JPH11214254A - 多連型積層セラミックコンデンサ - Google Patents

多連型積層セラミックコンデンサ

Info

Publication number
JPH11214254A
JPH11214254A JP10010217A JP1021798A JPH11214254A JP H11214254 A JPH11214254 A JP H11214254A JP 10010217 A JP10010217 A JP 10010217A JP 1021798 A JP1021798 A JP 1021798A JP H11214254 A JPH11214254 A JP H11214254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
layer
laminated
stray capacitance
green
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10010217A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihito Yamashita
由起人 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10010217A priority Critical patent/JPH11214254A/ja
Publication of JPH11214254A publication Critical patent/JPH11214254A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ceramic Capacitors (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一素体内に、所定間隔を置いて複数個の積
層セラミックコンデンサを作製した多連型積層セラミッ
クコンデンサにおいて、隣合う積層セラミックコンデン
サ間の浮遊容量を小さくすることを目的とする。 【解決手段】 多連型積層セラミックコンデンサ10を
構成する各積層コンデンサ素子11a〜11dの内部電
極3の中間位置に浮遊容量抑制電極4を形成し、その一
方の端部を引出電極5で短絡し、その端部を焼結体7の
端面に露出させ、露出した全ての引出電極5端部を外部
電極9と接続させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は積層セラミックコン
デンサ(以降、積層コンデンサと称する)を単一素体内
に複数個形成した多連型積層セラミックコンデンサ(以
降、コンデンサアレイと称する)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンデンサアレイについて、図を
用いて説明する。
【0003】図6は従来のコンデンサアレイのグリーン
積層体、図7はその展開図、図8は焼結体、図9は完成
品を示す図である。
【0004】先ず、公知の積層コンデンサの製造方法を
用い、誘電体層22用のグリーンシートを作製する。
【0005】次に作製した誘電体層22用のグリーンシ
ートを複数枚積層し無効層28,29を作製する。
【0006】次いで誘電体層22用のグリーンシート面
に、図7に示す第一層目の内部電極23を印刷し無効層
29面に積層する。続いて、第一層の内部電極23と対
になる第二層目の内部電極23を印刷した誘電体層22
用のグリーンシートをその上に積層する。更にその上に
第一層目と同様に内部電極23を印刷したグリーンシー
トと、また更にその上に第二層目と同様に内部電極23
を印刷した誘電体層22用のグリーンシートと順次交互
に所定数積層した後、最後に無効層28を重ね加圧積層
して積層体グリーンブロックを作製する。
【0007】作製した積層体グリーンブロックを、図6
に示すグリーン積層体21の形状に切断後、所定温度で
焼成し焼結体25を作製する。
【0008】得られた焼結体25のバレル研磨を行い、
焼結体25の内部に形成された内部電極23群を焼結体
25の側面に露出させた後、露出した内部電極23群を
覆うように外部電極27を形成し、図9に示すような積
層コンデンサ素子26a〜26dが内蔵されたコンデン
サアレイ24を製造する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のコ
ンデンサアレイ24は、隣合う積層コンデンサ素子26
a〜26dの同一平面に形成された内部電極23間で、
浮遊容量が発生するという問題点があった。
【0010】本発明は、前記従来の問題点を解決し、隣
合う積層コンデンサ間の浮遊容量を抑制することを目的
とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、隣合う積層コンデンサ素子間に、浮遊容量
抑制電極を設け、隣合う積層コンデンサ素子間の浮遊容
量を小さくするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、単一素体内部に、所定間隔を置いて複数の積層コン
デンサを形成したコンデンサアレイにおいて、隣合う積
層コンデンサ間に、浮遊容量抑制電極を設けることを特
徴とするコンデンサアレイの製造方法であって、これに
よりコンデンサアレイを構成する積層コンデンサ素子に
電圧を印加した時に、隣合う積層コンデンサ間の浮遊容
量を小さくできる。
【0013】本発明の請求項2に記載の発明は、浮遊容
量抑制電極を、横方向に隣接する各積層コンデンサの内
部電極の中間位置に形成し、同一平面に形成した全ての
浮遊容量抑制電極の少なくとも一方の端部を短絡したこ
とを特徴とする請求項1に記載のコンデンサアレイの製
造方法であって、これにより隣合う積層コンデンサ間の
浮遊容量を小さくすることができる。
【0014】本発明の請求項3に記載の発明は、浮遊容
量抑制電極の積層数を、積層コンデンサの内部電極の積
層数より多く積層することを特徴とする請求項1または
請求項2に記載のコンデンサアレイの製造方法であっ
て、これにより隣合う積層コンデンサ間の浮遊容量を更
に小さくするものである。
【0015】本発明の請求項4に記載の発明は、浮遊容
量抑制電極を、積層コンデンサの内部電極と同材質の材
料で形成したことを特徴とする請求項1から請求項3の
いずれか一つに記載のコンデンサアレイの製造方法であ
って、これによりコンデンサアレイを構成する積層コン
デンサ素子の内部電極と、浮遊容量抑制電極を同時に印
刷することが可能となる。
【0016】以下、本発明の一実施形態をコンデンサア
レイを用い説明する。 (実施の形態)図1から図5に本発明のコンデンサアレ
イを示した。図1はグリーン積層体、図2はグリーン積
層体の展開図、図3は焼結体、図4は完成品、図5は完
成品の断面図である。図1〜図5において、1はグリー
ン積層体、2は誘電体層、3は内部電極、4は浮遊容量
抑制電極、5は引出電極、6は無効層、7は焼結体、8
は外部電極、9は外部電極、10は完成品、11a〜1
1dは積層コンデンサ素子、12a〜12cは浮遊容量
抑制部である。
【0017】公知の積層コンデンサの製造方法を用い、
誘電体層2用のグリーンシートを作製する。
【0018】次に作製した誘電体層2用のグリーンシー
トを複数枚積層し無効層6を作製する。
【0019】次いで誘電体層2用のグリーンシート面に
図2に示す第一層目の内部電極3、浮遊容量抑制電極
4、及び引出電極5を印刷した誘電体層2用のグリーン
シートを、無効層6面に積層する。続いて、第一層の内
部電極3と対になる第二層目の内部電極3と、浮遊容量
抑制電極4、及び引出電極5を印刷した誘電体層2用の
グリーンシートをその上に積層する。更にその上に第一
層目と同様に内部電極3、浮遊容量抑制電極4、及び引
出電極5を印刷したグリーンシートと、また更にその上
に第二層目と同様に内部電極3、浮遊容量抑制電極4、
及び引出電極5を印刷した誘電体層2用のグリーンシー
トと順次交互に所定数積層した後、最後に無効層6を重
ね加圧積層して積層体グリーンブロックを作製する。
【0020】作製した積層体グリーンブロックを所定形
状に切断し、図1に示す本発明の四連型コンデンサアレ
イのグリーン積層体1を得た。得られたグリーン積層体
1は対向するその両側面に内部電極3が一層おきに交互
に露出し、また夫々の内部電極3の中間位置に形成され
た浮遊容量抑制電極4は少なくともその一方の端部に接
続された引出電極5を介して両端面に露出した構成とな
っている。
【0021】次に、グリーン積層体1を所定温度で焼成
を行い焼結体7とする。次いで、焼結体7の両側面に露
出した内部電極3群毎に外部電極8、また両端面に露出
した引出電極5端部に外部電極9を設け、図4に示すよ
うな、素体内に積層コンデンサ素子11aから11dが
形成されたコンデンサアレイ10を完成させた。
【0022】このようにして作製した静電容量が220
pFの積層コンデンサ素子11a〜11dを4個内蔵し
た本発明のコンデンサアレイ10と、従来方法で作製し
たコンデンサアレイ24について、隣合う各積層コンデ
ンサ素子11aから11d間、及び各積層コンデンサ2
6aから26d間の浮遊容量をそれぞれ10個ずつ測定
し、その結果を(表1)に示した。
【0023】
【表1】
【0024】(表1)から明らかなように、従来品のコ
ンデンサアレイ24を構成する隣合う積層コンデンサ2
6aと26b、26bと26c、26cと26d間の浮
遊容量平均値は1.23〜1.24pFであるのに対し
て、本発明品の各積層コンデンサ素子11aと11b、
11bと11c、11cと11d間の浮遊容量は0.2
2〜0.24pFと極めて小さくなっていることが分か
る。
【0025】以上の結果から、浮遊容量抑制電極4をコ
ンデンサアレイ10を構成する積層コンデンサ素子11
a〜11dの隣合う内部電極3の中間位置毎に設け、同
一平面に形成した全ての浮遊容量抑制電極4の少なくと
もその一方の端部を引出電極5で短絡し、更に引出電極
5の端部を焼結体8の端部に露出させ、露出した全ての
引出電極5の端部を焼結体7端面に形成した外部電極9
と電気的に接続して浮遊容量抑制部12a〜12cを構
成することにより、隣合う積層コンデンサ11a〜11
d間の浮遊容量を小さくできることが分かる。
【0026】尚、本実施形態においては、内部電極3と
浮遊容量抑制電極4の積層数を同じにしたが、浮遊容量
抑制電極4を内部電極3の最外層の上下の誘電体層2面
に更に一層多く積層することにより、電力を内部電極3
の最外層に印加した際に誘起される電磁力により発生す
る電荷をこれで消去することができ、コンデンサアレイ
10の浮遊容量を更に小さくすることができる。
【0027】また更に浮遊容量抑制電極4と引出電極5
を、内部電極3と同一材料を使用しているので、これら
を同時に印刷形成する事ができ、コンデンサアレイ10
の製造工程を複雑化させることはないことから、工業的
に利用価値の高い有効な手段となる。
【0028】
【発明の効果】以上本発明によれば、コンデンサアレイ
を構成する各積層コンデンサ素子間に浮遊容量抑制電極
を設けることにより、隣合う積層コンデンサ間の浮遊容
量を小さくすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のコンデンサアレイのグリ
ーン積層体の斜視図
【図2】同グリーン積層体の展開図
【図3】同焼結体の斜視図
【図4】同完成品の斜視図
【図5】同完成品の断面図
【図6】従来品のコンデンサアレイのグリーン積層体の
斜視図
【図7】同グリーン積層体の展開図
【図8】同焼結体の斜視図
【図9】同完成品の斜視図
【符号の説明】
1 グリーン積層体 2 誘電体層 3 内部電極 4 浮遊容量抑制電極 5 引出電極 6 無効層 7 焼結体 8 外部電極 9 外部電極 10 完成品 11a,11b,11c,11d 積層コンデンサ素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一素体内部に、所定間隔を置いて複数
    の積層セラミックコンデンサを形成した多連型積層セラ
    ミックコンデンサにおいて、隣合う積層セラミックコン
    デンサ間に、浮遊容量抑制電極を設けたことを特徴とす
    る多連型積層セラミックコンデンサ。
  2. 【請求項2】 浮遊容量抑制電極は、横方向に隣接する
    各積層セラミックコンデンサの内部電極の中間位置に形
    成し、同一平面に形成した全ての浮遊容量抑制電極の少
    なくとも一方の端部を引出電極で短絡したことを特徴と
    する請求項1に記載の多連型積層セラミックコンデン
    サ。
  3. 【請求項3】 浮遊容量抑制電極の積層数を、積層セラ
    ミックコンデンサの内部電極の積層数より多くすること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の多連型積
    層セラミックコンデンサ。
  4. 【請求項4】 浮遊容量抑制電極を、積層セラミックコ
    ンデンサの内部電極と同じ材料で形成したことを特徴と
    する請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の多連
    型積層セラミックコンデンサ。
JP10010217A 1998-01-22 1998-01-22 多連型積層セラミックコンデンサ Pending JPH11214254A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10010217A JPH11214254A (ja) 1998-01-22 1998-01-22 多連型積層セラミックコンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10010217A JPH11214254A (ja) 1998-01-22 1998-01-22 多連型積層セラミックコンデンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11214254A true JPH11214254A (ja) 1999-08-06

Family

ID=11744114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10010217A Pending JPH11214254A (ja) 1998-01-22 1998-01-22 多連型積層セラミックコンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11214254A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100456040B1 (ko) * 2001-10-01 2004-11-08 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 적층형 전자 부품
JP2009177052A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Panasonic Corp 多連型積層セラミックコンデンサ
WO2018199220A1 (ja) * 2017-04-26 2018-11-01 京セラ株式会社 多連型積層セラミックコンデンサ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100456040B1 (ko) * 2001-10-01 2004-11-08 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 적층형 전자 부품
JP2009177052A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Panasonic Corp 多連型積層セラミックコンデンサ
WO2018199220A1 (ja) * 2017-04-26 2018-11-01 京セラ株式会社 多連型積層セラミックコンデンサ
JPWO2018199220A1 (ja) * 2017-04-26 2019-12-12 京セラ株式会社 多連型積層セラミックコンデンサ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3610881B2 (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法及び積層セラミック電子部品
JP6405329B2 (ja) 積層セラミックコンデンサ
KR20060043820A (ko) 적층 세라믹 콘덴서
CN113140405B (zh) 层叠陶瓷电容器
CN113555214A (zh) 层叠陶瓷电容器
JPH09190946A (ja) 積層セラミック電子部品
JP4287807B2 (ja) 積層型コンデンサ
JP2000195754A (ja) 積層セラミックチップコンデンサアレイ及びその製造方法
JPH11214254A (ja) 多連型積層セラミックコンデンサ
JP2000040634A (ja) 積層セラミックコンデンサの製造方法
JP2005327999A (ja) 積層セラミックコンデンサ
JPH11214244A (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP2784863B2 (ja) 積層コンデンサ
JP2000228329A (ja) 多連型積層セラミックコンデンサ
JPH11214255A (ja) 多連型積層セラミックコンデンサの製造方法
JP2006324576A (ja) 積層電子部品
JPH0935986A (ja) セラミック積層電子部品及びその製造方法
CN215527480U (zh) 层叠陶瓷电容器
JPH11204369A (ja) 多連型積層セラミックコンデンサ
CN215868985U (zh) 层叠陶瓷电容器
JP2000049035A (ja) 積層セラミックコンデンサ
JPH0420245B2 (ja)
JP2000294452A (ja) 積層セラミック電子部品アレイ及びその製造方法
JP2001044059A (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP3428434B2 (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法