JPH11233735A - 下部電極構造、それを用いたキャパシタ及びその形成方法 - Google Patents

下部電極構造、それを用いたキャパシタ及びその形成方法

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JPH11233735A
JPH11233735A JP10032854A JP3285498A JPH11233735A JP H11233735 A JPH11233735 A JP H11233735A JP 10032854 A JP10032854 A JP 10032854A JP 3285498 A JP3285498 A JP 3285498A JP H11233735 A JPH11233735 A JP H11233735A
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hsg
lower electrode
film
forming
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Toshiyuki Hirota
俊幸 廣田
Ichiro Honma
一郎 本間
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    • H01L29/92Capacitors having potential barriers
    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 HSGへの不純物拡散不良による空乏化を抑
え、マイナス側の容量低下を抑制し、かつ、HSGの欠
損を防止して歩留まりを向上させる。 【解決手段】 ポリシリコン下部電極、誘電体膜、及び
上部電極から構成されるキャパシタの形成方法であっ
て、下部電極上に該下部電極との接触面側でその径の細
くなる首3を有するHSGシリコン2を形成する工程、
形成されたHSGの凹凸形状を保って、かつ前記首3の
周囲の前記下部電極とHSGとの隙間を埋めて前記HS
Gを覆うようにシリコン膜4を堆積する工程、誘電体膜
を形成する工程、及び上部電極を形成する工程とを少な
くとも含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置、特にD
RAMやSRAM等の記憶デバイスのキャパシタ部の下
部電極構造、並びに該下部電極を有するキャパシタ及び
その形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、DRAMのキャパシタの下部電極とし
て、HSG(Hemispherical grained)シリコンが用い
られるようになってきている。このようなHSGシリコ
ンを使用する方法は、電極の表面積を、少ない工程数で
容易に拡大可能であるという特徴を持っている。しかし
ながら、HSGシリコンを形成した直後は、その中に不
純物を含まないことから、電極として機能させる為に
は、後から何らかの方法で、不純物を導入しなければな
らない。
【0003】はじめ、イオン注入を行う方法が考えられ
たが、注入に伴うスパッタリング効果で、HSGの形が
崩れ、期待したような表面積の増加は見込めなかった。
【0004】その後、不純物をドープしたアモルファス
シリコン上にHSGを形成する方法が確立され、不純物
をHSGの下地からHSG本体に、熱拡散によって導入
する方法が採用されるようになった。
【0005】1992年の“Solid state Devices and Mate
rials"の422頁には、”Hemispherical Grained Silicon
Formation on in-situ Phosphorous Doped Amorphous-
Si Using the Seeding Method"と題して、リンドープし
たアモルファスシリコン上にサイズ及び密度の制御され
たグレインが形成できることが記載されており、その後
の熱拡散によりリンをグレインに拡散させることで、形
成されたグレインを電極として作用させることが可能と
なる。
【0006】しかし、素子の微細化により拡散層領域も
微細化され、熱履歴を低減する必要があり、その結果、
充分に不純物を熱拡散させることが、困難になりつつあ
る。HSG本体への不純物の導入が、不十分になった結
果、空乏化によって、キャパシタの容量が期待したよう
に増加しないという問題が起こってきた。特にグレイン
を球状に形成して表面積の拡大を図ろうとした場合、グ
レインの下地との接触面側ではその径が細くなる、いわ
ゆる「首」を有しており、そのような細い「首」を介し
ての不純物拡散はより一層困難である。
【0007】また、そのような細い「首」を有するHS
Gでは、洗浄等の工程で、HSGが欠損し、この破片が
電極間ショートの原因になり、歩留まりを劣化させる場
合があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来、このような空乏
化、HSGの欠損を防止するため、形成するHSGの形
状をくびれの無い半球状に形成していた。つまり、有効
表面積を犠牲にしていた。
【0009】本発明の目的は、従来のように有効表面積
を犠牲にすること無く、空乏化、HSGの欠損を防止す
ることが可能なキャパシタの形成方法を提供するもので
ある。また、本発明は、上記形成方法によるHSG下部
電極構造並びにキャパシタの構成に関する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、ポリシリコン下部電極、誘電体膜、及び上
部電極から構成されるキャパシタの形成方法であって、
シリコン層上に該シリコン層との接触面側でその径の細
くなる首を有するHSGシリコンを形成する工程、形成
されたHSGの凹凸形状を保って、かつ前記首の周囲の
前記シリコン層とHSGとの隙間を埋めて前記HSGを
覆うようにシリコン膜を堆積して下部電極を形成する工
程、誘電体膜を形成する工程、及び上部電極を形成する
工程とを少なくとも含むことを特徴とするキャパシタの
形成方法である。
【0011】また、本発明は、シリコン層と、該シリコ
ン層上に形成された球状のシリコン粒とを有するHSG
下部電極であって、前記シリコン粒は、前記シリコン層
との接触面側でその径(第1の直径)の細くなる首を有
し、該シリコン粒の凹凸形状を保って、且つ前記首の周
囲の前記シリコン層との隙間を埋めて前記シリコン粒を
覆うように形成されたシリコン膜を備え、前記シリコン
膜で覆われた首の直径(第2の直径)が、前記シリコン
膜によって覆われて形成されたシリコン粒の最大直径よ
りも小さく形成されていることを特徴とする下部電極構
造、並びに上記の下部電極構造上に形成された誘電体膜
と、前記誘電体膜上に形成された導電膜とを備えること
を特徴とするキャパシタに関するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明では、下部電極上に前記形
状のHSGシリコンを形成する工程と、形成されたHS
Gの凹凸を反映させて、かつこれを覆うようにノンドー
プ、又は不純物をドープしたシリコン膜を堆積する工程
と、誘電体膜を形成する工程と、上部電極を形成する工
程とを少なくとも含んで構成される。
【0013】つまり、形成されたHSGの表面にシリコ
ン膜を堆積することで、その後の熱拡散工程において下
部電極からの不純物の拡散経路となるHSGの「首」を
太らせ、不純物がHSG本体に拡散しやすいようにする
のである。
【0014】本発明では、HSG上にシリコン膜を堆積
することで、HSGのみの場合と比べて表面積の減少は
避けられない。そこで、堆積したシリコン膜の一部を残
して、等方的なシリコンのエッチングを行う工程を設け
ることで、本発明の効果を損なわずに、シリコン膜の形
成によって減少した表面積を一部回復することができ
る。
【0015】また、本発明では、形成されたHSGの表
面に不純物ドープシリコン膜を堆積することで、不純物
の拡散経路となるHSGの「首」を太らせるとともに、
不純物ドープシリコン膜自体を不純物のHSGへの供給
源とすることができる。
【0016】下部電極上にHSGシリコンを選択的に形
成する工程の後、大気に曝露すること無くそのまま同一
反応炉内でHSGを覆うノンドープシリコン又は、ドー
プトシリコンを堆積させることで、HSGシリコンが酸
化されることなく好ましい。
【0017】HSGシリコンの形成方法は、例えば、本
出願人による特開平8−306646号公報等に詳細に
述べられている。すなわち、まず、所望の形状にパター
ニングされた下部電極上に、シラン(SiH4)又はジ
シラン(Si26)等のシリコンを含むガス化可能な化
合物をガス状態で、所望により不活性ガス等で希釈し
て、例えば1mTorr程度の減圧下で550〜570
℃程度の温度で照射するいわゆるLP−CVD法によ
り、シリコンの微結晶を含むノンドープのアモルファス
シリコン膜を形成する。所望の膜厚のアモルファスシリ
コン膜が形成されたところで、シラン又はジシランの照
射を止め、高真空或いは不活性雰囲気中でアニールを行
ってHSGを球状に成長させる。アニールすることによ
って、前記シリコンの微結晶を核としてその核周辺のシ
リコン原子がマイグレーションしてHSGの成長が起こ
る。
【0018】ノンドープアモルファスシリコン膜の形成
は、前記LP−CVD法以外にも分子線エピタキシー
(MBE)法によっても良い。
【0019】HSGを成長させるアニール条件として
は、アニール温度、アニール時間を調整して所望のグレ
インサイズまでHSGの成長を行えば良く、例えば、5
50〜600℃の温度で約2〜60分間行う。なお、ア
ニール時間に関しては、アニール温度とアモルファスシ
リコンの不純物濃度、そして、目標とするHSGのサイ
ズに依存する。
【0020】本発明では下部電極は不純物をドープした
アモルファスシリコンで形成する。不純物のドープ量は
所望の電極特性が得られれば特に制限はないが、好まし
くは1.0E20〜5.0E20 atoms/cc程
度が望ましい。不純物のドーピングはアモルファスシリ
コン成膜時に所望の不純物を導入できる原料を同時に投
入しても、ノンドープアモルファスシリコン成膜後にイ
オン注入しても良い。
【0021】本発明において、不純物とは、シリコンに
導電性を付与できるものであればいずれでも良いが、好
ましくはリン(P)、砒素(As)、アンチモン(Sb)、
ビスマス(Bi)等のn型不純物が挙げられ、特にリンは
好ましい。
【0022】本発明において形成されるHSGシリコン
の形状としては、球状、半球状、又は、マッシュルーム
状とでも形容される形状で、下地の下部電極との接触面
側の径がその成長方向に垂直な面の最大径よりも小さく
なり、その部分がくびれた、いわゆる「首」を有する構
造である。HSGの成長によっては、HSGグレイン同
士が接触して球状ではなくなるが、その場合であっても
その断面は、個々のグレインの下部電極との接触面側で
細くなる首を保持する形状である。
【0023】HSGの最大径は、好ましくは約300〜
900Å、より好ましくは約500〜700Å程度であ
る。
【0024】図9は、HSGの最大径に対する首の径の
比と、良品率および容量比(−1Vの印加電圧におい
て、HSG化しない場合を1とした)との関係を調べた
ものである。HSGの最大径に対する首の径の比の測定
は、HSG化後のリンドープシリコンの成長膜厚を変え
て作製したサンプルに対して断面SEMを撮影し、50
個のHSGに対して、それぞれHSGの首の径とHSG
の最大径との比を測定し、平均を求めた。初期(リンド
ープシリコン成膜前)のHSGのグレインサイズは、約
600Å、首の径の比は約0.2(首の径は約120
Å)になるように設定した。
【0025】首の径の比が約0.3より小さい場合、空
乏化によって容量の増加は小さいが、約0.4付近で最
大となる。その後、0.9までは緩やかに減少し、0.
9を越えるとグレイン同士が連結して凹部が埋め込まれ
急激に容量が低下する。また、良品率は、0.4から
0.95の範囲で95%以上を示す。0.4未満で良品
率が低下するのは、HSGが欠損し、電極間ショートを
引き起こし、空乏化によって容量が低下するためであ
る。また、0.95を越えて良品率が低下するのは、凹
部が埋め込まれて表面積拡大効果が失われ、容量が低下
することに起因するものと考えられる。従って、シリコ
ン膜で太くした首の径をHSGの最大径に対して0.4
〜0.95、より好ましくは0.4〜0.9に設定する
ことで、大きな容量が得られ、かつ高い良品率が得られ
ることがわかる。
【0026】なお、従来技術では、首の径の比を太くし
ようとする場合、グレインの大きさを小さく抑える必要
があり、容量増加も小さくなる。また、容量増加を大き
くしようとしてグレインの大きさを十分大きく設定する
と、首の径の比は逆に小さくなるため、欠損し易くなる
という欠点があったことは既に述べた通りである。本発
明では、表面積増加の大きい直径500Å以上のHSG
においても、その首の径を比較的自由に制御することを
可能にしている点は、特筆すべきものである。
【0027】このHSGの成長後、本発明では好ましく
はLP−CVD法によりシリコン膜を堆積して、HSG
の凹凸形状を保持しつつ、前記首を太らせる。LP−C
VD法による堆積膜形成により、例えばHSG同士が接
触して連結してしまった場合であっても、その隙間を介
して成膜ガスが進入できるため、前記したように首を太
らせることができる。
【0028】この工程で形成するシリコン膜は、ノンド
ープシリコン膜であっても不純物をドープしたシリコン
膜であっても良い。不純物をドープしたシリコン膜を形
成した場合、形成したシリコン膜自身が不純物供給源と
なり、HSG内への不純物ドープ量が増大するため、キ
ャパシタとして作用させた場合にマイナスバイアス側の
空乏化が更に抑制され好ましい。
【0029】また、本発明では、HSGへノンドープ又
はドープトシリコンを堆積した後、更にPOCl3雰囲
気で熱処理を行い、外部から不純物を導入させることも
できる。POCl3雰囲気で熱処理を行うことでリンガ
ラス層が形成されるが、形成されたリンガラス層をフッ
酸で除去して、以下の工程を続ければ良い。このように
外部から不純物を導入することで、マイナス側の空乏化
がより抑制される。
【0030】このように首を太くしたHSG上に誘電体
膜を形成する。誘電体膜としては従来公知の材料が使用
可能であり、例えば、窒化シリコン膜を成膜した後、酸
化雰囲気でその表面を酸化して誘電体膜とすることがで
きる。このような誘電体膜はSiO2膜換算で45〜6
0Å、より好ましくは48〜50Å程度の厚みに形成さ
れる。
【0031】その後、キャパシタの上部電極を形成す
る。上部電極は、下部電極と同様に不純物をドープした
アモルファスシリコン膜で形成することができる。また
上部電極としては、窒化チタンやタングステンなどの金
属電極を使用しても良く、その場合は、誘電体膜として
酸化タンタルなどを使用することもできる。
【0032】HSGへの不純物拡散は、製造工程中の各
熱処理工程で拡散される。また、別途熱拡散させる工程
を設けても良い。不純物の熱拡散は600℃以上、好ま
しくは700℃以上に加熱されることで実施される。熱
拡散の温度は素子特性に応じて適宜最適の温度を選択す
れば良い。
【0033】
【実施例】以下、本発明の半導体装置のキャパシタの形
成方法に限って、具体的な例を挙げて詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものでは
ない。
【0034】実施例1 先ず、図3に示すように、半導体基板にトランジスタ等
を形成した後、層間絶縁膜5上に半導体基板の所定箇所
との電気的接続がなされるようにコンタクトホール6を
開孔し、次に、不純物としてリンを含むアモルファスシ
リコンを成膜した。
【0035】その後、既知のリソグラフィー技術と、エ
ッチング技術を用いて所望の形状にパターニングを行っ
て下部電極7とした。
【0036】次に、下部電極表面の自然酸化膜等を除去
した後、550〜570℃の温度で、先ず1mTorr程度
の圧力で、シラン(アルゴンベース20%)を照射し、
下部電極7の表面に選択的に微結晶を含むノンドープの
アモルファスシリコン膜を約100〜150Å形成し
た。(この段階ではHSGの成長は起こらない。シラン
の照射中はHSGは成長しないことが判っている。)
【0037】その後、シランの照射を止め、アニールを
行って、HSG8を直径約500〜700Åに成長させ
た。HSGを形成した後の断面を模式的に図4に示す。
同図に示すように、成長したHSGと下地のリンがドー
プされたアモルファスシリコンとは、80Å程度の細い
「首」3を介してつながっている。「首」と下地アモル
ファスシリコンの間は、50〜80Å程度の隙間があ
る。
【0038】次に、再度シランを照射して、HSGが形
成された下部電極表面に、選択的にシリコン膜4を約50
Å形成した。このときの、一つのHSGの様子を模式的
に図1に示す。断面をSEMによって観察したところ、
シリコン膜4によって、図1に示すようにHSGの
「首」と下地アモルファスシリコンとの間の隙間が埋め
られて、首が太り、〜500Å程度となった。
【0039】次に、図5に示すように、誘電体膜として
既知のLP−CVD法により700℃で60Åの窒化シ
リコン膜9を形成した。
【0040】続いて800℃30分のパイロジェニック
酸化を行い窒化シリコン膜の表面の一部を酸化膜に換え
た(図示せず)。次に、図6に示すように、既知のLP
−CVD法により、不純物としてリンを3E20atoms/
cc含むシリコン膜を形成して、上部電極10とした。そ
の後、さらに層間絶縁膜(BPSG)11を堆積し、8
00℃10分の熱処理を施して不純物を活性化させた
(図7)。
【0041】このようにして形成された、キャパシタの
C−V特性を図8に示す。また、比較例としてシリコン
膜4を形成せずに同様にして形成したキャパシタ(従来
技術)、及び参考としてHSGの無いキャパシタののC
−V特性も図8に示す。
【0042】容量Csの最大値は、若干比較例で形成し
たものに比べ劣っているが、実際にデバイスで使用され
る−1.2V付近では、逆に本発明のほうが容量が高く
なることが判る。
【0043】HSGシリコンを形成した直後は、その中
に不純物を含まないことから、電極として機能させる為
には、後から何らかの方法で、不純物を導入しなければ
ならない。
【0044】比較例では不純物をHSGの下地から細い
80Å程度の「首」3を通してHSG本体に、熱拡散に
よって導入しなければならないが、この「首」3の細さ
が、「ボトルネック」になっていた。
【0045】本発明では、「首」3を太らせることで、
比較例よりも、不純物のHSGへの導入を容易にしてい
る。また、比較例では「首」3が細い為に、洗浄等の工
程で、HSGが欠損し、この破片が電極間ショートの原
因になり、歩留まりを劣化させる場合があったが、本発
明では、「首」が補強されることで、機械的な損傷に対
する耐性も向上している。
【0046】実施例2 実施例1では、Csの最大値は、比較例に比べて、若干
減少するという不利益があった。これは、HSG上に成
膜することによって、凹部の一部が埋め込まれ、表面積
が減少した為であると考えられる。そこで、HSG上に
シリコンを選択成長した後に、60℃のアンモニアと過
酸化水素水の混合水溶液を用いて、そのシリコンを約3
0Åエッチングした。
【0047】このエッチングは等方的に行われるので、
一度埋め込まれた「首」3と下地のシリコンとの間はそ
のまま残り、一度太らせた「首」も〜440Å程度にし
か細らないことが判った。この様子を図2に示す。
【0048】以下、実施例1と同様にしてキャパシタを
形成した。このようにして形成したキャパシタのC−V
特性を図8に示す。
【0049】表面積の回復に対して、首の細りが少ない
ので、Csの最大値も、実施例1よりも向上しているの
が判る。
【0050】実施例3 実施例1、実施例2では、HSG上にノンドープのシリ
コンを成膜していたが、不純物を導入する為にノンドー
プシリコンの替わりに、リンドープト・シリコンを成膜
した。リンドープト・シリコンはホスフィン(PH3
とシランを含むガス系から温度530℃〜570℃、圧
力約1mTorrで選択的に成膜した。成膜に際しては、PH
3を先に流し、その後シランを流して、3E20 atoms/cc
以上の濃度になるようにして、約50Å成膜した。
【0051】以下、実施例1と同様にしてキャパシタを
形成した。このようにして形成したキャパシタのC−V
特性を図8に示す(実施例3−1)。
【0052】また、リンドープト・シリコン形成後、実
施例2と同様にして約10Å等方性エッチングし、以下
同様にして形成したキャパシタのC−V特性も図8に示
す(実施例3−2)。実施例1、2と比較してマイナス
側の空乏化がさらに抑制されているのが判る。
【0053】実施例4 ノンドープシリコン又はリンドープトシリコンをHSG
上に成膜した後、更にPOCl3雰囲気で熱処理を行
い、リンを外部からHSGへ熱拡散させる例について説
明する。
【0054】例えば、実施例1と同様にしてHSGを形
成した後、約100ÅのノンドープシリコンをHSG上
に堆積した。その後、800℃のPOCl3雰囲気で5
分間の熱処理を行ったところ、約120Åのリンガラス
層が形成された。その後、形成されたリンガラス層をフ
ッ酸で除去し、実施例1と同様にして、誘電体膜と上部
電極を形成して、キャパシタとした。
【0055】このようにして作成したキャパシタのC−
V特性を図8に示す。マイナス側(下部電極側)での空
乏化が更に抑制されていることが判る。
【0056】HSGの首を太らせずに従来の技術を用い
てリン拡散を行った場合、HSGの首の一部又は全部が
リンガラス層に変換されてしまい、フッ酸でリンガラス
層を除去する際にHSGの脱落が生じ、容量が増加しな
かった。また、脱離したHSGが下部電極間をショート
させて歩留まりを著しく低下させていた。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、HSGの首を太らせた
ことで、不純物をHSG内に充分導入することができ、
空乏化が防げ、必要なキャパシタの容量値を確保するこ
とが出来るようになる。
【0058】また、首を太らせることにより洗浄等に対
する機械的耐性が強くなり、歩留まりが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態になるHSG部分の拡大断
面図である。
【図2】本発明の他の実施形態になるHSG部分の拡大
断面図である。
【図3】本発明のキャパシタの形成工程を説明する図
で、HSG形成前の下部電極部分の概略断面図である。
【図4】図3で示した下部電極にHSGを形成した状態
を示す概略断面図である。
【図5】図4で示したHSG付きキャパシタ上に誘電体
膜を形成した状態を示す概略断面図である。
【図6】図5で示した構成に上部電極を形成した状態を
示す概略断面図である。
【図7】図6で示した構成に層間絶縁膜を形成した状態
を示す概略断面図である。
【図8】各実施例及び比較例で形成したキャパシタのC
−V特性を示すグラフである。
【図9】HSGの最大径に対するシリコン膜形成により
太らせた首の径の比と良品率、容量比との関係を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 リン・ドープト・アモルファスシリコン膜 2 HSGシリコン 3 HSGの首 4 シリコン膜 5 層間絶縁膜 6 コンタクトホール 7 下部電極 8 HSG 9 窒化シリコン膜 10 上部電極 11 層間絶縁膜(BPSG膜)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン層と、該シリコン層上に形成さ
    れた球状のシリコン粒とを有するHSG下部電極であっ
    て、 前記シリコン粒は、前記シリコン層との接触面側でその
    径(第1の直径)の細くなる首を有し、該シリコン粒の
    凹凸形状を保って、且つ前記首の周囲の前記シリコン層
    との隙間を埋めて前記シリコン粒を覆うように形成され
    たシリコン膜を備え、 前記シリコン膜で覆われた首の直径(第2の直径)が、
    前記シリコン膜によって覆われて形成されたシリコン粒
    の最大直径よりも小さく形成されていることを特徴とす
    る下部電極構造。
  2. 【請求項2】 前記第2の直径は、前記第1の直径より
    大きく形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の下部電極構造。
  3. 【請求項3】 前記シリコン層は、不純物を含むシリコ
    ンによって構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の下部電極構造。
  4. 【請求項4】 前記シリコン膜は、不純物を含むシリコ
    ンによって構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の下部電極構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の下
    部電極構造上に形成された誘電体膜と、前記誘電体膜上
    に形成された導電膜とを備えることを特徴とするキャパ
    シタ。
  6. 【請求項6】 ポリシリコン下部電極、誘電体膜、及び
    上部電極から構成されるキャパシタの形成方法であっ
    て、 シリコン層上に該シリコン層との接触面側でその径の細
    くなる首を有するHSGシリコンを形成する工程、 形成されたHSGの凹凸形状を保って、かつ前記首の周
    囲の前記シリコン層とHSGとの隙間を埋めて前記HS
    Gを覆うようにシリコン膜を堆積して下部電極を形成す
    る工程、誘電体膜を形成する工程、及び上部電極を形成
    する工程とを少なくとも含むことを特徴とするキャパシ
    タの形成方法。
  7. 【請求項7】 前記HSG上に堆積したシリコン膜が減
    圧化学気相成長(LP−CVD)法によって形成された
    ものであることを特徴とする請求項6に記載のキャパシ
    タの形成方法。
  8. 【請求項8】 前記HSG上に堆積したシリコン膜がノ
    ンドープシリコン膜である請求項6又は7に記載のキャ
    パシタの形成方法。
  9. 【請求項9】 前記HSG上に堆積したシリコン膜が不
    純物をドープしたシリコン膜である請求項6又は7に記
    載のキャパシタの形成方法。
  10. 【請求項10】 前記シリコン膜中の不純物が1E20
    atoms/cc以上である請求項9に記載のキャパ
    シタの形成方法。
  11. 【請求項11】 前記HSG上に堆積したシリコン膜の
    一部を残して、等方的なシリコンのエッチングを行う工
    程を含むことを特徴とする請求項6〜10のいずれか1
    項に記載のキャパシタの形成方法。
  12. 【請求項12】 下部電極上に選択的にHSGシリコン
    を形成する工程の後、大気に曝露することなくそのまま
    同一反応炉内で、少なくともHSGを覆うようにシリコ
    ン膜を堆積することを特徴とする請求項6〜11のいず
    れか1項に記載のキャパシタの形成方法。
  13. 【請求項13】 HSG上にシリコン膜を堆積した後、
    更にPOCl3雰囲気で熱処理を行う工程を有すること
    を特徴とする請求項6〜12のいずれか1項に記載のキ
    ャパシタの形成方法。
  14. 【請求項14】 HSGの最大径に対する前記シリコン
    膜で太らせたHSGの首の径の比が0.4〜0.95で
    あることを特徴とする請求項6〜13のいずれか1項に
    記載のキャパシタの形成方法。
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