水平方向に並設して、それぞれ荒加工専用機、仕上げ加工専用機として、これらの間をパレットを用いてワークを直線状に搬送させることが想定される。
しかしながら、2台の縦型両頭フライス盤を水平方向に並設する場合、これらの間を接続する搬送ラインの前後にワーク着脱ステーションをそれぞれ設置する必要があり、さらに、パレットをワーク装着位置に戻す必要がある。そのため、全体として占有面積が大きくなるという問題がある。
本発明は、以上の点に鑑み、複数のフライス加工をワークの表裏面に行うことができ、占有面積が小さな両頭フライス加工装置、両面フライス加工装置に備わるワーク保持テーブル、及び両面フライス加工方法を提供することを目的とする。
本発明の両頭フライス加工装置は、基台と、表裏面を有する複数のワークを保持し、前記基台に対して水平な軸を中心に回転するワーク保持テーブルと、前記ワーク保持テーブルを介して相対向して水平な軸上に同軸に配置され、前記ワークの表裏面を同時に加工する1対の第1のフライス加工部と、前記ワーク保持テーブルを介して相対向して水平な軸上に同軸に配置され、前記ワークの表裏面を同時に加工する1対の第2のフライス加工部とを備えることを特徴とする。
本発明のフライス加工装置によれば、ワーク保持テーブルの回転に従い、ワークは、第1のフライス加工部により加工され、第2のフライス加工部により加工される。そのため、第1のフライス加工部と第2のフライス加工部との間に搬送ラインなどを設置する必要がないので、2台の縦型両頭フライス盤を水平方向に並設する場合に比べて、装置占有面積が小さくなる。また、加工部の間でワークを着脱させる必要がないので、サイクルタイムが向上する。
そして、ワーク保持テーブルによりワークが回転式に搬送されるので、ロボットなどのワーク着脱装置を両頭フライス加工装置の上方に配置することが可能となる。そのため、2台の縦型両頭フライス盤を水平方向に並設する場合に比べて、さらに、全体としての占有面積が小さくなる。
さらに、第1及び第2のフライス加工部でワークを加工するとき、ワークの表裏面を同時に加工するので、従来の縦型両頭フライス盤と同様に、良好な加工精度を得ることができると共に、加工時間が短い。
また、本発明の両頭フライス加工装置において、前記第1のフライス加工部は荒仕上げ加工を行い、前記第2のフライス加工部は仕上げ加工を行い、前記第1フライス加工部の前記軸は前記第2のフライス加工部の前記軸より上方に位置することが好ましい。
この場合、荒加工時に発生する切子の影響により仕上げ加工の加工精度が悪化することがなくなる。
また、本発明の両頭フライス加工装置において、前記第1のフライス加工部の前記軸と前記第2のフライス加工部の前記軸とは、側面視で前記ワーク保持テーブルの前記軸に対して非対称に位置することが好ましい。
この場合、第1及び第2のフライス加工部の一方の加工時の振動が他方に伝達されることが抑制され、ビビリによる加工精度の悪化を防止することができる。
また、本発明の両頭フライス加工装置において、前記第1のフライス加工部と前記第2のフライス加工部とは前記ワークを非同時に加工することが好ましい。
この場合、一方のフライス加工部から他方のフライス加工部に加工時の振動が伝達されないので、加工精度の悪化が生じない。
また、本発明の両頭フライス加工装置において、前記ワーク保持テーブルは、前記基台に外周部が回転自在に支持されていることが好ましい。
この場合、第1又は第2のフライス加工部によるワークの加工時に印加される切削荷重によってワーク保持テーブルに生じる撓みが抑制され、加工精度の悪化を防止することができる。
また、本発明の両頭フライス加工装置において、前記第1及び第2のフライス加工部のスピンドル主軸は少なくとも一方の端部が複数対のアンギュラ玉軸受により回転可能に支持され、前記アンギュラ玉軸受の潤滑剤としてグリースを用いることが好ましい。
この場合、スピンドル主軸の軸受で発生する発熱を抑制することができ、長時間の連続稼動が可能となる。
また、本発明の両頭フライス加工装置において、前記アンギュラ玉軸受の外輪を支持する外輪押え部材と前記アンギュラ玉軸受の内輪を支持する内輪押え部材と前記スピンドル主軸との間にラビリンス部が形成されることが好ましい。
この場合、ラビリンスに部による非接触シールにより、シール部分に摩擦熱が発生しないので、発熱を抑制することができ、長時間の連続稼動が可能となる。
本発明のワーク保持テーブルは、ワークの表裏面を同時に加工する1対のフライス加工部を複数有する両頭フライス加工装置に設けられた回転式のワーク保持テーブルであって、中心部、外周部及び前記中心部と前記外周部とを連結するする複数の連結部を有し、前記各部間に形成された貫通穴からなる複数のパレット穴を有する円盤フレームと、前記パレット穴に挿入されて固定され、前記ワークが挿入されるワーク穴を有する複数のワークパレットと、前記ワーク穴に挿入される前記ワークの端面に当接して前記ワークを前記ワークパレットに保持するワーク保持機構とを備えることを特徴とする。
本発明のワーク保持テーブルによれば、本発明のフライス加工装置のワーク保持テーブルに適したものとなる。
また、本発明のワーク保持テーブルにおいて、前記ワークパレットは前記円盤フレームに着脱可能に固定されることが好ましい。
この場合、様々なワークに応じて、ワークパレットを適宜交換することにより、ワーク保持テーブル、ひいては両頭フライス加工装置の汎用性が優れたものとなる。
また、本発明のワーク保持テーブルにおいて、前記ワークパレットの個数は、前記1対のフライス加工部の個数より多いことが好ましい。
この場合、第1及び第2のフライス加工部でワークを加工している間に、他のワークを着脱することが可能となる。よって、ワーク保持テーブルの回転を停止することなく、ワークを着脱できるので、サイクルタイムが向上する。さらに、他のワークに他の加工などの処理を行うことも可能となる。
本発明の両面フライス加工方法は、回転式のワーク保持テーブルに保持された複数のワークの表裏面を同時にフライス加工する両面フライス加工方法であって、前記ワーク保持テーブルに保持された少なくとも1つのワークの表裏面を1対の第1のフライス加工部で同時に加工し、その後、前記第1のフライス加工部で加工されたワークの表裏面を1対の第2のフライス加工部で同時に加工することを特徴とする。
本発明の両面フライス加工方法によれば、ワーク保持テーブルの回転に従ってワークが第1のフライス加工部による加工ステージから第2のフライス加工部による加工ステージに搬送される。そのため、第1のフライス加工部と第2のフライス加工部との間にワークを搬送するラインなどを設置する必要がない。また、これらの加工部の間でワークを着脱する必要がないので、サイクルタイムが向上する。
さらに、第1及び第2のフライス加工部でワークを加工するとき、ワークの表裏面を同時に加工するので、従来の両面フライス加工と同様に、良好な加工精度を得ることができると共に、加工時間が短い。
本発明の両面フライス加工方法において、前記第1のフライス加工部がワークの加工を行うとき、前記第2のフライス加工部は、前記第1のフライス加工部が加工を行っているワークと異なるワークの加工を行うことが好ましい。
この場合、第1及び第2のフライス加工部が同時にワークの加工を行うので、サイクルタイムが短くなる。
また、本発明の両面フライス加工方法において、前記第1のフライス加工部がワークの加工を行うとき、前記第2のフライス加工部はワークの加工を行わないことが好ましい。
この場合、第2のフライス加工部から第1のフライス加工部に加工時の振動が伝達されないので、加工精度の悪化が生じない。
本発明の実施形態に係る両頭フライス加工装置1について説明する。
図1から図3に示すように、両頭フライス加工装置1は、基台10と、複数のワークW(図4、図5参照)を保持し、基台10に対して水平な軸Oを中心に回転するワーク保持テーブル20と、共通する水平な軸O1を中心に回転する1対のフライスカッタ(第1のフライス加工部)31を有する第1のフライスユニット30と、共通する水平な軸O2を中心に回転する1対のフライスカッタ(第2のフライス加工部)41を有する第2のフライスユニット40とを備えている。
ワーク保持テーブル20の回転に伴い、ワークWは、第1のフライスユニット30の相対向する1対の荒加工用フライスカッタ31により表裏面が同時に荒加工され、その後、第2のフライスユニット40の相対向する1対の仕上げ加工用フライスカッタ41により表裏面が同時に仕上げ加工される。
ワークWは、平坦な表裏面を有し、厚さが数mmから数十mm程度の薄板状の形状である。ワークWは、例えば、トランスミッション用等のバルブボディである。バルブボディは、平面視が概略矩形形状又はL字形状であり、表裏面に油圧回路用の溝が形成された鋳造品である。
基台10は、水平基板11と、水平基板11に垂直に固定された2枚の垂直基板12,13とからなる。そして、水平な軸Oを軸心とする主回転軸14が垂直基板12,13に回転可能に支持されている。主回転軸14の長手方向の両端部と垂直基板12,13との間には、それぞれ軸受15が介在している。主回転軸14は、その一方の端部にプーリ16が固定されており、プーリ16に巻架されたベルト(不図示)を介して主モータM(図8参照)により回転されるように構成されている。
図4に示すように、ワーク保持テーブル20は、複数のパレット穴21aが形成された円盤フレーム21と、各パレット穴21aに挿入されて円盤フレーム21に保持されるワークパレット22と、ワークパレット22に形成されたワーク穴22aに挿入されるワークWを保持するワーク保持機構23とを備えている。
円盤フレーム21は、中心部21b、外周部21c、及び中心部21bと外周部21cとを連結する複数の連結部21dを有している。ここでは、円盤フレーム21は、4本の連結部21dを有しており、各部21b,21c,21dの間に4つの貫通穴が形成されている。そして、これら各貫通穴がパレット穴21aとなり、各パレット穴21aに1枚ずつワークパレット22が挿入される。こうして、テーブル保持テーブル20には、4枚のワークパレット22が保持される。
中心部21bの中心には水平方向に貫通穴が形成されており、この貫通穴に主回転軸14が挿通された状態で、中心部21bと主回転軸14とがボルト17により固定されている。これにより、円盤フレーム21、ひいてはワーク保持テーブル20が主回転軸14と共に回転する。
ワークパレット22には、挿入されるワークWとの間に隙間を有する形状のワーク穴22aが貫通して形成されている。ワークパレット22は、パレット穴21aに挿入されてボルト(不図示)により円盤フレーム21に着脱可能に固定される。これにより、様々なワークWに応じて、適宜なワークパレット22に交換可能となり、両頭フライス加工装置1の汎用性が優れたものとなる。
連結部21d及びワークパレット22の厚さはワークWの厚さよりも薄くなるように設定されている。これにより、フライスユニット30,40でワークWを加工する際に、フライスカッタ31,41と円盤フレーム21及びワークパレット22との干渉を回避することができる。円盤フレーム21全体の厚さをワークWの厚さよりも薄くしてもよいが、円盤フレーム21の剛性が低下するので、好ましくない。
なお、ここでは、各ワークパレット22には、1つのワーク穴22aが形成されており、1つのワークWが保持される。ただし、1枚のワークパレットに複数のワーク穴を形成して、複数のワークWを保持してもよい。また、ここでは、各ワークパレット22は同一であるが、円盤フレーム21に複数種のワークパレットを保持させてもよい。
図5に示すように、ワーク保持機構23は、特開2010−179390号公報を参照して、ワークパレット22のワーク穴21aに挿入されたワークWの端部を係止するサイドストッパ23aと、このサイドストッパ23aにワークWを押し付けるクランパ23bと、ワークWをサイドストッパ23aに当接させるように空気シンリダA1(図8参照)で付勢して移動させて位置決めするポジションプランジャ23cとから構成されている。
なお、サイドストッパ23a、クランパ23b及びポジションプランジャ23cの個数や配置位置は、図5に示すものに限定されない。ワークWがワークパレット22に安定して保持でき、フライスカッタ31,41と干渉しないように、ワークWの形状に応じて適宜個数や配設箇所を設定すればよい。
クランパ23bは、例えば、特願2009−212789号に開示されたように構成されている。具体的には、ピストンと連係動するプランジャの先端をシリンダに固定される受け板との間でワークWを把持する爪片とし、プランジャをホルダに対し長穴とピンを介してシリンダの軸に沿ってスライド可能且つ揺動可能に保持する。そして、ピストンに把持位置までプランジャを直線的に押し出すスプリングが設け、プランジャ又はピストンの少なくとも一方に、ピストンの突出動をピンを中心とした上下揺動に変換するカム面を形成する。これにより、クランプ力がワークWの厚み方向にしか作用しないので、薄板状のワークWであっても、クランプ力によって変形することがない。
図1及び図2に示すように、各フライスユニット30,40は、それぞれ共通する軸O1,O2上に相対向する1対のフライスカッタ31,41を備え、フライスカッタ31,41間に配置されたワーク保持テーブル20に保持されたワークWの表裏面を同時に切削加工することができる両頭フライスユニットである。
ここで、各フライスユニット30,40は、詳細は図示しないが、先端にスライスカッタ31,41を備えるスピンドルヘッド32,42が、水平基板11に固定されたレールに摺動可能に設けられたテーブルにそれぞれ搭載されている。そして、モータM1,M2(図8参照)により駆動される公知のボールねじ機構によりテーブルが摺動されて、スピンドルヘッド32,42が軸O1,O2に沿って平行移動する。これにより、フライスカッタ31,41により切削されるワークWの切削面の間隔を設定することができる。
各フライスユニット30,40のスピンドルヘッド32,42は、モータM3,M4(図8参照)により軸O1,O2を中心に回転駆動されるスピンドル主軸33,43をそれぞれ備えている。そして、スピンドル主軸33,43の先端にそれぞれフライスカッタ31,41が装着されている。これにより、フライスカッタ31,41はそれぞれ軸O1,O2を中心に回転する。なお、図3の矢印は、ワークWの加工時におけるワーク保持テーブル20及びフライスカッタ31,41の回転方向を示している。
第1のフライスユニット30は、モータM1によってテーブルを摺動させることによりスピンドルヘッド32が軸O1に沿って水平移動し、2つの荒加工用フライスカッタ31が所定の間隔を隔てて位置する。そして、この状態でモータM3によって2つの荒加工用フライスカッタ31を回転させすることにより、ワーク保持テーブル20に保持されたワークWの表裏面を同時に荒加工することができる。
第2のフライスユニット40は、モータM2によってテーブルを摺動させることによりスピンドルヘッド42が軸O2に沿って水平移動し、2つの仕上げ加工用フライスカッタ41が所定の間隔を隔てて位置する。そして、この状態でモータM4によって2つの仕上げ加工用フライスカッタ41を回転させることにより、ワーク保持テーブル20に保持されたワークWの表裏面を同時に仕上げ加工することができる。
各フライスユニット30,40において、同一のワークWに対する表裏面の加工条件は、同一であることが好ましい。これにより、加工時の反力が相殺され、加工精度が向上する。また、ウェット加工を行うと、水やスラッジが発生するので、作業性の低下、スラッジの除去作業の工数追加などが生じるおそれがある。そのため、フライスユニット30,40の加工は、ドライ加工により行うことが好ましい。
第1のフライスユニット30と第2のフライスユニット40とは、同じワークWに対して同時に加工を行うことがないように、離間して配置されている。そして、ここでは、第1のフライスユニット30の軸O1と第2のフライスユニット40の軸O2とは、側面視でワーク保持テーブルの軸Oに対して非対称に位置している。即ち、側面視で、軸O,O1,O2とは一直線上に位置していない。これにより、フライスユニット30,40の一方の振動が他方に伝達されることが抑制され、ビビリによる加工精度の悪化を防止することができる。
ただし、第1のフライスユニット30と第2のフライスユニット40とはワークWを非同時に加工することが好ましい。これにより、他方のフライスユニット30(又は40)から加工振動が伝達されないので、加工精度の悪化が生じない。第1のフライスユニット30による荒加工が終了した後、第2のフライスユニット40による仕上げ加工が開始されることが最も好ましい。
また、第1のフライスユニット30の軸O1は第2のフライスユニット40の軸O2より上方に位置している。これにより、荒加工時に発生する切子の影響によって仕上げ加工の加工精度が悪化することがなくなる。
ところで、ワーク保持テーブル20に保持されたワークWがフライスユニット30,40によって加工されるとき、円盤フレーム21には切削荷重が印加される。円盤フレーム21の中心部21bに固定された主回転軸14は軸受15を介して基台10に回転可能に支持されているが、切削荷重によって円盤フレーム21が撓み、加工精度が悪化するおそれがある。そこで、円盤フレーム21の外周部21cを基台10に回転可能に支持している。
ここでは、図6に示すように、主回転軸14の軸受15として円錐コロ軸受を用い、外周部21cを端面Rガイド24で支持している。端面Rガイド24は、具体的には、外周部21cの裏面に周縁部に沿って固定されたレール24aと、垂直基板12の表面に配置され、ボール列を内蔵した複数のガイド24bとから構成されている。また、軸受15としてスラストコロ軸受を用い、外周部21cをクロスローラリングで支持してもよい。これらのように支持することで、支持部の組立や調整が容易となり、円盤フレーム21の触れを抑制することができる。
ただし、円盤フレーム21の支持方法はこれらに限定されず、中心部21aと外周部21cとの一方をラジアル支持、他方をスラスト支持する公知の支持方法を用いることができる。例えば、軸受15として円錐コロ軸受を用い、外周部21cを端面カムフォロアで支持してもよい。また、軸受15としてスラストコロ軸受を用い、外周部21cを深溝軸受や旋回軸受で支持してもよい。
次に、スピンドルヘッド32,42の詳細な構成について図7を参照して説明する。なお、スピンドルヘッド32,42は同一構成であるので、スピンドルヘッド32を代表に挙げて説明する。
スピンドル主軸33は、先端側(対となる他のスピンドル主軸33側)が2対のアンギュラ玉軸受34で後端側が1対のアンギュラ玉軸受35で軸支され、これら軸受34,35はハウジング36内に嵌合されている。これにより、スピンドル主軸33はハウジング36に対して相対回動自在になっている。軸受34と軸受35との内輪間にはカラー37が介在されている。ハウジング36は、内筒36aと外筒36bとから構成されている。
従来、スピンドル主軸の軸受には、NN形の複列円筒ころベアリングと複式スラスト玉軸受との組み合せを用いることが多いが、この場合、発熱量が大きくなる。そこで、2対のアンギュラ玉軸受34を用いることにより、発熱量を減少させている。
また、軸受34,35の潤滑剤にはグリースを用いることが好ましい。グリースは潤滑油より粘度が高く流動性がないので、外部に放出されることがなく、清潔であり、省資源であり、環境に優しい。
スピンドル主軸33の先端側にはヘッドキャップ38がハウジング36に取付けられており、軸受34とヘッドキャップ38との間には油漏れ等を防止するラビリンス部39が構成されている。
ここでは、スピンドル主軸33の先端部を他の部分に比べて大径として、これによりフランジ33aを形成している。このフランジ33aの内周側の段差面に内輪押え部材44が当接し、フランジ33aに形成された環状溝33b内に外輪押え部材45の環状凸部45aが位置している。内輪押え部材44の外径面と外輪押え部材45の内径面とは近接状態で対向している。外輪押え部材45は外筒36bにボルトで固定されている。
これにより、スピンドル主軸33、内輪押え部材44、外輪押え部材45間における部分は、複数の狭く折れ曲がったラビリンス部39となっている。このようなラビリンス部39を設けることにより、外部から水分、切粉などの異物が軸受34内に侵入することを防止することができる。ラビリンス部39による非接触シールにより、シール部分に摩擦熱が発生しないので、発熱を抑制することができる。ただし、ラビリンス部39の構成は限定されない。
また、スピンドル主軸33の先端には、フライスカッタ31を装着して保持する工具ホルダ46が設けられている。軸受34,35の外輪間にはカラーとしても機能する内筒36aが介装されている。スピンドル主軸33には、スピンドル主軸33を軸受34,35に対して軸方向に移動しないようにナット47が螺合してあり、軸受34,35とナット47間にはスペーサ48が介在されている。ナット47を十分に締め付けることでスペーサ48を介して軸受34,35に予圧が付与される。
また、スピンドル主軸33の後端部は、カバー49がボルトにより外筒36bに固定されている。そして、カバー47とスピンドル主軸33との間にはオイルシール51が介在されている。スピンドル主軸33の後端部にはプーリ52が固定されており、このプーリ52に巻架されたベルト(不図示)を介して連結されるモータM3(図8参照)により、スピンドル主軸33は回転される。
さらに、スピンドルヘッド32は冷却機構を備えている。この冷却機構は、ハウジング36内に形成された冷媒通路53を流れる冷却水、冷却油、圧縮空気などの冷媒によって、軸受34,35を冷却する。
ここでは、冷媒通路53は、内筒36aの外周面には螺旋状に連続して形成された凹状部を外筒の内周面で覆うことにより構成している。そして、冷媒供給口54と冷媒排出口55が、外筒36bを貫通するように形成されている。冷剤供給源R(図8参照)からの冷媒が冷媒供給口54を介して冷媒通路53に流れ込み、冷媒排出口55から冷媒供給源Rに戻される。冷媒通路53を流れる冷媒が内筒36aを介して軸受34,35での発熱を冷却する。
以上のように、2対のアンギュラ玉軸受34を用いてスピンドル主軸33を支持すると共に冷却機構を備えている。これにより、両頭フライス装置1を連続運転する際に、スピンドル主軸33,43が温度上昇により伸長してワークWの厚みが変動することが防止可能になるので、加工精度の悪化を抑制することができる。
図8に示すように、両頭フライス加工装置1は、制御ユニット60を備えている。制御ユニット60は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成されている。
制御ユニット60は、前記テーブルを摺動駆動するモータM1,M2を制御するためのサーボアンプ61が接続されており、フライスカッタ31,41の送りを制御する。制御ユニット60は、ワーク保持テーブル20を回転駆動する主モータMを制御するためのサーボアンプ62、フライス主軸32,42を回転駆動するモータM3,M4を制御するためのサーボアンプ63が接続されており、ワーク保持テーブル20の回転とフライスカッタ31,41の回転を制御する。なお、主モータM及びモータM1〜M4にそれぞれエンコーダを設置して、これらエンコーダから入力される検出信号に応じて制御ユニット60が主モータM及びモータM1〜M4をフィードバック制御することが好ましい。
、さらに、ワーク保持機構34の空気シリンダA1,A2及び冷源供給源Rなどが制御ユニット60に接続されており、制御ユニット60はワーク保持機構34の保持動作及びスピンドルヘッド32,42の冷却動作を制御する。
また、制御ユニット60にはスタートスイッチ64やリミットスイッチ65が接続されており、制御ユニット60にスイッチ信号が入力される。さらに、図示しないが、制御ユニット60に、キーボード等の入出力装置、表示装置、各種センサなどが接続されていてもよい。
以下、両頭フライス加工装置1を用いてワークWを加工する方法について説明する。なお、以下の処理は、作業者が作業することを明示した場合を除いて、制御ユニット60により実行される。また、以下の処理においてワーク保持テーブル20は常にゆっくりと一定速度で回転している。ただし、間欠回転させるなど、ワーク保持テーブル20の速度を可変させてもよい。
予め、フライスカッタ31,41の間隔がそれぞれ設定された間隔となるように、スピンドルヘッド32,42が搭載された前記テーブルを所定の位置に移動させておく。また、スピンドル主軸33,43を回転させて、フライスカッタ31,41をそれぞれ設定された回転数で回転させる。
ワーク保持テーブル20が回転するに伴い、ワーク保持テーブル20に保持されたワークWは複数のステージS1〜S4を順次移動することになる。ここでは、図4を参照して、着脱ステージS1、荒加工ステージS2、仕上げ加工ステージS3及びバリ取りステージS4の4つのステージがある。
なお、ステージの数は4つに限定されない。荒加工ステージS2及び仕上げ加工ステージS3は必須であるが、他のステージS1,S4は必ずしも必要ではない。ただし、着脱ステージS1を設けることにより、ワーク保持テーブル20の回転を停止することなく、ワークWが着脱可能となるので、サイクルタイムが向上する。また、ワーク保持テーブル20に保持されるワークWの数とステージの数とが異なっていてもよい。
まず、着脱ステージS1に位置するワークパレット22に、ロボットなどのワーク着脱装置を用いて又は作業者が、前工程からコンベアなどで搬入されるワークWを保持する。このとき、ワーク保持機構24を用いて、ワークWを規定位置に安定的に保持する。
次に、ワークWが荒加工ステージS2に位置するとき、ワークWは、ワーク保持テーブル20の回転に伴って被加工領域が移動されながら、フライスカッタ31により表裏面が同時に荒加工される。荒加工ステージS2を脱したときには、ワークWの荒加工は完了している。
次に、ワークWが仕上げ加工ステージS3に位置するとき、ワークWは、ワーク保持テーブル20の回転に伴って被加工領域が移動されながら、フライスカッタ32により表裏面が同時に仕上げ加工される。回転して仕上げ加工ステージS3を脱したときには、ワークWの仕上げ加工は完了している。
次に、ワークWがバリ取りステージS4に位置するとき、ワークWは、ワーク保持テーブル20の回転に伴って被加工領域が移動されながら、公知のバリ取り機構(不図示)により表裏面が同時にバリ取り加工される。バリ取りステージS4を脱したときには、ワークWのバリ取り加工は完了している。
次に、ワークWが回転して着脱ステージS1に位置するとき、ロボットなどのワーク着脱装置を用いて又は作業者がワークWを取り外す。そして、ワークWは図示しないコンベアなどを用いて次工程に搬出される。そして、再び、ワークパレット22にワークWが保持される。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る両頭フライス加工装置1を用いた加工方法によれば、ワーク保持テーブル20の回転に従い、ワークWは、順次、第1のフライスユニット30により荒加工され、その後、第2のフライスユニット40により仕上げ加工される。そのため、荒加工ステージS2と仕上げ加工ステージS4との間に搬送ラインなどを設置する必要がないので、2台の縦型両頭フライス盤を水平方向に並設する場合に比べて、装置占有面積が小さくなる。また、荒加工ステージS2と仕上げ加工ステージS3との間でワークWを着脱させる必要がないので、サイクルタイムが向上する。
そして、ワーク保持テーブル20によりワークWが回転式に搬送されるので、ロボットなどのワーク着脱装置を両頭フライス加工装置1の上方に配置することが可能となる。そのため、2台の縦型両頭フライス盤を水平方向に並設する場合に比べて、さらに、全体としての占有面積を小さくすることができる。
また、フライスユニット30,40でワークWを加工するとき、ワークWの表裏面を同時に加工するので、従来の縦型両頭フライス盤と同様に、良好な加工精度を得ることができると共に、加工時間が短い。
なお、以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。
1…両頭フライス加工装置、 10…基台、 14…主回転軸、 15…軸受、 20…ワーク保持テーブル、 21…円盤フレーム、21a…パレット穴、 22…ワークパレット、 21d…連結部、21b…中心部、 21c…外周部、 22a…ワーク穴、23…ワーク保持機構、 23a…サイドストッパ、 23b…クランパ、 23c…ポジションプランジャ、 24…端面Rガイド、 24a…レール、 24b…ガイド、30…第1のフライスユニット、 31…荒加工用フライスカッタ(第1のフライス加工部)、 32…スピンドルヘッド、 33…スピンドル主軸、 34,35…アンギュラ玉軸受、 39…ラビリンス部、 40…第2のフライスユニット、 41…仕上げ加工用フライスカッタ(第2のフライス加工部)、 42…スピンドルヘッド、 44…内輪押え部材、 45…外輪押え部材、 53…冷媒通路、 60…制御ユニット、 O…ワーク保持テーブルの軸、 O1…第1のフライスユニットの軸、O2…第2のフライスユニットの軸、 W…ワーク。
Claims (10)
- 基台と、
表裏面を有する複数のワークを保持し、前記基台に対して水平な軸を中心に回転するワーク保持テーブルと、
前記ワーク保持テーブルを介して相対向して水平な軸上に同軸に配置され、前記ワークの表裏面を同時に加工する1対の第1のフライス加工部と、
前記ワーク保持テーブルを介して相対向して水平な軸上に同軸に配置され、前記ワークの表裏面を同時に加工する1対の第2のフライス加工部とを備えることを特徴とする両頭フライス加工装置。 - 前記第1のフライス加工部は荒仕上げ加工を行い、前記第2のフライス加工部は仕上げ加工を行い、前記第1フライス加工部の前記軸は前記第2のフライス加工部の前記軸より上方に位置することを特徴とする請求項1に記載の両頭フライス加工装置。
- 前記第1のフライス加工部の前記軸と前記第2のフライス加工部の前記軸とは、側面視で前記ワーク保持テーブルの前記軸に対して非対称に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載の両頭フライス加工装置。
- 前記第1のフライス加工部と前記第2のフライス加工部とは前記ワークを非同時に加工することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の両頭フライス加工装置。
- 前記ワーク保持テーブルは、前記基台に外周部が回転自在に保持されていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の両頭フライス加工装置。
- 前記第1及び第2のフライス加工部のスピンドル主軸は少なくとも一方の端部が複数対のアンギュラ玉軸受により回転可能に支持され、前記アンギュラ玉軸受の潤滑剤としてグリースを用いることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の両頭フライス加工装置。
- ワークの表裏面を同時に加工する1対のフライス加工部を複数有する両頭フライス加工装置に設けられた回転式のワーク保持テーブルであって、
中心部、外周部及び前記中心部と前記外周部とを連結するする複数の連結部を有し、前記各部間に形成された貫通穴からなる複数のパレット穴を有する円盤フレームと、前記パレット穴に挿入されて固定され、前記ワークが挿入されるワーク穴を有する複数のワークパレットと、前記ワーク穴に挿入される前記ワークの端面に当接して前記ワークを前記ワークパレットに保持するワーク保持機構とを備えることを特徴とするワーク保持テーブル。 - 前記ワークパレットは前記円盤フレームに着脱可能に固定されることを特徴とする請求項7に記載のワーク保持テーブル。
- 回転式のワーク保持テーブルに保持された複数のワークの表裏面を同時にフライス加工する両面フライス加工方法であって、
前記ワーク保持テーブルに保持された少なくとも1つのワークの表裏面を1対の第1のフライス加工部で同時に加工し、
その後、前記第1のフライス加工部で加工されたワークの表裏面を前記第2のフライス加工部で同時に加工することを特徴とする両面フライス加工方法。 - 前記第1のフライス加工部がワークの加工を行うとき、前記第2のフライス加工部はワークの加工を行わないことを特徴とする請求項9に記載の両面フライス加工方法。
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