JP2009177052A - 多連型積層セラミックコンデンサ - Google Patents

多連型積層セラミックコンデンサ Download PDF

Info

Publication number
JP2009177052A
JP2009177052A JP2008016122A JP2008016122A JP2009177052A JP 2009177052 A JP2009177052 A JP 2009177052A JP 2008016122 A JP2008016122 A JP 2008016122A JP 2008016122 A JP2008016122 A JP 2008016122A JP 2009177052 A JP2009177052 A JP 2009177052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
ceramic capacitor
layer
electrodes
multilayer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008016122A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Chiaki
考弘 千秋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008016122A priority Critical patent/JP2009177052A/ja
Publication of JP2009177052A publication Critical patent/JP2009177052A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ceramic Capacitors (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

【課題】同一積層体内に複数個の積層セラミックコンデンサを形成した、多連型積層セラミックコンデンサにおいて、隣合う積層セラミックコンデンサ間のクロストークを抑えることを目的とする。
【解決手段】内部電極3a〜3dと外部電極6a〜6dとの間にクロストーク防止電極を形成することによって、内部電極3a〜3dと外部電極6a〜6dとの間に発生していた浮遊容量が、内部電極3a〜3dとクロストーク防止回路(共通内部電極と電気的に等しい)の間に発生する浮遊容量に変わり、積層セラミックコンデンサの静電容量の一部となる。
【選択図】図1

Description

本発明は積層セラミックコンデンサを単一積層体内に複数個形成した多連型積層セラミックコンデンサに関するものである。
従来の多連型積層セラミックコンデンサ(以降積層コンデンサと称する)について、図5〜図8を用いて説明する。
先ず、公知の積層コンデンサ製造方法を用い、セラミック誘電体グリーンシート(以降、グリーンシートと称する)41を作製する。
次に、作製したグリーンシート41を複数枚積層し上部保護層42と下部保護層43を作製する。
次いで、下部保護層43面上にグリーンシート41を積層し、その上に、図6に示す様に第一層目の内部電極44を印刷した後、その上にグリーンシート41を積層し第一層目の有効層45とする。
続いて、その上に第一層目の内部電極44と対になる第二層目の内部電極44を印刷した後、その上にグリーンシート41を積層し第二層目の有効層45とする。
更に、その上に第二層目の内部電極44と対になる第一層目と同じ第三層目の内部電極44を印刷した後、その上にグリーンシート41を積層し第三層目の有効層45とする。
また更に、その上に第二層目と同じ内部電極44を印刷した後、その上にグリーンシート41を積層する。この様にしてグリーンシート41と内部電極44を順次交互に所定層数を積層した後、最後に上部保護層42を重ね加圧積層して積層体グリーンブロック(図5)を作製する。
作製した積層体グリーンブロックを、図5に示すグリーン積層体46の形状に切断後、所定温度で焼成し図7に示す焼結体47を作製する。
得られた焼結体47のバレル研磨を行い、焼結体47の内部に形成した内部電極44群を焼結体47の側面に露出させた後、露出した内部電極44群を覆うように外部電極48a〜48dを形成し、図8に示すような積層コンデンサ50a〜50dを内部に形成したコンデンサアレイ49を製造する方法が一般に知られている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平3−108307号公報
しかしながら従来のコンデンサアレイ49は、隣合う積層コンデンサ50a〜50dの同一平面に形成された内部電極44間に浮遊容量が発生しやすく、そのため電磁干渉によるクロストークが発生するという問題点があった。
本発明は、前記従来の問題点を解決し、隣合う積層コンデンサ間のクロストークの小さい、信頼性の高いコンデンサアレイの製造方法を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために本発明は、コンデンサアレイを構成する積層コンデンサの内部電極を図4のように全面に1つの内部電極3を形成したものとし、隣接する内部電極3間の浮遊容量を抑え、さらに本構造にしたことで新たに発生する内部電極3と隣接する外部電極間の浮遊容量を抑えるためにクロストーク防止電極を設けるものである。
本発明のコンデンサアレイは、コンデンサアレイを構成する複数の積層コンデンサ間でのクロストークを抑えることで、回路上でのライン間の電磁干渉を抑え、回路上での不具合を解消するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、内部に複数層の内部電極と、複数層の共通内部電極と、複数層の誘電体を交互に積層した積層体と、その外側面に内部電極と電気的接続する複数の外部電極と、共通内部電極と電気的接続する共通外部電極とからなる多連型積層セラミックコンデンサにおいて、前記多連型積層セラミックコンデンサは、それぞれ外部電極と共通外部電極間に積層セラミックコンデンサを構成し、更に前記内部電極層に外部電極とのクロストーク防止電極を設けたことを特徴とする多連型積層セラミックコンデンサである。これによりコンデンサアレイを構成する各積層コンデンサの外部電極間に電圧を印加した時に、積層コンデンサの内部電極と隣接する外部電極間に発生する浮遊容量が消去されるため、積層コンデンサ間のクロストークを小さくすることができると言う作用を有するものである。また各積層コンデンサの片方の電極を共通化するのは、外部端子削減によりコンデンサアレイ形状を小さくでき、且つ積層コンデンサ間を共通内部電極で挟む構造のため隣合う積層コンデンサ間のクロストークを小さくすることができるためである。
本発明の請求項2に記載の発明は、クロストーク防止電極は内部電極層の内部電極と、前記内部電極と電気的に接続されていない外部電極との間に設けられた請求項1に記載の多連型積層セラミックコンデンサである。これにより積層コンデンサの内部電極間と隣接する外部電極間に発生する浮遊容量は、クロストーク防止電極を挟むことによって消去されるため、隣接する積層コンデンサ間のクロストークを小さくすることができると言う作用を有するものである。
本発明の請求項3に記載の発明は、クロストーク防止電極は共通外部電極と電気的に接続された請求項1に記載の多連型積層セラミックコンデンサである。これにより積層コンデンサの内部電極間と隣接する外部電極間に発生する浮遊容量は、クロストーク防止電極を挟むことによってそれぞれクロストーク防止電極との間に発生する浮遊容量となり、このクロストーク防止電極を共通外部電極に電気的接続させることで隣接する積層コンデンサ間に発生していた浮遊容量を積層コンデンサの容量に加えることができ、クロストークを小さくすることができると言う作用を有するものである。
以下、本発明の一実施形態の多連型積層セラミックコンデンサについて添付図面を参照し、同一積層体内に4個の積層コンデンサを形成した多連型積層セラミックコンデンサを例に説明する。
図1〜図3に本発明の多連型積層セラミックコンデンサを示した図において、1は上部保護層、2は下部保護層、3a〜3dは内部電極、4a〜4dはクロストーク防止電極、5は共通内部電極、6a〜6dは外部電極、7は共通外部電極である。入力端子が6a〜6dの外部電極、出力端子が7の共通外部電極の場合と、入力端子が7の共通外部電極、出力端子が6a〜6dの外部電極の2通りの用途があり、前者は4つの積層コンデンサを内蔵し、その片側を共通端子としたコンデンサアレイであり、後者は1つの入力ラインに4つの積層コンデンサがぶら下った3端子型コンデンサアレイとして使用される。
製造工程についてはグリーンシート作製前と積層体の焼成以降の工程は一般的な多連型積層セラミックコンデンサと同様である。
積層工程では、先ず、グリーンシート8を複数枚積層し下部保護層2を作製する。
次に、共通内部電極が印刷されたグリーンシートと、内部電極3dとクロストーク防止電極4dが印刷されたグリーンシート8とを交互に積層し、積層コンデンサDを形成する。
次いで、積層コンデンサDと同様に積層コンデンサC、B、Aを形成し、グリーンシート8を複数枚積層し上部保護層1を作製する。このとき印刷体の上下を共通内部電極5にすることで外部電極6a〜6dとのクロストークを軽減させる。また、積層コンデンサ間のみ共通内部電極層を2枚連続で積層すると隣合う積層コンデンサ間のクロストークを軽減できる。
本発明にかかる多連型積層セラミックコンデンサはコンデンサアレイを構成する複数の積層コンデンサ間でのクロストークを抑えることで回路上でのライン間の電磁干渉を抑えることができるので各種電子機器に有用である。
本発明の実施の形態における多連型積層セラミックコンデンサの構成を示す模式図 本発明の実施の形態における多連型積層セラミックコンデンサの斜視図 本発明の実施の形態における多連型積層セラミックコンデンサの回路図 同多連型積層セラミックコンデンサの内部電極を示した斜視図 従来の多連型積層セラミックコンデンサの積層体を示した斜視図 同多連型積層セラミックコンデンサの構成を示す模式図 同多連型積層セラミックコンデンサの焼結体を示した斜視図 同多連型積層セラミックコンデンサの斜視図
符号の説明
1 上部保護層
2 下部保護層
3、3a〜3d 内部電極
4a〜4d クロストーク防止電極
5 共通内部電極
6a〜6d 外部電極
7 共通外部電極
8 グリーンシート

Claims (3)

  1. 内部に複数層の内部電極と、複数層の共通内部電極と、複数層の誘電体を交互に積層した積層体と、その外側面に前記内部電極と電気的接続する複数の外部電極と、前記共通内部電極と電気的接続する共通外部電極とからなる多連型積層セラミックコンデンサにおいて、前記多連型積層セラミックコンデンサは、それぞれ前記外部電極と前記共通外部電極間に積層セラミックコンデンサを構成し、特に前記内部電極層にクロストーク防止電極を設けたことを特徴とする多連型積層セラミックコンデンサ。
  2. 前記クロストーク防止電極は内部電極層の前記内部電極と、この内部電極と電気的に接続されていない前記外部電極との間に設けられた請求項1に記載の多連型積層セラミックコンデンサ。
  3. クロストーク防止電極は共通外部電極と電気的に接続された請求項1に記載の多連型積層セラミックコンデンサ。
JP2008016122A 2008-01-28 2008-01-28 多連型積層セラミックコンデンサ Pending JP2009177052A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008016122A JP2009177052A (ja) 2008-01-28 2008-01-28 多連型積層セラミックコンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008016122A JP2009177052A (ja) 2008-01-28 2008-01-28 多連型積層セラミックコンデンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009177052A true JP2009177052A (ja) 2009-08-06

Family

ID=41031823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008016122A Pending JP2009177052A (ja) 2008-01-28 2008-01-28 多連型積層セラミックコンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009177052A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11162716A (ja) * 1997-11-28 1999-06-18 Murata Mfg Co Ltd 積層型電子部品アレイ
JPH11204314A (ja) * 1998-01-09 1999-07-30 Murata Mfg Co Ltd 積層型電子部品アレイ
JPH11214254A (ja) * 1998-01-22 1999-08-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多連型積層セラミックコンデンサ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11162716A (ja) * 1997-11-28 1999-06-18 Murata Mfg Co Ltd 積層型電子部品アレイ
JPH11204314A (ja) * 1998-01-09 1999-07-30 Murata Mfg Co Ltd 積層型電子部品アレイ
JPH11214254A (ja) * 1998-01-22 1999-08-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多連型積層セラミックコンデンサ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4049181B2 (ja) 積層コンデンサ
KR20060043820A (ko) 적층 세라믹 콘덴서
JP2010092896A (ja) 積層セラミック電子部品およびその製造方法
JP2007142296A (ja) 積層コンデンサ
JP2006165538A (ja) 積層型チップキャパシタ
JP2006237078A (ja) 積層電子部品及び積層セラミックコンデンサ
JP2008147581A (ja) 貫通コンデンサアレイ
JP2008205073A (ja) セラミックコンデンサ
JP2007096206A (ja) 積層コンデンサ
JP2007220874A (ja) 積層型セラミック電子部品及びlcノイズフィルタ
TWM527148U (zh) 具有多個端電極的積層電容器
JP2006066831A (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP4287807B2 (ja) 積層型コンデンサ
JP4837275B2 (ja) 積層型コンデンサの実装構造
JP4975668B2 (ja) 積層型コンデンサ及びその実装構造
JP2009177052A (ja) 多連型積層セラミックコンデンサ
JP2007123505A (ja) 積層コンデンサ
JP2005108890A (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP2017098445A (ja) セラミック電子部品及びセラミック電子部品の製造方法
JP2002305123A (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法及び積層インダクタの製造方法
JP2006324576A (ja) 積層電子部品
JP2007300148A (ja) 積層コンデンサ
JP2008078833A (ja) Emiフィルタ
JP2009224503A (ja) 積層コンデンサ
JP2017120877A (ja) 積層電子部品及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100128

A621 Written request for application examination

Effective date: 20100507

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A02 Decision of refusal

Effective date: 20120522

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02