JP2003017584A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2003017584A JP2001197266A JP2001197266A JP2003017584A JP 2003017584 A JP2003017584 A JP 2003017584A JP 2001197266 A JP2001197266 A JP 2001197266A JP 2001197266 A JP2001197266 A JP 2001197266A JP 2003017584 A JP2003017584 A JP 2003017584A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】HSGを表面に有する電極を備えた半導体装置
の製造方法に関し、電極同士の短絡を防止すること。 【解決手段】第1非晶質シリコン膜11を絶縁膜7上に
形成するとともに、第2非晶質シリコン膜12を半導体
基板1の下面側に形成する工程と、第2非晶質シリコン
膜12を除去するか、第2非晶質シリコン膜12に不純
物を導入して第1非晶質シリコン膜11よりも該不純物
の濃度を高くするか又は第2非晶質シリコン膜12を多
結晶シリコン膜に変換するかのいずれかの工程と、第1
非晶質シリコン膜11をパターニングする工程と、第1
非晶質シリコン膜11表面にHSG14を形成すること
により、第1非晶質シリコン膜11とHSG14からな
る電極15を形成する工程を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に関し、より詳しくは、HSGを表面に有す
る電極を備えた半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置では、大容量化の要求か
らメモリセルの集積度が益々高くなってきている。DR
AMにおけるメモリセルは、MOSトランジスタとキャ
パシタから構成され、セルの高集積化に伴ってキャパシ
タの形成領域が狭くなってきている。そして、キャパシ
タ形成領域が狭くなるとキャパシタの静電容量が小さく
なってしまい、ソフトエラー率を増加させたり、リフレ
ッシュ能力を低下させる原因となる。
【0003】このため、キャパシタの静電容量を増加さ
せるために、キャパシタを構成する蓄積電極の表面積を
増やしたり、或いは誘電体膜の材料として高誘電率物質
を採用するといった構造が採用されている。蓄積電極の
表面積を増やすために、その高さを増やしたり、筒形形
状にしたり、さらには、表面に凹凸形状を付与するHS
G(hemispherical grained silicon layer)を用いるこ
とが知られている。
【0004】HSGを用いる蓄積電極は例えば次のよう
な工程を経て形成される。まず、図1(a) に示すような
構造を半導体基板101 上に形成する。即ち、半導体基板
101 のうち素子分離絶縁膜102 に囲まれた領域にMOS
トランジスタ103を形成する。MOSトランジスタ103
は、半導体基板101 上にゲート絶縁膜103aを介して形成
されたゲート電極103bと、ゲート電極103bの両側の半導
体基板101内に形成された第1、第2の不純物拡散層103
c, 103dとから構成される。
【0005】そして、半導体基板101 上に、MOSトラ
ンジスタ103 を覆う第1層間絶縁膜104 を形成した後
に、第1層間絶縁膜104 をパターニングして第1の不純
物拡散層103cの上に第1ホール104aを形成する。さら
に、第1ホール104aの中に第1プラグ105 を形成する。
続いて、第1プラグ105 に接続されるビット線106 を第
1層間絶縁膜104 上に形成する。
【0006】第1層間絶縁膜104 及びビット線106 の上
に第2層間絶縁膜107 とエッチングストップ層108 を順
に形成した後に、エッチングストップ層108 、第2層間
絶縁膜108 及び第1層間絶縁膜104 をパターニングして
第2不純物拡散層103dの上に第2ホール107aを形成す
る。さらに、エッチングストップ層108 の上と第2ホー
ル107aの中に不純物を含む第1非晶質シリコン膜をCV
D法により形成した後に、第1非晶質シリコン膜を研磨
してエッチングストップ層108 の上面から除去する。こ
れにより、第2ホール107a内に残った第1非晶質シリコ
ン膜を第2プラグ109 とする。
【0007】ところで、エッチングストップ層108 上に
第1非晶質シリコン膜を形成する場合には半導体基板10
1 裏面にも第1非晶質シリコン膜110 が形成される。こ
れは、半導体基板101 裏面のうち周辺の一部はマガジン
等に支持されているがその他の部分は成膜雰囲気に露出
しているからである。次に、図1(b) に示すように、エ
ッチングストップ層108 及び第2プラグ109の上にBP
SG膜111 を形成した後に、BPSG膜111 をパターニ
ングして第2プラグ109 とその周辺に開口部111aを形成
する。続いて、開口部111a内とBPSG膜111 上に第2
非晶質シリコン膜112 をCVD法により形成する。この
場合、半導体基板101 の裏面の第1非晶質シリコン膜11
0 上にも第2非晶質シリコン膜113 が形成される。
【0008】そして、CMPにより第2非晶質シリコン
膜112 をBPSG膜111 の上面から除去する。これによ
り、開口部111a内には筒状の第2非晶質シリコン膜112
が残り、これをキャパシタの蓄積電極として使用する。
次に、図2(a) に示すように、エッチングストップ層10
8 上のBPSG膜111をフッ酸溶液により選択的に除去
する。
【0009】さらに、エッチングストップ層108 上に露
出した筒状の非晶質シリコン膜112をアニールして筒状
の非晶質シリコン膜112 の内面と外面にそれぞれ半球状
のHSG112aが形成されて凹凸が発生する。筒状の非晶
質シリコン膜112 の表面にHSG112aを形成する場合に
は半導体基板101 下面の非晶質シリコン膜113 の表面に
も同時にHSG113aが形成される。
【0010】この後、特に図示しないが、蓄積電極であ
る筒状の非晶質シリコン膜112 の表面にキャパシタの誘
電体膜し、さらに誘電体膜上に対向電極を形成すること
になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体基板
上に非晶質シリコン膜を形成する工程や、非晶質シリコ
ン膜表面にHSGを形成する工程や、非晶質シリコン膜
の洗浄工程などにおいては、半導体基板は間隔をおいて
マガジン内に複数枚配置される。従って、半導体基板の
移動や洗浄の際に、半導体基板下面の半球状のHSGが
非晶質シリコン膜表面から剥がれ落ちて他の半導体基板
の上面に移動することがある。
【0012】そのような半球状のHSGが他の半導体基
板上に形成された複数の蓄積電極の間に置かれると、蓄
積電極相互間を短絡するといった問題が生じてDRAM
の歩留まりを低下させる原因となる。特に、半導体基板
を薬液で洗浄する工程では、半導体基板の下面のHSG
が薬液の流動とともに半導体基板の上面側に回り込んで
しまうので、枚葉処理、バッチ処理のいかんに関わらず
半球状のHSGにより蓄積電極が短絡されるといった問
題が生じ易い。
【0013】本発明の目的は、HSGを有する電極相互
間の短絡を防止する半導体装置及びその製造方法を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、半導体
基板の上方に絶縁膜を形成する工程と、第1の非晶質シ
リコン膜を前記絶縁膜上に形成するとともに、第2の非
晶質シリコン膜を前記半導体基板の下面側に形成する工
程と、前記第2の非晶質シリコン膜を除去するか、前記
第2の非晶質シリコン膜に不純物を導入して前記第1の
非晶質シリコン膜よりも該不純物の濃度を高くするか又
は前記第2の非晶質シリコン膜を多結晶シリコン膜に変
換するかのいずれかの工程と、前記第1の非晶質シリコ
ン膜をパターニングする工程と、前記第1の非晶質シリ
コン膜の表面にHSG(半球状グレインシリコン)を形
成することにより、前記第1の非晶質シリコン膜と前記
半球状グレインシリコンからなる電極を形成する工程
と、前記電極に不純物を導入して低抵抗化する工程とを
有することを特徴とする半導体装置の製造方法によって
解決する。
【0015】または、半導体基板の上方に形成された絶
縁膜と、前記絶縁膜の上に形成され且つ半球状グレイン
シリコン膜を表面に有するキャパシタの蓄積電極と、前
記蓄積電極表面に形成された前記キャパシタの誘電体膜
と、前記誘電体膜上に形成された導電膜と、前記半導体
基板の下面側に形成されて露出面が前記蓄積電極の表面
よりも平坦であるシリコン膜とを有することを特徴とす
る半導体装置によって解決する。
【0016】本発明によれば、HSGが形成される第1
の非晶質シリコン膜を形成すると同時に半導体基板の下
面側に形成される第2の非晶質シリコン膜を、除去する
か不純物導入により第1の非晶質シリコン膜よりもその
不純物の濃度を高くするか、又は第2の非晶質シリコン
膜を多結晶シリコン膜に変換するようにしている。HS
Gは、第1の非晶質シリコン膜にシランを照射した後に
超高真空中でアニールすることにより第1の表室シリコ
ン膜の表面に形成される。このようなHSGは、低不純
物濃度の非晶質シリコン膜が存在しない半導体基板の下
面側には成長せず、また、高不純物濃度化された非晶質
シリコン膜や多結晶シリコン膜の表面には成長しない。
【0017】従って、半導体基板の下面側からHSGが
剥がれ落ちて上面側に移動し、これにより電極相互間を
短絡することがなくなり、半導体基板の上面側にHSG
を有する電極が歩留まりよく形成されることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】そこで、以下に本発明の実施形態
を図面に基づいて説明する。 (第1の実施の形態)図3〜図6は、本発明の第1実施
形態を示す半導体装置の製造工程を示す断面図である。
【0019】次に、図3(a) に示す構造を形成するまで
の工程を説明する。まず、p型のシリコン(半導体)基
板1のうち素子分離領域にLOCOS法等により素子分
離絶縁膜2を形成し、その素子分離絶縁膜2により囲ま
れた領域を素子形成領域とする。素子形成領域ではシリ
コン基板1の上にゲート絶縁膜3aを介してゲート電極
3bを形成し、そのゲート電極3bの両側方のシリコン
基板1にはn型不純物を導入して第1及び第2のn型不
純物拡散層3c,3dを形成する。ゲート電極3b、第
1及び第2のn型不純物拡散層3c、3d等によってM
OSトランジスタ3が構成される。なお、ゲート電極3
bはワード線を兼ねている。
【0020】続いて、MOSトランジスタ3、素子分離
絶縁膜2等を覆うSiO2よりなる第1層間絶縁膜4をシリ
コン基板1上に形成する。さらに、第1層間絶縁膜4を
フォトリソグラフィー法によりパターニングして第1の
n型不純物拡散層3cの上に第1コンタクトホール4a
を形成する。さらに、第1コンタクトホール4a内に導
電性のビット線コンタクトプラグ5を形成した後にビッ
ト線コンタクトプラグ5に接続するビット線BLを第1
層間絶縁膜4の上にする。ビット線BLは、ビット線コ
ンタクトプラグ5を介して第1のn型不純物拡散層3c
に電気的に接続される。
【0021】次に、ビット線BLと第1層間絶縁膜4の
上にSiO2よりなる第2層間絶縁膜6をCVD法により形
成する。さらに、窒化シリコン膜(エッチングストップ
膜)7をCVD法により50nmの厚さに第2層間絶縁
膜6上に形成する。その後に、窒化シリコン膜7、第1
及び第2層間絶縁膜4,6をフォトリソグラフィー法に
よりパターニングして第2の不純物拡散層3dの上に第
2コンタクトホール6aを形成する。
【0022】次に、図3(b) に示すように、第2コンタ
クトホール6a内と窒化シリコン膜7上に、リンを濃度
1.4×1021/cm3 で含む第1非晶質シリコン層8を
縦型CVD炉を用いて200nm〜300nmの厚さに
成長する。このとき、シリコン基板1の下面(裏面)に
も同じ不純物濃度の第2非晶質シリコン層9が成長す
る。
【0023】続いて、化学機械研磨(CMP)法により
窒化シリコン膜7の上面から非晶質シリコン層8を除去
する。これにより、第2コンタクトホール6a内に残っ
た非晶質シリコン層8をストレージコンタクトプラグ8
aとして使用する。続いて、図4(a) に示すように、B
PSGよりなるパターニング用膜10をCVD法により
窒化シリコン膜7上に例えば1.2μmの厚さに形成し
た後に、パターニング用膜10を加熱してリフローする
ことによりその表面を平坦化する。
【0024】次に、図4(b) に示すように、パターニン
グ膜10をフォトリソグラフィー法によりパターニング
して、ストレージコンタクトプラグ8a上とその周辺領
域に蓄積電極形状の開口部10aを形成する。さらに、
開口部10aの内面とパターニング用膜10の上面に厚
さ75nmの第3の非晶質シリコン膜11をCVD法に
より形成する。第3の非晶質シリコン膜11は、2×1
20cm-3よりも低い不純物濃度又はアンドープで成長す
ることが好ましい。低不純物濃度として例えば1×10
20cm-3でリンがドープされている。このとき、シリコン
基板1の下面にも第4の非晶質シリコン膜12が形成さ
れる。なお、開口部10a内では第3の非晶質シリコン
膜11は筒状になっている。
【0025】次に、スピンエッチャーを用いて、シリコ
ン基板1の下面に形成された第4の非晶質シリコン膜1
2をフッ酸と硝酸の混合薬液で除去し、第2の非晶質シ
リコン膜9を露出させる。この場合の混合薬液は、49
%フッ酸と61%硝酸の混合比は1対250とした。第
4の非晶質シリコン膜12の除去は、異方性ドライエッ
チング法によって行ってもよく、シリコンエッチングガ
スとしてCF4 、SF6 、NF3 のようなフッ素系ガス、C
l2 、HCl のような塩素系ガス、及びHBr のような臭素
系ガス、又はいずれかの混合ガスを用いることができる
が、これに限定されるものではない。
【0026】なお、第4の非晶質シリコン膜12を除去
する際に、第2の非晶質シリコン膜9もエッチングされ
て薄くなることもある。その後に、第3の非晶質シリコ
ン膜11の上にフォトレジスト13を塗布し、ついでフ
ォトレジスト13をベークする。さらに、図5(a) に示
すように、フォトレジスト13と第3の非晶質シリコン
膜11をCMP法により研磨して、これらをパターニン
グ用膜10の上面上から除去する。研磨後には、開口部
9内で第3の非晶質シリコン膜11が有底の円筒(シリ
ンダ)形状に残り、その円筒内はフォトレジスト13で
満たされた状態になっている。
【0027】なお、フォトレジスト13の形成は、シリ
コン基板1下面の第4の非晶質シリコン膜12を除去す
る前に形成しておいてもよく、これにより第3の非晶質
シリコン膜11を保護することができる。この後に、図
5(b) に示すように、フォトレジスト13を溶剤又は酸
素プラズマによって除去する。続いて、フッ酸によりパ
ターニング用膜10を除去するとシリコン窒化膜7上に
は円筒状の第3の非晶質シリコン膜11が表出する。そ
してSC−1及びDHFの溶液を用いて第3の非晶質シ
リコン膜11を洗浄する。なお、SC−1は、アンモニ
ア水と過酸化水素水の混合液である。DHFは、フッ酸
を純水で希釈した溶液である。
【0028】次に、縦型炉においてシリコン基板1を5
60℃に加熱した状態でシラン(SiH4)ガスを第4の非
晶質シリコン膜11に約20分間で照射する。この場合
の縦型炉内の圧力を5×10-4Torrとする。続いて、縦
型炉内の圧力を真空に引ききり、およそ5×10-8Torr
に低下させて例えば560℃で第3の非晶質シリコン膜
11を20分間アニールすると、図6(a) に示すよう
に、第3の非晶質シリコン膜11の筒の内面と外面には
HSG14、即ち半球状グレインシリコンが形成されて
第3の非晶質シリコン膜11の表面を凹凸にする。この
場合、シリコン基板1の下面側にはHSGが形成されな
い。これは、シリコン基板1の下面に露出した第2の非
晶質シリコン膜9の不純物濃度が1×1021/cm3
はそれ以上であるので、そのような不純物濃度にはHS
Gが形成され難いからである。
【0029】以上により、第3の非晶質シリコン膜11
とHSG膜14によってキャパシタQの蓄積電極15が
構成される。次に、クラスタで接続された別の縦型炉に
シリコン基板1を窒素雰囲気で搬送し、その別の縦型炉
内でシリコン基板1を650℃で120分間加熱しなが
ら蓄積電極13をホスフィン(PH3 )雰囲気に曝すこと
によりその中にリンを導入する。これにより、HSG1
4と第3の非晶質シリコン膜11のリン濃度が高くな
り、蓄積電極15の導電率が上がって電極としての機能
が付与される。
【0030】そのようなシリコン基板1の下面側を電子
顕微鏡(SEM)で観察したところその下面側にはHS
Gのシリコンが殆ど形成されずに、従来よりも平坦性が
良くなっていることが確認された。従って、シリコン基
板1を炉外に取り出してSC−1とDHFの溶液で蓄積
電極15を洗浄する際に、シリコン基板1の下面から上
面にHSGが移動することがなくなった。
【0031】次に、図6(b) に示すように、蓄積電極1
5の表面にシリコン窒化膜(誘電体膜)16を5nmの
厚さに形成し、さらにそのシリコン窒化膜16の表面を
700℃でパイロジェニック酸化を行う。引き続き、対
向電極17としてリン濃度5×20cm-3のドープト非晶質
シリコン膜を形成する。なお、蓄積電極15を構成する
非晶質シリコン膜11とシリコン基板1下面側の第2の
非晶質シリコン膜9はHSG14を形成した後の熱処理
によって多結晶化される。
【0032】以上によりDRAMセルのキャパシタQが
完成する。完成したキャパシタでは蓄積電極相互間の短
絡が従来に比べて極めて少ないことが確認された。 (第2の実施の形態)図7〜図9は、本発明の第2実施
形態を示す半導体装置の製造工程を示す断面図であり、
図3〜図6と同じ符号は同じ要素を示している。
【0033】図7(a) は、パターニング用膜10の上面
とその開口部10aの内面に第3の非晶質シリコン膜1
1を形成するとともに、シリコン基板1の下面に第2の
非晶質シリコン膜9を介して第4の非晶質シリコン膜1
2を形成した状態を示している。第3及び第4の非晶質
シリコン膜11,12の形成条件は、第1実施形態と同
様にして、それらの膜11,12は不純物濃度2×10
20/cm3 又はそれ以下で形成するかアンドープで形成さ
れる。
【0034】なお、MOSトランジスタ3、第1及び第
2の層間絶縁膜4,6、ビット線コンタクトプラグ5、
ビット線BL、窒化シリコン膜7、ストレージコンタク
トプラグ8a、第2の非晶質シリコン膜9、パターニン
グ用膜10、開口10a等の形成は第1実施形態と同様
にする。次に、図7(b) に示すように、シリコン基板1
の下面側の第4の非晶質シリコン膜12にリン原子をイ
オン注入し、その不純物濃度を例えば1.4×1021
cm3 まで増加させる。その不純物導入方法は、イオン注
入法に限るものではなくプラズマドープ法であってもよ
い。
【0035】その後に、第3の非晶質シリコン膜11の
上にフォトレジスト13を塗布し、ついでフォトレジス
ト13をベークする。さらに、図8(a) に示すように、
フォトレジスト13と第3の非晶質シリコン膜11をC
MP法により研磨して、これらをパターニング用膜10
の上面上から除去する。研磨後には、開口部9内で第3
の非晶質シリコン膜11が有底の円筒形状に残り、その
円筒内はフォトレジスト13で満たされた状態になって
いる。
【0036】なお、フォトレジスト13の形成は、第4
の非晶質シリコン膜12に不純物を外部から導入する前
に形成しておいてもよく、これにより第3の非晶質シリ
コン膜11を保護することができる。この後に、フォト
レジスト13を溶剤又は酸素プラズマによって除去し、
続いて、フッ酸によってパターニング用膜10を除去す
ると、図8(b) に示すようにシリコン窒化膜7上には円
筒状の第3の非晶質シリコン膜11が露出する。そして
SC−1、DHFの溶液を用いて第3の非晶質シリコン
膜11を洗浄する。
【0037】次に、縦型炉においてシリコン基板1を5
60℃に加熱した状態でシランガスを第4の非晶質シリ
コン膜11に約20分間で照射する。この場合の縦型炉
内の圧力を5×10-4Torrとする。続いて、縦型炉内の
圧力を真空に引ききり、およそ5×10-8Torrに低下さ
せて例えば560℃で第3の非晶質シリコン膜11を2
0分間アニールすると、図9(a) に示すように、第3の
非晶質シリコン膜11の筒の内面と外面にはHSG14
が形成されて第3の非晶質シリコン膜11の表面を凹凸
にする。この場合、シリコン基板1の下面ではHSGが
形成されない。これは、シリコン基板1の下面に露出し
た第4の非晶質シリコン膜12の不純物濃度が1×10
21/cm3 又はそれ以上であるので、そのような高い不
純物濃度ではHSGが形成され難いからである。
【0038】第3の非晶質シリコン膜11とHSG膜1
4によってキャパシタQの蓄積電極15が構成される。
次に、クラスタで接続された別の縦型炉にシリコン基板
1を窒素雰囲気で搬送し、その別の縦型炉内でシリコン
基板1を650℃で120分間加熱しながら蓄積電極1
3をホスフィン(PH3 )雰囲気に曝すことによりその中
にリンを導入する。これにより、蓄積電極15を構成す
るHSG14と第3の非晶質シリコン膜11のリン濃度
を高くする。これにより、蓄積電極15の導電率が高く
なって電極としての機能が付与される。
【0039】そのようなシリコン基板1の下面を電子顕
微鏡で観察したところその下面にはHSGのシリコンが
殆ど形成されずに、従来よりも平坦性が良いことが確認
された。従って、シリコン基板1の下面から上面にHS
Gが移動することはない。次に、図9(b) に示すよう
に、蓄積電極15の表面にシリコン窒化膜(誘電体膜)
16を5nmの厚さに形成し、さらにそのシリコン窒化
膜16の表面を700℃でパイロジェニック酸化を行
う。引き続き、対向電極17としてリン濃度5×20cm-3
のドープト非晶質シリコン膜を形成する。なお、蓄積電
極15を構成する非晶質シリコン膜11とシリコン基板
1下面側の第2及び第4の非晶質シリコン膜9,12
は、HSG14を形成した後の熱処理によって多結晶化
される。
【0040】以上によりDRAMセルのキャパシタQが
完成する。完成したキャパシタでは蓄積電極相互間の短
絡が従来に比べて極めて少ないことが確認された。(第
3の実施の形態)図10、図11は、本発明の第3実施
形態を示す半導体装置の製造工程を示す断面図であり、
図3〜図6と同じ符号は同じ要素を示している。
【0041】まず、第1実施形態に示した工程に沿っ
て、シリコン基板1にMOSトランジスタ3を形成した
後に、シリコン基板1の上に、第1の層間絶縁膜4、ビ
ット線コンタクトプラグ5、ビット線BL、第2の層間
絶縁膜6、窒化シリコン膜7、ストレージコンタクトプ
ラグ8aを形成する。さらに、図4(b) に示すように、
窒化シリコン膜7上にパターニング用膜10を形成し、
パターニング用膜10に開口部10aを形成してストレ
ージコンタクトプラグ8aを露出させる。
【0042】その後に、パターニング用膜10の上面と
その開口部10aの内面に第3の非晶質シリコン膜11
を形成するとともに、シリコン基板1の下面に第2の非
晶質シリコン膜9を介して第4の非晶質シリコン膜12
を形成する。第3及び第4の非晶質シリコン膜11,1
2の形成条件は、第1実施形態と同様であり、それらの
膜11,12は不純物濃度2×1020/cm3 又はそれ以
下で形成するかアンドープで形成される。
【0043】続いて、図10(a) に示すように、第4の
非晶質シリコン膜12をレーザアニールして少なくとも
その表面を多結晶シリコン層12aに変換する。その多
結晶化は第2の非晶質シリコン膜9の途中又は全てを含
む深さで行ってもよい。次に、第3の非晶質シリコン膜
11の上にフォトレジスト(不図示)を塗布し、ついで
フォトレジストをベークする。さらに、フォトレジスト
と第3の非晶質シリコン膜11をCMP法により研磨し
て、これらをパターニング用膜10の上面上から除去す
る。研磨後には、開口部9内で第3の非晶質シリコン膜
11が有底の円筒形状に残り、その円筒内はフォトレジ
スト13で満たされた状態になっている。
【0044】この後に、フォトレジストを除去し、さら
にフッ酸によってパターニング用膜10を除去すると、
図10(b) に示すようにシリコン窒化膜7の上には円筒
状の第3の非晶質シリコン膜11が露出する。そしてS
C−1及びDHFの溶液を用いて第3の非晶質シリコン
膜11を洗浄する。なお、パターニング用膜10上への
フォトレジストの形成は、シリコン基板1下面の第4の
非晶質シリコン膜12にレーザアニールを施す前に形成
しておいてもよく、これにより第3の非晶質シリコン膜
11を保護することができる。
【0045】次に、縦型炉においてシリコン基板1を5
60℃に加熱した状態でシランガスを第4の非晶質シリ
コン膜11に約20分間で照射する。この場合の縦型炉
内の圧力は5×10-4Torrとする。続いて、縦型炉内の
圧力を真空に引ききり、およそ5×10-8Torrに低下さ
せて例えば560℃で第3の非晶質シリコン膜11を2
0分間アニールすると、図11(a) に示すように、第3
の非晶質シリコン膜11の筒の内面と外面にはHSG1
4が形成されて第3の非晶質シリコン膜11の表面を凹
凸にする。ここで、シリコン基板1の下面ではHSGが
形成されない。これは、シリコン基板1の下面側で露出
している多結晶シリコン層12aではHSGが形成され
ないからである。
【0046】これにより、図11(a) に示すように、第
3の非晶質シリコン膜11とHSG膜14によってキャ
パシタQの蓄積電極15が構成される。次に、クラスタ
で接続された別の縦型炉にシリコン基板1を窒素雰囲気
で搬送し、その別の縦型炉内でシリコン基板1を650
℃で120分間加熱しながら蓄積電極13をホスフィン
(PH3 )雰囲気に曝すことによりその中にリンを導入す
る。これにより、蓄積電極15を構成するHSG14と
第3の非晶質シリコン膜11のリン濃度を高くする。こ
れにより、蓄積電極15の導電率が高くなって電極とし
ての機能が付与される。なお、シリコン基板1の下面側
のシリコン膜の不純物濃度も高くなる。
【0047】そのようなシリコン基板1の下面を電子顕
微鏡で観察したところ、その下面にはHSGのシリコン
が形成されずに平坦性が従来よりも良いことが確認され
た。従って、シリコン基板1の下面から上面にHSGが
移動することはない。次に、図11(b) に示すように、
蓄積電極15の表面にシリコン窒化膜(誘電体膜)16
を5nmの厚さに形成し、さらにそのシリコン窒化膜1
6の表面を700℃でパイロジェニック酸化を行う。引
き続き、対向電極17としてリン濃度5×20cm-3のドー
プト非晶質シリコン膜を形成する。なお、蓄積電極15
を構成する非晶質シリコン膜11は、HSG14を形成
した後の熱処理によって多結晶化される。
【0048】以上によりDRAMセルのキャパシタQが
完成する。完成したキャパシタでは蓄積電極相互間の短
絡が従来に比べて極めて少ないことが確認された。な
お、上記したシリコン膜に導入する不純物としてはリン
に限られるものではなく、砒素等の他のn型不純物、或
いはp型不純物を用いてもよい。 (付記1)半導体基板の上方に絶縁膜を形成する工程
と、第1の非晶質シリコン膜を前記絶縁膜上に形成する
とともに、第2の非晶質シリコン膜を前記半導体基板の
下面側に形成する工程と、前記第2の非晶質シリコン膜
を除去する工程と、前記第1の非晶質シリコン膜をパタ
ーニングする工程と、前記第1の非晶質シリコン膜の表
面に半球状グレインシリコンを形成することにより、前
記第1の非晶質シリコン膜と前記半球状グレインシリコ
ンからなる電極を形成する工程と、前記電極に不純物を
導入して低抵抗化する工程とを有することを特徴とする
半導体装置の製造方法。 (付記2)前記第2の非晶質シリコン膜の除去は、フッ
酸と硝酸を有する混合液を用いてなされるか、ドライエ
ッチングによりなされることを特徴とする付記1に記載
の半導体装置の製造方法。 (付記3)半導体基板の上方に絶縁膜を形成する工程
と、第1の非晶質シリコン膜を前記絶縁膜上に形成する
とともに、第2の非晶質シリコン膜を前記半導体基板の
下面側に形成する工程と、前記第2の非晶質シリコン膜
に不純物を導入して前記第1の非晶質シリコン膜よりも
該不純物の濃度を高くする工程と、前記第1の非晶質シ
リコン膜をパターニングする工程と、前記第1の非晶質
シリコン膜の表面に半球状グレインシリコンを形成する
ことにより、前記第1の非晶質シリコン膜と前記半球状
グレインシリコンからなる電極を形成する工程と、前記
電極に不純物を導入して低抵抗化する工程とを有するこ
とを特徴とする半導体装置の製造方法。 (付記4)前記不純物が導入された前記第2の非晶質シ
リコン膜内の前記不純物の濃度は5×10/cm3 よりも
高い不純物濃度を有することを特徴とする付記3に記載
の半導体装置の製造方法。 (付記5)前記不純物の導入は、イオン注入法又はプラ
ズマドープ法によることを特徴とする付記3又は付記4
に記載の半導体装置の製造方法。 (付記6)半導体基板の上方に絶縁膜を形成する工程
と、第1の非晶質シリコン膜を絶縁膜上に形成するとと
もに、第2の非晶質シリコン膜を前記半導体基板の下面
側に形成する工程と、前記第2の非晶質シリコン膜を多
結晶シリコン膜に変換する工程と、前記第1の非晶質シ
リコン膜をパターニングする工程と、前記第1の非晶質
シリコン膜の表面に半球状グレインシリコンを形成する
ことにより、前記第1の非晶質シリコン膜と前記半球状
グレインシリコンからなる電極を形成する工程と、前記
電極に不純物を導入して低抵抗化する工程とを有するこ
とを特徴とする半導体装置の製造方法。 (付記7)前記第1及び前記第2の非晶質シリコン膜
は、不純物を2×1020/cm3 以下の濃度で含んで成長
されるか、アンドープで成長されることを特徴とする付
記1乃至付記6のいずれかに記載の半導体装置の製造方
法。 (付記8)低抵抗化された前記半球状グレインシリコン
には前記不純物が5×10/cm3 よりも高い濃度で含ま
れていることを特徴とする付記1乃至付記7のいずれか
に記載の半導体装置の製造方法。 (付記9)前記第1の非晶質シリコン膜はパターニング
によって円筒状に形成されることを特徴とする付記1乃
至付記8のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。 (付記10)前記第1の非晶質シリコン膜と第2の非晶
質シリコン膜を形成する前において、前記絶縁膜にホー
ルを形成する工程と、前記ホール内と前記絶縁膜上に第
1のシリコン膜を形成するとともに前記半導体基板の下
面上に第2のシリコン膜を形成する工程と、前記第1の
シリコン膜を前記絶縁膜上から除去して前記ホール内に
残された前記第1のシリコン膜を導電性プラグとする工
程とをさらに有することを特徴とする付記1乃至付記9
のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。 (付記11)前記電極の表面に誘電体膜と導電膜を順に
形成する工程とをさらに有することを特徴とする付記1
乃至付記9のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。 (付記12)半導体基板の上方に形成された絶縁膜と、
前記絶縁膜の上に形成され且つ半球状グレインシリコン
膜を表面に有するキャパシタの蓄積電極と、前記蓄積電
極表面に形成された前記キャパシタの誘電体膜と、前記
誘電体膜上に形成された導電膜と、前記半導体基板の下
面側に形成されて露出面が前記蓄積電極の表面よりも平
坦であるシリコン膜とを有することを特徴とする半導体
装置。 (付記13)前記蓄積電極は筒状であることを特徴とす
る付記12に記載の半導体装置。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、HS
Gが形成される第1の非晶質シリコン膜を形成すると同
時に半導体基板の下面側に形成される第2の非晶質シリ
コン膜を、除去するか不純物導入により第1の非晶質シ
リコン膜よりもその不純物の濃度を高くするか、又は第
2の非晶質シリコン膜を多結晶シリコン膜に変換するよ
うにしたので、半導体基板の下面側でのHSGの成長が
防止され、HSGが半導体基板の下面側から上面側に移
動して電極相互間を短絡する事態が回避され、半導体基
板の上面側にHSGを有する電極を歩留まりよく形成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a),(b) は、従来のDRAMメモリセルを
形成する工程を示す断面図(その1)である。
【図2】図2(a),(b) は、従来のDRAMメモリセルを
形成する工程を示す断面図(その2)である。
【図3】図3(a),(b) は、本発明の第1実施形態に係る
DRAMメモリセルを形成する工程を示す断面図(その
1)である。
【図4】図4(a),(b) は、本発明の第1実施形態に係る
DRAMメモリセルを形成する工程を示す断面図(その
2)である。
【図5】図5(a),(b) は、本発明の第1実施形態に係る
DRAMメモリセルを形成する工程を示す断面図(その
3)である。
【図6】図6(a),(b) は、本発明の第1実施形態に係る
DRAMメモリセルを形成する工程を示す断面図(その
4)である。
【図7】図7(a),(b) は、本発明の第2実施形態に係る
DRAMメモリセルを形成する工程を示す断面図(その
1)である。
【図8】図8(a),(b) は、本発明の第2実施形態に係る
DRAMメモリセルを形成する工程を示す断面図(その
2)である。
【図9】図9(a),(b) は、本発明の第2実施形態に係る
DRAMメモリセルを形成する工程を示す断面図(その
3)である。
【図10】図10(a),(b) は、本発明の第3実施形態に
係るDRAMメモリセルを形成する工程を示す断面図
(その1)である。
【図11】図11(a),(b) は、本発明の第3実施形態に
係るDRAMメモリセルを形成する工程を示す断面図
(その2)である。
【符号の説明】
1…シリコン基板、2…素子分離絶縁膜、3…MOSト
ランジスタ、4…第1層間絶縁膜、5…ビット線コンタ
クトプラグ、6…第2層間絶縁膜、7…窒化シリコン
膜、8a…ストレージコンタクトプラグ、9…非晶質シ
リコン膜、10…パタニング用膜、11…非晶質シリコ
ン膜、12…非晶質シリコン膜、13…レジスト、14
…HSG、15…蓄積で、16…誘電体膜、17…対向
電極、Q…キャパシタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F083 AD24 AD48 AD62 JA33 MA06 MA17 PR33 PR40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板の上方に絶縁膜を形成する工程
    と、 第1の非晶質シリコン膜を前記絶縁膜上に形成するとと
    もに、第2の非晶質シリコン膜を前記半導体基板の下面
    側に形成する工程と、 前記第2の非晶質シリコン膜を除去する工程と、 前記第1の非晶質シリコン膜をパターニングする工程
    と、 前記第1の非晶質シリコン膜の表面に半球状グレインシ
    リコンを形成することにより、前記第1の非晶質シリコ
    ン膜と前記半球状グレインシリコンからなる電極を形成
    する工程と、 前記電極に不純物を導入して低抵抗化する工程とを有す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】半導体基板の上方に絶縁膜を形成する工程
    と、 第1の非晶質シリコン膜を前記絶縁膜上に形成するとと
    もに、第2の非晶質シリコン膜を前記半導体基板の下面
    側に形成する工程と、 前記第2の非晶質シリコン膜に不純物を導入して前記第
    1の非晶質シリコン膜よりも該不純物の濃度を高くする
    工程と、 前記第1の非晶質シリコン膜をパターニングする工程
    と、 前記第1の非晶質シリコン膜の表面に半球状グレインシ
    リコンを形成することにより、前記第1の非晶質シリコ
    ン膜と前記半球状グレインシリコンからなる電極を形成
    する工程と、 前記電極に不純物を導入して低抵抗化する工程とを有す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】半導体基板の上方に絶縁膜を形成する工程
    と、 第1の非晶質シリコン膜を絶縁膜上に形成するととも
    に、第2の非晶質シリコン膜を前記半導体基板の下面側
    に形成する工程と、 前記第2の非晶質シリコン膜を多結晶シリコン膜に変換
    する工程と、 前記第1の非晶質シリコン膜をパターニングする工程
    と、 前記第1の非晶質シリコン膜の表面に半球状グレインシ
    リコンを形成することにより、前記第1の非晶質シリコ
    ン膜と前記半球状グレインシリコンからなる電極を形成
    する工程と、 前記電極に不純物を導入して低抵抗化する工程とを有す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】半導体基板の上方に形成された絶縁膜と、 前記絶縁膜の上に形成され且つ半球状グレインシリコン
    膜を表面に有するキャパシタの蓄積電極と、 前記蓄積電極表面に形成された前記キャパシタの誘電体
    膜と、 前記誘電体膜上に形成された導電膜と、 前記半導体基板の下面側に形成されて露出面が前記蓄積
    電極の表面よりも平坦であるシリコン膜とを有すること
    を特徴とする半導体装置。
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