JP2001007301A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2001007301A
JP2001007301A JP11171167A JP17116799A JP2001007301A JP 2001007301 A JP2001007301 A JP 2001007301A JP 11171167 A JP11171167 A JP 11171167A JP 17116799 A JP17116799 A JP 17116799A JP 2001007301 A JP2001007301 A JP 2001007301A
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amorphous
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amorphous semiconductor
capacitor
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Tomoyuki Hirano
智之 平野
Yoshihisa Matoba
義久 的場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャパシタンスの最小値Cmin と最大値C
max との比C´を増加させ、半球状のグレインの形成に
おけるボールドディフェクトの発生を抑制し、電気的に
信頼性の高いキャパシタを有する半導体装置およびその
製造方法を提供する。 【解決手段】 所定の半導体製造プロセスを経た半導体
基板1上に、キャパシタ電極形成用の開口を有するシリ
ンダコア膜を形成した後、ノンドープの第1の非晶質S
i膜9a、不純物を含む第2の非晶質Si膜9bおよび
ノンドープの第3の非晶質Si膜9cを順次形成して、
非晶質Si膜9を形成する。開口の内部以外の部分の非
晶質Si膜9およびシリンダコア膜を順次除去して、半
導体基板1上に断面がU字型をしたシリンダ形状のキャ
パシタ電極を残す。SiH4 ガスやSi2 6 ガスを供
給して非晶質Si膜9の露出面にグレインの核を形成し
た後、熱処理を行って、表面にHSG−Si10を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置およ
びその製造方法に関し、特に、ダイナミックRAM(Dy
namic Random Access Memory、DRAM)のキャパシタ
における下部電極の形成に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置、特にメモリ装置において、
キャパシタは情報の保持手段として用いられている。と
ころが、半導体装置の高集積化に伴って、メモリセルに
おけるキャパシタの占有面積が減少してきている。これ
により、キャパシタのキャパシタンスは減少してしま
う。
【0003】一方、メモリセルの機能を十分に果たすた
めには、一定のキャパシタンスを確保することが必要で
ある。すなわち、α線により発生するソフトエラーや雑
音に対する十分なマージンを確保するためには、キャパ
シタンスを増加させなければならない。
【0004】そこで、半導体装置の高集積化を妨げるこ
となく、メモリセルのキャパシタンスを増加させるため
の方法として、主に、次の2つの方法が提案されてい
る。すなわち、誘電率の高い強誘電体を用いる方法と、
半球状のグレイン膜を用いてキャパシタの電極面積を増
加させる方法とである。そして、これらの方法のうち、
特に後者の半球状のグレイン膜を用いて電極面積を増加
させる方法が強く求められている。
【0005】後者の方法においては、まず、不純物を含
む非晶質シリコン(Si)膜にシラン(SiH4 )ガス
を照射することによりこの非晶質Si膜表面に核を形成
した後、連続して熱処理を行うことにより、非晶質Si
膜の表面のSi原子をマイグレーションさせて、半球状
のSiグレイン(HSG、Hemispherical Grained Sili
con )を形成する。
【0006】しかしながら、上述のHSGの形成におい
て必須の熱処理によって、非晶質Si膜中の不純物が脱
離してしまうという問題があった。このように不純物が
脱離してしまうと、非晶質Si膜中の不純物のドーピン
グ濃度が低下してしまう。そして、このHSGをキャパ
シタの電極に用いる場合に、非晶質Si膜中の不純物の
ドーピング濃度が低すぎると、キャパシタのキャパシタ
ンスの最小値(Cmin)と最大値(Cmax )との比C´
(=Cmin /Cmax )が小さくなってしまう。これによ
って、キャパシタにおけるソフトエラーなどに対する抵
抗能力が小さくなり、キャパシタに貯蔵されているデー
タを消失する可能性が高くなってしまう。
【0007】したがって、キャパシタの抵抗能力を維持
し、C´の低下を防止するためには、非晶質Si膜中の
不純物のドーピング濃度を高めに設定する必要がある。
【0008】ところが、非晶質Si膜中の不純物のドー
ピング濃度を高めに設定すると、ドーピングした不純物
がSiのマイグレーションを阻害してしまい、HSGに
おけるグレインサイズが小さくなってしまう。また、非
晶質Si膜の一部が結晶化してしまい、HSGにおける
グレインが形成されない部分、いわゆるボールドディフ
ェクト(Bald defect) が発生するという問題が生じてし
まう。
【0009】この不純物のドーピング濃度が高い非晶質
Si膜表面にHSGを形成した状態を図4に示す。図4
は、HSGの表面の走査型電子顕微鏡(SEM)写真で
ある。図4から、不純物のドーピング濃度が高い場合に
は、HSGのグレインが小さく、部分的に非晶質Si膜
が結晶化されてしまいボールドディフェクト(図4中、
グレインが形成されていない領域)が生じていることが
わかる。
【0010】一方、図5は、不純物のドーピング濃度が
低い場合のHSG表面のSEM写真を示す。図5から、
不純物のドーピング濃度が低い場合には、Siのマイグ
レーションが促進され、HSGのグレインが大きくなる
ことがわかる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、キャ
パシタの下部電極の表面にHSGを形成する場合には、
キャパシタにおけるC´の低下の防止と、ボールドディ
フェクトの発生の防止とを同時に実現するのは非常に困
難であり、HSGが形成された電極を有するキャパシタ
において、C´を低下させることなくボールドディフェ
クトの発生を防止することができる技術の開発が望まれ
ていた。
【0012】したがって、この発明の目的は、キャパシ
タを有する半導体装置において、キャパシタのキャパシ
タンスの最小値Cmin と最大値Cmax との比C´を低下
させることなく、半球状のグレインを形成する際にボー
ルドディフェクトが発生するのを抑制し、欠陥がなく電
気的に信頼性の高いキャパシタを有する半導体装置およ
びその製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の第1の発明は、キャパシタを有する半導
体装置の製造方法において、基板上にノンドープの第1
の非晶質半導体膜を形成する工程と、第1の非晶質半導
体膜上に、不純物を含む第2の非晶質半導体膜を形成す
る工程と、第2の非晶質半導体膜上に、ノンドープの第
3の非晶質半導体膜を形成する工程とを有することを特
徴とするものである。
【0014】この第1の発明において、電極の表面積を
増加させて、キャパシタにおけるキャパシタンスを増加
させるために、典型的には、第1の非晶質半導体膜、第
2の非晶質半導体膜および第3の非晶質半導体膜のうち
の露出した面に、選択的に半球状グレインを形成する工
程を有し、半球状グレインを有する第1の非晶質半導体
膜、第2の非晶質半導体膜および第3の非晶質半導体膜
からなる膜からキャパシタの電極を構成する。また、こ
の第1の発明において、素子の微細化に対応しつつ、電
極面積を確保するために、好適には、電極の形状は断面
がU字型の形状をした、いわゆるシリンダ形状を有す
る。
【0015】この第1の発明において、第1の非晶質半
導体膜と第2の非晶質半導体膜との界面、および第2の
非晶質半導体膜と第3の非晶質半導体膜との界面を清浄
に保つために、好適には、第1の非晶質半導体膜、第2
の非晶質半導体膜、および第3の非晶質半導体膜を、同
一の製造装置において連続的に形成する。
【0016】この第1の発明において、典型的には、半
導体装置はダイナミックRAM(DRAM)などの半導
体メモリであるが、その他のキャパシタを有する半導体
装置に適用することも可能である。
【0017】この発明の第2の発明は、キャパシタを有
する半導体装置において、基板上にノンドープの第1の
非晶質半導体膜が形成され、第1の非晶質半導体膜上に
不純物を含む第2の非晶質半導体膜が形成され、第2の
非晶質半導体膜上にノンドープの第3の非晶質半導体膜
が形成され、第1の非晶質半導体膜、第2の非晶質半導
体膜および第3の非晶質半導体膜の露出面に半球状グレ
インが形成されて、キャパシタの電極が構成されている
ことを特徴とするものである。
【0018】この第2の発明において、微細化に対応す
るために、典型的には、キャパシタの電極は、断面がU
字型をしたいわゆるシリンダ形状を有する。
【0019】この発明において、好適には、第2の非晶
質半導体膜の膜厚を、第1の非晶質半導体膜、第2の非
晶質半導体膜および第3の非晶質半導体膜からなる膜の
膜厚の50%以上95%以下とする。
【0020】上述のように構成されたこの発明によれ
ば、キャパシタを有する半導体装置において、ノンドー
プの第1の非晶質半導体膜上に不純物を含む第2の非晶
質半導体膜を形成する工程と、この第2の非晶質半導体
膜上にノンドープの第3の非晶質半導体膜を形成する工
程とを有していることにより、露出面のほとんどをノン
ドープの非晶質半導体膜の表面にすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態
の全図においては、同一または対応する部分には同一の
符号を付す。
【0022】まず、この発明の第1の実施形態による半
導体装置に形成されるキャパシタの製造方法について説
明する。図1〜図3は、この第1の実施形態によるキャ
パシタの製造方法を示す。
【0023】図1Aに示すように、この第1の実施形態
によるキャパシタの製造方法においては、まず、例えば
Si基板などの半導体基板1上に、例えばLOCOS法
によりフィールド酸化膜2を形成する。これによって素
子間分離を行い、半導体基板1の全面を活性領域とフィ
ールド領域とに区分する。なお、素子分離技術として
は、トレンチ素子分離技術を用いることも可能である。
【0024】次に、n型不純物を半導体基板1の所定の
領域に導入することにより、n型ウェル領域(図示せ
ず)を形成した後、p型不純物を所定の領域に導入する
ことによりp型ウェル領域(図示せず)を形成する。そ
の後、p型ウェル領域の上部に、後述するキャパシタの
下部電極にコンタクトプラグを介してコンタクトする拡
散層(図示せず)を形成する。
【0025】次に、半導体基板1上の全面に例えば化学
気相成長(CVD)法により、例えばSiO2 膜からな
る層間絶縁膜3を形成する。
【0026】次に、例えば反応性イオンエッチング(R
IE)法などの異方性のドライエッチング法により、層
間絶縁膜3の所定部分を活性領域の表面が露出するま
で、選択的にエッチングすることにより、コンタクトホ
ール4を形成する。
【0027】次に、コンタクトホール4の内部に、例え
ば多結晶Siなどの導電材料を埋め込むことにより、例
えば多結晶Siからなるコンタクトプラグ5を形成す
る。このコンタクトプラグ5は半導体基板1のp型ウェ
ル領域の上部に形成された拡散層に、電気的に接続され
る。
【0028】次に、層間絶縁膜3上の全面に、後述する
シリンダコア膜のエッチングストッパとなる、例えば窒
化シリコン(SiN)膜からなるストッパ層6を形成す
る。ここで、このストッパ層6の膜厚は例えば100n
mである。
【0029】次に、図1Bに示すように、例えば、テト
ラエトキシシラン(TEOS)ガスを用いた減圧CVD
法により、例えばSiO2 膜からなるシリンダコア膜7
を形成する。ここで、このシリンダコア膜7の膜厚は、
例えば600nmである。
【0030】次に、例えばリソグラフィ工程により、シ
リンダコア膜7上にキャパシタの下部電極を形成する部
分に開口を有するレジストパターン(図示せず)を形成
する。次に、このレジストパターンをマスクとして、例
えばRIE法により、シリンダコア膜7およびストッパ
層6を、コンタクトプラグ5の上面が露出するまで順次
エッチングすることにより除去する。これにより、電極
形成用の開口8が形成される。
【0031】次に、図2Aに示すように、半導体基板1
を例えば減圧CVD装置の反応室内に搬入した後、この
減圧CVD装置において、全面にノンドープの第1の非
晶質Si膜9aを形成する。この第1の非晶質Si膜9
aはシリンダコア膜7の形状に沿って形成される。次
に、この第1の非晶質Si膜9aの表面を覆うようにし
て、全面に例えばリン(P)などの不純物をドープしつ
つ第2の非晶質Si膜9bを形成する。さらに、この第
2の非晶質Si膜9bを覆うようにして全面にノンドー
プの第3の非晶質Si膜9cを形成する。これにより、
不純物がドープされた第2の非晶質Si膜9bが、ノン
ドープの第1の非晶質Si膜9aと第3の非晶質Si膜
9cとに挟まれた構造を有する非晶質Si膜9が形成さ
れる。この非晶質Si膜9の形成においては、第1の非
晶質Si膜9aの形成から第3の非晶質Si膜9cの形
成までを、同一の減圧CVD装置において連続的に行う
ようにする。ここで、非晶質Si膜9の形成におけるC
VD条件の一例を挙げると、形成温度を530℃、圧力
を150Pa、SiH4 ガスの流量を1000sccm
とし、第2の非晶質Si膜9cの形成の際にドープする
不純物ガスとしては、例えばホスフィン(PH3 )ガス
を用い、その流量を例えば35sccmとする。
【0032】また、第2の非晶質Si膜9bの不純物濃
度は所望の濃度になるように最適化され、好適には、こ
の第2の非晶質Si膜9bの不純物濃度は1.0×10
20〜1.0×1021cm-3に選ばれる。また、第2の非
晶質Si膜9bの膜厚は、非晶質Si膜9の膜厚の50
%以上95%以下とする。ここで、この第1の実施形態
における膜厚の一例を挙げると、非晶質Si膜9の膜厚
を100nmとし、このうち、第1の非晶質Si膜9a
の膜厚を10nm、第2の非晶質Si膜の膜厚を80n
m、第3の非晶質Si膜9cの膜厚を10nmとする。
【0033】次に、図2Bに示すように、例えば化学機
械研磨(CMP)法により、開口8の内部以外の部分に
おける、シリンダコア膜7上の第3の非晶質Si膜9
c、第2の非晶質Si膜9bおよび第1の非晶質Si膜
9aを、シリンダコア膜7が露出するまで順次研磨する
ことにより除去する。これによって、電極形成用の開口
8の内部に非晶質Si膜9が、断面がU字型をしたシリ
ンダ形状に残される。
【0034】次に、図3Aに示すように、例えばフッ化
水素溶液(希フッ酸、DHF)を用いたウェットエッチ
ング法により、ストッパ膜6をエッチングストッパとし
てシリンダコア膜7を除去する。ここで、このシリンダ
コア膜7のエッチング条件の一例を挙げると、DHFの
濃度を5%(20:1DHF)とし、エッチング時間を
700秒とする。このようにシリンダコア膜7が選択的
にエッチング除去されることにより、半導体基板1上に
非晶質Si膜9からなるシリンダ形状のキャパシタ用電
極が残される。そして、このキャパシタ用電極は、その
側壁の両側に、ノンドープの第1の非晶質Si膜9aと
第3の非晶質Si膜9cとが露出した状態となる。
【0035】次に、図3Bに示すように、半導体基板1
を反応チャンバ(図示せず)内に搬入した後、この反応
チャンバ内に例えばSiH4 ガスを供給する。これによ
り、キャパシタ用電極を構成する非晶質Si膜9の露出
面にSiグレインの核(図示せず)が形成される。
【0036】次に、反応チャンバ内へのSiH4 ガスの
供給を停止した後、超高真空中または不活性ガス雰囲気
中において、半導体基板1を加熱する。これにより、非
晶質Si膜9の露出面におけるSiグレインの核を中心
として、半球状のSiグレイン(HSG−Si)10が
形成される。このとき、上述したように、HSG−Si
10が形成される非晶質Si膜9のほとんどの露出面
は、ノンドープの第1の非晶質Si膜9aおよび第3の
非晶質Si膜9cの表面で占められているため、グレイ
ンサイズの大きいHSG−Si10が形成されるととも
に、ボールドディフェクトの発生が抑制される。そし
て、キャパシタ用電極の表面積は、HSG−Si10の
形成前後において約2.5〜2.6倍に増加する。
【0037】その後、従来公知の方法により、例えば窒
化膜と酸化膜との積層膜からなるキャパシタ用絶縁膜、
上部電極、層間絶縁膜、コンタクトプラグ、および配線
などを順次形成する。これによって、所望のキャパシタ
を有する半導体装置が製造される。
【0038】以上説明したように、この第1の実施形態
によれば、電極形成用の開口8の内部に、ノンドープの
第1の非晶質Si膜9a、Pなどの不純物がドープされ
た第2の非晶質Si膜9bおよびノンドープの第3の非
晶質Si膜9cを順次形成して、シリンダ形状の非晶質
Si膜9からなるキャパシタ用電極を形成した後、この
非晶質Si膜9の露出面にHSG−Si10を形成する
ようにしていることにより、HSG−Si10が形成さ
れる露出面を、ノンドープの非晶質Si膜9a、9cの
表面とすることができるので、グレインサイズの大きな
HSG−Si10を形成することができるとともに、非
晶質Si膜9の一部が結晶化してしまうボールドディフ
ェクトの発生を抑制することができる。また、第2の非
晶質Si膜9bに不純物をドーピングしていることによ
り、非晶質Si膜9における不純物濃度を調整すること
ができ、この不純物濃度を高くすることによって、キャ
パシタのキャパシタンスの最大値Cmin と最小値Cmax
との比C´の低下を防止することができる。したがっ
て、α線によるソフトエラーや雑音を防止することがで
き、キャパシタを有する半導体装置の信頼性を大幅に向
上させることができる。
【0039】次に、この発明の第2の実施形態による半
導体装置に形成されたキャパシタの製造方法について説
明する。
【0040】この第2の実施形態によるキャパシタの製
造方法においては、第1の実施形態と異なり、例えばジ
シラン(Si2 6 )ガスを用いた減圧CVD法によ
り、シリンダコア膜7上に第1の非晶質Si膜9a、第
2の非晶質Si膜9bおよび第3の非晶質Si膜9cを
順次形成する。ここで、このCVD条件の一例を挙げる
と、形成温度を480℃、圧力を150℃、Si2 6
ガスの流量を1000sccmとする。その他のことに
ついては第1の実施形態と同様であるので、説明を省略
する。
【0041】この第2の実施形態によれば、非晶質Si
膜9をSi2 6 ガスを用いて形成すること以外のこと
は、第1の実施形態におけると同様であるので、第1の
実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0042】以上、この発明の実施形態について具体的
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
【0043】例えば、上述の実施形態において挙げた数
値、材料はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと
異なる数値、材料を用いてもよい。
【0044】また、例えば上述の第1の実施形態におい
ては、シリンダコア膜7として、TEOSガスを用いた
減圧CVD法により形成されたSiO2 膜を用いている
が、シリンダコア膜7として、オゾン(O3 )ガスとT
EOSガスとを用いて形成されたSiO2 膜、ノンドー
プシリケートガラス(NSG)膜、ホウ素リンシリケー
トガラス(BPSG)膜、リンシリケートガラス(PS
G)膜などを用いることも可能である。
【0045】また、例えば上述の第1の実施形態におい
ては、シリンダコア膜7上の非晶質Si膜9を、CMP
法により研磨して除去しているが、このCMP法を用い
た方法以外にも、例えば、非晶質Si膜9上に、この非
晶質Si膜9が結晶化しない温度で例えばNSG膜など
の酸化膜を形成した後、例えばRIE法によりシリンダ
コア膜7の表面が露出するまでエッチングを行うことに
より、シリンダコア膜7上の非晶質Si膜9を除去する
方法を用いることも可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の第1の
発明による半導体装置の製造方法によれば、ノンドープ
の第1の非晶質半導体膜を形成し、不純物を含む第2の
非晶質半導体膜を形成し、さらにノンドープの第3の非
晶質半導体膜を形成するようにしていることにより、キ
ャパシタを有する半導体装置において、キャパシタンス
の最小値Cmin と最大値Cmax との比C´を低下させる
ことなく、半球状のグレインを形成する際にボールドデ
ィフェクトが発生するのを抑制することができ、欠陥が
なく電気的に信頼性の高いキャパシタを有する半導体装
置を製造することができる。
【0047】また、この発明の第2の発明による半導体
装置によれば、ノンドープの第1の非晶質半導体膜、不
純物を含む第2の非晶質半導体膜およびノンドープの第
3の非晶質半導体膜の露出面に半球状グレインが形成さ
れて、キャパシタの電極が構成されていることにより、
キャパシタンスの最小値Cmin と最大値Cmax との比C
´を低下させることなく、欠陥がなく電気的に信頼性の
高いキャパシタを有する半導体装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態によるキャパシタを
有する半導体装置の製造方法を説明するための断面図で
ある。
【図2】この発明の第1の実施形態によるキャパシタを
有する半導体装置の製造方法を説明するための断面図で
ある。
【図3】この発明の第1の実施形態によるキャパシタを
有する半導体装置の製造方法を説明するための断面図で
ある。
【図4】不純物のドーピング濃度が高い非晶質Si膜に
形成されたHSGの表面を示す、SEMを用いて撮影さ
れた図面代用写真である。
【図5】不純物のドーピング濃度が低い非晶質Si膜に
形成されたHSGの表面を示す、SEMを用いて撮影さ
れた図面代用写真である。
【符号の説明】
1・・・半導体基板、7・・・シリンダコア膜、8・・
・開口、9・・・非晶質Si膜、9a・・・第1の非晶
質Si膜、9b・・・第2の非晶質Si膜、9c・・・
第3の非晶質Si膜、10・・・HSG−Si
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F038 AC05 AC09 DF05 EZ20 5F045 AA06 AB03 AB04 AB32 AB33 AC01 AC07 AD08 AD09 AE21 AF03 CB05 DA52 DA62 GH10 HA13 HA14 HA16 HA22 5F083 AD24 AD62 GA27 GA30 JA32 JA33 JA47 JA56 MA06 MA18 PR03 PR05 PR06 PR21 PR39 PR40

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャパシタを有する半導体装置の製造方
    法において、 基板上にノンドープの第1の非晶質半導体膜を形成する
    工程と、 上記第1の非晶質半導体膜上に、不純物を含む第2の非
    晶質半導体膜を形成する工程と、 上記第2の非晶質半導体膜上に、ノンドープの第3の非
    晶質半導体膜を形成する工程とを有することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記第1の非晶質半導体膜、上記第2の
    非晶質半導体膜および上記第3の非晶質半導体膜のうち
    の露出した面に、選択的に半球状グレインを形成する工
    程を有し、上記半球状グレインが形成された上記第1の
    非晶質半導体膜、上記第2の非晶質半導体膜および上記
    第3の非晶質半導体膜から上記キャパシタの電極を構成
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載の半導体
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記電極が、断面がU字型の形状を有す
    ることを特徴とする請求項2記載の半導体装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 上記第2の非晶質半導体膜の膜厚が、上
    記第1の非晶質半導体膜、上記第2の非晶質半導体膜お
    よび上記第3の非晶質半導体膜からなる膜の膜厚の50
    %以上95%以下であることを特徴とする請求項1記載
    の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記第1の非晶質半導体膜、上記第2の
    非晶質半導体膜、および上記第3の非晶質半導体膜を、
    同一の製造装置において連続的に形成するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 キャパシタを有する半導体装置におい
    て、 基板上にノンドープの第1の非晶質半導体膜が形成さ
    れ、 上記第1の非晶質半導体膜上に不純物を含む第2の非晶
    質半導体膜が形成され、 上記第2の非晶質半導体膜上にノンドープの第3の非晶
    質半導体膜が形成され、 上記第1の非晶質半導体膜、上記第2の非晶質半導体膜
    および上記第3の非晶質半導体膜の露出面に半球状グレ
    インが形成されて、上記キャパシタの電極が構成されて
    いることを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 上記電極が、断面がU字型の形状を有す
    ることを特徴とする請求項6記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 上記第2の非晶質半導体膜の膜厚が、上
    記第1の非晶質半導体膜、上記第2の非晶質半導体膜お
    よび上記第3の非晶質半導体膜からなる膜の膜厚の50
    %以上95%以下であることを特徴とする請求項6記載
    の半導体装置。
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KR20180027378A (ko) * 2016-09-06 2018-03-14 레긱 이덴트시스템스 아게 보안 데이터 패키지를 통신 디바이스로 송신하는 방법 및 디바이스들

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