JPH11182101A - フェンス取付け構造、及び、フェンス取付け用器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熟練工員でなくても容易に現地組み立てで行
うことができ、強固な取付けとデザイン性に優れた取付
けを容易に行う低コストなフェンス取付け構造と、フェ
ンス取付け用器具との提供。 【解決手段】 裏面側Ｂにたて方向開口部２ｂを有する
と共に、裏面Ｂの内壁面に長手方向に直交する溝２ｄを
上下方向に設けた内部空間２ａを有する支柱２と、この
支柱２の溝２ｄに嵌め合わされる歯形３ｄが形成された
座面３ａを有する門型Ｔボルト３とを仮固定状態とし、
この門型Ｔボルト３を介して固着用金具５とパイプ押え
金具６とを支柱２とフェンス面材１とに仮固定させ、こ
の固着用金具５とパイプ押え金具６とを締め付けること
によりフェンス面材１を支柱２に支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、フェンス面材を
穿孔や溶接などの作業を行わず現地組み立てのみで施工
し、且つ、強固な取付けとデザイン性に優れた取付けを
容易に行うことが可能な低コストなフェンス取付け構
造、及び、フェンス取付け用器具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、縦パイプと横パイプを格子状に組
み合わせてなるパイプメッシュ構造などのフェンス面材
の施工に際しては、所定のピッチで罫書して穿孔した柱
を地表などに敷設した基礎台より支柱を立設させ、ボル
トなどの固着金具を介して立設されている支柱にフェン
ス面材を取付けるか、溶接により支柱とフェンス面材と
を取付けるかしている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このような従来のフェ
ンス取付け施工では、支柱に対する罫書や穿孔あるいは
溶接などの手間がかかると共に、支柱の加工、支柱とフ
ェンス面材との取付け位置の調整や固着器具の締結など
においても煩わしい作業が多く、工場加工となり施工費
用の高騰が問題となっている。

【０００４】また、上記のような煩わしい作業を必要と
するフェンス取付け施工では、作業のための専門の器具
も必要であると共に、熟練した工員でなければ作業が難
しいという不具合があった。

【０００５】この発明は、このような事情に基づいてな
されたものであり、その目的とするところは、熟練工員
でなくても容易に現地組み立てで行うことができ、且
つ、強固な取付けとデザイン性に優れた取付けを容易に
行うことができる低コストなフェンス取付け構造と、フ
ェンス取付け用器具とを提供することにある。

【０００６】この発明は、上記のような目的を達成する
ために、フェンス取付け構造としては、請求項１記載の
ように、裏面側にたて方向開口部を有すると共に、裏面
の内壁面に長手方向に直交する溝を上下方向に設けた内
部空間を有する支柱と、この支柱の溝に嵌め合わされる
歯形が形成された座面を有する門型Ｔボルトとを仮固定
状態とし、この門型Ｔボルトを介して固着用金具を支柱
とフェンス面材とに仮固定させ、この固着用金具を締め
付けることによりフェンス面材を支柱に支持させること
を特徴とする。

【０００７】また、フェンス取付け用器具として、請求
項２記載のように、請求項１における門型Ｔボルトのボ
ルト部に嵌合する半長円孔が開設されたスプリング板よ
り形成され、支柱に沿わせて支柱のたて方向開口部より
突出する門型Ｔボルトのボルト部に半長円孔を嵌合する
ことにより、門型Ｔボルトを支柱に仮固定する仮固定板
であることを特徴とする。

【０００８】また、請求項３記載のように、請求項１に
おける門型Ｔボルトに螺着されて支柱に押圧固定される
と共に、フェンス面材に固着されてフェンス面材を支柱
に支持させる固着用金具であることを特徴とする。

【０００９】また、請求項４記載のように、請求項１に
おけるフェンス面材の縦パイプに嵌合されるＵ字状の挟
持部を有し、固着用金具と共にフェンス面材の支持を補
助するパイプ押え金具であることを特徴とする。

【００１０】また、請求項５記載のように、請求項１に
おける支柱の頂部に被冠される内部空間を有するハウジ
ングであり、内部空間内に配設され支柱の溝に嵌め合わ
される舌片を形成したスプリング板を有するキャップで
あることを特徴とする。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基づき詳細に説明する。図１は、この発明に係
るフェンス取付け構造の一例における概略構成用説明図
である。

【００１２】同図に示すように、このフェンス取付け構
造では、縦パイプ１ａ，…と横パイプ１ｂ，…とを格子
状に組み合わせてなるパイプメッシュ構造のフェンス面
材１を、地表などに敷設した基礎台Ｘに立設された支柱
２の表面側Ａに接合させると共に、支柱２の裏面側Ｂに
設けられたたて方向開口部２ｂに固着用金具５（５１，
５２，５３）を取付け、この固着用金具５（５１，５
２，５３）を介してフェンス面材１を支持する構造とさ
れている。

【００１３】フェンス面材１のパイプ径は、通常はφ６
〜１０ｍｍとされ、格子状の間隔は適宜設計変更可能と
される。支柱２は、図３に示すように、内部空間２ａを
有する角形柱として形成されると共に、その裏面側Ｂに
は、たて方向開口部２ｂを有し、たて方向開口部２ｂの
両縁辺からは、内部空間２ａへ折曲片２ｃ，２ｃが延設
されている。また、裏面側Ｂの内壁面には、支柱２の長
手方向と直交するように多数の溝２ｄ，…が形成されて
いる。

【００１４】図４は、門型Ｔボルト３を示しており、こ
の門型Ｔボルト３は、略コ字状を呈する座面３ａの中央
にボルト部３ｂが突設されており、また、座面３ａの長
手方向の両側より折曲げ片３ｃ，３ｃが起立され、折曲
げ片３ｃ，３ｃの各上面には、支柱２の溝２ｄと噛み合
う歯形３ｄが形成されている。この門型Ｔボルト３の座
面３ａの幅は、支柱２のたて方向開口部２ｂよりもやや
短い長さとされ、座面３ａの長手方向の長さは、支柱２
の左右側壁の内壁面の長さよりもやや短く形成されてい
る。

【００１５】このため、門型Ｔボルト３を支柱２の内部
空間２ａへ挿入する場合には、門型Ｔボルト３の座面３
ａの長手方向を支柱２の長手方向に揃えてたて方向開口
部２ｂに対向させれば支柱２の内部空間への挿入が可能
となり、その後に門型Ｔボルト３を９０°回転させれ
ば、座面３ａの長手方向は支柱２の左右側壁の内壁面の
方向とされるので、門型Ｔボルト３はたて方向開口部２
ｂからの取り出しはできなくなる。

【００１６】図５は、門型Ｔボルト３の仮固定板４を示
しており、この仮固定板４は、方形状のスプリング板４
ａより形成され、その長手方向の一方縁辺の中央部位に
は、門型Ｔボルト３のボルト部３ｂに嵌合する半長円孔
４ｂが開設されている。

【００１７】図６乃至図８は、支柱２とフェンス面材１
との固着用金具（５１，５２，５３）を示しており、図
６の固着用金具５１は端支柱用、図７の固着用金具５２
は中間支柱用、図８の固着用金具５３はコーナー支柱用
として使用される。

【００１８】端支柱用の固着用金具５１は、板状の支柱
当接部５１ａとこの支柱当接部５１ａより段部５１ｂを
介して水平状に起立されるフェンス当接部５１ｃとによ
って構成され、支柱当接部５１ａには、門型Ｔボルト３
のボルト部用挿通長孔５１ｄが開設され、フェンス当接
部５１ｃには、ボルト挿通長孔５１ｅが開設されてい
る。

【００１９】中間支柱用の固着用金具５２は、板状の支
柱当接部５２ａとこの支柱当接部５２ａの両端より段部
５２ｂ，５２ｂを介して水平状に起立される左右のフェ
ンス当接部５２ｃ，５２ｃとによって構成され、支柱当
接部５２ａには、門型Ｔボルト３のボルト部用挿通長孔
５２ｄが開設され、フェンス当接部５２ｃ，５２ｃに
は、それぞれボルト挿通長孔５２ｅ，５２ｅが開設され
ている。

【００２０】コーナー支柱用の固着用金具５３は、板状
の支柱当接部５３ａとこの支柱当接部５３ａの両端より
段部５３ｂ，５３ｂを介して傾斜状に折曲された左右の
フェンス当接部５３ｃ，５３ｃとによって構成され、支
柱当接部５３ａには、門型Ｔボルト３のボルト部用挿通
長孔５３ｄが開設され、フェンス当接部５３ｃ，５３ｃ
には、それぞれボルト挿通長孔５３ｅ，５３ｅが開設さ
れている。

【００２１】図９は、パイプ用押え金具６（６１，６
２）を示しており、（ａ）図のものは片持ち押え金具６
１、（ｂ）図のものは両持ち押え金具６２である。片持
ち押え金具６１は、ボルト挿通長孔６１ｂが開設された
平板部６１ａの一方側より縦パイプ１ａを嵌合するＵ字
状の挟持部６１ｃが設けられている。また、両持ち押え
金具６２は、ボルト挿通長孔６２ｂが開設された平板部
６２ａの両方側より縦パイプ１ａ，１ａを嵌合するＵ字
状の挟持部６２ｃ，６２ｃが設けられている。

【００２２】なお、縦パイプ１ａの１本固定用の片持ち
押え金具６１は大傾斜用、また、縦パイプ１ａ，１ａの
２本固定用の両持ち押え金具６２は１５°以内の少〜中
傾斜用の使用に適している。また、固着用金具５１，５
２，５３のボルト挿通長孔５１ｅ，５１ｄ，５２ｅ，５
３ｅとの組み合わせにより種々の角度対応が可能とな
る。

【００２３】図１０は、支柱２の頂部に被冠されるキャ
ップ７であり、内部空間７ａを有する箱型ハウジングよ
りなり、支柱２の左右内壁方向に張設される板状のスプ
リング板７１が、ハウジング上面７ｂの内壁より起立状
態で取付けられている。このスプリング板７１の左右端
部は、首部７１ｂ，７１ｂを介して舌片７１ａ，７１ａ
として形成され、左右の舌片７１ａ，７１ａの一方側
（２列側）７１ｃ，７１ｃは、支柱２に設けられている
溝２ｄ，２ｄに嵌め合わされる。また、７１ｅ，７１ｅ
と７１ｄ，７１ｄは支柱２の他の内面に嵌め合わされて
いる。これにより、キャップ７は、支柱２の頂部にワン
タッチで強固な取付けが行える。

【００２４】次に、図１１の（ａ）図〜（ｂ）図に基づ
き、この使用例に係る施工について説明する。（ａ）図
に示すように、支柱２のたて方向開口部２ｂから内部空
間２ａ内に門型Ｔボルト３の座金３ａを挿入し、９０°
回転させて支柱２内側の溝２ｄ，２ｄに門型Ｔボルト３
の歯形３ｄ，３ｄが噛み合うような状態とし、ボルト３
ｂをたて方向開口部２ｂより突出させて支柱２の上下方
向の概略所定位置にセットする。

【００２５】次に、（ｂ）図に示すように、仮固定板４
を支柱２に接合させ、その半長円孔４ｂ内に門型Ｔボル
ト３のボルト部３ｂを挿嵌させ、門型Ｔボルト３を支柱
２に仮固定する。この時、仮固定板４は中央部位を押さ
えるようにして挿入するとよい。

【００２６】その後、固着用金具５２の挿通長孔５２ｄ
にたて方向開口部３ｂより突出している門型Ｔボルト３
のボルト部３ｂを挿通させて固着用金具５２を支柱２に
接合させ、ワッシャー８及び袋ナット９を用いて支柱２
の所定位置に固着用金具５２を仮固定する。

【００２７】各支柱２の頂部にキャップ７を取付ける場
合には、（ｅ）図に示すように、キャップ７を支柱２の
頂部に被冠させて押圧すると、キャップ７の内部空間７
ａに配設されているスプリング板７１の２列側の舌片７
１ｃ，７１ｃが支柱２の溝２ｄ，２ｄ押し当てられ７１
ｅ，７１ｅと７１ｄ，７１ｄが支柱２の他の内面に当接
して嵌め合わされる。また、支柱２を基礎台Ｘにコンク
リートと共に埋め込み立設固定する際には、コンクリー
トの固化は使用するコンクリートにより適当な養生時間
を確保する。

【００２８】次に、（ｄ）図に示すように、フェンス面
材１の縦パイプ１ａの上部に擬宝珠１０を取付けた後、
支柱２に仮固定されている固着用金具５２をフェンス面
材１に接合させると共に、パイプ用押え金具６の両持ち
押え金具６２を支柱２の表面側Ａからフェンス面材１に
当てがい２本の縦パイプ１ａ，１ａを挟持部６２ｃ，６
２ｃに嵌合させ仮固定する。

【００２９】なお、上記の説明では、パイプ用押え金具
６は両持ち押え金具６２で説明したが、片持ち押え金具
６１を用いてもよいことは勿論である。また、パイプ用
押え金具６の使い分けは、両持ち押え金具６２を傾斜角
１５°以内に、片持ち押え金具６１を傾斜角１５°以上
に用いる。

【００３０】次いで、フェンス面材１の上取付け部分１
ｃに固着用金具５２のフェンス当接部５２ｃを架け、両
持ち押え金具６２のボルト挿通長孔６２ｂと固着用金具
５２の挿通長孔５２ｅに角根丸頭ボルト１１を挿通し、
両持ち押え金具６２の挟持部６２ｃ，６２ｃをフェンス
面材１の縦パイプ１ａ，１ａに嵌め合わせ、固着用金具
５２の挿通長孔５２ｅより突出する角根丸頭ボルト１１
をワッシャー８及び袋ナット９によって仮固定する。

【００３１】この際、フェンス面材１を支柱２の表面側
Ａと略面一になるように施工するには、フェンス面材１
と両持ち押え金具６２は支柱２の表面側Ａに取付け、ま
た、この境界での施工の場合には、フェンス面材１の中
心が境界線であることが要求されるが、支柱２の裏面側
Ｂにフェンス面材１を取付けることにより可能となって
いる。この場合、角根丸頭ボルト１１は、支柱表側Ａよ
り挿通すると意匠的によい。

【００３２】次に、支柱２と固着用金具５２を仮固定し
た袋ナット９を緩め、固着用金具５２を上下移動するこ
とにより不陸調整し支柱２の所定位置に固定する。さら
に、両持ち押え金具６２を仮固定に用いた袋ナット９を
締め付け、完全に固定化を図り支柱２にフェンス面材１
を取付け支持させる（（ｅ）図参照）。

【００３３】図１２は、端支柱２用としての固着用金具
５１を用いて支柱２及びフェンス面材１とを締め付けた
場合のフェンス取付け構造を示す説明用平面図であり、
図１３は、コーナー支柱２用としての固着用金具５３を
用いて支柱２及びフェンス面材１とを締め付けた場合の
フェンス取付け構造を示す説明用平面図である。

【００３４】また、図１４の（ａ）図〜（ｅ）図は、各
種形状の支柱を示すもので、（ａ）図は、断面コ字状の
支柱２、（ｂ）図は、断面コ字状の先端が角形状とされ
る支柱２１、（ｃ）図は、断面コ字状の先端がさらに先
鋭な角形状とされる支柱２２、（ｄ）図は、断面Ｕ字状
の支柱２３、（ｅ）図は、断面がさらに深いＵ字状の支
柱２４を示している。

【００３５】次に、上記したメッシュパイプ構造のフェ
ンス面材１に替え、衝立或いは目隠しなどインテリア商
品として、特に室内で使用する板状のパネル面材３０の
使用例を説明する。図１５の場合は、ベースプレート３
１ａに支柱２の外寸に合わせた角状短柱３１ｂを溶接固
定し、このベースプレート３１ａと角状短柱３１ｂに溶
接した補強部材３１ｃとで、ベース金具３１を構成し、
角状短柱３１ｂには、主柱２を固定するボルト孔３１ｄ
が柱幅方向の中央に開設されＴボルト（図示省略）が取
付けてある。

【００３６】さらに、補助部材３１ｃは、各々１２０°
の位置に配置してある。そして、ベース金具３１に立設
されている支柱２，２間には、端支柱用の固着用金具５
１とコーナー支柱用の固着金具５３を用いた板状のパネ
ル面材３０が取付けられている。また、この固着用金具
５３側の支柱２と図示省略の他方側の支柱との間は、パ
ネル面材３０に対し、平面から見て略９０°の角度を有
するパネル面材３０ａが取付けられている。図示では、
パネル面材３０，３０ａと２連構成であるが、これに限
定されることがなく、３連以上でもよいことは勿論のこ
とである。同様に、図示省略するが、パネル面材３０
に、例えば係止金具などを設け、これに草花を植えた鉢
類を係止できるように構成できる。

【００３７】図１６の場合は、特に室外で使用するパネ
ル型フェンスの使用例を示し、支柱２はベース金具３１
ではなく、基礎台Ｘに立設され、端支柱用の固着用金具
５１と共に、コーナー支柱用の固着金具５３を用いて板
状のパネル面材３０が連続して取付けられている。この
パネル面材３０にも、上記室内用のパネル面材３０と同
様に、例えば係止金具などを設け、これにつる性の植物
を植えた鉢類を係止できるように構成して、ウォール・
ガーデンなどが作れる。

【００３８】このように、この使用例に係るフェンス取
付け構造は、裏面側にたて方向開口部を有すると共に、
裏面の内壁面に長手方向に直交する溝を上下方向に設け
た内部空間を有する支柱と、この支柱の溝に嵌め合わさ
れる歯形が形成された座面を有する門型Ｔボルトとを仮
固定状態とし、この門型Ｔボルトを介して固着用金具を
支柱とフェンス面材とに仮固定させ、この固着用金具を
締め付けることによりフェンス面材を支柱に支持させる
ように構成されている。

【００３９】したがって、従来のように支柱に対する罫
書や穿孔あるいは溶接などの手間がかからないと共に、
支柱とフェンス面材との取付け位置の調整や固着器具の
締結などにおいても煩わしい作業がなく、現場加工とな
り施工費用の高騰を抑えることができる。

【００４０】また、取付け施工の際に穿孔器具や溶接器
具などの専門の器具も不要となり、且つ、熟練した工員
でなくとも容易に作業が行えるため、強固な取付けとデ
ザイン性に優れた取付けを容易とする低コストなフェン
ス取付け構造を提供する。

【００４１】門型Ｔボルトのボルト部に嵌合する半長円
孔が開設されたスプリング板よりなる仮固定板によれ
ば、たて方向開口部より突出する門型Ｔボルトのボルト
部を支柱に沿わせつつ半長円孔に嵌合することにより、
門型Ｔボルトを支柱に仮固定することができる。

【００４２】固着用金具は、門型Ｔボルトに螺着されて
支柱に押圧されて仮固定されると共に、フェンス面材に
仮固定されるように構成されているため、フェンス面材
を支柱に容易に位置調整させつつ強固に支持させること
ができる。

【００４３】パイプ用押え金具は、フェンス面材の縦パ
イプに嵌合されるＵ字状の挟持部を有し、固着用金具と
共にフェンス面材の支持を補助し、フェンス面材を支柱
に容易に位置調整させながら強固に支持させることがで
きる。

【００４４】支柱の頂部に被冠されるキャップは、内部
空間を有するハウジングとされ、その内部空間内に支柱
の溝に嵌め合わされる舌片を形成したスプリング板を備
えた構成とされているので、支柱の頂部に押圧するだけ
で容易に強固な取付けを行うことができる。

【００４５】

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、熟練工員でなくても容易に現地組み立てで行うこと
ができ、且つ、強固な取付けとデザイン性に優れた取付
けを容易に行う低コストなフェンス取付け構造と、フェ
ンス取付け用器具とを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係るフェンス取付け構造の一例にお
ける概略構成用説明図である。

【図２】図１におけるフェンス面材を示す説明図であ
る。

【図３】図１における支柱を示す斜視図である。

【図４】図１における門型Ｔボルトを示す斜視図であ
る。

【図５】門型Ｔボルトの仮固定板を示す斜視図である。

【図６】端支柱用の固着用金具を示す斜視図である。

【図７】中間支柱用の固着用金具を示す斜視図である。

【図８】コーナー支柱用の固着用金具を示す斜視図であ
る。

【図９】パイプ用押え金具を示す斜視図である。

【図１０】キャップを示す斜視図である。

【図１１】この発明に係るフェンス取付け施工の手順を
示す工程説明図である。

【図１２】端支柱におけるフェンス取付け構造を示す説
明用平面図である。

【図１３】コーナー支柱におけるフェンス取付け構造を
示す説明用平面図である。

【図１４】各種形状の支柱を示す一部破砕斜視図であ
る。

【図１５】板状のパネル面材の取付け一例を示す説明図
である。

【図１６】板状のパネル面材の取付け他例を示す説明図
である。

【符号の説明】

１ フェンス面材 ２ 支柱 ３ 門型Ｔボルト ４ 仮固定板 ５ 固着用金具 ６ パイプ用押え金具 ７ キャップ ８ ワッシャー ９ 袋ナット １０ 擬宝珠 １１ 角根付き丸ボルト ３０ 板状のパネル面材 ３１ ベース金具 Ｘ 基礎台

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 佳郎 東京都新宿区西新宿２丁目１番１号 日本 金属工業株式会社内

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 裏面側にたて方向開口部を有すると共
   に、裏面の内壁面に長手方向に直交する溝を上下方向に
   設けた内部空間を有する支柱と、この支柱の溝に嵌め合
   わされる歯形が形成された座面を有する門型Ｔボルトと
   を仮固定状態とし、この門型Ｔボルトを介して固着用金
   具を支柱とフェンス面材とに仮固定させ、この固着用金
   具を締め付けることによりフェンス面材を支柱に支持さ
   せることを特徴とするフェンス取付け構造。
2. 【請求項２】 請求項１における門型Ｔボルトのボルト
   部に嵌合する半長円孔が開設されたスプリング板より形
   成され、支柱に沿わせて支柱のたて方向開口部より突出
   する門型Ｔボルトのボルト部に半長円孔を嵌合すること
   により、門型Ｔボルトを支柱に仮固定する仮固定板であ
   ることを特徴とするフェンス取付け用器具。
3. 【請求項３】 請求項１における門型Ｔボルトに螺着さ
   れて支柱に押圧固定されると共に、フェンス面材に固着
   されてフェンス面材を支柱に支持させる固着用金具であ
   ることを特徴とするフェンス取付け用器具。
4. 【請求項４】 請求項１におけるフェンス面材の縦パイ
   プに嵌合されるＵ字状の挟持部を有し、固着用金具と共
   にフェンス面材の支持を補助するパイプ押え金具である
   ことを特徴とするフェンス取付け用器具。
5. 【請求項５】 請求項１における支柱の頂部に被冠され
   る内部空間を有するハウジングであり、内部空間内に配
   設され支柱の溝に嵌め合わされる舌片を形成したスプリ
   ング板を有するキャップであることを特徴とするフェン
   ス取付け用器具。